JP2020195306A - コンバイン - Google Patents

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【課題】クラッチ切り替え装置を配置するスペースを容易に確保することが可能なコンバインが要望されている。【解決手段】クラッチ切り替え操作装置50は、穀粒貯留部10のうち左右方向で脱穀装置8側の部分の下方に配置されている。ケーブルワイヤ52は、クラッチ機構45から後方に向けて脱穀装置8と穀粒貯留部10との間を通されてクラッチ切り替え操作装置50まで延ばされている。【選択図】図6

Description

本発明は、コンバインに関する。
従来、コンバインとして、例えば、特許文献1に記載のコンバインが知られている。特許文献1には、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置(文献では「脱穀装置〔4〕」)と、脱穀装置と左右方向に隣り合う状態で配置され、脱穀処理によって得られた穀粒を貯留する穀粒貯留部(文献では「穀粒貯留装置〔5〕」)と、穀粒貯留部の前方に配置されるエンジン(文献では「エンジン〔60〕」)と、が備えられているコンバインであって、エンジンに対して左右方向で脱穀装置側の側方に配置され、エンジンの動力を作業装置に伝達する動力伝達機構と、エンジンに対して左右方向で動力伝達機構側の側方に配置され、動力伝達機構による作業装置への動力伝達を入切するクラッチ機構(文献では「脱穀クラッチ〔40〕」)と、クラッチ機構の状態を切り替え操作するクラッチ切り替え操作装置(文献では「クラッチ操作装置〔A〕」)と、クラッチ機構とクラッチ切り替え操作装置とに亘って設けられ、クラッチ切り替え操作装置の操作力をクラッチ機構に伝達するケーブルワイヤ(文献では「操作ワイヤー〔40a〕」)と、が備えられているコンバインが開示されている。クラッチ切り替え操作装置は、脱穀装置と穀粒貯留部との間に配置されている。
特開2009−268365号公報
特許文献1に記載のコンバインにおいて、脱穀装置と穀粒貯留部との間には、クラッチ切り替え操作装置以外の装置も配置されている。このため、他の装置との位置関係を考慮しながら、クラッチ切り替え操作装置を配置しなければならず、クラッチ切り替え操作装置を配置するスペースを確保するのが容易ではない。
上記状況に鑑み、クラッチ切り替え装置を配置するスペースを容易に確保することが可能なコンバインが要望されている。
本発明の特徴は、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置と左右方向に隣り合う状態で配置され、脱穀処理によって得られた穀粒を貯留する穀粒貯留部と、前記穀粒貯留部の前方に配置されるエンジンと、が備えられているコンバインであって、前記エンジンに対して左右方向で前記脱穀装置側の側方に配置され、前記エンジンの動力を作業装置に伝達する動力伝達機構と、前記エンジンに対して左右方向で前記動力伝達機構側の側方に配置され、前記動力伝達機構による前記作業装置への動力伝達を入切するクラッチ機構と、前記クラッチ機構の状態を切り替え操作するクラッチ切り替え操作装置と、前記クラッチ機構と前記クラッチ切り替え操作装置とに亘って設けられ、前記クラッチ切り替え操作装置の操作力を前記クラッチ機構に伝達するケーブルワイヤと、が備えられ、前記クラッチ切り替え操作装置は、前記穀粒貯留部のうち左右方向で前記脱穀装置側の部分の下方に配置され、前記ケーブルワイヤは、前記クラッチ機構から後方に向けて前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間を通されて前記クラッチ切り替え操作装置まで延ばされていることにある。
ここで、穀粒貯留部のうち左右方向で脱穀装置側の部分の下方には、比較的余裕スペースが存在している。本特徴構成によれば、穀粒貯留部のうち左右方向で脱穀装置側の部分の下方のスペースを利用して、クラッチ切り替え操作装置を配置するスペースを容易に確保することができる。また、本特徴構成によれば、脱穀装置と穀粒貯留部との間のスペースを利用して、ケーブルワイヤをクラッチ機構からクラッチ切り替え操作装置まで容易に配線することができる。
