JP2010124764A - コンバインの操作装置 - Google Patents

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敏郎 長井
Mikiya Shirakata
幹也 白方
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博司 古川
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Abstract

【課題】コンバインの高速走行時の刈取作業を牽制する装置において、部品点数を減らしたコンパクトな構成とする。
【解決手段】変速レバー側第2アーム(16d)と刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)の何れか一方を牽制ロッド(19)の前後一端側に形成した長孔(19a)に係合し、何れか他方を牽制ロッド(19)の前後他端側にピン連結し、変速レバー(16)を高速変速位置(16a)に操作した状態では、刈取クラッチレバー(17)をクラッチ切り位置(17a)からクラッチ入り位置(17b)に操作できないように牽制される構成とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、コンバインの操作装置に関するものである。
左右一対の走行クローラを回転駆動すると共に、変速操作する走行ミッションケース及び油圧無段変速装置を操作する副変速レバー16と、主変速レバーとを、同一の支持軸に軸支して設け、これらのレバーをを操作フレームの左側に略同一線に設けたものは、公知である(特許文献1)。
また、コンバインにおいて、無段変速装置を操作する変速レバーに、無段変速装置が中立状態に操作される主中立位置と副中立位置を設け、変速レバーの操作位置を検出する操作位置検出手段と、刈取クラッチを切り換え操作するアクチュエータと、操作位置検出手段による検出情報を基にアクチュエータを操作手段を設け、変速レバーが主中立位置に操作されると、刈取クラッチを切り状態に切り換えるものは、公知である(特許文献2)。
特開2003−2080号公報(図1、図5、3頁) 特開2008−237096号公報(図3、図4、7〜8頁)
本発明は、コンバインにおいて、低速走行時にだけ刈取クラッチを入りにして刈取作業の可能にし、高速走行時には刈取クラッチを入り操作できないようにする牽制装置を、簡素で安価なメカ構成により具現しようとするものである。
本発明は前記課題を解決するために次の技術的手段を講じた。
請求項1記載の発明は、エンジンから左右の走行クローラ(2,2)に走行動力を伝達する走行伝動経路に変速装置を備え、エンジンから刈取搬送部(7)に作業動力を伝達する作業伝動経路に刈取クラッチを備えたコンバインにおいて、操作ボックス(3c)の前後一側に左右方向の回動軸(16p)回りに回動して前記変速装置を変速操作する変速レバー(16)を設け、前後他側に左右方向の回動軸(17p)回りに回動して前記刈取クラッチを入切操作する刈取クラッチレバー(17)を設け、前記変速レバー(16)の軸支部から延出した変速レバー側第2アーム(16d)と前記刈取クラッチレバー(17)の軸支部から延出した刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)とを牽制ロッド(19)で連繋するにあたり、変速レバー側第2アーム(16d)と刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)の何れか一方を牽制ロッド(19)の前後一端側に形成した長孔(19a)に係合し、何れか他方を牽制ロッド(19)の前後他端側にピン連結し、前記変速レバー(16)を高速変速位置(16a)に操作した状態では、前記刈取クラッチレバー(17)をクラッチ切り位置(17a)からクラッチ入り位置(17b)に操作できないように牽制される構成としたことを特徴とするコンバインの操作装置とする。
前記構成によると、変速レバー(16)の変速レバー側第2アーム(16d)と刈取クラッチレバー(17)の刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)の何れか一方を牽制ロッド(19)の前後一端側に構成している長孔(19a)にピン連繋し、何れか他方を牽制ロッド(19)の前後他端側にピン連結しているので、変速レバー(16)を高速変速位置(16a)に操作した状態では、刈取クラッチレバー(17)が牽制ロッド(19)に牽制されてクラッチ切り位置(17a)からクラッチ入り位置(17b)への操作が阻止される。
