JP2017079630A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】刈取作業中に誤って逆転駆動部を作動させてしまうと、逆転駆動部のみならず正転駆動部をも破損させてしまうことがあるという課題がある。
【解決手段】走行装置2の上方に刈取装置4と搬送エレベーター14により接続された脱穀装置3を設け、脱穀装置3の側部にグレンタンク5設け、エンジン21の回転動力によって刈取装置4を正転駆動する正転駆動部Sと前記エンジン21からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達する逆転機構20を有する逆転駆動部Gとを設け、前記正転駆動部Sと逆転駆動部Gの夫々に刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36を設け、前記刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36の伝動上手側に正転伝動クラッチ39と逆転伝動クラッチ37をそれぞれ設け、正転駆動部Sの刈取入力プーリ23を逆転駆動部Gの逆転入力プーリ36よりも大径に形成したコンバイン。
【選択図】図3
【解決手段】走行装置2の上方に刈取装置4と搬送エレベーター14により接続された脱穀装置3を設け、脱穀装置3の側部にグレンタンク5設け、エンジン21の回転動力によって刈取装置4を正転駆動する正転駆動部Sと前記エンジン21からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達する逆転機構20を有する逆転駆動部Gとを設け、前記正転駆動部Sと逆転駆動部Gの夫々に刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36を設け、前記刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36の伝動上手側に正転伝動クラッチ39と逆転伝動クラッチ37をそれぞれ設け、正転駆動部Sの刈取入力プーリ23を逆転駆動部Gの逆転入力プーリ36よりも大径に形成したコンバイン。
【選択図】図3
Description
本発明は、コンバインに係るものである。
従来、刈取装置の伝達回転方向を逆転させる逆転駆動部を、搬送エレベーターの刈取入力軸と同軸上に設けた構成は、公知である(特許文献1参照)。
また、従来、刈取装置の伝達回転方向を逆転させる逆転駆動部を、脱穀装置の前側に設けた左右方向の伝動ケースの左右中間位置に設けた構成は、公知である(特許文献2参照)。
また、従来、刈取装置の伝達回転方向を逆転させる逆転駆動部を、脱穀装置の前側に設けた左右方向の伝動ケースの左右中間位置に設けた構成は、公知である(特許文献2参照)。
前記公知例のいずれも、刈取作業中に誤って逆転駆動部を作動させてしまうと、逆転駆動部のみならず正転駆動部をも破損させてしまうことがあるという課題がある。
本願は、逆転駆動部および正転駆動部の構成および配置を工夫し、誤操作等による破損を防止したものである。
本願は、逆転駆動部および正転駆動部の構成および配置を工夫し、誤操作等による破損を防止したものである。
請求項1記載の発明では、走行装置2の前方に、圃場の穀稈を刈り取る刈取装置4を設け、走行装置2の上方に刈取装置4と搬送エレベーター14により接続された脱穀装置3を設け、脱穀装置3の側部にグレンタンク5設け、グレンタンク5の前方に操縦部6を設け、エンジン21の回転動力によって刈取装置4を正転駆動する正転駆動部Sと前記エンジン21からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達する逆転機構20を有する逆転駆動部Gとを設け、前記正転駆動部Sと逆転駆動部Gの夫々に刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36を設け、刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36にエンジン21の回転を伝達するベルト23Aとベルト31を掛け回し、前記刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36の伝動上手側に正転伝動クラッチ39と逆転伝動クラッチ37をそれぞれ設け、正転駆動部Sの刈取入力プーリ23を逆転駆動部Gの逆転入力プーリ36よりも大径に形成したコンバインとしたものであり、正転駆動による通常の刈取脱穀作業中に、刈取装置4が穀稈の詰まり等により停止すると、搬送エレベーター14の刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24とに設けた一対の上下側平歯車25、26で、搬送エレベーター14および刈取装置4に逆転させるが、刈取脱穀作業中に、誤って、正転駆動部Sと逆転駆動部Gからの動力が同時入力されると、刈取入力プーリ23の回転により正転駆動部Sからの正転駆動が各部に伝達され、逆転入力プーリ36は空転する。
請求項2記載の発明では、前記正転駆動部Sの刈取入力プーリ23は、2溝あるいはそれ以上の多溝プーリーにより構成し、刈取入力プーリ23には複数のベルト23Aを掛け回す構成としたコンバインとしたものであり、刈取入力プーリ23に複数掛け回したベルト23Aにより刈取装置4等を正転駆動させる。
