JP2013230125A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】刈取部の穀稈を搬送する速度が遅い状態であっても、穀稈の受け継ぎ遅れを無くし、脱穀性能を向上させることができるコンバインを提供する。
【解決手段】穀稈を刈り取る刈取部3と、穀稈を脱穀部4へと搬送するフィードチェーン12と、フィードチェーン12の前方に配置され、刈取部3とフィードチェーン12との間に設けられた、補助搬送装置13とを有する搬送部5と、を備え、刈取部3の刈取第一軸47を脱穀部4の前方に左右水平方向に配置し、補助搬送装置13は、刈取第一軸47の回転速度が所定速度よりも速くなった際に、穀稈と接触する位置に移動可能に構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンバインの技術に関する。
従来、穀稈を刈り取る刈取部と、穀稈を脱穀部へと搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンの前方に配置され、前記刈取部の縦搬送装置とフィードチェーンとの間に設けられた、補助搬送装置とを有する搬送部と、を備えるコンバインは公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−92106号公報
コンバインを始動した直後における刈取部の穀稈を搬送する速度は遅い状態から始まる。一方、搬送部の補助搬送装置は定常回転しているため、コンバインを始動した直後において、刈取部から搬送部へ受け継ぐ際に穀稈の流れに乱れが生じていた。そのため、穀稈の搬送効率が落ちるという問題があった。
そこで、本発明は係る課題に鑑み、刈取部の穀稈を搬送する速度が遅い状態であっても、穀稈の受け継ぎ遅れを無くし、脱穀性能を向上させることができるコンバインを提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、穀稈を刈り取る刈取部と、穀稈を脱穀部へと搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンの前方に配置され、前記刈取部とフィードチェーンとの間に設けられた、補助搬送装置とを有する搬送部と、を備え、前記刈取部の刈取入力軸を脱穀部の前方に左右水平方向に配置し、前記補助搬送装置は、前記刈取入力軸の回転速度が所定速度よりも速くなった際に、穀稈と接触する位置に移動可能に構成したものである。
請求項2においては、前記補助搬送装置は、前記刈取入力軸を中心として回動可能に構成したものである。
請求項3においては、前記補助搬送装置を回動駆動させる回動駆動装置を制御する制御装置を備え、前記刈取入力軸の回転速度が所定速度よりも速くなったときは、前記補助搬送装置を穀稈と離間した位置から穀稈と接触する位置に移動するように回動駆動装置を制御したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、刈取入力軸の回転速度が所定速度よりも速くなったときは、刈取部から補助搬送装置を介してフィードチェーンへ受け継ぎさせることにより、穀稈の受け継ぎ遅れを無くし、脱穀性能を向上させることができる。
請求項2においては、刈取入力軸が回動軸と兼用できるため、部品点数が増加することがない。
請求項3においては、刈取入力軸の回転速度が所定速度よりも速くなったときは、刈取部から補助搬送装置を介してフィードチェーンへ受け継ぎさせるように制御することにより、確実に補助搬送装置を穀稈に接触させることができる。
本発明の一実施形態に係るコンバインの全体的な構成を示した側面図。 コンバインの構成を示した正面図。 エンジンの刈取部への動力伝達機構を示すブロック図。 エンジンのフィードチェーン及び脱穀部への動力伝達機構を示すブロック図。 (a)補助搬送装置を示す平面図(b)同じく側面図。 (a)待機位置における補助搬送装置を示す側面図(b)作業位置における補助搬送装置を示す側面図。 補助搬送装置の回動制御を示すブロック図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明に係るコンバイン100の全体構成について図1及び図2を用いて説明する。なお、図1の矢印A方向を進行方向として定義する。
コンバイン100は、走行部2と、穀稈を刈り取る刈取部3と、脱穀部4と、穀稈を脱穀部へと搬送する搬送部5と、グレンタンク6と、排出オーガ7と、運転操作部8と、エンジン9と、を具備する。
走行部2は、左右一対のクローラ11・11から構成される。左右一対のクローラ11・11は、走行機体1を支持する。
