JP2016136924A - コンバイン - Google Patents

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大崎 正美
Masami Osaki
正美 大崎
博司 古川
Hiroshi Furukawa
博司 古川
田上 和成
Kazunari Tagami
和成 田上
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】搬送エレベータの左右両側に正転用と逆転用の伝動経路を設けているので、構造が複雑になり、メンテナンス作業が面倒になり、また、機体の左右幅が大きくなるという課題がある。
【解決手段】走行装置2の前方に刈取装置4を設け、走行装置2の上方には脱穀装置3を設け、脱穀装置3の側部にグレンタンク5設け、グレンタンク5の前方に操縦部6を設け、エンジン22の回転動力によって刈取装置4を正転駆動する伝動経路の途中から分岐して、エンジン22からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達する逆転機構20を設け、該逆転機構20は、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52との夫々に掛け回した伝動部材48と伝動部材54の夫々に入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bを設け、両方のクラッチを接続する状態と、両方のクラッチを遮断する状態とに切り替えるクラッチ操作レバー59を設けたコンバイン。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来、刈取装置の伝達回転方向を逆転させる逆転機構を設けた構成は、公知である(特許文献1参照)。
この特許文献1の構成では、搬送エレベータの左側に脱穀装置と刈取装置に正回転を伝達する伝動経路を設け、搬送エレベータの右側に刈取装置に逆回転を伝達する伝動経路を設けている。
また、従来、搬送エレベータの左側に脱穀装置と刈取装置に正回転を伝達する伝動経路と、脱穀装置および刈取装置に逆回転を伝達する伝動経路を設けた構成は、公知である(特許文献2参照)。
特開2013−252100号公報 特開2013−106556号公報
前記公知例のうち、前者のものは、搬送エレベータの左右両側に伝動経路を設けているので、構造が複雑になり、メンテナンス作業が面倒になり、また、機体の左右幅が大きくなるという課題がある。
前記公知例のうち、後者のものは、搬送エレベータの左側に正逆転の両方の伝動機構を設けているので、未刈り穀稈の押し倒しや機外障害物との接触による逆転機構の破損という課題がある。
本願は、逆転機構の構成を工夫し、操作性の向上を図ったものである。
請求項1記載の発明では、走行装置2の前方に刈取装置4を設け、走行装置2の上方には脱穀装置3を設け、脱穀装置3の側部にグレンタンク5設け、グレンタンク5の前方に操縦部6を設け、エンジン22の回転動力によって刈取装置4を正転駆動する伝動経路の途中から分岐して、エンジン22からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達する逆転機構20を設け、該逆転機構20は、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52とを有し、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52との夫々に掛け回した伝動部材48と伝動部材54の夫々に入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bを設け、両方のクラッチを接続する状態と、両方のクラッチを遮断する状態とに切り替えるクラッチ操作レバー59を設けたコンバインとしたものであり、正転駆動による通常の刈取脱穀作業中に、刈取装置4が穀稈の詰まり等により停止すると、逆転機構20のクラッチ操作レバー59を操作して、入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bを接続する状態に切り替えて、エンジン22からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達してメンテナンスを行う。
また、メンテナンスが終了すると、クラッチ操作レバー59を操作して、入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bを遮断する状態に切り替えて、エンジン22からの正回転を刈取装置4へ伝達して刈取作業を行う。
