JP5993699B2 - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP5993699B2
JP5993699B2 JP2012225558A JP2012225558A JP5993699B2 JP 5993699 B2 JP5993699 B2 JP 5993699B2 JP 2012225558 A JP2012225558 A JP 2012225558A JP 2012225558 A JP2012225558 A JP 2012225558A JP 5993699 B2 JP5993699 B2 JP 5993699B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
auxiliary
case
shaft
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012225558A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014076006A (ja
Inventor
森山 浩二
浩二 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2012225558A priority Critical patent/JP5993699B2/ja
Priority to CN201380050541.9A priority patent/CN104684378B/zh
Priority to KR1020157007803A priority patent/KR101709779B1/ko
Priority to PCT/JP2013/077488 priority patent/WO2014057981A1/ja
Publication of JP2014076006A publication Critical patent/JP2014076006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5993699B2 publication Critical patent/JP5993699B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

本発明は、コンバインの技術に関し、特に刈取部を回動オープン可能な構成としたコンバインの技術に関する。
従来、穀稈を刈り取る刈取部と、穀稈を脱穀部へと搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンの前方に配置され、前記刈取部の縦搬送装置とフィードチェーンとの間に設けられた、補助搬送装置とを有する搬送部と、を備えるコンバインは公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−92106号公報
従来刈取部と補助搬送装置は別体として配置されているため、刈取部が昇降する際には、補助搬送装置と刈取部との相対的な位置関係が変更してしまい、刈取部と補助搬送装置とが離間してしまうことがあった。このため、刈取部から送られた穀稈が補助搬送装置に正常に受け渡されず、スムーズな搬送を行うことができなかった。
そこで、本発明は係る課題に鑑み、刈取部が昇降する場合でも、効率的な搬送を行うことができるコンバインを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、穀稈を刈り取る刈取部と、穀稈を脱穀部へと搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンの前方に配置され、前記刈取部とフィードチェーンとの間に設けられた、補助搬送装置とを有する搬送部と、を備え、前記刈取部の刈取入力軸の端部に補助搬送装置を配置し、前記補助搬送装置は、補助搬送駆動ケースと補助搬送チェーンを備え、前記補助搬送駆動ケース内には、刈取第一軸の端部と、該端部に固設されたギヤと、該ギヤと噛合するギヤトレインが収納され、前記ギヤトレインを介して補助搬送ケースの外部に配置された補助搬送チェーンの駆動スプロケットへ動力を伝達するように構成し、前記補助搬送装置の補助搬送ケースと、前記刈取入力軸を内部に収納した刈取入力ケースとを連結し、前記刈取入力軸を中心する刈取部の昇降に合わせて、前記補助搬送ケースと刈取入力ケースとが一体的に回動可能に構成したコンバインである。
請求項2においては、前記補助搬送ケースと、刈取入力ケースとを、連結部材を介して連結したものである。
請求項3においては、前記連結部材は、刈取入力軸と平行な方向を長手方向とし複数設けられたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、刈取部の昇降に合わせて補助搬送ケースと刈取入力ケースとが一体的に回動できるため、刈取部の昇降時に刈取部と補助搬送装置との相対的な位置関係が変わらず、効率的な搬送を行うことができる。
請求項2においては、連結部材を介することにより、溶接等で固定する必要がなくなりコストを省くことができる。
