JP5814862B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
すなわち、運転座席の横側に、正転用入切操作具としての正転クラッチレバーと逆転用入切操作具としての逆転クラッチレバーとが近接して並ぶ状態で設けられ、それらが共に手動操作にて揺動操作される構成となっており、正転クラッチレバーと一体的に揺動する揺動アームに牽制体を備え、正転クラッチレバーが入り状態に操作されると、牽制体が、逆転クラッチレバーと一体的に揺動する連動部材に接当して、逆転クラッチレバーが切り状態から入り状態に切り換わること、言い換えると、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制するように構成したものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
逆転用入切操作具の操作に基づいて、前記エンジンから正転動力とは逆方向の逆転動力を前記刈取処理部に伝達する入り状態と伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な逆転クラッチ機構とが備えられたものであって、
その第1特徴構成は、前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制する牽制機構が備えられ、
前記牽制機構は、
長手方向に沿う軸芯周りで回動自在に支持される回動軸部と、この回動軸部の長手方向一端側から前記長手方向と交差する方向に固定延出された正転用牽制作用部と、前記回動軸部の長手方向他端側に前記長手方向と交差する方向に固定延出された逆転用牽制作用部とを備えて構成され、
前記正転用牽制作用部が前記正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体に作用するとともに、前記逆転用牽制作用部が前記逆転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体に作用して、前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制するように構成されている点にある。
例えば、正転クラッチ機構が入り状態であるときに、逆転用入切操作具にて逆転クラッチ機構の入り状態への切り換えが指令されたような場合に、逆転クラッチ機構の入り状態への切り換えにより逆転用牽制作用部がクラッチ入り切り用操作体に作用して、回動軸部を回動させる。そうすると、正転用牽制作用部が正転クラッチ機構のクラッチ入り切り用操作体をクラッチ切り状態に強制的に切り換えることで、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制することができる。
このように回動軸部と、その両端部に長手方向と交差する方向に固定延出された正転用牽制作用部及び逆転用牽制作用部とを備えるだけの簡単な構成で牽制機構を構成することができ、しかも、回動軸部をその自身の軸芯周りで回動自在に支持する構成であり、設置用のスペースも小さいもので済む利点がある。
逆転用入切操作具の操作に基づいて、前記エンジンから正転動力とは逆方向の逆転動力を前記刈取処理部に伝達する入り状態と伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な逆転クラッチ機構とが備えられたものであって、
その第5特徴構成は、前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制する牽制機構が備えられ、
前記正転クラッチ機構は、
前記正転用入切操作具の操作に基づいて、ストローク吸収用の引張りバネを介して前記正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体が操作ワイヤにて引き操作されることにより入り状態に切り換わるように構成され、且つ、
前記入り状態において、前記逆転用入切操作具の操作に基づいて前記逆転クラッチ機構が入り状態に切り換え操作されると、前記引張りバネが伸長して、前記牽制機構により前記正転クラッチ機構の前記クラッチ入り切り用操作体が切り状態に操作されることを許容するように構成されている点にある。
本発明の第6特徴構成は、前記刈取処理部が、作物を刈り取る刈取部と、刈り取った作物を後方に搬送するフィーダとを備えて構成され、
前記フィーダの左右両側部のうちの一方に前記正転クラッチ機構が備えられ、前記フィーダの左右両側部のうちの他方に前記逆転クラッチ機構が備えられ、
前記牽制機構が、前記フィーダの左右両側部のうちの一方から他方に向けて延びる状態で設けられている点にある。
第6特徴構成によれば、作物を刈り取る刈取部と刈り取った作物を後方に搬送するフィーダとを備える刈取処理部では、フィーダに対する伝動入力部を介して刈取部への動力伝達が行われる構成となっており、このようなフィーダに対する伝動入力部に対して、フィーダの左右両側部のうちの一方に備えられる正転クラッチ機構と、フィーダの左右両側部のうちの他方に備えられる逆転クラッチ機構とのいずれかが伝動状態に切り換わることで、作業用の正転動力を伝える状態と逆転動力を伝える状態とのいずれかを現出させることができる。
そして、牽制機構が、フィーダの左右両側部のうちの一方から他方に向けて延びる状態で設けられる。つまり、フィーダの左右両側部のうちの一方に備えられる正転クラッチ機構と、フィーダの左右両側部のうちの他方に備えられる逆転クラッチ機構とを、牽制機構によって連係させて、牽制作用が発揮されることになる。つまり、牽制機構は、フィーダの左右両側部を連係させるだけの簡易な構成で済ませることができ、構成の簡素化を図れるものとなる。
本発明の第7特徴構成は、前記牽制機構が、前記フィーダの上方側に位置する状態で設けられている点にある。
