JP2002274342A - 乗用作業機 - Google Patents

乗用作業機

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JP2002274342A
JP2002274342A JP2001077929A JP2001077929A JP2002274342A JP 2002274342 A JP2002274342 A JP 2002274342A JP 2001077929 A JP2001077929 A JP 2001077929A JP 2001077929 A JP2001077929 A JP 2001077929A JP 2002274342 A JP2002274342 A JP 2002274342A
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brake
tool
traveling
clutch
operating tool
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JP2001077929A
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Kazunori Tani
和典 谷
Kozo Koike
康三 小池
Takuya Morimoto
琢也 森本
Matsuo Mitsumoto
松夫 三本
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ操作具に対するロック操作具を、ロ
ック操作時に戸惑うことがなく、ロック状態において運
転者の足元を広く採れ、かつ、地上のみならず運転座席
においてもロック解除操作が可能に構成する。 【解決手段】 中間部にブレーキペダル18aと先端レ
バー部に握り部18dを設けたクラッチブレーキ操作具
18を機体前後向きに揺動自在に支持するとともに、機
体左右向きに揺動自在にロック操作具58を設け、ブレ
ーキ操作具18に単一の係合杆18Cと、その係合杆1
8Cに係合可能な単一の係合孔58aをロック操作具5
8に設けて、ロック可能に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体より降車
した状態であっても、走行機体の前方に位置して地上よ
り操縦操作を行う際に、ブレーキ操作をも行うことので
きる乗用田植機や乗用水田直播機などの乗用作業機に関
する。
【0002】
【従来の技術】乗用田植機においては、機体を圃場へ出
し入れしたり、トラックの荷台などへ積み降ろしする際
に、機体が大きく前後に傾斜することがあり、このよう
な場合には作業者が地上に降りて操縦することが望まし
い。このような要望に応える手段として、例えば、特開
2000‐127983号公報に開示されているものが
あり、地上よりブレーキ操作を行うことができるよう
に、構成してあった。このものの構成としては、クラッ
チブレーキペダルを備えたブレーキ操作具に隣接して、
先端に握り部を備えた手動クラッチブレーキレバーを前
後向き揺動自在に配置していた。そして、手動クラッチ
ブレーキレバーをブレーキ入り方向に操作するとクラッ
チブレーキペダルに接当作用して、クラッチブレーキペ
ダルと一体でブレーキ入り操作を行う構成としていた。
そして、手動クラッチブレーキレバーとクラッチブレー
キペダルとに近接する状態でロック操作具を設けてあ
り、ロック操作具を手動クラッチブレーキレバーに係合
させてブレーキ入り状態を維持する構成を採っていた。
このような構成においては、レバー数が多くしかも一箇
所に集中して配置しなければならないところから、部品
点数も多くなるとともに、操作性も良好ではなかった。
【0003】そこで、本出願人においては、手動クラッ
チブレーキレバーとクラッチブレーキペダルとを一体化
した構成のものを提示した。このもののは、図21に示
すようなものであり、中間位置にクラッチブレーキペダ
ル18aを設けクラッチブレーキペダル18aより先端
側に地上からの人手操作が可能な握り部18dを設けた
クラッチブレーキ操作具18を設けてあった。クラッチ
ブレーキ操作具18の近傍にはロック操作具58が設け
てあり、両操作具は機体前後方向に揺動自在に枢支され
ていた。ロック操作具58には、図21(ロ)に示すよ
うに、中間位置にクラッチブレーキ操作具18に突設し
た係合ピン18eと係合する係合孔58aを形成すると
ともに、(ハ)に示すように、その係合孔58aに隣接
して下向きに開放する略半円状に成形した係合半円部5
8bを取り付け、クラッチブレーキ操作具18のロッド
部分を係合半円部58bに引っ掛け係止するように構成
してあった。
【0004】ロック操作具58に形成した係合孔58a
と係合半円部58bとの使い方は、運転座席5に座った
状態でクラッチブレーキペダル18aを操作すると、ク
ラッチブレーキ操作具18の係合ピン18eがロック操
作具58の係合孔58aに嵌まり込み、係合させるため
の操作はペダル18aを踏み込むだけでよく、係合後再
度踏み込むと係合ピン18eと係合孔58aとの係合は
解除される。一方、降車した状態でブレーキ操作を行う
場合には、走行機体1の前端近くまで延出されたブレー
キ操作具18の先端握り部18dを握り操作して、ブレ
