JPH11262322A - 作業機における穀粒排出装置 - Google Patents
作業機における穀粒排出装置Info
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- JPH11262322A JPH11262322A JP6707198A JP6707198A JPH11262322A JP H11262322 A JPH11262322 A JP H11262322A JP 6707198 A JP6707198 A JP 6707198A JP 6707198 A JP6707198 A JP 6707198A JP H11262322 A JPH11262322 A JP H11262322A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】操作体の操作により排出オ−ガを旋回し、また
は伸縮等によりて収穫作業を行ったコンバインに一時貯
留されている穀粒を所定場所に排出する構成のものにお
いて、排出オ−ガの旋回速度と伸縮の速度を巧みに関係
させるとより作業の効率を図れる。 【解決手段】グレンタンク内の穀粒を機外に排出する排
出オ−ガ1を、モ−タ18により左右方向に旋回可能に
設けると共に長さ調節用のモ−タ39より長さ調節可能
に設け、該旋回速度を長さ調節速度と略同一か速く設け
てなる作業機における穀粒排出装置。
は伸縮等によりて収穫作業を行ったコンバインに一時貯
留されている穀粒を所定場所に排出する構成のものにお
いて、排出オ−ガの旋回速度と伸縮の速度を巧みに関係
させるとより作業の効率を図れる。 【解決手段】グレンタンク内の穀粒を機外に排出する排
出オ−ガ1を、モ−タ18により左右方向に旋回可能に
設けると共に長さ調節用のモ−タ39より長さ調節可能
に設け、該旋回速度を長さ調節速度と略同一か速く設け
てなる作業機における穀粒排出装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバイン、ハ
−ベスタ、運搬車等の作業機における穀粒排出装置に関
する。
−ベスタ、運搬車等の作業機における穀粒排出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】操作体の操作により排出オ−ガを旋回
し、または伸縮等によりて収穫作業を行ったコンバイン
に一時貯留されている穀粒を所定場所に排出する構成の
ものは公知である。
し、または伸縮等によりて収穫作業を行ったコンバイン
に一時貯留されている穀粒を所定場所に排出する構成の
ものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、排出オ−ガ
の旋回速度と伸縮の速度を巧みに関係させるとより作業
の効率を図れる。
の旋回速度と伸縮の速度を巧みに関係させるとより作業
の効率を図れる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
課題を解決する作業機における穀粒排出装置を提供する
ものであって、つぎのような技術的手段を講じた。すな
わち、タンク内の穀粒を機外に排出する排出オ−ガ1
を、旋回手段により旋回可能に設けると共に長さ調節手
段により長さ調節可能に設け、該旋回速度を長さ調節速
度と略同一か速く設けてなる作業機における穀粒排出装
置とする。
課題を解決する作業機における穀粒排出装置を提供する
ものであって、つぎのような技術的手段を講じた。すな
わち、タンク内の穀粒を機外に排出する排出オ−ガ1
を、旋回手段により旋回可能に設けると共に長さ調節手
段により長さ調節可能に設け、該旋回速度を長さ調節速
度と略同一か速く設けてなる作業機における穀粒排出装
置とする。
【0005】
【作用】作業車が、例えばコンバインであるとすると、
運転者は運転部で機体の回転各部を駆動し、変速レバ
−、操作レバ−等を操作して機体を前進させ作業を開始
すると、収穫された穀粒はタンクに送られ貯留される。
穀粒を排出する場合には、旋回操作体を操作して排出オ
