JP5503475B2 - コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置 - Google Patents

コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置 Download PDF

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Description

本発明は、旋回用アクチュエータにより走行機体に対して旋回操作自在に且つ昇降用アクチュエータにより走行機体に対して昇降操作自在に備えられた穀粒排出用オーガと、前記穀粒排出用オーガの旋回並びに昇降を指令する手動操作式の指令操作部と、前記指令操作部の指令情報に基づいて、前記旋回用アクチュエータ及び前記昇降用アクチュエータの作動を制御する制御手段とが備えられているコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置に関する。
上記構成のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置において、従来では、手動操作式の指令操作部が、穀粒排出用オーガの上昇、下降、左旋回及び右旋回を指令する十字揺動レバー式の手動操作具、旋回方向に沿って互いに位置が異なる格納用旋回位置と穀粒排出用旋回位置とにわたって穀粒排出用オーガを自動的に旋回させるための自動スイッチ、自動で移動している途中で穀粒排出用オーガを停止させるための停止スイッチ、穀粒排出用旋回位置を変更設定するための排出位置設定ボリュームと、排出クラッチを入切させて穀粒排出状態と穀粒排出を停止する停止状態とに切り換えるためのクラッチ入切スイッチ等を備えて構成されていた。又、運転座席の横側に位置するサイドパネルの機体後方側に後部側パネル部が設けられ、この後部側パネル部の水平な上部面に十字揺動式のレバー操作具が備えられ、サイドパネルと後部側パネル部との間の段差部に形成された縦壁部分に、自動スイッチ、停止スイッチ、排出位置設定ボリュームが備えられるように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−253039号公報
上記従来構成では、後部側パネル部の水平な上部面に十字揺動式のレバー操作具が備えられ、サイドパネルと後部側パネル部との間の段差部に形成された縦壁部分に、自動スイッチ、排出位置設定ボリューム等が備えられるものであるから、操縦者が穀粒排出用オーガを移動させる操作を指令する場合に、その操作が煩わしいものとなっていた。
例えば、排出位置設定ボリュームを操作して穀粒排出を行うための穀粒排出用旋回位置を設定する場合、穀粒排出用オーガは縦軸芯周りで旋回するものであるのに対して、縦壁部分に備えられた排出位置設定ボリュームを操作して作業位置を変更させるものでは、穀粒排出用オーガの実際の旋回位置との相関が分かり難く、設定操作が煩わしいものとなっていた。
又、穀粒排出用オーガを手動で上昇、下降、左旋回及び右旋回を指令するための手動操作具が後部側パネル部の水平な上部面に設けられるのに対して、自動スイッチは縦壁部分に設けられるから、例えば、自動スイッチ及びレバー操作具を夫々操作するような場合に、それらが水平な上部面と縦壁部分とに夫々分かれた状態で配備されるので操作が煩わしいものとなっていた。
本発明の目的は、穀粒排出用オーガの移動を指令する操作が行い易いものとなるコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置を提供する点にある。
本発明に係るコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置は、旋回用アクチュエータにより走行機体に対して旋回操作自在に且つ昇降用アクチュエータにより走行機体に対して昇降操作自在に備えられた穀粒排出用オーガと、前記穀粒排出用オーガの旋回並びに昇降を指令する手動操作式の指令操作部と、前記指令操作部の指令情報に基づいて、前記旋回用アクチュエータ及び前記昇降用アクチュエータの作動を制御する制御手段とが備えられているものであって、その第1特徴構成は、
前記指令操作部が、旋回方向に沿って互いに位置が異なる格納用旋回位置と穀粒排出用旋回位置とにわたって前記穀粒排出用オーガを自動的に旋回させる自動旋回を指令する自動旋回指令手段と、前記穀粒排出用旋回位置を変更設定するための位置変更指令を指令する旋回位置指令手段と、前記穀粒排出用オーガの上昇、下降、右旋回、及び、左旋回を指令する旋回昇降指令手段と、機体横幅方向への揺動操作により前記穀粒排出用オーガを穀粒排出状態と穀粒排出を停止する停止状態とに切り換えるためのレバー式の切換操作具とを備えて構成され、
運転座席の後方にエアークリーナが備えられ、
前記エアークリーナよりも機体内方側で且つ前記運転座席の横側に位置するサイドパネルの後方側の箇所に、そのサイドパネルのパネル面よりも高い位置に位置させる状態で水平な上部面を備えた後部側パネル部が設けられ、
