JP2001275467A - 作業機における穀粒排出装置 - Google Patents

作業機における穀粒排出装置

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JP2001275467A
JP2001275467A JP2000101014A JP2000101014A JP2001275467A JP 2001275467 A JP2001275467 A JP 2001275467A JP 2000101014 A JP2000101014 A JP 2000101014A JP 2000101014 A JP2000101014 A JP 2000101014A JP 2001275467 A JP2001275467 A JP 2001275467A
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discharge auger
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Yoshinori Doi
義典 土居
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作体の操作により排出オ−ガを旋回し、また
は伸縮等によりて収穫作業を行ったコンバインに一時貯
留されている穀粒を所定場所に排出する構成があるが、
排出オ−ガは作業時に穀粒排出位置に移動しており、非
作業時には機体の所定位置に収納しているが、この収納
時に排出オ−ガを伸縮すると、排出オ−ガによるオ−ガ
移動規制体の破損などの不具合を生じさせることがあ
る。 【解決手段】排出オ−ガ1を収納位置と穀粒排出位置と
に旋回させる旋回モ−タと、排出オ−ガ1を伸縮する長
さ調節装置と、該旋回手段及び長さ調節手段へ駆動指令
信号を出力する演算制御部と、収納位置にある排出オ−
ガ1の下方及び横方向への移動を規制するオ−ガ移動規
制体59と、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体59に位
置しているか否かを検出するオ−ガ位置検出手段とを設
け、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体59に位置してい
るとのオ−ガ位置検出手段による検出時には制御手段か
ら長さ調節手段へ駆動信号を出力しないことを特徴とす
る作業機における穀粒排出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タンクに収容し
ている穀粒を排出する穀粒排出装置に係るものであっ
て、コンバイン、ハ−ベスタ、運搬車等の作業機に利用
できる。
【0002】
【従来の技術】操作体の操作により排出オ−ガを旋回
し、または伸縮等によりて収穫作業を行ったコンバイン
に一時貯留されている穀粒を所定場所に排出する構成の
ものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、排出オ−ガ
は作業時に穀粒排出位置に移動しており、非作業時には
機体の所定位置に収納しているが、この収納時に排出オ
−ガを伸縮すると、排出オ−ガによるオ−ガ移動規制体
の破損などの不具合を生じさせることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
課題を解決する作業機における穀粒排出装置を提供する
ものであって、つぎのような技術的手段を講じた。すな
わち、タンク内の穀粒を機外に排出する排出オ−ガ1を
非作業時における収納位置と作業時における穀粒排出位
置とに旋回させる旋回手段と、排出オ−ガ1を伸縮する
長さ調節手段と、該旋回手段及び長さ調節手段へ駆動指
令信号を出力する制御手段と、収納位置にある排出オ−
ガ1の下方及び横方向への移動を規制するオ−ガ移動規
制体59と、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体59に位
