JP7068833B2 - 収穫機 - Google Patents
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Description
このような扱胴変速装置を備えると、性状や品種などが異なる作物を収穫する場合、あるいは、脱穀装置に供給される作物の量が変化する場合でも、扱胴の駆動速度を変更することによって、扱き残しなどが生じ難い状況で脱穀作業を行うことができる。
このような搭載台を用いて扱胴変速装置を設置することは勿論可能である。しかし扱胴変速装置には、扱胴変速装置の入出力軸に備えた伝動プーリや伝動ベルトを介してかなり大きな外力が作用することもある。例えば、伝動ベルトに作用する負荷が大きいと、その伝動ベルトが巻回された伝動プーリや入出力軸等を介して扱胴変速装置を倒伏させる方向の外力として作用することがある。この外力は、扱胴変速装置の下部と搭載台との連結箇所に集中的に作用する傾向があるため、扱胴変速装置自体や搭載台の連結部分等を頑丈な構造とすることが要望され、全体として大掛かりな構造となり易い点で改善の余地がある。
走行機体の前方に位置して圃場の作物を刈取る刈取部と、
前記走行機体の機体フレーム上に配設された脱穀装置と、
前記刈取部で刈り取られた作物を前記脱穀装置に供給する搬送部と、が備えられ、
エンジンから前記脱穀装置の扱胴駆動部への動力伝達系に、入力される駆動速度に対して出力される駆動速度の変速割合を変更可能な扱胴変速装置が備えられ、
前記扱胴変速装置の外装ケースが半割可能に構成され、
前記外装ケースが、半割可能箇所を挟んで両側に位置する支持フレームによって両側から挟み込まれた状態に支持され、
前記支持フレームが、前記外装ケースの半割可能箇所を挟む両側と、前記半割可能箇所の分割面に沿う方向における前記外装ケースの両端部と、を支持している。
したがって、伝動ベルト等を介して外装ケースに作用する外力に対して、支持フレーム側でも抗力を有した状態で外装ケースを効果的に支持し得る。つまり、支持フレームは外装ケースの下部だけを支持するのではなく、外装ケースの両側に位置した状態で支持している。このため、外装ケースを倒伏させる方向へ作用する伝動ベルトの作用力なども効果的に抑制することができ、外装ケースの下部を搭載台に連結した場合のように、連結箇所に外力が集中的に作用することを避けられる。その結果、外装ケース自体や支持フレームの要求強度を必要以上に高めることなく、簡素化及び軽量化を図り得る。
また、支持フレームは、外装ケースにおける半割可能箇所の両側に位置しているので、外装ケースに割り方向への外力が作用した場合にも効果的に抗することができる。
走行機体の前方に位置して圃場の作物を刈取る刈取部と、
前記走行機体の機体フレーム上に配設された脱穀装置と、
前記刈取部で刈り取られた作物を前記脱穀装置に供給する搬送部と、が備えられ、
エンジンから前記脱穀装置の扱胴駆動部への動力伝達系に、入力される駆動速度に対し
て出力される駆動速度の変速割合を変更可能な扱胴変速装置が備えられ、
前記扱胴変速装置の外装ケースが半割可能に構成され、
前記外装ケースが、半割可能箇所を挟んで両側に位置する支持フレームによって両側から挟み込まれた状態に支持され、
前記支持フレームは、前記外装ケースの両側位置で起立する起立脚部と、その両側の起立脚部同士にわたる横架繋ぎ部を備え、前記横架繋ぎ部が、前記起立脚部の上部同士を繋ぐ上部繋ぎ板と、前記起立脚部の下部同士を繋ぐ下部繋ぎ板と、を備えたものであり、前記上部繋ぎ板の板面が前記下部繋ぎ板の板面の延長方向に対して交差する方向に向けられていると好適である。
図1,2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置2が装備された走行機体1を備えている。走行機体1の前部における右側部位に運転部3が形成されている。運転部3に運転座席4が設けられている。運転部3は、キャビン5によって覆われている。走行機体1の後部に脱穀装置6、及び、脱穀物タンク7が設けられている。
脱穀装置6と脱穀物タンク7とは、脱穀物タンク7が運転部3の後側に位置する状態で走行機体1の横幅方向に並んでいる。脱穀装置6の後部に排ワラ細断装置8が装備されている。
走行機体1の前部における脱穀装置側の部位から刈取り搬送装置9が前方向きに延出されている。刈取り搬送装置9には、走行機体1から前方へ上下揺動操作可能に延出された搬送部10と、その搬送部10の前端部に連結された刈取部11が備えられている。刈取部11は、搬送部10が昇降シリンダ12の伸縮操作によって揺動作動し、下降作業状態と上昇非作業状態とにわたって上下位置変更可能であるように構成されている。