前記指令操作部は、前記自動旋回指令手段、前記旋回位置指令手段、前記旋回昇降指令手段の夫々が、前記切換操作具よりも前側に位置して、機体横幅方向に並ぶ状態で、前記後部側パネル部の上部面に装備されている点にある。
第1特徴構成によれば、運転座席の横側に位置するサイドパネルの後部に、そのサイドパネルのパネル面よりも高い位置に位置させる状態で水平な上部面を備えた後部側パネル部が設けられ、後部側パネル部の上部面に、自動旋回を指令する自動旋回指令手段、位置変更指令を指令する旋回位置指令手段、上昇、下降、右旋回、及び、左旋回を指令する旋回昇降指令手段の夫々が装備される。
このように穀粒排出用オーガを移動させるための各種の指令を行う複数の指令手段が、後部側パネル部の上部面にまとめて配備されるので、例えば、自動旋回指令手段の操作と、旋回昇降指令手段の操作とを夫々実行するような場合であっても、操作の煩わしさがなく容易に行えるものとなる。
説明を加えると、操作者が、穀粒排出用オーガを操作するために指令操作部を操作するときは、穀粒排出用オーガの移動状態を目視しながら操作するために、運転座席から立上がり機体後方側を向いた立姿勢で操作することになるが、後部側パネル部は、運転座席の横側に位置するサイドパネルの後部に連なり、しかも、サイドパネルのパネル面よりも高い位置にあるから、後方側を向いた立姿勢で操作する操作者は、例えば、低い位置にある縦壁部分を覗き込むために前屈み状態になる等の煩わしさがなく、立姿勢のまま楽に操作を行うことができる。
しかも、後部側パネル部は、サイドパネルのパネル面よりも高い位置にあるから、指令操作部に備えられる上記各指令手段を、サイドパネルに装備される各種の操作具と区別することができ、誤操作のおそれも少ないものとなる。
又、穀粒排出用旋回位置を変更させる場合に、後部側パネル部の水平な上部面に備えられた旋回位置指令手段を操作することにより、縦軸芯周りで旋回する穀粒排出用オーガの実際の旋回位置との相関が分かり易く、その点からも操作の煩わしさがなく容易に行えるものとなる。
従って、穀粒排出用オーガの移動を指令する操作が行い易いものとなるコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置を提供できるに至った。
又、第1特徴構成によれば、穀粒排出用オーガを穀粒排出状態と停止状態とに切り換えるときは、レバー式の切換操作具を操作することになる。そして、自動旋回指令手段、旋回位置指令手段、旋回昇降指令手段の夫々が、切換操作具よりも運転座席に近い側に位置して機体横幅方向に並んでいるので、大きく上方に突出するレバー式の切換操作具によって操作が邪魔されることがなく、それらの各指令手段は運転座席に近づける状態で設けることができ、操作が行い易いものになる。
又、穀粒排出用オーガの移動を指令するための指令手段だけでなく、切換操作具も後部側パネル部の上部面に備えることにより、切換操作具の操作も行い易いものとなり、より一層使い勝手のよいものとなった。
本発明の第2特徴構成は、前記エアークリーナの上方にプレクリーナが備えられ、前記切換操作具は、最も機体内方側へ操作した状態において、平面視で前記プレクリーナと重複しないように備えられている点にある。
本発明の第3特徴構成は、第1特徴構成又は第2特徴構成に加えて、脱穀装置の天板が、平面視にて、前記後部側パネル部の上部面に形成された切欠凹部に入り込む状態で備えられ、前記天板と前記後部側パネル部の上部面とが略同じ高さになる状態で備えられている点にある。
本発明の第4特徴構成は、第3特徴構成に加えて、前記後部側パネル部の上部面における前記切欠凹部よりも前記エアークリーナ側の箇所に、前記自動旋回指令手段、前記旋回位置指令手段、前記旋回昇降指令手段、前記切換操作具の夫々が配備されている点にある。
本発明の第5特徴構成は、第1特徴構成〜第4特徴構成のいずれかに加えて、前記運転座席の後方にグレンタンクが備えられ、前記グレンタンクの前部側箇所に、前記穀粒排出用オーガを穀粒排出状態と穀粒排出を停止する停止状態とに切り換えるためのベルトテンション式の排出クラッチが備えられ、前記排出クラッチは、機体横幅方向に沿って張設された伝動ベルトと、この伝動ベルトに作用するテンションローラと、前記テンションローラを支持するとともに、機体前後方向に沿う軸芯周りで揺動自在なテンションアームとを備えており、前記テンションアームと前記切換操作具とを連動連結するロッドが備えられている点にある。
本発明の第特徴構成は、第1特徴構成〜第5特徴構成のいずれかに加えて、前記旋回昇降指令手段が、機体前方への倒れ操作と機体後方への倒れ操作にて上昇及び下降を指令するシーソー型の3位置切換スイッチ、及び、機体横幅方向一方への倒れ操作と機体横幅方向他方への倒れ操作にて右旋回及び左旋回を指令するシーソー型の3位置切換スイッチにて構成されている点にある。
特徴構成によれば、一方のシーソー型の3位置切換スイッチを機体前方へ倒れ操作すると、穀粒排出用オーガの上昇及び下降のいずれか一方を指令することができ、機体後方へ倒れ操作すると、上昇及び下降のいずれか他方を指令することができる。又、他方のシーソー型の3位置切換スイッチを機体横幅方向一方への倒れ操作すると、穀粒排出用オーガの右旋回及び左旋回のいずれか一方を指令することができ、機体横幅方向他方へ倒れ操作すると、右旋回及び左旋回のいずれか他方を指令することができる。
