JPH01293234A

JPH01293234A - 水田作業車

Info

Publication number: JPH01293234A
Application number: JP12146888A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Takao; 高尾　裕
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1988-05-18
Filing date: 1988-05-18
Publication date: 1989-11-27
Anticipated expiration: 2009-07-20
Also published as: JPH0653463B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、左右の後輪に動力を分配する後輪デフ機構と
、この後輪デフ機構に対するデフロック機構と、後輪デ
フ機構からの動力伝達を断続操作可能でクラッチ入側に
付勢された左右の操向クラッチと、左右の後輪を独立に
制動可能なサイドブレーキとを備えた水田作業車に関す
る。

〔従来の技術〕

前述のような水田作業車の１つである乗用型田植機にお
いては実開昭６１−９０６２７号公報に開示されている
ように、一方のサイドブレーキペダルを踏み操作すると
後輪デフ機構がロック操作されると共に、サイドブレー
キペダル操作側の操向クラッチが切換操作されサイドブ
レーキが制動状態となるように連係し、さらに後輪デフ
機構を独立にロック操作もできるように構成しているも
のがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述のような構造であると後輪デフ機構は直進時におい
てロック状態、又はロック解除状態となり、枕地での旋
回等のように片方の後輪を停止させての旋回時にはロッ
ク状態となる。これにより、軟弱な圃場での直進及び旋
回時には後輪デフ機構をロック状態としてスリップなく
走行でき、路上での走行時には後輪デフ機構をロック解
除状態としてスムーズな走行が行えるのであるが、スリ
ップの少ない路上において片方の後輪に制動を掛けての
小廻り旋回時にも後輪デフ機構がロック状態となってし
まうことになり、路上でのスムーズな小廻り旋回が行な
えないことになってしまう。

ここで本発明は前述の状況に着目して成されたものであ
り、路上において片方の後輪に制動を掛けての小廻り旋
回もスムーズに行えるように構成することを目的として
いる。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の特徴は以上のような水田作業車において、 ■　デフロック機構をロック状態とロック解除状態とに
切換え保持可能な人為操作機構を設け、サイドブレーキ
による制動操作に連動して制動後輪側の操向クラッチが
切り操作されるようにサイドブレーキペダルと操向クラ
ッチとを連動連結すると共に、前記サイドブレーキペダ
ルと操向クラッチとの連係を断つ連係解除機構を備えて
あることにあり、又、■　デフロック機構をロック状態
とロック解除状態とに切換え保持可能な人為操作機構を
設け、サイドブレーキによる制動操作に連動して制動後
輪側の操向クラッチが切り操作されるようにサイドブレ
ーキペダルと操向クラッチとを連動連結すると共に、前
記サイドブレーキペダルと操向クラッチとの連係を断つ
連係解除機構を備え、前記人為操作機構の口・ンク状態
側への操作に連動してサイドブレーキペダルと操向クラ
ッチとが連係され、且つ、人為操作機構のロック解除状
態側への操作に連動してサイドブレーキペダルと操向ク
ラツ　　　′チとの連係が断たれるように、人為操作機
構と連係解除機構とを連動連結してあることにあり、そ
の作用及び効果は次のとおりである。

〔作　用〕

前項■のように構成すると、人為操作機構を操作するこ
とにより圃場走行及び、路上走行に応じて後輪デフ機構
をロック状態とロック解除状態とに切換えることができ
るのであり、後輪デフ機構がロック状態において一方の
サイドブレーキペダルを踏み操作すると制動後輪側の操
向クラッチが切り操作されるので、後輪デフ機構がロッ
ク状態であっても一方の後輪を停止させて小廻り旋回が
行えるのである。そして、後輪デフ機構がロック解除状
態にある場合は連係解除機構によりサイドブレーキペダ
ルと操向りラッチとの連係も断っておけば、一方のサイ
ドブレーキペダルを踏み操作しても操向クラッチは入り
状態に保たれるので、後輪デフ機構から左右の後輪に動
力が分配された状態で一方の後輪に制動を掛けて小廻り
旋回が行えるのである。

そして、前項■のように構成すれば、上記のような前項
■の機能に加えて、サイドブレーキペダルと操向クラッ
チとの連係状態の大切操作が後輪デフ機構のロック及び
ロック解除操作に連動して自動的に行われることになる
。

〔発明の効果〕

以上のように、直進時及び片方の後輪に制動を掛けての
旋回時の両方において後輪デフ機構をロックする状態と
ロックを解除する状態とを現出させることができて、圃
場及び路上において適切な走行状態を選択できるように
なり、水田作業車の走行性能を向上させることができた
。