ーキ操作具18を下向きに揺動操作し、前記した係合ピ
ン18eが係合孔58aを通過するまで押し下げクラッ
チブレーキ操作具18のロッド部分を係合半円部58b
に下側から入り込ませるように操作して係合させ、ブレ
ーキを入り状態に維持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記手段によると、ロ
ック操作具への係合部位が二箇所あるので、係合操作に
作業者が戸惑うことがあった。また、ロック操作具が機
体前後方向に揺動するものでありブレーキ操作具18に
近接する方向に付勢されているために、ブレーキを入り
状態にロックした状態ではロック操作具の先端握り部が
運転者の足元近傍にまで入り込んでくることになり、足
元スペースが狭められて操作上支障を来していた。さら
には、地上でロック操作を行った侭解除操作を行わず、
運転座席に戻った場合には、クラッチブレーキペダルを
踏み込んでも、下方に揺動するクラッチブレーキ操作具
のロッド部分に対して、クラッチブレーキ操作具に係合
する側に付勢されているロック操作具の係合半円部が下
方に移動して追従するので、両者の係合状態が解除され
ることはなく、又、ロック操作具を解除方向に操作して
も、ブレーキ操作具は上昇状態に復帰付勢されているの
でロック操作具の操作方向に追従し、この場合もロック
操作具とブレーキ操作具との解除操作は行えずブレーキ
を切り状態に戻すことができなかった。したがって、地
上でロック操作した場合には地上でロック操作を解除す
る必要があった。
【0006】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、係合操作に戸惑うことがなく、足元ス
ペースに影響せず、運転座席及び地上のいずれにおいて
も解除操作が可能なロック操作具を備えた乗用作業機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔請求項1に係る発明の
構成、作用および効果〕
【0008】(構成) 請求項1に係る発明の乗用作業
機は、走行ブレーキに対するブレーキ操作具を運転座席
の前方近傍に前後揺動操作自在に枢支するとともに、前
記ブレーキ操作具に、踏込み操作可能な操作ペダル部
と、その操作ペダル部より先端側に降車状態で前記走行
ブレーキに対する操作が可能な手動操作部を設け、前記
ブレーキ操作具に作用して前記走行ブレーキを入り状態
に維持するロック操作具を設け、前記ロック操作具を機
体左右揺動自在に設けてあることを特徴とする。
【0009】(作用効果) 上記構成によると、ロック
操作具の操作方向を機体左右方向に設定したので、ロッ
ク状態及び非ロック状態であってもロック操作具の先端
レバー部が運転者の足元まで近づくことはなく、他の操
作の邪魔になりにくい。
【0010】〔請求項2に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0011】(構成) 請求項2に係る発明の乗用作業
機は、走行ブレーキに対するブレーキ操作具に、踏込み
操作可能な操作ペダル部と、その操作ペダル部より先端
側に降車状態で前記走行ブレーキに対する操作が可能な
手動操作部を設け、前記ブレーキ操作具に係合して前記
走行用のブレーキを入り状態に維持するロック操作具を
設け、前記ロック操作具と前記ブレーキ操作具とが互い
に係合する一式の係合部と被係合部を、前記ロック操作
具と前記ブレーキ操作具とに振り分けて設けてある。
【0012】(作用効果) 上記構成によると、ブレー
キ入り状態に設定するのに、運転座席において操作ペダ
ル部を踏込み操作する場合も、降車状態で手動操作部を
操作する場合のいずれの状態においてもブレーキ操作具
とロック操作具との係合部位は一箇所だけであるので、
従来のように、係合部位の選択に戸惑うことはなく、円
滑な操作を行うことができる。係合部位が一箇所に設定
されているので、ロックする場合に、運転座席において
操作ペダル部を踏込み操作して行った場合だけでなく、
降車状態で手動操作部によって操作を行った場合にも、
運転座席より操作ペダル部に対する踏込み操作によって
解除操作を行うことができる。
【0013】〔請求項3に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0014】(構成) 請求項3に係る発明の乗用作業
機は、走行ブレーキに対するブレーキ操作具を、機体前
後方向に踏込み操作可能な操作ペダル部を備えた基端レ
バー部と、その基端レバー部より先端側に降車状態で前
記走行ブレーキに対する操作が可能な手動操作部を備え
た先端レバー部とで構成し、前記先端レバー部を前記基
端レバー部に対して機体左右方向に変位自在に取付けて
ある。
【0015】(作用) 降車状態で先端の手動操作部を
握ってブレーキ操作を行う場合に、前記した先端レバー
部を基端レバー部に対して左右に変位させることができ
るので、作業者のブレーキ操作具を操作する際の操作位
置に対する制約が少なく、操作が容易になる。しかも、
機体前後方向に揺動するブレーキ操作具と、機体左右方
向に揺動するロック操作具とは、互いに直交する方向に
揺動するものであるので、操作ペダル部を踏込み通常の
ブレーキ入切状態を切換える際のロック操作具の位置
を、ブレーキ操作具の作動域より離間させて設けること
ができ、通常のブレーキ操作の操作スペースを大きくと