このように旋回昇降指令手段を操作方向が互いに異なる2つのシーソー型の3位置切換スイッチにて構成するようにしたから、誤操作のおそれが少なく、操作が行い易い状態で、昇降及び旋回を指令することができる。
本発明の第特徴構成は、第1特徴構成〜第特徴構成のいずれかに加えて、前記指令操作部が、前記自動旋回指令手段の指令に基づいて前記穀粒排出用オーガが自動旋回している途中で前記穀粒排出用オーガの旋回を停止するための停止指令を指令する停止指令手段を備えて構成されている点にある。
特徴構成によれば、穀粒排出用オーガが自動旋回しているときに、停止指令手段にて停止指令を指令すると、旋回を停止させることができるので、例えば、自動旋回しているときに、穀粒排出用オーガが外物に干渉するおそれがあるときに緊急停止させることができ、損傷を未然に防止することができる。
本発明の第特徴構成は、第1特徴構成〜第特徴構成のいずれかに加えて、脱穀装置の天板を上方に開放するメンテナンス状態と、前記天板を閉塞する通常状態とに切り換え自在に構成され、前記後部側パネル部の上部面に、前記脱穀装置の天板の姿勢変化を許容するための切欠凹部が形成されている点にある。
特徴構成によれば、メンテナンス状態に切り換えると、脱穀装置の天板が上方に開放する状態となるので、扱室内にワラ屑等が付着堆積している場合に、そのようなワラ屑等を容易に取り除くことができる。
そして、後部側パネル部の上部面に切欠凹部が形成されており、脱穀装置の天板の姿勢変化を許容することができるので、後部側パネル部と脱穀装置の天板とが干渉することなく、通常状態とメンテナンス状態に切り換えることができる。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 コンバインの全体側面図である。 操縦部の平面図である。 コンバインの一部切欠正面図である。 後部側パネル部の平面図である。 バックミラーの取り付け部の背面図である。 刈取昇降シリンダと刈取部との連結部の側面図である。 中継部材の平面図である。 ロック状態の中継部材の断面図である。 ロック状態の刈取昇降シリンダの側面図である。 グレンタンクの側面図である。 グレンタンクの背面図である。 制御ブロック図である。 穀粒排出クラッチの操作構造を示す正面図である。 穀粒排出クラッチの操作構造を示す側面図である。
以下、本発明のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体Vの前部に刈取部3が横軸芯P1周りに揺動操作自在な状態で付設され、走行機体Vには、操縦部2、刈取穀稈を脱穀・選別する脱穀装置としての脱穀部4、脱穀部4にて選別回収された穀粒を貯留するグレンタンク5等が装備されている。走行機体Vは、下部に機体フレーム11を備えており、この機体フレーム11にて、操縦部2、脱穀部4、グレンタンク5等を載置支持する構成となっている。
刈取部3は、植立穀稈に対して分草作用して刈取対象穀稈と未刈穀稈とを分草する複数の分草具7、分草された刈取対象穀稈を引起す複数の引起し装置8、刈取対象穀稈の株元を切断するバリカン型刈取装置9、刈取った縦姿勢の穀稈を徐々に横倒れ姿勢に変更しながら後方の脱穀部4に向けて搬送する縦搬送装置10等を備えて構成されている。又、この刈取部3は、刈取昇降用の油圧シリンダ13(以下、刈取昇降シリンダと称する)により横軸芯P1周りで揺動昇降操作可能に構成されている。
刈取部3における機体最左側に位置する引起し装置8の上部にバックミラー14が備えられている。具体的には、図3及び図7に示すように、機体最左側に位置する引起し装置8に対する動力を伝達するための伝動ケース15の上部に連結され、且つ、刈取部3の上方を覆う防塵カバー16に形成された穴部16Aを挿通して上方に突出する支持アーム17が設けられ、この支持アーム17の先端にバックミラー14が装着されている。
図8に示すように、刈取昇降シリンダ13の後端部は、機体フレーム11の横向きフレーム部11Aに固定されたブラケットに横軸芯周りで揺動自在に枢支連結され、刈取昇降シリンダ13の前端部は刈取部フレーム12に固定された受止め用ブラケット26に横向きの支持ロッド22を介して横軸芯周りで揺動自在に枢支連結されている。
刈取昇降シリンダ13と刈取部3における刈取部フレーム12とは中継部材18を介して連結され、この中継部材18は、刈取部3を上昇させている状態、言い換えると、刈取昇降シリンダ13を伸長させている状態において、刈取昇降シリンダ13を固定させるロック装置として利用することができるように構成されている。
ちなみに、詳述はしないが、中継部材18は、メンテナンスのために刈取部3を走行機体Vから取り外して離間させた場合にも、刈取部フレーム12と刈取昇降シリンダ13とが連結状態を維持できるように折り曲げ式のリンクとして機能するように構成されている。刈取昇降シリンダ13を伸長させている状態で固定する作業が必要となるのは、例えば、刈取部3の修理点検等のメンテナンス作業を行う場合である。