さらに、本発明において、前記動力伝達機構及び前記クラッチ機構は、前記脱穀装置の前下部における左右方向で前記穀粒貯留部側の側方に配置され、前記クラッチ切り替え操作装置は、前記動力伝達機構及び前記クラッチ機構よりも後側において、前記脱穀装置の下部における左右方向で前記穀粒貯留部側の側方に配置されていると好適である。
本特徴構成によれば、クラッチ切り替え操作装置が動力伝達機構及びクラッチ機構よりも後側において、動力伝達機構及びクラッチ機構と略同じ高さ位置に位置することになる。これにより、ケーブルワイヤが側面視で急激に曲がることがないように、クラッチ機構とクラッチ切り替え操作装置との高低差が小さい状態で、ケーブルワイヤをクラッチ機構からクラッチ切り替え操作装置まで配線することができる。
さらに、本発明において、前記脱穀装置のうち左右方向で前記穀粒貯留部側の側部に、一番物の穀粒を前記穀粒貯留部に向けて揚穀する揚穀装置が設けられ、前記クラッチ切り替え操作装置は、前記揚穀装置よりも後側に配置され、前記ケーブルワイヤは、前記脱穀装置と前記揚穀装置との間を通されていると好適である。
本特徴構成によれば、走行時の振動等によってケーブルワイヤが左右方向に大きく位置ずれすることがないように、ケーブルワイヤの左右方向の位置を脱穀装置及び揚穀装置によって規制することができる。
さらに、本発明において、前記脱穀装置のうち左右方向で前記穀粒貯留部側の側部に、一番物の穀粒を前記穀粒貯留部に向けて揚穀する揚穀装置と、前記揚穀装置よりも後側に配置され、二番物の穀粒を選別部に還元する二番還元装置と、が設けられ、前記クラッチ切り替え操作装置は、前記二番還元装置と左右方向に隣り合う状態で配置されていると好適である。
ここで、二番還元装置に対して左右方向で穀粒貯留部側の側方には、穀粒貯留部との間に比較的余裕スペースが存在している。本特徴構成によれば、穀粒貯留部と二番還元装置との間のスペースを利用して、クラッチ切り替え操作装置を配置するスペースを容易に確保することができる。
さらに、本発明において、前記クラッチ切り替え操作装置及び前記二番還元装置の後方に、燃料タンクが、前記クラッチ切り替え操作装置及び前記二番還元装置の左右範囲と重複する状態で配置されていると好適である。
本特徴構成によれば、クラッチ切り替え操作装置及び二番還元装置の後方のスペースを利用して、容量の大きな燃料タンクを配置するスペースを容易に確保することができる。
さらに、本発明において、前記クラッチ機構は、左右方向で前記クラッチ切り替え操作装置よりも前記穀粒貯留部から離れた位置に配置され、前記クラッチ切り替え操作装置は、平面視で前記クラッチ切り替え操作装置の前端ほど前記穀粒貯留部から離れる傾斜状態で配置されていると好適である。
本特徴構成によれば、クラッチ切り替え装置の前端の左右方向の位置がクラッチ機構の左右方向の位置に近付くことになる。これにより、ケーブルワイヤが平面視で急激に曲がることがないように、クラッチ機構の左右方向の位置とクラッチ切り替え操作装置の前端の左右方向の位置とが近付いた状態で、ケーブルワイヤをクラッチ機構からクラッチ切り替え操作装置まで配線することができる。
さらに、本発明において、前記動力伝達機構は、動力伝達用の伝動ベルトを有するベルト式動力伝達機構によって構成され、前記クラッチ機構に、前記伝動ベルトに接触するテンションローラと、左右方向に沿って延びる揺動軸心周りで揺動可能に構成され、前記テンションローラを支持するテンションアームと、前記揺動軸心周りで前記テンションアームと一体揺動可能に構成され、前記ケーブルワイヤが連結される操作アームと、が備えられ、前記操作アームは、前記揺動軸心に沿う方向視で前記揺動軸心から前記ケーブルワイヤの延び方向と交差する方向に向けて延びていると好適である。
本特徴構成によれば、ケーブルワイヤが引っ張られると、当該引っ張り力が操作アームに対して操作アームを揺動軸心周りで揺動させる方向に作用することになる。これにより、クラッチ切り替え操作装置の操作力を、ケーブルワイヤを介して操作アームに効率良く伝達することができる。
さらに、本発明において、前記ケーブルワイヤを支持するステーが備えられ、前記ケーブルワイヤは、前記ステーを介して前記脱穀装置のうち左右方向で前記穀粒貯留部側の側部に支持されていると好適である。
ここで、脱穀装置は、剛性の高い部材である。本特徴構成によれば、ケーブルワイヤがステーを介して脱穀装置に支持されることになる。これにより、ケーブルワイヤをしっかりと支持することができる。
