JPH0316759Y2 - - Google Patents

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JPH0316759Y2
JPH0316759Y2 JP18178185U JP18178185U JPH0316759Y2 JP H0316759 Y2 JPH0316759 Y2 JP H0316759Y2 JP 18178185 U JP18178185 U JP 18178185U JP 18178185 U JP18178185 U JP 18178185U JP H0316759 Y2 JPH0316759 Y2 JP H0316759Y2
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brake
shift member
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differential
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は例えば田植機等に搭載されるものであ
つて、詳しくは、ロツク機構を備えたデフ機構と
走行車軸に対するサイドブレーキ機構を備えた走
行操作構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の走行操作構造において、従来は、走行
ブレーキのドラム等に対する作用部材とデフロツ
ク状態を現出するデフケースに咬合可能なシフト
部材とは別部材で構成してあつた(例えば実開昭
52−91921号公報、或いは、実開昭57−10970号公
報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従つて、走行ブレーキとデフロツク機構用とし
て夫々に作用部材が必要で部品点数が多くなつて
いた。
本考案の目的はデフロツク用シフト部材の合理
的な配置構成によつて、機器構成の簡素化を図る
とともに、前記シフト部材の作動に係る占有ペー
スを小さくして全体としてコンパクト化の図れる
ものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、デフ機構を有する車
軸の両端近くに夫々左右のサイドブレーキ操作具
に連係されたサイドブレーキを設けるとともに、
一方のサイドブレーキとデフ機構との間に位置し
て前記車軸の軸心に沿つて正逆摺動可能なシフト
部材を車軸に設け、前記シフト部材をデフ機構側
に移動させてデフロツク機構を現出するデフロツ
ク操作具と前記シフト部材を逆方向に作動させて
ブレーキ作動状態を現出する一方のサイドブレー
キ操作具とを前記シフト部材に連係し、かつ、一
方のサイドブレーキに対して前記シフト部材を、
ブレーキ作用を施さない範囲の付勢力でもつて接
当作用させてある点にあり、その作用効果は次の
通りである。
〔作用〕
つまり、デフ機構の両サイドにブレーキ機構が
設けられている点に着目して、一方のサイドブレ
ーキとデフ機構に正逆摺動可能なシフト部材を設
けるだけで、このシフト部材を一方向に摺動させ
るとデフケースに作用してデフロツク状態を現出
でき、反対方向に摺動作用させるとブレーキに作
用してブレーキを作動させる。しかも、前記シフ
ト部材がサイドブレーキとデフ機構との間に位置
するとしても、常にサイドブレーキ側に付勢され
ているので運転者の意志と関係なくデフロツク状
態に移行することを極力抑制できる。
〔考案の効果〕
その結果、一方サイドブレーキに対する作用部
材とデフロツク用シフト部材との兼用化構成によ
つて、構造の簡素化が図れ、特に、デフ機構とサ
イドブレーキ機構とが近接して配置される構成に
おいて、両者に作用するシフト部材が1つでよい
ので、シフト部材自体の配置構成も容易になる。
しかも、このシフト部材はサイドブレーキ側に
付勢されているので、シフト部材の作動ストロー
クを小さくでき、その為にデフ機構とサイドブレ
ーキとを近接配置することができるので、シフト
部材の兼用化による構造の簡素化とともに部品配
置の集約化が行え、全体のコンパクト化が図れ
る。
〔実施例〕
第4図に示すように、機体全部にエンジン1、
ミツシヨンケース2を配するとともに、中程に運
転席3を設けた乗用車体Aの後端に、油圧シリン
ダ4によつて昇降自在なリンク機構5を介して、
苗のせ台6、植付機構7、接地フロート8からな
る苗植付装置Bを連動連結して乗用型田植機を構
成してある。
前記エンジン1とミツシヨンケース2とのベル
ト連結構造に対してテンシヨンプーリ式の主クラ
ツチ39を設け、この主クラツチ39に対するフ
ツトペダル41構造を次に説明する。第5図及び
第6図に示すように、横軸心Z周りで上下揺動可