刈取部3は、穀稈を刈り取る部分であり、走行機体1の前部に設けられている。本実施形態では、四条刈の刈取部3を設けている。
脱穀部4は刈取部3において刈り取られた穀稈を脱穀する部分であり、走行機体1の上部に設けられている。
搬送部5は、刈取部3から送られる穀稈を脱穀部へと搬送する部分であり、穀稈を脱穀部へと搬送するフィードチェーン12と、フィードチェーン12の前方に配置され、刈取部3とフィードチェーン12との間に設けられた、補助搬送装置13とを有する。
グレンタンク6は脱穀後の穀粒を貯留するタンクであり、脱穀部4の側方に搭載されている。排出オーガ7は、グレンタンク6に貯溜された穀粒を外部へ排出するための装置であり、グレンタンク6の上部に配置されている。運転操作部8は、走行機体1の前部に設けられており、運転座席14、操向ハンドル15や各種の操作レバーなどを備えた操作装置を配置している。運転座席14の下方の走行機体1には、動力源としてのエンジン9が配置されている。
次に、刈取部3の構成について図1、図2及び図3を用いて説明する。
刈取部3は、刈取フレーム21と、刈取フレーム21の前端に設けられた複数の分草板22と、刈取フレーム21の前部に設けられた複数の引起ケース23と、上部搬送装置32と、下部搬送装置30と、縦搬送装置34と、を有している。刈取フレーム21は、後部が走行機体1に上下回動可能に支持されている。分草板22は、圃場の未刈り穀稈を四条分で分草するためのものであり、本実施形態では、五個設けられている。引起ケース23は、後傾姿勢で左右方向に並べて立設されている。また、各引起ケース23にはそれぞれ引起タイン24が設けられており、穀稈の引起しを行う。
引起ケース23の下部後方にはスターホイル25及び掻込み用の突起付ベルト26を設けており、スターホイル25及び突起付ベルト26によって、引起こされた未刈穀稈の稈元を後方に掻き込む。また、刈取フレーム21の下方には刈刃27が設けられており、掻き込まれた未刈穀稈は刈刃27によって切断される。
刈取穀稈の稈元を前方から後方に搬送する下部搬送装置30が、後述する刈取フレーム21に支持されている。
刈取穀稈の穂先側を後方へ搬送する上部搬送装置32と、下部搬送装置30の送り終端部近傍にて合流した四条分の穀稈を搬送部5のフィードチェーン12の送り始端に受継ぎ搬送させる縦搬送装置34と、が、図示しない縦搬送駆動ケースに支持されている。
また、刈取部3と走行機体1との間には、図示しない刈取昇降シリンダを有している。このように構成することによって、刈取昇降シリンダを伸縮させることにより刈取部3全体を昇降可能に構成している。また、縦搬送装置34を上下に揺動させることにより、扱深調節を可能としている。
また、刈取部3は、その内部の各装置やエンジン及びミッションケース等のメンテナンスをし易くするために、走行機体1のフィードチェーン12側の前部一側方に立設された鉛直支軸20を中心(支点)にして水平回動可能(開閉回動可能)に構成されている。
次に、刈取部3の動力伝達機構について図3を用いて説明する。
エンジン9からの動力が走行部2のミッションケース40へと伝達され、ミッションケース40から走行部出力プーリ41へと動力が伝達される。走行部出力プーリ41から刈取部第一入力プーリ42へと動力が伝達される。走行部出力プーリ41と刈取部第一入力プーリ42との間にはベルトが巻回されている。
また、脱穀部出力プーリ43から刈取部第二入力プーリ44へと動力が伝達される。脱穀部出力プーリ43と刈取部第二入力プーリ44との間にはベルトが巻回されており、ベルトの中途部にはテンションクラッチ45が設けられている。
通常作業時には、テンションクラッチ45は切状態になっており、走行部出力プーリ41から刈取部第一入力プーリ42へと動力が伝達される。また、走行部2が停止状態にあるときに、穀稈の流し込み作業のみを行う場合には、脱穀部4が駆動しているので、テンションクラッチ45を入状態にすることによって、脱穀部出力プーリ43から刈取部第二入力プーリ44へと伝達される。
刈取部第一入力プーリ42及び刈取部第二入力プーリ44は、刈取入力軸を構成する刈取第一軸47の一端に固設されている。
また、刈取第一軸47は、軸心方向が進行方向に対して左右方向になるように配置されている。刈取第一軸47には、刈取第一軸47の回転速度を検出するための回転速度センサ131が設けられており、回転速度センサ131はECU107に接続されている。
刈取第一軸47の中途部には二つのベベルギヤが固設されており、一方のベベルギヤを介して上部搬送軸48に動力を伝達している。上部搬送軸48は、上部搬送装置32へと動力を伝達するための軸である。また、他方のべベルギヤを介して、刈取第二軸51へと動力が伝達される。