請求項2記載の発明では、クラッチ操作レバー59を両方のクラッチを接続する状態に切り替えたときに、エンジン22の回転数を予め設定された回転数以下に設定するエンジン回転変更手段59Hを設けたコンバインとしたものであり、通常の刈取脱穀作業中に、刈取装置4が穀稈の詰まり等により停止して、クラッチ操作レバー59の操作により刈取装置4を逆転させると、刈取装置4は予め設定された回転数以下のエンジン22の駆動により作動する。
請求項3記載の発明では、前記逆転機構20は一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と、一対の逆転入力歯車49および逆転出力歯車50を、前記脱穀装置3と操縦部6との間に設け、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52との夫々に掛け回した伝動部材48と伝動部材54の夫々に入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bを当接させ、前記入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bの入力クラッチ57Aのテンションアーム58Aと出力クラッチ57Bのテンションアーム58Bとを連結するリンクロッド59Bを、前記伝動部材48と伝動部材54よりも操縦部6側に設けたコンバインとしたものであり、エンジン22の正回転が扱胴入力軸33に伝達され、扱胴入力軸33の動力を入力ベルト48と逆転入力プーリ45を介して逆転機構20に入力し、逆転機構20により逆転させた回転を逆転出力プーリ52と出力ベルト54を介して刈取装置4の駆動軸23の逆転プーリ53に入力させて刈取装置4を逆転駆動する。
この場合、通常刈取脱穀作業中に、クラッチ操作レバー59を入り操作すると、リンクロッド59Bにより入力クラッチ57Aに連動して出力クラッチ57Bを入りにすることにより逆転機構20を作用状態とする。
反対に、クラッチ操作レバー59を切り操作すると、リンクロッド59Bにより入力クラッチ57Aに連動して出力クラッチ57Bを切りにすることにより逆転機構20を非作用状態とする。
請求項4記載の発明では、前記逆転機構20は、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分を反操縦部6側に切り欠いて形成した切欠空間40に配置したコンバインとしたものであり、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分の切欠空間40に配置した逆転機構20により刈取装置4を逆転駆動させる。
請求項5記載の発明では、前記逆転機構20の操縦部6側の一部または全部の操縦部6側の側方には伝動カバー64を設け、該伝動カバー64と操縦部6との間に前記クラッチ操作レバー59を設けたコンバインとしたものであり、操縦部6側から、逆転機構20の操縦部6側のクラッチ操作レバー59を操作して刈取装置4を逆転駆動させる。
請求項1記載の発明では、逆転機構20のクラッチ操作レバー59の操作により刈取装置4を逆転させてメンテナンスを行うことができ、逆転機構20の入切操作を簡単に行うことができる。
請求項2記載の発明では、刈取装置4は予め設定された回転数以下のエンジン22の駆動により逆転作動するので、メンテナンス作業安全に行うことができるだけでなく、ゆっくり刈取装置4を逆転させるので、刈取装置4の各部が反対方向に作動した際の各部の破損を抑制および防止することができる。
請求項3記載の発明では、リンクロッド59Bを設けているので、クラッチ操作レバー59の入り切り操作により入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bとを連動させることができる。
請求項4記載の発明では、逆転機構20を切欠空間40に配置しているので、機体幅を大きくせずに逆転機構20をコンパクトに配置できると共に、逆転機構20の破損防止でき、また、メンテナンス作業を容易にすることができる。
請求項5の発明では、クラッチ操作レバー59による逆転機構20の操作を操縦部6から容易に行うことができる。
コンバインの側面図。 同平面図。 操縦部および脱穀装置の正面図。 逆転機構付近の側面図。 伝動経路概略図。 逆転機構概略図。 逆転機構付近の側面図。 逆転機構の断面図。 逆転機構付近の平面図。 逆転機構付近の一部展開状態正面図。 逆転機構付近の側面図。 逆転機構の断面図およびリンク機構のロッドの背面図。 逆転機構付近の一部展開状態正面図。 逆転機構付近の平面図。 搬送エレベータの一部縦断側面図。 同平面図。
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取装置、5は前記脱穀装置3の側部に設けた該脱穀装置3より取出された穀物を一時貯留するグレンタンク、6は操縦部である(図1)。
刈取装置4は、左右側板7と、後述するオーガ8の下方に位置する底板9と、左右の側板7と底板9とを連結するように設けた後板10により構成したテーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成し、テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設ける。