さらに、本発明において、運転座席と、前記運転座席に対して左右方向で前記脱穀装置側の側方に設けられるサイドパネルと、を有する運転部が備えられ、前記サイドパネルの後端部を支持する後支柱が機体フレームに立設され、前記伝動ベルトは、前記後支柱よりも前側に前記後支柱と隣り合う状態で配置され、前記脱穀装置のうち左右方向で前記穀粒貯留部側の側部と前記後支柱とに亘って、前記ケーブルワイヤを支持するステーが設けられていると好適である。
ここで、脱穀装置及び後支柱は、剛性の高い部材である。本特徴構成によれば、ステーが脱穀装置及び後支柱に両持ち支持され、かつ、ケーブルワイヤがステーを介して脱穀装置及び後支柱に支持されることになる。これにより、ケーブルワイヤをしっかりと支持することができる。
コンバインを示す右側面図である。 コンバインを示す平面図である。 脱穀装置を示す左側面断面図である。 脱穀動力伝達機構、脱穀クラッチ機構及びクラッチ切り替え装置並びにこれらの周辺構造を示す左側面図である。 脱穀動力伝達機構、脱穀クラッチ機構及びクラッチ切り替え装置並びにこれらの周辺構造を示す右側面図である。 脱穀動力伝達機構、脱穀クラッチ機構及びクラッチ切り替え装置並びにこれらの周辺構造を示す平面図である。 脱穀動力伝達機構、脱穀クラッチ機構及びクラッチ切り替え装置並びにこれらの周辺構造を示す背面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、矢印Fの方向を「機体の前方」、矢印Bの方向を「機体の後方」、矢印Lの方向を「機体の左方」、矢印Rの方向を「機体の右方」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、全稈投入型コンバイン(本発明に係る「コンバイン」に相当)を示している。本コンバインには、走行機体1が備えられている。走行機体1には、機体フレーム2と、クローラ走行装置3と、が備えられている。走行機体1の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部4が設けられている。刈取部4には、植立穀稈を掻き込む掻込リール5と、植立穀稈を切断する刈刃6と、刈取穀稈を掻き込む掻込オーガ7と、が備えられている。
刈取穀稈の全稈を脱穀処理する脱穀装置8(本発明に係る「脱穀装置」、「作業装置」に相当)が設けられている。刈取部4と脱穀装置8とに亘って、刈取穀稈を脱穀装置8に向けて搬送するフィーダ9(本発明に係る「搬送装置」に相当)が設けられている。脱穀装置8の右方には、脱穀処理によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンク10(本発明に係る「穀粒貯留部」に相当)が設けられている。穀粒タンク10は、脱穀装置8と左右方向に隣り合う状態で配置されている。穀粒タンク10は、上下方向に沿って延びる揺動軸心Z1周りで揺動開閉可能に構成されている。穀粒タンク10内の穀粒を排出する穀粒排出装置11が設けられている。機体フレーム2の後部において、脱穀装置8と穀粒タンク10との間には、燃料タンクTが設けられている。
フィーダ9の左右方向側方(右方)において、穀粒タンク10の前方には、運転部12が設けられている。運転部12の下方には、原動部13が設けられている。原動部13には、エンジンEと、エンジンEの排気ガスを浄化処理する排気浄化装置14と、が備えられている。排気浄化装置14には、DPF(Diesel Particulate Filter)が備えられている。エンジンEは、穀粒タンク10の前方に配置されている。排気浄化装置14からは、排気管15が後上方に向かって延び出ている。排気管15は、運転部12及び穀粒タンク10と脱穀装置8との間を通って機体後部まで延びている。
運転部12には、運転座席17と、平面視で略L字形状の操作パネル18と、が備えられている。操作パネル18には、運転座席17の前方に設けられるフロントパネル19と、運転座席17に対して左右方向で脱穀装置8側の側方(左方)に設けられるサイドパネル20と、が備えられている。フロントパネル19には、メータパネル21及び操向操作レバー23が設けられている。サイドパネル20には、主変速操作レバー25、副変速操作レバー26及びクラッチ操作レバー27が設けられている。