ることができる。特にブレーキ操作具を左右に揺動させ
ることができるので、ロック時にはブレーキ操作具をロ
ック操作具に近づける形態を採ることによって、ロック
しない場合にはロック具をブレーキ操作具より離間させ
ることができ、通常のブレーキ操作時の足元スペースを
広く取ることができる。
【0016】〔請求項4に係る発明の構成、作用および
効果〕
【0017】(構成) 請求項4に係る発明の乗用作業
機は、請求項1 から3の発明において、走行用のブレー
キを、ブレーキドラムとそのブレーキドラムに圧接する
ブレーキシューとで構成するとともに、前記ブレーキシ
ューの前記ブレーキドラムに対する圧接力を、走行機体
が前進移動する際より前記走行機体が後進する際の方
が、大きくなるように構成してある。
【0018】(作用) つまり、ブレーキシューのブレ
ーキドラムに対する圧接力としてのいわゆるブレーキ食
い込み力を、後進時に大きくなるようにする。前進状態
においては、後進時に比べて高速走行状態であるので、
ブレーキが効きすぎると、急停車状態となる。後進時に
おいては、速度も遅く、かつ、運転者が後向きで運転す
ることになるので、急停止を必要とする場合もあるから
である。
【0019】(効果) 従って、前後進状態に応じた適
切なブレーキ力を作用させることができるのである。
【0020】
【発明の実施の形態】水田作業機の一例である田植機
は、図1、図2に示すように、乗用型の走行機体1の後
部に水田作業装置の一例である複数条植え式の苗植付装
置2を4連リンク機構3を介して昇降自在に連結し、圧
油供給に伴い苗植付装置2を上昇させるとともに排油に
伴い苗植付装置2を自重で下降させるリフトシリンダ4
を設けて構成されている。走行機体1は、前部に原動部
を搭載し、後部に運転座席5を搭載しており、左右一対
の操向用の駆動前輪6と左右一対の駆動後輪7とを備え
ている。原動部は、エンジン8とこのエンジン8からの
動力を走行部と苗植付装置2に分配供給するミッション
ケース9とを備えている。
【0021】ミッションケース9は、図1及び図6に示
すように、左右一対のフレーム材10aを備えたメイン
フレーム10の前部に連結されており、ミッションケー
ス9には、前方に突出するエンジン搭載フレーム11が
連結されている。駆動前輪6は、ミッションケース9に
連結した前車軸ケース12に軸支されており、駆動後輪
7は、メインフレーム10に連結した後車軸ケース13
に軸支されている。そして、ミッションケース9から後
車軸ケース13への伝動シャフト14に作用して制動す
る走行ブレーキ15が設けられている。ミッションケー
ス9には、苗植付装置2への伝動を断続する作業クラッ
チであるところの植付クラッチ16が内装されている。
【0022】そして、図6及び図7に示すように、エン
ジン8の出力軸8aとミッションケース9の入力軸9a
とのあいだには、主クラッチを兼ねる、低速伝動用のベ
ルトテンション式の第1クラッチC1と高速伝動用のベ
ルトテンション式の第2クラッチC2とが介装されてい
る。つまり、第1クラッチC1のみを入り作動させるこ
とにより低速伝動状態を現出し、第2クラッチC2のみ
を入り作動させることにより高速伝動状態を現出し、第
1クラッチC1を切り作動させるとともに第2クラッチ
C2も切り作動させることにより非伝動状態を現出する
ようになっている。
【0023】図7に示すように、第1クラッチC1は、
出力軸8aに装着した第1出力プーリP1aと入力軸9
aに装着した第1入力プーリP1bとにわたって第1伝
動ベルトB1を巻き掛け、この第1伝動ベルトB1にテ
ンションを付与して第1伝動ベルトB1を伝動状態(ク
ラッチ入り状態)にするクラッチ入り位置と第1伝動ベ
ルトB1に対するテンション付与を解除して第1伝動ベ
ルトB1を非伝動状態(クラッチ切り状態)にするクラ
ッチ切り位置とに揺動切り換え自在な第1テンションア
ームT1を設けて構成されている。他方、第2クラッチ
C2も、出力軸8aに装着した第2出力プーリP2aと
入力軸9aに装着した第2入力プーリP2bとにわたっ
て第2伝動ベルトB2を巻き掛け、この第2伝動ベルト
B2にテンションを付与して第2伝動ベルトB2を伝動
状態(クラッチ入り状態)にするクラッチ入り位置と第
2伝動ベルトB2に対するテンション付与を解除して第
2伝動ベルトB2を非伝動状態(クラッチ切り状態)に
するクラッチ切り位置とに揺動切り換え自在な第2テン
ションアームT2を設けて構成されている。
【0024】第1クラッチC1及び第2クラッチC2を
択一的に入り操作する手段、つまり、変速操作手段は、
図6にも示すように、第1中間リンクL1を介して連動
する2本のロッドR1a,R1bのうち一方R1aを第
1テンションアームT1に連動連結するとともに他方R
1bを副変速レバー17に連動連結する一方、第2中間
リンクL2を介して連動する2本のロッドR2a,R2
bのうち一方R2aを第2テンションアームT2に連動
連結するとともに他方R2bを副変速レバー17に連動
連結することにより、副変速レバー17が低速位置PL
に揺動操作されたときロッドR1b,R1aを介して第
1テンションアームT1のみをクラッチ入り位置に引っ
張り揺動させる一方、副変速レバー17が高速位置PH
に揺動操作されたときロッドR2b,R2aを介して第
