JP2019004761A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト高を招くことなく障害物との接触に対する強度を高めることに加えて、前後重量バランスの改善を行えるようにすることが望まれていた。【解決手段】作業部4,5を搭載支持する機体フレームKの後端部に、機体フレームKよりも後側に突出する状態で後部フレーム65が連設され、後部フレーム65に、バランスウエイト70を取り付け可能なウエイト取付け部71が設けられている。バランスウエイト70により機体の前後重量バランスを改善させることができる。【選択図】図5

Description

本発明は、脱穀装置や穀粒貯留部等の作業部が機体フレームに搭載支持されているコンバインに関する。
従来では、機体フレームの後端部から後方に向けて突出する状態でタンク支持フレームが延設され、このタンク支持フレームに燃料タンクが載置支持される構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−183815号公報
上記従来構成では、機体フレームから後方に突出する状態で設けられたタンク支持フレームにより燃料タンクが支持されるので、機体走行に伴って機体後端に位置する燃料タンクが、畦やその他の障害物に接触して損傷するおそれがある。そこで、そのような不利を回避するためには、燃料タンクの剛性を燃料タンクとして本来必要とされる剛性よりも大幅に高める構造にすることが考えられるが、その結果、コスト高を招くという不利な面があった。
又、コンバインでは、機体の前後重量バランスが前重になり易い傾向がある。そこで、上記従来構成では、機体後部に備えられる燃料タンクを、重量物として捉えて、機体前後重量バランスを改善させるために用いるようにしているが、燃料タンクは、貯留される燃料が消費されると重量が変化するので、前後重量バランスを改善するための重量物として充分に機能しないという不利な面もあった。
そこで、コスト高を招くことなく障害物との接触に対する強度を高めることに加えて、前後重量バランスの改善を行えるようにすることが望まれていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、作業部を搭載支持する機体フレームの後端部に、前記機体フレームよりも後側に突出する状態で後部フレームが連設され、前記後部フレームに、バランスウエイトを取り付け可能なウエイト取付け部が設けられている点にある。
本発明によれば、機体フレームよりも後側に突出する箇所に後部フレームが設けられ、この後部フレームに設けられたウエイト取付け部にはバランスウエイトを取り付けることができる。バランスウエイトは重量物としての機能以外に特別な機能を有しないのでコスト増を招くことはなく、又、バランスウエイトが機体後端部に位置するので、バランスウエイトを障害物に対する強度メンバーとして用いることができる。そして、大重量のバランスウエイトにより、前重になり易い機体の前後重量バランスを改善させることができる。
従って、コスト増を招くことなく障害物との接触に対する強度を高めることに加えて、前後重量バランスの改善を行えるようにすることが可能となった。
本発明においては、前記後部フレームは、前記機体フレームの後端部から後方に向けて延設された左右の前後向きフレーム体と、左右の前記前後向きフレーム体に亘って設けられた横向きフレーム体とが備えられていると好適である。
本構成によれば、横向きフレーム体は左右の前後向きフレーム体に亘って設ける構成であるから、左右の前後向きフレーム体はそのままにして、横向きフレーム体を複数設けるようにして必要とされる機能に合わせて個数を変更したり、横向きフレーム体だけを異なる形状のものに変更する等、仕様の変更を容易に行える。
本発明においては、前記横向きフレーム体が、前後に並ぶ状態で複数備えられ、
複数の前記横向きフレーム体のうちで最後側に位置する前記横向きフレーム体に前記ウエイト取付け部が設けられていると好適である。
本構成によれば、最後側に位置する後部フレームにバランスウエイトが取付けられるので、バランスウエイトによる荷重モーメントが大になり、バランスウエイトの重量を効率よく利用して前後重量バランスの改善に寄与し易いものになる。
本発明においては、前記横向きフレーム体は中実状に形成されていると好適である。
本構成によれば、中実状に形成することで、後部フレーム自身の重量が大きくなり、後部フレームが重量物としての機能を備えるとともに、障害物に接触するおそれが大きい後部フレームの剛性を高めることもできる。
