JP2934998B2 - コンバインの刈取装置 - Google Patents

コンバインの刈取装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリールで引起した穀物を
刈刃で刈取って脱穀処理する主に普通形コンバインの刈
取装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、実開平1−98
536号公報、または特公平1−13324号公報に示
す如く、刈取部を上昇させかつリールを下降させる刈取
上昇動作を行わせる技術がある。また、特開昭60−1
18112号公報に示す如く、後進操作を検出して刈取
部を上昇させる技術がある。しかし乍ら、リフト手段ま
たはバックアップ手段の少なくとも一方の操作によって
刈取部を上昇させ、リフト手段の操作によって刈取部を
下降させる場合、バックアップ手段の操作または刈高さ
センサの対地高さ検出によって一定時間だけ刈取部を上
昇させることにより、刈取部の対地 高さを一定以上維持
し乍ら後進できるが、圃場または作物品種によって差が
生じる未刈り稈高さに対して充分な高さに刈取部を上昇
させ得ず、方向転換時に刈取部によって未刈稈を引掛け
易い不具合があると共に、刈取部の上昇停止位置が不特
定になるから、リフト手段操作によって刈取部が下降動
作する高さを特別に設定する必要がある。また、刈取部
の自動上昇途中に上昇動作を中止させたり逆に下降させ
て刈取部上面側の衝突損傷などを容易に防止し得ない。
また、一時的に後進させる条合せ動作時に刈取部を刈高
さ位置に速やかに復帰させる動作を容易に行わせ得ない
等の問題がある
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、刈取
部を上昇させかつリールを下降させる刈取上昇動作と刈
取部を下降させかつリールを上昇させる刈取下降動作を
行わせるリフト手段と、後進操作を検出して刈取部を上
昇させるバックアップ手段を設け、リフト手段またはバ
ックアップ手段の少なくとも一方の操作によって刈取部
を上昇させ、リフト手段の操作によって刈取部を下降さ
せるコンバインの刈取装置において、リフト手段による
刈取上昇限度並びにバックアップ手段による刈取部上昇
限度を検出する高位置センサを設け、リフト手段の昇降
制御をバックアップ手段の上昇制御に対して優先して行
わせると共に、バックアップ手段の後進操作検出によっ
て後進操作の中止に関係なく刈取部を高位置センサ検出
位置まで上昇させるように構成したもので、リフト手段
による刈取部上昇開始及び停止、並びにリフト手段によ
る刈取部下降開始、並びにバックアップ手段による刈取
部上昇停止の基準を、前記高位置センサによって容易に
設定し得、未刈り稈高さなどに対して充分な高さに刈取
部を上昇させて方向転換時に刈取部に末刈り稈などを引
掛ける不具合を容易になくし得、またリフト手段制御と
バックアップ手段制御の動作タイミング調整などを容易
に行い得ると共に、バックアップ手段による刈取上昇途
中にリフト手段操作によって上昇動作を中止させたり逆
に下降させ、刈取部衝突回避などを容易に行い得、後進
時の上昇動作による刈取部上面側の衝突損傷などを容易
に防止し得、しかも一時的な後進操作を行ってもリフト
手段操作によって刈取部を刈高さ位置に速やかに復帰さ
せる動作を容易に行わせ得、刈取部昇降操作の簡 略化並
びに昇降制御機能の向上などを容易に図り得るものであ
【0004】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は刈取部の制御回路図、図2は全体の側面図、
図3は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ
(2)をトラックフレーム(3)に装備する機台、
(4)は軸流式のスクリュ形扱胴(5)及び選別機構
(6)を備えていて前記機台(1)に搭載する脱穀部、
(7)は揚穀筒(8)を介して取出す脱穀部(4)の穀
粒を溜める穀物タンク、(9)は前記脱穀部(4)の下