2テンションアームT2のみをクラッチ入り位置に引っ
張り揺動させるように構成されている。
【0025】副変速レバー17を低速位置PL及び高速
位置PHに保持する手段は、図8及び図9にも示すよう
に、低速位置PLと高速位置PHとのあいだの揺動範囲
のうち高速位置PH側に偏った特定位置pよりも低速位
置PL側に副変速レバー17が位置するときその副変速
レバー17を低速位置PL側に揺動付勢するとともに、
特定位置pよりも高速位置PH側に位置するときその副
変速レバー17を高速位置PH側に揺動付勢する位置保
持バネSを設ける手段である。
【0026】そして、図7に示すように、副変速レバー
17が低速位置PLに揺動操作されたとき、圧縮変形し
つつ他方のロッドR1bを引っ張り移動させて第1クラ
ッチC1を入り作動させるとともに、その状態に作動付
勢する第1コイルスプリングS1が他方のロッドR1b
に外装する状態で設けられており、他方、副変速レバー
17が高速位置PHに揺動操作されたとき、圧縮変形し
つつ他方のロッドR2bを引っ張り移動させて第2クラ
ッチC2を入り作動させるとともに、その状態に作動付
勢する第2コイルスプリングS2が他方のロッドR2b
に外装する状態で設けられている。そして、他方のロッ
ドR1b,R2bに螺合するナットNを回して第1コイ
ルスプリングS1及び第2コイルスプリングS2の初期
圧縮力を調整することにより、第1テンションアームT
1がクラッチ入り領域のうち終端領域部分に揺動位置す
るとき前記第2テンションアームT2がクラッチ入り領
域のうち始端領域部分に揺動位置し、かつ、第2テンシ
ョンアームT2がクラッチ入り領域のうち終端領域部分
に揺動位置するとき第1テンションアームT1がクラッ
チ入り領域のうち始端領域部分に揺動位置するように設
定してある。
【0027】次に、運転座席5の足元部に配置されるク
ラッチブレーキ操作具(ブレーキ操作具の一例)18に
ついて説明する。クラッチブレーキ操作具18は、図6
に示すように、走行ブレーキ15と主クラッチとして機
能する前記したベルトテンション式クラッチC1、C2
に対する操作を行うことができ、図3及び図4に示すよ
うに、機体前後方向に踏込み操作可能なクラッチブレー
キペダル(操作ペダル部の一例)18aを備えた基端レ
バー部18Aと、その基端レバー部18Aの先端部分に
取付けられ降車状態で操作が可能な手動操作部18dを
備えた先端レバー部18Bとで構成してある。クラッチ
ブレーキペダル18aの踏み込み作動に伴い第1クラッ
チC1及び第2クラッチC2のうち入り作動しているも
のを副変速レバー17に優先して切り作動させるクラッ
チ切り手段が設けられている。
【0028】クラッチ切り手段は、図6、図10〜図1
2に示すように、左右向きの1本の軸19をメインフレ
ーム10にその軸心x周りに回転自在に支持させ、この
軸19の一端部に第1中間リンクL1及び第2中間リン
クL2を軸心方向に並べて軸心x周りに揺動自在に装着
し、クラッチブレーキペダル18aの踏み込み作動に連
動して軸心x周りに揺動するクラッチ切りアーム20を
軸19に固着し、この軸19のクラッチ切りアーム20
の揺動に伴う揺動によりクラッチ入り姿勢にある第1中
間リンクL1及び第2中間リンクL2をクラッチ切り姿
勢に押圧揺動させる係合部21を軸19に突設し、第1
中間リンクL1及び第2中間リンクL2に、軸19がク
ラッチ切り姿勢にあるとき第1中間リンクL1及び第2
中間リンクL2のクラッチ入り姿勢とクラッチ切り姿勢
とのあいだでの揺動を許容する融通Y1,Y2を形成し
て構成されている。
【0029】そして、クラッチブレーキペダル18a
は、その踏み込み作動で走行ブレーキ15を制動作動さ
せるように走行ブレーキ15に操作ロッド22を介して
連動連結している。走行ブレーキ15は、機能的には、
後進時においてはブレーキ力が大きく、前進時にはブレ
ーキ力が小さい構造となっている。具体的には、次のよ
うな構成となっている。図6、及び、図19及び図20
に示すように、伝動シャフト14は、夫々前及び後のス
プライン咬合構造のカップリング78,79を介してミ
ッションケース9の走行出力軸9bと、後車軸ケース1
3の入力軸49とを連動連結してあるとともに、クラッ
チブレーキペダル18a及び手動ブレーキレバー(ブレ
ーキ操作具の先端レバー部の一例)18Bの操作で作動
する走行ブレーキ15を、後カップリング79を利用し
た内拡カム式のドラムブレーキ(リーディング・トレー
リング型ブレーキ)15を用いた構成として装備してあ
る。
【0030】すなわち、図19及び図20に示すよう
に、ボス状の後カップリング79にブレーキドラム81
を溶着するとともに、両端2個のダストシール82と前
後のベアリング83a,83を介して、ブレーキパネル
84を後カップリング79に相対回転自在に外嵌装備し
てある。ブレーキパネル84は、ブレーキカム86を回
動自在に支持し、かつ、アンカーピン87をカシメ固定
したバックプレート84aと、ブレーキドラム81を囲
繞するカバープレート84bとで構成されている。一対
のブレーキシュー85,85は、ブレーキカム86とア
ンカーピン87とで支持されている。
【0031】図20に示すように、後カップリング79
は、伝動シャフト14に装備されたスナップリング88
で前方向の移動が規制されるとともに、後車軸ケース1
