JP2013252100A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】刈取処理部に対する正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを的確に牽制することが可能となるコンバインを提供する。
【解決手段】正転用入切操作具の操作に基づいて、エンジンから作業用の正転動力を刈取処理部に対して入り切り自在な正転クラッチ機構92と、逆転用入切操作具の操作に基づいて、エンジンから正転動力とは逆方向の逆転動力を刈取処理部に対して入り切り自在な逆転クラッチ機構103とが備えられ、正転クラッチ機構92におけるクラッチ入り切り用操作体118と、逆転クラッチ機構103におけるクラッチ入り切り用操作体119とを連動連係させることにより、正転クラッチ機構92及び逆転クラッチ機構103が同時に入り状態になることを牽制する牽制機構116が備えられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、正転用入切操作具の操作に基づいて、エンジンから作業用の正転動力を刈取処理部に伝達する入り状態と動力伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な正転クラッチ機構と、逆転用入切操作具の操作に基づいて、前記エンジンから正転動力とは逆方向の逆転動力を前記刈取処理部に伝達する入り状態と伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な逆転クラッチ機構とが備えられたコンバインに関する。
上記コンバインは、正転クラッチ機構を入り状態に切り換え操作することにより、刈取処理部を正転駆動して作業する。刈取処理部に穀稈詰まりが発生することがあっても、逆転クラッチ機構を入り状態に切り換え操作することにより、刈取処理部を逆転駆動できて穀稈の詰まりを解消しやすいものにできる。
この種のコンバインとして、従来、次のような構成のものがあった。
すなわち、運転座席の横側に、正転用入切操作具としての正転クラッチレバーと逆転用入切操作具としての逆転クラッチレバーとが近接して並ぶ状態で設けられ、それらが共に手動操作にて揺動操作される構成となっており、正転クラッチレバーと一体的に揺動する揺動アームに牽制体を備え、正転クラッチレバーが入り状態に操作されると、牽制体が、逆転クラッチレバーと一体的に揺動する連動部材に接当して、逆転クラッチレバーが切り状態から入り状態に切り換わること、言い換えると、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制するように構成したものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−263865号公報
上記従来構成では、正転用入切操作具と一体的に揺動する部材と逆転用入切操作具と一体的に揺動する部材とが接当することにより、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制する構成であるから、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを的確に牽制するという面で改善の余地があった。
説明を加えると、正転用入切操作具は、例えば、複数のリンクを枢支連結した連係機構や操作ワイヤを介して正転クラッチ機構に対して連係されるが、逆転用入切操作具の動作により正転用入切操作具が入り状態に切り換わることを牽制するようにしても、正転クラッチ機構に対する連係機構が長年の使用により、リンク機構の磨耗やワイヤの伸び等が原因で機械的な連係機構において操作の誤差が生じるおそれがある。
又、最近では、正転用入切操作具を、その手動操作によりスイッチをオン状態とオフ状態とに切り換え可能な構成として、スイッチのオンオフの切り換えにより電動モータや油圧シリンダ等のアクチュエータを利用して正転クラッチ機構を入り切りさせるようにする等、軽い操作力でクラッチの入り切り操作を行えるようにしたものがある。
このようなアクチュエータを利用して軽い操作力でクラッチの入り切り操作を行えるようにした構成では、正転用入切操作具と逆転用入切操作具との間での機械的な連係により牽制を行うことができないので、このような構成で上記従来構成における牽制構造を適用すると、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制することを良好に行えないものとなる不利があった。
本発明の目的は、刈取処理部に対する正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを的確に牽制することが可能となるコンバインを提供する点にある。
本発明に係るコンバインは、正転用入切操作具の操作に基づいて、エンジンから作業用の正転動力を刈取処理部に伝達する入り状態と動力伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な正転クラッチ機構と、
