JP2002087334A - 農業作業車の操作装置 - Google Patents

農業作業車の操作装置

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JP2002087334A
JP2002087334A JP2000283599A JP2000283599A JP2002087334A JP 2002087334 A JP2002087334 A JP 2002087334A JP 2000283599 A JP2000283599 A JP 2000283599A JP 2000283599 A JP2000283599 A JP 2000283599A JP 2002087334 A JP2002087334 A JP 2002087334A
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Hirokazu Naka
弘和 仲
Shinichiro Yano
真一郎 矢野
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 農業作業車を降車状態で安全に走行させる。 【解決手段】 走行車体に乗車した状態で走行クラッチ
装置及び走行ブレーキ装置を操作することのできる主ク
ラッチぺダル41を設け、走行車体から降車した状態で
走行クラッチ装置を操作することのできる停止レバー3
4あるいは降車クラッチレバー60を設け、主クラッチ
ぺダル41により走行ブレーキ装置を操作した状態で停
止レバー34あるいは降車クラッチレバー60により走
行車体を走行操作する。傾斜地を低速で安全に走行する
ことができ、また、停止レバー34あるいは降車クラッ
チレバー60では走行ブレーキ装置を作動させないの
で、操作荷重を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農業作業車の操
作装置の改良に関するもので、更に詳しくは、農業作業
車を降車状態で安全に走行させる操作装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来技術として特開平7−96852号発
明がある。この発明は、搭乗位置から操作可能なステア
リングハンドルと操向車輪とを連動するステアリングハ
ンドル機構に、このステアリングハンドル機構を車外か
ら操作するためのハンドルレバーを着脱自在に連結する
取付部を設け、補助ハンドルレバーを走行車体の走行停
止機構に連係可能な停止操作具を備え、走行車体から降
りて操向操作している場合における走行車体の停止操作
を容易にするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来技術は農作業車
をトラックへ積み込む場合に、走行車体から降りた状態
で補助ハンドルレバーを操作できて安全である。この発
明では、更に改良して、農作業車のトラックへの積み込
みや、圃場での畦越え時に、走行車体から降りた状態で
走行操作できると共に、低速走行や走行車体の前部の浮
き上がりを防止して更に安全な走行操作をしようとする
ものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するための請求項1の発明は、走行車体2に乗車し
た状態で走行クラッチ装置及び走行ブレーキ装置を操作
することのできる乗車走行操作具を設け、前記走行車体
2から降車した状態で前記走行クラッチ装置を操作する
ことのできる降車走行操作具を設け、前記乗車走行操作
具により走行ブレーキ装置を操作した状態で前記降車走
行操作具により走行車体2を走行操作可能にしたことを
特徴とし、請求項1の発明は、走行車体2の後部に農作
業装置を連結し、前記走行車体2の前部に走行車体2か
ら降車した状態で走行車体2を走行操作することのでき
る降車走行操作具を設け、前記走行車体2の前部におけ
るステアリングハンドル25を設けた上方突出部よりも
前側に補助ステップ63を設けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明は、走行車体2
に乗車した状態で乗車走行操作具である主クラッチぺダ
ル41を踏み込み、走行クラッチ装置を切り状態とし走
行ブレーキ装置を制動状態とし、次いで、降車走行操作
具である停止レバー34あるいは降車クラッチレバー6