〔脱穀装置〕
図3に示すように、脱穀装置8の上部には、扱室28が形成されている。扱室28には、扱胴29が設けられている。扱胴29は、前後方向に沿って延びる回転軸心Y1周りで回転可能に構成されている。扱胴29の下方には、受網30が設けられている。脱穀装置8の下部には、選別部31が設けられている。選別部31には、選別対象物を揺動選別する揺動選別装置32と、揺動選別装置32に選別風を送風する唐箕33と、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)を回収する一番回収部34と、二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収する二番回収部35と、が備えられている。一番回収部34及び二番回収部35は、前後方向に間隔をあけて配置されている。
一番回収部34には、一番物の穀粒を右方に向けて搬送する一番スクリュ36が備えられている。二番回収部35には、二番物の穀粒を右方に向けて搬送する二番スクリュ37が備えられている。一番スクリュ36及び二番スクリュ37は、脱穀装置8の右側部から取り外し可能に構成されている。穀粒タンク10を揺動軸心Z1周りで揺動開放させた状態で、一番スクリュ36及び二番スクリュ37を脱穀装置8の右側部から引き抜くことができる。脱穀装置8のうち左右方向で穀粒タンク10側の側部(右側部)には、一番スクリュ36によって搬送された一番物の穀粒を穀粒タンク10に向けて揚穀する揚穀装置38及び二番スクリュ37によって搬送された二番物の穀粒を揺動選別装置32に還元する二番還元装置39が設けられている。二番還元装置39は、揚穀装置38よりも後側に配置されている。
〔脱穀動力伝達機構〕
図4から図6に示すように、エンジンEの動力を脱穀装置8に伝達する脱穀動力伝達機構40(本発明に係る「動力伝達機構」、「ベルト式動力伝達機構」に相当)が設けられている。脱穀動力伝達機構40は、エンジンEに対して左右方向で脱穀装置8側の側方(左方)に配置されている。言い換えると、脱穀動力伝達機構40は、脱穀装置8の前下部における左右方向で穀粒タンク10側の側方(右方)に配置されている。
脱穀動力伝達機構40は、ベルト式動力伝達機構によって構成されている。脱穀動力伝達機構40には、エンジンEの出力軸Eaに設けられる出力プーリ41と、唐箕33の回転軸33aに設けられる入力プーリ42と、出力プーリ41及び入力プーリ42に巻き回される伝動ベルト43と、が備えられている。
ここで、サイドパネル20の後端部を支持する後支柱44が機体フレーム2に立設されている。伝動ベルト43は、後支柱44よりも前側に後支柱44と左右方向に隣り合う状態で配置されている。
〔脱穀クラッチ機構〕
脱穀動力伝達機構40による脱穀装置8への動力伝達を入切する脱穀クラッチ機構45(本発明に係る「クラッチ機構」に相当)が設けられている。脱穀クラッチ機構45は、エンジンEに対して左右方向で脱穀動力伝達機構40側の側方(左方)に配置されている。言い換えると、脱穀クラッチ機構45は、脱穀装置8の前下部における右方に配置されている。
脱穀クラッチ機構45は、ベルトテンションクラッチ機構によって構成されている。脱穀クラッチ機構45には、伝動ベルト43に接触するテンションローラ46と、テンションローラ46を支持するテンションアーム47と、テンションアーム47を揺動付勢するテンションスプリング48と、操作アーム49と、が備えられている。テンションアーム47は、左右方向に沿って延びる揺動軸心X1周りで揺動可能に構成されている。テンションスプリング48は、テンションアーム47を揺動軸心X1周りでテンションローラ46が伝動ベルト43から離間する側に揺動付勢している。操作アーム49は、揺動軸心X1周りでテンションアーム47と一体揺動可能に構成されている。
〔クラッチ切り替え装置〕
図4から図7に示すように、脱穀クラッチ機構45、刈取部4への動力伝達を入切する刈取クラッチ機構(図示省略)及び穀粒排出装置11への動力伝達を入切する穀粒排出クラッチ機構(図示省略)の状態(動力が伝達される入状態、動力が伝達されない切状態)を適切なタイミングで切り替え操作するクラッチ切り替え操作装置50が設けられている。脱穀クラッチ機構45及び前記刈取クラッチの状態を切り替える操作は、クラッチ操作レバー27(図1及び図2参照)によって行うことができる。
