JP2014036582A - コンバイン - Google Patents

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透 板持
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Abstract

【課題】エンジンの回転数を操作せずに、前処理部をゆっくりと逆転駆動し得るコンバインを提供する。
【解決手段】エンジン27の回転を、唐箕入力軸37から、第1のクラッチ47を有する第1の伝動装置48を介して、正回転として前処理入力軸43に伝達し、また、扱胴ギヤ機構55の出力軸50から、第2のクラッチ60を有する第2の伝動装置61を介して、逆回転として前処理入力軸43に伝達する。エンジン27の回転は、扱胴ギヤ機構55において減速、逆転して、扱胴20及び出力軸50に伝達する。
【選択図】図3

Description

本発明は、穀稈の刈取、搬送を行なう前処理部を備えたコンバインに係り、詳しくは、該前処理部を正逆転駆動可能なコンバインに関する。
従来、穀稈の刈取り作業を行なっている際に、前処理部において該穀稈が詰まり、作業に支障をきたす場合があった。その際には、オペレータが手で詰まった穀稈をそのまま引き抜くか、前処理部を逆転駆動させて詰まりを除去する方法をとっていた。
前処理部を逆転駆動させるものとして、エンジンの回転が唐箕入力軸を介して伝達されるケース入力軸と、伝動ケース内のベベルギヤ機構を介して、前記ケース入力軸の回転方向と逆の回転方向に連動駆動する刈取り出力軸と、を設け、前記ケース入力軸と前処理部を駆動する刈取り入力軸との間に介在する正回転クラッチを接続して、エンジンの正回転を前処理部に伝達し、前記刈取り出力軸と前記刈取り入力軸との間に介在する逆回転クラッチを接続して、エンジンの回転を逆回転として前処理部に伝達するコンバインが提案されている(特許文献1,2参照)。
特開2008−263865号公報 特開2008−263866号公報
一般に、穀稈の詰まりを除去するために前処理部を逆転駆動させる際には、機械に不具合が発生しないように、通常作業時の際の正転駆動に比して前処理部の回転速度を遅くして、ゆっくりと目視しながら逆転させる。上記特許文献1記載のものは、エンジンの正回転を前処理部に伝達するケース入力軸と、ベベルギヤ機構によって作られた逆回転を前処理部に伝達する刈取り出力軸とを連動させて、それらの回転数に差異を設けない構成であったので、比較的回転速度を遅くして前処理部を逆転駆動する際には、オペレータがアクセル操作具を操作して、エンジンの回転数自体を前処理部の逆転駆動に適した回転数まで下げる必要があった。そのため、オペレータは、通常作業時と前処理部の詰まりの除去時との移行の際に、エンジンの回転数を上下する操作を行わなければならず、不便である。
また、これら正転駆動と逆転駆動とを前処理部に伝達するベルトが、脱穀部の前方左右に配置されているため、一方のベルトが機体中側に配置され、メンテナンス性に問題があった。
そこで、本発明は、唐箕入力軸側からエンジンの正回転を伝達し、該唐箕入力軸に比して回転数の低い扱胴ギヤ機構側からエンジンの回転を逆回転として伝達することによって、上記課題を解決したコンバインを提供することを目的とする。
本発明は、穀稈の刈取り、搬送を行なう前処理部(5)と、刈り取った穀稈を脱穀する扱胴(20)と、脱穀された処理物を選別する選別風を送風する唐箕ファン(23)と、を備えたコンバイン(1)において、
エンジン(27)の回転を減速、逆転して前記扱胴(20)に伝達する扱胴ギヤ機構(55)と、
前記エンジン(27)の回転を前記唐箕ファン(23)に伝達する唐箕入力軸(37)と、
前記前処理部(5)に回転を伝達する前処理入力軸(43)と前記唐箕入力軸(37)との間に介在し、第1のクラッチ(47)を有する第1の伝動装置(48)と、
前記前処理入力軸(43)と前記扱胴ギヤ機構(55)の出力軸(50)との間に介在し、第2のクラッチ(60)を有する第2の伝動装置(61)と、を備え、
前記第1のクラッチ(47)の接続により、前記エンジン(27)の回転を正回転として前記前処理入力軸(43)に伝達し、前記第2のクラッチ(60)の接続により、前記エンジン(27)の回転を減速、逆回転として前記前処理入力軸(43)に伝達してなる、