0を操作して走行クラッチ装置を入/切することによ
り、走行車体2をブレーキ制動状態のままで低速走行を
したり走行停止をし、傾斜地を安全に走行することがで
きる。また、降車走行操作具である停止レバー34ある
いは降車クラッチレバー60では走行ブレーキ装置を作
動しないので、降車走行操作具の操作荷重を低減するこ
とができる。
【0006】また、請求項2の発明では、降車走行操作
具である停止レバー34あるいは降車クラッチレバー6
0を操作しながら、ステアリングハンドル25の上方突
出部よりも前側に位置する補助ステップ63にオペレー
タが乗ることにより、走行車体2の前部の浮き上がりを
防止し、安全に畦越えすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の実施の一形態を図面に
基づき説明する。図1及び図2は乗用田植機1の全体を
示したもので、乗用田植機1は、走行車体2と、この走
行車体2の後部に昇降リンク機構3を介して連結した4
条植えの苗植付部4とで構成されていて、走行車体2で
走行しながら苗植付部4を駆動し圃場に一行程で4条の
苗を植え付けていくものである。
【0008】走行車体2の前後中間部にエンジン5を搭
載し、このエンジン5の上方に操縦席6を設けている。
このエンジン5の駆動力は、図3に示すように、ベルト
伝動装置7及びベルト伝動第2装置8を経由して主ミッ
ションケース9に伝動される。そして、主ミッションケ
ース9の左右両側部に固着した左右方向に延びる前輪ケ
ース10,10を介して前輪ファイナルケース11,1
1に伝動し、前輪ファイナルケース11,11の下部か
ら横側方に突出する前車輪軸を駆動し、左・右前輪1
2,12を駆動する構成である。また、前記主ミッショ
ンケース9の後部から後方に突出する後輪伝動軸13を
介して左右の後輪ギヤケース14,14に伝動し、この
後輪ギヤケース14,14から左右両側に突出する後車
軸を経由して左・右後輪15,15を駆動する構成であ
る。
【0009】苗植付部4は、昇降シリンダ16の伸縮に
より昇降リンク機構3を上下方向に回動することによ
り、昇降するように構成されている。また、前記主ミッ
ションケース9から取り出された動力は後方に延びる中
途部で屈曲可能な植付伝動軸17により苗植付部4に伝
動される。
【0010】苗植付部4は、主として苗載せ台18,植
付伝動部19及び4条の苗植付装置20から構成されて
いて、前記植付伝動軸17の動力が入力される苗植付伝
動部19を介して伝動される構成である。また、苗植付
部4の下方中央部にはセンターフロート21aを、下部
左右両側部には左右のサイドフロート21b,21bを
夫れ夫れ設け、これらのフロートが圃場面を滑走整し地
する。また、前記苗植付装置20が作動すると共に、植
付伝動部19からの動力により左右移動棒が左右方向に
移動して苗載せ台18を左右に移動させ、マット苗を苗
植付装置20により一株ずつ掻き取って圃場に植え付け
る構成である。
【0011】苗載せ台18には、各条に苗送りベルト2
2,22,…が設けられている。各条の苗送りベルト2
2,22,…は下側の駆動ローラー23と上側の従動ロ
ーラー24とに巻き掻けられていて、駆動ローラー23
が植付伝動部19からの動力により回転し、苗載せ台1
8の左右移動終端部において苗送りベルト22,22,
…が所定量づつ回転し苗を繰り出す構成である。
【0012】走行車体2の前部となる操縦席6の前方に
はステアリングハンドル25を設け、このステアリング
ハンドル25の操作によりステアリング軸、ピットマン
アーム等を介して左・右前輪12,12を操向操舵する
構成である。前記ステアリングハンドル25の左側には
主ミッションケース9内の主変速装置を切り替え変速す
る主変速レバー26を設けている。この主変速レバー2
6の前後方向に操作により、主変速アーム27、主変速
ロッド28を介して主変速シフタ29を回動し主変速す
る構成である。前記ステアリングハンドル25の右側に
はエンジン5の回転数を変更させるためのスロットルレ
バー30を設けており、このスロットルレバー30に連
結されたスロットルワイヤを操作する構成である。そし
て、前記主変速レバー26及びスロットルレバー30
は、走行車体2前部におけるボンネット31の左右側面
部に接近して上側に延びるように構成されている。
【0013】走行車体2前部のボンネット31の左右両
