JP4423873B2 - 苗植機 - Google Patents

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  • Transplanting Machines (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、苗植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車体前側の操向レバーを前側に倒して左右に操作すると前輪を操向できると共に、操向側に後輪のサイドクラッチ・ブレーキを操作できる技術(特許文献1参照)や、ステアリングハンドルでサイドクラッチ・ブレーキを連動する形態において、設定レバーの操作でこの連動を牽制できる技術(特許文献2参照)等が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−348810号公報(第5頁、図13)。
【特許文献2】
特開平11−198849号公報(第1頁、図3)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
小形の乗用農作業機は、トラックの荷台に搭載して運搬したり、圃場間の移動時に直接畦越えすることが多い。このような場合は、車体の前側にフロントアームを突出させて、車体の積降操作や畦越え操作を補助することが多い。この補助操作では急激な操向変更が行われると作業者が振り回わされたり、車体が横転され易い。そこで、この発明は、上記課題を解消すると共に、単一の変速レバーで各種操作が連動して行え、また、該変速レバーを運転席側からも車体の前側乃至前横側の地面降車側からも操作し易くすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、前部のダッシュボード8に配置したステアリングハンドル3によって操向される左右前車輪9と左右サイドクラッチ4によって各々伝動を切り作動されると共に左右サイドブレーキ5にて各々制動される左右後車輪10と前方へ突出させて押し下げ操作できるフロントアーム2と前記ダッシュボード8の側部に設けた変速レバー33とを設けた車体1の後側にリフトリンク16にて昇降自在に苗植装置Aを装着した苗植機において、ステアリングハンドル3の操向旋回操作により操向側の後車輪10のサイドクラッチ4を切り作動するか操向側の後車輪10のサイドブレーキ5を制動する旋回連動装置を設けると共に、フロントアーム2の前方への突出によって、該フロントアーム2の基部に設けた牽制アーム52で牽制ロッド53をばね54に抗して押して、先端の牽制板55を前記左右サイドクラッチ4の左右クラッチアーム47又は左右サイドブレーキ5の左右ブレーキアーム48の作動域に位置させて旋回連動装置の作動を牽制する構成とし、前記変速レバー33をダッシュボード8の側部で起伏軸71の周りに起立状態と前側へ倒伏した状態とに切替え自在に構成し、変速レバー33にて車体1に設けたHST27の変速制御軸73をワイヤー74にて連動して操作し、且つ、エンジン7のスロットル75をワイヤー76にて連動して操作して変速に応じてスロットル調整する構成とし、且つ、該変速レバー33を中立位置Nにしたとき変速レバー33基部のカム77によってワイヤー78にて連動して前記左右サイドブレーキ5を制動する構成とし、変速レバー33を案内するレバーケース72のガイドパネル79に前進位置Fと中立位置Nと後進位置Rとをクランク形態に形成したレバーガイド80を設け、該レバーガイド80の中立位置Nの一側に係合部81を形成して、該係合部81に変速レバー33を係合させて前後に回動することにより、レバーケース72を起伏軸71の周りに一体的に回動させて、起立状態から倒伏状態へ切替える構成としたことを特徴とする苗植機とする。
【0006】
苗植機が圃場や路上を走行するときは、フロントアーム2は上方又は後方に向けて収納状態におかれる。このとき、苗植機は運転者の乗用運転によって直進走行作業や、操向旋回操作等が行われる。苗植機の畦越え走行や、トラック荷台への積降し走行時では、苗植機の車体1の前側にフロントアーム2を突出させる。作業者がこのフロントアーム2を押し下げる等によって苗植機の前後重量のバランスを保持させながら、苗植機の急激な前後、左右の傾斜を防止させる。また、フロントアーム2が収納された状態では、ステアリングハンドル3の操作で苗植機の左右前車輪9を操向できるが、このステアリングハンドル3を一定以上に操向すると、この操向側のサイドクラッチ4が切り操作されたり、又はサイドブレーキ5が制動される旋回連動装置の作動によって苗植機が操向旋回される。フロントアーム2を前方に突出させると該フロントアーム2の基部に設けた牽制アーム52で牽制ロッド53をばね54に抗して押して、先端の牽制板55を前記左右サイドクラッチ4の左右クラッチアーム47又は左右サイドブレーキ5の左右ブレーキアーム48の作動域に位置させてこの旋回連動装置の作動が牽制されて、急旋回を行わせないようにすることができる。従って、フロントアーム2を押し下げて苗植機の前後や左右等の重量バランスをとりながら、安全に畦越え操作やトラック等への積み降し操作を行わせることができる。