すなわち、刈取部11において、圃場の植立穀稈のうち、走行機体の前方に位置する植立穀稈の穂先側が回転リール13によって後方に掻き込まれつつ、植立穀稈の株元側が刈取装置14によって切断され、作物としての植立穀稈の刈取りが行われる。刈取り穀稈の株元から穂先までの全体がオーガ15によって搬送部10へ搬送される。搬送部10に送り込まれた刈取穀稈が後方へ搬送されて脱穀装置6に供給される。脱穀装置6では、供給さされた刈取り穀稈が扱胴6aによって脱穀処理されたのち、脱穀粒を塵埃と選別する選別処理が行われる。脱穀処理後の排ワラは排ワラ細断装置8に送り込まれて細断処理される。細断ワラは、排ワラ細断装置8の下部に備えた排出口カバー8aに案内されて走行機体1の後方へ排出される。選別処理後の脱穀粒は、揚穀装置16によって脱穀物タンク7に供給され、貯留される。脱穀物タンク7に貯留された脱穀粒は、脱穀物排出装置17によって脱穀物タンク7から取出すことができる。
梯子18から支持部材20が延出され、支持部材20の延出端部にバックミラー21が支持されている。支持部材20は、梯子18に揺動操作可能に支持されている。梯子18を使用するとき、支持部材20を揺動操作することにより、支持部材20及びバックミラー21を梯子18から離すことができる。梯子18の上部と支柱部材22とが補強部材23によって連結されている。支柱部材22は、脱穀装置6の前側に設けられ、脱穀物排出装置17のうちの横コンベヤ部17aを格納姿勢で支持するように構成されている。梯子18は、横コンベヤ部17aを支持するべく高い剛性を有する支柱部材22によって補強部材23を介して支持され、揺れ動き難いようにしっかり支持される。これにより、バックミラー21の揺れ動きが生じにくい。
運転座席4の下方にエンジン25(図3参照)が設けられている。エンジン25は、出力軸25a(図3参照)が走行機体1の横幅方向に延びる搭載姿勢で走行機体1の右横側部に設けられている。エンジン25の動力が図3に示す動力伝達構造によってクローラ走行装置2、脱穀装置6における扱胴6a及び選別部6bなどに伝達される。
つまり、扱胴変速装置32は、エンジン25から脱穀装置6の扱胴駆動部34への動力伝達系に配設されている。扱胴変速装置32には、入力軸32aの回転速度を、高、中、低速の3段階に変速して出力軸32bに伝達するギヤ変速機構35が備えられている。ギヤ変速機構35については後述する。
図4,5,6に示すように、扱胴変速装置32は、脱穀装置6の前方かつ搬送部10の下方の箇所において、機体フレーム1aよりも高い位置に設けられている。扱胴変速装置32は、脱穀装置6のうちの唐箕31の前方に設けられている。機体フレーム1a上に支持フレーム60が立設されており、この支持フレーム60を介して扱胴変速装置32が機体フレーム1aよりも高い位置に設けられている。
図3に示されているように、ギヤ変速機構35は、出力軸32bにスライド操作可能で、出力軸32bと一体回転可能に設けられたシフトギヤ35aを備えている。出力軸32bには、シフトギヤ35aのスライド方向の両側で対向する2つの伝動ギヤ35b,35cが、出力軸32bに相対回転可能に設けられている。
シフトギヤ35aには、その径方向で外周面同士が対向する1つの伝動ギヤ35dが、中間軸32cに一体回転可能に取り付けられている。
中間軸32cには、出力軸32b側の2つの伝動ギヤ35b,35cに対して常時噛合する中継ギヤも一体回転可能に取り付けられている。中継ギヤには、入力軸32aに一体回転可能に設けてある入力ギヤが常時噛合している。
変速操作レバー32Bを揺動軸心p1周りで他方向に揺動操作すると、シフトギヤ35aのスライド方向における他方側の噛合部が、シフトギヤ35aのスライド方向で対向する他方側の伝動ギヤ35bの対向面に形成された噛合部と噛合する。
変速操作レバー32Bを揺動軸心p1周りでの中間部位置に位置させると、シフトギヤ35aの径方向で外周面同士が対向する伝動ギヤ35dと噛合する。
上記のように変速操作レバー32Bを揺動操作することにより、シフトギヤ35aが3つの伝動ギヤ35b,35c,35dに択一的に係合して、出力軸32bの回転速度を、高、中、低速の3段階の変速駆動状態に切り換える。このようにして変速された動力が扱胴駆動部34に伝達される。つまり、扱胴6aの回転速度を扱胴変速装置32によって3段階に変更できる。
このように、扱胴変速装置32では、入力軸32aから入力される駆動速度に対して、出力軸32bから出力される駆動速度の変速割合を変更可能である。