逆転用入切操作具の操作に基づいて、前記エンジンから正転動力とは逆方向の逆転動力を前記刈取処理部に伝達する入り状態と伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な逆転クラッチ機構とが備えられたものであって、
その第1特徴構成は、前記正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体と、前記逆転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体とを連動連係させることにより、前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制する牽制機構が備えられている点にある。
第1特徴構成によれば、牽制機構は、正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体と、逆転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体とを連動連係させることにより、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制するように構成されているので、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを的確に牽制することが可能となる。
例えば、正転用入切操作具と逆転用入切操作具とを連係させて牽制するような構成であれば、正転クラッチ機構が入り状態になっているときに、逆転用入切操作具がクラッチ入り操作されたような場合に、連係機構における操作方向に対する機械的な位置ずれに起因した誤差等が生じるおそれがある。
これに対して、第1特徴構成では、牽制機構は、正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体と、逆転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体とを連動連係させるものであるから、例えば、正転クラッチ機構が入り状態になっているときに、逆転用入切操作具がクラッチ入り操作されたような場合には、例えば、正転用入切操作具との間での連係機構における操作方向に対する機械的な位置ずれが生じていたような場合であっても、正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体を切り状態に切り換えることができる。
又、アクチュエータを利用して軽い操作力でクラッチの入り切り操作を行えるようにした構成を採用した場合であっても、正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体と、逆転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体とを直接に牽制機構により連動連係させるので、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制することができるのである。
従って、刈取処理部に対する正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを的確に牽制することが可能となるコンバインを提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、前記刈取処理部が、作物を刈り取る刈取部と、刈り取った作物を後方に搬送するフィーダとを備えて構成され、
前記フィーダの左右両側部のうちの一方に前記正転クラッチ機構が備えられ、前記フィーダの左右両側部のうちの他方に前記逆転クラッチ機構が備えられ、
前記牽制機構が、前記フィーダの左右両側部のうちの一方から他方に向けて延びる状態で設けられている点にある。
第2特徴構成によれば、作物を刈り取る刈取部と刈り取った作物を後方に搬送するフィーダとを備える刈取処理部では、フィーダに対する伝動入力部を介して刈取部への動力伝達が行われる構成となっており、このようなフィーダに対する伝動入力部に対して、フィーダの左右両側部のうちの一方に備えられる正転クラッチ機構と、フィーダの左右両側部のうちの他方に備えられる逆転クラッチ機構とのいずれかが伝動状態に切り換わることで、作業用の正転動力を伝える状態と逆転動力を伝える状態とのいずれかを現出させることができる。
そして、牽制機構が、フィーダの左右両側部のうちの一方から他方に向けて延びる状態で設けられる。つまり、フィーダの左右両側部のうちの一方に備えられる正転クラッチ機構と、フィーダの左右両側部のうちの他方に備えられる逆転クラッチ機構とを、牽制機構によって連係させて、牽制作用が発揮されることになる。つまり、牽制機構は、フィーダの左右両側部を連係させるだけの簡易な構成で済ませることができ、構成の簡素化を図れるものとなる。
本発明の第3特徴構成は、前記牽制機構が、前記フィーダの上方側に位置する状態で設けられている点にある。
