JP4073792B2 - 乗用型走行車両 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用田植機等の乗用型走行車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2001−204210号 公報
【特許文献2】
特開2000−322142号 公報
上記特許文献1には、踏み込み操作によって主クラッチを切り状態に切り換えるとともに、走行ブレーキを制動状態に切り換える単一のクラッチペダル(主クラッチ・ブレーキペダル)と、車外から上記クラッチペダルを操作して、機体の走行及び制動を制御する走行操作レバー(主クラッチ・ブレーキレバー)とを備えた乗用型走行車両(乗用田植機)が記載されている。
【0003】
また上記特許文献2にも、主クラッチとブレーキの入り切りを行い、機体の走行及び制動を制御するクラッチペダル(主クラッチペダル)と、該クラッチペダルを車外から操作して機体の走行及び制動を制御する走行操作レバー(主クラッチ操作レバー)とを設けた乗用田植機が記載されている。
【0004】
そして両特許文献には機体を圃場に出入りさせるための畦越え走行時や、歩み板を用いたトラックの荷台への積み下ろし走行時に、走行操作レバーによって車外から機体の走行を制御し、上記畦越え走行や積み下ろし走行を容易に行わせることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし走行操作レバー側とクラッチペダル側とが常時連繋されているため、機体は常に走行操作レバーとクラッチペダルとによって制御可能な状態となり、座席に座った植付け作業中等の車外からの機体の制御を行わない場合に、走行操作レバーが誤操作されると、作業者の意図しない機体の走行又は停止が行われる場合があるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の乗用型走行車両は、前後輪1,2を備えた走行機体3に、車輪1,2側への駆動力を入り切り自在に伝動するクラッチと、車輪1,2をロックする駐車ブレーキとを操作する踏み込み操作自在のクラッチペダル14を設け、該クラッチペダル14を、踏み込み状態で車輪1,2側への駆動力の伝動を切るようにクラッチを切り作動させ、且つ車輪1,2をロックするように駐車ブレーキを制動作動させるように構成し、クラッチペダル14を上記踏み込み状態に維持させるように係脱自在にクラッチペダル14側に係合するロック部材18を設け、車外から走行機体3の走行を制御する走行操作レバー15を設けた乗用型走行車両において、走行操作レバー15を上記ロック部材18に連繋させて設け、クラッチペダル14を前述の踏み込み状態に維持させるようにロック部材18とクラッチペダル14側とを係合させることにより、走行操作レバー15側とクラッチペダル14側とを連繋させ、走行操作レバー15の揺動操作によって走行機体3の走行及び走行停止操作ができるようにしたことを第1の特徴としている。
【0007】
また走行操作レバー15を走行機体3の前方に上下揺動自在に設け、下方に揺動させることにより、車外から走行機体3を走行させることができるように構成した第2の特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の走行操作レバーを採用した乗用型走行車両である乗用田植機の側面図であり、従来同様、前後輪1,2を備えた走行機体3の後方に、昇降リンク機構4を介してフロート7を備えた植付作業機6が連結された構造となっている。
【0009】
そして走行機体3には座席8と、該座席8前方のフロント操作パネル9を備えた運転席11が設けられており、上記フロント操作パネル9に突設されたステアリングハンドル12を操作することによって、前輪1を操作して走行機体3の操向操作を行うことが可能となっている。
【0010】
またフロント操作パネル9には、主変速レバー13が左右及び前後揺動自在に設けられており、該主変速レバー13を左右及び前後に揺動操作することにより、走行機体3の変速及び前後進の切り替えを行うことができる。なお走行機体3の走行速度は図示しない副変速レバーによっても切り換えられ、結局副変速レバーと主変速レバー13のポジションの組み合わせによって走行機体3の走行速度は決定される。
【0011】
さらに運転席11のフロアからは、クラッチペダル14が踏み込み操作自在に設けられており、エンジンからの駆動力をトランスミッション側に入り切り自在に伝動するクラッチ(主クラッチ)及び前後輪1,2をロックする駐車ブレーキの入り切りを操作することができる。