説明を加えると、図8〜図10に示すように、中継部材18は、左右一対の帯板19を2つの連結部材20,21を介して一体的に連結して構成され、そのうちの一方の連結部材21が下向きに開口した逆U字形に形成されて一対の帯板19から下方に突出する状態で設けられている。
そして、この中継部材18の一端側が刈取昇降シリンダ13のシリンダロッド13Aの先端部に横向きの支持ロッド22を介して枢支連結され、シリンダロッド13Aの両外側において支持ロッド22に一対のカラー28が外嵌されており、中継部材18の他端側が刈取部フレーム12に設けられたブラケット23に抜き差し自在な連結ピン24によって連結されている。
刈取部3を刈取昇降シリンダ13により駆動昇降する通常の作業時には、刈取昇降シリンダ13のシリンダロッド13Aの先端部に連結された支持ロッド22が、刈取部フレーム12に設けられた前後方向視で逆U字形の受止め用ブラケット25の下端縁に形成された凹部26に嵌まり込む状態で荷重を受止めて支持する構成となっている。又、このとき、中継部材18と受止め用ブラケット25との間は抜き差し自在な連結ピン27によって連結されて浮き上がりを防止するように構成されている。
中継部材18を、伸長状態の刈取昇降シリンダ13に対するロック装置として利用する場合には、支持ロッド22が受止め用ブラケット25の凹部26に嵌まり込んで受止められている状態で、2本の連結ピン24,27を抜き外して中継部材18と刈取部フレーム12との連結を解除して、中継部材18を刈取昇降シリンダ13に接近する状態(図11参照)に切り換える。このとき、図10及び図11に示すように、逆U字形に形成された連結部材21が、刈取昇降シリンダ13のシリンダロッド13Aに跨るように重なり合い、刈取昇降シリンダ13のシリンダ本体13Bの端縁に連結部材21の端部が接当する状態となって、刈取昇降シリンダ13を伸長状態でロックすることができる。
そして、この状態で、逆U字形に形成された連結具21のシリンダロッド13Aよりも下方側に突出した両側部にわたり、上述したようにして取り外した連結ピン24を貫通する状態で差しこむことにより、連結具21が外れるのを阻止することができる。又、取り外した他方の連結ピン27は、中継部材18を刈取昇降シリンダ13に接近する状態に切り換えたのち、再度、中継部材18の挿通孔に差し込み装着しておくことになる。尚、連結ピン24,27は、差し込み装着した状態で、ベータピン29により抜け外れが阻止される。
このように中継部材18をロック装置として利用する際には、通常の刈取作業状態において中継部材18を刈取部フレーム12に固定するために用いられる連結ピン24を利用して、中継部材18の抜け外れを防止するようにしている。
脱穀部4は、詳述はしないが、脱穀フィードチェーン30にて刈取穀稈を搬送しながら扱室内で穂先側を扱胴31によって脱穀処理して、その脱穀処理で得られた処理物を下方に位置する揺動選別機構(図示せず)による篩い選別や唐箕からの選別風による風力選別などを施して、処理物を、単粒化穀粒、枝梗付き穀粒やワラ屑などの混在物、及び、切れワラやワラ屑などに選別し、単粒化穀粒を回収してグレンタンク5に供給するように構成されている。又、脱穀処理されたあとの排ワラは排ワラ処理装置32にて細断処理されるように構成されている。
図5に示すように、脱穀部4は、天板33を扱胴31と共に上方に開放するメンテナンス状態(仮想線で示す状態)と、天板33を閉塞する通常状態(実線で示す状態)とに切り換え自在に構成され、作業終了後にメンテナンス状態に切り換えることで、扱室内部や脱穀フィードチェーン30に詰まったワラ屑等を除去することができるようになっている。
図12に示すように、グレンタンク5の機体外方側(進行方向視で右側)の側面の下部には、金属製の保護カバー34が備えられ、グレンタンク5の機体後方外方側には、後述する縦送りスクリューコンベア41を保護するための金属製のカバー体35が設けられている。そして、図12及び図13に示すように、保護カバー34の後方側に連なり且つカバー体35の下方に連なる機体右後側の下端部には、ゴム板又は樹脂板からなる軟質カバー36が設けられ、後進走行時等において畦と接触しても、接触による損傷を受け難いようにしている。
次にグレンタンク5に貯留された穀粒を排出するための構成について説明する。
図1に示すように、グレンタンク5の底部に前後方向に沿う状態で底部横送り搬送スクリュー40が設けられ、その底部横送り搬送スクリュー40の搬送終端部から上方に向けて縦送りスクリューコンベア41が延設され、この縦送りスクリューコンベア41の上部に、横送りスクリューコンベアにて構成される穀粒排出用オーガ42の基端部が横軸芯P2周りに揺動操作自在で、且つ、縦軸芯P3周りに旋回操作自在に装備されている。尚、図2には、穀粒排出用オーガ42が格納用旋回位置HPに旋回した状態を示し、この格納用旋回位置HPに旋回した状態で穀粒排出用オーガ42を下降させて格納用保持具としての受止具43に受け止めさせて格納することになる。
底部横送り搬送スクリュー40の搬送始端部には、機体右前部に設けたエンジン44からの動力伝達を断続するベルトテンション式の穀粒排出クラッチ45の出力プーリ46が装着されている。
