JP3316673B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP3316673B2
JP3316673B2 JP33802497A JP33802497A JP3316673B2 JP 3316673 B2 JP3316673 B2 JP 3316673B2 JP 33802497 A JP33802497 A JP 33802497A JP 33802497 A JP33802497 A JP 33802497A JP 3316673 B2 JP3316673 B2 JP 3316673B2
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  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリールで引起した穀物を
刈刃で刈取って脱穀処理する主に普通形のコンバインに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平3−18721号公報に示
す如く、刈取部の上昇と連動してリールを下降させて刈
終り時の稈こぼれを防止すると共に、刈取部の下降と連
動してリールを上昇させて刈取りを再開させる技術があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、全稈
投入型コンバインでは、植立穀稈を刈取に先立って刈取
装置に向けて掻込むリールを、刈取った穀稈を走行機体
の脱穀装置に向けて搬送 するコンベアや刈刃等を備えた
刈取部本体に対し、油圧シリンダで駆動昇降可能に備
え、リールは駆動昇降できる構造にはなっているが、圃
面の起伏や刈り高さ調節等で刈取部を昇降すると、リー
ルも一体で昇降する。ところが、圃面にある程度の起伏
があっても、通常、穀稈の成育高さは圃場毎で揃ってい
るので、圃場が同じであればリールの高さは一定の高さ
にしておくのがその掻込み機能上で望ましい。そこで従
来では、リールの高さを一定にするべく、刈取部の上昇
及び下降に応じてリールを下降及び上昇操作するのであ
るが、その操作には比較的熟練を要するとともに煩わし
いものであった
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、植立
穀稈を刈取る刈刃と、刈取られた穀稈を脱穀部に向けて
搬送するコンベアと、前記刈刃の前方上方に配置されて
刈取対象穀稈を後方側に掻込むリールとを備えた刈取部
を、走行機体に対して駆動昇降可能な刈取部昇降機構、
及び前記刈刃と前記コンベアとを備えた刈取部本体に対
して、前記リールを駆動昇降可能なリール昇降機構を夫
々備えるとともに、前記刈取部の前記走行機体に対する
昇降作動の如何に拘らずに前記リールの前記走行機体に
対する高さが所定高さに維持されるよう、前記刈取部が
上昇すると前記リールが下降し、前記刈取部が下降する
と前記リールが上昇する状態に、前記刈取部昇降機構と
前記リール昇降機構とを連係する制御装置を備えるもの
で、刈取部が上昇するとその上昇量に応じた分、リール
が自動的に下降され、かつ、刈取部が下降するとその下
降量に応じた分、リールが自動的に上昇されるように制
御することが可能になり、リールの走行機体に対する高
さが常に一定の値を維持できるようになり、圃面の起伏
や刈高さ変更等で刈取部を昇降操作しても、リールは設
定された高さを自動的に維持できるようになり、従来の
ように、リールの昇降操作を頻繁に行う必要がなく、刈
取部が昇降移動しても、リールは一定の高さ位置を維持
できるようにして、面倒なリールの昇降操作を極力無く
し得、圃面の起伏や刈り高さ調節等で刈取部が昇降して
も面倒で熟練を要するリールの昇降操作を行う必要がな
くなり、操作簡単で良好に刈取作業できて誰でも操縦を
容易に行い得るものである。
【0005】
【発明の実施形態】以下本発明の実施例を図面に基づい
て詳述する。図1は刈取部の制御回路図、図2は全体の
側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クロ
ーラ(2)をトラックフレーム(3)に装備する機台、
(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び選別機構
(6)を備えていて前記機台(1)に搭載する脱穀部、
