JP3327585B2 - 乗用型水田走行作業機 - Google Patents

乗用型水田走行作業機

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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型の田植機、湛水
直播機等の乗用型水田走行作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、乗用型田植機において、エンジ
ンからトランスミッションへの動力伝達は、テンション
付与手段を有するベルト式変速装置(テンション式クラ
ッチ)で行われており、操縦ハンドルの側方に配置した
変速レバーでこのベルト変速・テンションクラッチを操
作し、さらに操縦席左側に設けたクラッチペダルにても
テンションクラッチを入り切り操作できるようになって
いる。
【0003】また、操縦席右側には左右の後車輪のブレ
ーキ操作を行うブレーキペダルが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる乗用型水田作業
機は通常、田植え等の作業及び路上での走行は乗車した
まま行うが、圃場への出入り及びトラックへの積み降ろ
し等を運転者が乗車したまま行うと、不安感や恐怖感を
感じるため、降車して行う方がやり易いことがある。乗
用型水田走行作業機から降車して操縦する場合、クラッ
チ操作やブレーキ操作をしなければならないが、これら
の操作装置は、操縦席に座って操作するのに最適な位置
に設けられているため、降車して操作することが困難で
あり、降車状態でクラッチ操作とブレーキ操作の両方を
行うことは極めて困難であった。また、特開平1−13
2307号公報には、降車位置で補助レバーでクラッチ
の入り切り操作が可能な「四輪乗用田植機の前方運転操
作機構」が開示されている(従来例の1)。更に、特開
昭57−178959号公報には、降車位置で操作でき
るブレーキレバーを備えた「乗用田植機」が開示されて
いる(従来例の2)。また、特開平3−246125号
公報には、オペレータが地上で走行車体の前から操作で
きる手動レバーを備えていてクラッチの入り切り及びブ
レーキ操作が可能な「苗植機」が開示されている(従来
例の3)。しかしながら、前述の従来例の1によれば、
傾斜状態の位置(トラックへの積み込み時など)で補助
レバーを操作してクラッチ切りとしただけでは、機体は
自重で動き出してしまうこととなり、操縦者はこの自重
での動きを抑えながら操縦しなければならず、片手は補
助レバーをもっているのでもうひとつの手で動きを止め
ながらの操縦となって大変面倒であるし、操縦性が悪く
なるという課題がある。一方、従来例の2では、ブレー
キレバーによって駐車ブレーキを作動しているが、クラ
ッチが入り状態でブレーキ作動させると、ブレーキが早
期に摩滅して耐久性等の面で課題がある。また、従来例
の1および2の補助レバーおよびブレーキレバーを別途
に備えると、降車位置で2つのレバーを操作することと
なって操縦性が悪くなるという課題がある。更に、従来
例の3によれば、降車位置(地上)で手動レバーを操作
することでクラッチの入り切り及びブレーキ操作が可能
となるが、この手動レバーはクラッチレバー乃至クラッ
チペダルに付帯(付属)されているものであることか
ら、乗車位置でクラッチ操作をするとその都度ブレーキ
作動することから、路上走行の高速での走行のとき等の
ときには運転者がつんのめることがあり、操縦安定性に
悪影響を与えるという課題がある。
【0005】本発明は、乗車位置にて主クラッチを入り
切り操作する操作具とは別個に、主クラッチの入り切り
操作及びブレーキ操作が可能な単一の操作具を設けるこ
とにより、前記従来技術の問題点を解決すると共に操作
に際して安全に行えるようにした乗用型水田走行作業機
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための具体的手段は、 運転操縦部を有する走行車体
に、乗車位置から主クラッチの入り切り操作が可能な操
作具と、降車位置から前記主クラッチの入り切り操作お
よびブレーキ操作が可能な単一の操作具とを個別操作
可能に且つその一方を操作するとき他方は連係せず他方
を操作するとき一方は連係しないよう構成して備えてい
ることを特徴とするものである(請求項1)。
【0007】また、本発明では、前記単一の操作具
クラッチの入り切り位置およびブレーキ位置にてそれぞ
