JP2741016B2 - 収穫機の刈取装置 - Google Patents

収穫機の刈取装置

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JP2741016B2
JP2741016B2 JP8175693A JP17569396A JP2741016B2 JP 2741016 B2 JP2741016 B2 JP 2741016B2 JP 8175693 A JP8175693 A JP 8175693A JP 17569396 A JP17569396 A JP 17569396A JP 2741016 B2 JP2741016 B2 JP 2741016B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は穀稈を連続的に刈取
るコンバインなど収穫機の刈取装置に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、実開昭55−1
04031号公報に示す如く、刈取部の対地高さをセン
サによって検出し、電磁切換弁を制御して昇降シリンダ
を作動させ、刈高さ自動制御を行うと共に、前記センサ
によって切換える上昇スイッチにリフトスイッチを並列
接続させ、リフトスイッチを操作して刈取部を上昇させ
る技術がある。前記従来技術は、センサの刈高さ自動制
御高さよりも高位置の非刈取作業高さまで、リフトスイ
ッチによって刈取部を上昇させるには、センサの刈高さ
自動制御を停止させる操作が必要であり、刈取作業途中
に行う圃場枕地での方向転換時、操向操作及び走行変速
操作と共にリフトスイッチ操作に加えてセンサの刈高さ
自動制御の切操作及び入操作を行う構造となり、作業者
による方向転換操作の簡略化並びに操作忘れ防止などを
容易に図り得ない等の問題がある。また、特公昭59−
16726号公報に示す如く、作業者によって設定した
高さに昇降動作させて刈取部を支持させる昇降スイッチ
と、一定高さまで(タイマの設定時間だけ)刈取部を上
昇させて支持する上昇スイッチを設ける技術がある。前
記従来技術は、刈取作業途中に行う圃場枕地での方向転
換時、方向転換前に上昇スイッチを切換えて刈取部を上
昇させ、方向転換後に昇降スイッチを切換えて高さ設定
操作を行って刈取部を下降させる構造であるから、方向
転換前と後とで異なる2つのスイッチを切換える操作が
必要であると共に、刈取部の対地高さを検出するセンサ
を設けて刈高さ自動制御を行う場合、前記2つの刈高さ
制御との切換構造を容易に得られず、操作性の向上並び
に制御態様切換構造の簡略化などを容易に図り得ない等
の問題がある。さらに、特開昭60−188009号公
報に示す如く、刈取部を設定高さに支持させると共に、
刈取クラッチの切操作によって非作業高さに上昇させ、
刈取クラッチの入操作によって設定高さに下降させる技
術がある。前記従来技術は、刈取部を本機に対して一定
高さに保つので、走行クローラの沈下量変化によって穀
稈刈取高さが変更される不具合があると共に、刈取部を
停止させてから上昇させるので、刈取部前側の掻込み部
で稈が脱落したり詰る不具合があり、また刈取部の駆動
を再開させてから下降させるので、刈取部後側のフィー
ドチェン前部受継部で稈姿勢が乱れたり詰る不具合があ
る。 【0003】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、刈取
部の穀稈刈取高さを検出するセンサと、刈取部を昇降さ
せる昇降部材を設け、刈取部の穀稈刈取高さを自動的に
調節する刈高さ自動制御を行わせると共に、刈取部を昇
降させるリフトスイッチを設ける収穫機の刈取装置にお
いて、リフトスイッチのワンタッチ操作により刈取部が
一定高さ以下のときに非刈取作業高さまで自動的に上昇
させ、かつ一定高さ以上のときに刈高さ自動制御高さま
で自動的に下降させるコントローラを設け、前記センサ
の刈高さ自動制御に対して優先させて前記リフトスイッ