請求項3記載の発明では、前記逆転駆動部Gの逆転入力軸24と刈取入力軸22とに一対の下側平歯車25と上側平歯車26を設け、下側平歯車25と上側平歯車26は刈取入力軸22の軸心方向で、逆転入力プーリ36と搬送エレベータ14のフィーダハウス30との間に配置したコンバインとしたものであり、逆転入力プーリ36と搬送エレベーター14のフィーダハウス30との間に配置された逆転駆動部Gにより刈取装置4を逆転駆動させる。
請求項4記載の発明では、前記操縦部6に前記逆転駆動部Gの逆転伝動クラッチ37を操作する逆転操作レバー49と前記刈取入力プーリ23への駆動を入切する正転伝動クラッチ39の正転クラッチ操作レバー57とを夫々設け、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57を左右に所定間隔をおいて配置し、かつ、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57の上端の高さ位置を相違させて配置したコンバインとしたものであり、逆転操作レバー49を操作すると、正転クラッチ操作レバー57を自動的に「切」にしつつ逆転機構20を作動させる。
請求項2記載の発明では、前記正転駆動部Sの刈取入力プーリ23は、2溝あるいはそれ以上の多溝プーリーにより構成し、刈取入力プーリ23には複数のベルト23Aを掛け回す構成としたコンバインとしたものであり、刈取入力プーリ23に複数掛け回したベルト23Aにより刈取装置4等を正転駆動させる。
請求項3記載の発明では、前記逆転駆動部Gの逆転入力軸24と刈取入力軸22とに一対の下側平歯車25と上側平歯車26を設け、下側平歯車25と上側平歯車26は刈取入力軸22の軸心方向で、逆転入力プーリ36と搬送エレベータ14のフィーダハウス30との間に配置したコンバインとしたものであり、逆転入力プーリ36と搬送エレベーター14のフィーダハウス30との間に配置された逆転駆動部Gにより刈取装置4を逆転駆動させる。
請求項4記載の発明では、前記操縦部6に前記逆転駆動部Gの逆転伝動クラッチ37を操作する逆転操作レバー49と前記刈取入力プーリ23への駆動を入切する正転伝動クラッチ39の正転クラッチ操作レバー57とを夫々設け、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57を左右に所定間隔をおいて配置し、かつ、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57の上端の高さ位置を相違させて配置したコンバインとしたものであり、逆転操作レバー49を操作すると、正転クラッチ操作レバー57を自動的に「切」にしつつ逆転機構20を作動させる。
請求項1記載の発明では、誤操作等によって正転駆動部Sと逆転駆動部Gとが同時駆動しても、刈取入力プーリ23の回転により正転駆動部Sからの正転駆動が各部に伝達されるので、各部が破損するのを防止できる。
請求項2記載の発明では、確実に複数のベルト23Aにより刈取入力プーリ23を回転させるので、一層、各部の破損を防止できる。
請求項3記載の発明では、逆転駆動部Gをコンパクトにできる。
請求項4記載の発明では、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57との誤操作を防止しつつ操作性を向上させることができる。
請求項2記載の発明では、確実に複数のベルト23Aにより刈取入力プーリ23を回転させるので、一層、各部の破損を防止できる。
請求項3記載の発明では、逆転駆動部Gをコンパクトにできる。
請求項4記載の発明では、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57との誤操作を防止しつつ操作性を向上させることができる。
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取装置、5は前記脱穀装置3の側部に設けた該脱穀装置3より取出された穀物を一時貯留するグレンタンク、6は操縦部である(図1)。
刈取装置4は、左右側板7と、オーガ8の下方に位置する底板9と、左右の側板7と底板9とを連結するように設けた後板10により構成したテーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成し、テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する(図1)。
刈取装置4は、左右側板7と、オーガ8の下方に位置する底板9と、左右の側板7と底板9とを連結するように設けた後板10により構成したテーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成し、テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する(図1)。
刈取装置4は、搬送エレベーター14を介してエンジン21の回転が伝達する構成とし、搬送エレベーター14の基部の駆動軸を刈取装置4への刈取入力軸22と兼用し、刈取入力軸22の一端側に刈取入力プーリ23を設け、刈取入力プーリ23に掛け回したベルト23Aによりエンジン21の正回転を伝達し、刈取入力プーリ23とベルト23Aにより正転駆動部Sを構成する。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設け(図2)、逆転機構20により刈取装置4の駆動を逆転させる逆転駆動部Gを構成する。
逆転駆動部G(逆転機構20)は、オーガ8等に詰まりが発生したときに、刈取装置4を逆転させて、メンテナンスを容易にする。
