JP5763457B2 - コンバインの伝動構造 - Google Patents
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Description
従来、この種のコンバインの伝動構造としては、エンジンから脱穀装置にわたる伝動経路に、ギヤ変速装置を設置して、脱穀装置の回転速度を変更できるように構成してあるものがあった(例えば、特許文献1参照)。
そこで、伝動手段として、一対のプーリと伝動ベルトとを使用することが挙げられる。
この場合、一対のプーリのうちの一方のプーリは、それぞれ着脱自在な大径のものと小径のものとの二種類を用意しておき、要求される回転速度に応じて、使用する径のプーリを選択して着け替えることで、脱穀装置の回転速度を変更することになる。
しかし、大径プーリが装着されている状態から小径プーリに着け替えたり、その逆に、小径プーリが装着されている状態から大径プーリに着け替える時には、まず、装着されているプーリを取り外し、その後、着け替えるプーリを装着し直す手間がかかり、脱穀装置の回転速度の変更作業が繁雑になる問題点がある。
一方、例えば、小径プーリが装着されている状態から大径プーリに変更するには、小径プーリの外側に大径プーリを取り付けるだけで大径プーリが使用可能な状態となり、わざわざ小径プーリを取り外す手間がかからない。
また、大径プーリと小径プーリとは、それぞれのベルト巻回部が同一面内に配置されているから、上述の何れのプーリの使用状態においても、伝動ベルトの巻回経路が傾かないので、効率よく回転力を伝達できる環境を維持できる。
このように、脱穀装置の回転速度の変更作業を、手間をかけずに簡単に且つ迅速に行うことができる。
また、小径プーリに関しては、大径プーリを使用している状態でも取り外す必要がないから、別途、保管個所を用意する必要がない。
尚、大径プーリと小径プーリとを設けるのは、入力側プーリ、又は、出力側プーリ、又は、入力側プーリと出力側プーリとの両方、の使用形態をとることが可能である。
本発明の第2の特徴構成は、前記脱穀装置は、機体左右一方側に備えられ、前記大径プーリ及び前記小径プーリは、前記脱穀装置における機体左右一方側の横外側部に備えられているところにある。
本発明の第3の特徴構成は、前記小径プーリにおける前記大径プーリに対向する面のうち軸心部分に、前記軸中央側に向かって凹入する凹入部が形成され、前記大径プーリにおける前記小径プーリに対向する面のうち軸心部分に、前記軸中央側に向かって突出すると共に前記凹入部と嵌合する突出部が形成され、前記大径プーリと前記小径プーリとは、前記突出部と前記凹入部とに亘ってボルト連結されているところにある。
本発明の第4の特徴構成は、前記大径プーリは、前記小径プーリのうち前記小径プーリの外周よりも前記回転軸側の部分にボルト連結されているところにある。
また、車体フレーム5の左側領域における脱穀装置3の前端部には、操作や点検時に利用可能な梯子130が固着してある。
梯子130は、金属パイプ材によって形成してあり、車体フレーム5から、脱穀装置3の上端の範囲に配置されている。横に間隔をあけて縦配置に設けられた一対の縦パイプ130Aと、縦方向に間隔をあけて両縦パイプ130Aにわたって夫々固着された複数の横パイプ130Bと、車体フレーム5と、脱穀装置3とに梯子130を取り付ける複数のステー材130Cとを設けて構成してある。梯子130そのものは、平面視において、前方左側に向かって開いた姿勢に固定されており、昇降時に前方の刈取搬送装置2が邪魔になりにくいように構成されている。
また、梯子130には、コンバイン左側のバックミラー130Dと方向指示器130Eが取り付けられている。
また、支持板37,38や仕切板39に対する棒状部材40の取付構造は、図9、図11に示すように、棒状部材40の外周部にブラケット40Aを設けておき、このブラケット40Aを、支持板37,38や仕切板39の該当個所に重ねてボルト止めして固定してある。
ブラケット40Aには、ボルト挿通穴40Bが、扱歯41の基端部を挟んだ2ヵ所に形成してある。
また、支持板37,38には、扱歯41の最大傾斜を規定するストッパ141が突起として形成してある。このストッパ141に前記ブラケット40Aの縁部が当接することでそれ以上の傾斜が規制される。
この送塵弁42は、縦枢支軸42a周りに揺動できるように取り付けられている。揺動操作によって送塵弁42の平面視による傾斜角度が変更され、収穫対象の種類によって変更調整することができる。
各送塵弁42は、端部どうしがリンク部材42bによって連結されており、一つの送塵弁42を縦枢支軸42a周りに揺動操作することで、全ての送塵弁42の角度を変更することができる。
送塵弁角度調整レバー142は、金属製の棒状部材で構成してあり、その基端部が縦枢支軸42aに固定されており、先端部が操作部である。送塵弁角度調整レバー142の揺動操作位置の固定は、上部カバー26の上面に沿って延設された固定プレート26aへのネジ止めによって実施される。固定プレート26aに形成された複数のネジ穴26bのうちの一つに送塵弁角度調整レバー142を貫通する固定ネジ26cを螺合させることで、送塵弁角度調整レバー142の位置固定を行える。
第1プーリ86Aは、小径プーリ120と大径プーリ121とを備えて構成してあり、これら一対のプーリ120,121は、小径プーリ120の外周のベルト巻回部120aと、大径プーリ121の外周のベルト巻回部121aとが同一面に位置し、且つ、共通の回転軸心を備えている。