ここで、穀粒タンク10の下部には、前後方向視で下方に向かって窄まる下窄まり部10aが形成されている。クラッチ切り替え操作装置50は、下窄まり部10aのうち左右方向で脱穀装置8側の部分(左側部分)の下方に配置されている。クラッチ切り替え操作装置50は、台板51に載置支持され、かつ、台板51を介して機体フレーム2に支持されている。
クラッチ切り替え操作装置50は、脱穀動力伝達機構40及び脱穀クラッチ機構45よりも後側において、脱穀装置8の下部における右方に配置されている。具体的には、クラッチ切り替え操作装置50は、揚穀装置38よりも後側において、二番還元装置39と左右方向に隣り合う状態(二番還元装置39の右隣)で配置されている。
ここで、脱穀クラッチ機構45は、左右方向でクラッチ切り替え操作装置50よりも穀粒タンク10から離れた位置に配置されている。クラッチ切り替え操作装置50は、平面視でクラッチ切り替え操作装置50の前端ほど穀粒タンク10から離れる傾斜状態で配置されている。平面視において、クラッチ切り替え操作装置50の大部分は、穀粒タンク10と重複しているが、クラッチ切り替え操作装置50の一部分(前左角部分)は、穀粒タンク10と重複していない。すなわち、クラッチ切り替え操作装置50の前左角部は、平面視で穀粒タンク10の左側面10bよりも左側に出っ張っている。
脱穀クラッチ機構45とクラッチ切り替え操作装置50とに亘って、脱穀ケーブルワイヤ52(本発明に係る「ケーブルワイヤ」に相当)が設けられている。脱穀ケーブルワイヤ52は、クラッチ切り替え操作装置50の操作力を脱穀クラッチ機構45に伝達するケーブルワイヤである。前記刈取クラッチ機構とクラッチ切り替え操作装置50とに亘って、刈取ケーブルワイヤ53が設けられている。刈取ケーブルワイヤ53は、クラッチ切り替え操作装置50の操作力を前記刈取クラッチ機構に伝達するケーブルワイヤである。前記穀粒排出クラッチ機構とクラッチ切り替え操作装置50とに亘って、穀粒排出ケーブルワイヤ54が設けられている。穀粒排出ケーブルワイヤ54は、クラッチ切り替え操作装置50の操作力を前記穀粒排出クラッチ機構に伝達するケーブルワイヤである。クラッチ切り替え操作装置50には、脱穀ケーブルワイヤ52、刈取ケーブルワイヤ53及び穀粒排出ケーブルワイヤ54を引っ張り駆動するモータMが備えられている。
〔脱穀ケーブルワイヤ〕
脱穀ケーブルワイヤ52は、操作アーム49から後方に向けて脱穀装置8と穀粒タンク10との間を通されてクラッチ切り替え操作装置50まで延ばされている。脱穀ケーブルワイヤ52は、脱穀装置8の右側部と揚穀装置38との間を通されている。脱穀ケーブルワイヤ52のうち操作アーム49側の端部は、スプリング55を介して操作アーム49の上端部に連結されている。操作アーム49は、揺動軸心X1に沿う方向視(側面視)で揺動軸心X1から脱穀ケーブルワイヤ52の延び方向と交差するように、上方に向けて延びている。
脱穀ケーブルワイヤ52は、ステー56を介して脱穀装置8の右側部に支持されている。ステー56は、脱穀装置8の下部(選別部31)の右側部において、前後方向で唐箕33と揚穀装置38との間の部分に設けられている。
〔燃料タンク〕
図5から図7に示すように、燃料タンクTは、クラッチ切り替え操作装置50及び二番還元装置39の後方において、クラッチ切り替え操作装置50及び二番還元装置39の左右範囲Wと重複する状態で配置されている。燃料タンクTは、穀粒タンク10のうち下窄まり部10aの左側部分の下方に入り込む状態で配置されている。燃料タンクTには、穀粒タンク10のうち下窄まり部10aの左側部分に沿って傾斜する傾斜部Taが備えられている。燃料タンクTの後端は、機体フレーム2の後端よりも後側に出っ張っていない。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、クラッチ切り替え操作装置50は、脱穀クラッチ機構45、前記刈取クラッチ機構及び前記穀粒排出クラッチ機構の状態を切り替え操作するように構成されている。しかし、クラッチ切り替え操作装置50に係る構成は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。例えば、クラッチ切り替え操作装置50は、脱穀クラッチ機構45、前記刈取クラッチ機構及び前記穀粒排出クラッチ機構のうち脱穀クラッチ機構45のみを切り替え操作するように構成されていてもよい。