JP2011036210A - コンバイン - Google Patents

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Yuji Tanaka
祐二 田中
Takuji Segawa
卓二 瀬川
Taiichiro Azuma
泰一郎 東
Shiro Okuda
史郎 奥田
Sadao Asakura
定夫 朝倉
Yoshihiro Inoue
喜博 井上
Masayuki Horiuchi
真幸 堀内
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Abstract

【課題】フィーダコンベヤの駆動軸から第1刈取装置および第2刈取装置に動力伝達するものでありながら、刈取前処理フレームを脱穀装置に対して適切な位置で連結しやすいコンバインを提供する。
【解決手段】フィーダコンベヤ12の駆動軸13の両端側に、刈取前処理フレーム11の走行機体横方向での外側に突出した突出軸部13a,13bを設けてある。駆動軸13の一方の突出軸部13bと第1刈取装置18の駆動部18aとを連結する第1刈取伝動機構80を、刈取前処理フレーム11の走行機体横方向での一端側の外側に配置してある。駆動軸13の他方の突出軸部13aと第2刈取装置22の駆動部22aとを連結する第2刈取伝動機構100を、刈取前処理フレーム11の走行機体横方向での他端側の外側に配置してある。
【選択図】図13

Description

本発明は、植立穀稈に作用する第1刈取装置と、前記第1刈取装置からの刈取穀稈を脱穀装置に供給するフィーダコンベヤとを備えた刈取前処理フレームを、前記フィーダコンベヤの駆動軸まわりに上下揺動自在に走行機体に支持させ、前記第1刈取装置が刈り取り作用した後の植立穀稈に作用する第2刈取装置を備えたコンバインに関する。
上記したコンバインは、刈取前処理フレームを走行機体に対して上下揺動させることにより、第1刈取装置を第2刈取装置及び圃場面に対して昇降させ、植立穀稈の穂先側部分を第2刈取装置よりも高い配置高さに位置する第1刈取装置によって刈取り、穂先側部分が無くなった状態で植立する穀稈の株元側を第1刈取装置よりも低い配置高さで圃場面近くに位置する第2刈取装置によって刈り取って圃場に残る切り株の高さを低くするという二段刈り形態での作業を行うとか、植立穀稈を圃場面近くに位置する第1刈取装置によって株元側で刈取り、第2刈取装置による刈取りを行なわせないという一段刈り形態での作業を行うことを可能にしたものである。
この種のコンバインとして、従来、たとえば特許文献1に記載されたものがあった。特許文献1に記載されたコンバインでは、刈取前処理フレームとしてのフィードケースと、第1刈取装置としてのバリカン型刈取り装置と、第2刈取装置としての切株切断用カッターとを備えている。フィードケースは、前部フィードケース部と後部フィードケース部とを備えて構成されており、後部フィードケース部の後端部で機体に対して横軸芯周りに上下揺動自在に枢支されている。バリカン型刈取り装置は、フィードケースの前部フィードケース部に支持されている。フィードケースの後部フィードケース部にフィードコンベアが内装されている。フィードコンベヤは、バリカン型刈取り装置からの刈取穀稈を脱穀装置に搬送する。
特許文献1に記載されたコンバインでは、フィードコンベヤの入力軸に、後部フィードケース部から走行機体横方向での内側に突出した突出軸部を設け、この突出軸部から第6ベルト伝動装置を介してカウンタ軸に伝動し、カウンタ軸からメインカッター用ベルト伝動機構を介してバリカン型刈取装置に伝動し、カウンタ軸から切株カッター用チェーン及びベルト伝動装置を介して切株切断用カッターに伝動するようになっている。
特開平10−75638号公報
上記したコンバインにおいて、フィーダコンベヤの駆動軸の駆動力を取り出して第1刈取装置及び第2刈取装置に伝達するよう構成すれば、刈取前処理フレームがフィーダコンベヤの駆動軸まわりに上下揺動することから、刈取前処理フレームの上下揺動を許容しながら伝動するための特別な伝動手段を第1刈取装置及び第2刈取装置のための伝動系に設けずに有利に第1刈取装置及び第2刈取装置を駆動できる。フィーダコンベヤの駆動軸から第1刈取装置および第2刈取装置に動力伝達するように上記した従来の技術を適用した場合、刈取前処理フレームの脱穀装置に対する連結に問題が発生しがちであった。
つまり、従来の技術を適用した場合、第1刈取装置に動力伝達する伝動機構、及び第2刈取装置に動力伝達する伝動機構をフィーダコンベヤの駆動軸の同一の一端側に連結することから、第1刈取装置のための伝動機構および第2刈取装置のための伝動機構が刈取前処理フレームのフィーダコンベヤが位置する後フレーム部の左横外側あるいは右横外側に位置し、刈取前処理フレームの後フレーム部の左横外側あるいは右横外側に第1刈取装置および第2刈取装置の伝動機構の設置のためのスペースを確保する必要があることから、刈取前処理フレームの後フレーム部が脱穀装置に対して右側あるいは左側に寄り過ぎて連結する事態が発生しがちであった。
