JP6524946B2 - コンバイン - Google Patents

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JP6524946B2
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Description

本発明は、コンバインに係るものである。
特許文献1に開示されているように、搬送エレベータの後部に備える刈取入力軸に、2つの伝動入力部と、刈取入力軸から刈取装置へ伝動する刈取伝動部を設ける技術が知られている。
特開2010−239980号公報
上述の特許文献1に開示された技術では、刈取入力軸に伝動入力部と刈取伝動部を設けているので、刈取入力軸が長くなり、剛性が低下して刈取装置への回転動力の伝動効率が低下する問題がある。
本発明は、刈取入力軸を短くして剛性を高めると共に、伝動入力部と刈取伝動部のメンテナンスを容易に行えるものとすることを目的としている。
請求項1に記載の発明は、刈取装置(4)で刈取った穀稈をこの刈取装置(4)の後方に配置された脱穀装置(3)へ搬送する搬送エレベータ(14)を備え、前記脱穀装置(3)によって脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(5)を脱穀装置(3)の右側部に備えたコンバインにおいて、前記搬送エレベータ(14)の後部に配置した左右方向の刈取入力軸(22)の右側端部に、エンジン(21)の回転動力をこの刈取入力軸(22)に正回転として入力し、前記搬送エレベーター(14)を穀稈が脱穀装置(3)に向かって搬送される方向に駆動する刈取入力プーリ(23)を設け、前記刈取入力軸(22)の左側端部には、エンジン(21)の回転動力をこの刈取入力軸(22)に逆回転として入力する下側平歯車(25)を設け前記刈取入力軸(22)には、前記刈取入力プーリ(23)及び下側平歯車(25)から入力された回転動力を前記刈取装置(4)へ向けて出力する刈取伝動部(90)を備え、この刈取伝動部(90)を、機体正面視において、前記下側平歯車(25)と前記搬送エレベータ(14)の間であって、前記脱穀装置(3)の左右幅の内側となる部位に配置し、前記下側平歯車(25)と、前記刈取入力軸(22)と平行に配置された逆転入力軸(24)の右側端部に設けた上側平歯車(26)とを噛み合わせて逆転機構(20)を構成し、前記逆転入力軸(24)の左側端部に逆転入力プーリ(36)を設け、前記上側平歯車(26)の外径を逆転入力プーリ(36)の外径よりも小さく形成すると共に、前記上側平歯車(26)の有効径を下側平歯車(25)の有効径よりも小さく設定し、前記上側平歯車(26)と下側平歯車(25)との噛み合い部分の左側方が前記逆転入力プーリ(36)でカバーされる構成としたことを特徴とするコンバインとしたものである。
請求項2に記載の発明は、前記刈取入力軸(22)における搬送エレベーター(14)のフィーダハウス(30)の左右両側から突出した部位を、前記脱穀装置(3)の前壁(3F)に設けられた左側および右側の刈取支持部(27)に軸受し、前記逆転入力軸(24)を、前記左側の刈取支持部(27)における刈取入力軸(22)の上側の部位に軸受した請求項1に記載のコンバインとしたものである。
請求項3に記載の発明は、前記エンジン(21)の回転動力を、脱穀装置(3)における唐箕(33)よりも前方の部分を貫通させて設けた中間軸(32)の右側端部に入力し、この中間軸(32)の左側端部に設けたプーリ(35)と前記逆転入力プーリ(36)の間に伝動用のベルト(31)を掛け回し、このベルト(31)にクラッチプーリ(37)を当接させてテンション式の逆転クラッチを構成し、この逆転クラッチの接続によって前記逆転機構(20)に回転が伝達される構成とした請求項2に記載のコンバインとしたものである。
請求項1に記載の発明によれば、刈取伝動部(90)が、機体正面視において、刈取入力軸(22)の左側端部に設けられた下側平歯車(25)と前記搬送エレベータ(14)の間であって、脱穀装置(3)の左右幅の内側となる部位に配置されているので、刈取入力軸(22)の長さを短くして剛性を高めることができる。