即ち、オーガ8等に詰まりが発生したときに、刈取装置4を逆転させられると、メンテナンスが容易になるので、逆転機構20を設けている。
そのため、刈取装置4を逆転させることができ、メンテナンスが容易になる。
逆転機構20は、刈取装置4の刈取入力プーリ21に伝達する回転を逆転させるものであるから、エンジン22から刈取入力プーリ21へ至る伝動経路は任意であり、以下、一例として、エンジン22の駆動を搬送エレベーター14の刈取入力プーリ21に回転を伝達する構成で説明し、刈取入力プーリ21は搬送エレベーター14の駆動軸23に設けている。
図5〜図10に示したように、24は駆動軸23の軸受(図7)、25はエンジン22の出力プーリ、26は中間プーリ、27はベルト、27Aは脱穀クラッチ、28は中間プーリ、29は脱穀装置3の扱胴30の扱胴軸31にエンジン22の回転を伝達するギヤボックス32の扱胴入力軸33に設けた脱穀入力プーリ、34は中間プーリ28と脱穀入力プーリ29の間のベルト、35は中間プーリ、36は中間プーリ35と刈取入力プーリ21の間のベルトである。
したがって、エンジン22の駆動が出力プーリ25と中間プーリ26と脱穀入力プーリ29により扱胴入力軸33に伝達され、扱胴入力軸33の回転が中間プーリ35とベルト36を介して刈取装置4に伝動される。
逆転機構20は脱穀装置3の前板に設けたギヤボックス32に軸装した扱胴入力軸33と駆動軸23の間の伝動経路中に設ける。
そのため、逆転機構20のメンテナンスを容易にする。
操縦部6側の脱穀装置3の前側部分を平面視において、切欠空間40を形成し、切欠空間40に前記逆転機構20を配置する(図2)。
そのため、機体幅を大きくすることなく逆転機構20を配置できる。
逆転機構20は、脱穀装置3の選別部41よりも狭い部分の操縦部6側の脱穀装置3の前側部分に設けた切欠空間40内に配置する。
そのため、機体幅を大きくすることなく逆転機構20を配置できる。
即ち、図示は省略するが、選別部41の前端部は扱室(図示省略)よりも後方に位置していること、扱室の左右幅は選別部41の左右幅よりも狭いことから、脱穀装置3の前側部分に扱室を設け、扱室の前側部分に切欠空間40を形成し、空間を有効利用して、逆転機構20を合理的に配置している。
前記逆転機構20は、逆転機構ケース43に後述する歯車等を設けてアッシー部材44として取付け可能に構成する。
そのため、逆転機構20の取付を容易にする。
逆転機構20は、図6、図8に示したように、逆転機構ケース43に逆転入力プーリ45を軸46により取付け、逆転入力プーリ45には扱胴入力軸33に別途設けた中間プーリ47との間に入力ベルト(伝動部材)48を掛け回す。
軸46には同軸上に別途逆転入力歯車49を設け、逆転入力歯車49には逆転出力歯車50を噛み合わせ、逆転出力歯車50は逆転機構ケース43に設けた軸51に固定する。軸51には別途逆転出力プーリ52を設け、逆転出力プーリ52には駆動軸23に設けた逆転プーリ53との間に出力ベルト(伝動部材)54を掛け回す。
そのため、逆転機構20は、逆転機構ケース43に一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50を軸46と軸51により取付けて前記アッシー部材44として構成しており、取付を容易にする。
また、駆動軸23には中間プーリ26と脱穀入力プーリ29との間のベルト34に当接して駆動軸23に対して自由回転するルーズプーリ55を設ける。
そのため、駆動軸23をベルト34のベルトラインの内側に入り込ませてコンパクトに配置しながらも、テンションプーリにより緊張したベルト34の後部が駆動軸23に接触するのを防止できる。
逆転機構20の一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50は、夫々同一の部材により形成する。
そのため、誤組を回避できるだけでなく、コスト削減もできる。
逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50とは、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52を逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の外側に配置する。
そのため、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52の交換作業を容易にし、点検を含めたメンテナンス作業を容易にする。
逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52の外径よりも逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の外径を大きく構成する。
