JP2020104695A - 作業車両 - Google Patents

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Yasuhito Suzuki
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勇介 佐々木
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Abstract

【課題】旋回内側のブレーキペダルのみを操作することによって小回り旋回をするにあたり、作業者の誤操作によって作業車両が意図しない挙動となることを効率的に防止できる作業車両を提供することを課題としている。【解決手段】左右の走行部に対して各別に制動力を作用させることができる作業車両であって、ステアリングハンドルと、左右一対のブレーキペダルと、両ブレーキ状態と片ブレーキ状態との切換を行う切換機構と、前記ステアリングハンドルによる旋回操作と、前記切換機構による一対のブレーキペダルの連結解除とを連係させる解除機構とを備え、前記解除機構は、前記ステアリングハンドルによる旋回操作がされた場合は、旋回内側のブレーキペダル操作時には一対のブレーキペダルの連結を解除し、旋回外側のブレーキペダル操作時には一対のブレーキペダルの連結を維持する状態となるように構成された。【選択図】図5

Description

本発明は、左右の走行部の一方にのみ制動力を作用させる片ブレーキ操作が可能な作業車両に関する。
左右の走行部に対して各別に制動力を作用させることができる作業車両であって、操向操作を行うステアリングハンドルと、左右の走行部への制動力の作用・非作用の切換をそれぞれ行う左右一対のブレーキペダルと、前記左右一対のブレーキペダルが一体的に操作されるように連結する両ブレーキ状態と、該連結を解除して前記一対のブレーキペダルが各別に操作可能な状態とする片ブレーキ状態との切換を行う切換機構とを備え、前記切換機構は、前記ステアリングハンドルによる所定以上の操向操作がされた場合に、自動的に片ブレーキ状態に切換えられるように構成された特許文献1に記載の作業車両が従来公知である。
上記文献の作業車両によれば、前記切換機構は、旋回走行をする際に自動的に両ブレーキ状態から片ブレーキ状態に切換えることができるため、旋回内側のブレーキペダルを踏込み操作することにより行う小回り旋回操作をスムーズに行うことができるものである。
しかし、前記切換機構により片ブレーキ状態に切換えられると、隣接配置される一対のブレーキペダルが何れも踏込操作できる状態となるため、作業者による誤操作によって旋回外側のブレーキペダルのみを踏込み操作してしまう場合が有り得るという課題があった。
特開2016−159710号公報
本発明は、左右の走行部に対して各別に制動力を作用させることができる作業車両であって、前記切換機構を片ブレーキ状態に切換えて旋回内側のブレーキペダルのみを操作することによって小回り旋回をするにあたり、作業者の誤操作によって作業車両が意図しない挙動となることを効率的に防止できる作業車両を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明は、左右の走行部に対して各別に制動力を作用させることができる作業車両であって、操向操作を行うステアリングハンドルと、左右の走行部への制動力の作用・非作用の切換をそれぞれ操作する左右一対のブレーキペダルと、前記左右一対のブレーキペダルを一体的に操作されるように連結する両ブレーキ状態と、該連結を解除して前記一対のブレーキペダルが各別に操作可能な状態とする片ブレーキ状態との切換を行う切換機構と、前記ステアリングハンドルによる旋回操作と、前記切換機構による一対のブレーキペダルの連結解除とを連係させる解除機構とを備え、前記解除機構は、前記ステアリングハンドルによる旋回操作がされた場合は、旋回内側のブレーキペダル操作時には一対のブレーキペダルの連結を解除し、旋回外側のブレーキペダル操作時には一対のブレーキペダルの連結を維持する状態となるように構成されたことを特徴としている。
