JP2014018114A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】刈取穀稈の搬送姿勢を制御可能とし、作業を効率化することができるコンバインを提供する。
【解決手段】エンジン9からの動力を、刈取部3の上部搬送装置35、スターホイル25、及び株元搬送装置30へ伝達するコンバインであって、上部搬送装置35は、第一上部搬送装置35Aと、第一上部搬送装置35Aよりも搬送方向上手側に設けられた第二上部搬送装置35Bと、を有し、エンジン9からの動力を伝達する刈取第一軸47を有し、刈取第一軸47から第一上部搬送装置35Aへ動力を伝達する上部搬送軸48を設け、上部伝達軸48には、第一上部搬送装置35Aの回転速度を変更するための変速機構60が設けられる。
【選択図】図5
【解決手段】エンジン9からの動力を、刈取部3の上部搬送装置35、スターホイル25、及び株元搬送装置30へ伝達するコンバインであって、上部搬送装置35は、第一上部搬送装置35Aと、第一上部搬送装置35Aよりも搬送方向上手側に設けられた第二上部搬送装置35Bと、を有し、エンジン9からの動力を伝達する刈取第一軸47を有し、刈取第一軸47から第一上部搬送装置35Aへ動力を伝達する上部搬送軸48を設け、上部伝達軸48には、第一上部搬送装置35Aの回転速度を変更するための変速機構60が設けられる。
【選択図】図5
Description
本発明は、コンバインの技術に関し、刈取穀稈の搬送姿勢を制御可能な刈取部を備えたコンバインの技術に関する。
従来、穀稈を刈り取る刈取部を備えるコンバインは公知となっている。刈取部は、刈取フレームと、刈取フレームの前端に設けられた複数の分草板と、刈取フレームの前部に設けられた複数の引起ケースと、上部搬送装置と、下部搬送装置と、縦搬送装置と、を有している。例えば、四条刈の刈取部を有する場合、下部搬送装置は、右二条分の穀稈を左斜め後方に搬送する右下部搬送チェーンと、左二条分の穀稈を右斜め後方に搬送して穀稈を右下部搬送チェーンの送り終端部近傍に合流させる左下部搬送チェーンと、から構成され、上部搬送装置は、右二条分の穀稈の穂先部を左斜め後方に搬送する右上部搬送チェーンと、四条分の穀稈の穂先部をフィードチェーンに向けて後ろ斜め方向に搬送する上部搬送チェーンと、から構成される。
しかし、右下部搬送チェーン及び右上部搬送チェーンの搬送速度が一定であるため、倒伏した穀稈を搬送する場合、穀稈の穂先側が、穀稈の株元側よりも遅れて搬送され、搬送姿勢が傾斜した状態となる。このような場合には、穂先切れが発生する等の問題が起こっていた。
そこで、本発明は係る課題に鑑み、刈取穀稈の搬送姿勢を制御可能とし、作業を効率化することができるコンバインを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、エンジンからの動力を、刈取部の上部搬送装置、掻込ホイル、及び株元搬送装置へ伝達するコンバインであって、上部搬送装置は、第一の上部搬送装置と、前記第一の上部搬送装置よりも搬送方向上手側に設けられた第二の上部搬送装置と、を有し、エンジンからの動力を伝達する刈取入力軸を有し、前記刈取入力軸から前記第一の上部搬送装置へ動力を伝達する上部搬送動力伝達機構を設け、前記動力伝達機構には、前記第一の上部搬送装置の回転速度を変更するための変速機構が設けられるものである。
請求項2においては、前記上部搬送動力伝達機構は、上部搬送軸を有し、前記上部搬送軸は、前記刈取入力軸からの動力を前記第一の上部搬送装置に伝達するための軸であり、前記変速機構は、前記上部搬送軸に設けられた遊星歯車機構により構成されたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、第一の上部搬送装置の搬送速度を変更することができるので、穀稈の穂先側が株元側よりも遅れた場合であっても、搬送姿勢を制御することができ、穀稈の搬送が効率的に行える。
請求項2においては、第一の上部搬送装置の搬送速度を変更することができるので、穀稈の穂先側が株元側よりも遅れた場合であっても、搬送姿勢を制御することができ、穀稈の搬送が効率的に行える。
また、遊星歯車機構を上部搬送軸に設けることにより、スペースを効率よく使用することができる。
また、遊星歯車機構を上部搬送軸に設けることにより、スペースを効率よく使用することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の第一実施形態に係るコンバイン100の全体構成について図1及び図2を用いて説明する。なお、図1の矢印A方向を進行方向として定義する。