−ガ1を旋回し、伸縮操作手段を操作して排出オ−ガ1
を伸縮のいずれか又は両方を行い所定の排出場所に位置
する。穀粒排出の運転を行うと、穀粒は排出オ−ガ1を
介して排出される。
運転者は運転部で機体の回転各部を駆動し、変速レバ
−、操作レバ−等を操作して機体を前進させ作業を開始
すると、収穫された穀粒はタンクに送られ貯留される。
穀粒を排出する場合には、旋回操作体を操作して排出オ
−ガ1を旋回し、伸縮操作手段を操作して排出オ−ガ1
を伸縮のいずれか又は両方を行い所定の排出場所に位置
する。穀粒排出の運転を行うと、穀粒は排出オ−ガ1を
介して排出される。
【0006】
【効果】排出オ−ガ1を穀粒の排出側に移動操作できる
と共に、排出オ−ガ1の長さを調節できるので、トラッ
クや運搬車等の穀粒収容部への穀粒排出を効率よく行う
ことが出来る。そして、排出オ−ガ1を排出位置に移動
するとき、旋回速度を長さ調節速度と略同一か速く設け
ているので、目標位置への移動を速く正確に行うことが
でき穀粒排出における作業能率の向上を図れる。
と共に、排出オ−ガ1の長さを調節できるので、トラッ
クや運搬車等の穀粒収容部への穀粒排出を効率よく行う
ことが出来る。そして、排出オ−ガ1を排出位置に移動
するとき、旋回速度を長さ調節速度と略同一か速く設け
ているので、目標位置への移動を速く正確に行うことが
でき穀粒排出における作業能率の向上を図れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。まず、その構成について説明す
ると、コンバイン2は、機体の前進方向に向かって、左
右方向に所定の間隔を置いて配置した走行装置(クロ−
ラ型であるが、車輪又は車輪とクロ−ラとの組合わせに
よる構成としてもよい)3を具備する車台の前部に油圧
式の昇降手段によって昇降自在に刈取部4を設け、該刈
取部4の後方で車台の左側部に脱穀部5を設け、該脱穀
部5の右側部にタンク6を設け、該タンク6と刈取部4
との間の空間部に各種操作レバ−や表示具等を備えた運
転部7を設け、前記脱穀部5の後側に排藁処理装置(実
施例では排藁切断装置であるが、排藁結束装置、排藁収
束装置、あるいはこれら装置の組み合わせでもよい)8
を設けている。
面に基づいて説明する。まず、その構成について説明す
ると、コンバイン2は、機体の前進方向に向かって、左
右方向に所定の間隔を置いて配置した走行装置(クロ−
ラ型であるが、車輪又は車輪とクロ−ラとの組合わせに
よる構成としてもよい)3を具備する車台の前部に油圧
式の昇降手段によって昇降自在に刈取部4を設け、該刈
取部4の後方で車台の左側部に脱穀部5を設け、該脱穀
部5の右側部にタンク6を設け、該タンク6と刈取部4
との間の空間部に各種操作レバ−や表示具等を備えた運
転部7を設け、前記脱穀部5の後側に排藁処理装置(実
施例では排藁切断装置であるが、排藁結束装置、排藁収
束装置、あるいはこれら装置の組み合わせでもよい)8
を設けている。
【0008】刈取部4は左右横方向に複数個配置した分
草体9と、後方斜め上方に移動する引き起こしラグ10
を有し横方向に複数個配置した引き起こし装置11と、
バリカン型の刈取装置12と、刈取った穀稈を後方上方
に搬送する刈取穀稈搬送装置13とを一体に構成してい
る。なお、刈取部4への駆動部に、例えばHSTのよう
な変速手段(有段、無段いずれでもよい)を設けてい
る。また、引き起こし装置11への駆動部に、例えばH
STのような変速手段(有段、無段いずれでもよい)を
設けることもできる。
草体9と、後方斜め上方に移動する引き起こしラグ10
を有し横方向に複数個配置した引き起こし装置11と、
バリカン型の刈取装置12と、刈取った穀稈を後方上方
に搬送する刈取穀稈搬送装置13とを一体に構成してい
る。なお、刈取部4への駆動部に、例えばHSTのよう
な変速手段(有段、無段いずれでもよい)を設けてい
る。また、引き起こし装置11への駆動部に、例えばH
STのような変速手段(有段、無段いずれでもよい)を
設けることもできる。
【0009】脱穀部5は機体の進行方向に回転する穀稈