本発明においては、前記横向きフレーム体は、中空状の外枠部材と、前記外枠部材の中空状の内部に充填されたウエイト部材とによって構成されていると好適である。
本構成によれば、例えば、機体フレームに搭載される作業部を異なる種類の作業部に変更して、後部側の重量がそれほど必要とされない機種にも対応するような場合には、ウエイト部材を取り外して外枠部材だけで後部フレームを構成することで対応することが可能となる等、機種の違いに応じて適切な状態に使い分けすることができる。
本発明においては、前記機体フレームの下側に、走行装置用のトラックフレームを支持する前後向きの支持フレームが備えられ、
前記支持フレームは、前記後部フレームの下方位置にまで延びており、
前記後部フレームは、前記支持フレームに載置支持されていると好適である。
本構成によれば、前後向きの支持フレームは、機体フレームのうちで、機体全体の重量をトラックフレームを介して走行装置に支持するための主要なフレーム構成体である。そのために、十分に大きい支持強度を有する。そして、後部フレームが支持フレームに載置支持されるので、後部フレームを支持強度の大きな支持フレームにて強固に支持することができる。
本発明においては、前記機体フレームの後端部と前記後部フレームとにわたって燃料タンクが配置され、
前記燃料タンクは、前記機体フレームの後端部及び前記後部フレームに支持されていると好適である。
本構成によれば、燃料タンクが機体フレームの後端部及び後部フレームにより強固に支持される。そして、燃料タンクは機体後端側に位置するので、燃料補給作業等を機体後方外部から容易に行えるとともに、燃料タンク自身の重量をバランスウエイトとして利用することもできる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 コンバインの左側面図である。 穀粒貯留部とクローラ走行装置を示す側面図である。 機体フレームの平面図である。 コンバインの背面図である。 機体フレームの斜視図である。 トラックフレームの支持構造を示す斜視図である。 後部フレーム配設部の一部縦断平面図である。 後部フレーム配設部の一部縦断側面図である。 クローラ走行装置の前部の側面図である。 ミッションケースの給油構造を示す側面図である。 クローラ走行装置の後部の一部横断平面図である。 クローラ走行装置の後部の側面図である。
以下、本発明に係る実施形態をコンバインの一例としての普通型コンバインに適用した場合について図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1,2,3に示すように、普通型コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部右側に運転部3が備えられ、刈り取られた作物を脱穀処理する作業部としての脱穀装置4と、脱穀処理により得られた穀粒を貯留する他の作業部としての穀粒貯留部5とが備えられている。穀粒貯留部5は運転部3の後側に位置する状態で備えられ、穀粒貯留部5が機体右側に位置し、脱穀装置4が機体左側に位置する状態で、穀粒貯留部5と脱穀装置4とが機体横幅方向に沿って並んで機体フレームKに載置支持されている。又、運転部3の下方にエンジン6が備えられ、エンジン6の動力が、エンジン6の横側に備えられたミッションケース21(図2,11参照)内の図示しない伝動機構を介してコンバインの各部に伝達される。
この実施形態では、機体の前後方向を定義するときは、作業状態における機体進行方向に沿って定義し、機体の左右方向を定義するときは、機体進行方向視で見た状態で左右を定義する。すなわち、図1及び図2に符号(F)で示す方向が機体前側、図1及び図2に符号(B)で示す方向が機体後側である。図2に符号(L)で示す方向が機体左側、図2に符号(R)で示す方向が機体右側である。
脱穀装置4の前部に横軸芯周りに上下揺動自在に刈取穀稈搬送用の搬送装置であるフィーダ7が連結され、このフィーダ7の前端に略機体横幅に相当する刈幅を有する刈取部8が連結されている。刈取部8は、植立穀稈を後方に向けて掻き込む回転リール9、植立穀稈の株元を切断して刈り取るバリカン型の刈取装置10、刈取穀稈を機体横幅方向中間側へ横送り移送する横送りオーガ11等を備えており、刈取装置10により刈り取った穀稈を横送りオーガ11によって横送りしてフィーダ7に供給する。