(7)は揚穀筒(8)を介して取出す脱穀部(4)の穀
粒を溜める穀物タンク、(9)は前記脱穀部(4)の下
部前方に油圧シリンダ(10)を介して昇降可能に装設
する刈取部、(11)は運転席(12)及び運転操作部
(13)を備えていて前記穀物タンク(7)の前方に固
設させる運転台、(14)は前記穀物タンク(7)の後
方に備えていてエンジン(15)を内設するエンジン
室、(16)は前記穀物タンク(7)内の穀粒を取出す
穀粒搬出オーガである。
【0006】そして前記刈取部(9)は、未刈り穀稈を
取入れる穀物刈取ヘッダー(17)と、該ヘッダー(1
7)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部(4)
に送給するフィーダハウスである供給室(18)によっ
て構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(19)
と、往復駆動型第1及び第2刈刃(20)(21)と、
穀稈掻込オーガ(22)と、穀稈強制引起装置(23)
とを前記穀物ヘッダー(17)に備え、前記ヘッダー
(17)に取込まれる刈取穀稈を供給室(18)に内設
する供給チェンコンベア(24)を介し脱穀部(4)に
送り込んで脱穀処理するように構成している。
【0007】また前記脱穀部(4)の左外側には二番還
元筒(25)を突出状に配備させていて、二番処理物を
脱穀部(4)に戻して再脱穀及び再選別するように設け
ている。
【0008】図4に示す如く、前記刈取部(9)は供給
室(18)の後端側を本機側に回動支点軸(26)を介
して支持させて昇降自在とする一方、前記供給室(1
8)前端上部の横フレーム(27)に回動支点軸(2
8)を介して左右のリール支持アーム(29)基端を上
下回動自在に支持させ、前記オーガ(22)の左右外側
板(30)と左右の支持アーム(29)間にリール昇降
用の油圧シリンダ(31)を介設して、該シリンダ(3
1)の伸縮動作でもってこの刈取部(9)におけるリー
ル(19)の支持高さ位置の適宜調節を可能とさせるよ
うに構成している。
【0009】また刈取部(9)には、前記リール(1
9)の支持高さ位置の変化状態を前記アーム(29)の
支持角度の変化より検知するポテンショメータ形リール
高さセンサ(32)と、前記刈刃(20)による穀稈の
刈取り高さを圃場面に接地させるソリ体(33)の上下
変位量より検知するポテンショメータ形刈高さセンサ
(34)と、刈取部(9)上昇時の上限位置を供給室
(18)基端側で検知する刈取高位置スイッチ(35)
とをそれぞれ設けている。
【0010】図1及び図5に示す如く、走行速度を変速
操作する走行変速レバー(36)の握り部(36a)に
は、刈取部(9)とリール(19)とを関連的に自動昇
降動作させるリフト制御手段であるリフトスイッチ(3
7)を設けると共に、該変速レバー(36)の後進操作
を検出するバックアップ制御手段であるバックスイッチ
(38)を該レバー(36)の後進操作位置に設けてい
る。
【0011】また、自動昇降制御の入切操作を行う自動
スイッチ(39)と、刈取クラッチの入切操作を行う刈
取スイッチ(40)と、前記リール(19)を手動で昇
降するリール昇降スイッチ(41)と、前記刈取部
(9)を手動で昇降する刈取上昇及び下降スイッチ(4
2)(43)と、走行ミッションケースの走行出力より
機体の走行速度を検出する車速センサ(44)と、刈取
部(9)を駆動する刈取駆動軸の回転数の変化を検出す
る刈取回転センサ(45)と、図6にも示す如く前記リ
ール高さセンサ(32)の基準値となる基準リール高さ
を無段階に設定するポテンショメータ形リール高さ設定
器(46)と、前記刈高さセンサ(34)の基準値とな
る基準刈高さを無段階に設定するポテンショメータ形刈
高さ設定器(47)とを備え、マイクロコンピュータで
形成する刈取コントローラ(48)に前記各スイッチ
(35)(37)(38)(39)(40)(41)
(42)(43)及び各センサ(32)(34)(4
4)(45)及び各設定器(46)(47)を入力接続
させている。
【0012】上記のように、植立穀稈を刈取る刈刃(2
0)と、刈取られた穀稈を脱穀部(4)に向けて搬送す
るコンベア(24)と、前記刈刃(20)の前方上方に
配置されて刈取対象穀稈を後方側に掻込むリール(1