第2に、前記切換機構は、左右一方側のブレーキペダルを左右他方側のブレーキペダルと連結する連結姿勢と、該連結が前記解除機構によって解除される解除姿勢とに切換操作される連結部材と、該連結部材を前記連結姿勢側に付勢する弾性部材とを備え、前記ステアリングハンドルによる旋回操作がされない場合には、前記両ブレーキ状態が維持されるように構成されたことを特徴としている。
前記切換機構は、前記ステアリングハンドルによる旋回操作と、前記切換機構による一対のブレーキペダルの連結の解除とを連係させる前記解除機構によって、圃場で小回り旋回をする際に、旋回内側のブレーキペダルが操作された場合にのみ、両ブレーキ状態から片ブレーキ状態に切換えられ、旋回外側のブレーキペダルが操作された場合には、両ブレーキ状態が維持されるため、作業者の誤操作があった場合でも作業車両の意図しない挙動が防止され、安全性がより向上する。
また、前記切換機構は、左右一方側のブレーキペダルを左右他方側のブレーキペダルと連結する連結姿勢と、該連結が前記解除機構によって解除される解除姿勢とに切換操作される連結部材と、該連結部材を前記連結姿勢側に付勢する弾性部材とを備え、前記ステアリングハンドルによる旋回操作がされない場合には、前記両ブレーキ状態が維持されるように構成されたものによれば、直進走行時は特別な解除操作がされない限りは、両ブレーキ状態が維持されるため、簡易な構成によって作業者が左右一方側のブレーキペダルを踏込む誤操作が効率的に防止され、安全性も向上する。
本発明の佐合車両を適用した農業用トラクタの側面図である。 操縦部を示した要部正面図である。 ブレーキ操作ユニットを示した斜視図である。 (A)及び(B)は、切換機構を示した要部前面斜視図、要部背面斜視図である。 解除機構を示した斜視図である。 解除機構の別実施例1を示したモデル図である。 解除機構の別実施例2を示したモデル図である。
以下、図示する例に基づき、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の作業車両を適用した農業用トラクタの側面図であり、図2は、操縦部を示した要部正面図である。トラクタは、左右一対の前輪1,1及び駆動輪である後輪2,2によって支持される機体フレーム3と、該機体フレーム3前側のボンネット4の後方に配置された操縦部6とを備えた走行機体7が構成されており、該走行機体7の後部には、昇降リンク8を介してロータリ耕運機等の作業機(図示しない)が昇降可能に連結されている。
前記操縦部6は、オペレータが着座する座席9と、該座席9の前方側に配置されたステアリングハンドル11と、該ステアリングハンドル11の前方に配置されて作業車両の各種状態を報知するフロントパネルと10、該ステアリングハンドル11の左右一方(図示する例では左)側に配置されて走行機体の前後進の切換操作を行う前後進切換レバー12と、前記座席9の左右側方(図示する例では左)側に配置された主変速レバー13と、副変速レバー50と、前記ステアリングハンドル11の下方側に床面となるフロアステップ14とを備え、該フロアステップ14側には、前記座席9に着座したオペレータが踏込み操作する複数のペダル操作具が設けられている。
前記副変速レバー50は、前後方向に揺動操作されることにより、少なくとも路上走行に適した高速側と、圃場等における作業走行に適した低速側とにギヤ変速することができるように構成されている。
前記ペダル操作具は、左右一方側(図示する例では右側)に配置され、左右の駆動輪2,2のブレーキ操作を行うブレーキ操作ユニット15と、左右他方側(図示する例では左側)に配置されて、エンジン側から伝動する動力の断続操作を行うクラッチペダル16と、該クラッチペダル16の左右内側に配置された後述するロック解除操作具(連結解除ペダル)17とが設けられている。
前記ブレーキ操作ユニット15は、左側の駆動輪2をブレーキ操作する左ブレーキペダル18Lと、右側の駆動輪2をブレーキ操作する右ブレーキペダル18Rとを有し、詳しくは後述する切換機構20によって、左右のブレーキペダル18,18が同時に踏込み操作されるように連結(ロック)する両ブレーキ状態と、該連結(ロック)を解除して左右のブレーキペダル18,18が各別に踏込み操作可能な片ブレーキ状態とに切換えることができるように構成されている。