自動送り込み装置14を一側部に有し、前記刈取穀稈搬
送装置13が搬送してきた穀稈の株元部を挟持後搬送し
て穂先部を扱室内に送り込み脱穀する自脱型の構成であ
る。タンク6は下方を細く形成した中空のタンクで底部
に下部螺旋15を設けていると共に外壁にL状のロアチ
ュ−ブ16を着脱自在に設けている。そして、該ロアチ
ュ−ブ16の縦筒部に、縦方向への離脱を阻止するが縦
方向の軸芯に対して略水平には回動可能に設けている取
付け手段(図示せず)を介して揚穀装置の揚穀筒17を
立設している。なお、回動手段として、実施例では、フ
レ−ム側に設けたモ−タ18により回転するフレ−ムギ
ヤ19と揚穀筒17の下端部に設けた揚穀筒ギヤ20と
を噛み合わせ、このモ−タ18を駆動することにより揚
穀筒17を回動する構成としている。
自動送り込み装置14を一側部に有し、前記刈取穀稈搬
送装置13が搬送してきた穀稈の株元部を挟持後搬送し
て穂先部を扱室内に送り込み脱穀する自脱型の構成であ
る。タンク6は下方を細く形成した中空のタンクで底部
に下部螺旋15を設けていると共に外壁にL状のロアチ
ュ−ブ16を着脱自在に設けている。そして、該ロアチ
ュ−ブ16の縦筒部に、縦方向への離脱を阻止するが縦
方向の軸芯に対して略水平には回動可能に設けている取
付け手段(図示せず)を介して揚穀装置の揚穀筒17を
立設している。なお、回動手段として、実施例では、フ
レ−ム側に設けたモ−タ18により回転するフレ−ムギ
ヤ19と揚穀筒17の下端部に設けた揚穀筒ギヤ20と
を噛み合わせ、このモ−タ18を駆動することにより揚
穀筒17を回動する構成としている。
【0010】そして、揚穀筒17に設けた揚穀螺旋21
の螺旋軸22はロアチュ−ブ16の縦筒部に軸受を介し
て回転可能に設け、前記下部螺旋15の搬送側端部をロ
アチュ−ブ16の横筒部に軸受を介して回転可能に設け
ていると共に、該下部螺旋15の軸端部に設けた傘歯車
23と螺旋軸22の軸端部に設けた傘歯車24とを噛み
合わせ、下部螺旋15の回転動力を螺旋軸22に伝動す
る構成としている。
の螺旋軸22はロアチュ−ブ16の縦筒部に軸受を介し
て回転可能に設け、前記下部螺旋15の搬送側端部をロ
アチュ−ブ16の横筒部に軸受を介して回転可能に設け
ていると共に、該下部螺旋15の軸端部に設けた傘歯車
23と螺旋軸22の軸端部に設けた傘歯車24とを噛み
合わせ、下部螺旋15の回転動力を螺旋軸22に伝動す
る構成としている。
【0011】排出オ−ガ1は固定筒25と、この固定筒
25の軸芯方向に移動し全体の長さを変更する移動筒2
6、固定筒25及び移動筒26に内装し且つ移動筒26
の移動に関連して軸芯方向に伸縮する排出螺旋35とで
構成している。接続ケ−ス27は、下端部を前記揚穀筒
17の上部に着脱自在に設けた固定ケ−ス28と、該固
定ケ−ス28に対して横軸芯回りに回動可能に取り付け
た回動ケ−ス29とからなり、両ケ−ス内に揚穀螺旋2
1の回転動力を排出オ−ガ1の排出螺旋58へ伝動する
伝動機構30を設けている。
25の軸芯方向に移動し全体の長さを変更する移動筒2
6、固定筒25及び移動筒26に内装し且つ移動筒26
の移動に関連して軸芯方向に伸縮する排出螺旋35とで
構成している。接続ケ−ス27は、下端部を前記揚穀筒
17の上部に着脱自在に設けた固定ケ−ス28と、該固
定ケ−ス28に対して横軸芯回りに回動可能に取り付け
た回動ケ−ス29とからなり、両ケ−ス内に揚穀螺旋2
1の回転動力を排出オ−ガ1の排出螺旋58へ伝動する
伝動機構30を設けている。
【0012】31は一端部を前記揚穀筒17に取付け、
他端部を固定筒25に取り付けた排出オ−ガ昇降装置
(実施例では油圧シリンダ、ピストン等の油圧装置であ
る)である。排出オ−ガ伸縮機構32は一端部を固定ケ
−ス27(固定筒23でもよい)に一体に取り付けた取
付け板33に軸受34を介して回転自在に設け、他端部
を移動筒35に取り付けた取付け板36に軸受37を介
して回転自在に設けた移動ネジ軸38と移動ネジ軸38
を正・逆転する正逆転モ−タ39等で構成している。