コンバイン100は、走行部2と、穀稈を刈り取る刈取部3と、脱穀部4と、穀稈を脱穀部へと搬送する搬送部5と、グレンタンク6と、排出オーガ7と、運転操作部8と、エンジン9と、を具備する。
走行部2は、左右一対のクローラ11・11から構成される。左右一対のクローラ11・11は、走行機体1を支持する。
刈取部3は、穀稈を刈り取る部分であり、走行機体1の前部に設けられている。本実施形態では、四条刈の刈取部3を設けている。
脱穀部4は刈取部3において刈り取られた穀稈を脱穀する部分であり、走行機体1の上部に設けられている。
搬送部5は、刈取部3から送られる穀稈を脱穀部4へと搬送する部分であり、穀稈を脱穀部へと搬送するフィードチェーン12を有する。
グレンタンク6は脱穀後の穀粒を貯留するタンクであり、脱穀部4の側方に搭載されている。排出オーガ7は、グレンタンク6に貯溜された穀粒を外部へ排出するための装置であり、グレンタンク6の上部に配置されている。運転操作部8は、走行機体1の前部に設けられており、運転座席14、操向ハンドル15や各種の操作レバーなどを備えた操作装置を配置している。運転座席14の下方の走行機体1には、動力源としてのエンジン9が配置されている。
コンバイン100は、走行部2と、穀稈を刈り取る刈取部3と、脱穀部4と、穀稈を脱穀部へと搬送する搬送部5と、グレンタンク6と、排出オーガ7と、運転操作部8と、エンジン9と、を具備する。
走行部2は、左右一対のクローラ11・11から構成される。左右一対のクローラ11・11は、走行機体1を支持する。
刈取部3は、穀稈を刈り取る部分であり、走行機体1の前部に設けられている。本実施形態では、四条刈の刈取部3を設けている。
脱穀部4は刈取部3において刈り取られた穀稈を脱穀する部分であり、走行機体1の上部に設けられている。
搬送部5は、刈取部3から送られる穀稈を脱穀部4へと搬送する部分であり、穀稈を脱穀部へと搬送するフィードチェーン12を有する。
グレンタンク6は脱穀後の穀粒を貯留するタンクであり、脱穀部4の側方に搭載されている。排出オーガ7は、グレンタンク6に貯溜された穀粒を外部へ排出するための装置であり、グレンタンク6の上部に配置されている。運転操作部8は、走行機体1の前部に設けられており、運転座席14、操向ハンドル15や各種の操作レバーなどを備えた操作装置を配置している。運転座席14の下方の走行機体1には、動力源としてのエンジン9が配置されている。
次に刈取部3の構成について図1から図5を用いて説明する。
刈取部3は、刈取フレーム21と、刈取フレーム21の前端に設けられた複数の分草板22と、刈取フレーム21の前部に設けられた複数の引起ケース23と、株元搬送装置30と、縦搬送チェーン34と、上部搬送装置35と、掻込ホイルとしてのスターホイル25を有している。刈取フレーム21は、後部が走行機体1に上下回動可能に支持されている。分草板22は、圃場の未刈り穀稈を四条分で分草するためのものであり、本実施形態では、五個設けられている。引起ケース23は、後傾姿勢で左右方向に並べて立設されている。また、各引起ケース23にはそれぞれ引起タイン24が設けられており、穀稈の引起しを行う。
刈取部3は、刈取フレーム21と、刈取フレーム21の前端に設けられた複数の分草板22と、刈取フレーム21の前部に設けられた複数の引起ケース23と、株元搬送装置30と、縦搬送チェーン34と、上部搬送装置35と、掻込ホイルとしてのスターホイル25を有している。刈取フレーム21は、後部が走行機体1に上下回動可能に支持されている。分草板22は、圃場の未刈り穀稈を四条分で分草するためのものであり、本実施形態では、五個設けられている。引起ケース23は、後傾姿勢で左右方向に並べて立設されている。また、各引起ケース23にはそれぞれ引起タイン24が設けられており、穀稈の引起しを行う。
引起ケース23の下部後方には掻込ホイルとしてのスターホイル25及び掻込み用の突起付ベルト26を設けており、スターホイル25及び突起付ベルト26によって、引起こされた未刈穀稈の稈元を後方に掻き込む。また、刈取フレーム21の下方には刈刃27が設けられており、掻き込まれた未刈穀稈は刈刃27によって切断される。