縦送りスクリューコンベア41は、底部横送り搬送スクリュー40にベベルギアケース47に内装されたベベルギアを介して連動連結された縦スクリュー41Aと、それを覆うとともにベベルギアケース47に連通接続された円筒ケース41Bとが設けられている。
穀粒排出用オーガ42は、縦送りスクリューコンベア41の縦スクリュー41Aにベベルギアを介して連動連結された横スクリュー42Aと、それを覆うとともに縦送りスクリューコンベア41の円筒ケース41Bに連通接続された円筒ケース42Bとが設けられている。
そして、縦送りスクリューコンベア41の円筒ケース41Bがベベルギアケース47に縦軸芯P3周りに相対回動可能に接続されるとともに、この縦送りスクリューコンベア41の円筒ケース41Bに穀粒排出用オーガ42の円筒ケース42Bが横軸芯P2周りに相対回動可能に接続されている。穀粒排出用オーガ42の円筒ケース42Bにおける先端部には、下向き状態の穀粒排出口48が形成されている。
つまり、底部横送り搬送スクリュー40、縦スクリュー41A及び横スクリュー42Aが、穀粒排出クラッチ45を介して伝達されるエンジン44の動力で駆動されて、グレンタンク5に貯留された穀粒を穀粒排出用オーガ42の穀粒排出口48から排出するように構成されている。
次に、穀粒排出用オーガ42の旋回操作の駆動手段について説明する。
図12に示すように、縦送りスクリューコンベア41の外側面に旋回駆動用の大径ギア49が固着され、その大径ギア49に咬合するピニオンギア50を回転駆動する旋回用電動モータMが固定側に支持され、旋回用電動モータMを正逆転駆動するに伴って、穀粒排出用オーガ42が縦軸芯P3周りに旋回操作され、かつ、旋回用電動モータMを作動停止させるに伴って旋回停止するように構成されている。
旋回用電動モータMの近傍には、穀粒排出用オーガ42の旋回位置を検出する多回転型のポテンショメータを利用した旋回位置検出センサ51が備えられている。
次に、穀粒排出用オーガ42の昇降操作の駆動手段について説明する。
図12に示すように、穀粒排出用オーガ42の基端部と縦送りスクリューコンベア41との間にオーガ昇降用油圧シリンダ52(以下、オーガ昇降シリンダと称する)が設けられ、このオーガ昇降シリンダ52を伸長させるに伴って穀粒排出用オーガ42が横軸芯P2周りで上昇操作され、かつ、オーガ昇降シリンダ52を短縮させるに伴って穀粒排出用オーガ42が横軸芯P2周りで下降操作されるように構成されている。尚、穀粒排出用オーガ42が昇降操作範囲の上限位置にあるときに検出作動する上限検出スイッチ53が設けられている。
従って、穀粒排出用オーガ42は、旋回用アクチュエータとしての旋回用電動モータMにより走行機体Vに対して旋回操作自在に、且つ、昇降用アクチュエータとしてのオーガ昇降シリンダ52により走行機体Vに対して昇降操作自在に備えられている。
図14に示すように、穀粒排出用オーガ42の旋回並びに昇降を指令する手動操作式の指令操作部Sと、指令操作部Sの指令情報に基づいて、旋回用電動モータM及びオーガ昇降シリンダ52の作動を制御する制御手段としてのマイクロコンピュータ利用の制御装置54とが備えられている。
そして、指令操作部Sが、旋回方向に沿って互いに位置が異なる格納用旋回位置HPと穀粒排出用旋回位置とにわたって穀粒排出用オーガ42を自動的に旋回させる自動旋回を指令する自動旋回指令手段としての自動スイッチ55、穀粒排出用旋回位置を変更設定するための位置変更指令を指令する旋回位置指令手段としての旋回位置切換スイッチ56、穀粒排出用オーガ42の上昇及び下降を指令する昇降指令スイッチ57、穀粒排出用オーガ42の右旋回及び左旋回を指令する旋回指令スイッチ58、穀粒排出用オーガ42を穀粒排出状態と穀粒排出を停止する停止状態とに切り換えるためのレバー式の切換操作具59、及び、自動スイッチ55の指令に基づいて穀粒排出用オーガ42が自動旋回している途中で穀粒排出用オーガ42を停止するための停止指令を行う停止指令手段としての停止スイッチ60等を備えて構成されている。
前記昇降指令スイッチ57及び前記旋回指令スイッチ58により、穀粒排出用オーガ42の上昇、下降、右旋回、及び、左旋回を指令する旋回昇降指令手段Dが構成される。
図2に示すように、走行機体Vの前部の横一側箇所に操縦部2が備えられ、その操縦部2は、運転座席62の前方に操縦レバー63などを備えたフロントパネル64を備え、運転座席62の左側に主変速レバー65や副変速レバー66などを備えたサイドパネル67を備えて構成されている。
そして、図4〜図6に示すように、運転座席62の横側に位置するサイドパネル67の後部に、そのサイドパネル67のパネル面67Aよりも高い位置に位置させる状態で水平な上部面68Aを備えた後部側パネル部68が設けられ、自動スイッチ55、旋回位置切換スイッチ56、昇降指令スイッチ57、旋回指令スイッチ58、レバー式の切換操作具59、及び、停止スイッチ60の夫々が、後部側パネル部68の上部面68Aに装備されている。
又、自動スイッチ55、旋回位置切換スイッチ56、昇降指令スイッチ57、旋回指令スイッチ58、及び、停止スイッチ60の夫々が、レバー式の切換操作具59よりも運転座席62に近い側に位置して、機体横幅方向に並ぶ状態で配備されている。