そのため、逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の噛み合わせを確実にする。
図6は、作図の都合上展開させて示しているが、逆転入力プーリ45と逆転出力プーリ52は同じベルトラインに配置する(図8)。
そのため、逆転機構20の左右幅を狭くして、逆転機構20の小型が図れる。
逆転機構20の軸46には入力ベルト(伝動部材)48に当接する入力クラッチ(テンションプーリ)57Aのテンションアーム58Aの基部を回動自在に取付ける。
そのため、逆転機構20の逆転機構ケース43と軸46を、逆転機構20のテンションおよびクラッチ機構の取付支持部材として兼用することができ、部品点数を削減できる。
図11に示すように、前記テンションアーム58Aには、クラッチ操作レバー59を設ける。
そのため、逆転機構20の入切を行うクラッチ機構およびこのクラッチ機構の操作機構を簡単に構成でき、コストダウンできる。
逆転機構20の軸51には出力ベルト(伝動部材)54に当接する出力クラッチ(テンションプーリ)57Bのテンションアーム58Bの基部を回動自在に取付ける。
そのため、逆転機構20の逆転機構ケース43と軸46と軸51とを、逆転機構20のテンション(クラッチ)機構の取付支持部材として兼用することができ、部品点数を削減できる。
この場合、2個の入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bとをクラッチ操作レバー59により連動して操作しうるように構成する。
具体的には、2個の入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bとをリンク機構59Aにより連動して入切操作しうる構成とする。
リンク機構59Aの構成は、任意であるが、本例では、2個の入力クラッチ57Aのテンションアーム58Aと出力クラッチ57Bのテンションアーム58Bとを、ロッド59Bにより連結し、連動させている。
そのため、通常の刈取作業中は、刈取装置4を逆転させる必要がなく、入力クラッチ57Aを切りにすれば、逆転機構20を非作動状態とすることができ、耐久性を向上させられる。
また、リンク機構59Aは、ベルト48、54の外側に設ける。
そのため、リンク機構59Aの寸法調節が容易となる。
即ち、リンク機構59Aのロッド59Bの上下両端には、取付部材59Cの板部59Dを軸方向に移動自在に挿通し、板部59Dを軸方向に2個のナット59Eにより挟持して取付け、ナット59Eによりロッド59Bの上下両端の取付部材59Cの板部59Dの間隔を広狭に調節することにより、2個の入力クラッチ57Aの出力クラッチ57Bの間隔の寸法調節を行うので、リンク機構59Aのロッド59Bを、ベルト48、54の外側に設けることにより、リンク機構59Aの寸法調節(入切タイミング)を容易にする。
また、リンク機構59Aは、ロッド59Bの上下両端の取付部材59Cの軸部59Fを、入力クラッチ57Aのテンションアーム58Aと出力クラッチ57Bのテンションアーム58Bとに回転自在に軸着して取付ける。
そのため、リンク機構59Aの作動が円滑になる。
即ち、リンク機構59Aは、テンションアーム58Aとテンションアーム58Bとロッド59Bにより平行リンクを構成し、テンションアーム58Aおよびテンションアーム58Bとロッド59Bとの取付部分を互いに回動自在に取り付けることにより作動を円滑にしている。
逆転機構20の中間プーリ47の操縦部6側の側方には伝動カバー64を設け、前記クラッチ操作レバー59は伝動カバー64の右側面と操縦部6との間に設ける。
そのため、クラッチ操作レバー59の操作を容易にかつ安全に行える。
また、出力クラッチ57Bのテンションアーム58Bと、操縦部6のスロットルレバー(図示省略)とをワイヤー59Gにより連結してエンジン回転変更手段59Hを構成し、逆転機構20が作動時には、エンジン22を一定回転にする。
本例では、通常刈取作業時に比し、エンジン22の回転を低くする。
そのため、逆転機構20を含めて各部の耐久性を向上させられる。
ワイヤー59Gの調節部59Kを脱穀装置3の右側版63に設ける。
そのため、ワイヤー59Gの調節を容易にする。
しかして、逆転機構20の軸46と軸51は連結部材66により連結する。
そのため、逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50とを強固に支持する。
連結部材66は、板部材により形成し、連結部材66に設けた取付孔(図示省略)を軸46と軸51に挿通させて取付ける。
そのため、取付を容易にする。
なお、図12〜14において、連結部材66とリンク機構59Aのロッド59Bとは重なるので、理解を容易にするため、ロッド59Bの図示は省略し、取付部材59Cの板部59Dと軸部59Fを図示している。