3の入力軸49の段付き部89で後方向の移動が規制さ
れており、伝動シャフト14の左右方向側脇に配備され
る固定側フレーム90に、ブレーキパネル84の凹部8
4Aを嵌め込み係合させることで回り止めしてある。
【0032】次に、クラッチブレーキ操作具18による
走行ブレーキ15の操作系について説明する。図6、図
20に示すように、走行ブレーキ15の近傍フレームに
上下向きの支軸の周りに中継リンク93を回動自在に支
承するとともに、ブレーキカム86に取付けられたカム
レバー86aと、中継リンク93とを屈曲ロッド94を
介して連動連結してある。操作ロッド22の後部には巻
きバネ96が嵌装してあり、この押圧される巻きバネ9
6を介して中継リンク93が回動操作されるように構成
してある。つまり、クラッチブレーキ操作具18と走行
ブレーキ15とをバネ96を介して機械的に連動連係し
てある。
【0033】操作ロッド22の後端部には、巻きバネ9
6の付勢力を受けるとともに中継リンク93の抜け止め
を行うダブルナット97を螺装してあり、このダブルナ
ット97を調節することにより、クラッチブレーキ操作
具18を揺動操作したときに対する走行ブレーキ15の
効き始め点を調節することが可能である。つまり、ダブ
ルナット97により、クラッチブレーキ操作具18のク
ラッチ切り操作に対する走行ブレーキ15の制動作動開
始点を変更設定可能な調節手段Bが構成されているので
ある。
【0034】図19に示すように、一対のブレーキシュ
ー85,85のうち、ブレーキカム86との接触箇所が
内径側となるものをリーディング側となるように設定す
れば、ブレーキドラム81の回転に伴う自己サーボ力が
比較的強く働く、所謂「効き勝手」となるので、機体の
後進時に効き勝手となるように、ブレーキカム86の位
置やカムレバー86aの操作方向等を設定する。
【0035】走行ブレーキ15を、前カップリング78
に設けるとか、前カップリング78の直ぐ後における操
向伝動軸77、又は、後カップリング79の直ぐ前にお
ける操向伝動軸77に設けるようにしても良い。機体前
部に配置のエンジンと機体後部に配置の主ミッションと
を連動する走行及びPTO伝動軸を備えたトラクタや、
エンジンと該エンジンよりも前側に配置されたミッショ
ンとに亘って走行伝動軸を架設した構造を持つ乗用型作
業機に本発明を適用しても良い。
【0036】図3〜図5に示すように、クラッチブレー
キペダル18aを備えた基端レバー部18Aの先端に
は、降車状態で操作可能な先端レバー部としての手動ブ
レーキレバー18Bをボルト54を介して一体に取付け
てあり、手動ブレーキレバー18Bの握り部(手動操作
部の一例)18dを握ってクラッチブレーキ操作が任意
に行えるようになっている。基端レバー部18Aと手動
ブレーキレバー18Bとを連結するに、クラッチブレー
キペダル18aの踏込み板部の下面にアングル状のブラ
ケット18bを固設するとともに、ブラケット18bの
側面に手動ブレーキレバー18Bの基端板部を接当させ
てボルト54で止付け固定してある。ボルト54とブラ
ケット18bとの間には、ワッシャー55と皿バネ56
とを介在させてあり、皿バネ56の弾性力によって手動
ブレーキレバー18Bを基端レバー部18Aより撓み変
形させることができる。
【0037】図4に示すように、手動ブレーキレバー1
8Bの近傍でエンジンボンネット57側に、手動ブレー
キレバー18Bをブレーキ入り状態にロックするロック
操作具58を設けてあり、ロック操作具の操作ロッド部
分58Aの手動ブレーキレバー18Bに向かう面に、ブ
レーキ入り状態にある手動ブレーキレバー18Bを係合
してロックする為の係合孔(被係合部の一例)58aを
形成してある。ロック操作具58は、機体前後軸芯z周
りで揺動可能に枢支されており、手動ブレーキレバー1
8Bから離間する側でエンジンボンネット側に向けてバ
ネ付勢されている。一方、手動ブレーキレバー18Bの
ロック操作具58に向かう面にはリング状の係合杆(係
合杆の一例)18cが設けてあり、ロック操作具58の
係合孔58aに係合して、手動ブレーキレバー18Bの
ブレーキ入り状態を維持する構成となっている。
【0038】上記したように、クラッチブレーキペダル
18aを備えた基端レバー部18Aと手動ブレーキレバ
ー18Bとが一体に結合形成されたものは、運転座席5
に着座した状態で踏込み操作する場合には、クラッチブ
レーキペダル18aを踏込み操作することによってブレ
ーキ操作が可能であり、手動ブレーキレバー18Bの握
り部18dは機体前方近くまで延出してあるので、降車
状態であっても機体前方側から手動ブレーキレバー18
Bの操作によってクラッチブレーキペダル18aを一体
で操作できる。したがって、図5に示すように、降車状
態でブレーキ入り状態を維持する為にロックする場合に
は、ロック操作具58を手動ブレーキレバー18Bに係
合させて手動ブレーキレバー18Bをブレーキ入り状態
に設定する。
【0039】走行機体3の前端下部にはエンジン搭載フ
レーム11が備えられるとともに、エンジン搭載フレー
ム11の左右外側に亘って、地上操縦用の操作アーム4
5が横向きの支点a周りに起伏揺動可能に取付けられて
いる。また、操作アーム45の基部近くには、この操作
アーム45が前方に倒伏されると、ピットマンアーム4
4に設けた山形部材(図示せず)との係合によって、前