チによるコントローラの自動制御を行わせ、かつ前記リ
フトスイッチによるコントローラの自動制御に対して優
先させて作業者の刈取部昇降手動操作を行わせるように
構成したもので、刈取作業途中に行う圃場枕地での方向
転換時、方向転換前に刈取部を非刈取作業高さに支持さ
せる操作と、方向転換後に刈取部を刈高さ自動制御高さ
に支持させる操作を、前記リフトスイッチのワンタッチ
操作だけで行い得、刈取部の穀稈刈取高さを検出するセ
ンサと昇降部材による刈高さ自動制御を一時的に休止さ
せて行う方向転換操作の簡略化を容易に行い得ると共
に、前記センサの刈高さ自動制御と前記リフトスイッチ
の昇降自動制御の両方の制御機能の向上並びに制御構造
の簡略化などを容易に図り得、また前記リフトスイッチ
操作後に作業者が不都合と判断したときに作業者が適正
な操作に切換えることにより、リフトスイッチ操作に基
づく動作が解除されて作業者の希望する状態に刈取部を
支持し得、さらにリフトスイッチ操作による刈取部上昇
動作開始後に刈取部を停止させて刈取部前側の掻込み部
で稈が脱落したり詰るのを容易に防止し得、またリフト
スイッチ操作による刈取部下降動作開始後に刈取部の駆
動を再開させて刈取部後側のフィードチェン前部受継部
で稈姿勢が乱れたり詰るのを容易に防止し得、圃場枕地
で方向転換するときの刈取部の停止及び駆動再開制御機
能の向上などを容易に図り得るものである。 【0004】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1はブロック図、図2はコンバインの
全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は左右
に走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、
(3)は前記トラックフレーム(1)に固定支持する機
台、(4)は前記機台(3)に搭載していて左側にフィ
ードチェーン(5)を張架し扱胴(6)を内蔵する脱穀
部、(7)は昇降シリンダ(8)を介して前記脱穀部
(4)前方に昇降可能に装設していて穀稈引起し装置
(9)、刈刃(10)及び穀稈搬送機構(11)を備え
る刈取部、(12)は前記脱穀部(4)の後側に設けて
前記フィードチェーン(5)に連結する排藁チェーン
(13)終端を臨ませる排藁切断部、(14)は前記脱
穀部(4)から揚穀筒(15)を介して取出す穀粒を貯
留する籾タンク、(16)は作業者が座乗する運転席、
(17)は前記運転席(16)前方及び左側方に設ける
運転操作部、(18)はコンバインの各部を駆動するエ
ンジン部であり、連続的に刈取り並びに脱穀作業を行う
ように構成する。 【0005】また、左右サイドクラッチレバー(19)
(19)、走行主変速レバー(20)、走行副変速レバ
ー(21)、脱穀・刈取クラッチレバー(22)、刈取
昇降操作レバー(23)を前記運転操作部(17)に配
設すると共に、前記刈取部(7)下側に刈取部(7)の
対地高さを検出する非接触センサてある超音波刈高セン
サ(24)を備える。 【0006】さらに図1に示す如く、機台(3)に取付
ける昇降シリンダ(8)のピストンロッド(8a)先端
を刈取部(7)に連結すると共に、前記シリンダ(8)
は3ポート3位置切換型の電磁切換弁(25)を介し油
圧ポンプ(26)に接続されている。 【0007】また前記エンジン部(18)からの駆動力
を刈取クラッチ(27)を介し刈取部(7)に入力する
と共に、前記クラッチ(27)を自動的に入切操作する
刈取クラッチ入切部材である刈取クラッチモータ(2
8)を設ける。 【0008】このモータ(28)の正転駆動(「入」駆
動)時、モータねじ軸(28a)に螺着させるシフト
(29)を入側リミットスイッチ(30)がオフ作動す
るまで右移動させ、可動側クラッチ爪(27a)を固定
側クラッチ爪(27b)に噛合わす。 【0009】前記モータ(28)の逆転駆動(「切」駆
動)時、前記シフト(29)を切側リミットスイッチ