置しているか否かを検出するオ−ガ位置検出手段とを設
け、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体59に位置してい
るとのオ−ガ位置検出手段による検出時には制御手段か
ら長さ調節手段へ駆動信号を出力しないことを特徴とす
る作業機における穀粒排出装置とする。
【0005】また、タンク内の穀粒を機外に排出する排
出オ−ガ1を非作業時における収納位置と作業時におけ
る穀粒排出位置とに旋回させる旋回手段と、排出オ−ガ
1を伸縮する長さ調節手段と、該旋回手段及び長さ調節
手段へ駆動指令信号を出力する制御手段と、収納位置に
ある排出オ−ガ1の下方及び横方向への移動を規制する
オ−ガ移動規制体59と、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規
制体59に位置しているか否かを検出するオ−ガ位置検
出手段とを設け、オ−ガ位置検出手段による位置してい
ない検出と排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体59より上
方に位置している場合の両方を備えている場合に制御手
段から長さ調節手段へ駆動信号を出力することを特徴と
する作業機における穀粒排出装置とした。
【0006】
【作用】作業車が、例えばコンバインであるとすると、
運転者は運転部で機体の回転各部を駆動し、変速レバ
−、操作レバ−等を操作して機体を前進させ作業を開始
すると、収穫された穀粒はタンクに送られ貯留される。
穀粒を排出する場合には、制御手段から駆動信号を受け
た旋回手段により上方及び横方向に回動し、また、長さ
調節手段が駆動して排出オ−ガ1を伸・縮のいずれか又
は両方を行い所定の排出場所に位置する。
【0007】穀粒排出の運転を行うと、穀粒は排出オ−
ガ1を介して排出され、その後作業を終了すると、制御
手段が旋回手段及び長さ調節手段へ駆動指令信号を出力
して元の長さでオ−ガ移動規制体59に復帰する。排出
オ−ガ1がオ−ガ移動規制体59に位置しているとき、
オ−ガ位置検出手段がオ−ガ移動規制体59に位置して
いると検出し、制御手段から長さ調節手段へ駆動信号を
出力しない。また、オ−ガ位置検出手段による位置して
いない検出と排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体59より
上方に位置している場合の両方を備えている場合に制御
手段から長さ調節手段へ駆動信号を出力する。したがっ
て、排出オ−ガ1が伸縮移動せずオ−ガ移動規制体59
を破損させることがない。
【0008】
【効果】排出オ−ガ1を穀粒の排出側に移動操作できる
と共に、排出オ−ガ1の長さを調節できるので、トラッ
クや運搬車等の穀粒収容部への穀粒排出を効率よく行う
ことが出来る。そして、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制
体59に位置しているとき、オ−ガ位置検出手段がオ−
ガ移動規制体59に位置していると検出し、制御手段か
ら長さ調節手段へ駆動信号を出力せず、また、オ−ガ位
置検出手段による位置していない検出と排出オ−ガ1が
オ−ガ移動規制体59より上方に位置している場合の両
方を備えている場合に制御手段から長さ調節手段へ駆動
信号を出力するので、排出オ−ガ1が伸縮移動せずオ−
ガ移動規制体59を破損させることがない行うことがで
き穀粒排出における作業能率の向上を図れる。。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。まず、その構成について説明す
ると、コンバイン2は、機体の前進方向に向かって、左
右方向に所定の間隔を置いて配置した走行装置(クロ−
ラ型であるが、車輪又は車輪とクロ−ラとの組合わせに
よる構成としてもよい)3を具備する車台の前部に油圧
式の昇降手段によって昇降自在に刈取部4を設け、該刈