自動スイッチ55は、押し操作している間だけオンとなり、手を離すとオフとなる押し操作式に設けられ、この自動スイッチ55が押し操作されると、自動指令が指令されるように構成されている。
旋回位置切換スイッチ56は、縦軸芯周りで回転操作されることにより穀粒排出用旋回位置を3位置のいずれかに切り換え自在な回転操作式のスイッチにて構成されている。3位置としては、穀粒排出用オーガ42が走行機体Vの左側に張り出す左旋回位置、穀粒排出用オーガ42が走行機体Vの右側に張り出す右旋回位置、穀粒排出用オーガ42が走行機体Vの後方に張り出す後方旋回位置が夫々設定される。
停止スイッチ60は、押し操作している間だけオンとなり、手を離すとオフとなる押し操作式に設けられ、この停止スイッチ60が押し操作されると、停止指令が指令されるように構成されている。
昇降指令スイッチ57は、機体前方への倒れ操作と機体後方への倒れ操作にて上昇及び下降を指令するシーソー型の3位置切換スイッチにて構成されている。
すなわち、この昇降操作スイッチ57は、前後方向に天秤揺動する状態で設けられ、中立状態に復帰する状態で設けられ、機体後方へ倒れ操作すると、倒れ操作している間だけ上昇が指令され、機体前方へ倒れ操作すると、倒れ操作している間だけ下降が指令されるように構成されている。昇降指令スイッチ57の倒れ操作を途中で停止して手を離すと、昇降指令スイッチ57は自動で中立状態に復帰する。
旋回指令スイッチ58は、機体横幅方向一方への倒れ操作と機体横幅方向他方への倒れ操作にて右旋回及び左旋回を指令するシーソー型の3位置切換スイッチにて構成されている。
すなわち、この旋回指令スイッチ58は、左右方向に天秤揺動する状態で、且つ、中立状態に復帰する状態で設けられ、中立状態から機体横幅方向右方へ倒れ操作すると、倒れ操作している間だけ右旋回が指令され、中立状態から機体横幅方向左方へ倒れ操作すると、倒れ操作している間だけ左旋回が指令されるように構成されている。旋回指令スイッチ58の倒れ操作を途中で停止して手を離すと、旋回指令スイッチ58は自動で中立状態に復帰する。
レバー式の切換操作具59は、機体横幅方向に揺動操作することにより、ベルトテンション式の穀粒排出クラッチ45を入り切り操作することができるように構成されている。
つまり、図15及び図16に示すように、切換操作具59は、前後軸芯周りで回動自在に支持された回動支軸59Aにて機体横幅方向に揺動自在に支持される構成となっている。
図6にも示すように、回動支軸59Aは、機体フレーム11から立設された支持フレーム90の機体内側の支柱90Bに固定された筒状部90Cに前後軸芯周りで回動自在に内嵌支持されている。
そして、切換操作具59の揺動に伴って回動支軸59Aを介して揺動操作される揺動アーム70と、穀粒排出クラッチ45のテンションアーム71とがロッド72を介して連動連係され、クラッチ入り位置に操作すると、ロッド72が引き操作され、ロッド72と揺動アーム70との連結箇所がデッドポイントを乗り越えるとともに、切換操作具59がレバーガイド73の端縁に接当してロッド72がクラッチ切り状態に戻ることを阻止して、クラッチ入り状態で位置保持される構成となっている。
図4及び図5に示すように、後部側パネル部68の上部面68Aは、脱穀部4の天板33と略同じ高さになるように設けられ、この後部側パネル部68の上部面68Aには、メンテナンス作業のために天板33を開放させるように揺動するときにおける姿勢変化を許容するための切欠凹部69が形成されている。
このように切欠凹部69を形成することで、穀粒排出クラッチ45と連動連係し易いように切換操作具59を機体後方側に配置し、しかも、切換操作具59を後部側パネル部68の上部面68Aの後部に配置しながらも、天板33の姿勢変化を許容することができる。
図6に示すように、後部側パネル部68の上部面68Aは、機体フレーム11から立設された支持フレーム90の機体内側の支柱90Bの上端部に下側から支持されている。
図2及び図4に示すように、運転座席62の後方側に、エンジン44における燃焼空気吸気系に接続されたエアークリーナ80が備えられ、このエアークリーナ80の下部の筒部81が吸気ホースを介して連通接続されたプレクリーナ82がエアークリーナ80の上方側の高い位置に配備され、機体上方の塵埃の少ない外気がプレクリーナ82およびエアークリーナ80で浄化されてエンジン燃焼空気として供給されるように構成されている。
エアークリーナ80は、その下部の筒部81が機体フレーム11から立設された支持フレーム90の機体外側の支柱90Aの上端部にブラケット90Dを介して支持されている。
図1及び図5に示すように、プレクリーナ82は、運転座席62の後方側で且つ運転座席62よりも上方に位置する状態で配備されており、しかも、後部側パネル部68の上部面68Aよりも上方に位置する状態で配備されている。
又、図5に示すように、後部側パネル部68の上部面68Aは、運転座席62の上端部とほぼ同じ高さになる状態で設けられ、操作者が立姿勢で操作する場合に、操作し易い高さになるように構成されている。