前記ロック解除操作具17は、通常のロック姿勢からロック解除姿勢に踏込み操作されることにより、左右一対のブレーキペダル18,18が前記両ブレーキ状態から前記片ブレーキ状態に切換えることができるように構成されている。これにより、前記ロック解除操作具17により片ブレーキ状態に切換えて、旋回内側のブレーキペダルのみをブレーキ操作しながら旋回走行することにより、圃場での旋回走行時に旋回半径を小さくする小回旋回走行を行うことができる。
該ロック解除操作具17には、ロック解除姿勢に踏込み操作されたことを作業者に報知する報知手段が設けられており、一対のブレーキペダル18,18が片ブレーキ操作可能な状態に切換えられていることを作業者が常に認識できるように構成されている。該報知手段として、前記フロントパネル10側に配置した報知ランプ(図示しない)の他に、報知ブザー等が設けられる。
該報知手段は、作業者が作業車両のエンジンを始動した際に前記ロック解除操作具17がロック解除姿勢に操作されていた場合にもその旨を報知することができるように構成することにより、安全性がより向上する。なお、該ロック解除操作具17が、ロック解除姿勢に操作されている場合には、エンジンが始動しないように構成しても良い。
また、該ロック解除操作具17は、その基端側は前記フロアステップ14の下面側に支持された状態で前記フロアステップ14上面側近傍に配置されており、該フロアステップ14は、前記ロック解除操作具17の回りのみ、一段下方に窪ませた凹部(図示しない)が形成されている。該構成によれば、前記ロック解除操作具17の踏込み開始高さをより低く構成することができる
ちなみに、該凹部は、該ロック解除操作ペダル17の踏込み箇所からフロアステップ14から突出する切欠き側まで延設されている。該構成によれば、フロアステップ上の泥や埃等の汚れを前記凹部に集めて掃除し易くなる。
なお、該ロック解除操作具17の上方側には、前記ロック解除操作具17がロック解除姿勢へ踏込み操作されることを規制することにより、一対の前記ブレーキペダル18,18が意図せず片ブレーキ操作可能な状態に切換えられることを防止する規制レバー25と、左右のブレーキペダル18,18を一体的に踏込操作された状態に操作できる駐車ブレーキレバー19とが左右に並べて設けられている。
次に、図3及び図5に基づき、前記ブレーキ操作ユニットについて説明する。図3は、ブレーキ操作ユニットを示した斜視図であり、図4(A)及び(B)は、切換機構を示した要部前面斜視図、要部背面斜視図であり、図5は、解除機構を示した斜視図である。
前記ブレーキ操作ユニット15は、左右一対の前記ブレーキペダル18,18と、一対のブレーキペダル18,18の連結・連結解除を行う前記切換機構20と、前記ブレーキペダル18の踏込み操作によって対応する側の駆動輪2が制動作動するように連係する連係機構21と、前記ステアリングハンドル11の旋回操作と前記切換機構20による連結解除を連動させる解除機構22とを備えている。
前記ブレーキペダル18は、左右方向に延設されたペダル軸23に挿通支持されるボス状の基端部24と、該基端部24から前方に延設されるとともに、中途部から上方側に向けて屈曲形成されたペダルアーム26と、該ペダルアーム26の先端側に一体的に設置されたペダル本体部27とから構成され、前記ペダル軸23の右端側に上下揺動可能に支持されている。
上記の各基端部24上面側には、上方側に延設された揺動片28が設けられており、各揺動片28には、後方側へ付勢するスプリング29の一端側が係止されている。これにより、左右のブレーキペダル18,18は、常時上方揺動側に付勢されることにより、一対の駆動輪2,2の制動(ブレーキ)作動が実行されない非操作位置に保持されている。すなわち、該ブレーキペダル18は、前記スプリング29の付勢力に抗してペダル本体部27が踏込み操作されることにより、左右の駆動輪2,2がブレーキ作動されるように構成されている。