運転部3には、運転座席12と、運転座席12の前方に位置して操向操作レバー13等の複数の操作具を備えるフロントパネル14と、運転座席12の左横側に位置して変速レバー15や脱穀クラッチレバー16等の種々の操作具を備えるサイドパネル17等が備えられている。運転座席12の右横側には、図示しないラジエータファンの作用によってエンジン6に対する冷却風を吸気するための防塵ダクト18が備えられている。運転部3には、運転部3に着座する運転者に対する日差しを防いだり、雨水を避ける等の機能を有する運転部キャノピー19が備えられている。
脱穀装置4は、左右両側が側壁4Aによって覆われ、上部が天板4Bによって覆われている。そして、図示はしないが、左右の側壁4Aと天板4Bにより囲われた内部空間の上部側に、扱胴と受網(図示せず)とを有し、フィーダ7より搬送されてくる刈取穀稈の扱き処理を行う扱室が形成されている。又、扱室の下部に、受網から漏下する扱き処理物を、穀粒、枝付き籾等の二番物、及び、排ワラ屑等に選別する選別処理部が備えられている。
選別処理部にて選別された穀粒は、図示しない一番物回収スクリューにより脱穀装置4の穀粒貯留部5側の横側外方に排出される。脱穀装置4における穀粒貯留部5側の側壁4Aの横外側方にスクリューコンベアからなる揚穀装置20が備えられている。脱穀装置4の穀粒貯留部5側の横側外方に排出された穀粒は、揚穀装置20により上方に搬送され、穀粒貯留部5内に貯留される。選別処理部にて得られた二番物は脱穀装置4の前側部分に還元され、排ワラ屑等は、脱穀装置4の機体後部側に排出ケース4Cを通して外方に排出される。
〔ミッションケースの給油構造〕
図12に示すように、ミッションケース21には、給油パイプ22を介して給油タンク23が連通されている。給油タンク23内には、オイルが貯留されており、給油タンク23内のオイルが給油パイプ22を介してミッションケース21に供給される。給油タンク23の上部には、給油栓24が設けられている。給油タンク23は、運転部支持フレーム25に支持されている。このように高い位置にある給油栓24から作業し易い状態で給油作動を行える。そして、給油作業中に、どの程度給油が行われているかが分かり易いように、給油パイプ22のミッションケース21の接続口よりも高い位置における途中位置に、蓋体26にて閉塞され且つ蓋体26を外すことで開放可能なプラグ27を設けている。プラグ27を開放しておくと、ミッションケース21内に満ちる程度にオイル供給が行われたことを確認することができる。確認が行われたのちは、プラグ27を閉じたのに所定量だけ足して給油タンク23に適量のオイルを貯留させる。
〔クローラ走行装置〕
図1,4に示すように、クローラ走行装置1は、機体前部側に位置する駆動輪28、機体後部側に位置する緊張輪29、それらの中間部に前後方向に間隔をあけて設けられる複数の接地転輪30、それら各輪体にわたって巻回されるクローラベルト31、クローラベルト31の上部側に作用する上部転輪32、及び、走行装置全体を支持するトラックフレーム33等を備えて構成されている。
駆動輪28は、ミッションケース21の出力軸34(図4参照)に取り付けられ、エンジン6からの動力がミッションケース21内の伝動機構を介して供給されてクローラベルト31を回動させる。
図11に示すように、駆動輪28の回転軸芯と最前部側に位置する接地転輪30の回転軸芯とを結ぶ仮想線と水平面との成す傾斜案内角θが約49度になるように設定されている。このように従来より傾斜を緩やかにすることで湿田での直進走破性を向上させている。
図13,14に示すように、トラックフレーム33の後端部に、前後方向に移動自在に可動フレーム35が支持され、可動フレーム35に緊張輪29が回転自在に支持されている。トラックフレーム33に対する可動フレーム35の前後位置を変更させることにより、クローラベルト31の張力を変更調節可能に構成されている。
説明を加えると、トラックフレーム33の後端部に前後方向にスライド移動自在に可動フレーム35が支持されている。この可動フレーム35に連設される状態で支持ブラケット36が設けられ、この支持ブラケット36により回動自在に緊張輪29が支持されている。そして、トラックフレーム33と支持ブラケット36との間に前後位置変更用の調節ボルト37が設けられている。調節ボルト37は、トラックフレーム33の後端部に連設された受止め部材38により回動自在に且つ前後方向に位置が規制される状態で支持されている。調節ボルト37には受止め部材38の前後両側に固定状態で鍔状の位置規制部39が設けられ、回動のみ可能に受止め部材38に支持されている。調節ボルト37の後部側に形成された雄ネジ部37aが支持ブラケット36の雌ネジ部36aに螺合装着されている。調節ボルト37を回動させることで、支持ブラケット36が前後方向にネジ送りされて緊張輪29の前後位置を変更させることができる。