れ保持可能とされていることを特徴とするものである
(請求項2)。
【0008】
【作用】本発明によると、乗用型水田走行作業機が路上
走行等しているときに、主クラッチの入り切り操作が可
能な操作具を操作しても運転者がつんのめるようなこと
がなく、操縦安定性を確保でき、一方、乗用型水田走行
作業機を畦越えさせたり、トラックなどへの積み降ろし
を行う場合には、クラッチの入り切り及びブレーキ操作
が可能な単一の操作具を降車位置において操作する。
【0009】これ故、乗車状態での不安感や恐怖感は解
消されるし、乗用型水田走行作業機の機体姿勢が不安定
になっても、降車位置にて操作具の持ち替えなく停止操
作で き、操作具と単一の操作具とを個別操作可能として
いるので誤操作を招くおそれもないのである(請求項
1)。更に、単一の操作具を主クラッチの入り切り位置
およびブレーキ位置にそれぞれ保持しておくことによ
り、運転者は操向姿勢を確認しつつの操縦も可能であ
り、停止状態で乗用型水田走行作業機から離れることも
可能となる(請求項2)。
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、乗車位置
にて主クラッチの入り切り操作が可能な操作具と、降車
位置で主クラッチの入り切り及びブレーキ操作が可能な
単一の操作具を個別に設けているので乗用型水田走行作
業機を路上走行時にクラッチを操作したとき運転者のつ
んのめりを防止できて操縦安定性を向上し、一方圃場に
出し入れするとき等の傾斜走行を不安感や恐怖感を感じ
ることのない降車位置から容易に行うことができるし、
乗用型水田走行作業機の機体の機体姿勢が不安定になっ
ても操作具の持ち替えなどを必要とせずその場で機体停
止をさせることができる。また、両操作具を個別操作可
能としていることから誤操作を招くおそれも少なくな
り、また、二人作業時に一方を操作したとき他方の操作
具が動いて手を挟まれる等の虞れがない。 請求項2に記
述した発明によれば、いちいち乗車乗車位置に行かなく
ても、降車位置からクラッチ・ブレーキ位置に操作し
て、それぞれ保持しておくことにより、運搬車は操向姿
勢を確認しつつ操縦でき、また機体を一旦停止させてそ
の場を離れることが出来る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4において、1は乗用型水田走行作業機として
の乗用型田植機であり、前輪2と後輪3とを装備した2
軸4車輪形の走行車体4の前部にエンジン5が搭載され
ている。走行車体4の前後中間には、操縦ハンドル6お
よび運転席7で構成されている操縦部8が備えられ、操
縦部8の後方には、昇降シリンダ9及び昇降リンク機構
10を介して苗植付装置11が昇降自在に連結されてい
る。12はエンジン5を覆うボンネット、13は運転席
7の左右側方の後輪フェンダをそれぞれ示している。
【0011】図1〜4に示す第1実施例において、エン
ジン5の出力軸15の動力は、副変速装置としての多段
式ベルト変速装置16を介してミッションケース17の
入力軸となっている伝動軸18に伝達され、ミッション
ケース17内の主変速装置等のトランスミッションを介
して前輪2及び後輪3に伝達されると共に、苗植付装置
11等にも伝達される。
【0012】前記多段式ベルト変速装置16はダブルテ
ンション方式を示しており、エンジン5の出力軸15と
ミッションケース17の伝動軸18とにはそれぞれ2組
のプーリ20、21が設けられており、プーリ20L、
21Lとそれらに巻き掛けられたベルト22Lとは低速
用であり、プーリ20H、21Hとそれらに巻き掛けら
れたベルト22Hとは高速用であり、各ベルト22L、
22Hにはテンションプーリ23L、23Hが押し付け
可能になっている。
【0013】各テンションプーリ23L、23Hを取り
付けたテンションアーム26L、26Hは支持軸27に
枢支されており、各テンションアーム26L、26Hに
は支持軸27の前後位置にピン28、29が突設されて
いて、各前ピン28には切り換えリンク30L、30H
の一端の長孔30Aが嵌合し、各後ピン29には戻しバ
ネ31L、31Hとクラッチリンク32の各一端が連結
されている。
【0014】前記各テンションプーリ23、テンション
アーム26、戻しバネ31等によって、ベルト変速装置
16のベルト22にテンションを付与するテンション付
与手段24が構成されている。また、前記支持軸27に
は上部にグリップ35Aを有する変速レバー35も枢支
されており、その長手方向中途には係合ピン36が設け