第3特徴構成によれば、牽制機構がフィーダの上方側に位置しているので、牽制機構のメンテナンス作業を行う場合に、フィーダが邪魔になることがなく、作業が行い易いものとなる。
本発明の第4特徴構成は、前記牽制機構は、
長手方向に沿う軸芯周りで回動自在に支持される回動軸部と、この回動軸部の長手方向一端側から前記長手方向と交差する方向に固定延出された正転用牽制作用部と、前記回動軸部の長手方向他端側に前記長手方向と交差する方向に固定延出された逆転用牽制作用部とを備えて構成され、
前記正転用牽制作用部が前記正転クラッチ機構の前記クラッチ入り切り用操作体に作用するとともに、前記逆転用牽制作用部が前記逆転クラッチ機構の前記クラッチ入り切り用操作体に作用して、前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制するように構成されている点にある。
第4特徴構成によれば、回動軸部が長手方向に沿う軸芯周りで回動自在に支持され、そして、回動軸部の長手方向一端側から長手方向と交差する方向に固定延出された正転用牽制作用部が正転クラッチ機構のクラッチ入り切り用操作体に作用し、回動軸部の長手方向他端側に長手方向と交差する方向に固定延出された逆転用牽制作用部が逆転クラッチ機構のクラッチ入り切り用操作体に作用して、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制することになる。
例えば、正転クラッチ機構が入り状態であるときに、逆転用入切操作具にて逆転クラッチ機構の入り状態への切り換えが指令されたような場合に、逆転クラッチ機構の入り状態への切り換えにより逆転用牽制作用部がクラッチ入り切り用操作体に作用して、回動軸部を回動させる。そうすると、正転用牽制作用部が正転クラッチ機構のクラッチ入り切り用操作体をクラッチ切り状態に強制的に切り換えることで、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制することができる。
このように回動軸部と、その両端部に長手方向と交差する方向に固定延出された正転用牽制作用部及び逆転用牽制作用部とを備えるだけの簡単な構成で牽制機構を構成することができ、しかも、回動軸部をその自身の軸芯周りで回動自在に支持する構成であり、設置用のスペースも小さいもので済む利点がある。
本発明の第5特徴構成は、前記正転用牽制作用部と前記逆転用牽制作用部との前記軸芯周りでの相対角度を変更調整自在な相対角度調整部が備えられている点にある。
第5特徴構成によれば、相対角度調整部によって正転用牽制作用部と逆転用牽制作用部との軸芯周りでの相対角度を変更調整することができるので、例えば、長期間の使用により、正転用牽制作用部による正転クラッチ機構のクラッチ入り切り用操作体に対する作用姿勢や、逆転用牽制作用部による逆転クラッチ機構のクラッチ入り切り用操作体に対する作用姿勢が適正な状態からずれることがあっても、それらの作用姿勢を正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制することが良好に行えるような作用姿勢に戻すことが可能となる。
本発明の第6特徴構成は、前記相対角度調整部が、前記牽制機構における左側端部に近寄った位置に備えられている点にある。
第6特徴構成によれば、相対角度調整部が左側端部に近寄った位置に備えられるから、作業者が相対角度調整部のメンテナンス作業を行う場合、刈取処理部における車体左側の外方側から容易に行うことができる。
本発明の第7特徴構成は、前記相対角度調整部が、前記牽制機構における右側端部に近寄った位置に備えられている点にある。
第7特徴構成によれば、相対角度調整部が右側端部に近寄った位置に備えられるから、作業者が相対角度調整部のメンテナンス作業を行う場合、刈取処理部の右側に備えられる運転部から容易に行うことができる。
本発明の第8特徴構成は、前記正転クラッチ機構は、
前記正転用入切操作具の操作に基づいて、ストローク吸収用の引張りバネを介して前記クラッチ入り切り用操作体が操作ワイヤにて引き操作されることにより入り状態に切り換わるように構成され、且つ、
前記入り状態において、前記逆転用入切操作具の操作に基づいて前記逆転クラッチ機構が入り状態に切り換え操作されると、前記引張りバネが伸長して、前記牽制機構により前記正転クラッチ機構の前記クラッチ入り切り用操作体が切り状態に操作されることを許容するように構成されている点にある。
第8特徴構成によれば、正転クラッチ機構が操作ワイヤの引き操作にて入り状態に操作されているときに、逆転クラッチ機構が入り状態に切り換え操作されると、操作ワイヤの引き操作が継続していても、牽制機構の作用により、ストローク吸収用の引張りバネが伸長して、正転クラッチ機構のクラッチ入り切り用操作体が切り状態に操作されることになる。