あるいは、クラッチ切り替え操作装置50は、脱穀クラッチ機構45、前記刈取クラッチ機構及び前記穀粒排出クラッチ機構と共にこれらとは別のクラッチ機構(あるいは、クラッチ機構とは別の作動装置)の状態)を切り替え操作するように構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、脱穀ケーブルワイヤ52は、脱穀装置8と揚穀装置38との間を通されている。しかし、脱穀ケーブルワイヤ52は、脱穀装置8と揚穀装置38との間を通されていなくてもよい。例えば、脱穀ケーブルワイヤ52は、揚穀装置38と穀粒タンク10との間を通されていてもよい。あるいは、脱穀ケーブルワイヤ52は、揚穀装置38の下方を通されていてもよい。
(3)上記実施形態では、クラッチ切り替え操作装置50は、揚穀装置38よりも後側に配置されている。しかし、クラッチ切り替え操作装置50は、揚穀装置38よりも前側に配置されていてもよい。あるいは、クラッチ切り替え操作装置50は、揚穀装置38と左右方向に隣り合う状態で配置されていてもよい。
(4)上記実施形態では、クラッチ切り替え操作装置50は、二番還元装置39と左右方向に隣り合う状態で配置されている。しかし、クラッチ切り替え操作装置50は、二番還元装置39よりも前側に配置されていてもよい。あるいは、クラッチ切り替え操作装置50は、二番還元装置39よりも後側に配置されていてもよい。
(5)上記実施形態では、燃料タンクTは、クラッチ切り替え操作装置50及び二番還元装置39の後方において、クラッチ切り替え操作装置50及び二番還元装置39の左右範囲Wと重複する状態で配置されている。しかし、燃料タンクTは、穀粒タンク10の後方において、クラッチ切り替え操作装置50及び二番還元装置39の左右範囲Wと重複しない状態で配置されていてもよい。
(6)上記実施形態では、クラッチ切り替え操作装置50は、平面視でクラッチ切り替え操作装置50の前端ほど穀粒タンク10から離れる傾斜状態で配置されている。しかし、クラッチ切り替え操作装置50は、平面視でクラッチ切り替え操作装置50の後端ほど穀粒タンク10から離れる傾斜状態で配置されていてもよい。あるいは、クラッチ切り替え操作装置50は、平面視で前後方向に沿う状態で配置されていてもよい。
(7)上記実施形態では、操作アーム49は、揺動軸心X1に沿う方向視(側面視)で揺動軸心X1から脱穀ケーブルワイヤ52の延び方向と交差するように、上方に向けて延びている。しかし、操作アーム49は、揺動軸心X1に沿う方向視(側面視)で揺動軸心X1から脱穀ケーブルワイヤ52の延び方向と交差するように、下方に向けて延びていてもよい。
(8)上記実施形態では、脱穀ケーブルワイヤ52は、ステー56を介して脱穀装置8の右側部に支持されている。しかし、脱穀ケーブルワイヤ52を支持する構造は、上記実施形態に係る構造に限定されるものではない。例えば、脱穀装置8のうち左右方向で穀粒タンク10側の側部(右側部)と後支柱44とに亘って、脱穀ケーブルワイヤ52を支持するステー(図示省略)が設けられていてもよい。
本発明は、全稈投入型コンバインの他、自脱型コンバインにも利用可能である。
2 機体フレーム
8 脱穀装置
10 穀粒タンク(穀粒貯留部)
12 運転部
17 運転座席
20 サイドパネル
38 揚穀装置
39 二番還元装置
40 脱穀動力伝達機構(動力伝達機構、ベルト式動力伝達機構)
43 伝動ベルト
44 後支柱
45 脱穀クラッチ機構(クラッチ機構)
46 テンションローラ
47 テンションアーム
49 操作アーム
50 クラッチ切り替え操作装置
52 脱穀ケーブルワイヤ(ケーブルワイヤ)
56 ステー
E エンジン
T 燃料タンク
W クラッチ切り替え操作装置及び二番還元装置の左右範囲
X1 揺動軸心

Claims (9)

  1. 刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置と左右方向に隣り合う状態で配置され、脱穀処理によって得られた穀粒を貯留する穀粒貯留部と、
    前記穀粒貯留部の前方に配置されるエンジンと、が備えられているコンバインであって、
    前記エンジンに対して左右方向で前記脱穀装置側の側方に配置され、前記エンジンの動力を作業装置に伝達する動力伝達機構と、