該構成のブレーキペダル18は、踏込み操作されるペダル本体部27とペダルアーム26の上端側以外の構成が前記フロアステップ14の下側に配置されるため、操縦部6内におけるペダル操作具側のスペースをより大きくすることができる。
前記連係機構21は、左ブレーキペダル18Lの踏込み操作によって左側の駆動輪2に制動力を作用させる左ブレーキ機構(図示しない)を操作する左ブレーキ連係機構21Lと、右ブレーキペダル18Rの踏込み操作によって右側の駆動輪2に制動力を作用させる右ブレーキ機構(図示しない)を操作する右ブレーキ連係機構21Rとから構成され、各ブレーキペダル18の踏込み操作に応じて、対応する側の各駆動輪2をブレーキ作動させることができるように構成されている。
上記右ブレーキ連係機構21Rは、右ブレーキペダル18Rの基端部24の右端側に、前記揺動片28と並べて上方に突出された連係片32と、該連係片32に前端側が連結されて前後方向に押引き操作される連結ロッド33とを介して、前記右ブレーキ機構を操作するように構成されている。
上記左ブレーキ連係機構21Lは、前記ペダル軸23の左端側で上方に突出されて左ブレーキペダル18Lの基端部24と一体回転する連結片34と、該連結片34に前端側が連結されて前後方向に押引き操作される連結ロッド36とを介して、前記左ブレーキ機構を操作するように構成されている。
前記切換機構20は、前記ブレーキペダル18のペダルアーム26側に設けられており、各ペダルアーム26の中途部左右外側に取付固定されたキューブ状(方形状)の支持体41と、該支持体41に取付固定されて前記ペダルアーム26に沿って延設された支持プレート42と、該支持プレート42(支持体41)側に設けた揺動軸43を介して回動可能に支持されたロックアーム44と、該ロックアーム44を左右他方側のペダルアーム26側に付勢する弾性部材46と、前記ロックアーム44を引張操作する操作ワイヤ47とを備えている(図3乃至5参照)。
上記ロックアーム44は、左右一方側の前記支持プレート42(支持体41)の上面側に設けた前記揺動軸43を軸に水平回動可能に支持されており、該ロックアーム44が左右他方側のペダルアーム26上に配置されるロック姿勢と、該ロックアーム44が左右他方側のペダルアーム26上から退避するロック解除姿勢とに姿勢切換可能に構成されている。
上記弾性部材46は、その一端側が前記ロックアーム44の揺動軸43近傍に設けられた筒状の係止体48に係止され、その他端側が前記支持アーム42側に突設された係止ピン49に係止されることにより、前記ロックアーム44を、ロック姿勢が維持される側に付勢するように設けられている。
上記支持体41は、前記ロックアーム44を一方側のブレーキペダル18(ペダルアーム26)側に取付支持されるとともに、前記弾性部材46によって一方側に付勢されるロックアーム44を前記ロック姿勢で保持する規制ピン51が取付固定されている。
上記操作ワイヤ47は、その一端側が前記ロックアーム側の前記係止体48に軸装される操作ピン52に連結されており、後述する解除機構22によって、引張操作することができるように構成されている。すなわち、前記ロックアーム44が該操作ワイヤ47を介して、前記弾性部材46の付勢力に抗して引張操作されることにより、該ロックアーム44をロック姿勢からロック解除姿勢へ回動操作することができる。
該構成によれば、前記切換機構20は、各ロックアーム44,44が左右のペダルアーム26,26側にそれぞれ設けられることにより、左右一方側のブレーキペダル18が踏込み操作された場合には片ブレーキ状態となり、左右他方側のブレーキペダル18が踏込み操作された場合には両ブレーキ状態となる旋回用片ブレーキ状態に切換えることができる。
具体的に説明すると、前記切換機構20は、左ブレーキペダル18L側のロックアーム44がロック解除姿勢に切換えられるとともに、右ブレーキペダル18R側の前記ロックアーム44のロック姿勢が維持された場合には、右ブレーキペダル18Rが踏込み操作されると、右側のロックアーム44によって左ブレーキペダル18Lのペダルアーム26も同時に踏込み操作される一方で、左ブレーキペダル18Lが踏込み操作されると、左ブレーキペダル18Lのみが踏込み操作される左旋回用片ブレーキ状態となる。