請求項2記載の発明は、前記変速レバー(16)の軸支部から下方に延出している変速レバー側第2アーム(16d)と前記刈取クラッチレバー(17)の軸支部から上方に延出している刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)を設け、前記変速レバー側第2アーム(16d)を牽制ロッド(19)の前側に形成した長孔(19a)に係合し、該牽制ロッド(19)の他端側を刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)側に後上り傾斜状に延出してピン連結したことを特徴とする請求項1記載のコンバインの操作装置とする。
前記構成によると、変速レバー(16)の下方に延出している変速レバー側第2アーム(16d)にピン連繋されている牽制ロッド(19)の他端側は後上り傾斜状に刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)側に延出してピン連繋されているので、変速レバー(16)を高速変速位置(16a)に操作した状態では、刈取クラッチレバー(17)が牽制ロッド(19)に牽制されてクラッチ切り位置(17a)からクラッチ入り位置(17b)への操作が阻止される。
請求項3記載の発明は、前記操作ボックス(3c)から牽制ロッド(19)の下方を通して刈取クラッチワイヤステー(21)を前下がり傾斜状に延出し、該刈取クラッチワイヤステー(21)の下端部から刈取クラッチ操作用の刈取クラッチワイヤ(22)を牽制ロッド(19)の下方を通して刈取クラッチレバー(17)の第1アーム(17c)に連結したことを特徴とする請求項2記載のコンバインの操作装置とする。
前記構成によると、刈取クラッチレバー(17)の第1アーム(17c)に連結されている刈取クラッチワイヤ(22)は、牽制ロッド(19)の下方を通過しながら刈取クラッチの入切し、牽制ロッド(19)は刈取クラッチワイヤ(22)の上方を通過しながら刈取クラッチレバー(17)の牽制機能を実行する。
請求項1記載の発明によると、刈取作業の不適正速度である高速での刈取作業を防止し、安全に刈取作業をすることができ、コンバイン各部の過負荷による故障を防止し、低速走行の適正走行速度で刈取作業をし、エンジンに余裕ができ過負荷変動が少なく脱穀ロスを低減することができる。
請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、変速レバー(16)と刈取クラッチレバー(17)とを1本の牽制ロッド(19)により連繋することができ、部品点数を減らし、コンパクトな構成とし、コストの低減を図ることができる。
請求項3記載の発明によると、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、刈取クラッチレバー(17)の第1アーム(17c)に連結している刈取クラッチワイヤ(22)を常に刈取クラッチワイヤステー(21)の上側に向けて引っ張るので、刈取クラッチレバー(17)の刈取クラッチワイヤステー(21)に架かる力を少なくし、ステーの構成を簡素なものとすることができる。
以下、図面に示すこの発明の実施の形態について説明する。
まず、図1及び図2により本発明を備えたコンバインの全体構成について説明する。図1にはコンバインの全体側面図が、図2にはコンバインの平面図が図示されている。
コンバインの走行車体1の下方には左右の走行クローラ2,2を配設し、走行車体1上には、右側前部に座席付きの操縦部3を、その後方にはエンジン(図示省略)及び穀粒収納用のグレンタンク4を配設し、走行車体1の左側部に脱穀部5を搭載し、走行車体1の前側部には刈取搬送部7を昇降自在に設け、脱穀部5及びグレンタンク4の後方に排稾処理装置8を設けている。
次に、図3に基づき操縦部3について説明する。
操縦部3の座席3aの前側部には、フロント操作ボックス3bを、左側部にはサイド操作ボックス3cを設けている。フロント操作ボックス3bの右側端部には、刈取搬送部7の昇降及び左右の走行クローラ2,2の左右操舵を司るパワステレバー11を、正面部にモニタ表示器12を設けている。サイド操作ボックス3cには、前側から後側にかけてスイッチの入切を表示するスイッチパネル13、エンジンの燃料噴射量を調節するアクセルレバー14、エンジンからの走行動力及び作業動力を無段変速する無段変速装置(図示省略)変速用の主変速レバー15、副変速装置(図示省略)変速用の副変速レバー16、刈取搬送部7への動力入切用の刈取クラッチレバー17、脱穀部5への動力入切用の脱穀クラッチレバー18を配設している。
次に、図4及び図5に基づき刈取クラッチの牽制装置について説明する。
エンジンから走行伝動装置を経由して左右の走行クローラ2,2に走行動力を伝達し、また、作業伝動装置を経由して刈取搬送部7及び脱穀部5に作業動力を伝達し、伝動装置には静油圧式無段変速装置(HST)式の主変速装置、及び、ギヤ式の副変速装置を備えている。