請求項3においては、連結部材を配置するスペースを小さくすることができ、スペースを有効に活用することができる。
本発明の一実施形態に係るコンバインの全体的な構成を示した側面図。 コンバインの構成を示した正面図。 エンジンの刈取部への動力伝達機構を示すブロック図。 エンジンのフィードチェーン及び脱穀部への動力伝達機構を示すブロック図。 補助搬送装置及び刈取第一軸ケースを示す斜視図。 補助搬送装置及び刈取第一軸ケースを示す平面図。 補助搬送装置及び刈取第一軸ケースを示す側面図。 補助搬送装置及びフィードチェーンを示す側面図。 移動後の補助搬送装置及びフィードチェーンを示す側面図。 移動後の補助搬送装置及び刈取部を示す側面図。 補助搬送装置及び鉛直支軸を示す側面図。 (a)作業位置における補助搬送装置及び供給板を示す平面図(b)待機位置における補助搬送装置及び供給板を示す平面図。 刈取部及び搬送部を示す平面図。 水平方向に回動させた刈取部及び搬送部を示す平面図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明に係るコンバイン100の全体構成について図1及び図2を用いて説明する。なお、図1の矢印A方向を進行方向として定義する。コンバイン100は、走行部2と、穀稈を刈り取る刈取部3と、脱穀部4と、穀稈を脱穀部へと搬送する搬送部5と、グレンタンク6と、排出オーガ7と、運転操作部8と、エンジン9と、を具備する。走行部2は、左右一対のクローラ11・11から構成される。左右一対のクローラ11・11は、走行機体1を支持する。刈取部3は、穀稈を刈り取る部分であり、走行機体1の前部に設けられている。本実施形態では、四条刈の刈取部3を設けている。脱穀部4は刈取部3において刈り取られた穀稈を脱穀する部分であり、走行機体1の上部に設けられている。搬送部5は、刈取部3から送られる穀稈を脱穀部4へと搬送する部分であり、穀稈を脱穀部4へと搬送するフィードチェーン12と、フィードチェーン12の前方に配置され、刈取部3とフィードチェーン12との間に設けられた、補助搬送装置13とを有する。グレンタンク6は脱穀後の穀粒を貯留するタンクであり、脱穀部4の側方に搭載されている。排出オーガ7は、グレンタンク6に貯溜された穀粒を外部へ排出するための装置であり、グレンタンク6の上部に配置されている。運転操作部8は、走行機体1の前部に設けられており、運転座席14、操向ハンドル15や各種の操作レバーなどを備えた操作装置を配置している。運転座席14の下方の走行機体1には、動力源としてのエンジン9が配置されている。
次に、刈取部3の構成について図1、図2及び図3を用いて説明する。刈取部3は、刈取フレーム21と、刈取フレーム21の前端に設けられた複数の分草板22と、刈取フレーム21の前部に設けられた複数の引起ケース23と、上部搬送装置32と、下部搬送装置30と、縦搬送装置34と、を有している。刈取フレーム21は、後部が走行機体1に上下回動可能に支持されている。分草板22は、圃場の未刈穀稈を四条分で分草するためのものであり、本実施形態では、五個設けられている。引起ケース23は、後傾姿勢で左右方向に並べて立設されている。また、各引起ケース23にはそれぞれ引起タイン24が設けられており、穀稈の引起しを行う。
引起ケース23の下部後方にはスターホイル25及び掻込み用の突起付ベルト26を設けており、スターホイル25及び突起付ベルト26によって、引起こされた未刈穀稈の稈元を後方に掻き込む。また、刈取フレーム21の下方には刈刃27が設けられており、掻き込まれた未刈穀稈は刈刃27によって切断される。
刈取穀稈の稈元を前方から後方に搬送する下部搬送装置30が、後述する刈取フレーム21に支持されている。刈取穀稈の穂先側を後方へ搬送する上部搬送装置32と、下部搬送装置30の送り終端部近傍にて合流した四条分の穀稈を搬送部5のフィードチェーン12の送り始端に受継ぎ搬送させる縦搬送装置34と、が、図示しない縦搬送駆動ケースに支持されている。また、刈取部3と走行機体1との間には、図示しない刈取昇降シリンダを有している。このように構成することによって、刈取昇降シリンダを伸縮させることにより刈取部3全体を昇降可能に構成している。また、縦搬送装置34を上下に揺動させることにより、扱深調節を可能としている。刈取部3は後述する刈取第一軸47を回動支軸として上下方向に回動する。
また、刈取部3は、その内部の各装置やエンジン及びミッションケース等のメンテナンスをし易くするために、走行機体1のフィードチェーン12側の前部一側方に立設された鉛直支軸20を中心(支点)にして水平回動可能(開閉回動可能)に構成されている。
次に、刈取部3の動力伝達機構について図3を用いて説明する。エンジン9からの動力が走行部2のミッションケース40へと伝達され、ミッションケース40から走行部出力プーリ41へと動力が伝達される。走行部出力プーリ41から刈取部第一入力プーリ42へと動力が伝達される。走行部出力プーリ41と刈取部第一入力プーリ42との間にはベルトが巻回されている。また、脱穀部出力プーリ43から刈取部第二入力プーリ44へと動力が伝達される。脱穀部出力プーリ43と刈取部第二入力プーリ44との間にはベルトが巻回されており、ベルトの中途部にはテンションクラッチ45が設けられている。