他端部を固定筒25に取り付けた排出オ−ガ昇降装置
(実施例では油圧シリンダ、ピストン等の油圧装置であ
る)である。排出オ−ガ伸縮機構32は一端部を固定ケ
−ス27(固定筒23でもよい)に一体に取り付けた取
付け板33に軸受34を介して回転自在に設け、他端部
を移動筒35に取り付けた取付け板36に軸受37を介
して回転自在に設けた移動ネジ軸38と移動ネジ軸38
を正・逆転する正逆転モ−タ39等で構成している。
【0013】そして、正逆転モ−タ39の駆動により移
動する排出オ−ガ1の伸縮速度は、モ−タ18の駆動に
より旋回する排出オ−ガ1の旋回速度以下、すなわち、
旋回速度と略同一か遅く設けている。なお、該手段とし
て、モ−タ18、正逆転モ−タ39の回転数や伝動機構
の工夫により達成できる。40は移動ネジ軸38のネジ
部に噛み合う突起であって、移動筒26の基部に設けて
おり、移動ネジ軸38が回転すると、突起40がネジ部
を移動して移動筒26を移動する構成である。なお、該
実施例では移動ネジ軸38を固定筒25及び移動筒26
の下側に設けているが、左横側又は右横側に設けてもよ
い。
動する排出オ−ガ1の伸縮速度は、モ−タ18の駆動に
より旋回する排出オ−ガ1の旋回速度以下、すなわち、
旋回速度と略同一か遅く設けている。なお、該手段とし
て、モ−タ18、正逆転モ−タ39の回転数や伝動機構
の工夫により達成できる。40は移動ネジ軸38のネジ
部に噛み合う突起であって、移動筒26の基部に設けて
おり、移動ネジ軸38が回転すると、突起40がネジ部
を移動して移動筒26を移動する構成である。なお、該
実施例では移動ネジ軸38を固定筒25及び移動筒26
の下側に設けているが、左横側又は右横側に設けてもよ
い。
【0014】41は運転部7の座席42の左横側後方に
設けた排出オ−ガ操作パネルであって、下部螺旋15を
駆動・停止の切り替えをする操作体43、ズ−ム入り切
りスイッチ44、排出オ−ガ1を昇降(上を選択すると
上昇、下を選択すると下降する)・旋回(左側を選択す
ると左側に旋回、右側に選択すると右側に旋回する)す
る操作体45を設けている。
設けた排出オ−ガ操作パネルであって、下部螺旋15を
駆動・停止の切り替えをする操作体43、ズ−ム入り切
りスイッチ44、排出オ−ガ1を昇降(上を選択すると
上昇、下を選択すると下降する)・旋回(左側を選択す
ると左側に旋回、右側に選択すると右側に旋回する)す
る操作体45を設けている。
【0015】そして、該操作体45は「上」を選択する
と排出オ−ガ昇降装置31の油圧シリンダと連通する電
磁弁46を作動する上げソレノイド47を通電するスイ
ッチ48を入り切りし、「下」を選択すると排出オ−ガ
昇降装置31の油圧シリンダと連通する電磁弁49を作
動する下げソレノイド50を通電するスイッチ51を入
り切りする構成であり、「左」を選択すると前記モ−タ
18を正転するスイッチ52を入り切りし、「右」を選
択するとモ−タ18を逆転するスイッチ53を入り切り
する構成である。
と排出オ−ガ昇降装置31の油圧シリンダと連通する電
磁弁46を作動する上げソレノイド47を通電するスイ
ッチ48を入り切りし、「下」を選択すると排出オ−ガ
昇降装置31の油圧シリンダと連通する電磁弁49を作
動する下げソレノイド50を通電するスイッチ51を入
り切りする構成であり、「左」を選択すると前記モ−タ
18を正転するスイッチ52を入り切りし、「右」を選
択するとモ−タ18を逆転するスイッチ53を入り切り
する構成である。
【0016】前記ズ−ム入り切りスイッチ44は、前側
の押し状態では前記正逆転モ−タ39を正転する(排出
オ−ガ1の全長を長くする)伸びスイッチ54を前部に
設け、後側の押し状態では正逆転モ−タ39を逆転する
(排出オ−ガ1の全長を短くする)短縮スイッチ55を
後部に設け、排出オ−ガ1の全長を最長にするまで正逆
転モ−タ39を正転する最長スイッチ56と排出オ−ガ
1の全長を最短にするまで正逆転モ−タ39を逆転する
最短スイッチ57を左側部に設けている。
の押し状態では前記正逆転モ−タ39を正転する(排出