また、サイドブレーキペダルと操向クラッチとの連係状
態の切換操作も、後輪デフ機構のロック及びロック解除
操作に連動して自動的に行われるように構成することに
よって、操作性の向上も期待できる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例の１つである乗用型田植機につい
て図面に基づいて説明する。

第２図に示すように、前輪（１）及び後輪（２）で支持
された機体の後部に、四速リンク機構（３）を介して苗
植付装置（４）が昇降自在に連結されて乗用型田植機が
構成されている。

次に、後輪（２）の支持及び伝動構造について詳述する
と、第１図及び第２図に示すようにエンジン（５）から
の動力は走行用の変速装置（６）を介して前輪（１）に
伝達されると共に、伝動軸（７）を介して後車軸ケース
（８）に伝達される。この後車軸ケース（８）内には後
輪デフ機構（９）が内装されており、後輪デフ機構（９
）　から左右に第１後車軸（１０）が延出されると共に
、一方の第１後車軸（ｌＯ）にデフロツタ機構（１１）
としてのデフロック操作具がスプライン構造にてスライ
ド自在に取り付けられ、このデフロック操作具（１１）
がスプリング（１２）により後輪デフ機構（９）のデフ
ケース（９ａ）咬合側、つまりデフロック側に付勢され
ている。そして、デフロック操作具（１１）をデフロッ
ク解除側にスライド操作するシフトアーム（１６）とデ
フロックレバー（１７）とがワイヤ（１８）を介して連
結されており、このデフロックレバー（１７）により後
輪デフ機構（９）を独立にデフロック操作できるのでで
ある。

さらに、第２後車軸（１３）が第１後車軸（１０）に対
して同芯状で相対回転自在に支持されており、この第２
後車軸（１３）にシフト部材（１４）がスプライン構造
にてスライド自在に取付けられると共に、このシフト部
材（１４）がスプリング（１５）により第１後車軸（１
０）の咬合部（１０ａ）側に付勢されており、以上のよ
うにして操向クラッチ（１９）が構成されている。そし
て、第２後車軸（１３）にはブレーキディスク（２０）
及びディスク抑圧用のシフト部材（２１）等で構成され
たサイドブレーキ（２２）が設けられている。

前記操向クラッチ（１９）におけるシフト部材（１４）
をスライド操作するシフトアーム（２３＞、及びサイド
ブレーキ（２２）におけるシフト部材（２１）をスライ
ド操作するシフトアーム（２４）の両シフトアーム（２
３）、　（２４）が左右のサイドブレーキペダル（２５
ａ）、　（２５ｂ）とワイヤ（２６）、　＜２７）を介
しテ連結されている。これにより、一方のサイドブレー
キペダル（２５ａ）又は（２５ｂ）を踏み操作するとワ
イヤ（２６）、　（２７）が引き操作されて、シフト部
材（１４）が咬合部（１０ａ）より離れ操向クラッチ（
１９）が切り状態となると共に、シフト部材（２１）が
ブレーキディスク（２０〉を押圧してサイドブレーキ（
２２）が入り状態となるのである。

次に、操向クラッチ（１９）とサイドブレーキペダル（
２５ａ）、　（２５ｂ）　　との連係を断つ連係解除機
構（３０）について詳述すると、第１図に示すようにサ
イドブレーキペダル（２５ａ）、　（２５ｂ）　　と操
向クラッチ（１９）のシフトアーム（２３）とを連結す
るワイヤ（２６）においては、サイドブレーキペダル（
２５ａ）、　（２５ｂ）側のアウターワイヤ端部が１つ
の支持ブロック（２８）に連結されると共に、支持ブロ
ック（２８）よ□り上方に延出された操作アーム（２９
）により、支持ブロック（２８）をワイヤ方向に動かす
ことができる。

以上の構造により、第１図に示すように操作アーム（２
９）及び支持ブロック（２８）を連係人位置としておけ
ばサイドブレーキペダル（２５ａ）、　（２５ｂ）を踏
み操作するとワイヤク２６）が引き操作されて操向クラ
ッチ（１９）が切り操作されるのであり、操作アーム（
２９）及び支持ブロック（２８）を連係切位置に動かす
と、ワイヤ（２６）のインナーワイヤが弛むことになり
、サイドブレーキペダル（２５ａ）。