(31)がオフ作動するまで左移動させ、各クラッチ爪
(27a)(27b)の噛合いを解除する。 【0010】マイクロプロセッサ等で構成する制御部
(32)の入力ポートには以下のものが接続されてい
る。 1、脱穀・刈取クラッチレバー(22)の脱穀クラッチ
入操作を検出する脱穀スイッチ(33)。 2、脱穀・刈取クラッチレバー(22)の刈取クラッチ
(27)入操作を検出する刈取スイッチ(34)。 3、刈高さ自動制御を行うのか否かを選択する刈高さ自
動スイッチ(35)。 4、刈取クラッチ(27)の連動を行うのか否かを選択
する刈取クラッチ自動スイッチ(36)。 5、走行主変速レバー(20)に設けて例えば旋回時に
刈取部(7)を旋回高さにワンタッチで上昇させるため
のリフトスイッチ(37)。 6、走行主変速レバー(20)の後進シフト操作を検出
するバックスイッチ(38)。 7、刈高センサ(24)。 8、刈取クラッチモータ(28)の入側及び切側リミッ
トスイッチ(30)(31)。 また制御部(32)の出力ポートには以下のものが接続
される。 9、電磁切換弁(25)の上昇及び下降ソレノイド(2
5a)(25b)。 10、刈取クラッチモータ(28)。 11、刈高さ自動ランプ(39)。 12、刈取クラッチ(27)の連動状態を表示する刈取
クラッチランプ(40)。 【0011】なお、この刈取クラッチ(27)の入切選
択は従来通り操作レバー(22)で行われるが、上述し
たモータ(28)の作動により、レバー(22)が入状
態でもクラッチ(27)が切れているという状態が生じ
るものである。 【0012】なお、後述する設定値H1〜H6の関係は
H1<H2<H3<H4<H5<H6の関係になってい
る。 第1設定値(H1)は刈高センサ(24)の不感帯下限
位置。 第2設定値(H2)は前記センサ(24)の不感帯上限
位置。 第3設定値(H3)は刈取クラッチモータ(28)の入
駆動上限位置。 第4設定値(H4)は前記モータ(28)の切駆動下限
位置。 第5設定値(H5)はリフトスイッチ(37)の上判断
位置。 第6設定値(H6)はリフトスイッチ(37)の下判断
位置に設定している。 【0013】本実施例は上記のように構成するもので、
図4乃至図8のフローチャートに従って以下作用を説明
する。なお、各フラグは次の意味をもつ。Sフラグは刈
高さ自動制御を行うのか否かを判別するためのもので、
「1」で制御禁止(手動保持)、「0」で制御禁止解
除。アップフラグは刈取部(7)の上昇を行うのか否か
を判別するためのもので、「1」で上昇ソレノイド(2
5a)オン、「0」で上昇ソレノイド(25a)オフ。
ダウンフラグは刈取部(7)の下降を行うのか否かを判
別するためのもので、「1」で下降ソレノイド(25
b)オン、「0」で下降ソレノイド(25b)オフ。自
動ランプフラグは刈高さ自動制御の作動・停止を判別す
るためのもので、「1」で刈高さ自動ランプ(39)オ
ン、「0」で前記ランプ(39)オフ。リフトフラグは
刈取部の上昇操作の必要有無を判別するためのもので、
「1」でリフトスイッチ(37)オン作動が行われたた
め上昇継続、「0」で上昇中止である。まずステップ
1,2において上述の各フラグの初期化を行う。次に刈
取昇降操作レバー(23)が操作されたか否かで手動モ
ード、自動モードに処理を分岐する(ステップ3)。 【0014】[手動モード] 刈取昇降操作レバー(23)が操作された場合、手動保
持フラグであるSフラグを1にして(ステップ4)、操
作レバー(23)が操作された方向に伴ってダウンフラ
グまたはアップフラグを1にする(ステップ5,6,
7)。その後ステップ33以降のアクチュエータ作動ブ
ロックにジャンプして、アップフラグが1なら上昇ソレ
ノイド(25a)をオン、ダウンフラグが1なら下降ソ
レノイド(25b)をオン作動させる。(ステップ3
3,34,35,36)。(すなわちアップフラグを1
にするとは上昇指令を出したのと同義であり、ダウンフ