本発明の目的は、フィーダコンベヤの駆動軸から第1刈取装置および第2刈取装置に動力伝達するものでありながら、刈取前処理フレームを脱穀装置に対して適切な位置で連結しやすいコンバインを提供することにある。
本第1発明は、植立穀稈に作用する第1刈取装置と、前記第1刈取装置からの刈取穀稈を脱穀装置に供給するフィーダコンベヤとを備えた刈取前処理フレームを、前記フィーダコンベヤの駆動軸まわりに上下揺動自在に走行機体に支持させ、前記第1刈取装置が刈り取り作用した後の植立穀稈に作用する第2刈取装置を備えたコンバインにおいて、
前記駆動軸の両端側に、前記刈取前処理フレームの走行機体横方向での外側に突出した突出軸部を設け、
前記駆動軸の駆動力を前記第1刈取装置に伝達するように前記駆動軸の前記両突出軸部の一方と前記第1刈取装置の駆動部とを連結する第1刈取伝動機構を、前記刈取前処理フレームの走行機体横方向での一端側の外側に配置し、
前記駆動軸の駆動力を前記第2刈取装置に伝達するように前記駆動軸の前記両突出軸部の他方と前記第2刈取装置の駆動部とを連結する第2刈取伝動機構を、前記刈取前処理フレームの走行機体横方向での他端側の外側に配置してある。
本第1発明の構成によると、刈取前処理フレームの両横側に伝動機構設置のスペースを形成し、刈取前処理フレームの左横外側と右横外側の一方のスペースに第1刈取伝動機構を配置し、この第1刈取伝動機構によってフィーダコンベヤの駆動軸と第1刈取装置の駆動部とを連結し、刈取前処理フレームの左横外側と右横外側の他方のスペースに第2刈取伝動機構を配置し、この第2刈取伝動機構によってフィーダコンベヤの駆動軸と第2刈取装置の駆動部とを連結するから、第1刈取伝動機構を設置するためのスペースも第2刈取伝動機構を設置するスペースも刈取前処理フレームの横側に形成しながらも、刈取前処理フレームのフィーダコンベヤが位置する部分における横方向での中心と、脱穀装置の刈取穀稈受入れ部における横方向での中心とが位置ずれしないように、位置ずれしても位置ずれが少なくて済むようにして刈取前処理フレームと脱穀装置とを連結することができる。
したがって、フィーダコンベヤの駆動軸から第1刈取装置及び第2刈取装置に動力伝達できるものでありながら、刈取前処理フレームのフィーダコンベヤが位置する部分の脱穀装置に対する位置ずれを防止あるいは抑制し、脱穀装置への刈取穀稈の供給を脱穀装置の横方向での偏りが少ない良好な状態で行わせることができる。
本第2発明は、前記第1刈取伝動機構及び前記第2刈取伝動機構に、前記駆動軸から入力した回転駆動力を往復駆動力に変換して出力する動力変換部を設けてある。
本第2発明の構成によると、フィーダコンベヤの駆動軸の回転駆動力を第1刈取装置および第2刈取装置に伝達するものでありながら、第1刈取装置及び第2刈取装置の駆動部に回転動力を往復動力に変換する変換機構を設けずに第1刈取装置及び第2刈取装置を駆動できる。
したがって、第1刈取装置及び第2刈取装置の駆動部を簡素でコンパクトなものに構成し、第1刈取装置および第2刈取装置を刈取前処理部の狭いスペースへの組み付けが容易となる。
コンバインの全体を示す左側面図である。 コンバインの全体を示す右側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である 第2刈取装置の支持構造を示す正面図である。 コンバインの二段刈り形態での作業を行う状態を示す側面図である。 コンバインの刈取前処理部が上昇非作業位置に上昇された状態を示す側面図である。 支持アームと支持部の連結構造、および動力変換部を示す縦断面図である。 動力変換部の側面図である。 (a)は、連結機構の連結解除状態を示す正面図、(b)は、連結機構の連結作用状態を示す正面図である。 (a)は、図9(a)のX−X断面矢視図、(b)は、連結機構を示す縦断正面図である。 図9(a)のXI-XI断面矢視図である。 図9(b)のXII−XII断面矢視図である。 伝動構造を示す線図である。 第1刈取伝動機構の伝動方向上手側の部分を示す側面図である。 第1刈取伝動機構の伝動方向下手側の部分を示す側面図である。 第2刈取伝動機構の伝動方向上手側の部分を示す側面図である。 テンション機構を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンバインの全体を示す左側面図である。図2は、本発明の実施の形態に係るコンバインの全体を示す右側面図である。図3は、本発明の実施の形態に係るコンバインの全体を示す平面図である。これらの図に示すように、本発明の実施の形態に係るコンバインは、左右一対のクローラ式の走行装置1,1が装備された走行機体を備え、この走行機体の機体フレーム2の後部側に設けた脱穀装置3を備え、脱穀装置3と走行機体横方向に並べて機体フレーム2の後部側に設けたホッパ形の袋詰めタンク4aを有した袋詰め部4を備え、脱穀装置3の前部から走行機体前方向きに延出した刈取前処理フレーム11を有した刈取前処理部10を備えて構成してある。