部前方に油圧シリンダ(10)を介して昇降可能に装設
する刈取部、(11)は運転席(12)及び運転操作部
(13)を備えていて前記穀物タンク(7)の前方に固
設させる運転台、(14)は前記穀物タンク(7)の後
方に備えていてエンジン(15)を内設するエンジン
室、(16)は前記穀物タンク(7)内の穀粒を取出す
穀粒搬出オーガである。
【0005】そして前記刈取部(9)は、未刈り穀稈を
取入れる穀物刈取ヘッダー(17)と、該ヘッダー(1
7)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部(4)
に送給するフィーダハウスである供給室(18)によっ
て構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(19)
と、往復駆動型第1及び第2刈刃(20)(21)と、
穀稈掻込オーガ(22)と、穀稈強制引起装置(23)
とを前記穀物ヘッダー(17)に備え、前記ヘッダー
(17)に取込まれる刈取穀稈を供給室(18)に内設
する供給チェンコンベア(24)を介し脱穀部(4)に
送り込んで脱穀処理するように構成している。
【0006】また前記脱穀部(4)の左外側には二番還
元筒(25)を突出状に配備させていて、二番処理物を
脱穀部(4)に戻して再脱穀及び再選別するように設け
ている。
【0007】図4に示す如く、前記刈取部(9)は供給
室(18)の後端側を本機側に回動支点軸(26)を介
して支持させて昇降自在とする一方、前記供給室(1
8)前端上部の横フレーム(27)に回動支点軸(2
8)を介して左右のリール支持アーム(29)基端を上
下回動自在に支持させ、前記オーガ(22)の左右外側
板(30)と左右の支持アーム(29)間にリール昇降
用の油圧シリンダ(31)を介設して、該シリンダ(3
1)の伸縮動作でもってこの刈取部(9)におけるリー
ル(19)の支持高さ位置の適宜調節を可能とさせるよ
うに構成している。
【0008】また刈取部(9)には、前記リール(1
9)の支持高さ位置の変化状態を前記アーム(29)の
支持角度の変化より検知するポテンショメータ形リール
高さセンサ(32)と、前記刈刃(20)による穀稈の
刈取り高さを圃場面に接地させるソリ体(33)の上下
変位量より検知するポテンショメータ形刈高さセンサ
(34)と、刈取部(9)上昇時の上限位置を供給室
(18)基端側で検知する刈取高位置スイッチ(35)
とをそれぞれ設けている。
【0009】図1及び図5に示す如く、走行速度を変速
操作する走行変速レバー(36)の握り部(36a)に
は、刈取部(9)とリール(19)とを関連的に自動昇
降動作させるリフト制御手段であるリフトスイッチ(3
7)を設けると共に、該変速レバー(36)の後進操作
を検出するバックアップ制御手段であるバックスイッチ
(38)を該レバー(36)の後進操作位置に設けてい
る。
【0010】また、自動昇降制御の入切操作を行う自動
スイッチ(39)と、刈取クラッチの入切操作を行う刈
取スイッチ(40)と、前記リール(19)を手動で昇
降するリール昇降スイッチ(41)と、前記刈取部
(9)を手動で昇降する刈取上昇及び下降スイッチ(4
2)(43)と、走行ミッションケースの走行出力より
機体の走行速度を検出する車速センサ(44)と、刈取
部(9)を駆動する刈取駆動軸の回転数の変化を検出す
る刈取回転センサ(45)と、図6にも示す如く前記リ
ール高さセンサ(32)の基準値となる基準リール高さ
を無段階に設定するポテンショメータ形リール高さ設定
器(46)と、前記刈高さセンサ(34)の基準値とな
る基準刈高さを無段階に設定するポテンショメータ形刈
高さ設定器(47)とを備え、マイクロコンピュータで
形成する刈取コントローラ(48)に前記各スイッチ
(35)(37)(38)(39)(40)(41)
(42)(43)及び各センサ(32)(34)(4
4)(45)及び各設定器(46)(47)を入力接続
させている。
【0011】さらに、前記自動スイッチ(39)のオン
操作を表示する自動ランプ(49)と、前記刈取スイッ
チ(40)の入(刈取クラッチの入)操作を表示する刈