図2、図3に示したように、前記逆転機構20は、搬送エレベーター14に設けた刈取入力軸22と該刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24との夫々に設けた一対の下側平歯車25と上側平歯車26で構成し、刈取入力軸22および逆転入力軸24は前記搬送エレベーター14を上下昇降自在に支持する刈取支持部27に設ける。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設け(図2)、逆転機構20により刈取装置4の駆動を逆転させる逆転駆動部Gを構成する。
逆転駆動部G(逆転機構20)は、オーガ8等に詰まりが発生したときに、刈取装置4を逆転させて、メンテナンスを容易にする。
図2、図3に示したように、前記逆転機構20は、搬送エレベーター14に設けた刈取入力軸22と該刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24との夫々に設けた一対の下側平歯車25と上側平歯車26で構成し、刈取入力軸22および逆転入力軸24は前記搬送エレベーター14を上下昇降自在に支持する刈取支持部27に設ける。
即ち、逆転機構20は、刈取入力軸22の他端(左端)側に下側平歯車25を設け、刈取入力軸22の上方の刈取支持部27に設けた逆転機構20の逆転入力軸24に上側平歯車26を設け、刈取入力軸22の下側平歯車25と逆転入力軸24の上側平歯車26とを上下に噛み合わせて、構成している。
そのため、逆転機構20は、逆転入力軸24によりエンジン21の駆動回転を入力し、一対の上下側平歯車25、26により入力された回転を逆転させて、刈取入力軸22へ逆回転を出力して、搬送エレベーター14および刈取装置4を逆転させる。
前記逆転機構20は搬送エレベーター14のフィーダハウス30の左側の前記刈取支持部27に設け、刈取支持部27の下側に前記刈取入力軸22を設け、前記刈取入力軸22の上側の刈取支持部27に前記逆転入力軸24を設ける。
そのため、逆転機構20は、逆転入力軸24によりエンジン21の駆動回転を入力し、一対の上下側平歯車25、26により入力された回転を逆転させて、刈取入力軸22へ逆回転を出力して、搬送エレベーター14および刈取装置4を逆転させる。
前記逆転機構20は搬送エレベーター14のフィーダハウス30の左側の前記刈取支持部27に設け、刈取支持部27の下側に前記刈取入力軸22を設け、前記刈取入力軸22の上側の刈取支持部27に前記逆転入力軸24を設ける。
そのため、逆転入力軸24は通常作業中未刈り穀稈等の干渉の少ない刈取入力軸22よりも上方に位置するので、一層、未刈り穀稈等の干渉を避けて、逆転機構20を円滑に作動させられる。
逆転入力軸24にエンジン21の動力をベルト31により伝動する中間軸(カウンタ軸)32を、脱穀装置3の唐箕33の前方部分を貫通させて設け、中間軸32に設けたプーリ35と逆転入力軸24に設けた逆転入力プーリ36との間に前記ベルト31を掛け回し、ベルト31にテンションプーリにより構成する逆転伝動クラッチ(クラッチプーリ)37を当接させて、逆転機構20に回転を伝達する構成としている。
そのため、中間軸32と逆転入力軸24との間のベルト31の伝動距離を短くして伝動効率を高めることができる。
逆転入力軸24にエンジン21の動力をベルト31により伝動する中間軸(カウンタ軸)32を、脱穀装置3の唐箕33の前方部分を貫通させて設け、中間軸32に設けたプーリ35と逆転入力軸24に設けた逆転入力プーリ36との間に前記ベルト31を掛け回し、ベルト31にテンションプーリにより構成する逆転伝動クラッチ(クラッチプーリ)37を当接させて、逆転機構20に回転を伝達する構成としている。
そのため、中間軸32と逆転入力軸24との間のベルト31の伝動距離を短くして伝動効率を高めることができる。
即ち、脱穀装置3の前側に設けた中間軸32から刈取装置4へ駆動する逆転機構20を、搬送エレベーター14の左側の刈取支持部27に配置構成する。
図4において、34はプーリ、38はベルトである。
前記逆転入力軸24と刈取入力軸22とには、一対の平歯車25、26を上下に噛み合せて、中間軸32の回転を逆転させて刈取入力軸22に伝達する構成とする。
そのため、逆転機構20の左右幅を小さくできる。
即ち、図3のように、搬送エレベーター14はフィーダハウス30の左右側に突出する刈取入力軸22を刈取支持部27に軸装して上下昇降自在に支持する構成とし、刈取支持部27の刈取入力軸22より上側部分に軸受40を設け、軸受40に逆転入力軸24を軸装している。
図4において、34はプーリ、38はベルトである。
前記逆転入力軸24と刈取入力軸22とには、一対の平歯車25、26を上下に噛み合せて、中間軸32の回転を逆転させて刈取入力軸22に伝達する構成とする。
そのため、逆転機構20の左右幅を小さくできる。
即ち、図3のように、搬送エレベーター14はフィーダハウス30の左右側に突出する刈取入力軸22を刈取支持部27に軸装して上下昇降自在に支持する構成とし、刈取支持部27の刈取入力軸22より上側部分に軸受40を設け、軸受40に逆転入力軸24を軸装している。
逆転入力軸24の外側に逆転入力プーリ36を設け、逆転入力プーリ36の内側に前記上側平歯車26を設けている。
そのため、逆転入力プーリ36より小径の上側平歯車26を逆転入力プーリ36の内側に設けているので、上側平歯車26と刈取入力軸22の下側平歯車25との噛み合部分が逆転入力プーリ36によりカバーされて、一層、逆転機構20を安定して作動させることができる。
しかして、誤って正転と逆転とが同時入力されると、正転駆動部Sと逆転駆動部Gが破損するので、正転と逆転とが同時入力されたときは、正転駆動するように構成する。