ことを特徴とする。
例えば図3を参照して、前記扱胴ギヤ機構(55)は、ケース(54)に収納され、該ケース(54)の一側方向に突出して前記エンジンの回転が入力される入力軸(32)と、前記入力軸(32)の回転を減速、逆転するギヤ(49,51)と、該減速、逆転された回転を前記扱胴(20)に伝達すると共に、前記ケース(54)の他側方向に突出して、前記第2の伝動装置(61)に伝動する前記出力軸(50)と、を有し、
前記エンジン(27)の回転を、前記扱胴ギヤ機構(55)の前記入力軸(32)を介して前記唐箕入力軸(37)に伝達してなる。
例えば図3及び図4を参照して、前記第1の伝動装置(48)が、前記唐箕入力軸(37)に設けられた出力プーリ(42)及び前記前処理入力軸(43)に設けられた入力プーリ(45)に巻き掛けられた第1のベルト(46)を有する第1のベルト伝動装置(48)からなり、
前記第1のクラッチ(47)が、前記第1のベルト(46)を緊張又は弛緩状態に切換える第1のテンションクラッチ(47)からなり、
前記第2の伝動装置(61)が、前記扱胴ギヤ機構(55)の前記出力軸(50)に設けられた出力プーリ(56)及び前記前処理入力軸(43)に設けられた入力プーリ(57)に巻き掛けられた第2のベルト(59)を有する第2のベルト伝動装置(61)からなり、
前記第2のクラッチ(60)が、前記第2のベルト(59)を緊張又は弛緩状態に切換える第2のテンションクラッチ(60)からなり、
前記第1及び第2のベルト伝動装置(48,61)並びに前記第1及び第2のテンションクラッチ(47,60)が、前記扱胴(20)を収納する脱穀部(7)及び前記前処理部(5)のケース(62)からなる機体(3)の一側外側に配置されてなる。
なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。
請求項1に係る本発明によると、比較的高回転である唐箕入力軸を介して、エンジンの回転を正回転として前処理入力軸に伝達し、比較的低回転である扱胴ギヤ機構を介して、エンジンの回転を減速、逆回転として刈取り入力軸に伝達して、正回転と逆回転が回転数の異なる軸から出力される構成としたので、エンジンの回転数を操作せずに通常作業から前処理部の詰まり除去に移行することができ、操作を簡便にすることができる。
請求項2に係る本発明によると、エンジンの回転を扱胴ギヤ機構の入力軸から出力軸に伝達する際に、ギヤによって減速、逆転するので、前記出力軸から前処理入力軸に、詰まりの除去に適切なゆっくりとした逆回転を伝達することができる。また、エンジンの正回転は、扱胴ギヤ機構の入力軸を介して唐箕入力軸に伝達されるので、唐箕入力軸への減速を楽に行うことができる。
請求項3に係る本発明によると、第1及び第2のベルト伝動装置並びに第1及び第2のテンションクラッチが機体の一側外側に配置されるので、メンテナンス性を向上することができると共に、第1及び第2のテンションクラッチの部品を共通化して、コストダウンすることができる。
本発明の実施の形態に係るコンバインの全体構成を示す側面図。 その平面図。 本発明の実施の形態に係る前処理部の正転及び逆転の伝動を示す模式図。 本発明の実施の形態に係るコンバインの伝動図。
以下、本発明に係るコンバインの実施の形態について図面に沿って説明する。コンバイン1は、汎用コンバインであって、図1及び図2に示すように、左右一対のクローラ式走行装置である走行装置2に支持された機体3を有している。該機体3の前方には、圃場の穀稈を刈取る前処理部5が昇降自在に設けられており、前記機体3の前方一側には、オペレータが着座してコンバイン1を操縦する運転操作部6が設けられている。前記機体3の他側方には、前記前処理部5で刈取り・搬送された穀稈を脱穀する脱穀部7が設けられていると共に、該脱穀部7の下方には、脱穀された処理物を選別する選別部9が設けられている。前記運転操作部6の後方には、上記選別部9で選別された穀粒を貯蔵するグレンタンク10が配置されており、該グレンタンク10の後方には、該グレンタンク10内に貯蔵された穀粒を機外に排出するための排出オーガ11が設けられている。