オ−ガ1の全長を長くする)伸びスイッチ54を前部に
設け、後側の押し状態では正逆転モ−タ39を逆転する
(排出オ−ガ1の全長を短くする)短縮スイッチ55を
後部に設け、排出オ−ガ1の全長を最長にするまで正逆
転モ−タ39を正転する最長スイッチ56と排出オ−ガ
1の全長を最短にするまで正逆転モ−タ39を逆転する
最短スイッチ57を左側部に設けている。
【0017】つぎに、その作用について説明する。ま
ず、運転者は運転部の座席42に座り、駐車ブレ−キペ
ダルを踏み込んでキ−をキ−スイッチに入れエンジンを
起動すると、エンジンから出力された動力は伝動機構を
介して機体の回転各部に伝動される。そして、スロット
ルレバ−を回動してエンジンを所定回転数に選択すると
共に、副変速レバ−を所望位置に回動して、例えば標準
を選択し、さらに脱穀レバ−及び刈取レバ−を操作して
脱穀部5、刈取部4を駆動すると、機械条件等が計器パ
ネルの各表示具に表示される。
ず、運転者は運転部の座席42に座り、駐車ブレ−キペ
ダルを踏み込んでキ−をキ−スイッチに入れエンジンを
起動すると、エンジンから出力された動力は伝動機構を
介して機体の回転各部に伝動される。そして、スロット
ルレバ−を回動してエンジンを所定回転数に選択すると
共に、副変速レバ−を所望位置に回動して、例えば標準
を選択し、さらに脱穀レバ−及び刈取レバ−を操作して
脱穀部5、刈取部4を駆動すると、機械条件等が計器パ
ネルの各表示具に表示される。
【0018】収穫作業の準備を終えると、駐車ブレ−キ
ペダルの踏み込みを解除し、つづいて変速レバ−を側に
回動して機体を前進させると共に操作レバ−を前後方向
に傾倒して刈取部7の高さ位置を決め、または左右に傾
倒して機体の進行方向を変更しながら分草体9を所定の
条間に合わせる。すると、引き起こしケ−スに沿って斜
め後方上方に移動する引き起こしラグ10で引き起こさ
れた穀稈の株元部は、刈取装置12によって切断されて
刈取穀稈搬送装置13に受け継がれ後方上方に搬送され
る。
ペダルの踏み込みを解除し、つづいて変速レバ−を側に
回動して機体を前進させると共に操作レバ−を前後方向
に傾倒して刈取部7の高さ位置を決め、または左右に傾
倒して機体の進行方向を変更しながら分草体9を所定の
条間に合わせる。すると、引き起こしケ−スに沿って斜
め後方上方に移動する引き起こしラグ10で引き起こさ
れた穀稈の株元部は、刈取装置12によって切断されて
刈取穀稈搬送装置13に受け継がれ後方上方に搬送され
る。
【0019】そして、搬送終端部に到達した穀稈は穀稈
自動送り込み装置14に挟持されて後方に搬送され、排
藁処理装置8送り込まれて処理されるが、穀稈の穂部は
その途中で扱室内に送り込まれて脱穀処理される。これ
により生じた穀粒などの処理物は風選されて穀粒とわら
屑に分離され、穀粒は一番螺旋、一番物揚穀装置等の搬
送装置によってタンク6に送り込まれ収容される。
自動送り込み装置14に挟持されて後方に搬送され、排
藁処理装置8送り込まれて処理されるが、穀稈の穂部は
その途中で扱室内に送り込まれて脱穀処理される。これ
により生じた穀粒などの処理物は風選されて穀粒とわら
屑に分離され、穀粒は一番螺旋、一番物揚穀装置等の搬
送装置によってタンク6に送り込まれ収容される。
【0020】その後、タンク内の穀粒が満杯になると、
運転者は収穫作業を中断して、例えばコンバインを畦の
近くに移動させる。そして、作業者は運転部の操作体4
5を上側に位置してスイッチ48を入りにすると、上げ
ソレノイド47は通電して電磁弁46を作動するので、
排出オ−ガ昇降装置31のシリンダは圧送されてきた油
圧によってピストンは伸びて排出オ−ガ1を所定位置ま
で上昇させる。
運転者は収穫作業を中断して、例えばコンバインを畦の
近くに移動させる。そして、作業者は運転部の操作体4
5を上側に位置してスイッチ48を入りにすると、上げ
ソレノイド47は通電して電磁弁46を作動するので、
排出オ−ガ昇降装置31のシリンダは圧送されてきた油
圧によってピストンは伸びて排出オ−ガ1を所定位置ま
で上昇させる。