図1に示すように、脱穀装置6を走行機体横外側から覆う外側カバー19は、5つの分割外側カバー50によって構成されている。各分割外側カバー50は、脱穀装置6の横側壁部に設けられた支持部(図示せず)に脱着可能に支持され、脱穀装置6を開放する開き状態と、脱穀装置6を覆う閉じ状態とに脱着によって切換え可能になっている。図4,5,6に示すように、5つの分割外側カバー50のうち、外側カバー19の前下部を構成する前下部カバー部分50aの前端部に、走行機体横内側に向かって延びる前横向きカバー部分51が備えられている。
この状態では、搬送部10が扱胴変速装置32よりも上側に位置し、脱穀装置6が扱胴変速装置32よりも後側に位置し、機体フレーム1aが扱胴変速装置32よりも下側に位置しており、搬送部10、脱穀装置6及び機体フレーム1aが変速操作の障害になりにくく、扱胴変速装置32を走行機体横外側から変速操作しやすい。
扱胴変速装置32を支持する支持フレーム60について説明する。
図6乃至図8に示すように、支持フレーム60は、扱胴変速装置32の外装ケース32Aの前側に立設された前支持フレーム60A(分割フレーム体に相当する)と、外装ケース32Aの後側に立設された後支持フレーム60B(分割フレーム体に相当する)と、の組み合わせで構成されている。
前支持フレーム60A及び後支持フレーム60Bは、それぞれ外装ケース32Aの両側位置で起立する起立脚部61,63と、その両側の起立脚部61,63同士にわたる横架繋ぎ部62,64を備えている。
そして、支持フレーム60においては、半割可能箇所の両側に相当する外装ケース32Aの左側面に対向する起立脚部61,63と、外装ケース32Aの右側面に対向する起立脚部61,63と、を備えて、外装ケース32Aを左右両側から挟み込む状態で支持している。
左右の起立脚部61,63には、それぞれ横架繋ぎ部62,64が溶接連結されていて、左右の起立脚部61,63同士の左右方向間隔があまり拡縮変化しないように規定されている。
上記のように、外装ケース32Aの前側に立設された前支持フレーム60A、及び外装ケース32Aの後側に立設された後支持フレーム60Bは、外装ケース32Aの左側面に対向する位置に起立脚部61,63を備え、外装ケース32Aの右側面に対向する位置に起立脚部61,63を備えている。
つまり、前支持フレーム60Aに備えた左右の起立脚部61,61と、後支持フレーム60B二備えた左右の起立脚部63,63とで、外装ケース32Aの半割可能箇所を挟む両側と、外装ケース32A半割可能箇所である分割面32Cに沿う方向における外装ケース32Aの両端部と、が支持フレーム60で支持されている状態となる。
機体フレーム1a側では、前後方向に所定間隔を隔てて、機体フレーム1aの横外側部に前後一対のブラケット70,70が固定されている。その横外側部のブラケット70,70よりも機体内方側の機体フレーム1a上にも前後一対の載置プレート71,72が設けられている。
そして、機体フレーム1aの横外側部に固定されたブラケット70,70のうち、前側のブラケット70と、前側の載置プレート71と、に前支持フレーム60A側における左右の起立脚部61,61の下端当接部61a,61aが連結される。また、後側のブラケット70と、後側の載置プレート72と、に後支持フレーム60B側における左右の起立脚部63,63の下端当接部63a,63aが連結される。
つまり、後支持フレーム60B側における左右の起立脚部63,63の左右方向間隔が、前支持フレーム60A側における左右の起立脚部61,61の左右方向間隔よりも、少し広幅に設定されている。
後支持フレーム60B側における左右の起立脚部63,63同士の間には、補強接続片63bが溶接固定されている。この補強接続片63bは、後述する後支持フレーム60B側における横架繋ぎ部64にも溶接固定されている。
下部繋ぎ板62Dは、上部繋ぎ板62Uよりも上下方向幅の広い板状体で構成され、前面側に外装ケース32Aの底部から延出されたドレンホース73の固定用ブラケット74が設けられている。つまり、下部繋ぎ板62Dがドレンホース73の端部固定手段としても利用されている。外装ケース32A内の排油を排出する際には、図8に仮想線で示すように、ドレンホース73の端部を固定用ブラケット74から外して下向きに変更して排出する。
そして、下部繋ぎ板62Dの左右両端部は起立脚部61,61に溶接接続されている。これにより、前支持フレーム60Aは、前向き面62Daによる前面と、下向き面62Dbによる下面と、起立脚部61,61による横側面と、を有した立体構造となっている。
このように、上部繋ぎ板62Uの板面が前向き面62Daの板面に対して交差する方向であると、双方の板面が平行である場合よりも、より立体的な構造となり、前支持フレーム60A全体の強度向上を図り得る点で有用である。