そして、前記変速レバー33をダッシュボード8の側部で起伏軸71の周りに起立状態と前側へ倒伏した状態とに切替え自在に構成したので、運転席側から変速操作するときは起立状態に切替え、車体1の前側乃至前横側の地面降車側から変速操作するときは、前側へ倒伏状態に切替えることによって操作し易くすることができる。また、運転席にいるオペレータが操作する変速レバーと別に降車操作用の変速レバーを設けると、変速レバーが複数個必要となってしまうようなコストアップを回避することができる。
また、単一の変速レバー33にて、車体1に設けたHST27の変速制御軸73をワイヤー74にて連動して操作でき、且つ、エンジン7のスロットル75をワイヤー76にて連動して操作して変速に応じてスロットル調整することができ、且つ、該変速レバー33を中立位置Nにしたとき変速レバー33基部のカム77によってワイヤー78にて連動して前記左右サイドブレーキ5を制動することができる。
更に、レバーガイド80の中立位置Nの一側に形成した係合部81に変速レバー33を係合させて前後に回動することにより、レバーケース72を起伏軸71の周りに一体的に回動させて、起立状態から倒伏状態へ切替えることができる。このとき、変速レバー33の基部と前記各ワイヤー74,76,78の関係位置は中立位置Nの状態にあって変らないため、変速は行われない。これにより、降車してフロントアーム2を操作する作業者が変速レバー33を容易に操作できて、機体の転倒の危険を回避でき、変速レバー33で降車時の変速操作を兼ねることができる。
【0007】
【発明の効果】
よって、請求項1記載の発明は、フロントアーム2を前方に突出させて苗植機のバランス操作可能な状態とすることによって、地上での作業者によるフロントアーム2操作時に不意に急激な操向変更が行われることはなく、作業者がフロントアーム2で振り周わされないで安全である。
【0008】
また、フロントアーム2の前方への突出によって、ステアリングハンドル3の操向と、サイドクラッチ4又はサイドブレーキ5との間の旋回連動装置の作動が、該フロントアーム2の基部に設けた牽制アーム52で牽制ロッド53をばね54に抗して押して、先端の牽制板55を前記左右サイドクラッチ4の左右クラッチアーム47又は左右サイドブレーキ5の左右ブレーキアーム48の作動域に位置させることによって、牽制されるため、フロントアーム2を操作するとき、苗植機の前後又は、左右の重量バランスを容易に行うことができ、作業者は左右等に振り周わされることなく安全な操作を行わせることができる。又、畦越えや、トラック等への苗植機の積み降し時において転倒、脱輪等を防止できる。
そして、前記変速レバー33をダッシュボード8の側部で起伏軸71の周りに起立状態と前側へ倒伏した状態とに切替え自在に構成したので、運転席側から変速操作するときは起立状態に切替え、車体1の前側乃至前横側の地面降車側から変速操作するときは、前側へ倒伏状態に切替えることによって操作し易くすることができる。また、運転席にいるオペレータが操作する変速レバーと別に降車操作用の変速レバーを設けると、変速レバーが複数個必要となってしまうようなコストアップを回避することができる。
また、単一の変速レバー33にて、車体1に設けたHST27の変速制御軸73をワイヤー74にて連動して操作でき、且つ、エンジン7のスロットル75をワイヤー76にて連動して操作して変速に応じてスロットル調整することができ、且つ、該変速レバー33を中立位置Nにしたとき変速レバー33基部のカム77によってワイヤー78にて連動して前記左右サイドブレーキ5を制動することができる。