上記前処理部5は、圃場の穀稈を分草するデバイダ12と、該デバイダ12によって分草された穀稈を刈取るレシプロ式の刈刃13と、該刈刃13の後方側に配設されたバケット状のプラットホーム14と、これらデバイダ12及び刈刃13の上方に配設され、穀稈を上記機体3後方側に掻き込むリール15と、を備えており、該リール15によって上記プラットホーム14に掻き込まれた穀稈を、上記刈刃13が刈取るように構成されている。上記刈刃13によって刈り取られた穀稈は、上記プラットホーム14内のプラットホームオーガ16によって、上記機体左方(上記脱穀部7側)に横送りされる。
また、前処理部5は、上記プラットホームオーガ16によって横送りされた穀稈を、上記脱穀部7の扱室17に搬送するフィーダ19を備えており、該フィーダ19の終端部は、上記扱室17の始端部に設けられた投入口17aに臨むように形成され、収穫した穀物を扱室17内へ刈取った穀稈ごと投入するように構成されている。
上記脱穀部7は、上記前処理部5によって刈り取られた穀稈が投入される扱室17と、該扱室17内に回転自在に支持され、その外周面にらせん状に案内板20aが取付けられた扱胴20と、を有しており、該案内板20aには、穀稈を引っ掛けて上記扱胴20と共に回転させる突起状の扱歯20bが複数設けられている。また、上記扱室17は、その下方側(扱胴20の下方部分)が扱胴20の外周に沿った半円筒状の受網21によって形成されており、上記扱室17に投入された穀稈は、上記扱歯20bによって扱胴20と一緒に回転させられ、上記案内板20aによって機体後方側に搬送されながら、上記受網21によって擦り付けられて脱穀される。
上記選別部9は、上記受網21の下方側に配設された揺動選別体22と、該揺動選別体22の前部下方側から後部上方側に向かって選別風を送風する唐箕ファン23と、を有しており、上記揺動選別体22上に上記受網21から漏下した穀粒と夾雑物との混合物を、上記揺動選別体22の前後の揺動によって比重選別すると共に、上記唐箕ファン23からの選別風によって風選別し、夾雑物から分離された穀粒を上記選別部9の底部に設けた一番ラセン24から上記グレンタンク10に回収するように構成されている。上記一番ラセン24の上記機体3後方側には、二番選別ファン25と、二番ラセン26と、が設けられており、該二番選別ファン25の二番選別風によって再度風選別され、上記二番ラセン26から回収された穀粒は、依然として夾雑物が多数混在している虞があるため、上記選別部9内に還流して再度選別するようになっている。
上記機体3に搭載されたエンジン27の回転は、図3に示すように、上記エンジン27の出力軸27aから、走行用HST29を含むトランスミッション30を介して上記走行装置2(図1参照)に伝達される外、排出オーガクラッチ11aを介して上記排出オーガ11に伝達される。また、上記エンジン27の出力軸27aには、該エンジン27の回転を上記前処理部5,脱穀部7,選別部9に出力する作業機出力プーリ31が取付けられている。該作業機出力プーリ31と、上記出力軸27aと平行に設けられた入力軸32の一端に取付けられた入力プーリ33と、の間には、作業機クラッチ34を介して、ベルト35が巻き掛けられている。
上記入力軸32には、出力プーリ36が取付けられており、該出力プーリ36と、上記唐箕ファン23を駆動する唐箕入力軸37に取付けられた唐箕入力プーリ39と、にはベルト40が巻き掛けられている。上記唐箕入力軸37の上記唐箕入力プーリ39と反対側の端部には、唐箕出力プーリ41と、出力プーリ42と、が取付けられている。上記唐箕出力プーリ41からは、ベルト伝動によって、選別部9の上記揺動選別体22,一番ラセン24,二番選別ファン25,二番ラセン26が駆動するようになっている。
上記出力プーリ42と、上記前処理部5駆動する前処理入力軸43に取付けられた入力プーリ45と、にはベルト(第1のベルト)46が巻き掛けられ、該ベルト46には、該ベルトを緊張又は弛緩状態に切換えるテンションクラッチである正転クラッチ(第1のクラッチ,第1のテンションクラッチ)47が配置されている。これら出力プーリ42,入力プーリ45,ベルト46,及び正転クラッチ47は、上記唐箕入力軸37と上記前処理入力軸43の間に介在し、第1のベルト伝動装置(第1の伝動装置)48を構成している。