ラグを1にするのは下降指令を出したとお考えいただき
たい。)再びステップ3に戻ってくるが、この時点で刈
取昇降操作レバー(23)が操作されていなくても、S
フラグが1になっているため、ステップ14にてステッ
プ15へと移行し、(ステップ29,30,31,32
の自動制御モードへは移行せず、)手動保持状態が維持
される。 【0015】[自動モード] ステップ3において刈取昇降操作レバー(23)が操作
されていない時、Sフラグが0でかつ下記の条件を溝た
していればステップ29〜32の自動刈高さ制御モード
に移行する。 1、脱穀スイッチ(33)オン(脱穀クラッチ入)(ス
テップ8にて判断) 2、刈高さ自動スイッチ(35)オン(ステップ11に
て判断) 3、刈取スイッチ(34)オン(刈取クラッチ入)(ス
テップ13にて判断) 4、リフトスイッチ(37)のタッチ操作が行われてい
ない(ステップ15にて判断)…後述 5、バックスイッチ(38)がオフ(ステップ28にて
判断)…後述 なおステップ1においてSフラグは初期化で1にセット
されている。Sフラグを0にするのはステップ12にお
いてである。Sフラグを0にするには、自動制御の上記
条件のうち,が欠けている状態から、一度揃った状
態になる必要がある。 【0016】このように構成しているのは以下の理由に
よる。以前の作業時たまたま刈高さ自動スイッチ(3
5)をオンしていた場合など、作業者の予測がないのに
自動刈高さ制御が始まってしまい危険である。そこで一
度刈取クラッチ(27)の切操作を行うなり、刈高さ自
動スイッチ(35)のオフを行うまでの間はSフラグを
1にして手動保持を続けているのである。また脱穀クラ
ッチが切れている状態の時にSフラグを1にしているの
は(ステップ9)、脱穀クラッチを入れた途端、刈高さ
自動制御をスタートさせるのは作業として不自然だから
である。なおこれらのSフラグのセット、リセット後、
ステップ10においてリフトフラグを0にしている。
(このリフトフラグについては後に詳しく説明する。) 【0017】ステップ29,31の自動刈高さ制御につ
いて説明する。刈高センサ(24)によって検出する刈
取部(7)の高さ(h)が(H1)より低ければアップ
フラグを1にする(上昇指令を出す)(ステップ29,
30)刈高センサ(24)によって検出する刈取部
(7)の高さ(h)が(H2)より高ければダウンフラ
グを1にする(下降指令を出す)(ステップ31,3
2)。そして、図6のステップ33、35で判断されて
ステップ34、36に移行し、刈高さ自動制御が行われ
る。 【0018】[リフトスイッチ] ステップ15,24においてリフトスイッチ(37)が
タッチ操作されたか否かを判断して制御を分岐させてい
る。このリフトスイッチ(37)がタッチ操作された場
合(ステップ20,25)、次の作動を行わせるためで
ある。刈取部(7)の高さ(h)が(H5)より低くけ
ればアップフラグを1にする(ステップ21)刈取部
(7)の高さ(h)が(H5)より高ければダウンフラ
グを1にする(ステップ22) 【0019】このリフトスイッチ(37)によって上昇
を開始したら(H6)の高さまで上昇を継続するべく、
アップフラグを1にすると同時に、Sフラグ、リフトフ
ラグを共に1にするようにしている。従ってリフトスイ
ッチ(37)により上昇を開始した時はSフラグが1に
なるため、ステップ14にて必ずステップ15に分岐
し、ステップ16にて必ずステップ17に移行する。ス
テップ17にて判断される刈取部(7)の高さが(H
6)以上になるまではリフトフラグはリセットされず上
昇が継続される。(ステップ18,19) 【0020】一方、リフトスイッチ(37)操作により
ステップ22、26にてダウンフラグを1にすることに
より、ステップ35にてステップ36に移行させ、刈取
部(7)を下降させる動作を行わせ、ステップ31にて
刈取部(7)の高さ(h)が(H2)よりも低くなるま
で刈取部(7)を下降させる。 【0021】[バックスイッチ] ステップ28においてバックスイッチ(38)がオンに