刈取穀稈の株元を前方から後方に搬送する株元搬送装置30が、後述する刈取フレーム21に支持されている。株元搬送装置30は、右二条分の刈取穀稈を左斜め後方に搬送する右下部搬送チェーン30Rと左二条分の刈取穀稈を右斜め後方に搬送してその株元部を右下部搬送チェーン30Rの送り終端部近傍に合流させる左下部搬送チェーン30Lとから構成されている。
そして、右下部搬送チェーン30Rの下手側に設けられた縦搬送チェーン34により、右下部搬送チェーン30Rの送り終端部にて合流した四条分の刈取穀稈の株元部をフィードチェーン12に向けて後ろ斜め上方に搬送することができる。
また、縦搬送チェーン34とフィードチェーン12との間で刈取穀稈の株元の搬送を中継するための補助搬送チェーン36が設けられている。
また、縦搬送チェーン34とフィードチェーン12との間で刈取穀稈の株元の搬送を中継するための補助搬送チェーン36が設けられている。
また、株元搬送装置30を構成する右下部搬送チェーン30R及び縦搬送チェーン34の上方に4条分の刈取穀稈の穂先部を寄せ集めながら左斜め後方に搬送する上部搬送装置35を設けている。
上部搬送装置35は、第一上部搬送装置35Aと第二上部搬送装置35Bとから構成されている。第一上部搬送装置35Aは、第二上部搬送装置35Bよりも上方に配置されており、言い換えれば第二上部搬送装置35Bの搬送方向下手側に配置されている。
また、刈取部3と走行機体1との間には、刈取昇降シリンダ39を有している。このように構成することによって、刈取昇降シリンダ39を伸縮させることにより刈取部3全体を昇降可能に構成している。また、縦搬送チェーン34を上下に揺動させることにより、扱深調節を可能としている。
上部搬送装置35は、第一上部搬送装置35Aと第二上部搬送装置35Bとから構成されている。第一上部搬送装置35Aは、第二上部搬送装置35Bよりも上方に配置されており、言い換えれば第二上部搬送装置35Bの搬送方向下手側に配置されている。
また、刈取部3と走行機体1との間には、刈取昇降シリンダ39を有している。このように構成することによって、刈取昇降シリンダ39を伸縮させることにより刈取部3全体を昇降可能に構成している。また、縦搬送チェーン34を上下に揺動させることにより、扱深調節を可能としている。
また、刈取部3は、その内部の各装置やエンジン9及びミッションケース40等のメンテナンスをし易くするために、走行機体1のフィードチェーン12側の前部一側方に立設された鉛直支軸20を中心(支点)にして水平回動可能(開閉回動可能)に構成されている。
次に、刈取部3の動力伝達機構について図3、図4、図5を用いて説明する。
エンジン9からの動力が走行部2のミッションケース40へと伝達され、ミッションケース40から走行部出力プーリ41へと動力が伝達される。走行部出力プーリ41から刈取部第一入力プーリ42へと動力が伝達される。走行部出力プーリ41と刈取部第一入力プーリ42との間にはベルトが巻回されている。
また、脱穀部出力プーリ43から刈取部第二入力プーリ44へと動力が伝達される。脱穀部出力プーリ43と刈取部第二入力プーリ44との間にはベルトが巻回されており、ベルトの中途部にはテンションクラッチ45が設けられている。
エンジン9からの動力が走行部2のミッションケース40へと伝達され、ミッションケース40から走行部出力プーリ41へと動力が伝達される。走行部出力プーリ41から刈取部第一入力プーリ42へと動力が伝達される。走行部出力プーリ41と刈取部第一入力プーリ42との間にはベルトが巻回されている。
また、脱穀部出力プーリ43から刈取部第二入力プーリ44へと動力が伝達される。脱穀部出力プーリ43と刈取部第二入力プーリ44との間にはベルトが巻回されており、ベルトの中途部にはテンションクラッチ45が設けられている。
通常作業時には、テンションクラッチ45は切状態になっており、走行部出力プーリ41から刈取部第一入力プーリ42へと動力が伝達される。また、走行部2が停止状態にあるときに、穀稈の流し込み作業のみを行う場合には、脱穀部4が駆動しているので、テンションクラッチ45を入状態にすることによって、脱穀部出力プーリ43から刈取部第二入力プーリ44へと伝達される。
刈取部第一入力プーリ42及び刈取部第二入力プーリ44は、刈取入力軸を構成する刈取第一軸47の一端に固設されている。
また、刈取第一軸47は、軸心方向が進行方向に対して左右方向になるように配置されている。
