JPH0423698Y2 - - Google Patents

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JPH0423698Y2
JPH0423698Y2 JP1986109897U JP10989786U JPH0423698Y2 JP H0423698 Y2 JPH0423698 Y2 JP H0423698Y2 JP 1986109897 U JP1986109897 U JP 1986109897U JP 10989786 U JP10989786 U JP 10989786U JP H0423698 Y2 JPH0423698 Y2 JP H0423698Y2
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operating
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JP1986109897U
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はデフロツク状態が可能なデフ機構と走
行車輪に対するブレーキ機構とを備え例えば田植
機等に搭載されて使用される走行操作構造に関す
る。
〔従来の技術〕
田植機等の作業車の走行性、操作性を向上する
ものとして、デフ機構を備えた車軸の左右に独立
操作可能なサイドブレーキを夫々設け、サイドブ
レーキとデフ機構との間に車軸の軸心に沿つた正
逆摺動可能なシフト部材を配置して、このシフト
部材をサイドブレーキ側へ移動させてブレーキを
作動させたりデフ機構側へ移動させてデフ機構を
ロツクすることで、旋回作動や直進走行が円滑に
行えるようにしたものが提案されている(特願昭
60−236196号特開昭62−96139号)。
そして、従来ではサイドブレーキを連係機構を
介してサイドブレーキ操作具で操作できるよう構
成するとともに、デフ機構をロツクする状態を現
出させるデフロツク用操作具を前記連係機構の途
中に連係して構成を簡略化しているものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来ではデフロツク用操作具は
直接サイドブレーキの連係機構に接続されている
ために、連係機構の作動に伴なつて操作具が作動
し、例えば、ブレーキ操作具を操作する毎にデフ
ロツク用操作具が上下揺動して危険であるといつ
た欠点があつた。
また、前記デフロツク用操作具の動きを防止す
るために、長孔が設けられた連係板を前記連係機
構に固着して、この長孔を介してデフロツク用操
作具を連係機構に連係させるということも検討さ
れたが、この場合には長孔の融通によつてデフロ
ツク用操作具の作動に遊びが生じ、デフロツク用
操作具の作動が正確に連係機構に伝達されないと
いつた欠点があつた。
本考案の目的は、ブレーキ操作具の作動によつ
てデフロツク用操作具が上下に動くようなことが
なく、しかもデフロツク用操作具を作動させた際
には確実に連係機構を介してデフロツク状態を現
出させることができる走行操作構造を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、デフ機構を有する車
軸にサイドブレーキを設けるとともに、このサイ
ドブレーキとデフ機構との間に車軸の軸心に沿つ
て正逆摺動可能なシフト部材を配置し、前記シフ
ト部材をサイドブレーキ側へ移動させてブレーキ
状態を現出するサイドブレーキ操作具と、前記シ
フト部材とを連係機構を介して連動連結するとと
もに、前記連係機構の途中に、前記連係機構を前
記サイドブレーキ操作具による操作方向と逆方向
に操作して、前記シフト部材をデフ機構側へ移動
させることによりデフ機構をロツク状態とするデ
フロツク用操作具を、バネを介して連係した点に
あり、その作用及び効果は次の通りである。
〔作用〕
デフロツク用操作具をバネを介して連係機構の
途中に連係することにより、サイドブレーキの作
動時における連係機構の動きをバネで吸収するこ
とができ、サイドブレーキ操作具を操作する際に
デフロツク用操作具がいちいち動くことがない。
また、デフロツク用操作具を操作してデフロツク
機構をロツクする場合には、デフロツク用操作具
の作動をバネを介して連係機構に遊びを生じるこ
となく連係することができる。
〔考案の効果〕
サイドブレーキとサイドブレーキ操作具とを連
係する機構を、デフロツク用操作具とデフロツク
機構との連係機構に利用することで操作構造の簡
略化が図れるのはもちろんのこと、ブレーキ操作
具の操作時におけるデフロツク用操作具の不要な
動きを防止して安全性を高めることができる上
に、デフロツク用操作具の遊びをなくして作業車
の走行性能及び操作性を一層向上することができ
るようになつた。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第5図に示すように、エンジン1からの動力を
ベルト式の無段変速機構Aを介して走行用のミツ
シヨンケース2に伝え、該ミツシヨンケース2か