能に枢支されたフツトペダル41の足踏部41A
に対して、主クラツチ39を切ロツクするペダル
42を、待機状態でロツクペダル42の足踏部4
2Aがフツトペダル41の足踏部41Aより前方
上方に突出する状態で上下揺動可能にかつ持待状
態にスプリング43付勢して支承してある。前記
ロツクペダル42の足踏部42Aとは反対端に
は、フツトペダル41の踏込み操作にかかる下降
揺動に伴つて、その揺動下端でデツキ16に係合
するロツク部42Bを設け、このロツク部42B
とデツキ16との係合によつてフツトペダル41
の上方へ揺動を規制して、主クラツチ39切状態
を維持するようにしてある。従つて、ロツク状態
を得る場合には、ロツクペダル42に足をのせな
いでフツトペダル41だけを踏込み操作すると前
記ロツク部42Bがスプリング付勢力によつてデ
ツキ16と係合してロツク状態を現出する。また
ロツク状態を必要としない場合にはロツクペダル
42を踏込み操作して下方に移動させた状態を維
持し乍ら同時にフツトペダル41を踏込み操作す
ると、ロツク部42Bがデツキ16と係合しない
ので、ロツク状態を回避できる。尚、図中45は
ロツクペダル42の枢支ブラケツトであつて、フ
ツトペダル41の踏込み限界を決めるストツパー
としても機能している。又、46は主クラツチ切
姿勢に移行したフツトペダル41によつて押圧操
作されるもので、エンジン1の始動を牽制するス
イツチである。
前記乗用車体Aに枢支さた後車輪9,9の伝動
構造について詳述する。第3図に示すように、左
右一対の前後方向姿勢の主フレーム10,10の
後端近くに、前後一対の板状フレーム11,11
を設け、この板状フレーム11,11に対して、
前記ミツシヨンケース2と伝動軸12を介して伝
動連結された後伝動ケース13を取付けてある。
尚、前記板状フレーム11,11はミツシヨンケ
ース2と補強ロツド14を介して連結され、剛体
構造を形成してある。前記後伝動ケース13の両
側端にはギヤケース15A,15Bが連結され、
このギヤケース15A,15Bの下端部に夫々後
車輪9,9が軸支されている。
前記伝動軸12の下方には運転部用デツキ16
が張設され、デツキ16上に突出する状態で左右
一対のサイドブレーキ用足踏操作具17,17B
が設けられている。前記サイドブレーキ足踏操作
具17A,17Bは前記後伝動ケース13に突設
された左右の操作軸18A,18Bと、前記サイ
ドブレーキ足踏操作具17A,17Bと一体揺動
可能な左右揺動アーム19A,19Bとを連係機
構の一例である左右の連結ロツド20A,20B
で連動連結して、ブレーキ操作及び旋回操作を可
能に構成してある。運転席3側デツキ16上にデ
フロツク用足踏操作具21を突設し、この操作具
21の下端を横支軸X周りで上下揺動可能なベル
クランク22の一端に相対揺動自在に連結すると
ともに、前記右連結ロツド20Bの中間部に固着
された板材23の長孔状係合孔23aと前記ベル
クランク22の突設ピン22aとを嵌係合させ
て、デフロツク用連係機構24を構成してある。
そして、後記する弾性融通機構25の右連結ロツ
ド20Bに作用する付勢力を、前記突設ピン22
aと係合孔23aの連係によつて、デフロツクペ
ダル21に作用する復帰力に兼用してある。
前記右揺動アーム19Bと右連結ロツド20B
との連結部位には、弾性融通機構としてのスプリ
ング25が配設され、デフロツク足踏操作具21
の踏込み操作によつても、前記スプリング25の
弾性変形によつて右サイドブレーキ足踏操作具1
7Bに操作力を伝達しないようになつている。つ
まり、前記右連結ロツド20Bはデフロツク時と
サイドブレーキ作動時とは互いに逆方向に作動す
るようになつており、右サイドブレーキ足踏操作
具17Bを踏込み操作した場合には前記スプリン
グ25が圧縮限界を越えた状態からブーキ作動方
向に作動するとともに、デフロツク足踏操作具2
1の踏込み操作によつて、逆方向に作動するが、
前記スプリング25の弾性変位によつて、右サイ
ドブレーキ足踏操作具17Bは作動しない。一
方、右サイドブレーキ足踏操作具17Bの操作に
よつても、前記板材23の係合孔23aの長孔形
状の融通作用によつて、右連結ロツド20Bが作
動しても、デフロツク足踏操作具21は作動しな
い。
前記後伝動ケース13と左右ギヤケース15
A,15Bとの構造について詳述する。第1図及
び第2図に示すように、前記伝動軸12の後伝動
ケース13内端部にベベルギヤ32を嵌着すると
ともに、デフ機構40を構成するデフケース33
に外嵌されたベベルギヤ34と咬合可能に構成し
てある。前記デフケース33内にはデフサイドギ
ヤ35,36とデフピニオン36,36を内装
し、デフサイドギヤ35,35をスプライン外嵌
した車軸を構成する左右横向き伝動軸37A,3