また、搬送エレベーター(14)等に詰まりが発生したときに、刈取装置(4)と搬送エレベーター(14)を逆転駆動し、詰まりを吐き出すことでメンテナンスを容易に行うことができる。
すなわち、逆転機構(20)によって、エンジン(21)から入力された駆動回転を逆転入力軸(24)の回転速度よりも低い速度で刈取入力軸(22)へ出力し、搬送エレベーター(14)および刈取装置(4)を逆転させることができる。
この際、上側平歯車(26)と、刈取入力軸(22)に設けた下側平歯車(25)との噛み合い部分の左側方が逆転入力プーリ(36)によってカバーされているので、逆転機構(20)を安定して作動させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、逆転入力軸(24)が、未刈り穀稈等の干渉が少ない刈取入力軸(22)よりも上方の部位に位置するので、未刈り穀稈等の干渉を避けて、逆転機構(20)を円滑に作動させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、中間軸(32)を脱穀装置(3)における唐箕(33)よりも前方の部分を貫通させて設け、ベルト(31)による中間軸(32)と逆転入力軸(24)の間の伝動距離を短くして伝動効率を高めることができる。
コンバインの側面図。 逆転機構付近の側面図。 脱穀装置の正面図。 伝動経路概略図。 サイドパネルの平面図。 操作機構の動作説明図。 脱穀装置の伝動機構の側面図。 図4の要部拡大図
本発明の一実施形態を図面により説明する。
図1において、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取装置、5は前記脱穀装置3の側部に設けられ、脱穀装置3によって脱穀された穀物を一時貯留するグレンタンク、6は操縦部である。
図1に示すように、刈取装置4は、左右の側板7と、オーガ8の下方に位置する底板9と、左右の側板7と底板9を連結するように設けた後板10によりテーブル11を構成し、このテーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成する。テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。
この構成により、リール12によって後方に掻き込まれながら刈刃13により株元を切断された穀稈は、オーガ8によりテーブル11内に取り込まれ、オーガ8の外周に備える螺旋状の取込み部材により搬送エレベータ14の前方へ集められる。そして、搬送エレベータ14は集められた穀稈を脱穀装置3の脱穀室に向けて搬送する。
刈取装置4は、搬送エレベーター14を介してエンジン21の回転が伝達されるので、搬送エレベーター14の基部の駆動軸が刈取装置4への刈取入力軸(出力軸)22と兼用しており、刈取入力軸22の一端側に刈取入力プーリ23を設け、エンジン21の正回転を伝達する。
このように、刈取入力軸22の一端側(右端側)には、エンジン21の回転を、正回転で刈取入力軸22に入力する正転入力部(第1入力部)としての刈取入力プーリ23を備えている。ここで、正回転とは、オーガ8が穀稈を搬送エレベータ14側に掻込み、搬送エレベータ14が穀稈を脱穀装置に向かって搬送するような駆動回転方向を言う。
図2に示すように、機体の所定位置には、刈取装置4の駆動回転方向を逆転させる逆転機構20を設ける。
即ち、オーガ8や搬送エレベーター14等に詰まりが発生したときに、刈取装置4と搬送エレベーター14を逆転駆動し、詰まりを吐き出すことでメンテナンスを容易にするために、逆転機構20を設けている。
図2、図3に示したように、前記の逆転機構20は、搬送エレベーター14に設けた刈取入力軸22と、この刈取入力軸22と平行な逆転入力軸(入力軸)24の夫々に設けた一対の下側平歯車(第2平歯車)25と上側平歯車(第1平歯車)26を噛み合わせて構成する。これにより、逆転機構20の左右幅を小さくできる。刈取入力軸22および逆転入力軸24は前記搬送エレベーター14を上下昇降自在に支持する刈取支持部27に設ける。なお、刈取支持部27は、脱穀装置3の前壁3Fに設けている。
即ち、逆転機構20は、刈取入力軸22の左端側(外側端部)に下側平歯車25を設け、刈取入力軸22の上方の刈取支持部27に設けた逆転機構20の逆転入力軸24に上側平歯車26を設け、刈取入力軸22の下側平歯車25と逆転入力軸24の上側平歯車26を噛み合わせて構成している。なお、上側歯車26の有効径は、下側平歯車25の有効径よりも小径に設定している。