更に、レバーガイド80の中立位置Nの一側に形成した係合部81に変速レバー33を係合させて前後に回動することにより、レバーケース72を起伏軸71の周りに一体的に回動させて、起立状態から倒伏状態へ切替えることができる。このとき、変速レバー33の基部と前記各ワイヤー74,76,78の関係位置は中立位置Nの状態にあって変らないため、変速は行われない。これにより、降車してフロントアーム2を操作する作業者が変速レバー33を容易に操作できて、機体の転倒の危険を回避でき、変速レバー33で降車時の変速操作を兼ねることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図8おいて農作業機として、苗植機を例示する。乗用車体1は、運転席6の下側にエンジン7を搭載し、前部のダッシュボード8部にステアリングハンドル3を配置し、このステアリングハンドル3によって操向される前車輪9と、後車輪10とを配置して、四輪駆動走行形態としている。この車体1の操縦フロア11の前部で、ダッシュボード8の横側部にはクラッチペタル12やブレーキペタル13等が配置され、前端部で車体1の下部にはループ状で上下に起伏回動可能のフロントアーム2を設ける。
【0010】
車体1の後側には、リフトアーム15によって昇降できる平行リンク状のリフトリンク16が設けられて、この後端のヒッチリンク14に、フロート17、植付爪18、苗タンク19等を有した苗植フレーム20をローリング軸21周りに回動可能に装着して周知の多条植形態の苗植装置Aを構成する。22はフロア11の前部外側に支持される苗棚で、補給用のマット苗を収容できる。運転席6の運転者はこの苗棚22の苗を取り出して、後部の苗タンク19に補給しながら苗植装置Aによる苗植作業を継続できる。又、リフトリンク16の後端のヒッチリンク14には、苗植装置Aをローリング軸21でローリング自在に装着の取付ブラケット24を、旋回軸23の周りに旋回可能に設け、ヒッチリンク14と取付ブラケット24との間のロックピン34による係合を外すことによって、苗植装置Aをこの旋回軸23の周りに略90度旋回させて、車体1の前後方向に沿う形態とすることができる。
【0011】
前記車体1の前車輪9や後車輪10の伝動は、エンジン7からベルト25を介してフロントアクスルハウジング26上のHST27及びミッションケース28へ伝動し、このミッションケース28からフロントアクスルハウジング26の前車軸30へ連動すると共に、伝動軸29を経て後車軸31へ連動し、PTO軸32を経て苗植装置へ連動する構成としている。前記ダッシュボード8の横側に、HST27を変速操作する変速レバー33を設けて、上下起伏回動可能に設け、運転席6側から変速操作するときは起立状態に切替え、車体1の前側乃至前横側の地面降車側から変速操作するときは、前側へ倒伏状態に切替えることによって操作し易くする。
【0012】
又、操向旋回の操作連動構成は、前記ステアリングハンドル3によってパワステ機構を介して操向連動される操向軸35に、ピットマンアーム36が設けられて、このピットマンアーム36からタイロッド37を介して前車輪9のキングピン39周りのナックルアーム38へ連動している。左右の後車輪10へ連動する伝動軸29の取出部には、サイドクラッチ4やサイドブレーキ5等が設けられ、これらのクラッチ軸40、ブレーキ軸41を回動することによって、サイドクラッチを切り作動したり、サイドブレーキ5を制動できる。これらサイドクラッチ4は、前記ステアリングハンドル3の回動によって切り角操作できる。ピットマンアーム36の後部にアームピンを設けて、シーソ状の回動アーム43のカム部44に係合して回動できるように構成し、この回動アーム43を中央部のアーム軸45周りに回動することよって連動ロッド46及びアーム47を介してクラッチ軸40を回動連動するように構成している。ステアリングハンドル3の一定角以上の回動によって、アームピン42が操向側のカム部44に係合して、この操向側のサイドクラッチ4を切りにして急旋回することができる。このアームピン42が左右のカム部44間に位置して左右移動するときはサイドクラッチ4が切りにならないで入りの状態を維持する。
【0013】
前記フロントアーム2は、車体1前端部のアーム軸51の周りに上下回動可能に設けられて、上方への起立時にはダッシュボード8の前側に沿った状態に収納され、前方への突出倒伏時には、このフロントアーム2を下方へ押し下げることによって、前車輪9側への車体1重量を加えることができ、このフロントアーム2を左右へ押して車体1の移動方向を規制することができる。このフロントアーム2の基部には、サイドクラッチ4を切り操作できないように牽制するための牽制アーム52を設け、この牽制アーム52で牽制ロッド53をばね54に抗して押して、先端の牽制板55を前記サイドクラッチ4のクラッチアーム47の作動域に位置させることができる。フロントアーム2を倒してこの牽制板55がクラチアーム47に接近されると、前記ステアリングハンドル3の操作によってサイドクラッチ4のクラッチアーム47は回動されないで、このサイドクラッチ4を切ることができない。該牽制ロッド53は車体1と一体の支持フレーム56に摺動自在に嵌合支持される。
【0014】
