JP5655819B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
すなわち、請求項1記載の発明は、脱穀装置(4)の扱室(7a)の一側に配置されるフィードチェン(8)と、該フィードチェン(8)を駆動する油圧式無段変速装置(15)を備え、該油圧式無段変速装置(15)は、走行装置(2)および刈取装置(3)を駆動することなくフィードチェン(8)を駆動する構成とし、エンジン(E)の出力軸(11)から脱穀装置(4)の前側に配置されたカウンタ軸(12)をベルト連動し、該カウンタ軸(12)から、扱胴(7)へ伝動する第1入力軸(14)をベルト連動し、前記カウンタ軸(12)の外側端部に備えたカウンタプーリ(13)から第1伝動ベルト(18)と第1入力プーリ(17)を介して油圧式無段変速装置(15)の入力軸である第2入力軸(16)を連動し、前記油圧式無段変速装置(15)の出力軸である第1出力軸(53)から、ギアケース(19)内の減速ギア機構(20)と第2出力軸(21)とフィードチェン駆動スプロケット(22)を介してフィードチェン(8)を駆動する構成とし、側面視において、前記油圧式無段変速装置(15)を、脱穀装置(4)と刈取装置(3)を支持する刈取支持台(5)との間の空間内に配置し、該油圧式無段変速装置(15)を、左右の刈取支持台(5)の間を連結する連結部材(25)と前記カウンタ軸(12)を内装した筒体(23)とを連結する第1支持フレーム(24)に対して、前記ギアケース(19)を介して支持し、該ギアケース(19)の上部を油圧式無段変速装置(15)よりも上方に延出させ、前記第2出力軸(21)を油圧式無段変速装置(15)よりも上方の部位からフィードチェン(8)側に向けて突設して前記フィードチェン駆動スプロケット(22)に連結し、前記第2入力軸(16)と第1出力軸(53)と第2出力軸(21)を鉛直方向に直線状に配置したコンバインである。
また、油圧式無段変速装置(15)とフィードチェン(8)を連動するギアケース(19)の出力軸(21)を、この油圧式無段変速装置(15)よりも上方の部位に配置することで、この出力軸(21)からフィードチェン(8)までの距離を短縮することができ、フィードチェン(8)の駆動部を更にコンパクトに構成することができる。
コンバインは、植立穀稈を刈り取って搬送する走行クローラ(走行装置)2を具備した機体1前部の刈取装置3と、刈取装置3から搬送供給される穀稈を脱穀及び選別処理する機体後部の脱穀装置4と、脱穀装置4から移送される穀粒を一時的に貯留するグレンタンク36と、このグレンタンク36に貯留された穀粒を機外へ排出する排出装置37を備えている。
すなわち、機体1の機体フレーム1aから上方に突設された左右の刈取支持台5の上部に、横方向の伝動軸を内装した横伝動筒34が回転自在支持されている。そして、この横伝動筒34における、伝動軸の入力プーリが存在する側の部位から前方に突設した刈取支持フレーム6が、横伝動筒34と共に回動することで、刈取支持フレーム6に支持された刈取装置3が上下に昇降する。
脱穀フィードチェン8の搬送始端部の内側(右側)には、穀稈の穂先側の部位を下側から支持する穀稈支持体33が配置されており、この穀稈支持体33の後端部は前記扱室7aの前面、すなわち脱穀装置4の前壁4aに形成された穀稈供給口7bに臨んでいる。
搬送装置30の搬送終端部(後端部)と側面視において前後にオーバーラップする脱穀フィードチェン8の搬送始端部(前端部)に引継がれた穀稈は、株元側の部位が、脱穀フィードチェン8と挟扼杆51により挟持され、穂先側の部位は穀稈支持体33により支持されて穀稈供給口7bから扱室7a内に進入し、扱胴7の脱粒作用を受けながら後方へ搬送される。
脱穀カウンタ軸12は、筒体(支持部材)23に軸受けされ、この筒体23はステー23aによって前記前壁4aに支持されている。