これにより、逆転機構20は、逆転入力軸24によりエンジン21の駆動回転を入力し、この入力された駆動回転を下側平歯車25と上側平歯車26によって逆転させて、逆転入力軸24の回転速度よりも低い速度で刈取入力軸22へ出力し、搬送エレベーター14および刈取装置4を逆転させる。
このように、刈取入力軸22の他端側(左端側)には、エンジン21の回転を逆回転で刈取入力軸22に入力する逆転入力部(第2入力部)としての下側平歯車25を備えている。ここで、逆回転とは、上述の正回転とは反対向きの回転であり、搬送エレベータ14がオーガ8が位置する前方へ向かって穀稈を送り出し、オーガ8が先方へ向かって穀稈を吐き出すような駆動回転方向を言う。
上記の逆転機構20は、搬送エレベーター14のフィーダハウス30の左側に位置する刈取支持部27に設け、逆転入力軸24を刈取入力軸22の上側となる刈取支持部27に設ける。
これにより、逆転入力軸24は通常の刈取作業中において、未刈り穀稈等の干渉が少ない刈取入力軸22よりも上方の部位に位置するので、未刈り穀稈等の干渉を避けて、逆転機構20を円滑に作動させることができる。
エンジン21の動力を、中間軸(カウンタ軸)32に入力し、この中間軸32からベルト31を介して逆転入力軸24に伝動する構成とし、この中間軸32を、脱穀装置3における唐箕33の前方部分を貫通させて設ける。中間軸32の左側端部に設けたプーリ35と逆転入力軸24に設けた逆転入力プーリ(プーリ)36との間に前記のベルト31を掛け回し、このベルト31にクラッチプーリ37を当接させてテンション式の逆転クラッチ(逆転機構20のクラッチ)を構成する。この逆転クラッチの接続によって、逆転機構20に回転を伝達する構成としている。
これにより、中間軸32と逆転入力軸24との間のベルト31の伝動距離を短くして伝動効率を高めることができる。
脱穀装置3の前側に設けた中間軸32から刈取装置4へ駆動する逆転機構20は、搬送エレベーター14の左側の刈取支持部27に配置する。
図2、図4において、34は唐箕33のプーリ、38はベルト、39はテンションプーリである。
図3に示すように、搬送エレベーター14は、フィーダハウス30の左右両側に突出する刈取入力軸22を刈取支持部27に軸装して上下昇降自在に支持する。刈取支持部27における刈取入力軸22より上側の部分に軸受40を設け、この軸受40に逆転入力軸24を軸装する。
逆転入力軸24の外側端部(左側端部)に逆転入力プーリ36を設け、この逆転入力軸24における逆転入力プーリ36の内側の部位に上記の上側平歯車26を設けている。
即ち、逆転入力プーリ36の外径よりも小さい外径の上側平歯車26を、逆転入力プーリ36の内側に設けているので、この上側平歯車26と、刈取入力軸22に設けた下側平歯車25との噛み合い部分が逆転入力プーリ36によってカバーされて、逆転機構20をいっそう安定して作動させることができる。
また、刈取入力軸22は、この刈取入力軸22の回転を刈取装置4へ伝達する刈取伝動部を備えている。具体的には、刈取伝動部はチェーンが巻き掛けられる刈取駆動歯車(刈取伝動部)90である。
刈取駆動歯車90は、刈取入力軸22の軸心方向における下側平歯車25と、左側の刈取支持部27の間の部位に配置されている。より詳細には、刈取駆動歯車90は、刈取入力軸22の軸心方向で、左側の刈取支持部27寄りに配置されている。また、刈取駆動歯車90は、左右方向で脱穀装置3の幅内に配置されている。言い換えると、刈取駆動歯車90は、左右方向において、脱穀装置3の前端部分の左側端部に相当する左壁3Lと、脱穀装置の前端部分の右側端部に相当する右壁3Rの間に配置されている。
刈取駆動歯車90を脱穀装置3の幅内に配置することで、刈取入力軸22を短くすることができ、刈取装置4や搬送エレベータ14の駆動負荷に対する刈取入力軸22の剛性が高まる。また、このように刈取駆動歯車90を脱穀装置3の幅内に収めつつも、逆転入力プーリ36や下側平歯車25、刈取入力プーリ23の少なくとも後端部を、脱穀装置3の前壁3Fよりも後側に位置させることで、刈取入力軸22と前壁3Fの前後方向での距離を小さくすることができ、機体の前後長をコンパクト化できる。