連結部材66にはベルトストッパ68を設ける(図8)。
そのため、逆転入力プーリ45と中間プーリ47との間の入力ベルト48の外れを防止する。
また、図11のように、複数のベルトストッパ68の一部はピン形状に形成すると共に、リンク機構59Aのテンションアーム58Bの移動路に設け、クラッチ操作レバー59を切り操作したとき、テンションアーム58Bがベルトストッパ68に当接して回動停止するように構成する。
また、連結部材66には、支持部材65を設け、支持部材65には刈取入力プーリ21に掛け回したベルト36のベルトストッパ68Aを設ける(図11)。
そのため、逆転時のベルト36のつき回りを防止する。
刈取装置4と脱穀装置3とを接続する搬送エレベータ14において、駆動軸23近傍に搬送チェン86の持ち上がりを防止する持ち上がり防止体87を設ける。持ち上がり防止体87は左右方向の取付杆88の左右両側に一対の搬送チェン86の上方に位置するように設ける。取付杆88はステー89を介して駆動軸23に回転自在に設けた円筒状のカバー90に固定する。
そのため、搬送エレベータ14内で搬送物が片寄ることによってスラット91が持ち上がって搬送チェン86が持ち上がるのを、持ち上がり防止体87により防止する。その結果、搬送チェン86と駆動歯車との歯飛び現象発生を防止する。
持ち上がり防止体87は一対の搬送チェン86の上方にのみ設けているので、搬送物の搬送抵抗にならない。
92は搬送エレベータ14の左右側板を連結する補強パイプであり、補強パイプ92に取付杆88を固定している。
前記持ち上がり防止体87は、弾性部材により形成する。
そのため、持ち上がり防止体87は搬送チェン86に追随するので、搬送チェン86の持ち上がりを確実に防止する。
搬送チェン86の下方に持ち上がり防止体87を設けてもよい。
また、搬送エレベータ14内に、従来通りのテンション機構に加えて、搬送エレベータ14内にサブテンションスプロケットを設けると、一層、搬送チェン86の作動を確実にでき、好適である。
サブテンションスプロケットは左右の搬送チェン86に対応して一対設ける。
サブテンションスプロケットは搬送チェン86の非作用側(内側)に設け、搬送チェン86の内側から外側に持ち上げるようにして、テンション力を付与する。
(実施形態の作用)
機体を走行させ、刈取装置4が刈り取った圃場の穀稈を脱穀装置3の脱穀室に供給して脱穀する。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設けているので、逆転機構20により刈取装置4を逆転させることができ、メンテナンスが容易になる
逆転機構20は脱穀装置3の前板に設けたギヤボックス32に軸装した扱胴入力軸33と駆動軸23の間の伝動経路中に設けているので、逆転機構20のメンテナンスを容易にする。
逆転機構20は、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分を反操縦部6側に切り欠いて形成した切欠空間40に配置しているので、機体幅を大きくすることなく逆転機構20を配置できる。
また、逆転機構20は、脱穀装置3の選別部41よりも狭い部分の操縦部6側の脱穀装置3の前側部分に設けた切欠空間40内に配置しているので、機体幅を大きくすることなく逆転機構20を配置できる。
逆転機構20の逆転入力プーリ45と逆転出力プーリ52を脱穀装置3の右側に設け、扱胴入力軸33と駆動軸23の右側に設けた中間プーリ47および逆転プーリ53と入力ベルト48および出力ベルト54で伝動する構成としているので、逆転機構20への伝動構成を脱穀装置3の右側に配置できる。
したがって、逆転機構20を、操縦部6側の脱穀装置3の前側部分の切欠空間40に配置しているので、機体幅を大きくせずに逆転機構20をコンパクトに配置できると共に、逆転機構20の破損防止でき、また、メンテナンス作業を容易にすることができる。
逆転機構20は逆転機構ケース43に歯車等を設けてアッシー部材44として構成しているので、逆転機構20の取付を容易にする。
逆転機構20は、逆転機構ケース43に一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50を軸46と軸51により取付けてアッシー部材44として構成しているので、取付を容易にする。
逆転機構20は、逆転機構ケース43に逆転入力プーリ45を軸46により取付け、逆転入力プーリ45には扱胴入力軸33に別途設けた中間プーリ47との間に入力ベルト48を掛け回し、軸46には別途逆転入力歯車49を設け、逆転入力歯車49には逆転出力歯車50を噛み合わせ、逆転出力歯車50は逆転機構ケース43に設けた軸51に固定し、軸51には別途逆転出力プーリ52を設け、逆転出力プーリ52には駆動軸23に設けた逆転プーリ53との間に出力ベルト54を掛け回しているので、アッシー部材44として簡素に構成することができ、取付を容易にする。