このコンバインは、稲や麦の収穫作業を行なうものであり、詳しくは、次の如く構成してある。
走行機体について説明する。
図1,2,3に示すように、走行機体は、機体フレーム2の前端側の右端部に設けた運転部5を備えている。運転部5は、運転座席5a、及び運転座席5aの前方に設けた操縦塔5bを備えて構成してあり、走行機体は、運転部5に搭乗して運転するように乗用型になっている。走行機体は、運転座席5aの下方に設けたエンジン6、及び機体フレーム2の前端部に設けた走行ミッション7(図4参照)を備え、エンジン6が出力する駆動力を走行ミッション7を介して各走行装置1のクローラ駆動輪体1aに伝達して左右一対の走行装置1,1を駆動し、左右一対の走行装置1,1によって自走する。
刈取前処理部10について説明する。
刈取前処理部10の刈取前処理フレーム11は、脱穀装置3の前部に後端部が連結された後フレーム部11aと、この後フレーム部11aの前端部に後端部が連結された前フレーム部11bとを備えて構成してある。後フレーム部11aの後端部は、後フレーム部11aの内部に設けたフィーダコンベヤ12の駆動軸13を介して回転自在に脱穀装置3に連結されている。
つまり、刈取前処理フレーム11は、フィーダコンベヤ12の駆動軸13及び脱穀装置3を介して走行機体に枢支されており、後フレーム部11aと機体フレーム2とにわたって連結した油圧式の昇降シリンダ14によってフィーダコンベヤ12の駆動軸13のまわりに走行機体に対して上下に揺動操作される。
刈取前処理フレーム11の前フレーム部11bは、プラットホーム15と、プラットホーム15の走行機体横方向での両端部に立設されてプラットホーム15から走行機体上方向きに延出した横壁板16と、プラットホーム15の後端部に立設されてプラットホーム15から走行機体上方向き延出するとともに左右の横壁板16の後端部に連結した後壁板17とを備えて構成してある。刈取前処理フレーム11の後フレーム部11aは、前フレーム部11bの後壁板17において前フレーム部11bの内部に臨んだ前端開口と、脱穀装置3の前壁において脱穀装置3の内部に臨んだ後端開口とを備えた筒状体によって構成してあり、前フレーム部11bの内部と脱穀装置5の脱穀部内とを連通させている。
刈取前処理部10は、刈取前処理フレーム11及びフィーダコンベヤ12を備える他、前フレーム部11bにおけるプラットホーム15の前端付近に走行機体横向きにかつ駆動自在に設けたバリカン型の第1刈取装置18と、前フレーム部11bの内部におけるプラットホーム15の上方に駆動自在に設けた走行機体横向きのオーガ19と、前フレーム部11bの左右の横壁板16から走行機体前方向きに延出したデバイダ20と、第1刈取装置18の上方に位置する回転リール21と、前フレーム部11bの後端部の外側に前フレーム部11bの下方を通して走行機体横向きに駆動自在に配置したバリカン型の第2刈取装置22とを備えて構成してある。
回転リール21は、前フレーム部11bの後壁板17の上部から走行機体前方向きに延出した左右一対の支持アーム23,23の延出端部に回転駆動自在に支持されている。
フィーダコンベヤ12は、後フレーム部11aの内部に走行機体横方向に並んで位置する二本の無端帯状体12a,12aと、無端帯状体12aの長手方向での複数箇所で二本の無端帯状体12a,12aにわたって取り付けたバー形の搬送体12bとを備えて構成してある。二本の無端帯状体12a,12aの搬送終端側は、駆動軸13に一体回転自在に設けた輪体12cに巻回されている。
したがって、フィーダコンベヤ12は、駆動軸13によって輪体12cが回転駆動されることにより、二本の無端帯状体12a,12aが回転駆動されて各搬送体12bを移送し、各搬送体12bによって刈取穀稈を後フレーム部11aの底板に沿わせて搬送する。
図4は、第2刈取装置22の支持構造を示す正面図である。この図及び図1に示すように、第2刈取装置22は、機体フレーム2の前端部2aに走行機体横方向に並んで位置する三つの支持部25から走行機体前方向きにかつ走行機体下方向きに延出した支持アーム26の延出端部に支持されている。
第2刈取装置22が三つの支持アーム26にわたって連結されている。三つの支持アーム26のうちの中央に位置する支持アーム26と後フレーム部11aとにわたって連結機構30を取り付けてあり、三つの支持アーム26は、連結機構30によって吊り下げ支持されて、第2刈取装置22を圃場面近くに位置させて支持する。三つの支持アーム26のうちの最も走行機体左側に位置する支持アーム26の先端部に固定された軸支部材105と、前フレーム部11bの後端部とにわたって伸縮形のダンパー27が連結されている。連結機構30については、後に説明する。
図1,2は、コンバインの一段刈り形態で作業を行う状態を示している。この図に示すように、コンバインは、刈取前処理フレーム11が駆動軸13のまわりに下降操作されて、刈取前処理フレーム11が下降作業位置に下降すると、一段刈り形態での作業を行なう。