【0012】
なおクラッチペダル14を踏み込み操作することによって、図2に示されるようにクラッチペダル14が取り付けられているペダルアーム19が揺動せしめられ、このペダルアーム19の下方への揺動によって、主クラッチを切り作動せしめ、且つ左右の後輪2の旋回用のブレーキを共に制動作動させて左右の後輪2及び前輪1をロックせしめる。
【0013】
またクラッチペダル14の踏み込みを解除する(クラッチペダル14から足をはなす)ことによって、ペダルアーム19を上方に揺動させ、主クラッチを入り作動させるとともに、上記ブレーキの制動を解除し、4輪のロックを解除し、走行機体3を走行可能状態にするように構成されている。
【0014】
これにより作業者が座席8に座り、クラッチペダル14の踏み込みを解除した状態で、主変速レバー13を操作することによって、走行機体3を変速して前進又は後進させることが可能となり、したがって植付作業機6を下降させ、フロート7を圃場に接地させ、走行機体3を上記のように走行させるとともに、植付作業機6を駆動することによって、圃場への苗の植付け作業を行うことができる。
【0015】
また上記走行機体3の前方には、エンジンの上方側を覆うボンネット10が設けられており、該ボンネット10より前方に上下揺動自在に走行操作レバー15が設けられている。そして後述するように走行操作レバー15を上下揺動操作することによって、走行機体3の走行を車外から操作することができるように構成されている。
【0016】
図2〜図4に示されるように、走行機体3の機体フレーム16側には略U字状をなす支持アーム17が、該支持アーム17の一端(先端)側が軸支されて揺動自在に設けられており、該支持アーム17の他端(後端)側には、クラッチペダル14を踏み込み状態に維持するロック部材としてロックレバー18が、クラッチペダル14の揺動軌跡に近接するように揺動自在に設けられている。
【0017】
なお上記ロックレバー18は、前述のペダルアーム19側に設けられた係合突起21に係合可能なフック部18aを備え、クラッチペダル14の踏み込み状態の際に、ロックレバー18を揺動させ、係合突起21にフック部18aを係合させることによって、クラッチペダル14を踏み込み状態に維持するように構成されている。
【0018】
一方前述の走行操作レバー15は、側面視において略L字状をなし、基端部が支点軸22を介して機体フレーム16側に上下揺動自在に軸支されており、先端がボンネット10の先端より前方に突出している。また走行操作レバー15の支点軸22は走行操作レバー15と一体揺動し、支点軸22の一端側には、揺動アーム23が設けられている。このとき該揺動アーム23には、上記支点軸22の軸心を中心とした円弧に沿った長孔24が穿設されている。
【0019】
そして上記長孔24には、機体フレーム16側のガイド26に挿通されたロッド27の先端が軸支されており、このロッド27の先端(長孔24との連結軸28)は長孔24に沿ってスライド自在となっている。またロッド27側に設けられたリング27aと該リング27aの後方に位置する上記ガイド26との間には、ロッド27に外嵌されて、圧縮スプリング29が設けられている。
【0020】
さらに上記ロッド27の後方側には、扇形のリンクアーム31が、扇形の中心部分を軸心に、機体フレーム16側に揺動自在に支持されており、該リンクアーム31の前方側に上記ロッド27の後端側が軸支されて連結されている。そして上記リンクアーム31の後端側と、前述の支持アーム17との間に、アーム32が軸支されており、支持アーム17とリンクアーム31の後方側とがアーム32を介して連結されている。
【0021】
上記構造により、圧縮スプリング29が自然長となる初期状態においては、支持アーム17は、図2の実線に示されるように、クラッチペダル14の踏み込み状態の際に、ロックレバー18を揺動操作することによって、ペダルアーム19の係合突起21にロックレバー18のフック部18aを係合させることができるように位置する。
【0022】
また上記初期状態において、走行操作レバー15は、図5(a)に示されるように、ロッド27の先端の連結軸28が揺動アーム23の長孔24における前端と当接し、図2に示されるように先端側がボンネット10に比較的近い場所(ただしボンネットと当接するまでにはまだ余裕がある)に位置する初期位置Aに位置する。
【0023】