調節ボルト37における後部側の位置規制部39と受止め部材38との間には、平座金42が介装されている。そして、雄ネジ部37aと後部側の位置規制部39との間に位置する軸部37bは、後部側が雄ネジ部37aと略同径の小径であり、前部側ほど順次大径となるように形成されている。このように構成することで、調節ボルト37の径方向での曲げ変形に対する支持強度を高めるようにしている。
〔穀粒貯留部〕
穀粒貯留部5について説明する。
図4に示すように、穀粒貯留部5は、脱穀処理された穀粒を貯留する貯留空間を有するとともにその貯留空間の下方に穀粒を排出可能な貯留用ホッパー43と、貯留用ホッパー43から排出される穀粒を回収する回収部44と、貯留用ホッパー43を支持するホッパー支持フレーム45とが備えられている。貯留用ホッパー43は、下部側に3つの下狭まり状の漏斗部46が形成され、3つの漏斗部46の下端部に穀粒を下方に排出可能な排出口47が形成され、且つ、その排出口47を開閉自在な手動操作式のシャッター機構48が備えられている。
回収部44には、貯留用ホッパー43の排出口47から排出される穀粒を収容するための穀粒収容袋を縦姿勢で保持する袋保持部49が備えられている。袋保持部49は、穀粒収容袋の上部に係止して縦姿勢を保持するために、複数の左右向きの支持杆49aが片持ち状に延びる状態で備えられている。回収部44の下部には、穀粒が収容された穀粒収容袋を受止め支持するための載置台50が備えられている。
載置台50の右側には、穀粒回収作業を行う補助作業者が乗ることができる作業用ステップ部51が備えられている。この作業用ステップ部51は、機体内方側(左側)端部の前後揺動軸芯周りで揺動自在に機体フレームKに支持され、機体横外方に張り出した作業姿勢と、機体内方側に引退する格納姿勢とに切り換え可能に構成されている。又、貯留用ホッパー43の上側には、作業領域で作業する補助作業者の上方側を覆い、日差しを防いだり、雨水を防止する等の機能を有する補助キャノピー52が備えられている。
ホッパー支持フレーム45は、貯留用ホッパー43の前後両側端部に対応する位置において、左右方向に間隔をあけて機体フレームKから立設された複数の支柱54と、複数の支柱54の上端部同士にわたって連結された左右向きの横向きフレーム55とが備えられている。前後両側部に振り分けて設けられる複数の支柱54は夫々、下端部が機体フレームKに連結されて固定されている。そして、前後両側部において、左右方向に並ぶ複数の支柱54の上端部同士にわたって左右向きの横向きフレーム55が連結されている。前後両側の横向きフレーム55は夫々、機体左側すなわち脱穀装置4側の端部が脱穀装置4の側壁4Aにボルト連結されている。
貯留用ホッパー43は、ホッパー支持フレーム45に支持されている。図4において、符号56は、袋付け作業を行う補助作業者を後方側から支える作業者保護部材である。符号57は、補助作業者が握り操作可能な手摺である。
〔機体支持構造〕
次に、機体支持構造について説明する。
走行機体2には、脱穀装置4、穀粒貯留部5等を搭載支持する機体フレームKが備えられている。機体フレームKは、図5に示すように、平面視で略矩形の格子状に形成され、複数の前後向きフレーム体58と、複数の横向きフレーム体59とが格子状に連結されて構成されている。複数の前後向きフレーム体58及び複数の横向きフレーム体59は夫々、角筒状の部材からなり、それらが一体的に連結されて支持構造体を構成している。
機体フレームKには、右前部側箇所に運転部3を支持する運転部支持部60が備えられ、運転部支持部60の後側にエンジン6を図示しないマウントゴムを介して搭載支持するエンジン支持部61が備えられている。そして、エンジン支持部61の後側には、ホッパー支持フレーム45の前後両側を支持する前後の貯留部支持部62が備えられている。
図6,7に示すように、機体フレームKの下側には、左右両側のトラックフレーム33を夫々支持する2つの前後向きの支持フレーム63,64が備えられている。2つの支持フレーム63,64のうち、左側に位置する左側支持フレーム63は、前部側がトラックフレーム33の前端部に対応する位置まで延びており、後部側が機体フレームKにおける後側に位置する横向きフレーム体59に対応する位置まで延びている。
2つの支持フレーム63,64のうち右側に位置する右側支持フレーム64は、前部側がトラックフレーム33の前端部に対応する位置まで延びており、後部側が機体フレームKの後端部に位置する後側の貯留部支持部62よりも大きく後方に向けて延出されている。