このように操作ワイヤを用いた連係操作系を備える正転クラッチ機構であっても、正転クラッチ機構及び逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを良好に牽制することができる。例えば、アクチュエータを用いてクラッチ入り切り状態を切り換える構成では、操作ワイヤを用いる場合が多いが、このようにアクチュエータを用いる構成であっても、上述したような牽制を良好に行うことができる。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 脱穀装置の縦断側面図である。 伝動系統図である。 牽制機構の配設部の正面図である。 刈取クラッチと逆転クラッチの操作状態を示す図である。 刈取クラッチと逆転クラッチの操作状態を示す図である。 牽制機構の斜視図である。 相対角度調整部の分解斜視図である。 揚送コンベヤの上部の一部切欠側面図である。 揚送コンベヤの上部の一部切欠平面図である。 穀粒タンク上部の切欠側面図である。 コンバインの背面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係るコンバインの実施形態を普通型コンバインに適用した場合について説明する。
図1及び図2に示すように、普通型コンバインは、走行車体1の走行に伴って収穫対象の穀稈を刈り取って搬送する刈取処理部2を走行車体1から前方に向けて昇降揺動可能に延出した状態で装備し、刈取処理部2からの刈取穀稈に扱き処理を施し、扱き処理で得た処理物に選別処理を施す脱穀装置3を走行車体1の左半部に搭載し、脱穀装置3での扱き処理及び選別処理で得た単粒化穀粒を貯留する穀粒タンク4を走行車体1の右半部に搭載して構成してある。
走行車体1は、車体フレーム5の下部に左右一対のクローラ式走行装置6を装備し、車体フレーム5の前部右側領域に搭乗運転部7を備えており、この搭乗運転部7の上方がキャビン8にて覆われる構成となっている。又、車体後部には排ワラ処理部9が備えられている。
図13に示すように、走行車体1における脱穀装置3の後壁及び穀粒タンク4の後壁には、方向指示器10、後進表示灯11、及び、夜間照明用のランプ12が夫々備えられている。又、脱穀装置3の後壁における車体横幅方向の中間の上部箇所にバックモニタ用の撮像カメラ13が備えられている。尚、この撮像カメラ13にて撮像された画像は、搭乗運転部7の運転座席14の前方上方箇所に設けられた表示装置15(図2参照)にて表示させる構成となっている。
刈取処理部2は、植立穀稈を刈り取る刈取部16と、刈り取られた穀稈を脱穀装置3に供給搬送する掻上げ搬送式のフィーダ17とを備えて構成され、刈取部16は、収穫対象穀稈の穂先側を後方に掻き込み回転リール18、収穫対象穀稈の株元側を切断するバリカン型の切断機構19、刈取穀稈を左右方向の所定箇所に寄せ集めて後方に送り出すオーガ20等を備えて構成されている。
刈取処理部2は、脱穀装置3との接続端部となるフィーダ17の後端部に配備した左右向きのフィーダ駆動軸21を支点にしてその軸芯X周りで昇降揺動自在に構成され、車体フレーム5とフィーダ17とにわたって架設した油圧式の昇降シリンダ22の伸縮作動により、昇降操作を行うことができるように構成されている。
図1,4,5に示すように、フィーダ17は、角筒状の搬送ケース23の内部に、掻き上げ搬送式の搬送コンベア24を備えて構成されている。つまり、フィーダ駆動軸21に備えられたスプロケット25と、前部側の従動軸26に備えられた従動回転体27とにわたって左右一対の無端回動チェーン28が巻回され、その無端回動チェーン28の周方向に所定ピッチをあけて左右の無端回動チェーン28にわたって係止搬送体29を架設して搬送コンベア24が構成されている。
図3に示すように、脱穀装置3は、フィーダ17が供給する刈取穀稈に扱き処理を施す脱穀部3A、脱穀部3Aでの扱き処理で得た選別対象の処理物に選別処理を施す選別部3B、及び、その選別処理で得た回収対象の処理物を回収する回収部3Cを備えている。
脱穀部3Aは、前後方向視U字状の受網30などを装備して形成した扱室31に、前後向きの扱胴軸32を中心に正面視右回りに回転することで刈取処理部2からの刈取穀稈に扱き処理を施すバータイプの扱胴33を備える。
選別部3Bは、受網30から漏下した処理物を後方に移送しながら揺動選別する揺動選別部34、揺動選別部34に精選別用の選別風を供給する唐箕35、揺動選別部34に粗選別用の選別風を供給する副唐箕36、及び、揺動選別部34に2番物選別用の選別風を供給する2番唐箕37等を備える。
回収部3Cは、揺動選別部34の下方に、揺動選別部34の前部側から漏下して唐箕35からの選別風を受けながら流下する単粒化穀粒を1番物として回収する1番回収部38と、揺動選別部34の後部側から漏下して2番唐箕37からの選別風を受けながら流下する枝梗付き穀粒や二股粒などを2番物として回収する2番回収部39とを、その順で前後に並ぶように配備して構成されている。
脱穀部3Aにおいて、扱室31は、扱胴33を下方から覆う受網30、扱胴33の上部を開閉可能に上方から覆う上部カバー40、扱胴軸32の前端部を回転可能に支持する前側縦板部材41、扱胴軸32の後端部を回転可能に支持する後側縦板部材42、及び、フィーダ17からの刈取穀稈を受網30に案内する案内面をフィーダ17の後端から受網30の前端にわたる後上がり傾斜姿勢で備えた穀稈案内板44などによって区画形成される。