そのため、逆転入力プーリ36より小径の上側平歯車26を逆転入力プーリ36の内側に設けているので、上側平歯車26と刈取入力軸22の下側平歯車25との噛み合部分が逆転入力プーリ36によりカバーされて、一層、逆転機構20を安定して作動させることができる。
しかして、誤って正転と逆転とが同時入力されると、正転駆動部Sと逆転駆動部Gが破損するので、正転と逆転とが同時入力されたときは、正転駆動するように構成する。
正転駆動部Sと逆転駆動部Gに、それぞれ刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36を設け、刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36にエンジン21の動力を伝達するベルト23Aとベルト31を掛け回し、刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36の伝動上手側に正転クラッチ40Aと逆転伝動クラッチ37をそれぞれ設け、正転駆動部Sの刈取入力プーリ23を逆転駆動部Gの逆転入力プーリ36よりも大径に形成する。
そのため、正転駆動部Sと逆転駆動部Gからの動力が仮に同時入力されたとしても、刈取入力プーリ23が逆転入力プーリ36より大径なので正転駆動部Sからの正転駆動が各部に伝達され、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの各部の破損を防止し、正転駆動部Sが逆転駆動部Gに打ち勝つことにより、刈取作業中の逆転を防止でき、その結果、刈取穀稈が刈取装置4の逆転によりテーブル11外に放出されるのを防止でき、刈取ロス発生を防止する。
そのため、正転駆動部Sと逆転駆動部Gからの動力が仮に同時入力されたとしても、刈取入力プーリ23が逆転入力プーリ36より大径なので正転駆動部Sからの正転駆動が各部に伝達され、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの各部の破損を防止し、正転駆動部Sが逆転駆動部Gに打ち勝つことにより、刈取作業中の逆転を防止でき、その結果、刈取穀稈が刈取装置4の逆転によりテーブル11外に放出されるのを防止でき、刈取ロス発生を防止する。
前記刈取入力プーリ23は、2溝あるいはそれ以上の多溝プーリーにより構成し、刈取入力プーリ23には複数のベルト23Aを掛け回す構成とする。
そのため、正逆転の同時入力のときに、正転駆動の伝動効率を高めて正転駆動部Sからの正転伝達を確実にし、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの各部の破損を防止する。
前記逆転駆動部Gの逆転入力軸24と刈取入力軸22とに一対の下側平歯車25と上側平歯車26を設け、下側平歯車25と上側平歯車26は刈取入力軸22の軸心方向で、逆転入力プーリ36と搬送エレベーター14のフィーダハウス30との間に配置する。
そのため、逆転駆動部Gをコンパクトに構成できる。
そのため、正逆転の同時入力のときに、正転駆動の伝動効率を高めて正転駆動部Sからの正転伝達を確実にし、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの各部の破損を防止する。
前記逆転駆動部Gの逆転入力軸24と刈取入力軸22とに一対の下側平歯車25と上側平歯車26を設け、下側平歯車25と上側平歯車26は刈取入力軸22の軸心方向で、逆転入力プーリ36と搬送エレベーター14のフィーダハウス30との間に配置する。
そのため、逆転駆動部Gをコンパクトに構成できる。
41は逆転入力プーリ36の上方に設けたベルトストッパ、42はプーリ35の下方に設けたベルトストッパである。
前記逆転伝動クラッチ37はテンションアーム43に取付け、テンションアーム43の基部は中間軸32に回転のみ自在に設けた筒44に取付け、テンションアーム43は中間軸32中心に回転自在に構成する。
即ち、ベルト31のテンションアーム43を、中間軸32を回転自在に支持する筒44の外周に回転自在に支持する。
そのため、テンションアーム43を中間軸32に支持させられ、逆転伝動クラッチ37の支持構成を簡素にできる。
前記逆転伝動クラッチ37はテンションアーム43に取付け、テンションアーム43の基部は中間軸32に回転のみ自在に設けた筒44に取付け、テンションアーム43は中間軸32中心に回転自在に構成する。
即ち、ベルト31のテンションアーム43を、中間軸32を回転自在に支持する筒44の外周に回転自在に支持する。
そのため、テンションアーム43を中間軸32に支持させられ、逆転伝動クラッチ37の支持構成を簡素にできる。
筒44にはアーム45を固定し、アーム45には操作伝達部材(ワイヤ)46の一端を係止する。
アーム45に係止した操作伝達部材46は、図2、図3、図5〜図7に示したように、搬送エレベーター14の下方のバルブユニットカバー47内を通して操作パネル48の後部を通して逆転操作レバー49に係止する。
そのため、作動部品の簡素化・軽量化を図れる。また、操作伝達部材46の操作伝達力を向上させ、逆転伝動クラッチ37の作動を迅速にし、操作伝達部材46の配索安定化・保護強化を図れる。
50はバルブユニットである。
アーム45に係止した操作伝達部材46は、図2、図3、図5〜図7に示したように、搬送エレベーター14の下方のバルブユニットカバー47内を通して操作パネル48の後部を通して逆転操作レバー49に係止する。