刈取第一軸47の中途部には二つのベベルギヤが固設されており、一方のベベルギヤを介して上部搬送動力伝達機構としての上部搬送軸48に動力を伝達している。上部搬送軸48は、上部搬送装置35の第一上部搬送装置35Aへと動力を伝達するための軸である。上部搬送軸48の中途部にはスプロケットが設けられており、該スプロケットから第一上部搬送装置35Aへと動力が伝達される。また、第一上部搬送装置35Aのスプロケットの軸上には、第一上部搬送装置35Aの回転速度を変更するための変速機構60が設けられている。また、他方のべベルギヤを介して、刈取第二軸51へと動力が伝達される。
また、上部搬送軸48の中途部には、スプロケットが設けられており、スプロケットを介して補助搬送チェーン36へと動力が伝達される。補助搬送チェーン36は、縦搬送チェーン34とフィードチェーン12との間で刈取穀稈の株元の搬送を中継するものである。
刈取第一軸47の中途部には二つのベベルギヤが固設されており、一方のベベルギヤを介して上部搬送動力伝達機構としての上部搬送軸48に動力を伝達している。上部搬送軸48は、上部搬送装置35の第一上部搬送装置35Aへと動力を伝達するための軸である。上部搬送軸48の中途部にはスプロケットが設けられており、該スプロケットから第一上部搬送装置35Aへと動力が伝達される。また、第一上部搬送装置35Aのスプロケットの軸上には、第一上部搬送装置35Aの回転速度を変更するための変速機構60が設けられている。また、他方のべベルギヤを介して、刈取第二軸51へと動力が伝達される。
また、上部搬送軸48の中途部には、スプロケットが設けられており、スプロケットを介して補助搬送チェーン36へと動力が伝達される。補助搬送チェーン36は、縦搬送チェーン34とフィードチェーン12との間で刈取穀稈の株元の搬送を中継するものである。
刈取第二軸51の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して下部搬送軸53へと動力が伝達される。下部搬送軸53の中途部にはギヤが固設されており、ギヤを介して縦搬送軸55へと動力が伝達される。また、下部搬送軸53の端部にはスプロケットが設けられており、スプロケットから右下部搬送チェーン30Rへと動力が伝達される。
右下部搬送チェーン30Rは、搬送方向下手側に駆動スプロケット75が設けられており、上手側に従動スプロケット76が設けられている。従動スプロケット76は、スターホイル駆動軸77に固設されている。これにより、右下部搬送チェーン30Rの従動スプロケット76を介してスターホイル駆動軸77に動力が伝達され、スターホイル25が回動する。スターホイル駆動軸77の上端にはスプロケット78が設けられており、スプロケット78から、上部搬送装置35の第二上部搬送装置35Bを駆動するためのスプロケット79に動力が伝達される。スプロケット79は第二上部搬送軸56に固設されており、また、第二上部搬送軸56の上端にはスプロケット57が設けられており、スプロケット57を介して第二上部搬送装置35Bに動力が伝達される。
また、刈取第二軸51の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第三軸58へと動力が伝達される。
このように構成することにより、第二上部搬送装置35Bのスプロケット57を搬送方向上流側であって、スターホイル駆動軸77の近傍に配置することができるため、スターホイル25及び第二上部搬送装置35Bの動力伝達系を一か所にまとめることができる。
また、刈取第二軸51の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第三軸58へと動力が伝達される。
このように構成することにより、第二上部搬送装置35Bのスプロケット57を搬送方向上流側であって、スターホイル駆動軸77の近傍に配置することができるため、スターホイル25及び第二上部搬送装置35Bの動力伝達系を一か所にまとめることができる。
刈取第三軸58の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈刃駆動軸59へと動力が伝達される。刈刃駆動軸59は、刈刃27へと動力を伝達するための軸である。
また、刈取第三軸58の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第四軸62へと動力が伝達される。
また、刈取第三軸58の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第四軸62へと動力が伝達される。
