JPH0276513A - コンバインの穀稈掻込装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンバインの穀稈掻込装置に関する。

従来の技術 車体に対して昇降自在の刈取装置の上方にあって前方の
穀稈を係合して後方へ掻込む掻込リールを、該刈取装置
に対してＡ降自在に設ける形態のコンバインにあって、
刈取作業時においては、この掻込リールを穀稈に対して
常に適正掻込作用位置へ昇降操作して回転しなから穀稈
の掻込みが行われる。

この刈取作業時に穀稈が倒伏していると、この倒伏穀稈
に対する適正掻込作用位置へ掻込リールを昇降操作する
。

刈取行程の終端において、刈取穀稈がなくなると、刈取
穀稈が刈取装置からこぼれ落ちないように、掻込リール
を下限位置へ下降操作する。

発明が解決しようとする課題 このように掻込リールを昇降するものであるが、この契
降操作の外に、穀稈の条列に沿って刈取走行するための
車体の進行方向の修正操作、刈高さ調整のための刈取装
置の昇降操作、又、刈取終端部においては車体の回向操
作等、これらの操作が面倒で煩雑である。

そこでこの発明は、車体を変速操作する変速レバーに、
掻込リールを昇降制御する操作スイッチを設けて、ｙ７
降操作を簡単かつ容易にすることを目的とする。

課題を解決するための手段 この発明は、車体（１）に対して昇降自在の刈取装置（
２）の上方にあって前方の穀稈を係合して後方へ掻込む
掻込リール（３）を該刈取装置（２）に対して昇降自在
に設け、該車体（１）を変速操作する変速レバー（４）
の把持部（５）に、該掻込リール（３）を昇降制御する
Ａ降制御装置（６）を作動させる操作スイッチ（７）を
設けてなるコンバインの穀稈掻込装置の構成とする。

発明の作用、および効果 刈取装置（２）を車体（１）に対して下降して所定の刈
高さ位置とし、掻込リール（３）を穀稈に対して適正な
掻込作用位置へ下降する。変速レバー（４）を変速操作
して車体（１）を走行すると、掻込リール（３）は回転
しながら前方の穀（９を係合して後方へ掻込み、この掻
込まれたｆ９稈は刈取装置（２）で刈取られる。

刈取作業中に穀稈が倒伏しているときには、変速レバー
（４）によって車体（１）を減速すると共に、この変速
レバー（４）の把持部（５）の操作スイッチ（７）をＯ
Ｎ操作すると、昇降制御装置（６）が作動して掻込リー
ル（３）は刈取装置（２）に対して下降制御され、適正
に穀稈を掻込み、倒伏穀稈を引起して刈取装置（２）に
よって刈取作業が行われる。操作スイッチ（７）をＯＦ
Ｆ操作するとＡ降制御装置（６）の作動が停止して、掻
込リール（３）は元の高さ位置へ上昇復帰する。

刈取端部において車体（１）を次の刈取行程へ回向する
とき、刈取りが終って変速レバー（４）によって車体（
１）を減速操作し、把持部（５）の操作スイッチ（７）
をＯＮ操作すると、昇降制御装置（６）が作動して掻込
リール（３）が刈取装置（２）に対して下降制御され、
この掻込り−ル（３）によって刈取穀稈を係合して刈取
装置（２）からの稈こぼれが防止される。

車体（１）の回向が終って刈取装置（２）を穀稈の条列
に沿わせて、変速レバー（４）を増速操作し、操作スイ
ンチ（７）をＯＦＦ操作すると、昇降制御装置（６）の
作動が停止して掻込リール（３）は元の高さ位置、＼上
Ａ復帰される。

このように、変速レバー　（４）を把持して変速操作す
る把持部（５）に操作スイッチ（７）を設けたから、掻
込リールの昇陵制御の操作を簡ｊｌｉかつ容易に行うこ
とができる。

実施例 なお、回倒において、コンバインはノ、右走行装置（８
）を有した車体（１）上に、扱ＩＨ及び選別装置等を備
えた脱穀装置（９）を搭載し、前部に刈取装置（２）を
昇降シリンダ（１０）への油圧操作によって昇降自在に
設けている。又、該車体（１）上の脱穀装置（９）の横
側に穀粒タンク（１１）を設け、この前側に操縦席を内
装するキャビン（１２）を設け、該穀粒タンク（１１）
内の穀粒を機外へ１非出する排出オーカ（１３）を方向
回動自在に設けた構成としている。