    前記エンジンに対して左右方向で前記動力伝達機構側の側方に配置され、前記動力伝達機構による前記作業装置への動力伝達を入切するクラッチ機構と、
    前記クラッチ機構の状態を切り替え操作するクラッチ切り替え操作装置と、
    前記クラッチ機構と前記クラッチ切り替え操作装置とに亘って設けられ、前記クラッチ切り替え操作装置の操作力を前記クラッチ機構に伝達するケーブルワイヤと、が備えられ、
    前記クラッチ切り替え操作装置は、前記穀粒貯留部のうち左右方向で前記脱穀装置側の部分の下方に配置され、
    前記ケーブルワイヤは、前記クラッチ機構から後方に向けて前記脱穀装置と前記穀粒貯留部との間を通されて前記クラッチ切り替え操作装置まで延ばされているコンバイン。
  2. 前記動力伝達機構及び前記クラッチ機構は、前記脱穀装置の前下部における左右方向で前記穀粒貯留部側の側方に配置され、
    前記クラッチ切り替え操作装置は、前記動力伝達機構及び前記クラッチ機構よりも後側において、前記脱穀装置の下部における左右方向で前記穀粒貯留部側の側方に配置されている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記脱穀装置のうち左右方向で前記穀粒貯留部側の側部に、一番物の穀粒を前記穀粒貯留部に向けて揚穀する揚穀装置が設けられ、
    前記クラッチ切り替え操作装置は、前記揚穀装置よりも後側に配置され、
    前記ケーブルワイヤは、前記脱穀装置と前記揚穀装置との間を通されている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記脱穀装置のうち左右方向で前記穀粒貯留部側の側部に、一番物の穀粒を前記穀粒貯留部に向けて揚穀する揚穀装置と、前記揚穀装置よりも後側に配置され、二番物の穀粒を選別部に還元する二番還元装置と、が設けられ、
    前記クラッチ切り替え操作装置は、前記二番還元装置と左右方向に隣り合う状態で配置されている請求項1から3の何れか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記クラッチ切り替え操作装置及び前記二番還元装置の後方に、燃料タンクが、前記クラッチ切り替え操作装置及び前記二番還元装置の左右範囲と重複する状態で配置されている請求項4に記載のコンバイン。
  6. 前記クラッチ機構は、左右方向で前記クラッチ切り替え操作装置よりも前記穀粒貯留部から離れた位置に配置され、
    前記クラッチ切り替え操作装置は、平面視で前記クラッチ切り替え操作装置の前端ほど前記穀粒貯留部から離れる傾斜状態で配置されている請求項1から5の何れか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記動力伝達機構は、動力伝達用の伝動ベルトを有するベルト式動力伝達機構によって構成され、
    前記クラッチ機構に、前記伝動ベルトに接触するテンションローラと、左右方向に沿って延びる揺動軸心周りで揺動可能に構成され、前記テンションローラを支持するテンションアームと、前記揺動軸心周りで前記テンションアームと一体揺動可能に構成され、前記ケーブルワイヤが連結される操作アームと、が備えられ、
    前記操作アームは、前記揺動軸心に沿う方向視で前記揺動軸心から前記ケーブルワイヤの延び方向と交差する方向に向けて延びている請求項1から6の何れか一項に記載のコンバイン。
  8. 前記ケーブルワイヤを支持するステーが備えられ、
    前記ケーブルワイヤは、前記ステーを介して前記脱穀装置のうち左右方向で前記穀粒貯留部側の側部に支持されている請求項1から7の何れか一項に記載のコンバイン。
  9. 運転座席と、前記運転座席に対して左右方向で前記脱穀装置側の側方に設けられるサイドパネルと、を有する運転部が備えられ、
    前記サイドパネルの後端部を支持する後支柱が機体フレームに立設され、
    前記伝動ベルトは、前記後支柱よりも前側に前記後支柱と隣り合う状態で配置され、
    前記脱穀装置のうち左右方向で前記穀粒貯留部側の側部と前記後支柱とに亘って、前記ケーブルワイヤを支持するステーが設けられている請求項7に記載のコンバイン。
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