図3に示すように、扱胴33は、前端部にスクリュー搬送式の掻込部45が形成され、後部側に扱き処理部46が形成され、それらが前後に連なる状態で扱胴軸32を中心に正面視右回りに一体回転するように構成されている。
扱き処理部46は、その前後端部並びに前後中間部に夫々、円盤状の支持板47を扱胴軸32に備えて構成され、これらの支持板47の各外周部に、複数の棒状部材48を、扱胴軸32に沿う前後向き姿勢で扱胴軸32から等距離の位置に扱胴33の周方向に等間隔で並ぶように連結し、かつ、各棒状部材48に、複数の扱歯49を棒状部材48から扱胴33の外方に向けて突出する姿勢で前後方向に設定間隔をあけて並ぶように配備してある。
上部カバー40の内部には、扱胴33が扱胴軸32を中心に正面視右回りに回転するのに伴って扱室31の上部に移動した刈取穀稈や処理物を車体後方に案内する複数の送塵弁50を、前後方向に設定間隔をあけて並ぶように配備してある。
揺動選別部34は、その後下部に備えた偏心カム式の揺動駆動機構51の作動で前後揺動するシーブケース52を備え、そのシーブケース52の上部に、粗選別用のグレンパン53とチャフシーブ54とストローラック55とを、その順でシーブケース52の前端から後方に向けて連なるように配備し、シーブケース52の下部に、精選別用のグレンパン56とグレンシーブ57とをその順で前後に連接配備し、かつ、グレンシーブ57の後方に連なるように2番物選別用の2番チャフシーブ58が備えられている。
1番回収部38の底部には、1番回収部38の1番物搬出領域まで流下した1番物を右方に搬送する1番搬送スクリュー59を配備してある。2番回収部39の底部には回収した2番物を右方に搬送する2番搬送スクリュー60を配備してある。
1番搬送スクリュー59の右端部には、1番搬送スクリュー59が搬送した1番物を穀粒タンク4の上部側箇所まで揚送するバケット式の揚送コンベヤ61が連動連結されている。2番搬送スクリュー60の右端部には、2番搬送スクリュー60が搬送した2番物に再び扱き処理を施す再処理機構62、及び、この再処理機構62による再処理後の2番物を粗選別用のグレンパン53に還元搬送する2番還元スクリュー63が連動連結されている。
図4,10,11に示すように、揚送コンベヤ61にて揚送搬送された1番物は、揚送コンベヤ61の上部に連なるように設けられた横送りスクリュー64にて穀粒タンク4の内部に向けて横送り搬送されるように構成されている。横送りスクリュー60の搬送終端部には、搬送された1番物を穀粒タンク4の後部側箇所に向けて跳ね飛ばす掻き出し羽根65が設けられている。この掻き出し羽根65は、回転速度がそれほど速くなくても跳ね飛ばし距離を大きくするように、横送りスクリュー64の外形寸法よりも径方向に突出する大型に形成されている。又、図12に示すように、掻き出し羽根65を覆うケース66の開口には、1番物をできるだけ遠くへ飛ばすための傾斜案内部67が形成されている。
脱穀装置3の後部に備えられる排ワラ処理部9には、扱き処理に伴って排出される脱粒穀稈や選別処理によって揺動選別部34の後方に搬出した長い稈屑などを細断して機外に排出するチョッパ68が備えられている。
次に、伝動構造について説明する。
このコンバインでは、搭乗運転部7における運転座席14の下方にエンジン70を配備してあり、このエンジン70からの動力を、エンジン70から左方に延出した出力軸71において走行用と作業用とに分岐させて各部に供給するようにしている。
すなわち、図4に示すように、エンジン70の出力軸71からベルト伝動式の伝動機構72、静油圧式無段変速装置73、及び、トランスミッションケース74に内蔵したギア式伝動機構(図示せず)を介して左右のクローラ式走行装置6に伝達されるように走行用の伝動機構が構成されている。
又、エンジン70の出力軸71から動力がベルト伝動式の伝動機構75を介して脱穀装置3の唐箕軸76に伝達される。又、動力が刈取処理部2にも伝えられるように作業用伝動機構が構成されている。つまり、唐箕軸76の回転動力を、唐箕軸76の伝動方向下手側の端部となる左端部からベルト伝動式の第1伝動機構77を介して副唐箕軸78の左端部と2番唐箕軸79の左端部と中継軸80とに伝達し、中継軸80からベルト伝動式の第2伝動機構81を介してチョッパ軸82の左端部に伝達するように構成されている。
一方、唐箕軸76の回転動力を、唐箕軸76の右端部からベルト伝動式の第1減速機構83を介して左右向きのアイドラ軸84の右端部に減速伝達し、アイドラ軸84の左端部からベルト伝動式の第2減速機構85を介して1番搬送スクリュー59の左端部と2番搬送スクリュー60の左端部とに減速伝達する2段減速式に構成されている。又、2番搬送スクリュー60の回転動力を、ベルト伝動式の第3伝動機構86を介して揺動選別部34の揺動軸87に減速伝達するように構成されている。
唐箕軸76及びアイドラ軸84を経由したエンジン70からの動力を、アイドラ軸84の左端部から扱胴用の伝動機構88を介して扱胴用の入力軸として伝動ケース89に備えた左右向きの伝動軸90の左端部に伝達し、伝動軸90の右端部からベベルギア式の伝動機構91を介して扱胴軸32に伝達するように構成されている。