らの出力で前後車輪3,4を駆動するよう伝動系
を形成して走行機体Bを構成し、又、該走行機体
Bの中央部に搭乗運転部Cを形成し、かつ、該走
行機体Bの後端に油圧シリンダ5によつて昇降操
作されるリンク機構6を介して作業装置の一例と
しての苗植付装置Dを連結して、乗用田植機の構
成してある。
前記搭乗運転部Cには、前記前車輪3を操作す
るステアリングハンドル7、前記ミツシヨンケー
ス2に連係する主変速レバー8及び座席9が設け
られ、この座席9の側部に前記無段変速機構Aを
操作する変速レバー10が設けられている。
第3図及び第5図に示すように前記無段変速機
構Aはエンジン1の出力軸1aに設けられた割プ
ーリ11、ミツシヨンケース2の入力軸2a設け
られたベルト巻回のプーリ12、これらに巻回す
るベルト13、変速用のテンシヨンプーリ14で
成り、テンシヨンプーリ14は揺動式のテンシヨ
ンアーム16の揺動端に支承されている。
第5図に示すように、変速レバー10は機体フ
レーム17に対して左右向き軸芯で揺動自在に支
承された揺動ブラケツト(図示せず)に基端部が
連結固定されると共に、連係機構19を介して前
記テンシヨンアーム16に連係されていて、変速
レバー10を第5図に示す機体Bの前方向に向う
方向に操作すると機体Bの走行速度が増し、又、
機体Bの後方に向う方向に操作すると機体Bの走
行速度が減じられるようになつている。
さて、前記割プーリ11は、第3図に示すよう
に出力軸1aに固定された固定プーリ28と出力
軸1aに軸芯方向に摺動自在に外嵌された可動プ
ーリ29とで構成され、出力軸1aの端部に固定
されたバネ受部材30と可動プーリ29との間に
介装されたバネ31の弾性力によつて可動プーリ
29は固定プーリ28側へ付勢されている。可動
プーリ29及びバネ受部材30の対向する面には
筒状のバネカバー32,32が夫々突設され、ま
た第4図に示すように可動プーリ29及びバネ受
部材30の内面には夫々バネ31端部の傾斜に沿
つた傾斜面44を有する傾斜座33が設けられて
いて、バネ31の異状変形や飛び出しを防止して
いる。また、各傾斜座33,33にはバネ31の
端部が接当する当たり部34,34が突設されて
いてこの当たり部34にバネ31の端部を当てる
ことでバネ受部材30と可動プーリ29とを一体
に駆動させることができるようにしている。
次に、前記走行機体Bに枢支された後車輪4,
4の伝動機構について詳述する。第1図に示すよ
うに、左右一対の前後方向姿勢の主フレーム1
7,17の後端近くに、前記ミツシヨンケース2
と伝動軸15を介して伝動連結された後伝動ケー
ス18を取付けてある。
前記後伝動ケース18の両側端にはギヤケース
35A,35Bが連結され、このギヤケース35
A,35Bの下端部に夫々後車輪4,4が軸支さ
れている。
前記伝動軸15の上方には運転部用デツキ36
が張設され、デツキ36上に突出する状態で左右
一対のサイドブレーキ操作具24A,24Bが設
けられている。前記サイドブレーキ操作具24
A,24Bは前記後伝動ケース18に突設された
左右の操作軸38A,38Bと、前記サイドブレ
ーキ操作具24A,24Bと一体揺動可能な左右
揺動アーム39A,39Bとを連係機構の一例で
ある左右の連結ロツド25A,25Bで連動連結
して、ブレーキ操作及び旋回操作を可能に構成し
てある。
デフロツク用操作具26は機体Bの横支軸P周
りで上下揺動自在に取付けられているとともに、
操作具26の把手部40がフエンダー41の下部
に設けられた開口部42からデツキ36上に突出
していて、前記右連結ロツド25Bの中間部に固
着された板材43にデフロツク用操作具26の基
部をバネ27を介して連係させてデフロツク用連
係機構を構成してある。
前記右揺動アーム39Bと右連結ロツド25B
の固定部材44との間にはスプリング45が介装
され、右サイドブレーキ操作具24Bを押圧操作
すると右連結ロツド25Bが機体B前方側へ移動
するとともに前記バネ27が伸長し、デフロツク
用操作具26を作動させることなく前記右操作軸
38Bを回動操作できるものであり、またデフロ
ツク用操作具26を第1図の矢印方向へ操作する
と、バネ27が伸長して右サイドブレーキ操作具
24Bによる操作方向とは反対方向に作動される
右連結ロツド25Bの作動にもかかわらず、待機
状態にある右サイドブレーキ操作具24Bを作動
させないようになつている。
次に、前記後伝動ケース18と左右ギヤケース
35A,35Bとの構造について詳述する。
第2図に示すように、前記伝動軸15の後伝動
ケース18内端部にベベルギヤ52を嵌着すると
ともに、デフ機構20を構成するデフケース53
に外嵌されたベベルギヤ54と咬合可能に構成し
てある。前記デフケース53内にはデフサイドギ
ヤ55,55とデフピニオンギヤ56,56を内
装し、デフサイドギヤ55,55をスプライン外
嵌した車軸を構成する左右横向き伝動軸21A,
21Bを介して左右ギヤケース35A,35Bに
伝動連結すべく構成してある。前記右横向き伝動
軸21Bの外端側には軸芯Y方向に摺動可能な右