側方には、夫れ夫れ前記ボンネット31より低くステッ
プフロア32より高く傍出している傍出部33を設けて
いる。左側の傍出部33には、機体の走行及び苗植付部
4の駆動の停止操作をすることのできる停止レバー34
を設けている。また、右側の前記傍出部33には、油圧
昇降シリンダ16及び植付クラッチ(図示省略)を作動
することにより、苗植付部4の昇降及び苗植付部4の駆
動の入/切をすることのできる植付部昇降レバー35を
設けている。なお、この停止レバー34及び植付部昇降
レバー35の回動軸36は、左右方向の同一軸上に設け
られている。
【0014】また、停止レバー34の握持部34aは、
ステアリング軸37よりも後側に配置しており、操縦席
6に座ったままの状態でオペレータが操作できると共
に、車体に搭乗していない作業者が車体の前端部からも
操作することができる。しかして、通常の植付作業時に
操作できるばかりでなく、トラックへの乗用田植機1の
積込時や圃場の畔越え時等の車体から降りた状態でも車
体の走行及び停止操作をすることができる。
【0015】前記ボンネット31の後面部には、主ミッ
ションケース9内の副変速装置を変速するための副変速
レバー38を設けている。この副変速レバー38の上下
方向の操作により、副変速シフタを回動し、通常速と超
低速との2段階に切り替える構成で、トラックへの乗用
田植機1の積込時や圃場の畔越え時に、副変速装置を超
低速に切り替えて安全に車体を走行させることができ
る。
【0016】また、前記ボンネット31の後面部の右よ
り位置には、エンジン5を始動させるためのリコイルノ
ブ39を設けている。このリコイルノブ39を引くとエ
ンジン5が始動する構成である。なお、リコイルノブ3
9は操縦席6に座ったオペレータが操作できると共に、
車体に搭乗していない作業者が車体の右端部からでも操
作することができ、トラックへの車体の積込時や、圃場
の畔越え時等の車体から降りた状態でもエンジン5の始
動操作をすることができる。
【0017】走行車体2の前部右寄り位置には左右のブ
レーキぺダル40,40を夫れ夫れ設け、このブレーキ
ぺダル40,40の踏み込み操作により、主ミッション
ケース9内に設けた左右のサイドクラッチブレーキ装置
を作動させて、左右の後輪16,16への伝動を遮断す
ると共に後輪16,16に制動する構成としている。
【0018】また、走行車体2の前部左寄り位置には、
主クラッチぺダル41を設けている。この主クラッチぺ
ダル41は、車体側面視において左右のブレーキぺダル
40,40と同位置に配置されていて、車体の走行及び
苗植付部4の駆動の停止をするものである。従って、停
止レバー34の後方への操作又は前記主クラッチぺダル
41の踏み込み操作によって、車体の走行及び苗植付部
4の駆動を停止するようになっており、テンションアー
ム42を上方に回動させてテンションプーリ43を伝動
ベルトから退避させて、前記ベルト伝動第2装置8の伝
動ベルトを非伝動状態に切り替える構成である。
【0019】また、テンションアーム42の上方への回
動と一体的に四輪ブレーキ操作アーム44が前側に回動
することにより、四輪ブレーキ操作ロッド45を介して
四輪ブレーキ制動アーム48を回動し、主ミッションケ
ース9内のシュー式の四輪ブレーキ装置46,46を作
動させて左右の前輪12,12及び後輪16,16を制
動する構成である。
【0020】なお、前記テンションアーム42と四輪ブ
レーキ操作ロッド45,前記四輪ブレーキ操作アーム4
4とは、前後方向に互いに逆方向に付勢する圧縮スプリ
ング47,47を介して前後に所定範囲摺動自在に連結
されている。しかして、四輪ブレーキ操作アーム44が
制動方向である図4の反時計方向に操作されると、四輪
ブレーキ操作アーム44のストローク端部が前側の圧縮
スプリング47に当接し、更に回動すると前側の圧縮ス
プリング47が圧縮され、前側の圧縮スプリング47の
圧縮荷重が四輪ブレーキ制動アーム48に作用し、四輪
ブレーキ装置46を安定的に制動する。また、四輪ブレ
ーキ制動アーム48を非制動方向に戻すとき、後側の圧
縮スプリング47により四輪ブレーキ制動アーム48を
非制動方向へ回動付勢して四輪ブレーキ装置46を確実
に解除する。
【0021】次に、主クラッチぺダル41と停止レバー
34との連係関係について説明する。主クラッチぺダル
41の踏み込み操作により、主クラッチぺダルアーム4