伝動軸90は、その左端部が伝動ケース89の左端部から横外方に延出するように伝動ケース89の左半部に装備してあり、ベベルギア式の伝動機構91は伝動ケース89の左右中央部に内蔵している。
唐箕軸76及びアイドラ軸84を経由したエンジン70からの動力を、アイドラ軸84の左端部からベルトテンション式の刈取クラッチ92(正転クラッチ機構の一例)を介してフィーダ駆動軸21の左端部に伝達するように構成されている。すなわち、刈取クラッチ92は、図5にも示すように、フィーダ17におけるフィーダ駆動軸21に対応する箇所の左側部に備えられる。
フィーダ駆動軸21に伝達した動力は、チェーン式の第1伝動機構93を介して左右向きの第1中継軸94に伝達し、第1中継軸94から連係機構95を介して切断機構18に伝達し、かつ、第1中継軸94からチェーン式の第2伝動機構96を介して左右向きのオーガ軸97に伝達し、オーガ軸97からチェーン式の第3伝動機構98を介して左右向きの第2中継軸99に伝達し、第2中継軸99からベルト伝動式の第4伝動機構100を介して左右向きのリール軸101に伝達するように構成されている。
伝動ケース89の右半部には、ベベルギア式の伝動機構91に備えた逆転動力取り出し用のベベルギア91Aと一体回転する左右向きの逆回転軸102を、逆回転軸102の右端部が伝動ケース89の右端部から横外方に延出するように装備してある。そして、逆回転軸102の右端部とフィーダ駆動軸21の右端部とにわたって、逆回転軸102からフィーダ駆動軸21への逆転動力の伝達の入り切りを可能にするベルトテンション式の逆転クラッチ103が備えられている。すなわち、逆転クラッチ103は、図5にも示すように、フィーダ17におけるフィーダ駆動軸21に対応する箇所の右側部に備えられる。
図5〜図8に示すように、刈取クラッチ92におけるテンションローラ104は、フィーダ駆動軸21を覆う筒状ケース105の外周部にフィーダ駆動軸21の軸芯周りで回動自在に支持されたテンションアーム106に支持されている。テンションアーム106は、回動支点に対して直径方向の両側外方に延びる天秤揺動型の揺動アームにて構成され、一方側の揺動端部にテンションローラ104が支持され、他方側の揺動端部には、引き操作により入り状態に操作するための操作ワイヤ107が、ストローク吸収用の引張りバネ108を介して連動連係されている。尚、図6,7の符号109は切り状態に戻し付勢するための戻しバネである。
従って、テンションアーム106は、刈取クラッチ92におけるクラッチ入り切り用操作体92aとして機能することになる。
図6,7に示すように、操作ワイヤ107が電動モータMの作動により引き操作されて、クラッチ入り状態に切り換わり、引き操作が解除されると、戻しバネ109の付勢力によりクラッチ切り状態に切り換わるように構成されている。又、電動モータMは、搭乗運転部7に備えられたクラッチ操作レバー110の操作に基づくスイッチSWのオンオフ切り換えにより、引き操作状態と引き操作を解除する状態とに切り換わるように、制御装置111にて作動を制御する構成となっている。
逆転クラッチ103のテンションローラ112は、伝動ケース89の外周部に逆回転軸102の軸芯周りで回動自在に支持されたテンションアーム113に支持されている。そして、このテンションアーム113には、逆転用入切操作具としての逆転操作レバー114が一体的に連結固定されている。図1,2に示すように、逆転操作レバー114は、搭乗運転部7の左側部に臨む状態で設けられ、キャビン8に設けられた窓115を開放させた状態で搭乗運転部7から手動で操作することが可能に設けられている。
この実施形態では、逆転操作レバー114は、テンションアーム113に連結固定されて一体的に揺動する構成であるから、逆転クラッチ103におけるクラッチ入り切り用操作体103aを兼用する構成となっている。
そして、刈取クラッチ92のテンションアーム106と、逆転クラッチ103に対する逆転操作レバー114とを連動連係させることにより、刈取クラッチ92及び逆転クラッチ103が同時に入り状態になることを牽制する牽制機構116が備えられている。
牽制機構116は、長手方向に沿う軸芯周りで回動自在に支持される回動軸部117と、この回動軸部117の長手方向一端側から長手方向と交差する方向に固定延出された正転用牽制作用部118と、回動軸部117の長手方向他端側に長手方向と交差する方向に固定延出された逆転用牽制作用部119とを備えて構成され、正転用牽制作用部118が刈取クラッチ92のテンションアーム106に作用するとともに、逆転用牽制作用部119が逆転クラッチ103の逆転操作レバー114に作用して、刈取クラッチ92及び逆転クラッチ103が同時に入り状態になることを牽制するように構成されている。
具体構成について説明すると、図8に示すように、牽制機構116は、丸棒状の部材の一端部を略S字形に屈曲形成した一対の分割牽制体116A,116Bを中間部にて螺合連結して構成されており、機体横幅方向に直線状に延びる左右中間部にて回動軸部117が構成されている。