7Bを介して左右ギヤケース15A,15Bに伝
動連結すべく構成してある。前記右横向き伝動軸
37Bの外端側には軸心Y方向に摺動可能な右シ
フト部材38Bをスプライン外嵌し、この右シフ
ト部材38Bに前記デフケース33と咬合離脱可
能な爪部38aと、前記右サイドブレーキ用及び
デフロツク足踏操作具17B,21に連係された
右操作軸18Bによつて操作されるシフトフオー
ク26との係合部38bと、後記する右摩擦多板
式ブレーキ27Bへの接当スリーブ部38Cとを
設けてある。以上の構成から、前記右サイドブレ
ーキ足踏操作具17Bを踏込み操作すると、前記
弾性融通機構25の弾性変位を越えた時点から操
作具17B方向に右連結ロツド引操作され、操作
軸18Bが回転して右シフト部材38Bが右サイ
ドブレーキ27Bに作用する。又、デフロツク足
踏操作具21を踏込み操作すると、前記操作具1
7B反対方向に右連結ロツド20Bが押操作さ
れ、シフト部材38Bがデフケース33と係合す
る方向に作動する。又、前記シフト部材38Bは
前記右連結ロツド20Bが前記弾性融通機構25
の初期圧縮応力を受けてサイドブレーキ27B作
動方向に付勢されている為に、前記接当スリーブ
部38Cをサイドブレーキ27Bにブレーキ作用
を施さない範囲で接当作用させている。
前記右シフト部材38Bの位置する側と反対側
には、左横向き伝動軸37Aにこの軸心方向に摺
動可能な左シフト部材38Aをスプライン外嵌
し、この左シフト部材38Aには左サイドブレー
キ27Aに作用するスリーブ部38dと左サイド
ブレーキ足踏操作具17Aに連係されたシフトフ
オークとの係合部38eとを設けてある。
前記左右の横向き伝動軸37A,37Bに対し
て突合配置された左右の連結軸28A,28Bの
横向き伝動軸側には前記左右の摩擦多板式サイド
ブレーキ27A,27Bが設けられ、この左右サ
イドブレーキ27A,27Bとの更に内端側に左
右シフト部材38A,38Bとの一体連結用スプ
ライン部が形成されている。又、左右連結軸28
A,28Bの他端側にはギヤケース15A,15
B内に位置するギヤ29,29が設けられ、2段
減速機構30を介して走行車軸31にエンジン1
からの走行動力が伝達されるようになつている。
〔別実施例〕
○イ 前記デフロツク操作具21とサイドブレーキ
操作具は足踏式でなくもよい。
○ロ 上記実施例のものは田植機だけでなく他の農
作業車及び一般車に適用してもよい。
○ハ 前記横向き伝動軸37,37に走行車輪を設
けてもよい。
○ニ 前記弾性融通機構25としてはスプリングで
なくてもよく、軟性樹脂等を使用してもよい。
○ホ 前記右シフト部材38Bを右サイドブレーキ
27Bに付勢する構成としては、シフト部材3
8B自身に作用させるようにバネを設けてもよ
く、その設置位置はサイドブレーキ操作具と連
結ロツドとの連結部位に限定されない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る走行操作構造の実施例を示
し、第1図は後伝動ケース構造を示す縦断面図、
第2図はシフト部材へのシト構造を示す断面図、
第3図は全体側面図、第4図は乗用型田植機の側
面図、第5図は主クラツチペダルのロツク機構を
示す縦断側面図、第6図は主クラチペダルのロツ
ク機構に対する横断平面図である。 17A,17B……サイドブレーキ操作具、2
7A,27B……サイドブレーキ、37A,37
B……車軸、38A,38B……シフト部材、4
0……デフ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デフ機構40を有する車軸37A,37Bの両
    端近くに夫々左右のサイドブレーキ操作具17
    A,17Bに連係されたサイドブレーキ27A,
    27Bを設けるとともに、一方のサイドブレーキ
    27Bとデフ機構40との間に位置して前記車軸
    37Bの軸心に沿つて正逆摺動可能なシフト部材
    38Bを車軸37Bに設け、前記シフト部材38
    Bをデフ機構40側に移動させてデフロツク状態
    を現出するデフロツク操作具21と前記シフト部
    材38Bを逆方向に作動させてブレーキ作動状態
    を現出する一方のサイドブレーキ操作具17Bと
    を前記シフト部材38Bに連係し、かつ、一方の
    サイドブレーキ27Bに対して前記シフト部材3
    8Bを、ブレーキ作用を施さない範囲の付勢力で
    もつて接当作用させてある走行操作構造。
JP18178185U 1985-11-26 1985-11-26 Expired JPH0316759Y2 (ja)

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