次に、制御装置54による穀粒排出用オーガ42の移動操作のための制御動作について説明する。
制御装置54は、昇降指令スイッチ57が機体後方へ倒れ操作されることにより上昇指令が指令されると、その上昇指令が指令されている間は、オーガ昇降シリンダ52を制御して穀粒排出用オーガ42を上昇操作させる。具体的には、オーガ昇降シリンダ52に対する作動油の給排を制御する制御弁74の作動を制御して、オーガ昇降シリンダ52を伸長操作させて穀粒排出用オーガ42を上昇操作させる。
制御装置54は、昇降指令スイッチ57が機体前方へ倒れ操作されることにより下降指令が指令されると、その下降指令が指令されている間は、前記制御弁74を制御してオーガ昇降シリンダ52を短縮操作させて穀粒排出用オーガ42を下降操作させる。
制御装置54は、旋回指令スイッチ58が右方へ倒れ操作されることにより右旋回指令が指令されると、その右旋回指令が指令されている間は、旋回用電動モータMを制御して穀粒排出用オーガ42を右旋回操作させる。又、旋回指令スイッチ58が左方へ倒れ操作されることにより左旋回指令が指令されると、その左旋回指令が指令されている間は、旋回用電動モータMを制御して穀粒排出用オーガ42を左旋回操作させる。
制御装置54は、穀粒排出用オーガ42が受止具43にて受止められている格納状態にあるときに、自動スイッチ55が押し操作されることにより自動指令が指令されると、制御弁74の作動を制御してオーガ昇降シリンダ52を伸長操作させて穀粒排出用オーガ42を最大上昇位置まで上昇操作させる。そのとき、上限検出スイッチ53にて最大上昇位置まで上昇したことが検出されると上昇操作を停止して、その後、旋回用電動モータMを制御して穀粒排出オーガ42を穀粒排出用旋回位置にまで自動で旋回させて移動を停止させる。その後の上下方向の位置調節は、昇降指令スイッチ57による下降指令又は上昇指令に基づく昇降操作によって行われる。
制御装置54は、穀粒排出用オーガ42が格納用旋回位置HP以外の旋回位置にあるときに、自動スイッチ55が押し操作されることにより自動指令が指令されると、制御弁74の作動を制御してオーガ昇降シリンダ52を伸長操作させて穀粒排出用オーガ42を最大上昇位置まで上昇操作させる。そのとき、上限検出スイッチ53にて最大上昇位置まで上昇したことが検出されると上昇操作を停止して、その後、旋回用電動モータMを制御して穀粒排出オーガ42を格納用旋回位置HPにまで自動で旋回させ、その後、穀粒排出用オーガ42を下降させるように、制御弁74の作動を制御してオーガ昇降シリンダ52を短縮操作させて、穀粒排出用オーガ42を受止具43に受け止める状態で格納する。
制御装置54は、自動スイッチ55が押し操作されることにより自動指令が指令されて穀粒排出用オーガ42が自動で旋回しているときに、停止スイッチ60が押し操作されることにより停止が指令されると、旋回用電動モータMを制御して旋回操作を停止させる。
〔別実施形態〕
)上記実施形態では、旋回昇降指令手段Dが、2つのシーソー型の3位置切換スイッチ57,58にて構成されるものを示したが、例えば、4方向に倒し操作自在な十字形の操作スイッチで構成してもよく、縦姿勢のレバーを前後方向並びに左右方向夫々に倒し操作することで昇降及び旋回を指令するような構成としてもよい。
)上記実施形態では、停止スイッチ60を、自動スイッチ55、旋回位置切換スイッチ56、昇降指令スイッチ57、旋回指令スイッチ58と共に、後部側パネル部68の上部面68Aに配備する構成としたが、停止スイッチ60を後部側パネル部68とは異なる箇所に設ける構成としてもよく、又、停止スイッチ60を設けない構成としてもよい。
)上記実施形態では、旋回用アクチュエータを電動モータMにて構成し、昇降用アクチュエータを油圧シリンダ52にて構成したが、夫々のアクチュエータを共に電動モータとしたり、旋回用アクチュエータを油圧モータにて構成し、昇降用アクチュエータを電動シリンダで構成してもよい。
)上記実施形態では、旋回位置指令手段としての旋回位置切換スイッチ56を3位置のうちのいずれかを指令する回転式スイッチで構成したが、穀粒排出用旋回位置を無段階に変更設定可能なポテンショメータにて構成してもよい。
)上記実施形態では、脱穀装置4の天板33を上方に開放するメンテナンス状態と、前記天板33を閉塞する通常状態とに切り換え自在に構成するにあたり、天板33が扱胴31と共に開放状態に切り換わる構成としたが、このような構成に代えて、天板33のみが開放状態と閉塞状態に切り換え自在に構成されるものでもよい。
本発明は、穀粒排出用オーガを備えた自脱型や普通型等の各種のコンバインに適用できる。
4 脱穀装置
33 天板
42 穀粒排出用オーガ
45 排出クラッチ
52 昇降用アクチュエータ
54 制御手段
55 自動旋回指令手段
56 旋回位置指令手段
57,58 3位置切換スイッチ
59 切換操作具
60 停止指令手段
62 運転座席
67 サイドパネル
67A パネル面
68 後部側パネル部
68A 上部面
69 切欠凹部
71 テンションアーム
72 ロッド
80 エアークリーナ
82 プレクリーナ
D 旋回昇降指令手段
M 旋回用アクチュエータ