られている。37は支軸38に枢支された切り換え具
で、2本のピン39L、39Hを突設し、この2本のピ
ン39L、39H間に長孔40が形成されており、この
長孔40は変速レバー35の係合ピン36に嵌合してい
る。前記2本のピン39L、39Hにはそれぞれ切り換
えリンク30L、30Hの他端が連結されている。
【0015】図1は低速動力伝達状態を示しており、低
速側テンションアーム26Lは戻しバネ31Lの引っ張
り力によってテンションプーリ23Lを低速側ベルト2
2Lに押し付けている。この状態から変速レバー(操作
具)35を反時計方向(図1矢印A方向)に揺動する
と、切り換え具37が支軸38を中心に回動して低速側
切り換えリンク30Lを引き上げ、戻しバネ31Lに抗
して低速側テンションアーム26Lを持ち上げ、ベルト
22Lのテンションを減少して動力を切る。
【0016】これと同時に、高速側切り換えリンク30
Hは下降可能になり、戻しバネ31Hによって高速側テ
ンションアーム26Hは回動し、ベルト22Hにテンシ
ョンプーリ23Hを押し付けることになり、ベルト22
Hにはテンションが付与されて高速動力を伝達するよう
になる。クラッチリンク32の一端には高低両速のテン
ションアーム26の後ピン29に遊嵌した遊嵌部32A
が形成され、他端はクラッチペダル42と連動連結され
ている。
【0017】主クラッチを入り切り操作するペダル(操
作具)42はステップ44の下方において走行車体4に
固定の枢支軸43にその基部(ボス部)が踏込み自在と
して枢支され、ステップ44から上方へ突出しており、
そのボス部から爪部42Aが突出している。また、枢支
軸43にはリンク45が枢支され、その先端はクラッチ
リンク32に連結され、このリンク45に前記爪部42
Aが上から係合可能になっている。
【0018】前記クラッチペダル42を踏み込むことに
より、爪部42Aが回動してリンク45に上から係合
し、クラッチリンク32を図1下方向Bに引っ張り、戻
しバネ31に抗して低速側と高速側の両テンションアー
ム26を持ち上げ方向に回動して、高低速両方の動力を
切ることができるようになっており、ここに、ベルト変
速装置16は、エンジン動力をミッションに断続させる
ベルトテンション式の主クラッチを構成している。
【0019】46は枢支軸43に枢支された操作具で、
その上部のグリップ46Bは変速レバー35より充分に
前側に位置し、降車した作業員(運転者)が容易に回動
操作可能な位置に配置されている。すなわち、操作具4
6は前記ステップ44の前方位置でかつ乗降の障害とな
らない位置に、本実施の形態では降車位置にて人為操作
可能なレバーで構成して備えられている。
【0020】この操作具46は、上部にグリップ46B
を有し、基部のボス部には、クラッチペダル42と同様
に爪部46Aが突出されており、この爪部46Aもリン
ク45に上方から係合して、クラッチリンク32を図1
下方向に引っ張り、戻しバネ31に抗して低速側と高速
側の両テンションアーム26を持ち上げ方向に回動し
て、高低速両方の動力を切ることが可能になっている。
【0021】すなわち、単一の操作具46を手動(人為
操作)にて主クラッチ及びブレーキ(ブレーキについて
は後述)を操作するとき、下向回動操作によりクラッチ
切り、ブレーキ作動としていることから、押さえつけ方
向の操作となって操作し易くされているのである。ま
た、主クラッチの入り切り操作及びブレーキ操作を降車
位置にて操作する単一操作具46は、操縦ハンドル6か
ら遠ざかる方向側への回動、実施例では図1の矢符Cで
示す前方回動により、クラッチ切り、ブレーキ作動とな
るように構成されており、これによって、一方の手をハ
ンドル6に他方の手を操作具46にかけて、相反する方
向への操作でクラッチ切り、ブレーキ作動となるために
確実な降車状態での操作ができるのである。
【0022】47は操作具46のガイド部材を示してお
り、ボンネット12等に固定されていて、人為操作可能
なレバー構成した操作具46を各操作位置にて保持可能
としている。前記持ち上げるテンションアーム26は、
実際には、テンションプーリ23がベルト22を弾圧し
ている入り側だけであり、テンションアーム26の持ち
上げ量を調整することにより、テンションプーリ23に
よるベルト22の張り具合を変更できる。
【0023】操作具46を図3のガイド部材47の入り
位置に配置(保持)していると、テンションアーム26
はテンションプーリ23を正規の力でベルト22に弾圧