また、刈取第一軸47の他端には補助搬送装置13の補助搬送駆動ケース110が固設されている。
刈取第二軸51の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して下部搬送軸53及び縦搬送軸55へと動力が伝達される。下部搬送軸53及び縦搬送軸55は、それぞれ下部搬送装置30及び縦搬送装置34へと動力を伝達するための軸である。
また、刈取第二軸51の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第三軸58へと動力が伝達される。
刈取第三軸58の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈刃駆動軸59へと動力が伝達される。刈刃駆動軸59は、刈刃27へと動力を伝達するための軸である。
また、刈取第三軸58の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第四軸62へと動力が伝達される。
刈取第四軸62の中途部にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤ及び動力伝達軸63を介してさらに搬送軸64へと動力を伝達する。搬送軸64はスターホイル25・25、突起付ベルト26・26、下部搬送装置30、及び上部搬送装置32へと動力を伝達するための軸である。
刈取第四軸62の他端には、二枚のギヤが固設されており、ギヤを介して刈取第五軸71へと動力が伝達される。
刈取第五軸71の他端にはベベルギヤが固設されており、ベベルギヤを介して刈取第六軸72へと動力が伝達される。
そして、刈取第六軸72から引起軸73を介して、図2に示す複数の引起ケース23・23・23・23のチェーンを駆動し、引起タイン24を駆動する。
次に、第一実施形態に係る脱穀部4及び搬送部5の動力伝達機構について図4を用いて説明する。
エンジン9に設けられた出力プーリ81から入力プーリ82へと動力が伝達される。出力プーリ81と入力プーリ82との間にはベルトが巻回されている。
入力プーリ82は動力伝達第一軸83の一端に固設されている。
動力伝達第一軸83の中途部には脱穀部第一プーリ84が設けられており、脱穀部第一プーリ84から脱穀部第二プーリ85へと動力が伝達される。脱穀部第一プーリ84と脱穀部第二プーリ85との間にはベルトが巻回されている。脱穀部第二プーリ85は脱穀部駆動軸86の一端に固設されている。脱穀部駆動軸86の中途部には脱穀部出力プーリ43が設けられている。脱穀部駆動軸86の中途部であって、脱穀部出力プーリ43よりも動力伝達下流側にはべベルギヤが設けられており、当該べベルギヤを介して脱穀部4へと動力が伝達される。
また、動力伝達軸83には動力伝達第一プーリ87が設けられている。動力伝達第一プーリ87は、動力伝達第二プーリ88へと動力を伝達する。動力伝達第二プーリ88は、第一揚穀コンベア軸90の一端に設けられており、第一揚穀コンベア91へ動力を伝達する。第一揚穀コンベア軸90の中途部には動力伝達第三プーリ92が設けられており、動力伝達第三プーリ92は動力伝達第四プーリ93へ動力を伝達する。動力伝達第四プーリ93は、第二揚穀コンベア軸95の一端に設けられており、第二揚穀コンベア96へ動力を伝達する。また動力伝達第四プーリ93は動力伝達第五プーリ97へ動力を伝達する。動力伝達第五プーリ97は、吸引ファン軸98の中途部に設けられており、吸引ファン99に動力を伝達する。吸引ファン軸98からギヤ機構を介してフィードチェーン12の後端部に設けられたフィードチェーン回動スプロケット101へと動力が伝達される。
次に、補助搬送装置13の構成について図3及び図5を用いて説明する。
補助搬送装置13は、補助搬送駆動ケース110と補助搬送チェーン111とから構成されている。補助搬送駆動ケース110は、刈取第一軸47が収納された刈取入力ケースとしての刈取第一軸ケース50に固設されている。補助搬送駆動ケース110には、刈取第一軸47の他端が収納されており、ギヤが刈取第一軸47の他端に固設されている。また、補助搬送駆動ケース110の後には従動スプロケットが回転自在に支持され、後述する補助搬送チェーン駆動スプロケット117と従動スプロケットとの間に補助搬送チェーン111が巻回される。