第7特徴構成によれば、牽制機構がフィーダの上方側に位置しているので、牽制機構のメンテナンス作業を行う場合に、フィーダが邪魔になることがなく、作業が行い易いものとなる。
このコンバインでは、搭乗運転部7における運転座席14の下方にエンジン70を配備してあり、このエンジン70からの動力を、エンジン70から左方に延出した出力軸71において走行用と作業用とに分岐させて各部に供給するようにしている。
従って、テンションアーム106は、刈取クラッチ92におけるクラッチ入り切り用操作体92aとして機能することになる。
この実施形態では、逆転操作レバー114は、テンションアーム113に連結固定されて一体的に揺動する構成であるから、逆転クラッチ103におけるクラッチ入り切り用操作体103aを兼用する構成となっている。
(1)上記実施形態では、牽制機構116がフィーダ17の上方側に位置する状態で設けられるものを示したが、牽制機構116がフィーダ17の下方側に位置する状態で設けられる構成としてもよい。
16 刈取部
17 フィーダ
70 エンジン
92 正転クラッチ機構
92a クラッチ入り切り用操作体
103 逆転クラッチ機構
103a クラッチ入り切り用操作体
107 操作ワイヤ
108 引張りバネ
110 正転用入切操作具
114 逆転用入切操作具
116 牽制機構
117 回動軸部
118 正転用牽制作用部
119 逆転用牽制作用部
125 相対角度調整部
Claims (7)
- 正転用入切操作具の操作に基づいて、エンジンから作業用の正転動力を刈取処理部に伝達する入り状態と動力伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な正転クラッチ機構と、
逆転用入切操作具の操作に基づいて、前記エンジンから正転動力とは逆方向の逆転動力を前記刈取処理部に伝達する入り状態と伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な逆転クラッチ機構とが備えられたコンバインであって、
前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制する牽制機構が備えられ、
前記牽制機構は、
長手方向に沿う軸芯周りで回動自在に支持される回動軸部と、この回動軸部の長手方向一端側から前記長手方向と交差する方向に固定延出された正転用牽制作用部と、前記回動軸部の長手方向他端側に前記長手方向と交差する方向に固定延出された逆転用牽制作用部とを備えて構成され、
前記正転用牽制作用部が前記正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体に作用するとともに、前記逆転用牽制作用部が前記逆転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体に作用して、前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制するように構成されているコンバイン。 - 前記正転用牽制作用部と前記逆転用牽制作用部との前記軸芯周りでの相対角度を変更調整自在な相対角度調整部が備えられている請求項1記載のコンバイン。
- 前記相対角度調整部が、前記牽制機構における左側端部に近寄った位置に備えられている請求項2記載のコンバイン。
- 前記相対角度調整部が、前記牽制機構における右側端部に近寄った位置に備えられている請求項2記載のコンバイン。
- 正転用入切操作具の操作に基づいて、エンジンから作業用の正転動力を刈取処理部に伝達する入り状態と動力伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な正転クラッチ機構と、
逆転用入切操作具の操作に基づいて、前記エンジンから正転動力とは逆方向の逆転動力を前記刈取処理部に伝達する入り状態と伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な逆転クラッチ機構とが備えられたコンバインであって、
前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制する牽制機構が備えられ、
前記正転クラッチ機構は、
前記正転用入切操作具の操作に基づいて、ストローク吸収用の引張りバネを介して前記正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体が操作ワイヤにて引き操作されることにより入り状態に切り換わるように構成され、且つ、
前記入り状態において、前記逆転用入切操作具の操作に基づいて前記逆転クラッチ機構が入り状態に切り換え操作されると、前記引張りバネが伸長して、前記牽制機構により前記正転クラッチ機構の前記クラッチ入り切り用操作体が切り状態に操作されることを許容するように構成されているコンバイン。 - 前記刈取処理部が、作物を刈り取る刈取部と、刈り取った作物を後方に搬送するフィーダとを備えて構成され、
前記フィーダの左右両側部のうちの一方に前記正転クラッチ機構が備えられ、前記フィーダの左右両側部のうちの他方に前記逆転クラッチ機構が備えられ、
前記牽制機構が、前記フィーダの左右両側部のうちの一方から他方に向けて延びる状態で設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンバイン。 - 前記牽制機構が、前記フィーダの上方側に位置する状態で設けられている請求項6記載のコンバイン。
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JP2012130143A Active JP5814862B2 (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | コンバイン |
Country Status (1)
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