このような構成では、前記フロントアーム2を起立状態に操作しているときは、ステアリングハンドル3を回わすと前車輪9が操向されると共に、一定角以上の切り角に操向すると操向側のサイドクラッチ4を切りにして急旋回を行うことができる。しかし、このフロントアーム2を前方に倒して畦越え等の操作時は、ステアリングハンドル3を一定以上に大きく切り操作しても、牽制板55が操向側のクラッチアーム47に接近されているため、このサイドクラッチ4を切ることができず入りにした状態に維持して、急激な旋回を行わせない。
【0015】
前記牽制板55は、図7のように連動ロッド46で回動自在に連結されて回動されるもので、回動ピン57で車体1の構成部材に枢着される。
前記サイドブレーキ5のブレーキ軸41にはブレーキアーム48が設けられて、ブレーキペタル13を踏むことによって、ペタル軸59から連結ロッド60、ベルクランク61、連結ロッド62等を経て、このブレーキアーム48が回動されて左右のサイドブレーキ5を同時制動できる。このペタル軸59にはアーム63が設けられて、この回動によって主クラッチ64のクラッチシフター65を切り操作するように連動構成している。クラッチシフター65を操作するシフタロッド66のクラッチアーム67がダッシュボード8部に設けられて、前記ブレーキペタル13によりアーム63が回動されることによって、クラッチアーム67が係合回動されて、主クラッチ64を切りに連動するものである。このブレーキペタル13にはロックペタル68とロックアーム69が設けられて、ブレーキペタル13の踏込位置を固定して駐車させることができる。70はロックアーム69を係合できるダッシュボード8側のフックである。
【0016】
前記サイドブレーキ5の制動を牽制する形態では、左右のサイドブレーキ5を各別に制動するように各別のブレーキペタル13を設ける形態とすることができる。この左右のブレーキアーム48に前記フロントアーム2による牽制板55を接近させる。ステアリングハンドル3の操作によって操向旋回するときは、操向側のサイドブレーキ5を制動させて急旋回させるが、フロントアーム2を倒すことによってこのブレーキアーム48の回動制動を牽制して、急旋回を行わせないようにすることができる。
【0017】
又、前記サイドクラッチ4とサイドブレーキ5とがステアリングハンドル3の回動によって順次的に作動される形態として、サイドクラッチ4の切りによってループ状に旋回させ、続いてサイドブレーキ5の制動によってピボット状に旋回させる形態にあっても同様にフロントアーム2の倒伏姿勢で、これらサイドクラッチ4、又はサイドブレーキ5を牽制できる。
【0018】
次に、主として図2、図9、図10参照し、ダッシュボード8の側部で起伏回動可能の変速レバー33は、起伏軸71の周りに回動可能で、基部をレバーケース72で覆われる。変速レバー33は、単一のレバーとして、HST27の変速制御軸73をワイヤー74連動で操作できると共に、エンジン7のスロットル75をワイヤー76連動で操作できる構成として、変速に応じてスロットル調整できる構成としている。しかも、この変速レバー33の基部のカム77によってワイヤー78連動で前記サイドブレーキ5を制動できるように構成し、この変速レバー33を中立位置Nにしたとき左右のサイドブレーキ5を制動することができる。
【0019】
この変速レバー33を案内するレバーケース72のガイドパネル79には、前記中立位置Nから前、後位置F,Rにクランク形態に形成のレバーガイド80を形成し、前進位置Fに操作すると前進変速走行となり、後進位置Rに操作すると後進変速走行として変速できる。この中立位置Nには一側に係合部81を形成して、この係合部81に変速レバー33を係合させて前後に回動することにより、レバーケース72を起伏軸71の周りに一体的に回動させて、前記倒伏位置Cへ切替えることができる。このとき、変速レバー33の基部と前記各ワイヤー74,76,78等の関係位置は中立位置Nの状態にあって変らないため、変速は行われない。これにより、降車してフロントアーム2を操作する作業者が変速レバー33を容易に操作できて、機体の転倒等の危険を回避でき、該変速レバー33で降車時の変速操作を兼ねることができる。従来は、変速レバーを運転席にいるオペレータが操作しやすい位置に設けているため、降車した作業者が該変速レバーを操作しにくい。また、運転席にいるオペレータが操作する変速レバーと別に降車操作用の変速レバーを設けると、変速レバーが複数個必要となってコストアップとなる。
【0020】