また、上記入力軸32は、上記プーリ33と反対側の他端に平ギヤ49が固定され、該平ギヤ49と、上記入力軸32と平行に配置された出力軸50の一端部に固定された平ギヤ51と、が噛合して、上記入力軸32の回転は、減速、逆転して、上記出力軸50に伝達される。上記出力軸50は、ベベルギヤ52,52を有し、上記出力軸50の回転が、該ベベルギヤ52,52を介して、上記扱胴20を回転するロータ軸53に伝達される。
上記平ギヤ49,51及びベベルギヤ52,52は、ケース54に収納されて、上記入力軸32及び出力軸50と共に扱胴ギヤ機構55を構成し、該ケース54の一側方向には上記入力軸32が突出し、他側方向には上記出力軸50が突出している。上記出力軸50の他端部には、出力プーリ56が取付けられ、該出力プーリ56と、上記前処理入力軸43に取付けられた入力プーリ57と、にはベルト(第2のベルト)59が巻き掛けられている。該ベルト59には、テンションクラッチである逆転クラッチ(第2のクラッチ,第2のテンションクラッチ)60が配置されており、上記出力プーリ56,入力プーリ57,ベルト59,及び逆転クラッチ60は、上記出力軸50と前処理入力軸43との間に介在し、第2のベルト伝動装置(第2の伝動装置)61を構成している。
上記第1のベルト伝動装置48又は第2のベルト伝動装置61から、上記前処理入力軸43に伝達された回転は、上記前処理部5の上記フィーダ19,プラットホームオーガ16,刈刃13,及びリール15にそれぞれ伝達される。
図4に示すように、上記エンジン27,その出力軸27a,作業機出力プーリ31,入力プーリ33,ベルト35,唐箕入力プーリ39,ベルト40は、上記扱胴20を収納する脱穀部7の前方かつ上記前処理部5の上記フィーダ19(図1参照)を収納するケース62の一側方であって、上記機体3の内側に配置されている。また、上記第1のベルト伝動装置48及び第2のベルト伝動装置61は、上記脱穀部7及びケース62からなる上記機体3の一側外側に配置されており、メンテナンスしやすいように構成されている。
また、上記第1のベルト伝動装置48の正転クラッチ47と、上記第2のベルト伝動装置61の逆転クラッチ60と、は近接して位置するため、重複する構成を共通化するようになっており、例えば、1個のテンションプーリと、該テンションプーリを回動自在に支持する1個のテンションアームと、を有し、該テンションアームが回動することで、上記テンションプーリが、上記第1のベルト伝動装置48のベルト46又は上記第2のベルト伝動装置61のベルト59を緊張又は弛緩状態に切換え得るように構成して、エンジン27から伝達される回転を断接する構成となっている。これにより、部品点数を削減し、コストダウンすると共に重量を軽減することができる。また、上記運転操作部6のクラッチレバーの構成においても、1個のレバーで上記テンションアームを回動できるように構成し、部品点数を削減することができる。
本実施の形態は、以上のような構成からなるので、オペレータは、コンバイン1の通常刈取作業時においては、上記作業機クラッチ34及び上記第1のベルト伝動装置48の正転クラッチ47を接続し、上記前処理部5において刈取り、穀稈の搬送作業を行なうと共に、上記脱穀部7での脱穀作業、上記選別部9での選別作業を行なう。この際、エンジン27の回転は、まず扱胴ギヤ機構55の入力軸32に伝達され、出力プーリ36,唐箕入力プーリ39,ベルト40によって減速されて、唐箕入力軸37に伝達する。該唐箕入力軸37の回転は、唐箕出力プーリ41から上記選別部9の各装置に伝達されると共に、出力プーリ42から第1のベルト伝動装置48によって、前処理部5に伝達される。また、入力軸32の回転は、平ギヤ49,51の噛み合いによって、減速、逆回転として出力軸50にも伝達され、該出力軸50の回転は、ベベルギヤ52,52を介してロータ軸53に伝達する。