図5に示すように、牽制機構116はフィーダ17の上方側に位置する状態で、フィーダ17の左右両側部のうちの一方から他方に向けて延びる状態で設けられている。つまり、フィーダ17の上方側で且つ左右両側の2箇所にて脱穀装置3の前壁部に固定された軸支用ブラケット120により、回動軸部117の軸芯周りで回動自在に支持されている。すなわち、図9に示すように、軸支用ブラケット120に形成された凹部120aに回動軸部117を係入して当て板120bにて抜け止めすることにより回動自在に支持されている。
図8に示すように、右側端部に形成された折り曲げ部121が逆転操作レバー114の基端側箇所にて上方側から係合する状態で形成されており、この右側の折り曲げ部121にて逆転用牽制作用部119が構成されている。又、左側端部に形成された折り曲げ部122が、刈取クラッチ92のテンションアーム106から一体的に固定延設した牽制用アーム123に形成した長孔124に係合する状態で形成されており、この左側の折り曲げ部122にて正転用牽制作用部118が構成されている。
一対の分割牽制体116A,116Bを螺合連結する連結箇所にて一対の分割牽制体116A,116Bの相対角度を変更調整するための相対角度調整部125が構成されている。すなわち、牽制機構116における左側端部に近寄った位置に相対角度調整部125が備えられ、この相対角度調整部125は次のように構成されている。
図9に示すように、右側の分割牽制体116Aに内面に雌ネジが形成された筒軸部126が固定状態で設けられ、左側の分割牽制体116Bには外周部に筒軸部126の雌ネジに螺合する雄ネジ部127が形成されて、それらが螺合するとともに、左側の分割牽制体116Bに螺合されたロックナット128により締め付けることで相対角度が固定されるように構成されている。
ロックナット128を緩めて一対の分割牽制体116A,116Bを相対的に回動させ、再度、ロックナット128を締め付けることで、一対の分割牽制体116A,116Bの相対角度、言い換えると、逆転用牽制作用部119と正転用牽制作用部118との軸芯周りでの相対角度を任意の角度に調整することができる。
このような構成によれば、収穫作業時には、電動モータMにて操作ワイヤ107を引き操作して刈取クラッチ92を伝動状態(入り状態)とし、逆転クラッチ131を遮断状態(切り状態)とすることにより、作業用の正転動力を伝えて、刈取処理部2を正回転駆動することにより穀稈を刈り取り搬送することができる。
又、刈取処理部2において詰まりが発生した場合には、刈取クラッチ92を遮断状態(切り状態)に切り換え、逆転クラッチ103を伝動状態(入り状態)に切り換えることにより、刈取処理部2を逆転駆動することができ、刈取処理部2に詰まった穀稈を簡単に取り除くことができる。
すなわち、詰まりが発生した場合には、刈取クラッチ92を切り操作したのちに、逆転操作レバー114を手動操作にて逆転位置にまで操作すると、逆転クラッチ103が入り状態となり、刈取処理部2が逆転駆動されて穀稈の詰まりが解除される。
そして、このように逆転クラッチ103が入り状態に切り換えられたとき、操作誤りにより、刈取クラッチ92が入り状態のままであったとしても、逆転操作レバー114の回動に伴って牽制機構116が回動して、刈取クラッチ92が強制的に切り状態に切り換わることになる。尚、このとき、電動モータMがクラッチ入り状態に維持されていたとしても、引張りバネ108が伸長して刈取クラッチ92の切り状態への切り換えを許容することになる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、牽制機構116がフィーダ17の上方側に位置する状態で設けられるものを示したが、牽制機構116がフィーダ17の下方側に位置する状態で設けられる構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、相対角度調整部125が、牽制機構116における左側端部に近寄った位置に備えられるものを示したが、このような構成に代えて、相対角度調整部125が、牽制機構116における右側端部に近寄った位置に備えられる構成としてもよい。又、牽制機構116における左右中央部に備えられる構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、逆転操作レバー114を手動操作にて揺動操作することにより逆転クラッチ103が入り状態に切り換わる構成としたが、逆転クラッチ103を刈取クラッチ92と同様に、電動モータMや油圧式操作機構等のアクチュエータを用いてクラッチ入り切りが可能な構成とするものでもよい。
(4)上記実施形態では、牽制機構116が、正転用牽制作用部118と逆転用牽制作用部119とが回動軸部117を構成する丸棒状の部材の一端部を略S字形に屈曲形成する構成としたが、牽制機構116はこのような構成にかぎらず、正転用牽制作用部118と逆転用牽制作用部119とが、回動軸部117とは別体の構成としてそれらを機械的に連係させる構成としたり、正転用牽制作用部118と逆転用牽制作用部119とが操作ワイヤを介して連動連係される構成等、種々の構成を採用することが可能であり、刈取クラッチと逆転クラッチとが同時に入り状態になることを牽制するように構成するものであればよい。