このとき走行操作レバー15は、前記支点軸2が長孔24の前後両端に当接する範囲で、ロッド27の位置を移動させることなく揺動させることが可能である。ただし図2,図3,図5(b)に示されるように、走行操作レバー15の支点軸22の他端(揺動アーム23の反対側の端部)側には、走行操作レバー15の位置決め機構33が設けられている。
【0024】
このため上記初期状態における走行操作レバー15の揺動は、図5(a)に示されるロッド27の先端の連結軸28が長孔24の前端と当接する前述の初期位置Aと、図6(a)に示される走行操作レバー15がボンネット10に若干のマージンを残して当接しない限界の位置である限界位置B(図2参照)とに位置決めされ、作業者は、走行操作レバー15を、上記初期状態の初期位置Aから限界位置Bに、ロッド27の位置を移動させることなく上方に揺動させることができる。
【0025】
そして図7,図8(a)に示されるように、走行操作レバー15を上記初期位置Aより下方(前方)に揺動させることによって、ロッド27の先端の連結軸28と長孔24の前端との当接により、ロッド27がスプリング29の付勢力に抗して後方(Y方向)に移動せしめられ、これによりリンクアーム31が後方に揺動され、このリンクアーム31の揺動によってアーム32を介して支持アーム17が上方に揺動せしめられ、ロックレバー18が上方に移動する。
【0026】
このときロックレバー18(フック部18a)とペダルアーム19(係合突起21)とが上記係合状態であると、上記ロックレバー18の上方への移動によって、フック部18aと係合突起21との係合状態を維持したままロックレバー18がペダルアーム19を上方に揺動させ、すなわちクラッチペダル14の踏み込み状態を、ロックレバー18とペダルアーム19との係合状態を維持したまま解除し、主クラッチを入り作動させ、且つ駐車ブレーキを解除する。
【0027】
これにより走行機体3は、主変速レバー13及び副変速レバーによって設定されている走行速度及び走行方向に走行を開始し、すなわち作業者が車外から走行機体3の走行を操作することができる。
【0028】
なお前述の位置決め機構33は、走行操作レバー15の支点軸22に一体的に設けられたカムプレート34と、機体フレーム16側に揺動自在に軸支されたアーム36と、該アーム36の先端に設けられ、上記カムプレート34の周面(カム面34a)に摺接するローラ37とを備えた構造となっている。
【0029】
そして上記アーム36はスプリング38によって、ローラ37をカム面34aに押接するように付勢されており、カムプレート34が走行操作レバー15の揺動に伴って揺動するため、上記位置決め機構33は、ローラ37がカム面34aに設けられた凹状の位置決め部39に位置することによって、走行操作レバー15の揺動位置(ポジション)を位置決めする。
【0030】
ただし上記位置決め部39は、図5(b),図6(b),図8(b)に示されるように、走行操作レバー15の初期位置Aと限界位置Bに対応する位置に設けられており、カム面34aには、走行操作レバー15の初期位置Aから上記のようにクラッチペダル14の踏み込み状態を解除する揺動位置(走行位置C)までの間に位置決め部39は無い。
【0031】
このため走行操作レバー15は、図5(b)に示されるように初期位置Aに、図6(b)に示されるように限界位置Bに、操作者にクリック感を持たせて、それぞれ位置決めされ、さらに走行操作レバー15の操作者は、初期位置Aと走行位置Cとの間では、走行操作レバー15を円滑に揺動させることができる。
【0032】
そして走行操作レバー15の操作力を解除する(走行操作レバー15から手をはなす)と、図8(a)に示される状態から図5(a)に示される状態にスプリング29が復帰し、ロッド27が前方(X方向)に弾力的に移動せしめられ、すなわち走行操作レバー15が初期位置A側に弾力的に復帰する。
【0033】
上記構造により、本乗用田植機を圃場に出入りさせるための畦超え走行時や、歩み板を用いたトラックの荷台等に対する積み下ろし走行時には、まず作業者が、主変速レバー13及び副変速レバーを低速前進のポジションにセットし、クラッチペダル14を踏み込み、ロックレバー18を揺動させてクラッチペダル14を踏み込み状態に維持する。
【0034】
これにより走行機体3(乗用田植機の機体)は、主クラッチが切り状態となり、且つ駐車ブレーキが制動状態に作動するため、駐車ブレーキがかかった状態で停止する。そしてこの際ステアリングハンドル12を直進状態に切換える、又はロック装置を設けてステアリングハンドル12を介して又は直接操向輪(前輪1)を直進状態に固定する。