そして、上部繋ぎ板62Uは、下部繋ぎ板62Dのように起立脚部61,61に溶接接続されているのではなく、起立脚部61,61に対して連結ボルト65を用いて着脱可能に接続されている。したがって、メンテナンス等に際して、外装ケース32Aを支持フレーム60外へ取り外す際に、この起立脚部61,61と上部繋ぎ板62Uとの連結ボルト65による連結を解除しておけば、上部繋ぎ板62Uが外装ケース32Aや変速操作レバー32Bに当接することを避けられるので、外装ケース32Aの上方側へ引き上げを邪魔することはない。
この横架繋ぎ部64においては、横繋ぎ板64Aの板面である後向き面64aと前下がり面64bとが、互いに交差する方向に向けられている。
図7及び図9に示すように、変速操作レバー32Bの握り部が延出された側の起立脚部61の横外側面には、変速操作レバー32Bの操作位置を示す目安となるラベル76が貼り付けられている。
このラベル76の表示では、変速操作レバー32Bを中間位置に操作した状態が扱胴6aの低速駆動状態であり、下方側へ操作した状態が中速駆動状態であり、上方側へ操作した状態が高速駆動状態である。
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、外装ケース32Aの前側に立設された前支持フレーム60Aと、外装ケース32Aの後側に立設された後支持フレーム60Bと、を備えた構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限られるものではない。
例えば、図10に示すように、外装ケース32Aの右横側部と左横側部に分割フレーム体を設けたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、外装ケース32Aの前側に立設された前支持フレーム60Aと、外装ケース32Aの後側に立設された後支持フレーム60Bと、を備えた構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限られるものではない。
例えば、図11に示すように、外装ケース32Aの前側に左右一対の起立脚部61,61を立設し、外装ケース32Aの後側に一つの起立脚部63を立設し、左右の起立脚部61,61同士を繋ぐ横架繋ぎ部62と、後側の起立脚部63と左右の起立脚部61,61を繋ぐ横架繋ぎ部64,64とを用いて支持フレーム60を構成してもよい。
この場合、支持フレーム60は周方向の全体が連続した筒状になって、分割フレーム体に相当するものはない。また、この構造において、横架繋ぎ部62,64の全部又は一部を省いて、起立脚部61と起立脚部61,61とで支持フレーム60を構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、外装ケース32Aの前側に立設された前支持フレーム60Aと、外装ケース32Aの後側に立設された後支持フレーム60Bと、を備えた構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限られるものではない。
例えば、図12に示すように、外装ケース32Aの前側の一方に一つの起立脚部61を立設し、外装ケース32Aの後側の他方に一つの起立脚部63を立設し、対角方向に位置する左右の起立脚部61,63同士を繋ぐ横架繋ぎ部62,64を用いて支持フレーム60を構成してもよい。
この場合、支持フレーム60は周方向の全体が連続した筒状になって、分割フレーム体に相当するものはない。また、この構造において、横架繋ぎ部62,64の全部または一部を省いて、起立脚部61と起立脚部63とで支持フレーム60を構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、起立脚部61,63と横架繋ぎ部62,64を用いた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば図13に示すように、外装ケース32Aの前側に左右一対の起立脚部61,61を立設し、外装ケース32Aの後側に左右一対の起立脚部63,63を立設した構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、起立脚部61,63と横架繋ぎ部62,64を用いた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば図14に示すように、外装ケース32Aの前側に左右一対の起立脚部61,61を立設し、横架繋ぎ部62,64を省いた構