通常作業時には、テンションクラッチ45は切状態になっており、走行部出力プーリ41から刈取部第一入力プーリ42へと動力が伝達される。また、走行部2が停止状態にあるときに、穀稈の流し込み作業のみを行う場合には、脱穀部4が駆動しているので、テンションクラッチ45を入状態にすることによって、脱穀部出力プーリ43から刈取部第二入力プーリ44へと伝達される。
刈取部第一入力プーリ42及び刈取部第二入力プーリ44は、刈取入力軸を構成する刈取第一軸47の一端に固設されている。
また、刈取第一軸47は、軸心方向が進行方向に対して左右方向になるように配置されている。刈取第一軸47の中途部には二つのベベルギヤが固設されており、一方のベベルギヤを介して上部搬送軸48に動力を伝達している。上部搬送軸48は、上部搬送装置32へと動力を伝達するための軸である。また、他方のべベルギヤを介して、刈取第二軸51へと動力が伝達される。また、刈取第一軸47は刈取入力ケースとしての刈取第一軸ケース50(図5参照)に収納されており、刈取第一軸ケース50の他端には補助搬送装置13の補助搬送駆動ケース110が固設されている。
刈取第二軸51の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して下部搬送軸53及び縦搬送軸55へと動力が伝達される。下部搬送軸53及び縦搬送軸55は、それぞれ下部搬送装置30及び縦搬送装置34へと動力を伝達するための軸である。また、刈取第二軸51の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第三軸58へと動力が伝達される。
刈取第三軸58の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈刃駆動軸59へと動力が伝達される。刈刃駆動軸59は、刈刃27へと動力を伝達するための軸である。また、刈取第三軸58の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第四軸62へと動力が伝達される。
刈取第四軸62の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤ及び動力伝達軸63を介してさらに搬送軸64へと動力を伝達する。搬送軸64はスターホイル25・25、突起付ベルト26・26、下部搬送装置30、及び上部搬送装置32へと動力を伝達するための軸である。刈取第四軸62の他端には、二枚のギヤが固設されており、ギヤを介して刈取第五軸71へと動力が伝達される。
刈取第五軸71の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第六軸72へと動力が伝達される。そして、刈取第六軸72から引起軸73を介して、図2に示す複数の引起ケース23・23・23・23のチェーンを駆動し、引起タイン24を駆動する。
次に、第一実施形態に係る脱穀部4及び搬送部5の動力伝達機構について図4を用いて説明する。
エンジン9に設けられた出力プーリ81から入力プーリ82へと動力が伝達される。出力プーリ81と入力プーリ82との間にはベルトが巻回されている。入力プーリ82は動力伝達第一軸83の一端に固設されている。
動力伝達第一軸83の中途部には脱穀部第一プーリ84が設けられており、脱穀部第一プーリ84から脱穀部第二プーリ85へと動力が伝達される。脱穀部第一プーリ84と脱穀部第二プーリ85との間にはベルトが巻回されている。脱穀部第二プーリ85は、複数のギヤからなる動力伝達機構86を介して脱穀部駆動軸87の一端に固設されている。動力伝達第一軸83の中途部には脱穀部出力プーリ43が設けられている。動力伝達第一軸83の中途部であって、脱穀部出力プーリ43よりも動力伝達下流側にはべベルギヤが設けられており、当該べベルギヤを介して脱穀部第一プーリ84へと動力が伝達される。
また、動力伝達軸83には動力伝達第一プーリ88が設けられている。動力伝達第一プーリ88は、動力伝達第二プーリ89へと動力を伝達する。また、動力伝達第一プーリ88と動力伝達第二プーリ89との間にはプレファン75及び唐箕76へ動力を伝達するためのプーリ77及び78が設けられている。動力伝達第二プーリ89は、第一揚穀コンベア軸90の一端に設けられており、第一揚穀コンベア91へ動力を伝達する。第一揚穀コンベア軸90の中途部には動力伝達第三プーリ92が設けられており、動力伝達第三プーリ92は動力伝達第四プーリ93へ動力を伝達する。動力伝達第四プーリ93は、二番コンベア軸95の一端に設けられており、二番コンベア96へ動力を伝達する。また、動力伝達第四プーリ93は動力伝達第五プーリ97へ動力を伝達する。動力伝達第五プーリ97は、吸引ファン軸98の中途部に設けられており、吸引ファン99に動力を伝達する。吸引ファン軸98からギヤ機構を介してフィードチェーン12の後端部に設けられたフィードチェーン回動スプロケット101へと動力が伝達される。