輪1の操向を制限規制する操向牽制機構が配備されてい
る。
【0040】次に、前輪操向操作構造について説明す
る。図1に示すように、走行機体1は、前部にエンジン
8を搭載し、後部に運転座席5を搭載していて、左右一
対の操向用の駆動前輪6と左右一対の駆動後輪7とを備
えており、運転座席5の前方にはステアリングハンドル
25が配置されている。
【0041】左右の駆動後輪7それぞれへの伝動系に
は、図15に示すように、後車軸ケース13内に、バネ
SAで入り作動方向に付勢された操向用の爪クラッチ3
0と操向用の多板式のブレーキ31とが爪クラッチ30
が伝動上手側に位置する状態で介装されている。
【0042】図12及び図13に示すように、ステアリ
ングハンドル25の直進姿勢から左右への設定角度以上
の操向作動に伴い爪クラッチ30のうち旋回内側のもの
を可逆的に切り作動させるとともに旋回内側のブレーキ
31を可逆的に制動作動させるようにステアリングハン
ドル25に爪クラッチ30およびブレーキ31を連動さ
せる連動機構を設けてある。
【0043】連動機構は次のように構成される。図12
〜図18に示すように、ステアリングハンドル25に連
動してそのステアリングハンドル25の縦向き軸心P周
りに揺動するピットマンアーム34を設け、ピットマン
アーム34を駆動前輪6とともにキングピン軸心KP周
りに一体的に揺動するナックルアーム32にドラグリン
ク33を介して連動連結する。図13及び図14に示す
ように、ピットマンアーム34の揺動にロッド35を介
して連動して横向き軸心X周りに揺動する中継リンク3
6を設けるとともに、一連の揺動で左右一方の爪クラッ
チ30を付勢に抗して切り作動させた後左右一方のブレ
ーキ31を制動作動させる左操作レバー37Lと、一連
の揺動で左右他方の爪クラッチ30を付勢に抗して切り
作動させた後左右他方のブレーキ31を制動作動させる
右操作レバー37Rとを設けてある。中継リンク36の
一方側への揺動に連動して左操作レバー37Lをクラッ
チ切り制動方向に揺動させる左連動ロッド38Lと、中
継リンク36の他方側への揺動に連動して右操作レバー
37Rをクラッチ切り制動方向に揺動させる右連動ロッ
ド38Rとを設けている。以上のような機能部品によっ
て連動機構が構成されている。
【0044】図16〜図18にも示すように、中継リン
ク36の左連動ロッド38Lとの枢支連結孔39Lは、
中継リンク36の一方側への揺動は左連動ロッド38L
に伝達するが他方側への揺動は伝達しない、つまり、中
継リンク36の他方側への揺動では左連動ロッド38L
を操作しない長孔に形成されており、また、中継リンク
36の右連動ロッド38Rとの枢支連結孔39Rも、中
継リンク36の他方側への揺動は右連動ロッド38Rに
伝達するが一方側への揺動は伝達しない、つまり、中継
リンク36の一方側への揺動では右連動ロッド38Rを
操作しない長孔に形成されている。
【0045】ロッド35は、中継リンク36に枢支連結
した第3部材40を介して中継リンク36に連動するも
のである。具体的には、図17にも示すように、第3部
材40にロッド35に沿った姿勢で形成した一対の長孔
Aに係合して第3部材40に対してロッド長手方向設定
範囲内で移動自在な左連動用部材41Lと右連動用部材
41Rとを設け、これら左連動用部材41Lと右連動用
部材41Rとの間に圧縮スプリング42を介装し、左操
向に伴うロッド35の一方側への移動で右連動用部材4
1Rを押圧することにより前記圧縮スプリング42を介
して左連動用部材41Lを一方側に移動させてこの左連
動用部材41Lで第3部材40を押圧移動させることで
中継リンク36を一方側に揺動させる左押圧具43L
と、右操向に伴うロッド35の他方側への移動で左連動
用部材41Lを押圧することにより圧縮スプリング42
を介して右連動用部材41Rを他方側に移動させてこの
右連動用部材41Rで第3部材40を押圧移動させるこ
とで中継リンク36を他方側に揺動させる右押圧具43
Rとを設けてある。
【0046】すなわち、図16に示すように、ピットマ
ンアーム34が直進姿勢にあるとき、左連動用部材41
Lおよび右連動用部材41Rはともに長孔Aの長手方向
の中間に位置しており、直進状態から設定角度未満のピ
ットマンアーム34の左右への操向揺動では、左連動用
部材41L及び右連動用部材41Rが長孔Aの端に接当
しないことにより、第3部材40が移動せず、その結
果、左右の爪クラッチ30はともに入り作動状態のまま
保持されるとともに、左右のブレーキ31は制動解除状
態に維持される。図17に示すように、直進状態から設
定角度以上に左にピットマンアーム34が操向揺動する
と、左連動用部材41Lが長孔Aの端に接当して第3部
材40に対する押圧を開始し、中継リンク36が一方側
に揺動して左側(旋回内側)の爪クラッチ30が切り作
動した後左側のブレーキ31が制動作動し、その後も引
き続くピットマンアーム34の操向揺動は、圧縮スプリ
ング42が圧縮されてロッド35が第3部材40に対し
て移動することで許容される。他方、図示していない
が、直進状態から設定角度以上に右にピットマンアーム
34が操向揺動すると、右連動用部材41Rが長孔Aの
端に接当して第3部材40に対する押圧を開始し、中継
リンク36が他方側に揺動して右側(旋回内側)の爪ク
ラッチ30が切り作動した後左側のブレーキ31が制動