刈取装置（２）は、先端部左右に分偵体（１４）を分草
杆（１５）に支持させて設け、これら左右の分草杆（１
５）の間に亘って下部に刈刃装置（１６）を設けている
。

刈刃装置（１６）の後方には、この刈刃装置（１６）で
刈取られた穀稈を掻込集送するオーガ（１７）を左Ｉ４
の分草板壁（１８）の間に軸架して設け、このオーガ（
１７）の後方に該オーガ（１７）で掻込集送された刈取
穀稈を受継して後方の脱穀装置（９）へ搬送する搬送′
！Ａ１買（１９）を設けている。

刈刃装置（１６）の前部上方に、この刈取幅方向に沿う
リール軸（２０）回りに回転しなから穀稈を係合して後
方へ掻込む掻込タイン（２１）を回転周１°Ｘｌ！に配
３Ｑした掻込リール（３）を設けている。

該掻込リール（３）は、搬送装置（１９）を内装する搬
送ケース（２２）に対して基部を支軸（２３）回りに回
動１”Ｊ在に枢着された左右支持アーム（２４）に支持
されて設けられ、該−側の支持アーム（２４）と分草板
壁（１８）との間に油圧シリンダ（２５）を設けて、こ
の油ＪＪ＋シリンダ（２５）の伸縮によって掻込リール
（３）が支軸（２３）回りに昇降自在の構成としている
。該支持アーム（２４）の回動位置を検出するポジショ
ンセンサ（２８）を該支軸（２３）部に設けている。

左右走行装置（８）は、原動機側から伝動される油圧無
段変速装置によって前後進に無段変速される構成で、こ
の油圧無段変速装置を変速操作する変速レバー（４）を
キャビン（１２）内に設けている。

該変速レバー（４）の後側に、油圧シリンダ（２５）の
電磁弁（２７）を電磁的に切換えて掻込り−ル（３）を
昇降操作する上下レバー（２６）を設けている。

第２図は制御ブロック図で、ＣＰＵ、メモリ、及び入出
力回路を有した昇降制御装置（６）に対して、上下レバ
ー（２Ｂ）の昇降操作情報、ポジションセンサ（２８）
の検出情報、及び操作スイッチ（７）のＯＮ、ＯＦＦ情
報が入力されると、昇降制御装置（６）から電磁弁（２
７）の上昇ソレノイド（２７Ｕ）　、又は下降ソレノイ
ド（２７０）へ出力されて電磁弁（２７）が切換えられ
るように制御す　。

る構成としている。

操作スイッチ（７）は、変速レバー（４）の把持部（５
）に設けられている。この操作スイッチ（７）をスイッ
チペタル（２８）の踏圧によって人切りする構成とする
もよい。

原動機の駆動によって各部へ動力伝動し、刈取装置（２
）を所定の高さへ下降して、上下レバー（２６）を下げ
操作すると、下降ソレノイド（２７Ｄ）へ出力されて電
磁弁（２７）が切換えられ、油圧シリンダ（２５）から
排油されてこの油圧シリンダ（２５）が縮小して掻込リ
ール（３）が下降する。

この掻込リール（３）を穀稈に対して適正掻込作用位置
とする。

変速レバー（４）を変速操作して走行装置（８）へ伝動
すると車体（１）が走行し、掻込リール（３）は回転し
なから掻込タイン（２１）によって前方の穀稈を係合し
て後方の左右分草板壁（１８）内へ掻込み、この掻込ま
れた穀稈は刈刃装置（ｌｉｌ）で刈取られる。この刈取
られた穀稈はオーガ（１？）で掻込み集送されて搬送装
置（１８）で搬送され、脱穀装置（９）へ供給されて脱
穀処理され丸刈取作業中において倒伏穀稈があるときに
は、変速レバー（４）を減速操作すると共に、把持部（
５）の操作スイッチ（７）をＯＮすると、昇降制御装置
（６）へ入力されて下降ソレノイド（２７Ｄ）へ出力さ
れ、電磁弁（２７）が切換えられて油圧シリンダ（２５
）から排油され、掻込リール（３）が下限位置へ下降す
る。該操作スイッチ（７）をＯＮすると、このときの掻
込リール（３）の高さ位置がポジションセンサ（２８）
によって検出され、昇降制御装置（６）へ入力されて記
憶される倒伏穀稈の刈取りが終って操作スイヤチ（７）
をＯＦＦすると、昇降制御装置（６）から上昇ソレノイ
ド（２７Ｕ）へ出力されて電磁弁（２７）が切換えられ
、油圧シリンダ（２５）へ圧油が供給されて掻込リール
（３）が上昇し、記憶されたポジションセンサ（２８）
の検出値になると上昇が止り、該掻込リール（３）は元
の高さ位置へ復帰する。