その一方で、前記切換機構20は、右ブレーキペダル18R側のロックアーム44がロック解除姿勢に切換えらえるとともに、左ブレーキペダル18L側の前記ロックアーム44のみがロック姿勢に切換えられた場合には、左ブレーキペダル18Lが踏込み操作されると、左側のロックアーム44によって右ブレーキペダル18Rのペダルアーム26も同時に踏込み操作される一方で、右ブレーキペダル18Rが踏込み操作されると、右ブレーキペダル18Rのみが踏込み操作される右旋回用片ブレーキ状態に切換えられる。
なお、左右両側のロックアーム44,44がロック姿勢に維持されている場合には、常に左右のブレーキペダル18,18が同時に踏込み操作される両ブレーキ状態となり(図3及び図4参照)、前記ロック解除操作具17等により、左右両側のロックアーム44,44がロック解除姿勢に切換えられた場合には、左右の各ブレーキペダル18,18が片ブレーキ操作可能な片ブレーキ状態となる。
前記解除機構22は、前記ブレーキ操作ユニット15側の前記切換機構20側に連結された操作ワイヤ47を、前記ステアリングハンドル11によって操向操作を行う操舵機構53側に連結することによって構成され、前記ステアリングハンドル11による旋回操作と、前記切換機構20とを連動させるように構成されている(図5参照)。
上記操舵機構53は、前記ステアリングハンドル11と、該ステアリングハンドル11を軸支するステアリングシャフト(図示しない)を外装するステアリングコラム54と、該ステアリングコラムの下端側に設けられて該ステアリングハンドル11による操向操作をアシストするパワーステアリング装置56と、前記ステアリングハンドル11の操向操作に応じて作動するシリンダ57等を有し、前記ステアリングハンドル11による操向操作に応じて、前記操作ワイヤ47を押引き操作することができるように構成されている。
具体的に説明すると、前記ステアリングハンドル11による右旋回操作がされた場合には、右ブレーキペダル18R側に連結された前記操作ワイヤ47が引張操作されることにより、前記切換機構20が右旋回用片ブレーキ状態に切換えられる一方で、前記ステアリングハンドル11による左旋回操作がされた場合には、左ブレーキペダル18L側に連結された前記操作ワイヤ47が引張操作されることにより、前記切換機構20が左旋回用片ブレーキ状態に切換えらえるように構成されている。
上述の構成によれば、前記切換機構20は、前記ステアリングハンドル11による旋回操作が行われると、一対のブレーキペダル18,18のうち、旋回内側のブレーキペダル18が踏込み操作された場合には、片ブレーキ操作可能な状態となって作業車両が小回り旋回される一方で、旋回外側のブレーキペダル18が踏込み操作された場合には、左右のブレーキペダルが同時に踏込み操作される。
すなわち、該切換機構20は、作業車両の旋回操作時に、前記ブレーキ操作ユニット15を旋回内側のみブレーキ作動可能な状態に切換えるための操作を別途行うことなく、旋回内側のブレーキペダルのみを踏込み操作する小回り旋回走行をすることができるため、旋回操作時の操作性がより向上する。
また、作業車両の旋回操作時に、作業者が誤って旋回外側のブレーキペダル18を踏込み操作した場合には、旋回外側のブレーキペダル18が操作される片ブレーキ状態になることを規制し、両ブレーキ状態となるように構成されているため、作業者が誤操作した場合であっても作業車両が作業者の意図から大きく離れた挙動をとることを防止することができる。
次に、図6に基づき、前記解除機構の別実施例1について、上述の例と異なる点を説明する。図6は、解除機構の別実施例1を示したモデル図である。
前記解除機構22は、前記操作ワイヤ47と、前記ロック解除操作具17側に連結された解除連係ワイヤ56,56と、各操作ワイヤ47,47の中途部に設けられて前記操作ワイヤ47と前記解除連係ワイヤ56と連動させる連動機構57とを備えている(図6参照)。