すなわち、刈取前処理フレーム11が下降作業位置になると、左右一対のデバイダ20,20が圃場面近くに下降し、第1刈取装置18が第2刈取装置22に対して下降して植立穀稈の株元側に位置する。左右一対のデバイダ20,20によって植立穀稈を刈取対象と非刈取対象とに分草する。刈取対象の植立穀稈の穂先側を回転リール21のタイン21aによって第1刈取装置18の上方に掻き寄せながら、植立穀稈の株元を第1刈取装置18によって刈り取る。刈取穀稈をオーガ19によってプラットホーム15に沿わせて走行機体横方向に横送りし、後フレーム部11aの前方に位置した刈取穀稈を、オーガ19が一体回転自在に備えている掻き送りバー19a(図3参照)によって後フレーム部11aの前端開口に掻き込む。後フレーム部11aの前端部に入り込んだ刈取穀稈をフィーダコンベヤ12によって後フレーム部11aの底板に沿わせて揚送し、後フレーム部11aの後端部に至った刈取穀稈の株元から穂先までの全体をフィーダコンベヤ12の送り込みによって後フレーム部11aの後端開口から脱穀装置3に供給する。脱穀装置3は、後フレーム部11aからの刈取穀稈を脱穀するとともに脱穀粒を塵埃と選別する。袋詰めタンク4aは、脱穀粒を脱穀装置3から供給されて貯留していく。第2刈取装置22は、第1刈取装置18の後方に第1刈取装置18の配置高さとほぼ同じ配置高さに位置しており、刈取り作用を行なわない。
図5は、コンバインの二段刈り形態で作業を行なう状態を示す側面図である。この図に示すように、コンバインは、刈取前処理フレーム11が駆動軸13のまわりに上昇操作されて、刈取前処フレーム11が上昇作業位置に上昇すると、二段刈り形態での作業を行う。
すなわち、刈取前処理フレーム11が上昇作業位置になると、左右一対のデバイダ20,20が圃場面から上昇し、第1刈取装置18が第2刈取装置22に対して上昇して植立穀稈の穂先側に位置する。左右一対のデバイダ20,20によって植立穀稈を刈取対象と非刈取対象とに分草し、刈取対象の植立穀稈の穂先側を第1刈取装置18によって刈り取る。刈取穀稈をオーガ19によってプラットホーム15に沿わせて走行機体横方向に横送りし、後フレーム部11aの前方に位置した刈取穀稈を、オーガ19の掻き送りバー19aによって後フレーム部11aの前端開口に掻き込む。後フレーム部11aの前端部に入り込んだ刈取穀稈をフィーダコンベヤ12によって後フレーム部11aの底板に沿わせて揚送し、後フレーム部11aの後端部に至った刈取穀稈の株元から穂先までの全体をフィーダコンベヤ12の送り込みによって後フレーム部12aの後端開口から脱穀装置3に供給する。脱穀装置3は、後フレーム部11aからの刈取穀稈を脱穀するとともに脱穀粒を塵埃と選別する。袋詰めタンク4aは、脱穀粒を脱穀装置3から供給されて貯留していく。第2刈取装置22は、第1刈取装置18の後方で圃場面近くに位置しており、第1刈取装置18によって穂先側が刈り取られた状態で植立する穀稈の株元を切断し、圃場面に残る切り株の高さを低くする。
この場合、回転リール21は、支持アーム23を昇降シリンダ24によって昇降操作することにより、植立穀稈に作用するように下降調節し、あるいは植立穀稈に作用しないように上昇調節する。
図7は、三本の支持アーム26のうちの最も走行機体左側に位置する支持アーム26と支持部25とを連結する連結構造を示す縦断面図である。三本の支持アーム26の他の支持アーム26と機体フレーム2の支持部25とを連結する連結構造は、最も走行機体左側に位置する支持アーム26の連結構造と同じ連結構造になっている。つまり、図1,4,7に示すように、第2刈取装置22を支持する各支持アーム26は、支持アーム26の基端部に設けた連結筒部26aを介して支持部25に上下揺動自在に支持されている。
したがって、第2刈取装置22は、三本の支持アーム26の共通した走行機体横向きの揺動軸芯Pのまわりに走行機体に対して昇降する。
図3,4に示すように、三つの支持アーム26のうちの中央に位置する支持アーム26と刈取前処理フレーム11の後フレーム部11aとにわたり、走行機体上下向きの連結レバー31を有した連結機構30を取り付けてある。
図9は、連結機構30を示す正面図である。図10(a)は、図9(a)のX−X断面矢視図である。図10(b)は、連結機構30を示す縦断正面図である。図11は、図9(a)のXI−XI断面矢視図である。これらの図及び図4に示すように、連結機構30は、連結レバー31を備える他、後フレーム部11aの横側部に固定された走行機体横向きの連結軸32を備えて構成してある。