刈取行程の終端部において次の刈取行程へ車体（１）を
回向するときには、刈取穀稈がなくなって変速レバー（
４）を減速操作し、把持部（５）の操作スイッチ（７）
をＯＮすると、昇降制御装置（６）によって掻込リール
（３）は下限位置へ下降される。この下降された掻込リ
ール（３）の掻込タイン（２１）で左右分草板壁（１８
）内の刈取穀稈を係止して稈こぼれが防止される。車体
（１）を回向操作して次の穀稈条列に沿わせて刈取装置
（２）を下降し、操作スイッチ（７）をＯＦＦすると、
掻込リール（３）は元の高さ位置へ上昇復帰される。

このように上下レバー（２６）を操作することなく、変
速レバー（４）を把持した手で操作スイッチ（７）をＯ
Ｎ・ＯＦＦすることによって掻込リール（３）を昇降制
御することができる。

第４図は昇降制御装置（６）にタイマ（３０）を設け、
操作スイッチ（７）をＯＮして昇降制御装ｆｉ　（６）
を作動させ、掻込リール（３）を下降させた後一定時間
経過後に該掻込リール（３）を−定の高さ位置へ上昇復
帰させる構成としている。

昇降制御装置（６）にタイマ（３０）が設けられ、操作
スイッチ（７）をＯＮすることによって該タイマ（３０
）が作動して所定時間（Ｔ１）がセッＩ・され、昇降制
御装置（６）から下降ソレノイド（２７Ｄ）へ所定時間
（Ｔｌ）の間出力される。この所定時間（Ｔ１）が経過
すると、下降ソ＋ｙ　、’イド（２７Ｄ）−の出力が［
１−ると同時に所定時間（Ｔ２）がセットされ、この所
定時間（Ｔ２）か経過するどＡ降制御装て（６）から上
ｙソレノイド（２７Ｕ）へ出力されると共に所定時間（
Ｔ３）がセントされて、この所定時間（Ｔ３）の間出力
される。これらの所定時間（Ｔｌ）（Ｔ２）（Ｔ３）は
適宜設定可能としている。このうちの所定時間（Ｔ３）
に代えてポジションセンサ（２８）で検出した元の高さ
へ掻込リール（３）を」−■復帰させる構成としてもよ
い。

第６図は回向制御の説明図で、刈取行程の終ケＩＡにお
いて車体（１）の進行方向左側の未刈・段程がなくなっ
たことを検出した後操作スイッチ（７）をＯＮすると、
所定時間（Ｔ１）の間ｒｊ？降制御装置（６）からド降
ソレノイｌ’（２７Ｄ）へ出力されて掻込リール（３）
は下限位置へ下降される。この下限位ｔに掻込リール（
３）は所定時間（Ｔ２）の間保持される。車体（１）は
所定角度左旋回して停止１．　（イ）、所定距離後進走
行してこの走行終端において左旋回しで停止しく口）、
前進走行して横方向の穀（１条列に沿って刈取作業が行
われる。

掻込リール（３）がド限位置へ下降されて保持される所
定時間（Ｔ２）を、回向時における車体（１）の左旋回
行程（イ）および後進走行行程（ロ）とすると、次の前
進行程においては所定時間（Ｔ３）によって掻込リール
（３）は一定高さ位置、又は元の掻込高さ位置−２上昇
復帰させることができるから、掻込リール（３）はＡ降
制御されて連続した円滑な刈取作業を行うことができる
。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図はコン
バインの側面図、第２図は制御ブロック図、第３図はそ
のフローチャー１・、第４図は制御プロアク図、第５図
はそのフローチャート、第６図は回向制御の説明図であ
る。 図中、４号（１）は車体、（２）は刈取′！Ａ置、（３
）は掻込リール、（４）は変速し八−１（５）は把持部
、（６）はνＩ降量制御装置（７）は操作スイッチを示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体（１）に対して昇降自在の刈取装置（２）の上方に
   あって前方の穀稈を係合して後方へ掻込む掻込リール（
   ３）を該刈取装置（２）に対して昇降自在に設け、該車
   体（１）を変速操作する変速レバー（４）の把持部（５
   ）に、該掻込リール（３）を昇降制御する昇降制御装置
   （６）を作動させる操作スイッチ（７）を設けてなるコ
   ンバインの穀稈掻込装置。