9)とを備えた刈取部(9)を、走行機体に対して駆動
昇降可能な刈取部昇降機構である油圧シリンダ(1
0)、及び前記刈刃(20)と前記コンベア(24)と
を備えた刈取部(9)本体に対して、前記リール(1
9)を駆動昇降可能なリール昇降機構である油圧シリン
ダ(31)を夫々備えるとともに、前記刈取部(9)の
前記走行機体に対する昇降作動の如何に拘らずに前記リ
ール(19)の前記走行機体に対する高さが所定高さに
維持されるよう、前記刈取部(9)が上昇すると前記リ
ール(19)が下降し、前記刈取部(9)が下降すると
前記リール(19)が上昇する状態に、前記刈取部昇降
用油圧シリンダ(10)と前記リール昇降用油圧シリン
ダ(31)とを連係する制御装置である刈取コントロー
ラ(48)を備える。そして、刈高さセンサ(34)と
刈高さ設定器(47)の基準刈高さの各出力により、刈
取部(9)が上昇するとその上昇量に応じた分、リール
高さセンサ(32)とリール高さ設定器(46)の各出
力によりリール(19)が自動的に下降され、かつ、刈
取部(9)が下降するとその下降量に応じた分、リール
(19)が自動的に上昇されるように制御することが可
能になり、リール(19)の走行機体に対する高さが常
に一定の値を維持できるようになり、圃面の起伏や刈高
さ変更等で刈取部を昇降操作しても、リール(19)は
設定された高さを自動的に維持できるようになり、従来
のように、リール(19)の昇降操作を頻繁に行う必要
がなく、刈取部(9)が昇降移動しても、リール(1
9)は一定の高さ位置を維持できるようにして、面倒な
リール(19)の昇降操作を極力無くし、圃面の起伏や
刈り高さ調節等で刈取部(9)が昇降しても面倒で熟練
を要するリール(19)の昇降操作を行う必要がなくな
り、操作簡単で良好に刈取作業できて誰でも操縦を行え
る。
【0013】さらに、前記自動スイッチ(39)のオン
操作を表示する自動ランプ(49)と、前記刈取スイッ
チ(40)の入(刈取クラッチの入)操作を表示する刈
取クラッチランプ(50)と、前記リフトスイッチ(3
7)のオン操作を表示するリフト制御ランプ(51)
と、刈取クラッチを入切動作させる刈取クラッチモータ
(52)とを備え、各ランプ(49)(50)(51)
にコントローラ(48)を出力接続させると共に、前記
クラッチモータ(52)にクラッチ入及び切回路(5
3)(54)を介して、また刈取昇降用の油圧シリンダ
(10)に上昇及び下降回路(55)(56)を介し
て、さらにリール昇降用の油圧シリンダ(31)に上昇
及び下降回路(57)(58)を介してコントローラ
(48)を出力接続させて、刈取クラッチの入切と刈取
部(9)及びリール(19)の昇降制御を行わしめるよ
うに構成している。
【0014】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下図7乃至図8のフローチャートを参照してこの
作用を説明する。
【0015】図7に示す如く前記刈取部(9)の昇降に
は、前記刈高さセンサ(34)の検出に基づいて設定
器(47)で設定される刈高さを一定維持させるように
刈取作業中刈取部(9)を自動昇降する刈高さ制御、
前記変速レバー(36)の後進操作時(バックスイッチ
(38)のオン時)に刈取部(9)を自動的に所定高さ
まで上昇させるバックアップ制御、前記リフトスイッ
チ(37)のオン操作時に刈取部(9)とリール(1
9)を関連昇降するリフト制御、前記上昇及び下降ス
イッチ(42)(43)によって刈取部(9)を手動で
昇降する手動制御、の4つの手段があり、優先順位を
>>>として、直接作業者が操作可能な制御を優
先させて作業性と安全性を向上させている。
【0016】そしてリフト制御は図8のフローチャート
のように行われるもので、刈取作業中まだリフト制御が
行われていないスタートフラグのリセット状態(SF=
0)のとき、リフトスイッチ(37)がオン操作される
とスタートフラグはセット状態(SF=1)となって、
高位置スイッチ(35)がオン(刈取部(9)が高位
置)のとき下降モード(刈取部(9)を下降、リール
(19)を目標位置まで復帰制御)に、また高位置スイ
ッチ(35)がオフ(刈取部(9)が下降状態で刈高さ
センサ(34)が地面に接地或いは非接地)のとき上昇
モード(刈取部(9)を上昇、リール(19)を下降制
御)に、さらに高位置スイッチ(35)がオフで直前ま