【0021】つぎに、作業者は操作体45を左側に傾倒
すると、起動したモ−タ18はギヤ19を介して揚穀筒
17を回動する。その後、排出オ−ガ1が目標位置に到
達すると、作業者は操作体45の傾倒操作を停止すれ
ば、モ−タ18が停止するので、排出オ−ガ1の移動も
停止する。この時、排出オ−ガ1の排出口がトラック等
の運搬車の荷台の上方に位置しておれば、操作体43を
入りにして伝動状態にする。すると、タンク内の穀粒は
下部螺旋15、揚穀螺旋21、排出螺旋35の回転によ
り、ロアチュ−ブ16、揚穀筒17、接続ケ−ス27の
固定ケ−ス28及び回動ケ−ス29、固定筒25、移動
筒26をその順に通って排出口から排出され荷台に収容
される。
すると、起動したモ−タ18はギヤ19を介して揚穀筒
17を回動する。その後、排出オ−ガ1が目標位置に到
達すると、作業者は操作体45の傾倒操作を停止すれ
ば、モ−タ18が停止するので、排出オ−ガ1の移動も
停止する。この時、排出オ−ガ1の排出口がトラック等
の運搬車の荷台の上方に位置しておれば、操作体43を
入りにして伝動状態にする。すると、タンク内の穀粒は
下部螺旋15、揚穀螺旋21、排出螺旋35の回転によ
り、ロアチュ−ブ16、揚穀筒17、接続ケ−ス27の
固定ケ−ス28及び回動ケ−ス29、固定筒25、移動
筒26をその順に通って排出口から排出され荷台に収容
される。
【0022】ところが、排出オ−ガ1の排出口がトラッ
ク等の運搬車の荷台の適正位置にないとき、あるいは荷
台に偏って貯留している場合には、作業者はズ−ム入り
切りスイッチ44を入りにする。そして、伸びスイッチ
54を入りにして正逆転モ−タ39を正転すると、移動
ネジ軸38のネジ部と噛み合っている突起40は固定筒
25から離れる方向に移動して排出オ−ガ1の全長を長
くする。
ク等の運搬車の荷台の適正位置にないとき、あるいは荷
台に偏って貯留している場合には、作業者はズ−ム入り
切りスイッチ44を入りにする。そして、伸びスイッチ
54を入りにして正逆転モ−タ39を正転すると、移動
ネジ軸38のネジ部と噛み合っている突起40は固定筒
25から離れる方向に移動して排出オ−ガ1の全長を長
くする。
【0023】反対に、排出オ−ガ1の全長が長い場合に
は、短縮スイッチ55を入りにして正逆転モ−タ39を
逆転すると、移動ネジ軸38も逆転するので突起40は
固定筒側に移動し排出オ−ガ1の全長を短くする。そし
て、排出オ−ガ1の排出口が所定位置に到達したとき、
伸びスイッチ54又は短縮スイッチ55を切りにする
と、正逆転モ−タ39は駆動を停止するので、これに関
連して移動筒26の移動も停止し排出オ−ガ1の長さを
適正にすることができる。
は、短縮スイッチ55を入りにして正逆転モ−タ39を
逆転すると、移動ネジ軸38も逆転するので突起40は
固定筒側に移動し排出オ−ガ1の全長を短くする。そし
て、排出オ−ガ1の排出口が所定位置に到達したとき、
伸びスイッチ54又は短縮スイッチ55を切りにする
と、正逆転モ−タ39は駆動を停止するので、これに関
連して移動筒26の移動も停止し排出オ−ガ1の長さを
適正にすることができる。
【0024】また、最短スイッチ57を入りにすること
により排出オ−ガ1の長さを最短にでき、最長スイッチ
56を入りにすることにより排出オ−ガ1の長さを最長
にできるので、作業者は排出作業を終えて排出オ−ガ1
を最短に復帰するとき又は穀粒の排出作業を行うときに
排出オ−ガ1を最長にする場合に、伸びスイッチ54又
は短縮スイッチ55を押し続ける必要の手間を省けるこ
とができる。
により排出オ−ガ1の長さを最短にでき、最長スイッチ
56を入りにすることにより排出オ−ガ1の長さを最長
にできるので、作業者は排出作業を終えて排出オ−ガ1
を最短に復帰するとき又は穀粒の排出作業を行うときに
排出オ−ガ1を最長にする場合に、伸びスイッチ54又
は短縮スイッチ55を押し続ける必要の手間を省けるこ
とができる。
【0025】そして、排出オ−ガ1の旋回速度は伸縮速
度と略同一か速いので、排出オ−ガ1を排出位置への移
動を速やかに行うことができ、穀粒の排出作業能率を高