そのため、作動部品の簡素化・軽量化を図れる。また、操作伝達部材46の操作伝達力を向上させ、逆転伝動クラッチ37の作動を迅速にし、操作伝達部材46の配索安定化・保護強化を図れる。
50はバルブユニットである。
図8は、操作伝達部材46の配索の他の例であり、アーム45にはリンク機構51を介して操縦部6に設けた逆転操作レバー49と操作伝達部材46により接続している。
そのため、逆転機構20を搬送エレベーター14の左側に設けていても、操縦部6から逆転機構20の逆転伝動クラッチ37の入切操作を可能にし、操作性を向上させている。
52はリンク機構51のロッド、53はリンク機構51のアーム、54は取付軸、55はテンションバネである。
そのため、逆転機構20を搬送エレベーター14の左側に設けていても、操縦部6から逆転機構20の逆転伝動クラッチ37の入切操作を可能にし、操作性を向上させている。
52はリンク機構51のロッド、53はリンク機構51のアーム、54は取付軸、55はテンションバネである。
操縦部6に前記逆転駆動部Gの逆転伝動クラッチ37を操作する前記逆転操作レバー49と前記刈取入力プーリ23への駆動を入切する正転伝動クラッチ39の正転クラッチ操作レバー57を設け、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57を左右に所定間隔をおいて配置し、かつ、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57の上端の高さ位置を相違させて配置する。
そのため、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57の誤操作を防止しつつ操作性を向上させる。
即ち、図5のように、逆転操作レバー49は、操縦部6の操作パネル48の正転クラッチ操作レバー57の左側に配置し、逆転操作レバー49を操作すると正転クラッチ操作レバー57を自動的に「切り」位置への移動操作させるように構成すると共に、逆転操作レバー49の握り部は正転クラッチ操作レバー57の握り部より高い位置を移動するように構成する。
そのため、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57の誤操作を防止しつつ操作性を向上させる。
即ち、図5のように、逆転操作レバー49は、操縦部6の操作パネル48の正転クラッチ操作レバー57の左側に配置し、逆転操作レバー49を操作すると正転クラッチ操作レバー57を自動的に「切り」位置への移動操作させるように構成すると共に、逆転操作レバー49の握り部は正転クラッチ操作レバー57の握り部より高い位置を移動するように構成する。
そのため、逆転機構20を駆動させる際に、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57との誤認操作を防止する。
図9は、逆転操作レバー49の配置の他の例であり、逆転操作レバー49を操縦部6の操作パネル48の正転クラッチ操作レバー57の右側に配置すると共に、逆転操作レバー49の操作する際に、正転クラッチ操作レバー57に接触しないように、逆転操作レバー49より所定間隔おいて正転クラッチ操作レバー57を左側に位置させる。
そのため、誤操作を防止する。
なお、図4は、本発明のコンバインの伝動機構図を示し、68が扱胴69の扱胴入力軸、70は出力プーリである。
図9は、逆転操作レバー49の配置の他の例であり、逆転操作レバー49を操縦部6の操作パネル48の正転クラッチ操作レバー57の右側に配置すると共に、逆転操作レバー49の操作する際に、正転クラッチ操作レバー57に接触しないように、逆転操作レバー49より所定間隔おいて正転クラッチ操作レバー57を左側に位置させる。
そのため、誤操作を防止する。
なお、図4は、本発明のコンバインの伝動機構図を示し、68が扱胴69の扱胴入力軸、70は出力プーリである。
また、図10、図11に示すように、脱穀装置3の脱穀入力プーリ80に掛け回したベルト81の上下にベルトストッパ82を配置し、ベルトストッパ82は固定部材83に取付ける。
固定部材83は脱穀装置3の機体側に設けたフレーム84をステー85とにより挟持してボルト86により取付ける。ステー85には筒部材87を設け、筒部材87に前記脱穀入力プーリ80とカウンタプーリ88を取付けた中間軸(カウンタ軸)32を挿通している。
そのため、ベルトストッパ82を取付ける固定部材83は、中間軸32に設けたステー85を利用してフレーム84に取り付けることができ、ベルトストッパ82の支持構成を簡素にできる。
固定部材83は脱穀装置3の機体側に設けたフレーム84をステー85とにより挟持してボルト86により取付ける。ステー85には筒部材87を設け、筒部材87に前記脱穀入力プーリ80とカウンタプーリ88を取付けた中間軸(カウンタ軸)32を挿通している。
そのため、ベルトストッパ82を取付ける固定部材83は、中間軸32に設けたステー85を利用してフレーム84に取り付けることができ、ベルトストッパ82の支持構成を簡素にできる。
89はエンジン21の出力プーリ、90は扱胴入力軸68に設けた扱胴入力プーリ、91はベルトである。
なお、ベルトストッパ82は、固定部材83のボルト86を挿通する取付孔92を上下に長い長孔に形成し、固定部材83をステー85に対して上下させて上下位置調節可能に構成し、また、上下のベルトストッパ82は取付板93の先端に溶接固定し、取付板93をボルト94により固定部材83に個別に前後位置調節自在に夫々取付けている。