サイド操作ボックス3cの前側には副変速レバー16を、後側には刈取クラッチレバー17及び脱穀クラッチレバー18を設け、副変速レバー16と刈取クラッチレバー17とを牽制装置19により連繋し、前記副変速装置が高速変速状態では刈取クラッチレバー17を入り位置に操作不能に牽制し、また、刈取クラッチレバー17がクラッチ入り状態では、副変速レバー16を高速変速位置に操作不能に牽制し、また、副変速レバー16が高速変速状態のときに刈取クラッチレバー17をクラッチ入り位置に操作すると、副変速レバー16を標準走行位置16nに移動するように連動構成している。
サイド操作ボックス3cの前側部(図4の左側)には、左右方向の回動軸16p回りに回動するように前記副変速装置操作用の副変速レバー16を設け、副変速レバー16を標準走行位置16nから前方の高速変速位置16a及び後方の低速変速位置16bへ操作可能に構成している。
また、サイド操作ボックス3cの後側部には、左右方向の回動軸17p回りに回動するように刈取クラッチレバー17、及び、左右方向の回動軸18p回りに脱穀クラッチレバー18を回動するように左右に並設している。刈取クラッチレバー17を後方のクラッチ切り位置17aから前側のクラッチ入り位置17bに操作可能に構成し、脱穀クラッチレバー18も同様に後方のクラッチ切り位置から前側のクラッチ入り位置に操作可能に構成している。
副変速レバー16の軸支部から前方に第1アーム16cを延出し、第1アーム16cにより前記副変速装置の変速ギヤを作動し、高速変速、標準変速、低速変速に変速するように構成している。副変速レバー16の軸支部から下方に第2アーム16dを延出し、第2アーム16dの下端部を長さ調節自在の牽制ロッド19の前側の長孔19aに移動自在にピン連繋している。
刈取クラッチレバー17の軸支部から後方に延出するように第1アーム17cを設け、第1アーム17cに刈取クラッチワイヤ22の端部を連結し、軸支部から上方に第2アーム17dを延出しこの第1アーム17cと第2アーム17dとは側面視で略90度偏位するように構成し、第2アーム17dの先端に前記牽制ロッド19の後側端部をピン連結している。
しかして、副変速レバー16を前側の高速変速位置16aに操作した状態では、牽制ロッド19の長孔19aの後側端部に第2アーム16dのピンが当接牽制し、クラッチレバー17を後側のクラッチ切り位置17aから前側のクラッチ入り位置17bに操作不能である。
また、刈取クラッチレバー17が前側のクラッチ入り位置17bにある状態では、牽制ロッド19に牽制されて副変速レバー16を前側への高速変速位置16aに操作不能である。
また、副変速レバー16が高速変速位置16aにある状態で、刈取クラッチレバー17を後側のクラッチ切り位置から前側のクラッチ入り位置17bに操作すると、牽制ロッド19により連動されて、副変速レバー16を標準走行位置16nに移動するように構成している。
また、刈取クラッチレバー17が前側のクラッチ入り位置17bにある状態で、副変速レバー16を標準走行位置16nから前側の高速変速位置16aに操作すると、刈取クラッチレバー17を前側のクラッチ入り位置17bから牽制ロッド19により後側に移動し、後側のクラッチ切り17aに移動させるように構成している。
前記構成によると、刈取作業の不適正速度である高速での刈取作業を防止し、安全に刈取作業をすることができる。また、コンバイン各部の過負荷による故障を防止することができる。また、低速走行の適正走行速度で刈取作業をすることができ、エンジンに余裕ができ過負荷変動が少なくなり、脱穀ロスを低減することができる。
また、副変速レバー16の第2アーム部16dを回動軸16pから下方に延出し、刈取クラッチレバー17の第2アーム17dを回動軸17pから上方へ延出し、第2アーム16dと第2アーム17dとを、後上り傾斜の牽制ロッド19により連繋している。従って、副変速レバー16と刈取クラッチレバー17とを1本の直線状の牽制ロッド19により連繋することができ、部品点数を減らし、コンパクトな構成とし、コストの低減を図ることができる。
また、刈取クラッチレバー17の回動軸17pより上方に位置している第2アーム17dと、後上り傾斜の牽制ロッド19の後側端部とをピン連結し、第2アーム17dの先端の回動方向に沿うように牽制ロッド19を連結している。従って、牽制ロッド19の力を効率良く第2アーム17dから刈取クラッチレバー17に伝達し回動させることができる。また、刈取クラッチレバー17の下方にある部材、例えば、刈取クラッチワイヤ22と牽制ロッド19との干渉を回避し、コンパクトな構成とすることができる。