逆転機構20の一対の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50は、夫々同一の部材により形成しているので、誤組を回避できるだけでなく、コスト削減もできる。
逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50とは、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52を逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の外側に配置しているので、逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52の交換作業を容易にし、点検を含めたメンテナンス作業を容易にする。
逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52の外径よりも逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の外径を大きく構成しているので、逆転入力歯車49および逆転出力歯車50の噛み合わせを確実にする。
逆転機構20の逆転入力プーリ45と逆転出力プーリ52は、正面視において、同じベルトラインに配置しているので、逆転機構20の左右幅を狭くして、逆転機構20の小型が図れる。
逆転機構20の軸46と軸51には入力ベルト48と出力ベルト54に当接するテンションプーリ(クラッチ)57のテンションアーム58の基部を回動自在に取付けているので、逆転機構20の逆転機構ケース43と軸46と軸51とを、逆転機構20のテンション機構の取付支持部材として兼用することができ、部品点数を削減できる。
また、逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50とは、刈取作業中には回転停止しているので、安全対策上も好適である。
また、テンションプーリ57のテンションバネ60のテンションロッド61の受部62を右側版63に設けているので、逆転機構20のテンション機構を簡単に構成できる。
しかして、逆転機構20の軸46と軸51は連結部材66により連結しているので、逆転機構20の逆転入力プーリ45および逆転出力プーリ52と逆転入力歯車49および逆転出力歯車50とを強固に支持でき、逆転機構20の作動を安定させられる。
連結部材66は、板部材により形成し、連結部材66に設けた取付孔(図示省略)を軸46と軸51に挿通させて取付けているので、取付を容易にする。
逆転機構20に回転を入力する入力ベルト48は、刈取装置4に回転を入力するベルト36の外側に配置しているので、入力ベルト48のメンテナンスが容易になる。
逆転機構20の軸46には入力ベルト48に当接する入力クラッチ(テンションプーリ)57Aのテンションアーム58Aの基部を回動自在に取付けているので、逆転機構20の逆転機構ケース43と軸46を、逆転機構20のテンションおよびクラッチ機構の取付支持部材として兼用することができ、部品点数を削減できる。
テンションアーム58Aには、クラッチ操作レバー59を設けているので、逆転機構20の入切を行うクラッチ機構およびこのクラッチ機構の操作機構を簡単に構成でき、コストダウンできる。
逆転機構20の軸51には出力ベルト54に当接する出力クラッチ57Bのテンションアーム58Bの基部を回動自在に取付けているので、逆転機構20の逆転機構ケース43と軸46と軸51とを、逆転機構20のテンション機構の取付支持部材として兼用することができ、部品点数を削減できる。
この場合、2個の入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bとをクラッチ操作レバー59により連動して操作しうるように構成しているので、通常の刈取作業中は、刈取装置4を逆転させる必要がなく、入力クラッチ57Aを切りにすれば、逆転機構20を非作動状態とすることができ、耐久性を向上させられる。
入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bとの2個のプーリは、クラッチ操作レバー59によりリンク機構59Aを作動させる構成とし、リンク機構59Aは、入力クラッチ57Aのテンションアーム58Aと出力クラッチ57Bのテンションアーム58Bとを、ロッド59Bにより連結して平行リンクとしているので、入力クラッチ57Aと出力クラッチ57Bの夫々のテンションアーム58A、58Bを利用することができ、簡素に構成でき、部品点数を減らしてコストダウンできる。
クラッチ操作レバー59は、逆転機構20の中間プーリ47の操縦部6側の側方に設けた伝動カバー64の右側面と操縦部6との間に設けているので、クラッチ操作レバー59の操作を容易にかつ安全に行える。