図5(b)に示すように、前記刈取第一軸47と補助搬送駆動ケース110には補助搬送駆動軸116が回転自在に支持され、該補助搬送駆動軸116の一端にもギヤが固設されており、刈取第一軸47上のギヤから動力伝達ギヤを介して補助搬送駆動軸116のギヤへ動力が伝達される。補助搬送駆動軸116の中心軸は、前記刈取第一軸47の中心軸と同一直線上に位置するように配置されている。
また、補助搬送駆動軸116の他端は機体外側へ突出しており、補助搬送駆動軸116の他端には補助搬送チェーン駆動スプロケット117が設けられている。補助搬送チェーン回動スプロケット117が回動することにより、補助搬送チェーン111を回動させることができる。
次に、補助搬送装置13の回動について図5及び図6を用いて説明する。
補助搬送チェーン111及び補助搬送駆動ケース110は、補助搬送駆動ケース110と刈取第一軸ケース50との固定を解除することにより、刈取第一軸47を中心として回動することができる。補助搬送装置13は、図6(a)に示す穀稈と当接しない待機位置と、図6(b)に示す刈取部3から送られる穀稈と当接して搬送部5のフィードチェーン12へと搬送する作業を行う作業位置との間を移動する。
刈取第一軸ケース50の端部と補助搬送駆動ケース110との対向する位置には、作業位置と退避回動位置との位置決め部121が形成される。位置決め部121は、補助搬送駆動ケース110に設けられた位置決め孔122と、刈取第一軸ケース50に固設された位置決め部材123とから構成される。本実施形態においては、補助搬送駆動ケース110に設けられた位置決め孔122は、長孔で構成されている。位置決め孔122は、刈取第一軸47を中心とした円弧状に構成されている。
また、位置決め部材123は、刈取第一軸ケース50に機体外側に向かって突出して固設されており、位置決め孔122に貫入されている。図6(a)に示すように、補助搬送駆動ケース110が待機位置にあるときは、刈取第一軸ケース50に設けられた位置決め部材123が位置決め孔122の後側端部に当接している。また、図6(b)に示すように、作業位置にあるときは、刈取第一軸ケース50に設けられた位置決め部材123が位置決め孔122の前側端部に当接している。
また、補助搬送駆動ケース110を回動させるための回動駆動機構が設けられている。本実施形態においては、回動駆動機構は、補助搬送駆動ケース110に固設されたピン125と、回動駆動装置としての回動油圧アクチュエータ126とによって構成されている。
ピン125は、補助搬送駆動ケース110の外側側面から機体外側へ向けて突出している。
回動油圧アクチュエータ126は、摺動部材127を有しており、伸縮することにより摺動部材127を摺動させる。回動油圧アクチュエータ126の油路には、切換弁128が設けられている。切換弁128は、2位置4ポート式の弁にて構成され、ソレノイドが励磁されると回動油圧アクチュエータ126は伸長し、ソレノイドを無励磁にすると短縮する。
切換弁128は、ECU107に接続されており、ECU107からパルス信号を受信した場合に、ソレノイドにパルス信号を流すことによって制御される。摺動部材127を摺動する場合には、ソレノイドを励磁することにより切換弁128を切り替える。
摺動部材127は、機体前後方向へ摺動可能に構成されており、摺動部材127の前部には、機体上下方向を長手方向とした長孔127aが設けられている。
ピン125は、摺動部材127の前部に設けられた長孔127aに貫入されている。補助搬送駆動ケース110が待機位置にあるときは、ピン125は長孔127aの上部に位置している。また、摺動部材127が回動油圧アクチュエータ126の駆動によって後方向へ摺動すると、ピン125は長孔127aの前側の辺に押されて後方向へ移動しようとする。この後方向の力により、補助搬送駆動ケース110が刈取第一軸47を中心として側面視反時計回り方向へ回動する。補助搬送駆動ケース110が回動している間、ピン125は長孔127a内を下側へ移動しつつ後側へと押される。
補助搬送駆動ケース110が作業位置にあるときは、ピン125は長孔127aの下部に位置している。
次に、制御装置による補助搬送装置13の回動制御について図7を用いて説明する。本実施形態においては、制御装置をECU107で構成している。
ECU107は、切換弁128及び刈取第一軸47に設けられた回転速度センサ131(図3参照)に接続されている。
まず、回転速度センサ131の検出した回転速度vが所定速度V1よりも遅いか否かについて判断する(ステップS10)。ここで、所定速度V1は、刈取部3から搬送部5へ穀稈を受け継ぎする際に、穀稈に乱れが起こらない刈取部3の最低搬送速度と対応した回転速度である。回転速度センサ131の検出した回転速度vが所定速度V1よりも遅いと判断した場合には、刈取部3の搬送速度が遅く補助搬送装置13を穀稈から離間させた方が搬送効率が良いため、補助搬送装置13を待機位置に待機させておく(ステップS20)。詳細には、摺動部材127が短縮するように切換弁128を切り替える。