9が主ミッションケース9に設けた左右方向のぺダル回
動軸50回りに回動すると、主クラッチぺダルアーム4
9に連結されている主クラッチ操作リンク51を介して
主クラッチ操作アーム52が回動支点回りに後側に回動
する。すると、主クラッチ操作アーム52と一体的に回
動する前記テンションアーム42が回動し、テンション
プーリ43が前記ベルト伝動第2装置8の伝動ベルトか
ら退避する。また、主クラッチ操作リンク51と主クラ
ッチ操作アーム52とは、長孔53を介して連結されて
おり、停止レバー34の操作によりテンションアーム4
2が回動しても、主クラッチぺダル41はさほど操作さ
れない構成とし、停止レバー34の操作荷重の低減を図
り、遊びを持たせて連係している。
【0022】また、停止レバー34と一体的に回動する
操作アーム54には停止レバーロッド55の中途部が連
結されていて、その停止レバーロッド55の下端がテン
ションアーム42の中途部に連結されている。しかし
て、停止レバー34の後方への回動操作により、停止レ
バーロッド55を上方へ引っ張りテンションアーム42
を上方に回動させることができ、停止レバー34でも主
クラッチぺダル41と同様の操作を行なうことができ
る。
【0023】なお、前記停止レバーロッド55と前記操
作アーム54とは停止レバーロッド55の上端部に設け
た圧縮スプリング56を介して上下方向に摺動可能に連
結されている。従って、主クラッチぺダル41の操作に
より、テンションアーム42が回動しても、停止レバー
34が操作されないようにし、主クラッチぺダル41の
操作荷重の軽減を図り遊びを持たせて連係している。
【0024】次に、図6に示す実施例について説明す
る。前記主クラッチぺダル41の近傍にクラッチ切り位
置で主クラッチぺダル41をロックするクラッチロック
装置57を軸支し、主クラッチぺダル41を下方に踏み
込んだクラッチ切り状態でクラッチロック装置57の係
止溝57aに主クラッチぺダル41側のピンを係止して
ロックし、クラッチ切り状態及びブレーキ制動状態でロ
ックできる構成としている。なお、クラッチロック装置
57の係止溝57aは所定間隔置きに複数個構成されて
いて、主クラッチぺダル41を複数の踏み込み位置でロ
ックできて、クラッチ切り状態でブレーキの制動力を複
数の強さとしてロックできる構成である。
【0025】また、走行車体2の前部には、門形の浮上
防止ハンドル58を上方に向けて突出するように設け、
その上部に握持部58aを設けている。この浮上防止ハ
ンドル58の基端部に降車操作レバー59を上下回動自
在に軸支している。この降車操作レバー59は、降車操
作レバー(下)59aの上端部に降車操作レバー(上)
59bの下端部を前後方向に回動自在に軸支している。
しかして、降車操作レバー(下)59aと降車操作レバ
ー(上)59bとを折り畳んで浮上防止ハンドル58に
添わせた収納状態、及び、降車操作レバー(上)59b
だけを前方に回動して突出させたり、直線状態で降車操
作レバー(下)59aと降車操作レバー(上)59bを
前方に突出した操作状態に変更できる構成としている。
この降車操作レバー59に降車クラッチレバー60を取
り付けて、クラッチワイヤ61を介して、テンション第
2アーム42aに連係し、テンション第2プーリ43a
を作動させる構成としている。なお、クラッチワイヤ6
1をバネを介してテンションアーム42に連係してもよ
い。
【0026】しかして、一定の傾斜地を走行する場合に
は、主クラッチぺダル41を踏み込んでクラッチロック
装置57で係止しブレーキ制動状態とし、走行車体2を
傾斜地で制動し停止状態とし、次いで、降車クラッチレ
バー60をクラッチ入り位置あるいは切り位置に操作す
る。すると、クラッチ入り状態では、走行車体2はブレ
ーキ制動状態で低速で走行し、また、クラッチ切り状態
では停止しながら、坂道を安全に低速走行することがで
きる。
【0027】なお、前記実施例に次の構成を付加しても
よい。即ち、例えば、図7に示すように、前記副変速レ
バー38のアーム部に牽制ケーブル62を連結して、牽
制ケーブル62により牽制部材(図示省略)を作動可能
に構成し、降車操作レバー59を牽制可能に構成する。
しかして、副変速レバー38を低速側に切り替えられて
いる状態では前記牽制部材の牽制が解除されて、降車操
作レバー59を前方に回動させることができて、降車ク