次に、補助搬送装置13の構成について図3及び図5を用いて説明する。補助搬送装置13は、補助搬送駆動ケース110と補助搬送チェーン111とから構成されている。補助搬送駆動ケース110は、刈取第一軸47が収納された刈取入力ケースとしての刈取第一軸ケース50に固設されている。より詳しくは、刈取第一軸ケース50に取付板112が固設されており、取付板112を介して補助搬送駆動ケース110が刈取第一軸ケース50に固設されている。
次に、補助搬送駆動ケース110の固定方法について図5から図7を用いて説明する。刈取第一軸ケース50の側面にはステー121が取り付けられている。本実施形態においては、ステー121は二つ設けられており、一つは刈取第一軸ケース50の前方へ突出しており、他の一つは、刈取第一軸ケース50の後方へ突出している。
前記ステー121の端部には連結部材122が設けられている。連結部材122は、刈取第一軸47と平行な方向を長手方向とし複数設けられている。このように構成することにより、連結部材122を刈取第一軸ケース50に沿うように配置することができるため、刈取第一軸ケース50周辺のスペースが小さい場合であっても配置することができる。連結部材122の他端は補助搬送ケース110から突設したステー121に固設されている。これにより、補助搬送ケース110は連結部材122を介して刈取第一軸ケース50に連結され、刈取部3の昇降に合わせて補助搬送ケース110と刈取入力ケース50とが一体的に移動可能に構成されている。
すなわち、刈取部4が前記刈取昇降シリンダを伸長させることにより上昇した場合において、刈取第一軸47を軸心として刈取部3及び刈取第一軸ケース50は図7の矢印方向へ回動するのに伴って、補助搬送ケース110も図7の矢印方向へと回動する。このように構成することにより、刈取部3と補助搬送ケース110とが一体的に移動できるため、刈取部3の昇降時に刈取部3と補助搬送装置13との相対的な位置関係が変わらず、効率的な搬送を行うことができる。
補助搬送駆動ケース110には、刈取第一軸47の他端が収納されており、図示せぬギヤが刈取第一軸47の他端に固設されている。また、前記ギヤは、補助搬送駆動ケース110内に設けられた図示せぬギヤトレインを介して、駆動スプロケット117へ動力を伝達するように構成されている。駆動スプロケット117は、補助搬送駆動ケース110の外側に配置されており、補助搬送チェーン111が巻回されている。また、補助搬送ケース110の外側であって、駆動スプロケット117の上部前側と上部後側には従動スプロケット118A・118Bが設けられており、補助搬送チェーン111は、駆動スプロケット117及び従動スプロケット118A・118Bを回転軸として回転する。
従動スプロケット118Aは従動スプロケット118Bと比較して低い位置に設けられている。このように構成することにより、補助搬送チェーン111の搬送面(上面)は前方から後方へ向かうにつれて高くなるように配置される。
また、補助搬送チェーン111の上方には、補助搬送チェーン111とともに穀稈を挟持するための穀稈ガイド123が設けられている。穀稈ガイド123は、刈取部3のフレームに取り付けられており、刈取部3と一体的に回動するように構成されているため、刈取部3が昇降した際に、補助搬送チェーン111と穀稈ガイド123との相対的な位置関係が変わらず効率的な搬送を行うことができる。
次に、補助搬送装置13とフィードチェーン12との位置関係について図8から図10を用いて説明する。図8に示すように、補助搬送装置13の補助搬送チェーン111の搬送面とフィードチェーン12の搬送面とは、略同じ高さに配置されており、補助搬送装置13の補助搬送チェーン111の搬送面の中途部とフィードチェーン12の搬送面の前端とが側面視で重なり合っている。このように構成することにより、刈取部3から搬送された刈取穀稈は、補助搬送チェーン111の搬送面によって後方に搬送され、補助搬送チェーン111とフィードチェーン12とが重なり合った場所において、補助搬送装置13からフィードチェーン12へと受け渡される。
また、図9及び図10に示すように、刈取部3を上方へ移動させた場合であっても、補助搬送チェーン111の搬送面とフィードチェーン12の搬送面とが側面視で重なり合う部分が存在する。このように構成することにより、刈取部3から搬送された刈取穀稈は、補助搬送チェーン111の搬送面によって後方に搬送され、補助搬送チェーン111とフィードチェーン12とが重なり合った場所において、補助搬送装置13からフィードチェーン12へと受け渡される。
また、図9及び図10に示すように刈取部3を上方へ移動させた場合であっても、穀稈ガイド123は補助搬送チェーン111とともに上方へ移動する。このように構成することにより、補助搬送チェーン111と穀稈ガイド123との相対的な位置関係が変わらず効率的な搬送を行うことができる。
次に、刈取部3を走行機体1に対して水平回動させた場合の、補助搬送装置13の移動について図11から図14を用いて説明する。
補助搬送装置13の補助搬送ケース110は、連結部材122を介して刈取第一軸ケース50に連結され、刈取部3の昇降に合わせて補助搬送ケース110と刈取入力ケース50とが一体的に移動可能に構成されている。