図4に示すように、連結レバー31の下端部は、三本の支持アーム26のうちの中央に位置する支持アーム26に固定されたレバー支軸33に取り付けられている。連結レバー31は、これの走行機体上下方向での中間部に設けたガイド孔34と、矩形の連結孔35aを有した連結部35とを備えている。ガイド孔34は、走行機体上下方向の長孔に形成されている。連結レバー31のガイド孔34に先端部が摺動自在に係入した走行機体横向きのガイド軸36が、連結軸32と平行に配置して後フレーム部11aの横側部に固定されている。ガイド軸36は、ガイド軸36に摺動自在に外嵌されたバネ受け筒37、このバネ受け筒37に対して連結レバー31とは反対側に位置する箇所でガイド軸36に外嵌されたコイル形のレバー付勢バネ38を備えている。レバー付勢バネ38は、バネ受けリング39を反力点としてバネ受けリング40、バネ受け筒37、レバー押しリング41を介して連結レバー31に押し作用して連結レバー31をガイド軸36の先端側に揺動付勢する。連結レバー31の走行機体上下方向での中間部に板形のレバー付勢バネ42の一端側が連結されている。このレバー付勢バネ42の他端側は、バネ受け筒37に当接されている。
図9(b)、図10(b)、図12は、連結機構30の連結作用状態を示している。これらの図に示すように、連結機構30は、連結レバー31がレバー支軸33を揺動支点にして後フレーム部11aに近づく側に揺動操作されると、連結軸32の環状溝形の係合凹部32aを有した先端部32bが連結レバー31の連結孔35aに入り込んで連結作用状態に切り換わり、第2刈取装置22が刈取前処理フレーム11に付いて昇降するように第2刈取装置22と刈取前処理フレーム11とを連結させる。
すなわち、連結軸32の先端部32bが連結孔35aに入り込むと、連結軸32の先端部32bと連結レバー31の連結部35とが連結軸32の係合凹部32aの作用によって係合し、第2刈取装置22の支持アーム26が刈取前処理フレーム11に付いて昇降するように、後フレーム部11aと支持フレーム26とをレバー支軸33、連結レバー31、連結軸32を介して連結させる。この場合、コイル形のレバー付勢バネ38が連結レバー31をガイド軸36の先端側に揺動付勢することにより、板形のレバー付勢バネ42がガイド軸36を反力部材にして連結レバー31をレバー支軸33のまわりに揺動付勢することにより、連結軸32と連結レバー31との係合が走行振動や駆動振動などによって外れないようにレバー付勢バネ38及びレバー付勢バネ42によって維持される。
図9(a)、図10(b)、図11は、連結機構30の連結解除状態を示している。これらの図に示すように、連結機構30は、連結レバー31がレバー支軸33を揺動支点にして後フレーム部11aから離れる側に揺動操作されると、連結軸32の先端部32bが連結レバー31の連結孔35aから抜け外れて連結解除状態に切り換わり、刈取前処理フレーム11と第2刈取装置22が相対的に昇降するように第2刈取装置22と刈取りフレーム11との連結を解除する。
すなわち、連結軸32の先端部32bが連結レバー31の連結孔35aから抜け外れると、連結レバー31と連結軸32との係合が外れ、第2刈取装置22を下降作用位置に位置させた状態で刈取前処理フレーム11が昇降するように、後フレーム部11aと支持アーム26との連結が外れる。この場合、刈取前処理フレーム11が昇降操作されるに伴い、ガイド軸36が連結レバー31のガイド孔34に沿って連結レバー31に対して昇降する。
図6は、コンバインの刈取前処理フレーム11が上昇非作業位置に上昇された状態を示す側面図である。この図に示すように、連結機構30を連結作用状態に切換えた状態にしておいて刈取前処理フレーム11が上昇非作業位置に上昇操作されると、連結機構30による後フレーム部11aと支持フレーム26との連結により、第2刈取装置22が刈取前処理フレーム11によって上昇操作されて上昇非作業位置になる。
伝動構造について説明する。
図13は、エンジン6が出力する駆動力を走行装置1、脱穀装置3、刈取前処理部10に伝達する伝動構造を示す線図である。この図に示すように、エンジン6が出力する駆動力を走行装置1、脱穀装置3、刈取前処理部10に伝達する伝動構造は、エンジン6の出力軸6aの駆動力を脱穀装置3の入力軸に兼用の唐箕駆動軸51に入力するベルト入力機構52を有した脱穀伝動部50と、エンジン6の出力軸6aの駆動力を走行主変速装置61の入力軸61aに入力するベルト入力機構62を有した走行伝動部60と、脱穀伝動部50が備える扱胴駆動ケース53の入力軸53aの駆動力をフィーダコンベヤ12の駆動軸13に入力する正回転入力機構71を有した前処理伝動部70とを備えている。
図13に示すように、脱穀伝動部50は、前記ベルト入力機構52及び扱胴駆動ケース53を備える他、唐箕駆動軸51の駆動力を一番スクリューコンベヤ54の駆動軸と二番スクリューコンベヤ55の駆動軸とに伝達する伝動ベルト56aと、この伝動ベルト56aの駆動力を取り出す動力取出軸57と、この動力取出軸57の駆動力を揺動選別装置58の駆動軸58aに伝達する伝動ベルト56bと、唐箕駆動軸51の駆動力を扱胴駆動ケース53の入力軸53aに伝達する伝動ベルト56cとを備えて構成してある。扱胴駆動ケース53は、入力軸53aの駆動力をベベルギヤ機構を介して走行機体前後向きの出力軸53bに伝達し、この出力軸53bの駆動力を扱胴59に伝達する。