して、低速又は高速の動力を正常に伝達可能にし、ガイ
ド部材47の1位置に配置(保持)すると、テンション
プーリ23によるベルト22を押圧する力が減少し、ベ
ルト22の張りを緩めてスリップを生じさせることにな
り、同じくガイド部材47の2位置では更にベルト22
の張りを緩めてスリップ率が多くなるようになってお
り、このスリップにより、ベルト変速装置16が伝達す
る動力が減少し、走行速度が変速レバー35で設定され
た速度より減速側に調整され、ここに、通常作業速度
(例えば植付速度は0.4m/sec〜1.0m/se
cである)とは別に、圃場への出し入れ(畦越え)、ト
ラックへの積み降し等の低速走行状態、例えば0.1m
/secの速度が可能とされている。
【0024】更に、操作具46を切り位置まで回動する
と、両テンションプーリ23はベルト22から離れ、ク
ラッチペダル42を踏み込むのと同じように、ベルト変
速装置16による動力伝達を切る状態が得られる。従っ
て、乗用型田植機を圃場に出し入れするため、運転者が
降車位置でベルト変速装置16を低速側にしてゆっくり
と乗用型田植機を移動しているときに、操作具46を操
作すると移動速度をさらに低速にしたり又は停止したり
できるのであり、この降車位置での操作具46の操作
は、そのグリップ46Bが操縦ハンドル6の下方位置に
備えられていることから、一方の片手はグリップ46
B、他方の片手は操縦ハンドル6に掛けた状態で田植機
1を操縦(操向)しながらの畦越え作業等が安定した姿
勢の下で実施できるのである。
【0025】図1,3,4には動力伝達系のブレーキ装
置51が示されている。このブレーキ装置51はミッシ
ョンケース17から後輪デフ装置52へ動力を伝達する
回転軸53を制動するブレーキ手段54と、このブレー
キ手段54を操作具46で操作する操作手段55とを有
している。すなわち、乗車位置で主クラッチを入り切り
操作するペダル42と、降車位置で操作可能なクラッチ
及びブレーキ51を操作する操作具46を設けており、
この単一の操作具46により操作されるブレーキ51
を、クラッチペダル42の近くで走行系に動力を伝達す
る回転部(回転軸53)に設けており、これによってミ
ッションケース内等のブレーキを利用することなく、簡
単な連結構成にてブレーキを作動させて田植機1を停止
できるのである。
【0026】具体的に説明すると、 前記ブレーキ手段
54は走行車体4に取り付けられたバンドブレーキ又は
ディスクブレーキであり、その操作レバー56は操作手
段55のボーデンワイヤ57で回動操作される。このボ
ーデンワイヤ57のインナワイヤ57Aの一端は操作具
46に固定の作動体58に挿通され、先端の掛止具59
が作動体58と掛止可能になっている。
【0027】従って、単一の操作具46をクラッチの切
り位置以上に回動してブレーキ位置にすると(図3参
照)、作動体58が掛止具59を介してインナワイヤ5
7Aを引っ張り、操作レバー56を介してブレーキ手段
54を作動させ、回転軸53を制動することができ、降
車位置で人為操作可能な操作具46で走行車体4の停止
を行うことができるようになる。更に、図1および図3
で示すようにペダル42と操作具46はペダル42が機
体の外側で操作具46が機体の内側となるように両者4
2、46を機体(ステップ)の一側でかつ内外に配置さ
れている。これにより、運転席7に座ってペダル42を
オペレータが足で踏み込み操作するとき、足は両開き
(前方拡大)となることからして、操作具46が邪魔と
なることもないのである。
【0028】図5は第2実施例を示しており、操作具4
6は変速レバー35と同様に支持軸27に枢支されてお
り、この操作具46には係合体48が突出され、この係
合体48は高低両テンションアーム26の後ピン29と
係合可能であり、クラッチリンク32を介さずに高低両
テンションアーム26の位置を変更して、ベルト22の
張力を微調整し、走行車体4の変速操作をすることが可
能になる。尚、この第2実施例でも前記ブレーキ装置5
1を併設することが可能である。
【0029】また、クラッチペダル42とクラッチ及び
ブレーキを操作する操作具46は、リンク45にそれぞ
れの爪部42A,46Aが上方から係合可能であること
から、それぞれ操作するとき他方は連携しないように、
爪部42A,46Aがリンク45に接当するのであり、
それぞれを操作しても他方(ペダル又は操作具)が動か
ないため、不用意に操作具が動いて手を挟む危険はない
のである。
【0030】また、ペダル42の近傍に操作具46を設