【0035】
その後車外の作業者(運転席11から降りた運転者又は運転者とは異なる人物等)が、走行機体3の前方において走行操作レバー15を走行位置Cに切り換えることにより、走行機体3が低速で前進し、作業者は畦超え走行やトラックの荷台等への積み下ろし走行を容易に行うことができる。
【0036】
なお走行操作レバー15はスプリング29によって初期位置A側に付勢されているため、作業者が予期しない走行機体3の走行等の際には、走行操作レバー15から手を離すことによって主クラッチがり作動し、且つ駐車ブレーキが制動状態に作動するため、走行機体3が停止する。
【0037】
一方ロックレバー18をクラッチペダル14側に係合させない場合は、走行操作レバー15側とクラッチペダル14側との上記連繋が解除されるため、走行操作レバー15を揺動させてもペダルアーム19は揺動せず、車外から走行操作レバー15によって走行機体3の走行を制御することはできない。
【0038】
これにより座席8に座った植付け作業走行時や路上走行時等において、クラッチペダルを踏み込み状態に維持しない状態の時には、走行操作レバー15が誤操作された場合であっても、作業者の意図しない走行機体3の走行又は停止(誤動作)は行われない。
【0039】
また運転者は、通常エンジンをかけたまま走行機体3の停止状態を長時間継続させる場合は、ロックレバー18によりクラッチペダル14の踏み込み維持を行うため、走行機体3の停止状態を長時間継続させるためのロックレバー18によるクラッチペダル14の踏み込み維持作業(フック部18aを係合突起21に係合させる作業)により、前述のように自動的に走行操作レバー15側とクラッチペダル14側が連繋される。
【0040】
さらに運転席11において走行機体3の走行操作を行うために、ロックレバー18(フック部18a)とクラッチペダル14側(係合突起21)との係合を解除することによって、自動的に走行操作レバー15側とクラッチペダル14側との前述のような連繋が解除される。
【0041】
すなわち前述のように車外に降りて走行機体3を走行操作レバー15により走行させる場合の走行操作レバー15側とクラッチペダル14側との連繋ミスや連繋忘れ、運転席11において走行機体3の走行操作を行うに際しての走行操作レバー15側とクラッチペダル14側との連繋解除ミスや連繋解除忘れ等が防止され、作業者は走行操作レバー15側とクラッチペダル14側との連繋を意識することなく確実に行うことができる。
【0042】
なお走行操作レバー15は、走行機体3の前方に位置しており、車外からの操作による走行機体3の走行時には、作業者が走行機体3の前方側を下方に押し下げるように走行操作レバー15を操作する。このため走行時の走行機体3のヘッドアップを、てこの原理によって小さな力で防止することができ、走行操作レバー15による走行機体3の走行時のヘッドアップを容易に抑えることができる。
【0043】
また図2に示されるように、上記ボンネット10は前端側を支点に上下開閉回動自在に設けられており、走行操作レバー15の初期位置Aは、開状態のボンネット10と走行操作レバー15が接当しない位置に設定されている。
【0044】
このためボンネット10を開く場合には、走行操作レバー15を初期位置Aに切り換えることによって、走行操作レバー15が妨げになることなく容易にボンネット10を開くことやボンネット10を取り外すことができる。またボンネット10を閉じた状態においては、走行操作レバー15を限界位置Bに切り換えることによって、走行機体3の走行時に走行操作レバー15が必要以上に前方に突出することが防止される。
【0045】
これにより本乗用田植機の全長が必要以上に長くなることはなく、走行操作レバー15が走行の妨げになること等が防止されるとともに、走行操作レバー15がボンネット10の肥料供給口を介しての施肥用の肥料の供給の妨げとなることも無い。
【0046】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明の構造によると、クラッチペダルをロック部材によって、クラッチを切り作動させるとともに、ブレーキを入り作動させる踏み込み状態に維持することにより、走行操作レバー側とクラッチペダル側が連繋され、走行操作レバーによる車外からの走行機体の走行制御が可能となる。
【0047】