なお、ベルトストッパ82は、固定部材83のボルト86を挿通する取付孔92を上下に長い長孔に形成し、固定部材83をステー85に対して上下させて上下位置調節可能に構成し、また、上下のベルトストッパ82は取付板93の先端に溶接固定し、取付板93をボルト94により固定部材83に個別に前後位置調節自在に夫々取付けている。
(実施形態の作用)
機体を走行させ、刈取装置4が刈り取った圃場の穀稈を脱穀装置3の脱穀室に供給して脱穀する。
刈取装置4は、搬送エレベーター14を介してエンジン21の回転が伝達されるので、搬送エレベーター14の刈取入力軸22の刈取入力プーリ23にエンジン21の正回転を伝達して、前記刈取作業を行う。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設けているので、オーガ8等に詰まりが発生したときに、刈取装置4を逆転させられることにより、詰まりを除去でき、メンテナンスが容易になる。
機体を走行させ、刈取装置4が刈り取った圃場の穀稈を脱穀装置3の脱穀室に供給して脱穀する。
刈取装置4は、搬送エレベーター14を介してエンジン21の回転が伝達されるので、搬送エレベーター14の刈取入力軸22の刈取入力プーリ23にエンジン21の正回転を伝達して、前記刈取作業を行う。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設けているので、オーガ8等に詰まりが発生したときに、刈取装置4を逆転させられることにより、詰まりを除去でき、メンテナンスが容易になる。
逆転機構20は、搬送エレベーター14に設けた刈取入力軸22と該刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24との夫々に設けた一対の上下側平歯車25、26で構成し、刈取入力軸22および逆転入力軸24は搬送エレベーター14を上下昇降自在に支持する刈取支持部27に設けているので、逆転機構20は、逆転入力軸24によりエンジン21の駆動回転を逆転機構20に入力し、逆転機構20は一対の上下側平歯車25、26により入力された回転を逆転させて出力し、搬送エレベーター14および刈取装置4を逆転させる。
そのため、逆転機構20は一対の上下側平歯車25、26により構成しているので、傘歯車による構成に比し逆転機構20の左右幅を小さくする。
そのため、逆転機構20は一対の上下側平歯車25、26により構成しているので、傘歯車による構成に比し逆転機構20の左右幅を小さくする。
また、逆転機構20は、刈取入力軸22の他端(左端)側に下側平歯車25を設け、刈取入力軸22の上方の刈取支持部27に設けた逆転機構20の逆転入力軸24に上側平歯車26を設け、刈取入力軸22の下側平歯車25と逆転入力軸24の上側平歯車26とを上下に噛み合わせて、構成しているので、この点でも、逆転機構20の左右幅を小さくする。
逆転機構20は搬送エレベーター14のフィーダハウス30の左側の刈取支持部27に設け、逆転入力軸24を刈取入力軸22の上側の刈取支持部27に設けているので、通常作業中未刈り穀稈等の干渉の少ない刈取入力軸22よりも逆転入力軸24が上方に位置するので、逆転機構20は、一層、未刈り穀稈等の干渉を避けることができ、円滑に作動する。
逆転機構20は搬送エレベーター14のフィーダハウス30の左側の刈取支持部27に設け、逆転入力軸24を刈取入力軸22の上側の刈取支持部27に設けているので、通常作業中未刈り穀稈等の干渉の少ない刈取入力軸22よりも逆転入力軸24が上方に位置するので、逆転機構20は、一層、未刈り穀稈等の干渉を避けることができ、円滑に作動する。
また、脱穀装置3の前側の中間軸32の回転により刈取装置4を逆転駆動する逆転機構20は、刈取支持部27の刈取入力軸22より上側部分の軸受40に逆転入力軸24を軸装し、逆転入力軸24の外側に逆転入力プーリ36を設け、逆転入力プーリ36の内側に刈取入力軸22の下側平歯車25に噛み合う上側平歯車26を設けているので、逆転機構20は搬送エレベーター14の左側の刈取支持部27に配置構成され、逆転機構20の逆転入力軸24と刈取入力軸22とに一対の平歯車上下側平歯車25、26を噛み合わせた点と相俟って、逆転機構20の左右幅を小さくして、唐箕33への伝動機構の幅内に納めることができ、フィーダハウス30の左側空間を有効利用できる(図3)。
また、図3のように、搬送エレベーター14のフィーダハウス30の左側に突出する逆転入力軸24の外側に逆転入力プーリ36を設け、逆転入力プーリ36より小径の上側平歯車26を逆転入力プーリ36の内側に設けているので、上側平歯車26と刈取入力軸22の下側平歯車25との噛み合部分が逆転入力プーリ36により未刈り穀稈等からカバーされて、一層、逆転機構20を安定して作動させることができる。
また、逆転入力プーリ36の上方にはベルトストッパ41を、プーリ35の下方にはベルトストッパ42を設けているので、逆転伝動クラッチ37が「切り」でベルト31が弛んでいても、ベルト31の外れを防止する。
また、逆転入力プーリ36の上方にはベルトストッパ41を、プーリ35の下方にはベルトストッパ42を設けているので、逆転伝動クラッチ37が「切り」でベルト31が弛んでいても、ベルト31の外れを防止する。
しかして、誤って正転と逆転とが同時入力されると、正転駆動部Sと逆転駆動部Gが破損するので、正転と逆転とが同時入力されたときは、正転駆動するように構成しているので、仮に、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの動力が同時入力されても、正転駆動部Sにより正転駆動を伝達し、各部の破損を防止する。