取部4の後方で車台の左側部に脱穀部5を設け、該脱穀
部5の右側部にタンク6を設け、該タンク6と刈取部4
との間の空間部に各種操作レバ−や表示具等を備えた運
転部7を設け、前記脱穀部5の後側に排藁処理装置(実
施例では排藁切断装置であるが、排藁結束装置、排藁収
束装置、あるいはこれら装置の組み合わせでもよい)8
を設けている。
【0010】刈取部4は左右横方向に複数個配置した分
草体9と、後方斜め上方に移動する引き起こしラグ10
を有し横方向に複数個配置した引き起こし装置11と、
バリカン型の刈取装置12と、刈取った穀稈を後方上方
に搬送する刈取穀稈搬送装置13とを一体に構成してい
る。なお、刈取部4への駆動部に、例えばHSTのよう
な変速手段(有段、無段いずれでもよい)を設けてい
る。また、引き起こし装置11への駆動部に、例えばH
STのような変速手段(有段、無段いずれでもよい)を
設けることもできる。
【0011】脱穀部5は機体の進行方向に回転する穀稈
自動送り込み装置14を一側部に有し、前記刈取穀稈搬
送装置13が搬送してきた穀稈の株元部を挟持後搬送し
て穂先部を扱室内に送り込み脱穀する自脱型の構成であ
る。タンク6は下方を細く形成した中空のタンクで底部
に下部螺旋15を設けていると共に外壁にL状のロアチ
ュ−ブ16を着脱自在に設けている。そして、該ロアチ
ュ−ブ16の縦筒部に、縦方向への離脱を阻止するが縦
方向の軸芯に対して略水平には回動可能に設けている取
付け手段(図示せず)を介して揚穀装置の揚穀筒17を
立設している。なお、回動手段として、実施例では、フ
レ−ム側に設けたモ−タ18により回転するフレ−ムギ
ヤ19と揚穀筒17の下端部に設けた揚穀筒ギヤ20と
を噛み合わせ、このモ−タ18を駆動することにより揚
穀筒17を回動する構成としている。
【0012】そして、揚穀筒17に設けた揚穀螺旋21
の螺旋軸22はロアチュ−ブ16の縦筒部に軸受を介し
て回転可能に設け、前記下部螺旋15の搬送側端部をロ
アチュ−ブ16の横筒部に軸受を介して回転可能に設け
ていると共に、該下部螺旋15の軸端部に設けた傘歯車
23と螺旋軸22の軸端部に設けた傘歯車24とを噛み
合わせ、下部螺旋15の回転動力を螺旋軸22に伝動す
る構成としている。
【0013】排出オ−ガ1は固定筒25と、この固定筒
25の軸芯方向に移動し全体の長さを変更する移動筒2
6、固定筒25及び移動筒26に内装し且つ移動筒26
の移動に関連して軸芯方向に伸縮する排出螺旋35とで
構成している。接続ケ−ス27は、下端部を前記揚穀筒
17の上部に着脱自在に設けた固定ケ−ス28と、該固
定ケ−ス28に対して横軸芯回りに回動可能に取り付け
た回動ケ−ス29とからなり、両ケ−ス内に揚穀螺旋2
1の回転動力を排出オ−ガ1の排出螺旋58へ伝動する
伝動機構30を設けている。
【0014】59は脱穀部5の機枠に着脱自在に取り付
けた脚体61の上部に上端を開放してU状に形成してい
るオ−ガ受60を一体に設けたオ−ガ移動規制体であ
る。そして、該オ−ガ受60は排出オ−ガ1の中間部を
受け止めることができるとともに排出オ−ガ1の有無を
検出するスイッチ(オ−ガ位置検出手段)62を設けて
いる。該スイッチ62は感知部62aとスイッチ部62
bとで構成してオ−ガ受60の外壁に着脱自在に設けて
おり、感知部aは先端側を幅狭の棒状に形成していると
ともに、正面視において、先端部をオ−ガ受60の縦方
向および横方向に重なるように中間部に位置するように
設けており、さらに、側面視において、オ−ガ受60の
前後端の横側方部に位置している。
【0015】また、感知部62aは縦方向に回動復帰可
能に設けており、排出オ−ガ1が伸縮しても移動筒26
および移動筒26に取り付けられている部材がオ−ガ6
0に接触しない最下位置以下への排出オ−ガ1の移動に
よって下向きに回動してスイッチ部62bを切りにする
構成である。そして、感知部62aは下向きへの押圧力
を受けていないときほぼ水平になるように設けている。
【0016】31は一端部を前記揚穀筒17に取付け、