（２５ｂ）を踏み操作してもインナーワイヤの弛みが消
えるだけでシフト部材（１４）はスライド操作されず、
操向クラッチ（１９）は切り状態とはならないのである
。

〔別実施例〕

第３図に示すようにデフロツタ機構（１１）に対するデ
フロックレバー（１７）を設けずに、デフロック操作具
（１１〉のシフトアーム（１６）と連係解除機構（３０
）の操作アーム（２９）とをワイヤ（３１）を介して連
結すると、連係解除機構（３０）を連係人位置としてあ
けばスプリング（１２）の付勢力によりデフロック操作
具（１１）がデフケース（９ａ）に咬み合って後輪デフ
機構（９）は常時デフ作動状態となると共に、サイドブ
レーキペダル（２５ａ）。

（２５ｂ）を踏み操作すると操向クラッチ（１９）が切
り操作されサイドブレーキ（２２）が入り操作されるの
である。

そして、連係解除機構（３０）を連係切位置に操作する
とデフロック操作具（１１）がデフケース（９ａ）より
離れて常時デフ作動状態となると共に、操向クラッチ（
１９）は常時入状態となるのであ。

この状態でサイドブレーキペダル（２５ａ）、　（２５
ｂ）を踏み操作すると、デフ作動状態、且つ、操向クラ
ッチ人状態でサイドブレーキ（２２）を入り操作するこ
とができるのである。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は後車軸ケース内の各機構（操向クラッチ、サイ
ドブレーキ）とサイドブレーキペダル及び連係解除機構
との連係状態、並びに後輪デフ機構と人為操作機構とし
てのデフロックレバーとの連係状態を示す図、第２図は
乗用型田植機の全体側面図、第３図は別実施例を示して
おり、後車軸ケース内の各機構（後輪デフ機構、操向ク
ラッチ、サイドブレーキ）とサイドブレーキペダル及び
人為操作機構としての連係解除機構との連係状態を示す
図である。（２）・・・・・・後輪、（９）・・・・・・後輪デフ
機構、（１１）・・・・・・デフロツタ機構、（１９）
・・・・・・操向クラッチ、（２２）・・・・・・サイ
ドブレーキ、（２５ａ）、（２５ｂ）・・・・・・サイ
ドブレーキペダル、（３０）・・・・・・連係解除機構
。

Claims

【特許請求の範囲】１、左右の後輪（２）に動力を分配する後輪デフ機構（
９）と、この後輪デフ機構（９）に対するデフロック機
構（１１）と、後輪デフ機構（９）からの動力伝達を断
続操作可能でクラッチ入側に付勢された左右の操向クラ
ッチ（１９）と、左右の後輪（２）を独立に制動可能な
サイドブレーキ（２２）とを備えた水田作業車であって
、前記デフロック機構（１１）をロック状態とロック解
除状態とに切換え保持可能な人為操作機構を設け、サイ
ドブレーキ（２２）による制動操作に連動して制動後輪
側の操向クラッチ（１９）が切り操作されるようにサイ
ドブレーキペダル（２５ａ）、（２５ｂ）と操向クラッ
チ（１９）とを連動連結すると共に、前記サイドブレー
キペダル（２５ａ）、（２５ｂ）と操向クラッチ（１９）との連
係を断つ連係解除機構（３０）を備えてある水田作業車
。２、左右の後輪（２）に動力を分配する後輪デフ機構（
９）と、この後輪デフ機構（９）に対するデフロック機
構（１１）と、後輪デフ機構（９）からの動力伝達を断
続操作可能でクラッチ入側に付勢された左右の操向クラ
ッチ（１９）と、左右の後輪（２）を独立に制動可能な
サイドブレーキ（２２）とを備えた水田作業車であって
、前記デフロック機構（１１）をロック状態とロック解
除状態とに切換え保持可能な人為操作機構を設け、サイ
ドブレーキ（２２）による制動操作に連動して制動後輪
側の操向クラッチ（１９）が切り操作されるようにサイ
ドブレーキペダル（２５ａ）、（２５ｂ）と操向クラッチ（１９）とを連
動連結すると共に、前記サイドブレーキペダル（２５ａ）、（２５ｂ）と操向クラッチ（１９）との連
係を断つ連係解除機構（３０）を備え、前記人為操作機
構のロック状態側への操作に連動してサイドブレーキペ
ダル（２５ａ）、（２５ｂ）と操向クラッチ（１９）と
が連係され、且つ、人為操作機構のロック解除状態側へ
の操作に連動してサイドブレーキペダル（２５ａ）、（
２５ｂ）と操向クラッチ（１９）との連係が断たれるよ
うに、人為操作機構と連係解除機構（３０）とを連動連
結してある水田作業車。