刈取第四軸62の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤ及び動力伝達軸63を介してさらに搬送軸64へと動力を伝達する。搬送軸64はスターホイル25・25、突起付ベルト26・26、左下部搬送チェーン30L、及び左上部搬送装置32へと動力を伝達するための軸である。
刈取第四軸62の他端には、二枚のギヤが固設されており、ギヤを介して刈取第五軸71へと動力が伝達される。
刈取第四軸62の他端には、二枚のギヤが固設されており、ギヤを介して刈取第五軸71へと動力が伝達される。
刈取第五軸71の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第六軸72へと動力が伝達される。
そして、刈取第六軸72から引起軸73を介して、図2に示す複数の引起ケース23・23・23・23のチェーンを駆動し、引起タイン24を駆動する。
そして、刈取第六軸72から引起軸73を介して、図2に示す複数の引起ケース23・23・23・23のチェーンを駆動し、引起タイン24を駆動する。
次に、第一上部搬送装置35Aに設けられた変速機構60について、図6を用いて、説明する。
変速機構60は、遊星ギヤ機構で構成されており、上部搬送軸48の上端に設けられている。上部搬送軸の上端には遊星ギヤ支軸81が設けられており、遊星ギヤ支軸81の一端には、キャリアが設けられて、キャリアに複数の遊星ギヤ82・82が回動自在に支持されている。また、遊星ギヤ支軸81と同一軸線上に中心軸を有する太陽ギヤ83が設けられている。太陽ギヤ83は太陽ギヤ支軸85に固設され、太陽ギヤ83は遊星ギヤ82と噛合している。また複数の遊星ギヤ82の周囲にはリングギヤ84が設けられており、リングギヤ84の内周面に設けられたギヤ溝と、遊星ギヤ82とが噛合している。
変速機構60は、遊星ギヤ機構で構成されており、上部搬送軸48の上端に設けられている。上部搬送軸の上端には遊星ギヤ支軸81が設けられており、遊星ギヤ支軸81の一端には、キャリアが設けられて、キャリアに複数の遊星ギヤ82・82が回動自在に支持されている。また、遊星ギヤ支軸81と同一軸線上に中心軸を有する太陽ギヤ83が設けられている。太陽ギヤ83は太陽ギヤ支軸85に固設され、太陽ギヤ83は遊星ギヤ82と噛合している。また複数の遊星ギヤ82の周囲にはリングギヤ84が設けられており、リングギヤ84の内周面に設けられたギヤ溝と、遊星ギヤ82とが噛合している。
リングギヤ84は、外周面に歯が設けられたスプロケットとして構成されており、該スプロケットにより、第一上部搬送装置35Aが駆動される。
また、太陽ギヤ支軸85の上端には減速機構を介して変速モータ86が接続されている。変速モータ86は切替スイッチまたは変速操作手段と接続されている。切替スイッチをオン、または、変速操作手段を増速または減速に操作することにより、変速モータ86を駆動させることによって、太陽ギヤ83を駆動させることができる。変速操作手段を無段階で増速または減速に調節可能に構成することで、走行速度や倒伏状態に合わせて搬送下手側の上部搬送装置35の搬送速度を変更することができる。
このように構成することにより、例えば、変速モータ86を減速側に駆動させることにより、上部搬送軸48の回転速度よりも遅い速度でリングギヤ84を回転させることができる。この場合、第一上部搬送装置35Aの搬送速度は減速される。
また、変速モータ86を前記と反対方向の増速側に駆動させることにより、上部搬送軸48の回転速度よりも速い速度でリングギヤ84を回転させることができる。この場合、第一上部搬送装置35Aの搬送速度は増速される。
このように構成することにより、例えば、変速モータ86を減速側に駆動させることにより、上部搬送軸48の回転速度よりも遅い速度でリングギヤ84を回転させることができる。この場合、第一上部搬送装置35Aの搬送速度は減速される。
また、変速モータ86を前記と反対方向の増速側に駆動させることにより、上部搬送軸48の回転速度よりも速い速度でリングギヤ84を回転させることができる。この場合、第一上部搬送装置35Aの搬送速度は増速される。
以上のように、エンジン9からの動力を、刈取部3の上部搬送装置35、スターホイル25、及び株元搬送装置30へ伝達するコンバインであって、上部搬送装置35は、第一上部搬送装置35Aと、第一上部搬送装置35Aよりも搬送方向上手側に設けられた第二上部搬送装置35Bと、を有し、エンジン9からの動力を伝達する刈取第一軸47を有し、刈取第一軸47から第一上部搬送装置35Aへ動力を伝達する上部搬送軸48を設け、上部伝達軸48には、第一上部搬送装置35Aの回転速度を変更するための変速機構60が設けられるものである。