他端部を固定筒25に取り付けた排出オ−ガ昇降装置
(実施例では油圧シリンダ、ピストン等で構成している
油圧装置である)であるが、電動モ−タ単独、電動モ−
タとガスシリンダとの組み合わせなどによる手段でもよ
い。
【0017】排出オ−ガ伸縮機構32は一端部を固定ケ
−ス27(固定筒23でもよい)に一体に取り付けた取
付け板33に軸受34を介して回転自在に設け、他端部
を移動筒35に取り付けた取付け板36に軸受37を介
して回転自在に設けた移動ネジ軸38と移動ネジ軸38
を正・逆転する正逆転モ−タ39等で構成している。
【0018】そして、正逆転モ−タ39の駆動により移
動する排出オ−ガ1の伸縮速度は、モ−タ18の駆動に
より旋回する排出オ−ガ1の旋回速度以下、すなわち、
旋回速度と略同一か遅く設けている。なお、該手段とし
て、モ−タ18、正逆転モ−タ39の回転数や伝動機構
の工夫により達成できるものであり、詳細な説明を省略
する。
【0019】40は移動ネジ軸38のネジ部に噛み合う
突起であって、移動筒26の基部に設けており、移動ネ
ジ軸38が回転すると、突起40がネジ部を移動して移
動筒26を移動する構成である。なお、該実施例では移
動ネジ軸38を固定筒25及び移動筒26の下側に設け
ているが、左横側又は右横側に設けてもよい。
【0020】41は運転部7の座席42の左横側後方に
設けた排出オ−ガ操作パネルであって、下部螺旋15を
駆動・停止の切り替えをする操作体43、ズ−ム入り切
りスイッチ44、排出オ−ガ1を昇降(上を選択すると
上昇、下を選択すると下降する)・旋回(左側を選択す
ると左側に旋回、右側に選択すると右側に旋回する)す
る操作体45を設けている。
【0021】そして、該操作体45は「上」を選択する
と排出オ−ガ昇降装置31の油圧シリンダと連通する電
磁弁46を作動する上げソレノイド47に通電するスイ
ッチ48を入り切りし、「下」を選択すると排出オ−ガ
昇降装置31の油圧シリンダと連通する電磁弁49を作
動する下げソレノイド50に通電するスイッチ51を入
り切りする構成であり、「左」を選択すると前記モ−タ
18を正転するスイッチ52を入り切りし、「右」を選
択するとモ−タ18を逆転するスイッチ53を入り切り
する構成である。
【0022】前記ズ−ム入り切りスイッチ44は、前側
の押し状態では前記正逆転モ−タ39を正転する(排出
オ−ガ1の全長を長くする)伸びスイッチ54を前部に
設け、後側の押し状態では正逆転モ−タ39を逆転する
(排出オ−ガ1の全長を短くする)短縮スイッチ55を
後部に設け、排出オ−ガ1の全長を最長にするまで正逆
転モ−タ39を正転する最長スイッチ56と排出オ−ガ
1の全長を最短にするまで正逆転モ−タ39を逆転する
最短スイッチ57を左側部に設けている。
【0023】図8のブロック回路について説明すると、
63は制御プログラムやデ−タなどを内蔵するメモリ6
4を有するマイクロコンピュ−タの演算制御部(以下、
CPUと呼ぶ。)であって、算術・論理及び比較演算作
業などを行なう。そして、該CPU63に入力インタ−
フェイス64を介して入力される情報としては、スイッ
チ48,51からの排出オ−ガ昇降作動情報、スイッチ
52,53からの左右方向への旋回作動情報、排出オ−
ガ1がオ−ガ受60にあるか否かのスイッチ62からの
排出オ−ガ有無情報、ズ−ム入り切りスイッチ44の伸
びスイッチ54からの排出オ−ガ伸び情報、短縮スイッ
チ55からの排出オ−ガ短縮情報、最長スイッチ56か
らの排出オ−ガ最長作動情報、最短スイッチ57からの
排出オ−ガ最短作動情報などがある。
【0024】また、CPU63から出力インタ−フェイ
ス65を介して出力する駆動指令信号として、正逆転モ
−タ39への正転または逆転信号、ソレノイド47、5
0への励磁信号などがある。なお、排出オ−ガ1がオ−
ガ受60に収納されてスイッチ62を切りの状態にある
とき、作業者が排出オ−ガ1の伸張又は短縮を入力操作
したことにより、CPU63が排出オ−ガの伸縮情報を