上記連動機構57は、前記ロック解除操作具17によるロック解除姿勢への踏込み操作が行われた場合には、一対の前記ロックアーム44をロック解除姿勢に切換えることにより、前記切換機構20を左右何れのブレーキペダル18,18も片ブレーキ操作可能な前記片ブレーキ状態に切換えるように構成されている。
また、該連動機構57は、前記ステアリングハンドル11による旋回操作が行われた場合には、前記ロック解除操作具17がロック解除操作による片ブレーキ状態への切換えよりも、旋回操作に基づく旋回用片ブレーキ状態への切換えを優先するように構成されている。なお、該連動機構57は機械的構成であっても制御部を介した構成であっても良い。
該構成によれば、上述と同様に旋回走行時の小回り旋回操作をスムーズ且つ安全に行うことができるだけでなく、例えば、前記走行機体7の直進走行時においても、前記ロック解除操作具17をロック解除操作することによって、左右のブレーキペダル18,18を何れも片ブレーキ操作することができる状態となるため、直進走行時おける左右方向の微調整を行うことができる。
次に、図7に基づき、前記解除機構の別実施例2について、上述の例と異なる点を説明する。図7は、解除機構の別実施例2を示したモデル図である。
前記解除機構22は、前記操作ワイヤ47と、前記解除連係ワイヤ56,56と、前記連動機構57と、前記副変速レバー50による変速操作を前記連動機構57に連動させる片ブレーキ規制ワイヤ58,58とを備えている(図7参照)。
上記連動機構57は、前記副変速レバー50が作業走行に適した「低速」側から、路上走行に適した「高速」側に操作された場合には、前記ロックアーム44がロック解除姿勢へ切換えられることを規制して常時ロック姿勢が保持されるように構成されている。すなわち、副変速レバー50が高速側に操作されることにより、前記ロック解除操作具17がロック解除姿勢に踏込み操作されている場合であっても、前記ステアリングハンドル11が旋回操作された場合であっても、前記切換機構20の両ブレーキ状態が維持される。
該構成によれば、前記副変速レバー50により作業車両が路上走行に適した高速走行をする場合や、作業者が圃場面を作業走行するにあたり、副変速レバー50を作業走行に適した「低速」側に操作し忘れた場合等に、左右一対のブレーキペダル18,18が片ブレーキ操作されることを確実に防止できるため、安全性がより向上する。
2 後輪(走行部)
11 ステアリングハンドル
18 ブレーキペダル
20 切換機構
22 解除機構
44 ロックアーム(連結部材)
46 弾性部材

Claims (2)

  1. 左右の走行部に対して各別に制動力を作用させることができる作業車両であって、
    操向操作を行うステアリングハンドルと、
    左右の走行部への制動力の作用・非作用の切換をそれぞれ操作する左右一対のブレーキペダルと、
    前記左右一対のブレーキペダルを一体的に操作されるように連結する両ブレーキ状態と、該連結を解除して前記一対のブレーキペダルが各別に操作可能な状態とする片ブレーキ状態との切換を行う切換機構と、
    前記ステアリングハンドルによる旋回操作と、前記切換機構による一対のブレーキペダルの連結解除とを連係させる解除機構とを備え、
    前記解除機構は、前記ステアリングハンドルによる旋回操作がされた場合、旋回内側のブレーキペダル操作時には一対のブレーキペダルの連結を解除し、旋回外側のブレーキペダル操作時には一対のブレーキペダルの連結を維持する状態となるように構成された
    作業車両。
  2. 前記切換機構は、
    左右一方側のブレーキペダルを左右他方側のブレーキペダルと連結する連結姿勢と、該連結が前記解除機構によって解除される解除姿勢とに切換操作される連結部材と、該連結部材を前記連結姿勢側に付勢する弾性部材とを備え、前記ステアリングハンドルによる旋回操作がされない場合には、前記両ブレーキ状態が維持されるように構成された
    請求項1に記載の作業車両。
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