図13に示すように、走行伝動部60は、前記ベルト入力機構62及び前記走行主変速装置61を備える他、前記走行ミッション7を備えて構成してある。走行主変速装置61は、入力軸61aをポンプ軸として有した可変容量型の油圧ポンプ61Pと、この油圧ポンプ61Pからの圧油によって駆動される油圧モータ61Mとを備えて構成してあり、静油圧式無段変速装置になっている。走行ミッション7は、走行主変速装置61の出力軸61bからの駆動力を操向クラッチ機構を介して左右一対の走行装置1,1のクローラ駆動輪体1aに伝達する。
前処理伝動部70は、前記正回転入力機構71を備える他、扱胴駆動ケース53の入力軸53aにベベルギヤ機構を介して連動させて扱胴駆動ケース53に設けてある動力取出軸53cの駆動力をフィーダコンベヤ12の駆動軸13に入力する逆回転入力機構72と、フィーダコンベヤ12の駆動軸13の駆動力を第1刈取装置18に伝達する第1刈取伝動機構80と、この第1刈取伝動機構80の中間軸81の駆動力をオーガ駆動軸19bに伝達するオーガ伝動チェーン90と、オーガ駆動軸19bの駆動力を伝動チェーン91及び伝動ベルト92を利用してリール駆動軸21bに伝達するリール伝動機構と、フィーダコンベヤ12の駆動軸13の駆動力を第2刈取装置22に伝達する第2刈取伝動機構100とを備えて構成してある。
図15に示すように、リール伝動機構の伝動ベルト92は、支持アーム23に回転自在に支持されたガイドプーリ95及びテンションプーリ96に巻回されている。
図13,14に示すように、正回転入力機構71は、フィーダコンベヤ12の駆動軸13の一端側に刈取前処理フレーム11における後フレーム部11aの走行機体左横方向での外側に突出するように設けた左側の突出軸部13aと扱胴駆動ケース53の入力軸53aとにわたって巻回された伝動ベルト71aと、この伝動ベルト71aを張り状態と緩み状態とに切換え操作するテンション輪体71bとを備えて構成してある。
したがって、正回転入力機構71は、伝動ベルト71aがテンション輪体71bによって張り状態に切換え操作されることにより、伝動入り状態となり、脱穀駆動ケース53の入力軸53aの駆動力を正回転方向の駆動力としてフィーダコンベヤ12の駆動軸13に伝達する。正回転入力機構71は、伝動ベルト71aがテンション輪体71bによって緩み状態に切換え操作されることにより、伝動切り状態となり、脱穀駆動ケース53の入力軸53aからフィーダコンベヤ12の駆動軸13への伝動を絶つ。
図13,14に示すように、逆回転入力機構72は、フィーダコンベヤ12の駆動軸13の他端側に刈取前処理フレーム11における後フレーム部11aの走行機体右横方向での外側に突出するように設けた右側の突出軸部13bと扱胴駆動ケース53の動力取出軸53cとにわたって巻回された伝動ベルト72aと、この伝動ベルト72aを張り状態と緩み状態とに切換え操作するテンション輪体72bとを備えて構成してある。
したがって、逆回転入力機構72は、伝動ベルト72aがテンション輪体72bによって張り状態に切換え操作されることにより、伝動入り状態となり、脱穀駆動ケース53の動力取出軸53cの駆動力を逆回転方向の駆動力としてフィーダコンベヤ12の駆動軸13に伝達する。逆回転入力機構72は、伝動ベルト72aがテンション輪体72bによって緩み状態に切換え操作されることにより、伝動切り状態となり、扱胴駆動ケース53の動力取出軸53cからフィーダコンベヤ12の駆動軸13への伝動を絶つ。
図14は、第1刈取伝動機構80の伝動方向上手側の部分を示す側面図である。図15は、第1刈取伝動機構80の伝動方向下手側の部分を示す側面図である。これらの図及び図13に示すように、第1刈取伝動機構80は、前記中間軸81を備える他、この中間軸81とフィーダコンベヤ12における駆動軸13の後フレーム部11aから走行機体右横外側に突出している突出軸部13bとに巻回された伝動チェーン82と、中間軸81に設けた動力変換部83と、この動力変換部83の出力体83aを第1刈取装置18の駆動部18aの揺動操作アーム18bに連結する走行機体前後向きの伝動軸84とを備えて構成してある。伝動軸84の前端部は、前フレーム部11bに固定された軸支部材88に回転自在に支持されている。
図14に示すように、伝動チェーン82は、後フレーム部11aの横側部に回転自在に支持された四個のガイドスプロケット85と、後フレーム部11aの横側部に揺動テンションアーム86を介して支持されたテンションスプロケット87とに巻回されている。
第1刈取装置18の駆動部18aは、前記揺動操作アーム18bと、この揺動操作アーム18bを可動刃の走行機体横方向での右端部に連結する押し引きリンクとを備えて構成してある。揺動操作アーム18bは、伝動軸84の端部に一体回転自在に支持されている。