また、前記HST15は、脱穀フィードチェン8のみ単独で変速制御する構成であるが、これはHSTトラニオンアームを変速モータ26により作動させることで、脱穀フィードチェンを任意に増減速制御することができる。この変速モータ26は、刈取装置3の駆動速度が増大するほど脱穀フィードチェン8が増速して駆動されるように作動する。
3 刈取装置
4 脱穀装置
5 刈取支持台
7 扱胴
7a 扱室
8 脱穀フィードチェン(フィードチェン)
11 出力軸
12 脱穀カウンタ軸(カウンタ軸)
13 カウンタプーリ
14 扱胴入力軸(第1入力軸)
15 HST(油圧式無段変速装置)
16 HST入力軸(第2入力軸)
17 HST入力プーリ(第1入力プーリ)
18 HST伝動ベルト(第1伝動ベルト)
19 減速ギアケース(ギアケース)
20 減速ギア機構
21 減速出力軸(第2出力軸)
21a カップリングギヤ
22 フィードチェン駆動スプロケット
23 筒体
24 支持フレーム(第1支持フレーム)
25 連結部材
50 チェンレール
52 支持フレーム(第2支持フレーム)
53 HST出力軸(第1出力軸)
54 オープン軸
E エンジン
Claims (4)
- 脱穀装置(4)の扱室(7a)の一側に配置されるフィードチェン(8)と、該フィードチェン(8)を駆動する油圧式無段変速装置(15)を備え、該油圧式無段変速装置(15)は、走行装置(2)および刈取装置(3)を駆動することなくフィードチェン(8)を駆動する構成とし、エンジン(E)の出力軸(11)から脱穀装置(4)の前側に配置されたカウンタ軸(12)をベルト連動し、該カウンタ軸(12)から、扱胴(7)へ伝動する第1入力軸(14)をベルト連動し、前記カウンタ軸(12)の外側端部に備えたカウンタプーリ(13)から第1伝動ベルト(18)と第1入力プーリ(17)を介して油圧式無段変速装置(15)の入力軸である第2入力軸(16)を連動し、前記油圧式無段変速装置(15)の出力軸である第1出力軸(53)から、ギアケース(19)内の減速ギア機構(20)と第2出力軸(21)とフィードチェン駆動スプロケット(22)を介してフィードチェン(8)を駆動する構成とし、側面視において、前記油圧式無段変速装置(15)を、脱穀装置(4)と刈取装置(3)を支持する刈取支持台(5)との間の空間内に配置し、該油圧式無段変速装置(15)を、左右の刈取支持台(5)の間を連結する連結部材(25)と前記カウンタ軸(12)を内装した筒体(23)とを連結する第1支持フレーム(24)に対して、前記ギアケース(19)を介して支持し、該ギアケース(19)の上部を油圧式無段変速装置(15)よりも上方に延出させ、前記第2出力軸(21)を油圧式無段変速装置(15)よりも上方の部位からフィードチェン(8)側に向けて突設して前記フィードチェン駆動スプロケット(22)に連結し、前記第2入力軸(16)と第1出力軸(53)と第2出力軸(21)を鉛直方向に直線状に配置したコンバイン。
- 前記フィードチェン(8)のチェンレール(50)と前記フィードチェン駆動スプロケット(22)を第2支持フレーム(52)に支持し、該第2支持フレーム(52)の前端部を左側の刈取支持台(5)に有したオープン軸(54)回りに回動可能に支持し、前記フィードチェン駆動スプロケット(22)は第2出力軸(21)の先端部に備えたカップリングギヤ(21a)に嵌り込むことで該第2出力軸(21)と連動し、前記第2支持フレーム(52)の後部を左側方へ回動させることで、前記カップリングギア(21a)からフィードチェン駆動スプロケット(22)が離脱する構成とした請求項1に記載のコンバイン。
- 前記油圧式無段変速装置(15)を、フィードチェン(8)の前端部よりも後方の部位に配置した請求項1又は請求項2記載のコンバイン。
- 前記油圧式無段変速装置(15)をカウンタ軸(12)よりも下方の部位に配置した請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンバイン。
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