図5,7に示すように、機体フレームKの後端部に位置する後側の貯留部支持部62から後側に突出する状態で後部フレーム65が連設されている。後部フレーム65は、機体フレームKの後端部から後方に向けて延設された左右の前後向きフレーム体66と、左右の前後向きフレーム体66に亘って設けられた横向きフレーム体67とを備えている。
図5,7に示すように、横向きフレーム体67が、前後に並ぶ状態で2つ備えられ、各横向きフレーム体67は夫々、中実状に形成されている。すなわち、図9,10に示すように、中空状の外枠部材68と、外枠部材68の中空状の内部に充填されたウエイト部材69とによって構成されている。
2つの横向きフレーム体67のうち後側に位置する横向きフレーム体67に、バランスウエイト70を取り付け可能なウエイト取付け部71が設けられている。図5,9に示すように、横向きフレーム体67には横並び状態で2個のバランスウエイト70が取付けられる。バランスウエイト70は、横向きフレーム体67の上方側から覆うように載置され、上方側から左右両側の2箇所をボルトで固定される状態で横向きフレーム体67に取り付けられている。
右側支持フレーム64は、後部フレーム65の下方位置にまで延びており、後部フレーム65は、右側支持フレーム64に載置支持されている。右側支持フレーム64は、後部フレーム65の左右方向の中央位置の下方に位置しており、前後の横向きフレーム体67を下方側から受止め支持している。
本実施形態におけるコンバインのように、貯留用ホッパー43により穀粒を貯留する型式のコンバインでは、グレンタンク型式のコンバインに比べて、穀粒貯留箇所の重量が軽くなる。そして、グレンタンク型式のコンバインと機体フレームK等を共用することを想定すると、機体左右方向並びに機体前後方向での重量バランスが偏り気味になる。そこで、上述したようなウエイト取付け部71が形成され、ここにバランスウエイト70を載置することで、上記したような重量バランスの偏りを修正して重量バランスの改善を行うことが可能である。
図6,8に示すように、機体フレームKの下側には、左右のトラックフレーム33同士を連結するとともに、左右の支持フレーム63,64同士を連結するとともに、前後方向視で略アーチ状に形成されたアーチ状フレーム72が設けられている。アーチ状フレーム72は、機体前後両側部に夫々設けられている。アーチ状フレーム72の下側には下側補強リブ73が設けられている。この下側補強リブ73の略L字形に曲がる箇所は、下端縁が直線状に延びるのではなく、中間部が幅狭になるように湾曲状に抉られた形状になっている。前後のアーチ状フレーム72にわたって前後方向に延びる前後補強リブ74が設けられている。この前後補強リブ74の下側も下側補強リブ73と同様に、中間部が幅狭になるように抉られる形状になっている。このように形成することで、この幅狭になっている補強リブ73,74の湾曲状の凹み部に応力が集中されるようにして、他の主要なフレーム体が損傷する不利を回避させている。
〔燃料タンク支持構造〕
図6に示すように、貯留用ホッパー43と脱穀装置4との間における機体左右方向中間位置であって機体後部側の位置に、貯留用ホッパー43の後端部よりも後側に突出する状態で、燃料タンク75が備えられている。燃料タンク75は、平面視において前後方向に幅広で且つ左右方向に幅狭の長方形状で、且つ、機体前後方向視において左右方向に幅狭で上下方向に幅広の長方形状の矩形箱状体に構成されている。このように左右方向にコンパクトな形状であり、脱穀装置4と穀粒貯留部5との間の狭い領域を利用して配備できるものでありながら、大きめの燃料貯留容量を確保することができる。
燃料タンク75は、機体フレームKの後端部及び後部フレーム65に支持されている。図6に示すように、燃料タンク75は、脱穀装置4の右側の側壁4Aとホッパー支持フレーム45の左側の支柱54との間に位置して、機体フレームKの後部側箇所及び後部フレーム65のうちバランスウエイト70が取付けられる箇所を除く左側箇所にわたって載置支持されている。