でバックアップ制御が行われていたとき、下降モードの
制御が行われる。
【0017】前記上昇モードの制御は、刈取部(9)の
上昇目標値を高位置スイッチ(35)がオンとなる最上
点に、リール(19)の下降目標値を稈こぼれが最大防
止できる最下点に設置すると共に、下降モードは刈取部
(9)の下降目標値を刈高さ制御に即移行可能な下限値
に、リール(19)の目標値を所定のリール高さに復帰
させる復帰設定値に設定して、リール目標値と検出値と
の間で、リール目標値>検出値のときリール(19)の
上げ制御、リール目標値<検出値のときリール(19)
の下げ制御を、また刈取目標値と検出値との間で、刈取
目標値<検出値のとき刈取部(9)の下げ制御、刈取目
標値>検出値のとき刈取部(9)の上げ制御を行う。
【0018】また下降モードにおけるリール目標値は、
図6に示す如く、前記設定器(46)のダイヤル(46
a)によって設定されるダイヤル値、或いは前回刈取作
業中(刈高さセンサ(34)が地面についている時)に
リール高さセンサ(32)で検出される検出値を記憶す
る記憶値の何れかを用いるものである。
【0019】このようなリフト制御が行われる結果、上
昇モードとなる刈終わり時には刈取部(9)とリール
(19)とで稈をはさみ込む状態とさせて稈こぼれの防
止が行える一方、下降モードとなる刈始め時には刈取部
(9)を下降すると共に、リール(19)を復帰位置に
戻す状態とさせて次工程へ迅速に移行させることができ
るもので、また刈始め及び刈終わり時におけるこれら操
作の軽減化を図って能率を向上させることができる。特
に下降モードのリール目標値に前回の記憶値を用いた場
合、次工程の刈始め時にはリール高さを前回と同一高さ
を保った状態で良好に入ることが可能にできる。
【0020】またこのようなリフト制御中に、再びリフ
トスイッチ(37)がオン操作されるとき、上昇モード
にあっては下降モードの、下降モードにあっては上昇モ
ードの、それぞれ逆方向の制御が行われる。つまりリフ
トスイッチ(37)がオン・オフされる都度に上昇モー
ドと下降モードの交互の制御が行われる。
【0021】上記のように、刈取部(9)を昇降させる
刈取昇降部材である油圧シリンダ(10)と、刈取部
(9)に設ける未刈り穀稈掻込み用リール(19)を昇
降させるリール昇降部材である油圧シリンダ(31)を
設けるコンバインにおいて、非刈取作業高さに刈取部
(9)が支持されている状態下のワンタッチ操作によっ
て刈取部(9)を連続刈取作業高さに下降させかつリー
ル(19)を連続掻込作業高さに上昇させるリフトスイ
ッチ(37)を設け、前記リフトスイッチ(37)操作
によって刈取部(8)及びリール(19)の刈始め動作
を行わせ、圃場枕地で方向転換するときに作業者の感違
いによる誤操作を防いで刈取部(8)及びリール(1
9)を刈取り再開姿勢に移行させ、圃場枕地で方向転換
するときの運転操作並びに刈取り再開操作などの簡略化
を図れる。
【0022】また図9に示す如く、前記変速レバー(3
6)の後進操作によってバックスイッチ(38)がオン
となるとき、高位置スイッチ(35)がオンとなるまで
刈取部(9)を上昇させてバックアップ制御を行うもの
で、途中で後進でなくなった場合(バックスイッチ(3
8)がオフ)でも高位置スイッチ(35)がオンとなる
まで上昇を継続させて、後進距離が短い場合でも高位置
まで刈取部(9)を上昇させることによって、旋回時な
どに未刈り穀稈を刈取部(9)によって損傷させること
が防止される。さらにこの刈取上昇中に前記リフトスイ
ッチ(37)がオン操作された場合には、刈取部(9)
を下降制御して速やかに自動刈高さ制御に復帰させるも
のである。
【0023】図10に示す如く、バックアップ制御は前
記バックスイッチ(38)のオン時に、車速センサ(4
4)からの車速に基づき移動距離を演算し、刈取部
(9)最前端の分草板などトップポイントの長さ分に相
当する規定値だけ後進した後に、刈取部(9)の上昇を
開始させるもので、例えトップポイントが土内に突込ん
でいる場合でもその長さ分後退させることによって、土
よりトップポイントを離脱させて損傷を回避させること
ができると共に、刈高さセンサ(34)のソリ体(3
3)の後退距離も規定内に抑制してこの損傷防止が図れ
る。