取クラッチランプ(50)と、前記リフトスイッチ(3
7)のオン操作を表示するリフト制御ランプ(51)
と、刈取クラッチを入切動作させる刈取クラッチモータ
(52)とを備え、各ランプ(49)(50)(51)
にコントローラ(48)を出力接続させると共に、前記
クラッチモータ(52)にクラッチ入及び切回路(5
3)(54)を介して、また刈取昇降用の油圧シリンダ
(10)に上昇及び下降回路(55)(56)を介し
て、さらにリール昇降用の油圧シリンダ(31)に上昇
及び下降回路(57)(58)を介してコントローラ
(48)を出力接続させて、刈取クラッチの入切と刈取
部(9)及びリール(19)の昇降制御を行わしめるよ
うに構成している。
【0012】上記から明らかなように、刈取部(9)を
上昇させかつリール(19)を下降させる刈取上昇動作
と刈取部(9)を下降させかつリール(19)を上昇さ
せる刈取下降動作を行わせるリフト手段であるリフトス
イッチ(37)と、後進操作を検出して刈取部(9)を
上昇させるバックアップ手段であるバックスイッチ(3
8)を設け、リフトスイッチ(37)またはバックスイ
ッチ(38)の少なくとも一方の操作によって刈取部
(9)を上昇させ、リフトスイッチ(37)の操作によ
って刈取部(9)を下降させるコンバインの刈取装置に
おいて、リフトスイッチ(37)による刈取上昇限度並
びにバックスイッチ(38)による刈取部(9上昇限度
を検出する高位置センサである刈取高位置スイッチ(3
5)を設け、リフトスイッチ(37)の昇降制御をバッ
クスイッチ(38)の上昇制御に対して優先して行わせ
ると共に、バックスイッチ(38)の後進操作検出によ
って後進操作の中止に関係なく刈取部(9)を刈取高位
置スイッチ(35)検出位置まで上昇させる。そして、
リフトスイッチ(37)による刈取部(9)上昇開始
び停止、並びにリフトスイッチ(37)による刈取部
(9)下降開始、並びにバックスイッチ(38)による
刈取部(9)上昇停止の基準を、前記刈取高位置スイッ
チ(35)によって設定し、未刈り稈高さなどに対して
充分な高さに刈取部(9)を上昇させて方向転換時に刈
取部(9)に未刈り稈などを引掛ける不具合をなくし、
またリフトスイッチ(37)制御とバックスイッチ(3
8)制御の動作タイミング調整などを容易に行えると共
に、バックスイッチ(38)による刈取上昇途中にリフ
トスイッチ(37)操作によって上昇動作を中止させた
り逆に下降させ、刈取部(9)衝突回避などを行い、後
進時の上昇動作による刈取部(9)上面側の衝突損傷な
どを防止し、しかも一時的な後進操作を行ってもリフト
スイッチ(37)操作によって刈取部(9)を刈高さ位
置に速やかに復帰させる動作を行わせ、刈取部(9)昇
降操作の簡略化並びに昇降制御機能の向上などを図れる
ように構成している。
【0013】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下図7乃至図8のフローチャートを参照してこの
作用を説明する。
【0014】図7に示す如く前記刈取部(9)の昇降に
は、前記刈高さセンサ(34)の検出に基づいて設定
器(47)で設定される刈高さを一定維持させるように
刈取作業中刈取部(9)を自動昇降する刈高さ制御、
前記変速レバー(36)の後進操作時(バックスイッチ
(38)のオン時)に刈取部(9)を自動的に所定高さ
まで上昇させるバックアップ制御、前記リフトスイッ
チ(37)のオン操作時に刈取部(9)とリール(1
9)を関連昇降するリフト制御、前記上昇及び下降ス
イッチ(42)(43)によって刈取部(9)を手動で
昇降する手動制御、の4つの手段があり、優先順位を
>>>として、直接作業者が操作可能な制御を優
先させて作業性と安全性を向上させている。
【0015】そしてリフト制御は図8のフローチャート
のように行われるもので、刈取作業中まだリフト制御が
行われていないスタートフラグのリセット状態(SF=
0)のとき、リフトスイッチ(37)がオン操作される
とスタートフラグはセット状態(SF=1)となって、