そして、刈取駆動歯車90と、刈刃駆動歯車91、第1中間歯車92には、刈取駆動チェーン93が巻き掛けられている。
刈刃駆動歯車91は、変換機構95に入力する変換入力軸94に設けられている。なお、変換機構95は、変換入力軸94に伝達された一方向の回転を、変換出力軸96に往復回転運動として出力するものである。また、第1中間歯車92は、中間軸97に設けられている。なお、中間軸97には、第2中間歯車98が設けられている。
第2中間歯車98と、オーガ8のオーガ回転軸101に設けられたオーガ駆動歯車99には、オーガ駆動チェーン100が巻き掛けられている。そして、オーガ回転軸101に設けられたリール伝動歯車102から、チェーン等の伝動部材を介して、リール12へ伝動している。なお、リール12の回転軸に複数のプーリを備えており、ベルトを架け替えることで、リール12の回転を変速することができる。
図2、図3において、41は逆転入力プーリ36の上方に設けたベルトストッパ、42はプーリ35の下方に設けたベルトストッパである。
前記のクラッチプーリ37はテンションアーム43に取付け、テンションアーム43の基部は中間軸32に回転のみ自在に設けた筒44に取付け、テンションアーム43を中間軸32中心に回転自在に構成する。
即ち、ベルト31に張力を与えるために、テンションアーム43を、中間軸32を回転自在に支持する筒44の外周に回転自在に支持する。
テンションアーム43を中間軸32に支持することで、クラッチプーリ37の支持構成を簡素化できる。
なお、中間軸32と筒44とテンションアーム43との取付構成は任意であり、テンションアーム43が中間軸32を中心に回動する構成であればよい。
筒44にはテンションアーム43のアーム45を固定し、アーム45には操作伝達部材(ワイヤ)48の一端を係止する。
アーム45に係止した操作伝達部材48は、図2、図3に示したように、搬送エレベーター14の下方に位置してバルブユニット50を覆うバルブユニットカバー49内を通して操縦部6のサイドパネル53の下方に通して逆転操作レバー47に係止する。
そのため、作動部品の簡素化・軽量化を図ることができる。また、操作伝達部材48の操作伝達力を向上させ、逆転伝動クラッチ37の作動を迅速にし、操作伝達部材48の配索安定化・保護強化を図れる。
図5、図6に示すように、前記逆転操作レバー47は、操縦部6のサイドパネル53のスロットルレバー54の外側方に設ける。
そのため、逆転操作レバー47とスロットルレバー54を関連(連繋)させる操作機構55を設置可能となる。
即ち、操作機構55は、逆転操作レバー47を取付軸(支持軸とも呼称する)56に回動自在に取付け、取付軸56にはカム機構57を設け、カム機構57は逆転操作レバー47を操作すると、スロットルレバー54を回動させてエンジンの回転を低下させる。
これにより、逆転機構20による刈取装置4と搬送エレベーター14の逆転駆動を低速で行えるので、刈取装置4と搬送エレベーター14を逆転させて行うメンテナンスを容易に行える。
即ち、カム機構57は逆転操作レバー47の取付軸56に設け、カム機構57はスロットルレバー54の基部の移動軌跡に臨ませ、逆転操作レバー47が切りのとき(逆転機構20のクラッチが遮断されているとき)はスロットルレバー54の基部に接触しないが、逆転操作レバー47を操作すると、カム機構57がスロットルレバー54を低速側に回動させてエンジンの回転を低下させる。
前記逆転操作レバー47は、サイドパネル53の側方に設けたカバー60に設けた切欠部61より上方に突出させて設ける。
これにより、操作伝達軸46からの距離を離すことなく逆転操作レバー47を配置でき、操作伝達軸46と逆転操作レバー47との操作伝達部材48の配索も容易になる。
また、逆転操作レバー47とサイドパネル53に設けた刈取クラッチレバー62との間には干渉機構63を設ける。
干渉機構63は、逆転操作レバー47の取付軸56にアーム64の基部を固定し、アーム64の先端のピン65は刈取クラッチレバー62の基部のプレート66の移動軌跡に臨ませている。
刈取クラッチレバー62の操作によって刈取クラッチ67が「入り」となっているとき(接続されているとき)、逆転操作レバー47による逆転操作を行うと、アーム64が回動して、アーム64のピン65がプレート66に当接して、刈取クラッチ67(図4)を「切り」にする(遮断する)。