すなわちロック部材によるクラッチペダルの踏み込み状態維持を行わないと、走行操作レバー側とクラッチペダル側が連繋されず、ロック部材によるクラッチペダルの踏み込み維持状態が解除されていると、走行操作レバーが誤操作された場合であっても、作業者の意図しない走行機体の走行又は停止等の走行機体の誤動作が行われないという効果がある。
【0048】
またエンジンをかけたまま走行機体を停止させ、運転席を離れる等により前記走行機体の停止状態を長時間継続させる場合は、通常ロック部材によるクラッチペダルの踏み込み維持を行うため、走行機体の停止状態を長時間継続させるための作業(ロック部材によるクラッチペダルの踏み込み維持作業)により、自動的に走行操作レバー側とクラッチペダル側が連繋される。
【0049】
そして運転席において走行機体の走行操作を行うために、ロック部材とクラッチペダルとの係合を解除することによって、自動的に走行操作レバー側とクラッチペダル側との連繋を解除することができる。
【0050】
これにより車外に降りて走行機体を走行操作レバーにより走行させる場合の走行操作レバー側とクラッチペダル側との連繋ミスや連繋忘れ、運転席において走行機体の走行操作を行うに際しての走行操作レバー側とクラッチペダル側との連繋解除ミスや連繋解除忘れ等が防止され、作業者は走行操作レバー側とクラッチペダル側との連繋を意識することなく確実に行うことができる。
【0051】
また走行操作レバーを走行機体の前方に設け、下方に揺動させることにより、車外から走行機体を走行させることができるように構成することによって、車外からの操作による走行機体の走行時には、作業者が走行機体の前方側を下方に押し下げるように走行操作レバーを操作することとなり、走行時の走行機体のヘッドアップを、てこの原理によって、小さな力で抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の側面図である。
【図2】走行操作レバーの連結状態を示した側面概略図である。
【図3】走行操作レバーの連結状態を示した正面概略図である。
【図4】走行操作レバーからクラッチペダルまでの連繋構造の初期状態を示した要部側面図である。
【図5】(a)は、初期位置に位置決めされた状態の走行操作レバーとロッドとの位置関係を示した要部側面図、(b)は、走行操作レバーを初期位置に位置決めしている状態を示した要部側面図である。
【図6】(a)は、限界位置に位置決めされた状態の走行操作レバーとロッドとの位置関係を示した要部側面図、(b)は、走行操作レバーを限界位置に位置決めしている状態を示した要部側面図である。
【図7】走行操作レバーにより走行機体を走行させる場合の走行操作レバーからクラッチペダルまでの連繋構造の初期状態を示した要部側面図である。
【図8】(a)は、走行位置に位置決めされた状態の走行操作レバーとロッドとの位置関係を示した要部側面図、(b)は、走行操作レバーを走行位置に位置決めしている状態を示した要部側面図である。
【符号の説明】
1 前輪
2 後輪
3 走行機体
14 クラッチペダル
15 走行操作レバー
18 ロックレバー(ロック部材)

Claims (2)

  1. 前後輪(1),(2)を備えた走行機体(3)に、車輪(1),(2)側への駆動力を入り切り自在に伝動するクラッチと、車輪(1),(2)をロックする駐車ブレーキとを操作する踏み込み操作自在のクラッチペダル(14)を設け、該クラッチペダル(14)を、踏み込み状態で車輪(1),(2)側への駆動力の伝動を切るようにクラッチを切り作動させ、且つ車輪(1),(2)をロックするように駐車ブレーキを制動作動させるように構成し、クラッチペダル(14)を上記踏み込み状態に維持させるように係脱自在にクラッチペダル(14)側に係合するロック部材(18)を設け、車外から走行機体(3)の走行を制御する走行操作レバー(15)を設けた乗用型走行車両において、走行操作レバー(15)を上記ロック部材(18)に連繋させて設け、クラッチペダル(14)を前述の踏み込み状態に維持させるようにロック部材(18)とクラッチペダル(14)側とを係合させることにより、走行操作レバー(15)側とクラッチペダル(14)側とを連繋させ、走行操作レバー(15)の揺動操作によって走行機体(3)の走行及び走行停止操作ができるようにした乗用型走行車両。
  2. 走行操作レバー(15)を走行機体(3)の前方に上下揺動自在に設け、下方に揺動させることにより、車外から走行機体(3)を走行させることができるように構成した請求項1の乗用型走行車両。
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