ラッチレバー60を操作可能になる。従って、副変速装
置が低速側に切り替えられて走行車体2が低速走行する
時にだけ、降車クラッチレバー60を操作できて傾斜地
を安全に走行することができである。
【0028】また、図8に示すように、前記降車操作レ
バー(下)59aの基部、あるいは、浮上防止ハンドル
58の基部に補助ステップ63を回動可能に設け、補助
ステップ63を上方に回動した収納状態、及び、下方に
回動した搭乗可能状態に切り替えできる構成としてい
る。このように構成しておくと、畦越えをする場合に
は、オペレータが補助ステップ63に乗って走行車体2
の前部の浮き上がりを防止しながら、降車クラッチレバ
ー60を操作することができ、急な畦越えを安全に行な
うことができる。
【0029】なお、図9に示すように、降車操作レバー
(下)59aに対して降車操作レバー(上)59bを前
後方向に回動自在に軸支しているので、図10(1)に
示すように、歩み枠64を利用して走行車体2を圃場か
ら道路65に移動させる場合には、降車操作レバー
(下)59a及び降車操作レバー(上)59bを伸長さ
せて長くすると、オペレータは走行車体2から離れた道
路65上に居ながら降車クラッチレバー60を楽に操作
でき、安全に走行させることができる。
【0030】また、図10(2)に示すように、圃場か
ら道路65に走行車体2を直接移動させる場合には、上
下方向に沿わせた降車操作レバー(下)59aに対して
降車操作レバー(上)59bを折り曲げる。すると、オ
ペレータは道路65に居ながら走行車体2に接近した位
置で適正高さの降車クラッチレバー60を操作できて、
安全に走行させることができる。
【0031】なお、降車操作レバー(下)59aに対し
て降車操作レバー(上)59bを左右方向に折り曲げる
構成としたり、また、降車操作レバー(下)59aに対
して降車操作レバー(上)59bをスライドさせて伸縮
する構成としてもい。次に、図11について説明する。
【0032】走行車体2のボンネット31の左右両側に
補助苗載せ台66を設けるにあたり、左側の補助苗載せ
台66を支持棒67を介して縦軸回りに回動自在に支持
し、補助苗載せ台66を車体の前方に位置した状態と、
後方のステアリングハンドル25の側方に位置した状態
とに変更できる構成としている。
【0033】前記支持棒67の基部とデフロックアーム
68との間を、アーム,ロッドからなる連係装置69を
介して連動連結し、前記補助苗載せ台66を後方に移動
させると、連係装置69を介してデフロックアーム68
を回動し、左右の前輪12,12をデフロックする構成
としている。
【0034】しかして、補助苗載せ台66が後方に移動
し走行車体2の前部が開放されて降車状態で前記停止レ
バー34や降車クラッチレバー60の前方からの操作が
容易となると、左右の前輪12,12がデフロックされ
るので、畦越えや歩み枠64を利用してのトラックの積
み降ろしの際に、走行車体2を低速で直進させて安全な
走行をすることができる。
【0035】なお、図12に示すように、前記停止レバ
ー34を前後及び左右に回動操作できる構成とし、前後
方向の操作により、クラッチを入/切して車体をブレー
キ作動状態で低速走行と停止との切り替えをしながら走
行し、左右方向の回動操作によりデフロックワイヤ70
を介してデフロックアーム68を回動し、左右前輪1
2,12をデフロックしたり、あるいは、解除したりす
る構成としている。
【0036】しかして、オペレータは降車状態で操作で
きる停止レバー34を握ったままで前輪デフロックの入
/切をすることができ、簡単な操作で安全な低速走行を
することができる。次に、図13、図14について説明
する。
【0037】この実施例は、走行車体2から離れた位置
で操作できる遠隔操作クラッチを設けた田植機に関する
もので、主クラッチぺダル41を踏むと、前記実施例と
同様に、クラッチが切れて前輪12,12及び後輪1
5,15にブレーキがかかる構成である。リモコン操作
パネル71のクラッチ切りスイッチ72をONすると、
制御部からの指令によりモータ73のアーム74は時計
方向へ回転してB位置で停止する。すると、ロッド7
5,バネ76を介して主クラッチぺダルアーム49が切
り位置に動かされ、クラッチを切り状態とし、ブレーキ
を制動状態とする。
【0038】また、リモコン操作パネル71のクラッチ
入りスイッチ72をONすると、制御部からの指令によ