また、サイド操作ボックス3cに取り付けているクラッチボックス27から刈取クラッチワイヤステー21を前下がり傾斜状に延出し、刈取クラッチワイヤステー21における刈取クラッチレバー17の回動軸17pよりも前側下方に位置している下端部から刈取クラッチ(図示省略)操作用の刈取クラッチワイヤ22を後側上方へ延出し、刈取クラッチレバー17の第1アーム17cに連結ている。また、刈取クラッチレバー17の回動軸17pから第1アーム部17cを後側に延出し、その後側端部に刈取クラッチワイヤ22の後側端部をピン連結している。
従って、刈取クラッチレバー17の第1アーム部17cに対して刈取クラッチワイヤ22の後側端部を連結するピンが常に刈取クラッチワイヤステー21の上側に位置しているので、刈取クラッチレバー17の刈取クラッチワイヤステー21に架かる力を少なくし、ステーの構成を簡素なものとすることができる。
また、クラッチボックス27に回動軸17pを左右方向に支架し、回動軸17pに刈取クラッチレバー17の基部、第1アーム部17cの基部、第2アーム17dの基部を嵌合固定し、C型止め輪23により左右方向の位置決めをして固定し、第2アーム17dの先端にはピン17eを固定し、ピン17eを牽制ロッド19に連結している。
前記構成によると、C型止め輪23によりクラッチレバー17、回動軸17p、第1アーム部17c及び第2アーム17dを一体固定すると共に、第2アーム部17dの先端にピン17eを固着しているので、C型止め輪23によりピン17eの抜け止め機能も兼用できて、構成を簡単化できる。
また、サイド操作ボックス3cに内装している操作フレーム26に左右方向の支持軸16pを嵌合支持し、この支持軸16pの一端を角軸部16rに構成し、この角軸部19rに副変速レバー16のボス部を嵌合固定し、この支持軸16pの他端に第2アーム16dを溶接して下方へ延出するように取り付け、第2アーム16dの下端部に左右に突出するようにピンを取り付けている。牽制ロッド19の前側部の長孔19aに第2アーム16d側のピンを係合し、牽制ロッド19の後側端部を後上り傾斜状に後方へ延出し、その後側端部に刈取クラッチレバー17側の第2アーム17dをピン連結している。
前記構成によると、支持軸16pの一端の角軸部19rに副変速レバー16のボス部を嵌合固定しているので、構成を簡単にしながら副変速レバー16と支持軸16pをがたがでないように固定でき、副変速レバー16と刈取クラッチレバー17との連動牽制を正確なものとすることができる。
また、牽制ロッド19の前側部に前後方向の長孔19aを構成し、副変速レバー16の標準走行位置16nから高速変速位置16aの間では刈取クラッチレバー17のクラッチ入り操作ができるようにして牽制機能が働かないようにし、簡単な構成で前記牽制を確実なものとすることができる。
また、牽制ロッド19に前後方向の長孔19aを構成するにあたり、刈取クラッチレバー17がクラッチ入り状態において、副変速レバー16が高速変速位置16aと低速走行位置16bとの中間位置である標準速度位置16nにある状態では、第2アーム16dのピンが牽制ロッド19の長孔19aの後側端部に密着するように構成している。また、副変速レバー16が標準変速位置16nと低速走行位置16bに状態で、刈取クラッチレバー17がクラッチ入り位置17bにあるときは、第2アーム16dのピンが長孔19aの前側端部は密着せずに所定間隔開けるように構成している。
前記構成によると、副変速レバー16、刈取クラッチレバー17及び牽制ロッド19の寸法にバラツキがあっても、牽制ロッド19による牽制作動を適正化し、クラッチ等の破損を防止することができる。
また、刈取クラッチレバー17の第2アーム17dの先端を刈取クラッチワイヤ22側の取付ピン22aに差し込み連結し、刈取クラッチワイヤ22を刈取クラッチレバー17と一体回動可能に構成し、同時に第2アーム17dに設けたピン17eにより牽制ロッド19を押し引きできるように構成しているので、部品点数を少なくしながらコンパクトで低コストの構成とすることができる。
また、サイド操作ボックス3cを前後側面、左右側面及び上側面で閉鎖し下方を開放した箱型構成とし、副変速レバー16、刈取クラッチレバー17と牽制ロッド19とを連係するピン類を操縦部3の座席3a側(図5において右側)から手の入る位置に配設するようにしている。従って、副変速レバー16、刈取クラッチレバー17と牽制ロッド19の組立て作業や点検作業を容易に行なうことができる。
また、サイド操作ボックス3cに副変速レバー16及び刈取クラッチレバー17を左右方向の軸回りに回動自在に取り付け、副変速レバー16、刈取クラッチレバー17と牽制ロッド19とを連係するピンを左右方向に沿わせて配置している。従って、副変速レバー16及び刈取クラッチレバー17の支持をピロボール等で支持する必要もなく、また、方向変換用のリンクが不要となり、構成を簡単化し、楽に操作することができる。