シフト部材23Bをスプライン外嵌し、この右シ
フト部材23Bを前記デフケース53と咬合離脱
可能な爪部23aと、前記右サイドブレーキ用及
びデフロツク用足踏操作具24B,26に連係さ
れた右操作軸38Bによつて操作されるシフトフ
オーク46との係合部23bと、後記する右摩擦
多板式ブレーキ22Bへの接当スリーブ部、23
cとで構成してある。以上の構成から、前記右サ
イドブレーキ操作具24Bを踏込み操作すると、
前記したように操作具24B方向に右連結ロツド
25Bが引操作され、操作軸38Bが回転して右
シフト部材23Bが右サイドブレーキ22Bに作
用するようになる。又、デフロツク足踏操作具2
6を踏込み操作すると、前記操作具24Bと反対
方向に右連結ロツド25Bが押操作され、シフト
部材23Bがデフケース33と咬合する方向に作
動する。
前記右シフト部材23Bの位置する側と反対側
には、右横向き伝動軸21Aにこの軸心方向に摺
動可能な左シフト部材23Aをスプライン外嵌
し、この左シフト部材23Aには左サイドブレー
キ22Aに作用するスリーブ部23dと左サイド
ブレーキ操作具24Aに連係されたシフトフオー
クとの係合部23eとを設けてある。
前記左右の横向き伝動軸21A,21Bに対し
て突合配置された左右の連結軸48A,48Bの
横向き伝動軸側には前記左右の摩擦多板式サイド
ブレーキ22A,22Bが設けられ、この左右サ
イドブレーキ22A,22Bとの更に内端側に左
右シフト部材23A,23Bとの一体連結用スプ
ライン部が形成されている。又、左右連結軸48
A,48Bの他端側にはギヤケース35A,35
B内に位置するギヤ49,49が設けられ、2段
減速機構57を介して走行車軸50にエンジン1
からの走行動力が伝達されるようになつている。
〔別実施例〕
○イ 前記デフロツク用操作具26は足踏式でも良
く、またサイドブレーキ操作具24は足踏式で
なくてもよい。
○ロ 上記実施例のものは田植機だけでなく他の農
作業車及び一般車に適用してもよい。
○ハ 前記横向き伝動軸21A,21Bに直接走行
車輪を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る走行操作構造の実施例を示
し、第1図は連係機構部分を示す側面図、第2図
は後伝動ケースとギヤケース部分の断面図、第3
図は割プーリ部分の断面図、第4図はバネ受部材
の斜視図、第5図は乗用田植機の全体側面図であ
る。 20……デフ機構、21A,21B……車軸、
22A,22B……サイドブレーキ23A,23
B……シフト部材、24A,24B……サイドブ
レーキ操作具、25A,25B……連係機構、2
6……デフロツク用操作具、27……バネ、Y…
…軸心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デフ機構20を有する車軸21A,21Bにサ
    イドブレーキ22A,22Bを設けるとともに、
    このサイドブレーキ22A,22Bとデフ機構2
    0との間に車軸21A,21Bの軸心Yに沿つて
    正逆摺動可能なシフト部材23A,23Bを配置
    し、前記シフト部材23A,23Bをサイドブレ
    ーキ22A,22B側へ移動させてブレーキ状態
    を現出するサイドブレーキ操作具24A,24B
    と、前記シフト部材23A,23Bとを連係機構
    25A,25Bを介して連動連結するとともに、
    前記連係機構25A,25Bの途中に、前記連係
    機構25A,25Bを前記サイドブレーキ操作具
    24A,24Bによる操作方向と逆方向に操作し
    て、前記シフト部材23A,23Bをデフ機構2
    0側へ移動させることによりデフ機構20をロツ
    ク状態とするデフロツク用操作具26を、バネ2
    7を介して連係してある走行操作構造。
JP1986109897U 1986-07-17 1986-07-17 Expired JPH0423698Y2 (ja)

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JPS6315232U JPS6315232U (ja) 1988-02-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567905A (en) * 1979-06-27 1981-01-27 Toshiba Corp Combustion device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567905A (en) * 1979-06-27 1981-01-27 Toshiba Corp Combustion device

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JPS6315232U (ja) 1988-02-01

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