【0024】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、植立穀稈を刈取る刈刃(20)と、刈取られた穀稈
を脱穀部(4)に向けて搬送するコンベア(24)と、
前記刈刃(20)の前方上方に配置されて刈取対象穀稈
を後方側に掻込むリール(19)とを備えた刈取部
(9)を、走行機体に対して駆動昇降可能な刈取部昇降
機構(10)、及び前記刈刃(20)と前記コンベア
(24)とを備えた刈取部(9)本体に対して、前記リ
ール(19)を駆動昇降可能なリール昇降機構(31)
を夫々備えるとともに、前記刈取部(9)の前記走行機
体に対する昇降作動の如何に拘らずに前記リール(1
9)の前記走行機体に対する高さが所定高さに維持され
るよう、前記刈取部(9)が上昇すると前記リール(1
9)が下降し、前記刈取部(9)が下降すると前記リー
ル(19)が上昇する状態に、前記刈取部昇降機構(1
0)と前記リール昇降機構(31)とを連係する制御装
置(48)を備えるもので、刈取部(9)が上昇すると
その上昇量に応じた分、リール(19)が自動的に下降
され、かつ、刈取部(9)が下降するとその下降量に応
じた分、リール(19)が自動的に上昇されるように制
御することが可能になり、リール(19)の走行機体に
対する高さが常に一定の値を維持できるようになり、圃
面の起伏や刈高さ変更等で刈取部を昇降操作しても、リ
ール(19)は設定された高さを自動的に維持できるよ
うになり、従来のように、リール(19)の昇降操作を
頻繁に行う必要がなく、刈取部(9)が昇降移動して
も、リール(19)は一定の高さ位置を維持できるよう
にして、面倒なリール(19)の昇降操作を極力無くす
ことができ、圃面の起伏や刈り高さ調節等で刈取部
(9)が昇降しても面倒で熟練を要するリール(19)
の昇降操作を行う必要がなくなり、操作簡単 で良好に刈
取作業できて誰でも操縦を容易に行うことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取部の昇降制御回路図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】刈取部の側面説明図。
【図5】走行変速レバー部の説明図。
【図6】リール高さ設定器の説明図。
【図7】メインのフローチャート。
【図8】リフト制御のフローチャート。
【図9】バックアップ制御のフローチャート。
【図10】バックアップ制御のフローチャート。
【符号の説明】(4) 脱穀部 (9) 刈取部 (10) 油圧シリンダ(刈取昇降機構) (19) リール(20) 刈刃 (24) コンベア (31) 油圧シリンダ(リール昇降機構(48) 刈取コントローラ(制御装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−14719(JP,A) 実願 平1−77963号(実開 平3− 18721号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 57/04 A01D 34/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植立穀稈を刈取る刈刃(20)と、刈取
    られた穀稈を脱穀部(4)に向けて搬送するコンベア
    (24)と、前記刈刃(20)の前方上方に配置されて
    刈取対象穀稈を後方側に掻込むリール(19)とを備え
    た刈取部(9)を、走行機体に対して駆動昇降可能な刈
    取部昇降機構(10)、及び前記刈刃(20)と前記コ
    ンベア(24)とを備えた刈取部(9)本体に対して、
    前記リール(19)を駆動昇降可能なリール昇降機構
    (31)を夫々備えるとともに、前記刈取部(9)の前
    記走行機体に対する昇降作動の如何に拘らずに前記リー
    ル(19)の前記走行機体に対する高さが所定高さに維
    持されるよう、前記刈取部(9)が上昇すると前記リー
    ル(19)が下降し、前記刈取部(9)が下降すると前
    記リール(19)が上昇する状態に、前記刈取部昇降機
    構(10)と前記リール昇降機構(31)とを連係する
    制御装置(48)を備えてある全稈投入型のコンバイ
    ン。
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