したがって、第1刈取伝動機構80は、刈取前処理部フレーム11の走行機体横方向での右外側に配置されていてフィーダコンベヤ12の駆動軸13の右端側に位置する突出軸部13bと第1刈取装置18の駆動部18aにおける揺動操作アーム18bとを連結しており、フィーダコンベヤ12の駆動軸13の駆動力を駆動軸13の右端側の突出軸部13bから取り出し、この駆動力を動力変換部83によって往復動力に変換し、往復動力を第1刈取装置18の駆動部18aにおける揺動操作アーム18bに伝達する。
図4は、第2刈取伝動機構100の正面視での構造を示している。図16は、第2刈取伝動機構100の伝動方向上手側の部分を示す側面図である。これらの図及び図1,13に示すように、第2刈取伝動機構100は、機体フレーム2の前記三つの支持部25のうちの最も走行機体左側に位置する支持部25に回転自在に支持された中間軸101(図7参照)と、この中間軸101とフィーダコンベヤ12における駆動軸13の後フレーム部11aから走行機体左横外側に突出している突出軸部13aとにわたって巻回された伝動チェーン102と、中間軸101に設けた動力変換部103と、この動力変換部103の出力体103aを第2刈取装置22の駆動部22aの揺動操作アーム22bに連動させる走行機体前後向きの伝動軸104とを備えて構成してある。伝動軸104の前端部は、支持フレーム26に固定された軸支部材105に回転自在に支持されている。
図4に示すように、第2刈取装置22の駆動部22aは、前記揺動操作アーム22bと、この揺動操作アーム22bを可動刃の走行機体横方向での左端部に連結する押し引きリンク22cとを備えた構成してある。揺動操作アーム22bは、伝動軸104の端部に一体回転自在に支持されている。
したがって、第2刈取伝動機構100は、刈取前処理部フレーム11の走行機体横方向での左外側に配置されていてフィーダコンベヤ12の駆動軸13の左端側に位置する突出軸部13aと第2刈取装置22の駆動部22aにおける揺動操作アーム22bとを連結しており、フィーダコンベヤ12の駆動軸13の駆動力を駆動軸13の左端側の突出軸部13aから取り出し、駆動軸13からの駆動力を動力変換部103によって往復回転形の往復動力に変換し、往復動力を第2刈取装置22の駆動部22aにおける揺動操作アーム22bに伝達する。
つまり、前処理伝動部70は、正回転入力機構71が伝動入り状態に切換え操作され、逆回転入力機構72が伝動切り状態に切換え操作されることにより、脱穀駆動ケース53の入力軸53aの駆動力を正回転入力機構72によってフィーダコンベヤ12の駆動軸13の左側の突出端部13aに入力し、駆動軸13を正回転方向に駆動してフィーダコンベヤ12を搬送方向に駆動する。
前処理伝動部70は、正回転入力機構71が伝動切り状態に切換え操作され、逆回転入力機構72が伝動入り状態に切換え操作されることにより、脱穀駆動ケース53の動力取出軸53cの駆動力を逆回転入力機構72によってフィーダコンベヤ12の駆動軸13の右側の突出端部13bに入力し、駆動軸13を逆回転方向に駆動してフィーダコンベヤ12を清掃用などのために搬送方向とは逆方向に駆動する。
前処理伝動部70は、フィーダコンベヤ12の駆動軸13の駆動力を、第1刈取伝動機構80の伝動チェーン82と中間軸81とによって駆動軸13の右側の突出端部13bから取り出して動力変換部83に伝達し、この動力変換部83によって変換した往復動力を、第1刈取伝動機構80の伝動軸84によって第1刈取装置18の駆動部18aにおける揺動操作アーム18bに伝達して第1刈取装置18を駆動する。
前処理伝動部70は、フィーダコンベヤ12の駆動軸13の駆動力を、第2刈取伝動機構100の伝動チェーン102によって駆動軸13の左側の突出端部13aから取り出して動力変換部103に伝達し、この動力変換部103によって変換した往復動力を、第2刈取伝動機構100の伝動軸104によって第2刈取装置22の駆動部22aにおける揺動操作アーム22bに伝達して第2刈取装置22を駆動する。
前処理伝動部70は、第1刈取伝動機構80の中間軸81の駆動力をオーガ伝動チェーン90によってオーガ駆動軸19bに伝達してオーガ19を駆動し、オーガ駆動軸19bの駆動力を伝動チェーン91及び伝動ベルト92によってリール駆動軸21bに伝達して回転リール21を駆動する。
図7は、第2刈取伝動機構100が備える動力変換部103を示す縦断面図である。図8は、第2刈取伝動機構100が備える動力変換部103を示す側面図である。これらの図に示すように、第2刈取伝動機構100が備える動力変換部103は、中間軸101に偏芯した状態で一体回転自在に固定された回転コア体103bと、回転コア体103bに大ベアリング103cを介して外嵌装着された揺動体103dと、揺動体103dの上下側の端軸部103eに小ベアリング103fを介して装着された出力体103aとを備えて構成してある。
回転コア体103bが中間軸101によって回転駆動されると、回転コア体103bは中間軸101と一体回転するが傾斜状態にあるために、揺動体103dは、矢印(a―b)で示すように、中間軸101の回転軸芯に直交する軸芯周りで左右に揺動する状態に駆動され、出力体103aが左右に揺動する状態に振れ作動する。