S 指令操作部
V 走行機体

Claims (8)

  1. 旋回用アクチュエータにより走行機体に対して旋回操作自在に且つ昇降用アクチュエータにより走行機体に対して昇降操作自在に備えられた穀粒排出用オーガと、
    前記穀粒排出用オーガの旋回並びに昇降を指令する手動操作式の指令操作部と、
    前記指令操作部の指令情報に基づいて、前記旋回用アクチュエータ及び前記昇降用アクチュエータの作動を制御する制御手段とが備えられているコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置であって、
    前記指令操作部が、旋回方向に沿って互いに位置が異なる格納用旋回位置と穀粒排出用旋回位置とにわたって前記穀粒排出用オーガを自動的に旋回させる自動旋回を指令する自動旋回指令手段と、前記穀粒排出用旋回位置を変更設定するための位置変更指令を指令する旋回位置指令手段と、前記穀粒排出用オーガの上昇、下降、右旋回、及び、左旋回を指令する旋回昇降指令手段と、機体横幅方向への揺動操作により前記穀粒排出用オーガを穀粒排出状態と穀粒排出を停止する停止状態とに切り換えるためのレバー式の切換操作具とを備えて構成され、
    運転座席の後方にエアークリーナが備えられ、
    前記エアークリーナよりも機体内方側で且つ前記運転座席の横側に位置するサイドパネルの後方側の箇所に、そのサイドパネルのパネル面よりも高い位置に位置させる状態で水平な上部面を備えた後部側パネル部が設けられ、
    前記指令操作部は、前記自動旋回指令手段、前記旋回位置指令手段、前記旋回昇降指令手段の夫々が、前記切換操作具よりも前側に位置して、機体横幅方向に並ぶ状態で、前記後部側パネル部の上部面に装備されているコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置。
  2. 前記エアークリーナの上方にプレクリーナが備えられ、
    前記切換操作具は、最も機体内方側へ操作した状態において、平面視で前記プレクリーナと重複しないように備えられている請求項1記載のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置。
  3. 脱穀装置の天板が、平面視にて、前記後部側パネル部の上部面に形成された切欠凹部に入り込む状態で備えられ、
    前記天板と前記後部側パネル部の上部面とが略同じ高さになる状態で備えられている請求項1又は2記載のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置。
  4. 前記後部側パネル部の上部面における前記切欠凹部よりも前記エアークリーナ側の箇所に、前記自動旋回指令手段、前記旋回位置指令手段、前記旋回昇降指令手段、前記切換操作具の夫々が配備されている請求項3記載のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置。
  5. 前記運転座席の後方にグレンタンクが備えられ、
    前記グレンタンクの前部側箇所に、前記穀粒排出用オーガを穀粒排出状態と穀粒排出を停止する停止状態とに切り換えるためのベルトテンション式の排出クラッチが備えられ、
    前記排出クラッチは、機体横幅方向に沿って張設された伝動ベルトと、この伝動ベルトに作用するテンションローラと、前記テンションローラを支持するとともに、機体前後方向に沿う軸芯周りで揺動自在なテンションアームとを備えており、
    前記テンションアームと前記切換操作具とを連動連結するロッドが備えられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置。
  6. 前記旋回昇降指令手段が、
    機体前方への倒れ操作と機体後方への倒れ操作にて上昇及び下降を指令するシーソー型の3位置切換スイッチ、及び、機体横幅方向一方への倒れ操作と機体横幅方向他方への倒れ操作にて右旋回及び左旋回を指令するシーソー型の3位置切換スイッチにて構成されている請求項1〜のいずれか1項に記載のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置。
  7. 前記指令操作部が、前記自動旋回指令手段の指令に基づいて前記穀粒排出用オーガが自動旋回している途中で前記穀粒排出用オーガの旋回を停止するための停止指令を指令する停止指令手段を備えて構成されている請求項1〜のいずれか1項に記載のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置。
  8. 脱穀装置の天板を上方に開放するメンテナンス状態と、前記天板を閉塞する通常状態とに切り換え自在に構成され、
    前記後部側パネル部の上部面に、前記脱穀装置の天板の姿勢変化を許容するための切欠凹部が形成されている請求項1〜のいずれか1項に記載のコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置。
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