また、サイド操作ボックス3cの座席3a側のサイドカバー3eを取り外すと、副変速レバー16の第2アーム16dと刈取クラッチレバー17のアーム部17cとに連結している牽制ロッド19がサイド操作ボックス3cの下方に突出し、側方から見えるように構成している。従って、牽制ロッド19の取付の有無を容易に確認することができる。
また、サイド操作ボックス3cに操作フレーム26を内装して設け、操作フレーム26を介して副変速レバー16を取り付け、サイド操作ボックス3cに内装しているクラッチボックス27を介して刈取クラッチレバー17を取り付けている。クラッチボックス27から刈取クラッチワイヤステー21を前下がり傾斜状に延出し、側面視でこれら3部材のスペース内で且つ座席3a側の近くに牽制ロッド19を配置している。従って、サイドカバー3eを取り外すことにより、副変速レバー16、刈取クラッチレバー17及び牽制ロッド19の関連を容易に調整することができ、メンテナンス性を向上させることができる。
また、操作フレーム26を機体フレームから立ち上げ、操作フレーム26の横断面を四角形に構成している。また、牽制ロッド19を後側の棒状体19bと、前側のプレート19cとで構成し、プレート19cには前後方向に沿った長孔19aを構成すると共に、その後側端部のL型屈折部位と、棒状体19bの前側端部とをボルト・ナットで伸縮調節自在に接続している。そして、プレート19cの上下方向に沿った一側面を操作フレーム26の一側面に近接して沿うように配置している。従って、棒状体19bにより押し引きされる際のプレート19cの屈曲変形を操作フレーム26の側面により抑制することができ、牽制ロッド19の牽制作用を確実化することができる。
コンバインの全体の側面図。 コンバインの全体の平面図。 操縦部の平面図。 操作レバーの側面図。 操作レバーの正面図。
符号の説明
2 左右の走行クローラ
3c 操作ボックス
7 刈取搬送部
16 変速レバー
16d 変速レバー側第2アーム
16a 高速変速位置
16p 回動軸
17 刈取クラッチレバー
17a クラッチ切り位置
17b クラッチ入り位置
17c 第1アーム
17d 刈取クラッチレバー側第2アーム
17p 回動軸
19 牽制ロッド
19a 長孔
21 刈取クラッチワイヤステー
22 刈取クラッチワイヤ

Claims (3)

  1. エンジンから左右の走行クローラ(2,2)に走行動力を伝達する走行伝動経路に変速装置を備え、エンジンから刈取搬送部(7)に作業動力を伝達する作業伝動経路に刈取クラッチを備えたコンバインにおいて、操作ボックス(3c)の前後一側に左右方向の回動軸(16p)回りに回動して前記変速装置を変速操作する変速レバー(16)を設け、前後他側に左右方向の回動軸(17p)回りに回動して前記刈取クラッチを入切操作する刈取クラッチレバー(17)を設け、前記変速レバー(16)の軸支部から延出した変速レバー側第2アーム(16d)と前記刈取クラッチレバー(17)の軸支部から延出した刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)とを牽制ロッド(19)で連繋するにあたり、変速レバー側第2アーム(16d)と刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)の何れか一方を牽制ロッド(19)の前後一端側に形成した長孔(19a)に係合し、何れか他方を牽制ロッド(19)の前後他端側にピン連結し、前記変速レバー(16)を高速変速位置(16a)に操作した状態では、前記刈取クラッチレバー(17)をクラッチ切り位置(17a)からクラッチ入り位置(17b)に操作できないように牽制される構成としたことを特徴とするコンバインの操作装置。
  2. 前記変速レバー(16)の軸支部から下方に延出している変速レバー側第2アーム(16d)と前記刈取クラッチレバー(17)の軸支部から上方に延出している刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)を設け、前記変速レバー側第2アーム(16d)を牽制ロッド(19)の前側に形成した長孔(19a)に係合し、該牽制ロッド(19)の他端側を刈取クラッチレバー側第2アーム(17d)側に後上り傾斜状に延出してピン連結したことを特徴とする請求項1記載のコンバインの操作装置。
  3. 前記操作ボックス(3c)から牽制ロッド(19)の下方を通して刈取クラッチワイヤステー(21)を前下がり傾斜状に延出し、該刈取クラッチワイヤステー(21)の下端部から刈取クラッチ操作用の刈取クラッチワイヤ(22)を牽制ロッド(19)の下方を通して刈取クラッチレバー(17)の第1アーム(17c)に連結したことを特徴とする請求項2記載のコンバインの操作装置。
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