高位置スイッチ(35)がオン(刈取部(9)が高位
置)のとき下降モード(刈取部(9)を下降、リール
(19)を目標位置まで復帰制御)に、また高位置スイ
ッチ(35)がオフ(刈取部(9)が下降状態で刈高さ
センサ(34)が地面に接地或いは非接地)のとき上昇
モード(刈取部(9)を上昇、リール(19)を下降制
御)に、さらに高位置スイッチ(35)がオフで直前ま
でバックアップ制御が行われていたとき、下降モードの
制御が行われる。
【0016】前記上昇モードの制御は、刈取部(9)の
上昇目標値を高位置スイッチ(35)がオンとなる最上
点に、リール(19)の下降目標値を稈こぼれが最大防
止できる最下点に設置すると共に、下降モードは刈取部
(9)の下降目標値を刈高さ制御に即移行可能な下限値
に、リール(19)の目標値を所定のリール高さに復帰
させる復帰設定値に設定して、リール目標値と検出値と
の間で、リール目標値>検出値のときリール(19)の
上げ制御、リール目標値<検出値のときリール(19)
の下げ制御を、また刈取目標値と検出値との間で、刈取
目標値<検出値のとき刈取部(9)の下げ制御、刈取目
標値>検出値のとき刈取部(9)の上げ制御を行う。
【0017】また下降モードにおけるリール目標値は、
図6に示す如く、前記設定器(46)のダイヤル(46
a)によって設定されるダイヤル値、或いは前回刈取作
業中(刈高さセンサ(34)が地面についている時)に
リール高さセンサ(32)で検出される検出値を記憶す
る記憶値の何れかを用いるものである。
【0018】このようなリフト制御が行われる結果、上
昇モードとなる刈終わり時には刈取部(9)とリール
(19)とで稈をはさみ込む状態とさせて稈こぼれの防
止が行える一方、下降モードとなる刈始め時には刈取部
(9)を下降すると共に、リール(19)を復帰位置に
戻す状態とさせて次工程へ迅速に移行させることができ
るもので、また刈始め及び刈終わり時におけるこれら操
作の軽減化を図って能率を向上させることができる。特
に下降モードのリール目標値に前回の記憶値を用いた場
合、次工程の刈始め時にはリール高さを前回と同一高さ
を保った状態で良好に入ることが可能にできる。
【0019】またこのようなリフト制御中に、再びリフ
トスイッチ(37)がオン操作されるとき、上昇モード
にあっては下降モードの、下降モードにあっては上昇モ
ードの、それぞれ逆方向の制御が行われる。つまりリフ
トスイッチ(37)がオン・オフされる都度に上昇モー
ドと下降モードの交互の制御が行われる。
【0020】また図9に示す如く、前記変速レバー(3
6)の後進操作によってバックスイッチ(38)がオン
となるとき、高位置スイッチ(35)がオンとなるまで
刈取部(9)を上昇させてバックアップ制御を行うもの
で、途中で後進でなくなった場合(バックスイッチ(3
8)がオフ)でも高位置スイッチ(35)がオンとなる
まで上昇を継続させて、後進距離が短い場合でも高位置
まで刈取部(9)を上昇させることによって、旋回時な
どに末刈り穀稈を刈取部(9)によって損傷させること
が防止される。さらにこの刈取上昇中に前記リフトスイ
ッチ(37)がオン操作された場合には、刈取部(9)
を下降制御して速やかに自動刈高さ制御に復帰させるも
のである。
【0021】図10に示す如く、バックアップ制御は前
記バックスイッチ(38)のオン時に、車速センサ(4
4)からの車速に基づき移動距離を演算し、刈取部
(9)最前端の分草板などトップポイントの長さ分に相
当する規定値だけ後進した後に、刈取部(9)の上昇を
開始させるもので、例えトップポイントが土内に突込ん
でいる場合でもその長さ分後退させることによって、土
よりトップポイントを離脱させて損傷を回避させること
ができると共に、刈高さセンサ(34)のソリ体(3
3)の後退距離も規定内に抑制してこの損傷防止が図れ
る。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、刈取部(9)を上昇させかつリール(19)を下降
させる刈取上昇動作と刈取部(9)を下降させかつリー
ル(19 )を上昇させる刈取下降動作を行わせるリフト