なっているか否かを判断している。このスイッチ(3
8)は、前述したように変速シフトを後進にした時オン
するスイッチである。機体を後進させる時刈取部(7)
を上昇させるべく設けられる。つまりバックスイッチ
(38)がオンなら、前述したようにリフトフラグを
1、アップフラグを1、Sフラグを1にして(ステップ
27)、刈取部(7)が(H6)の高さ以上になるまで
上昇させるのである。 【0022】[自動ランプ] ステップ14においてSフラグが1か0かを判断してい
るが、Sフラグが0の時は、自動ランプフラグを1にし
ている(ステップ23)。自動ランプフラグが1か否か
で刈高さ自動ランプ(39)を点灯させるか否かが決定
される。(ステップ38,39,40) 【0023】本願考案の要旨部に相当する制御を(刈取
クラッチ(27)自動オフ制御)を説明する。ステップ
41,42,43において、自動刈取クラッチ(27)
入切制御を行うか否か判別される。自動刈取クラッチ
(27)入切制御が行われるのは、下記の条件が揃った
時である。 1、脱穀スイッチ(33)オン(ステップ41) 2、刈取スイッチ(34)オン(ステップ42) 3、刈高さ自動スイッチ(35)オン(ステップ43) この条件が欠けると自動刈取クラッチ(27)入切制御
が中止される。 【0024】[刈取クラッチ入切自動制御中止] ステップ44において刈取クラッチ自動ランプ(40)
をオフにした後、刈取クラッチ(27)が入るよう(入
側リミットスイッチ(30)オフまで)モータ(28)
を駆動制御する。(ステップ45〜49)つまり、入切
制御を行わない時は必ず手動による刈取クラッチレバー
(22)の操作と刈取クラッチ(27)継続状態との間
に矛盾がないようにしているのである。 【0025】[刈取クラッチ入切自動制御] ステップ50において刈取クラッチ自動ランプ(40)
をオンにする。 (刈取クラッチ自動入) ステップ51において刈取部(7)の高さ(h)が(H
5)以下でかつダウンフラグが1の時のみモータ(2
8)入駆動(クラッチ入側作動)を行うように構成して
いる。(ステップ51,52,53,54,55)前述
のように「ダウンフラグが1」とは、刈取部(7)下降
駆動が行われていることを示している。すなわち、刈取
クラッチ(27)を入にするのは刈高センサ(24)の
検出値が設定値(H5)以下で刈取部(7)下降駆動時
のみというわけである。 【0026】(刈取クラッチ自動切) ステップ56以降において、刈取部(7)の高さ(h)
が(H6)以上でかつアップフラグが1の時のみモータ
(28)切側作動を行う。(ステップ56,57,5
8,59,60)すなわち刈取クラッチ(27)を切に
するのは刈高センサ(24)の検出値が設定値(H6)
以上で刈取部(7)上昇駆動時のみというわけである。
なお、これら処理の際、作動させようとする側へすでに
モータ(28)が移動している場合は、モータ起動は始
めから行わない。(ステップ53,58) 【0027】またステップ61,62,63,64にお
いては、入側または切側リミットスイッチ(30)(3
1)がオンになった場合、モータ(28)の作動を停止
してモータ(28)の焼付きを防止している。 【0028】従って、脱穀・刈取クラッチレバー(2
2)操作により脱穀部(4)及び刈取部(7)を駆動さ
せ、刈高さ自動スイッチ(38)のオン操作で、刈取部
(7)の刈高さを略一定高さつまり第1設定値(H1)
と第2設定値(H2)の間に保持すべく、第1設定値
(H1)より低いときは刈取部(7)を上昇駆動し、第
2設定値(H2)より高いときは刈取部(7)を下降駆
動される。 【0029】さらに、図4乃至図6のフローチャートか
ら明らかなように、刈取部(7)の穀稈刈取高さを検出
するセンサ(24)と、刈取部(7)を昇降させる昇降
部材である昇降シリンダ(8)を設け、刈取部(7)の
穀稈刈取高さを自動的に調節する刈高さ自動制御を行わ