作動し、その後も引き続くピットマンアーム34の操向
揺動は、圧縮スプリング42が圧縮されてロッド35が
第3部材40に対して移動することで許容される。
【0047】そして、図14及び図15に示すように、
爪クラッチ30は、駆動後輪8を軸支する後車軸ケース
13に枢支させた入力軸49にベベルギヤ50a,50
bを介して連動する左右共用の伝動クラッチ体51と、
操作レバー37L,37R及びバネSAで軸心方向にシ
フト操作される受動クラッチ体52とを備えており、図
示していないが、伝動クラッチ体51には、4本のクラ
ッチ爪が周方向に等間隔を隔てて形成されており、受動
クラッチ体52には、2本のクラッチ爪が周方向に等間
隔を隔てて形成されている。
【0048】本発明の乗用田植機は以上のように構成さ
れたものであり、作業者が運転座席5に搭乗して運転す
る通常の作業走行時には、操作アーム45を起立姿勢に
切り換え保持する。田植機を圃場への出し入れするため
の畦越え移動、あるいは、田植機をトラックなどの荷台
に積み降ろす場合など、走行機体1が前後に傾斜して搭
乗運転が困難な場合には、超低速状態に設定しアクセル
操作によってエンジン出力を適当に高くセットし、高ト
ルクで微速走行できる状態にして走行機体3を自走させ
ながら作業者が地上に降りて操縦することになり、この
場合、前輪1を直進状態にして操作アーム45を前方に
大きく突出した作用姿勢に切り換える。そして、このよ
うな操作において、前輪1は操向牽制機構(図示せず)
によって直進方向に安定保持され、路面の凹凸などによ
って前輪1が勝手に操向されて思わぬ方向に機体が移動
するようなことはない。
【0049】また、地上からの操縦中に機体停止を行う
には、クラッチブレーキ操作具18の先端レバー部18
Bにおける握り部18dを押し下げ操作すれば、クラッ
チC1、C2が切られるとともに、走行ブレーキ15が
制動操作されて機体は直ちに停止する。そして、図5に
示すように、機体停止状態を維持したい場合には、ロッ
ク操作具58をそのまま少し横に揺動させて、ロック操
作具58の係止孔58aをクラッチブレーキ操作具18
の先端レバー部18Bに形成してある係止杆18Cに係
合させればよい。先端レバー部18Bの停止位置からの
解除は、手動でロック操作具58を先端レバー部18B
から離脱させるか、運転座席5から踏込み部18Aを1
回踏み込み操作すると、係止杆18Cが係止孔58aか
ら離脱して元の状態に戻し操作することができる。
【0050】また、図6及び図10に示すように、運転
座席5の左右一方側には、植付クラッチレバー23が配
置されており、この植付クラッチレバー23と植付クラ
ッチ16とを連動させる作業操作手段は、中間リンクL
を介して連動する2本のロッドRa,Rbのうちの一方
Raを植付クラッチ16の作動レバー24に連動連結す
るとともに、他方Rbを植付クラッチレバー23に連動
連結して構成されている。中間リンクLは、軸19に軸
心x周りに揺動自在に装着されている。
【0051】〔別実施形態〕 [ 1] 請求項1にかかるブレーキ操作具18の実施の
形態として、クラッチブレーキを操作するものに適用す
る形態を示したが、走行ブレーキ15のみを単独で入り
切り操作するものに使用してもよい。
【0052】[ 2] ブレーキ操作具18の構造とし
て、基端レバー部18Aと先端レバー部18Bとをボル
ト54で連結する構成を示したが、基端レバー部18A
と先端レバー部18Bまでを単一の板部材で一体形成し
てもよい。上記実施の形態では、基端レバー部18Aと
先端レバー部18Bとの連結部位に皿バネ56を設け
て、先端レバー部18Bを機体左右方向に揺動変位自在
となる構成を採用したが、上記したように、単一の板部
材で一体形成した場合には、板部材をバネ材等の弾性変
形が大きく採れる構成にして、皿バネ56を使用しない
構成を採用してもよい。
【0053】[ 3] ブレーキ操作具18の構造とし
て、基端レバー部18Aと先端レバー部18Bとをボル
ト54等で連結する二部品形態に維持するとしても、先
端レバー部18Bを機体左右方向に揺動させる形態とし
ては、皿バネ56以外のコイルバネや軟性の樹脂等を基
端レバー部18Aと先端レバー部18Bとの連結部位に
介在させてもよく、また、先端レバー部のみをバネ材等
で形成して、皿バネ等を使用しない構成を採用してもよ
い。
【0054】[ 4] 係合部18Cとしては、丸棒状の
ものをリング状に曲げて形成したが、単に丸棒を直線状
にロック操作具58に向けて延出するものでもよい。形
状としても丸棒ではなく板状部材を片持ち状に延出して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】田植機の走行機体の平面図
【図3】クラッチブレーキ操作具とロック操作具とのロ
ック前状態とロック状態とを示す側面図
【図4】クラッチブレーキ操作具とロック操作具とを示
す正面図
【図5】クラッチブレーキ操作具とロック操作具とのロ
ック前状態とロック状態とを示す作用図
【図6】テンション式副変速装置及び走行ブレーキに対
する、クラッチブレーキ操作具と副変速レバーとの連係
機構を示す平面図
【図7】副変速装置と副変速レバーとの連動機構を示す
側面図
【図8】副変速レバー基端部の連係構造を示す側面図
【図9】副変速レバーのガイドを示す平面図