このように構成することにより、第一上部搬送装置35Aの搬送速度を変更することができるので、穀稈の穂先側が株元側よりも遅れた場合であっても、搬送姿勢を制御することができ、穀稈の搬送が効率的に行える。
このように構成することにより、第一上部搬送装置35Aの搬送速度を変更することができるので、穀稈の穂先側が株元側よりも遅れた場合であっても、搬送姿勢を制御することができ、穀稈の搬送が効率的に行える。
また、上部搬送軸48は、刈取第一軸47からの動力を第一上部搬送装置35Aに伝達するための軸であり、変速機構60は、上部搬送軸48に設けられた遊星歯車機構により構成されたものである。
このように構成することにより、第一上部搬送装置35Aの搬送速度を変更することができるので、穀稈の穂先側が株元側よりも遅れた場合であっても、搬送姿勢を制御することができ、穀稈の搬送が効率的に行える。
また、遊星歯車機構を上部搬送軸48に設けることにより、スペースを効率よく使用することができる。
このように構成することにより、第一上部搬送装置35Aの搬送速度を変更することができるので、穀稈の穂先側が株元側よりも遅れた場合であっても、搬送姿勢を制御することができ、穀稈の搬送が効率的に行える。
また、遊星歯車機構を上部搬送軸48に設けることにより、スペースを効率よく使用することができる。
2 走行部
3 刈取部
4 脱穀部
9 エンジン
12 フィードチェーン
25 スターホイル(掻込ホイル)
30 株元搬送装置
35 上部搬送装置
35A 第一上部搬送装置(第一の上部搬送装置)
35B 第二上部搬送装置(第二の上部搬送装置)
47 刈取第一軸(刈取入力軸)
48 上部搬送軸
60 変速装置
77 スターホイル駆動軸(掻込駆動軸)
3 刈取部
4 脱穀部
9 エンジン
12 フィードチェーン
25 スターホイル(掻込ホイル)
30 株元搬送装置
35 上部搬送装置
35A 第一上部搬送装置(第一の上部搬送装置)
35B 第二上部搬送装置(第二の上部搬送装置)
47 刈取第一軸(刈取入力軸)
48 上部搬送軸
60 変速装置
77 スターホイル駆動軸(掻込駆動軸)
Claims (2)
- エンジンからの動力を、刈取部の上部搬送装置、掻込ホイル、及び株元搬送装置へ伝達するコンバインであって、
上部搬送装置は、第一の上部搬送装置と、前記第一の上部搬送装置よりも搬送方向上手側に設けられた第二の上部搬送装置と、を有し、
エンジンからの動力を伝達する刈取入力軸を有し、
前記刈取入力軸から前記第一の上部搬送装置へ動力を伝達する上部搬送動力伝達機構を設け、
前記動力伝達機構には、前記第一の上部搬送装置の回転速度を変更するための変速機構が設けられる
ことを特徴とするコンバイン。 - 前記上部搬送動力伝達機構は、上部搬送軸を有し、
前記上部搬送軸は、前記刈取入力軸からの動力を前記第一の上部搬送装置に伝達するための軸であり、
前記変速機構は、前記上部搬送軸に設けられた遊星歯車機構により構成された
ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012157770A JP2014018114A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012157770A JP2014018114A (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | コンバイン |
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JPH11164611A (ja) * | 1997-12-05 | 1999-06-22 | Iseki & Co Ltd | 穀稈搬送装置 |
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-
2012
- 2012-07-13 JP JP2012157770A patent/JP2014018114A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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