め得る。そして、作業者は操作体3の操作による排出オ
−ガ1を回動しながら、前記伸びスイッチ54又は短縮
スイッチ55の操作による排出オ−ガ1の伸縮、排出オ
−ガ1の長さの最長・最短を行うことができるので、操
作性及び穀粒の排出作業性の向上を図れる。
度と略同一か速いので、排出オ−ガ1を排出位置への移
動を速やかに行うことができ、穀粒の排出作業能率を高
め得る。そして、作業者は操作体3の操作による排出オ
−ガ1を回動しながら、前記伸びスイッチ54又は短縮
スイッチ55の操作による排出オ−ガ1の伸縮、排出オ
−ガ1の長さの最長・最短を行うことができるので、操
作性及び穀粒の排出作業性の向上を図れる。
【0026】しかも、移動ネジ軸38等の排出オ−ガ伸
縮機構を排出オ−ガ1(固定筒25及び移動筒26)の
下方又は横側に設けることにより、排出オ−ガ1の高さ
を低くでき視界がよい。
縮機構を排出オ−ガ1(固定筒25及び移動筒26)の
下方又は横側に設けることにより、排出オ−ガ1の高さ
を低くでき視界がよい。
【図1】コンバインの正面図。
【図2】コンバインの側面図。
【図3】一部部切除したコンバインの平面図。
【図4】運転部の平面図
【図5】パネルの正面図。
【図6】ブロック回路図。
1 排出オ−ガ
フロントページの続き (72)発明者 河野 健治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項1】 タンク内の穀粒を機外に排出する排出オ
−ガ1を、旋回手段により旋回可能に設けると共に長さ
調節手段により長さ調節可能に設け、該旋回速度を長さ
調節速度と略同一か速く設けてなる作業機における穀粒
排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6707198A JPH11262322A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 作業機における穀粒排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6707198A JPH11262322A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 作業機における穀粒排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11262322A true JPH11262322A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13334275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6707198A Pending JPH11262322A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 作業機における穀粒排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11262322A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006238898A (ja) * | 2006-06-19 | 2006-09-14 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 農作業機 |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP6707198A patent/JPH11262322A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006238898A (ja) * | 2006-06-19 | 2006-09-14 | Matsuyama Plow Mfg Co Ltd | 農作業機 |
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