(5)上記実施形態では、逆転操作レバー114と逆転クラッチ103のテンションアーム113とが一体的に連結され、牽制機構116における逆転用牽制作用部119が逆転操作レバー114に作用する構成としたが、例えば、逆転操作レバー114の操作に基づいてアクチュエータにより逆転クラッチ103のテンションアーム113が操作される構成として、牽制機構116における逆転用牽制作用部119がテンションアーム113に作用する構成としてもよい。
本発明は、正転用入切操作具の操作に基づいて、作業用の正転動力を刈取処理部に伝達するための正転クラッチ機構と、逆転動力を刈取処理部に伝達するための逆転クラッチ機構とを備えたコンバインに適用できる。
2 刈取処理部
16 刈取部
17 フィーダ
70 エンジン
92 正転クラッチ機構
92a クラッチ入り切り用操作体
103 逆転クラッチ機構
103a クラッチ入り切り用操作体
107 操作ワイヤ
108 引張りバネ
110 正転用入切操作具
114 逆転用入切操作具
116 牽制機構
117 回動軸部
118 正転用牽制作用部
119 逆転用牽制作用部
125 相対角度調整部

Claims (8)

  1. 正転用入切操作具の操作に基づいて、エンジンから作業用の正転動力を刈取処理部に伝達する入り状態と動力伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な正転クラッチ機構と、
    逆転用入切操作具の操作に基づいて、前記エンジンから正転動力とは逆方向の逆転動力を前記刈取処理部に伝達する入り状態と伝達を断つ切り状態とに切り換え自在な逆転クラッチ機構とが備えられたコンバインであって、
    前記正転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体と、前記逆転クラッチ機構におけるクラッチ入り切り用操作体とを連動連係させることにより、前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制する牽制機構が備えられているコンバイン。
  2. 前記刈取処理部が、作物を刈り取る刈取部と、刈り取った作物を後方に搬送するフィーダとを備えて構成され、
    前記フィーダの左右両側部のうちの一方に前記正転クラッチ機構が備えられ、前記フィーダの左右両側部のうちの他方に前記逆転クラッチ機構が備えられ、
    前記牽制機構が、前記フィーダの左右両側部のうちの一方から他方に向けて延びる状態で設けられている請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記牽制機構が、前記フィーダの上方側に位置する状態で設けられている請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記牽制機構は、
    長手方向に沿う軸芯周りで回動自在に支持される回動軸部と、この回動軸部の長手方向一端側から前記長手方向と交差する方向に固定延出された正転用牽制作用部と、前記回動軸部の長手方向他端側に前記長手方向と交差する方向に固定延出された逆転用牽制作用部とを備えて構成され、
    前記正転用牽制作用部が前記正転クラッチ機構の前記クラッチ入り切り用操作体に作用するとともに、前記逆転用牽制作用部が前記逆転クラッチ機構の前記クラッチ入り切り用操作体に作用して、前記正転クラッチ機構及び前記逆転クラッチ機構が同時に入り状態になることを牽制するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記正転用牽制作用部と前記逆転用牽制作用部との前記軸芯周りでの相対角度を変更調整自在な相対角度調整部が備えられている請求項4記載のコンバイン。
  6. 前記相対角度調整部が、前記牽制機構における左側端部に近寄った位置に備えられている請求項5記載のコンバイン。
  7. 前記相対角度調整部が、前記牽制機構における右側端部に近寄った位置に備えられている請求項5記載のコンバイン。
  8. 前記正転クラッチ機構は、
    前記正転用入切操作具の操作に基づいて、ストローク吸収用の引張りバネを介して前記クラッチ入り切り用操作体が操作ワイヤにて引き操作されることにより入り状態に切り換わるように構成され、且つ、
    前記入り状態において、前記逆転用入切操作具の操作に基づいて前記逆転クラッチ機構が入り状態に切り換え操作されると、前記引張りバネが伸長して、前記牽制機構により前記正転クラッチ機構の前記クラッチ入り切り用操作体が切り状態に操作されることを許容するように構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンバイン。
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