りモータ73のアーム74は反時計方向へ回転しA位置
で停止する。すると、ロッド75,バネ76を介して主
クラッチぺダルアーム49は入り位置に動かされ、クラ
ッチが入りとなりブレーキが解除されて走行する。な
お、モータ73のアーム74は前記A位置及びB位置へ
回動し、主クラッチぺダル41の切り位置あるいは入り
位置への移動を検出器(図示省略)が検出すると、制御
部からの指令にモータ73の回転は停止する構成であ
る。
【0039】前記構成であるので、オペレータは走行車
体2を降りた状態で離れた自由な位置で主クラッチぺダ
ル41等の操作具を操作できるので、例えトラックへの
積み込み時や、畦越え時に走行車体2の前方が浮き上が
るような場合でも安全であり、走行・停止操作を安全に
行なうことができる。
【0040】尚、このリモコン操作パネル71は、ボン
ネット31内に格納するようになっている。従って、ボ
ンネット31内に格納された状態のリモコン操作パネル
71をオペレ−タが走行車体2を降りた状態で機体の前
方から操作することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乗用田植機の全体側面図である。
【図2】 乗用田植機の全体平面図である。
【図3】 要部の側面図である。
【図4】 要部の側面図である。
【図5】 要部の正面図である。
【図6】 要部の側面図、正面図である。
【図7】 要部の側面図である。
【図8】 要部の側面図、正面図である。
【図9】 要部の側面図、正面図である。
【図10】 作業状態を示す側面図である。
【図11】 要部の斜視図である。
【図12】 要部の斜視図である。
【図13】 要部の側面図である。
【図14】 要部の側面図である。
【符号の説明】
1 乗用田植機 2 走行車体 3 昇降リンク機構 4 苗植付部 5 エンジン 6 操縦席 7 ベルト伝動装置 8 ベルト伝動第2装置 9 主ミッションケース 26 主変速レバー 34 停止レバー(降車走行操作具) 41 主クラッチぺダル(乗車走行操作具) 42 テンションアーム 43 テンションプーリ(走行クラッチ装置) 44 四輪ブレーキ操作アーム 45 四輪ブレーキ操作ロッド 46 四輪ブレーキ装置 47 圧縮スプリング 48 四輪ブレーキ制動アーム 49 主クラッチぺダルアーム 50 ぺダル回動軸 51 主クラッチ操作リンク 52 主クラッチ操作アーム 53 長孔 54 操作アーム 55 停止レバーロッド 56 圧縮第2スプリング 57 クラッチロック装置 58 浮上防止ハンドル 59 降車操作レバー 60 降車クラッチレバー(降車走行操作具) 61 クラッチワイヤ 63 補助ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 1/22 B62D 1/22 G05G 1/04 G05G 1/04 E Fターム(参考) 2B062 AA03 AB01 BA22 3D030 DH21 3D036 EA01 EB03 EB16 EB36 EC09 GD01 GF02 GH12 GJ12 3D037 FA25 FA28 FA31 FB01 3J070 AA03 BA41 CA43 CC23 CC34 DA24 EA21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体2に乗車した状態で走行クラ
    ッチ装置及び走行ブレーキ装置を操作することのできる
    乗車走行操作具を設け、前記走行車体2から降車した状
    態で前記走行クラッチ装置を操作することのできる降車
    走行操作具を設け、前記乗車走行操作具により走行ブレ
    ーキ装置を操作した状態で前記降車走行操作具により走
    行車体2を走行操作可能にしたことを特徴とする農業作
    業車の操作装置。
  2. 【請求項2】 走行車体2の後部に農作業装置を連結
    し、前記走行車体2の前部に走行車体2から降車した状
    態で走行車体2を走行操作することのできる降車走行操
    作具を設け、前記走行車体2の前部におけるステアリン
    グハンドル25を設けた上方突出部よりも前側に補助ス
    テップ63を設けたことを特徴とする請求項1記載の農
    業作業車の操作装置。
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