補助搬送装置13は、刈取第一軸47を中心として、穀稈と離間した第一の位置である待機位置と、穀稈と接触する第二の位置である作業位置との間で回動可能に構成している。図11の実線で示す待機位置においては、図11の二点鎖線で示す作業位置における補助搬送チェーン111の位置と比較して、補助搬送チェーン111の前端が前下方に位置しており、補助搬送チェーン111の後端が前上方に位置している。このため、補助搬送装置13の後端が前方へ移動し、刈取部3が水平方向に回動する場合により長い距離を回動することができる。
図12(a)に示すように、補助搬送装置13が作業位置にある場合に刈取部3を回動させた場合、回動距離d1だけ回動させたところで、走行機体1に設けられた供給板54に接触する。しかし、図12(b)に示すように、補助搬送装置13が待機位置にある場合に刈取部3を回動させた場合、回動距離d1よりも長い距離である回動距離d2だけ回動させることができる。この場合、補助搬送装置13は供給板54に接触することはない。このように構成することにより、図13に示す通常状態における刈取部3から、図14に示す開放状態へと移行する際に、補助搬送装置13の後端と、コンバイン100の走行機体1とが接触しないように配置される。
また、図11に示すように、刈取部3を軸支する鉛直支軸20には、補助搬送装置13の回動を規制するための回動規制部材131が設けられている。回動規制部材131は、鉛直支軸20の側面から突設している。また、補助搬送装置13と鉛直支軸20とを回動可能に連結する回動部材132の下面から回動規制部材131に対応する突起132Aが下方に突設されている。回動規制部材131と突起132Aとは、刈取部3が所定角度回動して開放状態となった状態で当接するように構成されており、所定角度以上回動するのを防止する。所定角度とは、コンバイン100内部の各装置やエンジン9及びミッションケース等のメンテナンスをすることが可能な角度であり、例えば30から40度である。このように構成することにより、刈取部3を開放した状態から更に補助搬送装置13が移動して、コンバイン100の走行機体1やフィードチェーン12と当接するのを防止することができる。
なお、本実施形態においては、連結部材を二つ設けたが連結部材の個数や配置場所は本実施形態に限定するものではなく、例えば、三個以上で構成しても良いし、側面視で円周上に等間隔で配置することも可能である。
以上のように、穀稈を刈り取る刈取部3と、穀稈を脱穀部4へと搬送するフィードチェーン12と、フィードチェーン12の前方に配置され、刈取部3とフィードチェーン12との間に設けられた、補助搬送装置13とを有する搬送部5と、を備え、刈取部3の刈取第一軸47の端部に補助搬送装置13を配置し、補助搬送装置13の補助搬送ケース110と、刈取第一軸47の刈取第一軸ケース50とを連結し、刈取部3の昇降に合わせて補助搬送ケース110と刈取第一軸ケース50とが一体的に移動可能に構成したものである。このように構成することにより、刈取部3の昇降に合わせて補助搬送ケース110と刈取第一軸ケース50とが一体的に移動できるため、刈取部3の昇降時に刈取部3と補助搬送装置13との相対的な位置関係が変わらず、効率的な搬送を行うことができる。
また、補助搬送ケース110と、刈取第一軸ケース50とを、連結部材122を介して連結したものである。このように構成することにより、連結部材122を介することにより、溶接等で固定する必要がなくなりコストを省くことができる。
また、連結部材122は、刈取第一軸47と平行な方向を長手方向とし複数設けられたものである。このように構成することにより、連結部材122を配置するスペースを小さくすることができ、スペースを有効に活用することができる。
2 走行部
3 刈取部
4 脱穀部
5 搬送部
12 フィードチェーン
13 補助搬送装置
47 刈取第一軸(刈取入力軸)
50 刈取第一軸ケース(刈取入力ケース)
100 コンバイン
110 補助搬送ケース
111 補助搬送チェーン
122 連結部材

Claims (3)

  1. 穀稈を刈り取る刈取部と、穀稈を脱穀部へと搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンの前方に配置され、前記刈取部とフィードチェーンとの間に設けられた、補助搬送装置とを有する搬送部と、を備え、
    前記刈取部の刈取入力軸の端部に補助搬送装置を配置し、
    前記補助搬送装置は、補助搬送駆動ケースと補助搬送チェーンを備え、
    前記補助搬送駆動ケース内には、刈取第一軸の端部と、該端部に固設されたギヤと、該ギヤと噛合するギヤトレインが収納され、
    前記ギヤトレインを介して補助搬送ケースの外部に配置された補助搬送チェーンの駆動スプロケットへ動力を伝達するように構成し、
    前記補助搬送装置の補助搬送ケースと、前記刈取入力軸を内部に収納した刈取入力ケースとを連結し、
    前記刈取入力軸を中心する刈取部の昇降に合わせて、前記補助搬送ケースと刈取入力ケースとが一体的に回動可能に構成した