せると共に、刈取部(7)を昇降させるリフトスイッチ
(37)を設ける収穫機の刈取装置において、リフトス
イッチ(37)のワンタッチ操作により刈取部(7)が
一定高さ(H5)以下のときに非刈取作業高さ(H6以
上)まで自動的に上昇させ、かつ一定高さ(H5)以上
のときに刈高さ自動制御高さ(H2以下)まで自動的に
下降させるコントローラである制御部(32)を設け、
記センサ(24)の刈高さ自動制御に対して優先させ
て前記リフトスイッチ(37)による制御部(32)の
自動制御を行わせ、かつ前記リフトスイッチ(37)に
よるコントローラ(32)の自動制御に対して優先させ
て作業者の刈取部(7)昇降手動操作を行わせるもの
で、刈取作業途中に行う圃場枕地での方向転換時、方向
転換前に刈取部(7)を非刈取作業高さに支持させる操
作と、方向転換後に刈取部(7)を刈高さ自動制御高さ
に支持させる操作を、前記リフトスイッチ(37)のワ
ンタッチ操作だけで行い、刈取部(7)の穀稈刈取高さ
を検出するセンサ(24)と昇降部材(8)による刈高
さ自動制御を一時的に休止させて行う方向転換操作の簡
略化を図ると共に、前記センサ(24)の刈高さ自動制
御と前記リフトスイッチ(37)の昇降自動制御の両方
の制御機能の向上並びに制御構造の簡略化などを図れ、
また前記リフトスイッチ(37)操作後に作業者が不都
合と判断したときに作業者が適正な操作に切換え、リフ
トスイッチ(37)操作に基づく動作が解除されて作業
者の希望する状態に刈取部(7)を支持でき、さらにリ
フトスイッチ(37)操作による刈取部(7)上昇動作
開始後に刈取部(7)を停止させて刈取部(7)前側の
掻込み部で稈が脱落したり詰るのを防止し、またリフト
スイッチ(37)操作による刈取部(7)下降動作開始
後に刈取部(7)の駆動を再開させて刈取部(7)後側
のフィードチェン(5)前部受継部で稈姿勢が乱れたり
詰るのを防止し、圃場枕地で方向転換するときの刈取部
(7)の停止及び駆動再開制御機能の向上などを図れる
ように構成している。 【0030】また、作業者の刈取部(7)昇降操作を優
先させて前記リフトスイッチ(37)によるコントロー
ラである制御部(32)の自動制御を行わせ、前記リフ
トスイッチ(37)操作後に作業者が不都合と判断した
ときに作業者が適正な操作に切換えることにより、リフ
トスイッチ(37)操作に基づく動作が解除されて作業
者の希望する状態に刈取部(7)を支持できると共に、
前記制御部(32)の自動制御により刈取部(7)を上
昇させる下限高さの設定値(H5)と、刈取部(7)を
下降させる上限高さの設定値(H5)とを略一致させ、
前記リフトスイッチ(37)操作により刈取部(7)の
上昇制御と下降制御を略同一設定値(H5)に基づき行
わせ、前記上昇制御及び下降制御及び刈高さ制御を行う
自動制御態様の切換基準を容易に初期設定できるように
構成している。 【0031】また、上記刈高さ自動制御中において刈取
クラッチ自動スイッチ(38)がオン操作されている場
合、例えば畦際での旋回時にあっては、リフトスイッチ
(40)のタッチ操作により刈取部(7)が旋回高さ
(第6設定値(H6))に上昇支持されると共に、刈取
クラッチモータ(29)が「切」駆動されて刈取部
(7)の駆動が自動的に中断し、旋回後に刈取部(7)
が再び刈高さ制御範囲に下降させるとき(第3設定値
(H3)以下)、前記クラッチモータ(29)が「入」
駆動されて刈取部(7)の駆動が再開される。 【0032】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、刈取部(7)の穀稈刈取高さを検出するセンサ(2
4)と、刈取部(7)を昇降させる昇降部材(8)を設
け、刈取部(7)の穀稈刈取高さを自動的に調節する刈
高さ自動制御を行わせると共に、刈取部(7)を昇降さ
せるリフトスイッチ(37)を設ける収穫機の刈取装置
において、リフトスイッチ(37)のワンタッチ操作に
より刈取部(7)が一定高さ(H5)以下のときに非刈