取り込んだ場合にあっても、排出オ−ガ1の上昇により
スイッチ62が入りになって所定時間(あらかじめ排出
オ−ガ1の筒体がオ−ガ受60の上端よりも上方位置に
移動する時間を設定している)を経過しなければ、CP
U63は出力インタ−フェイス65を介して正逆転モ−
タ39に正転又は逆転の駆動指令信号をしない排出オ−
ガ伸縮牽制手段としている。
【0025】つぎに、その作用について説明する。ま
ず、運転者は運転部の座席42に座り、駐車ブレ−キペ
ダルを踏み込んでキ−をキ−スイッチに入れエンジンを
起動すると、エンジンから出力された動力は伝動機構を
介して機体の回転各部に伝動される。
【0026】そして、スロットルレバ−を回動してエン
ジンを所定回転数に選択すると共に、副変速レバ−を所
望位置に回動して、例えば標準を選択し、さらに脱穀レ
バ−及び刈取レバ−を操作して脱穀部5、刈取部4を駆
動すると、機械条件等が計器パネルの各表示具に表示さ
れる。
【0027】収穫作業の準備を終えると、駐車ブレ−キ
ペダルの踏み込みを解除し、つづいて変速レバ−を側に
回動して機体を前進させると共に操作レバ−を前後方向
に傾倒して刈取部7の高さ位置を決め、または左右に傾
倒して機体の進行方向を変更しながら分草体9を所定の
条間に合わせる。すると、引き起こしケ−スに沿って斜
め後方上方に移動する引き起こしラグ10で引き起こさ
れた穀稈の株元部は、刈取装置12によって切断されて
刈取穀稈搬送装置13に受け継がれ後方上方に搬送され
る。
【0028】そして、搬送終端部に到達した穀稈は穀稈
自動送り込み装置14に挟持されて後方に搬送され、排
藁処理装置8送り込まれて処理されるが、穀稈の穂部は
その途中で扱室内に送り込まれて脱穀処理される。これ
により生じた穀粒などの処理物は風選されて穀粒とわら
屑に分離され、穀粒は一番螺旋、一番物揚穀装置等の搬
送装置によってタンク6に送り込まれ収容される。
【0029】その後、タンク内の穀粒が満杯になると、
運転者は収穫作業を中断して、例えばコンバインを畦や
圃場に隣接する道路の近くに移動させる。そして、作業
者は運転部の操作体45を上側に位置してスイッチ48
を入りにすると、入力インタ−フェイス64を介して排
出オ−ガ上昇情報を取り込んだCPU63は、出力イン
タ−フェイス65を介して上げソレノイド47に励磁信
号を出力して電磁弁46を励磁するので、排出オ−ガ昇
降装置31のシリンダは圧送されてきた油圧によってピ
ストンは伸びて排出オ−ガ1を所定位置まで上昇させ
る。
【0030】つぎに、作業者は操作体45を左側に傾倒
すると、起動したモ−タ18はギヤ19を介して揚穀筒
17を回動する。その後、排出オ−ガ1が目標位置に到
達すると、作業者は操作体45の傾倒操作を停止すれ
ば、モ−タ18が停止するので、排出オ−ガ1の移動も
停止する。
【0031】この時、排出オ−ガ1の排出口がトラック
等の運搬車の荷台の上方に位置しておれば、操作体43
を入りにして伝動状態にする。すると、タンク内の穀粒
は下部螺旋15、揚穀螺旋21、排出螺旋35の回転に
より、ロアチュ−ブ16、揚穀筒17、接続ケ−ス27
の固定ケ−ス28及び回動ケ−ス29、固定筒25、移
動筒26をその順に通って排出口から排出され荷台に収
容される。
【0032】ところが、排出オ−ガ1の排出口がトラッ
ク等の運搬車の荷台の前後方向の適正位置にないとき、
あるいは荷台に偏って貯留している場合がある。このと
き、作業者はズ−ム入り切りスイッチ44を入りにし、
また、伸びスイッチ54を入りにすると、CPU63は
入力インタ−フェイス64を介してスイッチ44,54
の入り情報を取り込む。そして、CPU63は出力イン
タ−フェイス65を介して正逆転モ−タ39に駆動指令
信号を出力し正逆転モ−タ39を正転するので、これに
関連して、移動ネジ軸38のネジ部と噛み合っている突
起40は固定筒25から離れる方向に移動して排出オ−
ガ1の全長を長くする。
【0033】反対に、排出オ−ガ1の全長が長い場合、