したがって、動力変換部103は、駆動軸13から伝動チェーン102と中間軸101とによって回転コア体103b入力された回転駆動力を回転コア体103bと揺動体103dとによって往復動力に変換し、変換後の往復動力を出力体103aから伝動軸104に出力して伝動軸104を設定回転角の範囲で往復回動させる。
第1刈取伝動機構80が備える動力変換部83は、第2刈取伝動機構100が備える動力変換部103と同じ構造を備えて構成してある。第1刈取伝動機構80が備える動力変換部83の図示は省略する。
図16に示すように、第2刈取伝動機構100の伝動チェーン102は、テンション機構110が備える一対のテンションスプロケット111,111に巻回されている。
図17は、テンション機構110を示す断面図である。この図及び図16に示すように、テンション機構110は、一対のテンションスプロケット111,111を支持するスプロケット支持体112と、一方のテンションスプロケット111を回転自在に支持する支軸113に連結されたテンションスプリング114と、支軸113に装着されたローラ115を介して支軸113に係合した規制リンク116とを備えて構成してある。
スプロケット支持体112は、フィーダコンベヤ12の駆動軸13を支持するように後フレーム部11aに設けた軸支部11cに駆動軸13のまわりに揺動自在に支持されている。テンションスプリング114の支軸113に連結している側とは反端側の端部は、脱穀装置3の機体に固定されたステー117にスプリング係止具118を介して支持されており、テンションスプリング114は、スプロケット支持体112を駆動軸13まわりに揺動付勢することにより、一対のテンションスプロケット111,111に伝動チェーン102を張るための操作力を付与している。
規制リンク116は、ローラ115が摺動自在に係入した長孔形の規制孔116aを備えている。規制リンク116のローラ115に係合している側とは反対側の端部は、スプリング係止具118に連結されている。
したがって、規制リンク116は、規制孔116aによって支軸113の移動範囲を制限することによって伝動チェーン102の揺れ動きに伴うテンショスプロケット111の移動量を制限し、これにより、伝動チェーン102に揺れ動きが発生した場合のテンションスプロケット111と伝動チェーン102との係合外れを防止する。
〔別の実施形態〕
上記した実施の形態に替え、第1刈取伝動機構80を刈取前処理フレーム11の走行機体横方向での左外側に配置し、第2刈取伝動機構100を刈取前処理フレーム11の走行機体横方向での右外側に配置して実施してもよい。この場合も、本発明の目的を達成することができる。
本発明は、稲及び麦を収穫対象とするコンバインの他、大豆、菜種など各種の作物を収穫対象とするコンバインにも利用できる。
3 脱穀装置
11 刈取前処理フレーム
12 フィーダコンベヤ
13 駆動軸
18 第1刈取装置
18a 第1刈取装置の駆動部
22 第2刈取装置
22a 第2刈取装置の駆動部
80 第1刈取伝動機構
83 第1刈取伝動機構の動力変換部
100 第2刈取り伝動機構
103 第2刈取伝動機構の動力変換部

Claims (2)

  1. 植立穀稈に作用する第1刈取装置と、前記第1刈取装置からの刈取穀稈を脱穀装置に供給するフィーダコンベヤとを備えた刈取前処理フレームを、前記フィーダコンベヤの駆動軸まわりに上下揺動自在に走行機体に支持させ、前記第1刈取装置が刈り取り作用した後の植立穀稈に作用する第2刈取装置を備えたコンバインであって、
    前記駆動軸の両端側に、前記刈取前処理フレームの走行機体横方向での外側に突出した突出軸部を設け、
    前記駆動軸の駆動力を前記第1刈取装置に伝達するように前記駆動軸の前記両突出軸部の一方と前記第1刈取装置の駆動部とを連結する第1刈取伝動機構を、前記刈取前処理フレームの走行機体横方向での一端側の外側に配置し、
    前記駆動軸の駆動力を前記第2刈取装置に伝達するように前記駆動軸の前記両突出軸部の他方と前記第2刈取装置の駆動部とを連結する第2刈取伝動機構を、前記刈取前処理フレームの走行機体横方向での他端側の外側に配置してあるコンバイン。
  2. 前記第1刈取伝動機構及び前記第2刈取伝動機構に、前記駆動軸から入力した回転駆動力を往復駆動力に変換して出力する動力変換部を設けてある請求項1記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104135847A (zh) * 2012-01-26 2014-11-05 洋马株式会社 联合收割机
KR101615920B1 (ko) * 2015-05-07 2016-04-28 대동공업주식회사 콤바인
KR101615919B1 (ko) * 2015-05-07 2016-04-28 대동공업주식회사 콤바인

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