また、出力クラッチ57Bのテンションアーム58Bと、操縦部6のスロットルレバー(図示省略)とをワイヤー59Gにより連結し、逆転機構20が作動時には、エンジン22を、通常刈取作業時に比し、エンジン22の回転を低くするので、単にクラッチ操作レバー59の操作をするだけで逆転機構20の回転制御行えるだけでなく、逆転機構20を含めて各部の耐久性を向上させられる。
ワイヤー59Gの調節部59Kを脱穀装置3の右側版63に設けているので、ワイヤー59Gの調節を容易にする。
1…機体フレ−ム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…側板、8…オーガ、9…底板、10後板、11…テーブル、12…リール、13…刈刃、14…搬送エレベーター、20…逆転機構、21…刈取入力プーリ、22…エンジン、23…駆動軸、24…軸受、25…出力プーリ、26…中間プーリ、27…ベルト、27A…脱穀クラッチ、28…中間プーリ、29…脱穀入力プーリ、30…扱胴、31…扱胴軸、32…ギヤボックス、33…扱胴入力軸、34…ベルト、35…中間プーリ、36…ベルト、40…切欠空間、41…選別部、43…逆転機構ケース、44…アッシー部材、45…逆転入力プーリ、46…軸、47…中間プーリ、48…入力ベルト(伝動部材)、49…逆転入力歯車、50…逆転出力歯車、51…軸、52…逆転出力プーリ、53…逆転プーリ、54…出力ベルト(伝動部材)、55…ルーズプーリ、57…テンションプーリ、57A…入力クラッチ(テンションプーリ・刈取逆転入切クラッチ)、57B…出力クラッチ、58A,58B…テンションアーム、59…クラッチ操作レバー、59A…リンク機構、59B…ロッド、59C…取付部材、59D…板部、59E…ナット、59F…軸部、59G…ワイヤー、59H…回転変更手段、59K…調節部、63…右側版、64…伝動カバー、68…ベルトストッパ、70…クラッチプーリ(刈取正転入切クラッチ)、71…クラッチアーム、72…ステー、75…ベルトストッパ、80…運転席、81…サンバイザー、82…支持杆、83…取付部材、86…搬送チェン、87…持ち上がり防止体、88…取付杆、89…ステー、90…カバー、91…スラット。

Claims (5)

  1. 走行装置(2)の前方に刈取装置(4)を設け、走行装置(2)の上方には脱穀装置(3)を設け、脱穀装置(3)の側部にグレンタンク(5)設け、グレンタンク(5)の前方に操縦部(6)を設け、エンジン(22)の回転動力によって刈取装置(4)を正転駆動する伝動経路の途中から分岐して、エンジン(22)からの回転方向を逆転させて刈取装置(4)へ伝達する逆転機構(20)を設け、該逆転機構(20)は、逆転入力プーリ(45)および逆転出力プーリ(52)とを有し、逆転入力プーリ(45)および逆転出力プーリ(52)との夫々に掛け回した伝動部材(48)と伝動部材(54)の夫々に入力クラッチ(57A)と出力クラッチ(57B)を設け、両方のクラッチを接続する状態と、両方のクラッチを遮断する状態とに切り替えるクラッチ操作レバー(59)を設けたコンバイン。
  2. 請求項1記載の発明において、クラッチ操作レバー(59)を両方のクラッチを接続する状態に切り替えたときに、エンジン(22)の回転数を予め設定された回転数以下に設定するエンジン回転変更手段(59H)を設けたコンバイン。
  3. 請求項1または請求項2記載の発明において、前記逆転機構(20)は一対の逆転入力プーリ(45)および逆転出力プーリ(52)と、一対の逆転入力歯車(49)および逆転出力歯車(50)を、前記脱穀装置(3)と操縦部(6)との間に設け、逆転入力プーリ(45)および逆転出力プーリ(52)との夫々に掛け回した伝動部材(48)と伝動部材(54)の夫々に入力クラッチ(57A)と出力クラッチ(57B)を当接させ、前記入力クラッチ(57A)と出力クラッチ(57B)の入力クラッチ(57A)のテンションアーム(58A)と出力クラッチ(57B)のテンションアーム(58B)とを連結するリンクロッド(59B)を、前記伝動部材(48)と伝動部材(54)よりも操縦部(6)側に設けたコンバイン。
  4. 請求項1または請求項2または請求項3記載の発明において、前記逆転機構(20)は、操縦部(6)側の脱穀装置(3)の前側部分を反操縦部(6)側に切り欠いて形成した切欠空間(40)に配置したコンバイン。
  5. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4記載の発明において、前記逆転機構(20)の操縦部(6)側の一部または全部の操縦部(6)側の側方には伝動カバー(64)を設け、該伝動カバー(64)と操縦部(6)との間に前記クラッチ操作レバー(59)を設けたコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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