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、起立脚部61,63と横架繋ぎ部62,64を用いた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば図15に示すように、外装ケース32Aの前後方向の中間部に左右一対の起立脚部61,61を立設し、横架繋ぎ部62,64を省いた構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、起立脚部61,63と横架繋ぎ部62,64を用いた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば図16に示すように、外装ケース32Aの左右両側に、前後方向に幅広の起立脚部61,61を立設し、横架繋ぎ部62,64を省いた構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
上記実施形態では、外装ケース32Aとして、前後方向に沿う分割面32Cを備えた構造のものを例示したが、この構造に限らず、例えば左右方向に沿う分割面32Cを備えた構造のもの、あるいは、その他の方向に沿う分割面32Cを備えた構造のものにも適用可能である。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
1a 機体フレーム
6 脱穀装置
10 搬送部
11 刈取部
25 エンジン
32 扱胴変速装置
32A 外装ケース
32e 連結用ボルト孔
34 扱胴駆動部
60 支持フレーム
60A 分割フレーム体
60B 分割フレーム体
61,63 起立脚部
62,64 横架繋ぎ部
62U 上部繋ぎ板
62D 下部繋ぎ板
66 貫通孔
Claims (7)
- 走行機体の前方に位置して圃場の作物を刈取る刈取部と、
前記走行機体の機体フレーム上に配設された脱穀装置と、
前記刈取部で刈り取られた作物を前記脱穀装置に供給する搬送部と、が備えられ、
エンジンから前記脱穀装置の扱胴駆動部への動力伝達系に、入力される駆動速度に対して出力される駆動速度の変速割合を変更可能な扱胴変速装置が備えられ、
前記扱胴変速装置の外装ケースが半割可能に構成され、
前記外装ケースが、半割可能箇所を挟んで両側に位置する支持フレームによって両側から挟み込まれた状態に支持され、
前記支持フレームが、前記外装ケースの半割可能箇所を挟む両側と、前記半割可能箇所の分割面に沿う方向における前記外装ケースの両端部と、を支持している収穫機。 - 前記支持フレームは、前記外装ケースの両側位置で起立する起立脚部と、その両側の起立脚部同士にわたる横架繋ぎ部を備えている請求項1記載の収穫機。
- 前記支持フレームは、前記外装ケースの一方側に位置する一方の分割フレーム体と、前記外装ケースの他方側に位置する他方の分割フレーム体と、の組み合わせで構成されている請求項1又は2記載の収穫機。
- 前記外装ケースの外周部に連結用ボルト孔が形成され、前記支持フレームに形成された連結用の貫通孔を通して、前記外装ケースが前記支持フレームにボルト連結されている請求項1~3のいずれか一項記載の収穫機。
- 走行機体の前方に位置して圃場の作物を刈取る刈取部と、
前記走行機体の機体フレーム上に配設された脱穀装置と、
前記刈取部で刈り取られた作物を前記脱穀装置に供給する搬送部と、が備えられ、
エンジンから前記脱穀装置の扱胴駆動部への動力伝達系に、入力される駆動速度に対し
て出力される駆動速度の変速割合を変更可能な扱胴変速装置が備えられ、
前記扱胴変速装置の外装ケースが半割可能に構成され、
前記外装ケースが、半割可能箇所を挟んで両側に位置する支持フレームによって両側から挟み込まれた状態に支持され、
前記支持フレームは、前記外装ケースの両側位置で起立する起立脚部と、その両側の起立脚部同士にわたる横架繋ぎ部を備え、
前記横架繋ぎ部が、前記起立脚部の上部同士を繋ぐ上部繋ぎ板と、前記起立脚部の下部同士を繋ぐ下部繋ぎ板と、を備えたものであり、
前記上部繋ぎ板の板面が前記下部繋ぎ板の板面の延長方向に対して交差する方向に向けられている収穫機。 - 前記上部繋ぎ板は前記外装ケースを上側から覆う傾斜姿勢で前記支持フレームに取り付けられ、かつ前記起立脚部に対して着脱可能に構成されている請求項5記載の収穫機。
- 前記扱胴駆動部が前記脱穀装置の前部に設けられ、
前記支持フレームは、前記脱穀装置の前方位置で前記機体フレームに立設されている請求項1~6のいずれか一項記載の収穫機。
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