手段(37)と、後進操作を検出して刈取部(9)を上
昇させるバックアップ手段(38)を設け、リフト手段
(37)またはバックアップ手段(38)の少なくとも
一方の操作によって刈取部(9)を上昇させ、リフト手
段(37)の操作によって刈取部(9)を下降させるコ
ンバインの刈取装置において、リフト手段(37)によ
る刈取上昇限度並びにバックアップ手段(38)による
刈取部(9)上昇限度を検出する高位置センサ(35)
を設け、リフト手段(37)の昇降制御をバックアップ
手段(38)の上昇制御に対して優先して行わせると共
に、バックアップ手段(38)の後進操作検出によって
後進操作の中止に関係なく刈取部(9)を高位置センサ
(35)検出位置まで上昇させるように構成したもの
で、リフト手段(37)による刈取部(9)上昇開始及
び停止、並びにリフト手段(37)による刈取部(9)
下降開始、並びにバックアップ手段(38)による刈取
部(9)上昇停止の基準を、前記高位置センサ(35)
によって容易に設定でき、未刈り稈高さなどに対して充
分な高さに刈取部(9)を上昇させて方向転換時に刈取
部(9)に未刈り稈などを引掛ける不具合を容易になく
すことができ、またリフト手段(37)制御とバックア
ップ手段(38)制御の動作タイミング調整などを容易
に行うことができると共に、バックアップ手段(38)
による刈取上昇途中にリフト手段(37)操作によって
上昇動作を中止させたり逆に下降させ、刈取部(9)衝
突回避などを容易に行うことができ、後進時の上昇動作
による刈取部(9)上面側の衝突損傷などを容易に防止
でき、しかも一時的な後進操作を行ってもリフト手段
(37)操作によって刈取部(9)を刈高さ位置に速や
かに復帰させる動作を容易に行わせることができ、刈取
部(9)昇降操作の簡略化並びに昇降制御機能の向上な
どを容易に図ることができるものである
【図面の簡単な説明】
【図1】刈取部の昇降制御回路図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】刈取部の側面説明図。
【図5】走行変速レバー部の説明図。
【図6】リール高さ設定器の説明図。
【図7】メインのフローチャート。
【図8】リフト制御のフローチャート。
【図9】バックアップ制御のフローチャート。
【図10】バックアップ制御のフローチャート。
【符号の説明】
(9) 刈取部 (19) リール(35) 刈取高位置スイッチ(高位置センサ) (37) リフトスイッチ(リフト手段) (38) バックスイッチ(バックアップ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 34/24 A01D 57/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部(9)を上昇させかつリール(1
    9)を下降させる刈取上昇動作と刈取部(9)を下降さ
    せかつリール(19)を上昇させる刈取下降動作を行わ
    せるリフト手段(37)と、後進操作を検出して刈取部
    (9)を上昇させるバックアップ手段(38)を設け、
    リフト手段(37)またはバックアップ手段(38)の
    少なくとも一方の操作によって刈取部(9)を上昇さ
    せ、リフト手段(37)の操作によって刈取部(9)を
    下降させるコンバインの刈取装置において、リフト手段
    (37)による刈取上昇限度並びにバックアップ手段
    (38)による刈取部(9)上昇限度を検出する高位置
    センサ(35)を設け、リフト手段(37)の昇降制御
    をバックアップ手段(38)の上昇制御に対して優先し
    て行わせると共に、バックアップ手段(38)の後進操
    作検出によって後進操作の中止に関係なく刈取部(9)
    を高位置センサ(35)検出位置まで上昇させるように
    構成したことを特徴とするコンバインの刈取装置。
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