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記補助搬送ケースと、刈取入力ケースとを、連結部材を介して連結したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記連結部材は、刈取入力軸と平行な方向を長手方向とし複数設けられたことを特徴とする請求項2に記載のコンバイン。
JP2012225558A 2012-10-10 2012-10-10 コンバイン Active JP5993699B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012225558A JP5993699B2 (ja) 2012-10-10 2012-10-10 コンバイン
CN201380050541.9A CN104684378B (zh) 2012-10-10 2013-10-09 联合收割机
KR1020157007803A KR101709779B1 (ko) 2012-10-10 2013-10-09 콤바인
PCT/JP2013/077488 WO2014057981A1 (ja) 2012-10-10 2013-10-09 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012225558A JP5993699B2 (ja) 2012-10-10 2012-10-10 コンバイン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014076006A JP2014076006A (ja) 2014-05-01
JP5993699B2 true JP5993699B2 (ja) 2016-09-14

Family

ID=50781915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012225558A Active JP5993699B2 (ja) 2012-10-10 2012-10-10 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5993699B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004129521A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン
JP4873643B2 (ja) * 2007-07-23 2012-02-08 ヤンマー株式会社 コンバイン
JP2009284773A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバイン
JP4835747B2 (ja) * 2009-10-30 2011-12-14 井関農機株式会社 コンバイン
JP2011055788A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Kubota Corp 回転軸構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014076006A (ja) 2014-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009142173A (ja) 多条刈りコンバイン
WO2014057981A1 (ja) コンバイン
JP5993699B2 (ja) コンバイン
JP2010051219A (ja) コンバイン
JP5003361B2 (ja) コンバイン
JP2013059283A (ja) コンバイン
JP5452129B2 (ja) コンバイン
JP2014076007A (ja) コンバイン
JP2014000032A (ja) コンバイン
JP2005095189A (ja) コンバインの刈取部の補助搬送装置
JP2013039092A (ja) コンバイン
JP5841877B2 (ja) コンバイン
JP2004283048A (ja) コンバイン
JP5841850B2 (ja) コンバイン
JP5083352B2 (ja) 刈取装置
JP2013230125A (ja) コンバイン
JP6524946B2 (ja) コンバイン
JP3831520B2 (ja) コンバイン
JP2014018114A (ja) コンバイン
JP2007209279A (ja) コンバイン
JP2003180134A (ja) コンバイン
JP3831327B2 (ja) コンバイン
JP5018184B2 (ja) コンバイン
JP4730370B2 (ja) コンバイン
JP2948188B2 (ja) コンバインの刈取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160726

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5993699

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350