【図10】クラッチブレーキ操作具と走行ブレーキとの
連係を示す側面図
【図11】クラッチブレーキ操作具で主クラッチに兼用
されているテンション式副変速装置のクラッチ部分を切
り操作する状態を示す作用図
【図12】テンション式副変速装置及び走行ブレーキに
対する、クラッチブレーキ操作具と副変速レバーとの連
係機構を示す平面図
【図13】ピットマンアームとサイドクラッチブレーキ
との連係機構を示す側面図
【図14】図13に対応する要部平面図
【図15】後車軸ケース内の伝動構造を示す縦断背面図
【図16】サイドクラッチブレーキの連係機構において
直進時の状態を示す側面図
【図17】図16の状態より一方に旋回操作した場合の
状態を示す平面図
【図18】ピットマンアームとサイドクラッチブレーキ
との連係機構内に形成される連動機構を示す側面図
【図19】走行ブレーキを示す縦断正面図
【図20】走行ブレーキを示す縦断側面図
【図21】サイドクラッチブレーキとロック操作具との
比較例を示す側面図
【符号の説明】
1 走行機体 15 走行ブレーキ 18 ブレーキ操作具 18A 基端レバー部 18B 先端レバー部 18C 係合部 18a 操作ペダル部 18d 手動操作部 58 ロック操作具 58a 被係合部 81 ブレーキドラム 85 ブレーキシュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 琢也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 三本 松夫 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B062 AA02 AB01 BA04 BA11 BA22 3J070 AA03 AA32 BA03 BA34 BA41 CA23 CA51 CD01 CD06 DA24 EA22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行ブレーキに対するブレーキ操作具を
    運転座席の前方近傍に前後揺動操作自在に枢支するとと
    もに、前記ブレーキ操作具に、踏込み操作可能な操作ペ
    ダル部と降車状態であっても前記走行ブレーキに対する
    操作が可能な手動操作部を設け、前記ブレーキ操作具に
    作用して前記走行ブレーキを入り状態に維持するロック
    操作具を設け、前記ロック操作具を機体左右揺動自在に
    設けてある乗用作業機。
  2. 【請求項2】 走行ブレーキに対するブレーキ操作具
    に、踏込み操作可能な操作ペダル部と、その操作ペダル
    部より先端側に降車状態で前記走行ブレーキに対する操
    作が可能な手動操作部を設け、前記ブレーキ操作具に係
    合して前記走行ブレーキを入り状態に維持するロック操
    作具を設け、前記ロック操作具と前記ブレーキ操作具と
    が互いに係合する一式の係合部と被係合部を、前記ロッ
    ク操作具と前記ブレーキ操作具とに振り分けて設けてあ
    る乗用作業機。
  3. 【請求項3】 走行ブレーキに対するブレーキ操作具
    を、機体前後方向に踏込み操作可能な操作ペダル部を備
    えた基端レバー部と、その基端レバー部より先端側に降
    車状態で前記走行ブレーキに対する操作が可能な手動操
    作部を備えた先端レバー部とで構成し、前記先端レバー
    部を前記基端レバー部に対して機体左右方向に変位自在
    に取付けてある乗用作業機。
  4. 【請求項4】 走行ブレーキを、ブレーキドラムとその
    ブレーキドラムに圧接するブレーキシューとで構成する
    とともに、前記ブレーキシューの前記ブレーキドラムに
    対する圧接力を、走行機体が前進移動する際より前記走
    行機体が後進する際の方が、大きくなるように構成して
    ある請求項1 〜3のうちいずれか一つに記載の乗用作業
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1953863A2 (en) 2002-09-20 2008-08-06 Fujitsu Limited Folding type portable radio machine and chassis of the radio machine
JP2018050606A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 井関農機株式会社 作業車両
CN109247105A (zh) * 2018-10-08 2019-01-22 东北农业大学 水稻秧苗补插器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1953863A2 (en) 2002-09-20 2008-08-06 Fujitsu Limited Folding type portable radio machine and chassis of the radio machine
JP2018050606A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 井関農機株式会社 作業車両
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