なお、図4は、本発明のコンバインの伝動機構図を示し、68が扱胴69の扱胴入力軸、70は出力プーリ、71は出力プーリ70と刈取入力プーリ23に掛け回したベルトである。
また、図7に示すように、脱穀装置3の機体の前後中間位置に第二カウンタ軸73を設け、中間軸(第一カウンタ軸)32のプーリと第二カウンタ軸73のプーリにベルト75を掛け回し、中間軸(第一カウンタ軸)32の回転を第二カウンタ軸73に伝達させ、第二カウンタ軸73から一番螺旋78と二番螺旋79の各プーリにベルト80を掛け回し、ベルト80を掛け回して伝動する揺動カウンタプーリ81から揺動棚82のプーリにベルト83を掛け回して、脱穀装置3の各部を駆動している。
84はカッター装置、85はベルトである。
なお、上述の実施形態では、刈取入力軸22の左端側(外側端部)に逆転機構20を設けているが、この逆転機構20を刈取入力軸22の右端側(内側端部)に設けることもできる。
すなわち、逆転機構20を右側の刈取支持部27に設けることで、刈取入力軸22の右端部に逆転入力部を構成し、中間軸32に伝達された回転を、逆転機構20を介することなく刈取入力軸22に伝動することで、刈取入力軸22の左端部に正転入力部を構成することができる。
このとき、刈取伝動部は、正転入力部側と逆転入力部側のいずれに配置することもできる。しかしながら、刈取装置4や搬送エレベータ14に詰りが発生し、刈取入力軸22を逆転駆動する際に、駆動負荷によって刈取伝動部周辺、すなわち、刈取駆動歯車90や、刈取入力軸22における刈取駆動歯車90を装着した部位が破損することを防止するために、刈取伝動部は逆転入力部側に設けることが望ましい。また、いずれのように構成する場合も、左右方向で、刈取伝動部を脱穀装置3の幅内に配置することが好ましい。
(実施形態の作用)
機体を走行させ、刈取装置4が刈り取った圃場の穀稈を脱穀装置3の脱穀室に供給して脱穀する。
刈取装置4は、搬送エレベーター14を介してエンジン21の回転が伝達されるので、搬送エレベーター14の刈取入力軸22の刈取入力プーリ23にエンジン21の正回転を伝達して、前記刈取作業を行う。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設けているので、オーガ8や搬送エレベーター14内に詰まりが発生したときに、刈取装置4と搬送エレベーター14を逆転させることにより、詰まりを吐き出して除去でき、メンテナンスが容易になる。
逆転機構20は、搬送エレベーター14に設けた刈取入力軸22と該刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24との夫々に設けた一対の下側平歯車25と上側平歯車26の噛み合いによって構成し、刈取入力軸22および逆転入力軸24は搬送エレベーター14を上下昇降自在に支持する刈取支持部27に設けている。これによって、逆転機構20は、逆転入力軸24によりエンジン21の駆動回転を逆転機構20に入力し、逆転機構20は一対の上下側平歯車25、26により入力された回転を逆転させて出力し、搬送エレベーター14および刈取装置4を逆転させる。
逆転入力軸24にエンジン21の動力をベルト31により伝動する中間軸32を、脱穀装置3の唐箕33の前方部分を貫通させて設けているので、中間軸32に設けたプーリ35と逆転入力軸24に設けた逆転入力プーリ36との間にベルト31を掛け回ことができる。
これにより、中間軸32と逆転入力軸24との軸間距離を短くでき、ベルト31の伝達効率を低下させない。
また、ベルト31にテンションプーリにより構成するクラッチプーリ37を当接させて、中間軸32から逆転機構20の逆転入力軸24に回転を伝達する構成としているので、逆転機構20の逆転出力を一つのクラッチプーリ37により遮断できる。
また、図3に示したように、逆転機構20は搬送エレベーター14の左側の刈取支持部27に配置構成され、逆転機構20の逆転入力軸24と刈取入力軸22に一対の平歯車(下側平歯車25、上側平歯車26を噛み合わせた点と相俟って、逆転機構20の左右幅を小さくして、唐箕33への伝動機構の幅内に納めることができ、フィーダハウス30の左側空間を有効利用できる。