短縮スイッチ55を入りにすると、CPU63は入力イ
ンタ−フェイス64を介して短縮スイッチ55の入り情
報を取り込み、そして、出力インタ−フェイス65を介
して正逆転モ−タ39に駆動指令信号を出力し正逆転モ
−タ39を逆転するので、これに関連して、移動ネジ軸
38も逆転するとともにこの移動ネジ軸38のネジ部と
噛み合っている突起40は固定筒側に移動して排出オ−
ガ1の全長を短くする。
【0034】なお、排出オ−ガ1を伸縮するにあたっ
て、排出オ−ガ1はオ−ガ移動規制体59のオ−ガ受6
0と接触しない上方に位置しているので、感知部62a
との接触を解いてスイッチ62のスイッチ部62bを入
りにし排出オ−ガ牽制を解除している。したがって、C
PU63は正逆転モ−タ39に駆動指令信号を出力し初
期通りに伸縮制御を行ない得る。
【0035】そして、排出オ−ガ1の排出口が所定位置
に到達したとき、伸びスイッチ54又は短縮スイッチ5
5を切りにすると、CPU63から出力していた駆動指
令信の出力を停止する。すると、正逆転モ−タ39は駆
動を停止するので、これに関連して、移動筒26の移動
も停止して排出オ−ガ1の長さを適正にすることができ
る。
【0036】また、最短スイッチ57を入りにすること
により排出オ−ガ1の長さを最短にでき、最長スイッチ
56を入りにすることにより排出オ−ガ1の長さを最長
にできるので、作業者は排出作業を終えて排出オ−ガ1
を最短に復帰するとき又は穀粒の排出作業を行うときに
排出オ−ガ1を最長にする場合に、伸びスイッチ54又
は短縮スイッチ55を押し続ける必要の手間を省けるこ
とができる。
【0037】そして、排出オ−ガ1の旋回速度は伸縮速
度と略同一か速いので、排出オ−ガ1を排出位置への移
動を速やかに行うことができ、穀粒の排出作業能率を高
め得る。そして、作業者は操作体3の操作による排出オ
−ガ1を回動しながら、前記伸びスイッチ54又は短縮
スイッチ55の操作による排出オ−ガ1の伸縮、排出オ
−ガ1の長さの最長・最短を行うことができるので、操
作性及び穀粒の排出作業性の向上を図れる。
【0038】しかも、移動ネジ軸38等の排出オ−ガ伸
縮機構を排出オ−ガ1(固定筒25及び移動筒26)の
下方又は横側に設けることにより、排出オ−ガ1の高さ
を低くでき視界がよい。穀粒の排出作業を終えると、作
業者は排出オ−ガ1を元の位置に復帰させる必要があ
る。この場合、操作体43を操作して下部螺旋15など
穀粒排出部の駆動を停止し、また、操作体45を右側の
所定位置まで傾倒操作すると、この操作に関連して、ス
イッチ53が入りになる。すると、CPU63は出力イ
ンタ−フェイス64を介してモ−タ18に駆動指令信号
を出力して起動するので、起動したモ−タ18はギヤ1
9を介して揚穀筒17を回動する。その後、排出オ−ガ
1が収納側の目標位置に到達すると、作業者は操作体4
5の傾倒操作を解除すれば、CPU63の駆動指令信号
の出力停止によりモ−タ18を停止するので、排出オ−
ガ1の移動も停止する。
【0039】つぎに、作業者は操作体45を下側の所定
位置まで傾倒操作してスイッチ51を入りにすると、C
PU63は出力インタ−フェイス64を介して下げソレ
ノイド50に励磁信号を出力するので、励磁したソレノ
イド50によって電磁弁49を作動するので、排出オ−
ガ昇降装置31のピストンは短くなり排出オ−ガ1を下
降させる。
【0040】そして、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体
59のオ−ガ受60の所定の収納位置まで下降すると、
排出オ−ガ1の筒体が感知部62aに接触して下向きに
回動させスイッチ62のスイッチ部62aを切りにす
る。すると、作業者が排出オ−ガ1の伸張又は短縮を入
力操作したことにより、CPU63が排出オ−ガの伸縮
情報を取り込んだ場合にあっても、CPU63は出力イ
ンタ−フェイス65を介して正逆転モ−タ39に正転又
は逆転の駆動指令信号をしない排出オ−ガ伸縮牽制が機