具体的には、正転駆動部Sと逆転駆動部Gに、それぞれ刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36を設け、刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36にエンジン21の動力を伝達するベルト23Aとベルト31を掛け回し、刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36の伝動上手側に正転伝動クラッチ39と逆転伝動クラッチ37をそれぞれ設け、正転駆動部Sの刈取入力プーリ23を逆転駆動部Gの逆転入力プーリ36よりも大径に形成しているので、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの動力が同時入力されても、刈取入力プーリ23が逆転入力プーリ36より大径なので正転駆動部Sからの正転駆動が各部に伝達され、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの各部の破損を防止し、正転駆動部Sが逆転駆動部Gに打ち勝つことにより、刈取作業中の逆転を防止でき、その結果、刈取穀稈が刈取装置4の逆転によりテーブル11外に放出されるのを防止でき、刈取ロス発生を防止する。
具体的には、正転駆動部Sと逆転駆動部Gに、それぞれ刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36を設け、刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36にエンジン21の動力を伝達するベルト23Aとベルト31を掛け回し、刈取入力プーリ23と逆転入力プーリ36の伝動上手側に正転伝動クラッチ39と逆転伝動クラッチ37をそれぞれ設け、正転駆動部Sの刈取入力プーリ23を逆転駆動部Gの逆転入力プーリ36よりも大径に形成しているので、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの動力が同時入力されても、刈取入力プーリ23が逆転入力プーリ36より大径なので正転駆動部Sからの正転駆動が各部に伝達され、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの各部の破損を防止し、正転駆動部Sが逆転駆動部Gに打ち勝つことにより、刈取作業中の逆転を防止でき、その結果、刈取穀稈が刈取装置4の逆転によりテーブル11外に放出されるのを防止でき、刈取ロス発生を防止する。
前記刈取入力プーリ23は、2連あるいはそれ以上のプーリーにより構成し、刈取入力プーリ23には複数のベルト23Aを掛け回す構成としているので、正逆転の同時入力時に、正転駆動の伝動効率を高めて正転駆動部Sからの正転伝達を確実にし、正転駆動部Sと逆転駆動部Gの各部の破損を防止する。
前記逆転駆動部Gの逆転入力軸24と刈取入力軸22とに一対の下側平歯車25と上側平歯車26を設け、下側平歯車25と上側平歯車26は刈取入力軸22の軸心方向で、逆転入力プーリ36と搬送エレベータ14のフィーダハウス30との間に配置しているので、逆転駆動部Gをコンパクトに構成できる。
前記逆転伝動クラッチ37はテンションアーム43に取付け、テンションアーム43の基部は中間軸32に回転のみ自在に設けた筒44に取付け、テンションアーム43は中間軸32中心に回転自在に構成しているので、テンションアーム43を中間軸32に支持させられ、逆転伝動クラッチ37の支持構成を簡素にできる。
前記逆転駆動部Gの逆転入力軸24と刈取入力軸22とに一対の下側平歯車25と上側平歯車26を設け、下側平歯車25と上側平歯車26は刈取入力軸22の軸心方向で、逆転入力プーリ36と搬送エレベータ14のフィーダハウス30との間に配置しているので、逆転駆動部Gをコンパクトに構成できる。
前記逆転伝動クラッチ37はテンションアーム43に取付け、テンションアーム43の基部は中間軸32に回転のみ自在に設けた筒44に取付け、テンションアーム43は中間軸32中心に回転自在に構成しているので、テンションアーム43を中間軸32に支持させられ、逆転伝動クラッチ37の支持構成を簡素にできる。
テンションアーム43にはリンク機構51を介して操縦部6に設けた逆転操作レバー49と操作伝達部材(ワイヤ)46により接続しているので、逆転機構20を搬送エレベーター14の左側に設けていても、操縦部6から逆転機構20の逆転伝動クラッチ37の入切操作を可能にし、操作性を向上させている。
逆転操作レバー49を入り操作すると、操作伝達部材46を牽引し、アーム53を取付軸54中心に図8において反時計回転方向に回動させ、アーム53はロッド52を牽引し、アーム49を下方回動させ、逆転伝動クラッチ37をベルト31に当接させて逆転クラッチを「入り」とする。
逆転操作レバー49を入り操作すると、操作伝達部材46を牽引し、アーム53を取付軸54中心に図8において反時計回転方向に回動させ、アーム53はロッド52を牽引し、アーム49を下方回動させ、逆転伝動クラッチ37をベルト31に当接させて逆転クラッチを「入り」とする。
前記操作伝達部材46は、操作パネル48の内側から操作パネル48の後部、搬送エレベーター14の下方のバルブユニットカバー47内を通して前記アーム45に係止しているので、作動部品の簡素化・軽量化を図れる。また、操作伝達部材46の操作伝達力を向上させ、逆転伝動クラッチ37の作動を迅速にし、操作伝達部材46の配索安定化・保護強化を図れる。