燃料タンク75は、貯留用ホッパー43の後端部よりも後方に突出しているが、図2,5に示すように、燃料タンク75は後部フレーム65の後端部よりも前方側に引退する状態で備えられている。しかも、バランスウエイト70は後部フレーム65の後端部よりも後方に突出しているので、機体が後進するときに障害物が存在していても、バランスウエイト70存在箇所では、バランスウエイト70が先に障害物にあたり、バランスウエイト70が存在していない箇所では、後部フレーム65が先に障害物にあたるので、障害物が燃料タンク75に接触することを回避できる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、後部フレーム65が、左右の前後向きフレーム体66と、左右の前後向きフレーム体66に亘って設けられた横向きフレーム体67とを備え、横向きフレーム体67が、前後に並ぶ状態で2つ備えられ、最後側に位置する横向きフレーム体67にウエイト取付け部71が設けられる構成としたが、この構成に代えて、次のように構成してもよい。すなわち、横向きフレーム体67が、前後に並ぶ状態で3つ以上備えられ、そのうちで最後側に位置する横向きフレーム体67にウエイト取付け部71が設けられる構成でもよく、又、前後に並ぶ複数の横向きフレーム体67のうち、2つ以上のものにウエイト取付け部71が設けられる構成でもよい。さらに、横向きフレーム体67が1つだけ備えられる構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、後部フレーム65が、中空状の外枠部材68と、外枠部材68の中空状の内部に充填されたウエイト部材69とによって中実状に構成されるものを示したが、この構成に代えて、後部フレーム65が一体物により中実状に構成されるものでもよく、又、中実状に代えて、後部フレーム65が中空状に構成されるものでもよい。
(3)上記実施形態では、前後向きの支持フレーム64が、後部フレーム65の下方位置にまで延びる構成としたが、この構成に代えて、前後向きの支持フレーム64が、機体フレームKの後端部と同じ位置、あるいは、それよりも前部側の箇所まで延びる構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、機体フレームKの後端部と後部フレーム65とにわたって燃料タンク75が配置される構成としたが、燃料タンク75を別の位置に配置する構成でもよい。
(5)上記実施形態では、作業部としての穀粒貯留部5が、貯留用ホッパー43を備える構成としたが、穀粒貯留部5がグレンタンクを備える構成であってもよい。又、普通型コンバインに代えてフィードチェーンによって穀稈を搬送しながら脱穀処理する自脱型コンバインであってもよい。
本発明は、脱穀装置や穀粒貯留部等の作業部が機体フレームに搭載支持されているコンバインに適用できる。
4,5 作業部
33 トラックフレーム
64 支持フレーム
65 後部フレーム
66 前後向きフレーム体
67 横向きフレーム体
68 外枠部材
69 ウエイト部材
70 バランスウエイト
71 ウエイト取付け部
75 燃料タンク
K 機体フレーム

Claims (7)

  1. 作業部を搭載支持する機体フレームの後端部に、前記機体フレームよりも後側に突出する状態で後部フレームが連設され、
    前記後部フレームに、バランスウエイトを取り付け可能なウエイト取付け部が設けられているコンバイン。
  2. 前記後部フレームは、前記機体フレームの後端部から後方に向けて延設された左右の前後向きフレーム体と、左右の前記前後向きフレーム体に亘って設けられた横向きフレーム体とが備えられている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記横向きフレーム体が、前後に並ぶ状態で複数備えられ、
    複数の前記横向きフレーム体のうちで最後側に位置する前記横向きフレーム体に前記ウエイト取付け部が設けられている請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記横向きフレーム体は中実状に形成されている請求項2又は3に記載のコンバイン。
  5. 前記横向きフレーム体は、中空状の外枠部材と、前記外枠部材の中空状の内部に充填されたウエイト部材とによって構成されている請求項4に記載のコンバイン。
  6. 前記機体フレームの下側に、走行装置用のトラックフレームを支持する前後向きの支持フレームが備えられ、
    前記支持フレームは、前記後部フレームの下方位置にまで延びており、
    前記後部フレームは、前記支持フレームに載置支持されている請求項1から5のいずれか1項に記載のコンバイン。
  7. 前記機体フレームの後端部と前記後部フレームとにわたって燃料タンクが配置され、
    前記燃料タンクは、前記機体フレームの後端部及び前記後部フレームに支持されている請求項1から6のいずれか1項に記載のコンバイン。
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