また、回転速度センサ131の検出した回転速度vが所定速度V1以上であると判断した場合には、刈取部3の搬送速度が速く補助搬送装置13により穀稈をガイドさせた方が搬送効率が良いと判断するため、補助搬送装置13を作業位置まで移動させる(ステップS30)。詳細には、摺動部材127が伸長するように切換弁128を切り替える。
このように構成することにより、確実に補助搬送装置13を穀稈に接触させることができる。
なお、本発明の一実施形態に係るコンバインにおいては、回動油圧装置を回動油圧アクチュエータ126で構成したがこれに限定するものではなく、例えば電気モータで構成することも可能である。
また、回動油圧機構をピンと回動油圧アクチュエータで構成したが、これに限定するものではなく、例えば刈取第一軸47と同軸上にモータ等からなる回動駆動装置を設けて、モータの回転力により補助搬送装置13を回動させることも可能である。
また、位置決め部121を位置決め孔とねじで構成された位置決め部材で構成し、回動位置で固定可能としたがこれに限定するものではなく、例えば、ピンや爪で構成することも可能である。
以上のように、穀稈を刈り取る刈取部3と、穀稈を脱穀部4へと搬送するフィードチェーン12と、フィードチェーン12の前方に配置され、刈取部3とフィードチェーン12との間に設けられた、補助搬送装置13とを有する搬送部5と、を備え、刈取部3の刈取第一軸47を脱穀部4の前方に左右水平方向に配置し、補助搬送装置13は、刈取第一軸47の回転速度vが所定速度V1よりも速くなった際に、穀稈と接触する位置に移動可能に構成したものである。
このように構成することにより、刈取第一軸47の回転速度が所定速度よりも速くなったときは、刈取部3から補助搬送装置13を介してフィードチェーン12へ受け継ぎさせることにより、穀稈の受け継ぎ遅れを無くし、脱穀性能を向上させることができる。
また、補助搬送装置13は、刈取第一軸47を中心として回動可能に構成したものである。
このように構成することにより、刈取第一軸47が回動軸と兼用できるため、部品点数が増加することがない。
また、補助搬送装置13を回動駆動させる回動油圧アクチュエータ126を制御するECU107を備え、刈取第一軸47の回転速度vが所定速度V1よりも速くなったときは、補助搬送装置13を穀稈と離間した位置から穀稈と接触する位置に移動するように回動油圧アクチュエータ126を制御したものである。
このように構成することにより、刈取第一軸47の回転速度が所定速度よりも速くなったときは、刈取部3から補助搬送装置13を介してフィードチェーン12へ受け継ぎさせるように制御することにより、確実に補助搬送装置13を穀稈に接触させることができる。
2 走行部
3 刈取部
4 脱穀部
5 搬送部
12 フィードチェーン
13 補助搬送装置
47 刈取第一軸(刈取入力軸)
50 刈取第一軸ケース(刈取入力ケース)
100 コンバイン
107 ECU(制御装置)
126 回動油圧アクチュエータ(回動駆動装置)

Claims (3)

  1. 穀稈を刈り取る刈取部と、
    穀稈を脱穀部へと搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンの前方に配置され、前記刈取部とフィードチェーンとの間に設けられた、補助搬送装置とを有する搬送部と、
    を備え、
    前記刈取部の刈取入力軸を脱穀部の前方に左右水平方向に配置し、
    前記補助搬送装置は、前記刈取入力軸の回転速度が所定速度よりも速くなった際に、穀稈と接触する位置に移動可能に構成した
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記補助搬送装置は、前記刈取入力軸を中心として回動可能に構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記補助搬送装置を回動駆動させる回動駆動装置を制御する制御装置を備え、
    前記刈取入力軸の回転速度が所定速度よりも速くなったときは、
    前記補助搬送装置を穀稈と離間した位置から穀稈と接触する位置に移動するように回動駆動装置を制御した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンバイン。
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