能機能しているので、排出オ−ガ1の移動によってオ−
ガ受60を破損させることがない。
【0041】なお、この実施例では、排出オ−ガ1を手
動操作によって穀粒排出位置への張り出し、オ−ガ受6
0への収納を行なったが、自動スイッチの操作によって
排出オ−ガ1を自動張り出し・自動収納を行なう構成を
組み込んだ穀粒排出装置としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの正面図。
【図2】コンバインの側面図。
【図3】一部部切除したコンバインの平面図。
【図4】運転部の平面図。
【図5】パネルの正面図。
【図6】オ−ガ受の正面図。
【図7】オ−ガ受の側面図。
【図8】ブロック回路図。
【符号の説明】
1 排出オ−ガ 59 オ−ガ移動規制体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内の穀粒を機外に排出する排出オ
    −ガ1を非作業時における収納位置と作業時における穀
    粒排出位置とに旋回させる旋回手段と、排出オ−ガ1を
    伸縮する長さ調節手段と、該旋回手段及び長さ調節手段
    へ駆動指令信号を出力する制御手段と、収納位置にある
    排出オ−ガ1の下方及び横方向への移動を規制するオ−
    ガ移動規制体59と、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体
    59に位置しているか否かを検出するオ−ガ位置検出手
    段とを設け、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体59に位
    置しているとのオ−ガ位置検出手段による検出時には制
    御手段から長さ調節手段へ駆動信号を出力しないことを
    特徴とする作業機における穀粒排出装置。
  2. 【請求項2】 タンク内の穀粒を機外に排出する排出オ
    −ガ1を非作業時における収納位置と作業時における穀
    粒排出位置とに旋回させる旋回手段と、排出オ−ガ1を
    伸縮する長さ調節手段と、該旋回手段及び長さ調節手段
    へ駆動指令信号を出力する制御手段と、収納位置にある
    排出オ−ガ1の下方及び横方向への移動を規制するオ−
    ガ移動規制体59と、排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体
    59に位置しているか否かを検出するオ−ガ位置検出手
    段とを設け、オ−ガ位置検出手段による位置していない
    検出と排出オ−ガ1がオ−ガ移動規制体59より上方に
    位置している場合の両方を備えている場合に制御手段か
    ら長さ調節手段へ駆動信号を出力することを特徴とする
    作業機における穀粒排出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005160345A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Seirei Ind Co Ltd コンバインの穀粒排出装置
KR20120129822A (ko) 2011-05-19 2012-11-28 가부시끼 가이샤 구보다 콤바인, 콤바인의 탑승 운전부 구조, 및 콤바인에 있어서의 곡립 배출용 오거의 조작 장치

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JP4486806B2 (ja) * 2003-12-01 2010-06-23 セイレイ工業株式会社 コンバインの穀粒排出装置
KR20120129822A (ko) 2011-05-19 2012-11-28 가부시끼 가이샤 구보다 콤바인, 콤바인의 탑승 운전부 구조, 및 콤바인에 있어서의 곡립 배출용 오거의 조작 장치

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