上記通常刈取作業において、上記前処理部5の例えば刈刃13で詰まりが発生した際には、オペレータは、正転クラッチ47を切断すると共に、逆転クラッチ60を接続し、前処理部5を逆転駆動する。この際、エンジン27の回転は、上述した通常刈取作業時と同様に、唐箕入力軸37に正回転として、出力軸50に逆回転として伝達されるが、上記正転クラッチ47を切断しているために、唐箕入力軸37の回転が前処理部5に伝達されることはない。出力軸50の回転は、ベベルギヤ52,52を介してロータ軸53に伝達されるが、該ロータ軸53の回転は、上記唐箕入力軸37の回転よりも低回転となるように設定されるのが好ましい。そのため、唐箕入力軸37に比して、出力軸50は所定比率で低回転となるように、平ギヤ49,51の減速比が設定され、該出力軸50の回転は、第2のベルト伝動装置61を介して、逆回転として前処理部5に伝達される。
これにより、オペレータは、1個のクラッチレバーを操作して、正転クラッチ47と逆転クラッチ60を断接することで、通常刈取作業と、前処理部5での穀稈の詰まり除去作業を簡単に切換えることができ、エンジンの回転数を上下する操作をせずに、前処理部5のゆっくりとした逆転駆動を実現することが出来る。この際、オペレータは、前処理部5がゆっくりと逆転するのを目視しながら、穀稈の詰まりの状態を確認できるので、穀稈の詰まった場所に急に強い負荷がかかって、機械に不具合が発生するのを防止することができる。
1 コンバイン
3 機体
5 前処理部
20 扱胴
23 唐箕ファン
27 エンジン
32 入力軸
37 唐箕入力軸
42 出力プーリ
43 前処理入力軸
45 入力プーリ
46 ベルト(第1のベルト)
47 正転クラッチ(第1のクラッチ,第1のテンションクラッチ)
48 第1のベルト伝動装置(第1の伝動装置)
49 ギヤ
50 出力軸
54 ケース
55 扱胴ギヤ機構
56 出力プーリ
57 入力プーリ
59 ベルト(第2のベルト)
60 逆転クラッチ(第2のクラッチ,第2のテンションクラッチ)
61 第2のベルト伝動装置(第2の伝動装置)
62 ケース

Claims (3)

  1. 穀稈の刈取り、搬送を行なう前処理部と、刈り取った穀稈を脱穀する扱胴と、脱穀された処理物を選別する選別風を送風する唐箕ファンと、を備えたコンバインにおいて、
    エンジンの回転を減速、逆転して前記扱胴に伝達する扱胴ギヤ機構と、
    前記エンジンの回転を前記唐箕ファンに伝達する唐箕入力軸と、
    前記前処理部に回転を伝達する前処理入力軸と前記唐箕入力軸との間に介在し、第1のクラッチを有する第1の伝動装置と、
    前記前処理入力軸と前記扱胴ギヤ機構の出力軸との間に介在し、第2のクラッチを有する第2の伝動装置と、を備え、
    前記第1のクラッチの接続により、前記エンジンの回転を正回転として前記前処理入力軸に伝達し、前記第2のクラッチの接続により、前記エンジンの回転を減速、逆回転として前記前処理入力軸に伝達してなる、
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記扱胴ギヤ機構は、ケースに収納され、該ケースの一側方向に突出して前記エンジンの回転が入力される入力軸と、前記入力軸の回転を減速、逆転するギヤと、該減速、逆転された回転を前記扱胴に伝達すると共に、前記ケースの他側方向に突出して、前記第2の伝動装置に伝動する前記出力軸と、を有し、
    前記エンジンの回転を、前記扱胴ギヤ機構の前記入力軸を介して前記唐箕入力軸に伝達してなる、
    請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記第1の伝動装置が、前記唐箕入力軸に設けられた出力プーリ及び前記前処理入力軸に設けられた入力プーリに巻き掛けられた第1のベルトを有する第1のベルト伝動装置からなり、
    前記第1のクラッチが、前記第1のベルトを緊張又は弛緩状態に切換える第1のテンションクラッチからなり、
    前記第2の伝動装置が、前記扱胴ギヤ機構の前記出力軸に設けられた出力プーリ及び前記前処理入力軸に設けられた入力プーリに巻き掛けられた第2のベルトを有する第2のベルト伝動装置からなり、
    前記第2のクラッチが、前記第2のベルトを緊張又は弛緩状態に切換える第2のテンションクラッチからなり、
    前記第1及び第2のベルト伝動装置並びに前記第1及び第2のテンションクラッチが、前記扱胴を収納する脱穀部及び前記前処理部のケースからなる機体の一側外側に配置されてなる、
    請求項1又は2記載のコンバイン。

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