具体的には、アイドラ軸82の左端部にアイドラ軸82と一体回転するように外嵌した小径プーリ120と、この小径プーリ120と一体回転するように小径プーリ120に左外側からボルト連結する大径プーリ121とから構成してある。通常は、図5に示すように、大径プーリ121を小径プーリ120に取り付け、大径プーリ121と第2プーリ86Bとに亘って伝動ベルト86Cを巻回して使用する。扱胴19の回転を遅くする場合には、図8に示すように、大径プーリ121を取り外して小径プーリ120に伝動ベルト86Cを巻回することで実現することができる。大径プーリ121と小径プーリ120とは、各ベルト巻回部120a,121aが同一面に位置するように設置されるから、図5及び図8の何れの場合においても、伝動ベルト86Cが各プーリに対して傾斜しない状態に巻回させることができる。
第2プーリ86B(図4参照)は、伝動軸88の左端部に伝動軸88と一体回転するように外嵌したボス部86Baと、このボス部86Baと一体回転するようにボス部86Baに左外側からボルト連結する大径の外周部86Bbとから構成してある。
つまり、損傷し難い稲や麦などを収穫する場合には、扱胴19の回転速度を稲麦用の高速に切り換えることによって処理能力の向上を図ることができ、損傷し易い大豆などを収穫する場合には、扱胴19の回転速度を大豆用の低速に切り換えることによって扱き処理時の損傷による品質の低下を防止することができる。
以下に他の実施の形態を説明する。
また、第1プーリ86Aと第2プーリ86Bとの両方に備えるものであってもよい。
〈2〉 伝動手段Bは、先の実施形態で説明したに扱胴伝動部86に設けてあるものに限るものではなく、例えば、選別部伝動部20Aに設けるものであってもよい。
その一例を説明する。図12に示すように、選別部伝動部20Aは、2番スクリュー軸61の回転動力を、ベルト伝動式の第3伝動機構84を介して揺動選別手段20の揺動軸85に伝達するように構成してある。
2番スクリュー軸61には、第2減速機構83を構成するプーリ83Cと、選別部伝動部20Aを構成する入力側プーリ86Aとが、軸心方向に間隔をあけて一体回転自在に取り付けられている。エンジンからの動力は、プーリ83Cを介して入力側プーリ86Aに入力される。
一方、上述の揺動選別手段20の揺動軸85には、出力側プーリ86Bが一体回転自在に取り付けられており、入力側プーリ86Aと出力側プーリ86Bとにわたって伝動ベルト86Cが巻回されている。伝動ベルト86Cの弛みは、テンションプーリ(不図示)による押圧で解消されている。
出力側プーリ86Bは、大径プーリ121と小径プーリ120とが、互いのベルト巻回部121a,120aが同一面内に位置する状態で、揺動軸85に一体回転自在に取り付けられている。大径プーリ121は、小径プーリ120の側部にボルト固定してあり、ボルトを外すことで取り外すことができる。
当該実施形態によれば、稲麦等の脱穀時には、大径プーリ121を取り外して小径プーリ120に伝動ベルト86Cを巻回した状態で使用する一方、損傷を受けやすい大豆等の脱穀時には、大径プーリ121を小径プーリ120に取り付け、大径プーリ121に伝動ベルト86Cを巻回した減速回転状態で使用する。
19 扱胴
20 揺動選別手段(選別駆動部に相当)
20A 選別部伝動部
72 エンジン
86 伝動機構(扱胴伝動部に相当)
86A 第1プーリ(入力側プーリに相当)
86B 第2プーリ(出力側プーリに相当)
120 小径プーリ
120a ベルト巻回部
121 大径プーリ
121a ベルト巻回部
B 伝動手段
D 被駆動機器
Claims (4)
- エンジンからの動力を複数の被駆動機器に伝達する伝動手段を備えたコンバインの伝動構造において、
前記伝動手段は、前記複数の被駆動機器のうちの脱穀装置の扱胴に動力を伝達する扱胴伝動部を備え、
前記扱胴伝動部は、前記エンジンからの動力を受ける入力側プーリと、前記扱胴に動力を伝達する出力側プーリとを備えて構成され、
前記入力側プーリと前記出力側プーリとの少なくとも何れか一方に、同一の回転軸の軸端部に取り付けられる大径プーリと小径プーリとが備えられ、
前記回転軸の軸心方向において、前記小径プーリのうち軸端側部分に、扱胴用のベルト巻回部が形成されていると共に、前記小径プーリのうち前記扱胴用のベルト巻回部よりも軸中央側部分に、前記複数の被駆動機器のうちの前記扱胴以外の被駆動機器用のベルト巻回部が形成され、
前記大径プーリは、前記大径プーリのベルト巻回部が前記小径プーリの前記扱胴用のベルト巻回部と同一面内に且つ前記回転軸の軸心上に位置する状態で取り付けられるように構成されていると共に、前記小径プーリの軸端側面に着脱自在に取り付けられているコンバインの伝動構造。 - 前記脱穀装置は、機体左右一方側に備えられ、
前記大径プーリ及び前記小径プーリは、前記脱穀装置における機体左右一方側の横外側部に備えられている請求項1に記載のコンバインの伝動構造。 - 前記小径プーリにおける前記大径プーリに対向する面のうち軸心部分に、前記軸中央側に向かって凹入する凹入部が形成され、
前記大径プーリにおける前記小径プーリに対向する面のうち軸心部分に、前記軸中央側に向かって突出すると共に前記凹入部と嵌合する突出部が形成され、
前記大径プーリと前記小径プーリとは、前記突出部と前記凹入部とに亘ってボルト連結されている請求項1又は2に記載のコンバインの伝動構造。 - 前記大径プーリは、前記小径プーリのうち前記小径プーリの外周よりも前記回転軸側の部分にボルト連結されている請求項1から3のいずれか一項に記載のコンバインの伝動構造。
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