次に、主として図2、図3を参照して前記多条植えの苗植装置Aは、略横幅方向の中央部を旋回軸23部でヒッチリンク14部に支持される。この旋回軸23は後側上方に向った傾斜軸として、取付ブラケット24はこの旋回軸23の周りに略90度旋回でき、この旋回と同時に苗植装置A全体が縦方向に旋回して収納姿勢Dとされる。この苗植装置Aの旋回は、リフトリンク16を適宜上昇させてフロート17が土壌面から浮上した状態において行わせる。尚、収納姿勢Dのとき、機体平面視で苗植装置Aの一部が乗用車体1と重複する位置関係となる。このように苗植装置Aを縦方向の収納姿勢Dに沿わせると、左右横方向の幅を狭くして路上走行等を行い易くする。苗植装置Aを苗植作業姿勢に戻したときは、ヒッチリンク14のロックボルト34を取付ブラケット24に係合させることによって作業位置に維持することができ、この状態で取付ブラケット24に対して苗植装置Aがローリング軸21の周りにローリング回動できる。これにより、苗植装置Aを分割せずに全体の姿勢を変更して左右幅を縮小することができ、この左右幅縮小のための機構が簡潔になり、左右幅縮小の操作も簡単である。従来は、苗植装置Aを複数の部分に分割し、それぞれの部分を姿勢変更あるいは移動させる構成となっているので、左右幅縮小のための機構及び左右幅縮小の操作が複雑である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フロントアーム部の側面図と、その一部の斜視図。
【図2】苗植機の側面図。
【図3】その平面図。
【図4】その走行伝動部の平面図。
【図5】そのサイドクラッチ連動部の側面図。
【図6】その平面図。
【図7】その一部の斜視図。
【図8】そのブレーキ連動部の側面図。
【図9】その一部変速レバー部の作動位置を示す側面図。
【図10】その変速レバー部の側面図と、そのレバーガイド部の斜視図。
【符号の説明】
1 車体
2 フロントアーム
3 ステアリングハンドル
4 サイドクラッチ
5 サイドブレーキ
7 エンジン
8 ダッシュボード
9 左右前車輪
10 左右後車輪
16 リフトリンク
27 HST
33 変速レバー
47 左右クラッチアーム
48 左右ブレーキアーム
52 牽制アーム
53 牽制ロッド
54 ばね
55 牽制板
71 起伏軸
72 レバーケース
73 変速制御軸
74 ワイヤー
75 スロットル
76 ワイヤー
77 カム
78 ワイヤー
79 ガイドパネル
80 レバーガイド
81 係合部
A 苗植装置
F 前進位置
N 中立位置
R 後進位置

Claims (1)

  1. 前部のダッシュボード(8)に配置したステアリングハンドル(3)によって操向される左右前車輪(9)と左右サイドクラッチ(4)によって各々伝動を切り作動されると共に左右サイドブレーキ(5)にて各々制動される左右後車輪(10)と前方へ突出させて押し下げ操作できるフロントアーム(2)と前記ダッシュボード(8)の側部に設けた変速レバー(33)とを設けた車体(1)の後側にリフトリンク(16)にて昇降自在に苗植装置(A)を装着した苗植機において、ステアリングハンドル(3)の操向旋回操作により操向側の後車輪(10)のサイドクラッチ(4)を切り作動するか操向側の後車輪(10)のサイドブレーキ(5)を制動する旋回連動装置を設けると共に、フロントアーム(2)の前方への突出によって、該フロントアーム(2)の基部に設けた牽制アーム(52)で牽制ロッド(53)をばね(54)に抗して押して、先端の牽制板(55)を前記左右サイドクラッチ(4)の左右クラッチアーム(47)又は左右サイドブレーキ(5)の左右ブレーキアーム(48)の作動域に位置させて旋回連動装置の作動を牽制する構成とし、前記変速レバー(33)をダッシュボード(8)の側部で起伏軸(71)の周りに起立状態と前側へ倒伏した状態とに切替え自在に構成し、変速レバー(33)にて車体(1)に設けたHST(27)の変速制御軸(73)をワイヤー(74)にて連動して操作し、且つ、エンジン(7)のスロットル(75)をワイヤー(76)にて連動して操作して変速に応じてスロットル調整する構成とし、且つ、該変速レバー(33)を中立位置(N)にしたとき変速レバー(33)基部のカム(77)によってワイヤー(78)にて連動して前記左右サイドブレーキ(5)を制動する構成とし、変速レバー(33)を案内するレバーケース(72)のガイドパネル(79)に前進位置(F)と中立位置(N)と後進位置(R)とをクランク形態に形成したレバーガイド(80)を設け、該レバーガイド(80)の中立位置(N)の一側に係合部(81)を形成して、該係合部(81)に変速レバー(33)を係合させて前後に回動することにより、レバーケース(72)を起伏軸(71)の周りに一体的に回動させて、起立状態から倒伏状態へ切替える構成としたことを特徴とする苗植機
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