取作業高さ(H6)まで自動的に上昇させ、かつ一定高
さ(H5)以上のときに刈高さ自動制御高さ(H2)ま
で自動的に下降させるコントローラ(32)を設け、
記センサ(24)の刈高さ自動制御に対して優先させて
前記リフトスイッチ(37)によるコントローラ(3
2)の自動制御を行わせ、かつ前記リフトスイッチ(3
7)によるコントローラ(32)の自動制御に対して優
先させて作業者の刈取部(7)昇降手動操作を行わせ
ように構成したもので、刈取作業途中に行う圃場枕地で
の方向転換時、方向転換前に刈取部(7)を非刈取作業
高さに支持させる操作と、方向転換後に刈取部(7)を
刈高さ自動制御高さに支持させる操作を、前記リフトス
イッチ(37)のワンタッチ操作だけで行うことがで
き、刈取部(7)の穀稈刈取高さを検出するセンサ(2
4)と昇降部材(8)による刈高さ自動制御を一時的に
休止させて行う方向転換操作の簡略化を容易に行うこと
ができると共に、前記センサ(24)の刈高さ自動制御
と前記リフトスイッチ(37)の昇降自動制御の両方の
制御機能の向上並びに制御構造の簡略化などを容易に図
ることができ、また前記リフトスイッチ(37)操作後
に作業者が不都合と判断したときに作業者が適正な操作
に切換えることにより、リフトスイッチ(37)操作に
基づく動作が解除されて作業者の希望する状態に刈取部
(7)を支持でき、さらにリフトスイッチ(37)操作
による刈取部(7)上昇動作開始後に刈取部(7)を停
止させて刈取部(7)前側の掻込み部で稈が脱落したり
詰るのを容易に防止でき、またリフトスイッチ(37)
操作による刈取部(7)下降動作開始後に刈取部(7)
の駆動を再開させて刈取部(7)後側のフィードチェン
(5)前部受継部で稈姿勢が乱れたり詰るのを容易に防
止でき、圃場枕地で方向転換するときの刈取部(7)の
停止及び駆動再開制御機能の向上などを容易に図ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】ブロック図。 【図2】コンバインの全体側面図。 【図3】同平面図。 【図4】フローチャート。 【図5】フローチャート。 【図6】フローチャート。 【図7】フローチャート。 【図8】フローチャート。 【符号の説明】 (7) 刈取部 (8) 昇降シリンダ(昇降部材) (24) 刈高さセンサ (32) 制御部(コントローラ) (37) リフトスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−188009(JP,A) 特開 昭61−216610(JP,A) 特開 昭62−11016(JP,A) 特開 昭62−289105(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.刈取部(7)の穀稈刈取高さを検出するセンサ(2
    4)と、刈取部(7)を昇降させる昇降部材(8)を設
    け、刈取部(7)の穀稈刈取高さを自動的に調節する刈
    高さ自動制御を行わせると共に、刈取部(7)を昇降さ
    せるリフトスイッチ(37)を設ける収穫機の刈取装置
    において、リフトスイッチ(37)のワンタッチ操作に
    より刈取部(7)が一定高さ(H5)以下のときに非刈
    取作業高さ(H6)まて自動的に上昇させ、かつ一定高
    さ(H5)以上のときに刈高さ自動制御高さ(H2)ま
    で自動的に下降させるコントローラ(32)を設け、前
    記センサ(24)の刈高さ自動制御に対して優先させて
    前記リフトスイッチ(37)によるコントローラ(3
    2)の自動制御を行わせ、かつ前記リフトスイッチ(3
    7)によるコントローラ(32)の自動制御に対して優
    先させて作業者の刈取部(7)昇降手動操作を行わせ
    ように構成したことを特徴とする収穫機の刈取装置。
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