また、逆転入力プーリ36の上方にはベルトストッパ41を、プーリ35の下方にはベルトストッパ42を設けているので、クラッチプーリ37が「切り」でベルト31が弛んでいても、ベルト31の外れを防止することができる。
クラッチプーリ37はテンションアーム43に取付け、テンションアーム43の基部は中間軸32に回転のみ自在に設けた筒44に取付け、テンションアーム43は中間軸32中心に回転自在に構成しているので、クラッチプーリ37はテンションアーム43が筒44により中間軸32中心に回動して、ベルト31に対して接離する。
即ち、テンションアーム43を中間軸32に支持することで、クラッチプーリ37の支持構成を簡素化できる。
逆転操作レバー47を逆転操作すると、操作伝達部材48がテンションアーム43が回動させてクラッチプーリ37が入りになって(接続されて)、逆転機構20が作動する。
3 脱穀装置
3F 前壁
4 刈取装置
グレンタンク
14 搬送エレベータ
20 逆転機構
21 エンジン
22 刈取入力軸
23 刈取入力プー
24 逆転入力軸
25 下側平歯
27 刈取支持部
26 上側平歯車
30 フィーダハウス
31 ベルト
32 中間軸
33 唐箕
35 プーリ
36 逆転入力プーリ
37 クラッチプーリ
90 刈取駆動歯車(刈取伝動部)

Claims (3)

  1. 刈取装置(4)で刈取った穀稈をこの刈取装置(4)の後方に配置された脱穀装置(3)へ搬送する搬送エレベータ(14)を備え、前記脱穀装置(3)によって脱穀された穀粒を貯留するグレンタンク(5)を脱穀装置(3)の右側部に備えたコンバインにおいて、前記搬送エレベータ(14)の後部に配置した左右方向の刈取入力軸(22)の右側端部に、エンジン(21)の回転動力をこの刈取入力軸(22)に正回転として入力し、前記搬送エレベーター(14)を穀稈が脱穀装置(3)に向かって搬送される方向に駆動する刈取入力プーリ(23)を設け、前記刈取入力軸(22)の左側端部には、エンジン(21)の回転動力をこの刈取入力軸(22)に逆回転として入力する下側平歯車(25)を設け前記刈取入力軸(22)には、前記刈取入力プーリ(23)及び下側平歯車(25)から入力された回転動力を前記刈取装置(4)へ向けて出力する刈取伝動部(90)を備え、この刈取伝動部(90)を、機体正面視において、前記下側平歯車(25)と前記搬送エレベータ(14)の間であって、前記脱穀装置(3)の左右幅の内側となる部位に配置し、前記下側平歯車(25)と、前記刈取入力軸(22)と平行に配置された逆転入力軸(24)の右側端部に設けた上側平歯車(26)とを噛み合わせて逆転機構(20)を構成し、前記逆転入力軸(24)の左側端部に逆転入力プーリ(36)を設け、前記上側平歯車(26)の外径を逆転入力プーリ(36)の外径よりも小さく形成すると共に、前記上側平歯車(26)の有効径を下側平歯車(25)の有効径よりも小さく設定し、前記上側平歯車(26)と下側平歯車(25)との噛み合い部分の左側方が前記逆転入力プーリ(36)でカバーされる構成としたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記刈取入力軸(22)における搬送エレベーター(14)のフィーダハウス(30)の左右両側から突出した部位を、前記脱穀装置(3)の前壁(3F)に設けられた左側および右側の刈取支持部(27)に軸受し、前記逆転入力軸(24)を、前記左側の刈取支持部(27)における刈取入力軸(22)の上側の部位に軸受した請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記エンジン(21)の回転動力を、脱穀装置(3)における唐箕(33)よりも前方の部分を貫通させて設けた中間軸(32)の右側端部に入力し、この中間軸(32)の左側端部に設けたプーリ(35)と前記逆転入力プーリ(36)の間に伝動用のベルト(31)を掛け回し、このベルト(31)にクラッチプーリ(37)を当接させてテンション式の逆転クラッチを構成し、この逆転クラッチの接続によって前記逆転機構(20)に回転が伝達される構成とした請求項2に記載のコンバイン。
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