けることによって、ペダル42によるクラッチ操作と、
手動によるクラッチ切りの操作関係を連携しやすくなる
のである。図6、7は第3実施例を示しており、この操
作具46は支持軸27に枢支されていて、長手方向中途
部に支持軸27を中心とする円弧状の板49が固着さ
れ、この円弧板49には係止孔49Aが形成されてお
り、変速レバー35には係止孔49Aと係脱可能な係止
ピン50が突設されている。この第3実施例の操作具4
6は若干左右に揺動可能であり、円弧板49を移動して
係止孔49Aを係止ピン50に対向させかつ係合させる
と、操作具46を回動することにより変速レバー35を
回動操作することができる。
【0031】即ち、降車位置から変速レバー35を操作
するのと同様に、レバーで示す操作具46でベルト変速
装置16を変速操作でき、しかも変速レバー35に手が
届かない背の低い人でも容易に操作できる。図7に示す
ガイド部材47には、変速レバー35用のガイド溝47
Aの他に操作具46用のガイド溝47Bが形成され、ガ
イド溝47Bにはガイド溝47Aと同様に高速、低速及
び中立の各作用位置に保持可能であるとともに、、円弧
板49を移動して係止孔49Aを係止ピン50に離脱さ
せかつ離脱位置で退避させてこの位置で保持させておく
退避位置が形成されている。
【0032】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、ベルト
変速装置16はベルト伝動手段が3組あるトリプルテン
ション型ベルト変速装置又は、割プーリを使ったベルト
伝動手段が1組だけの無段変速型のベルト変速装置でも
良い。また、降車位置でクラッチ及びブレーキを人為操
作するレバーによる操作具46はボンネット12の前
側、フェンダ13の近傍等に配置することも可能であ
り、変速レバー35は降車位置から最も操作し難い位置
に配置されているので、この変速レバー35から離れた
位置にあれば、ほとんどの場合、変速レバー35よりも
降車位置から操作し易い位置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示す側面図であ
る。
【図2】同ベルト変速装置の分解斜視図である。
【図3】同要部の分解斜視図である。
【図4】乗用型田植機の側面図である。
【図5】第2実施例を示す側面図である。
【図6】第3実施例の側面図である。
【図7】図6のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1 乗用型水田走行作業機 5 エンジン 15 出力軸 16 ベルト変速装置(テンションベルト式クラッ
チ) 17 ミッションケース 18 伝動軸 23 テンションプーリ 26 テンションアーム 35 変速レバー 42 クラッチペダル(操作具) 46 単一の操作具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B60K 41/22 B60K 41/22 B62D 11/08 B62D 11/08 V F16D 67/02 F16D 67/02 K F16H 61/26 F16H 61/26 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 B60K 17/02 B60K 20/02 B60K 23/02 B60K 41/22 B62D 11/08 F16D 67/02 F16H 61/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転操縦部を有する走行車体に、乗車位
    置から主クラッチの入り切り操作が可能な操作具と、
    車位置から前記主クラッチの入り切り操作およびブレー
    キ操作が可能な単一の操作具とを個別操作可能に且つ
    その一方を操作するとき他方は連係せず他方を操作する
    とき一方は連係しないよう構成して備えていることを特
    徴とする乗用型水田走行作業機。
  2. 【請求項2】 前記単一の操作具は、前記主クラッチの
    入り切り位置およびブレーキ位置にてそれぞれ保持可能
    とされていることを特徴とする請求項1記載の乗用型水
    田走行作業機。
JP22885492A 1992-08-27 1992-08-27 乗用型水田走行作業機 Expired - Fee Related JP3327585B2 (ja)

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