操縦部6に前記逆転駆動部Gの逆転伝動クラッチ37を操作する前記逆転操作レバー49と前記刈取入力プーリ23への駆動を入切する正転伝動クラッチ39の正転クラッチ操作レバー57を設け、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57を左右に所定間隔をおいて配置し、かつ、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57の上端の高さ位置を相違させて配置しているので、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57の誤操作を防止しつつ操作性を向上させる。
操縦部6に前記逆転駆動部Gの逆転伝動クラッチ37を操作する前記逆転操作レバー49と前記刈取入力プーリ23への駆動を入切する正転伝動クラッチ39の正転クラッチ操作レバー57を設け、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57を左右に所定間隔をおいて配置し、かつ、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57の上端の高さ位置を相違させて配置しているので、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57の誤操作を防止しつつ操作性を向上させる。
即ち、逆転操作レバー49は、操縦部6の操作パネル48の刈取レバー正転クラッチ操作レバー57の左側に配置し、逆転操作レバー49を操作すると正転クラッチ操作レバー57を自動的に「切り」位置への移動操作させるように構成すると共に、逆転操作レバー49の握り部は正転クラッチ操作レバー57の握り部より高い位置を移動するように構成しているので、逆転機構20を駆動させる際に、逆転操作レバー49と正転クラッチ操作レバー57との誤認操作を防止する。
1…機体フレ−ム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…側板、8…オーガ、9…底板、10後板、11…テーブル、12…リール、13…刈刃、14…搬送エレベーター、20…逆転機構、21…エンジン、22…刈取入力軸、23…刈取入力プーリ、24…逆転入力軸、25…下側平歯車、26…上側平歯車、27…刈取支持部、30…フィーダハウス、31…ベルト、32…中間軸、33…唐箕、33A…唐箕回転軸,35…プーリ、36…逆転入力プーリ、37…逆転伝動クラッチ、38…ベルト、39…正転伝動クラッチ、40…軸受、41…ベルトストッパ、42…ベルトストッパ、43…テンションアーム、44…筒、45…アーム、46…操作伝達部材、47…バルブユニットカバー、48…操作パネル、49…逆転操作レバー、50…バルブユニット、51…リンク機構、52…ロッド、53…アーム、54…取付軸、55…テンションバネ、57…正転クラッチ操作レバー、68…扱胴入力軸、69…扱胴、70…出力プーリ、80…脱穀入力プーリ、81…ベルト、82…ベルトストッパ、83…固定部材、84…フレーム、85…ステー、86…ボルト、87…筒部材、88…カウンタプーリ、89…出力プーリ、90…扱胴入力プーリ、91…ベルト。
Claims (4)
- 走行装置(2)の前方に、圃場の穀稈を刈り取る刈取装置(4)を設け、走行装置(2)の上方に刈取装置(4)と搬送エレベーター(14)により接続された脱穀装置(3)を設け、脱穀装置(3)の側部にグレンタンク(5)設け、グレンタンク(5)の前方に操縦部(6)を設け、エンジン(21)の回転動力によって刈取装置(4)を正転駆動する正転駆動部(S)と前記エンジン(21)からの回転方向を逆転させて刈取装置(4)へ伝達する逆転機構(20)を有する逆転駆動部(G)とを設け、前記正転駆動部(S)と逆転駆動部(G)の夫々に刈取入力プーリ(23)と逆転入力プーリ(36)を設け、刈取入力プーリ(23)と逆転入力プーリ(36)にエンジン(21)の回転を伝達するベルト(23A)とベルト(31)を掛け回し、前記刈取入力プーリ(23)と逆転入力プーリ(36)の伝動上手側に正転伝動クラッチ(39)と逆転伝動クラッチ(37)をそれぞれ設け、正転駆動部(S)の刈取入力プーリ(23)を逆転駆動部(G)の逆転入力プーリ(36)よりも大径に形成したコンバイン。
- 請求項1記載の発明において、前記正転駆動部(S)の刈取入力プーリ(23)は、2溝あるいはそれ以上の多溝プーリーにより構成し、刈取入力プーリ(23)には複数のベルト(23A)を掛け回す構成としたコンバイン。
- 請求項1または請求項2記載の発明において、前記逆転駆動部(G)の逆転入力軸(24)と刈取入力軸(22)とに一対の下側平歯車(25)と上側平歯車(26)を設け、下側平歯車(25)と上側平歯車(26)は刈取入力軸(22)の軸心方向で、逆転入力プーリ(36)と搬送エレベータ(14)のフィーダハウス(30)との間に配置したコンバイン。
- 請求項1または請求項2または請求項3記載の発明において、前記操縦部(6)に前記逆転駆動部(G)の逆転伝動クラッチ(37)を操作する逆転操作レバー(49)と前記刈取入力プーリ(23)への駆動を入切する正転伝動クラッチ(39)の正転クラッチ操作レバー(57)とを夫々設け、逆転操作レバー(49)と正転クラッチ操作レバー(57)を左右に所定間隔をおいて配置し、かつ、逆転操作レバー(47)と正転クラッチ操作レバー(57)の上端の高さ位置を相違させて配置したコンバイン。
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-
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