JP5821169B2 - 刈取装置 - Google Patents
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Description
ところが、コンバインで刈り取ろうとする穀稈が、未刈側(コンバインの進行方向で右側)に向けて倒伏している状態では、この穀稈を既刈側端部の分草体で掬い上げようとすると、この掬い上げようとする力が過大に作用して穀稈が株ごと抜けてしまう。これによって、以後の刈取搬送経路で詰まったり、脱穀装置の内部で過負荷を生じて、収穫作業を中断せざるをえなくなる。
図1に示す3条刈のコンバインは、走行装置1を備えた機台2上に、脱穀装置3と穀粒貯留装置4を左右に並べて搭載し、穀粒貯留装置4の前側に操縦部5を設け、該操縦部5および脱穀装置3の前側に刈取装置6を昇降自在に設けて構成する。
前記脱穀装置3は、扱胴を内装すると共に外側部にフィードチェンを備えた上側の扱室と、揺動選別棚を内装すると共に下部に唐箕と一番移送螺旋と二番移送螺旋をこの順に備えた下側の選別室とから構成する。
前記操縦部5は、操縦席9の前側に立設した操作ポストに操向レバー10とハンドル11を備え、操縦席9の左側に配置した操作パネルに主変速レバー12と副変速レバー13と刈取・脱穀クラッチレバー(図示省略)を備えて構成する。前記操向レバー10は、その前後傾倒操作によって油圧シリンダを伸縮させて刈取装置6を昇降調節し、その左右傾倒操作によって走行ミッションケース内の差動機構を作動して左右のクローラの駆動速度に差をもたせてコンバインを旋回させるものである。前記ハンドル11は、操向レバー10の直後の部位が高く、その左側の部位が低くなるように屈曲させ、右側端部に方向指示器14とバックミラー15を支持する。
図3に示すように、支持フレームの下端部に左右方向の伝動軸を内装した下部ギヤケース16の中央部を連結し、該下部ギヤケース16の左右両端部および中間部に、5本の分草フレーム17の基部をボルト締結によって取り付ける。該分草フレーム17の先端部には、機体正面視および平面視で逆三角形状の後上がり傾斜姿勢の面を有した分草体18を夫々取り付ける。また、分草フレーム17における分草体18の取り付け部の後側の部位から支持部材19を起立させ、この支持部材19によって引起装置20の下部を支持する。尚、引起装置20の上部は、該引起装置20に駆動力を入力する伝動筒(図示省略)によって支持する。この引起装置20は、上端部に配置した駆動スプロケットおよびテンションスプロケットと、下端部に配置した遊動ローラとに亘って無端チェンを巻き掛け、この無端チェンに多数の引起ラグ21を起伏回動自在に軸着し、外縁部に沿って案内レールを設けた構成である。この引起装置20は、右端(既刈側)の分草フレーム17Rと右端から2番目の分草フレーム17との間に配置した第1引起装置20Rと、右端から2番目の分草フレーム17と右端から3番目の分草フレーム17との間に配置した引起装置20と、右端から3番目の分草フレーム17と左端(未刈側)から2番目の分草フレーム17との間に配置した引起装置20と、左端(未刈側)から2番目の分草フレーム17と左端の分草フレーム17Lとの間に配置した引起装置20からなる。この右端の第1引起装置20Rと右端から2番目の引起装置20とは、右端から2番目の分草フレーム17の上方において各引起ラグ21の先端部が対向するように配置し、左端の引起装置20と左端から2番目の引起装置20とは、左端から2番目の分草フレーム17の上方において各引起ラグ21の先端部が対向するように配置する。この構成により、駆動スプロケットが駆動されると、無端チェンに軸着した多数の引起ラグ21が案内レールによって起立案内された状態で上昇し、この引起ラグ21の上昇軌跡によって引起作用域Hが形成される。
即ち、図4、図5に示すように、右端の分草フレーム17Rの先端部に側面視コ字形状のステー29を固着する一方、先端に右端の分草体18Rを取り付けた支持フレーム30の基部には側面視コ字形状のステー31を固着し、これらステー29とステー31を対向させて上下方向の回動支点軸32で左右回動自在に軸着する。前記支持フレーム30の基部には、左右方向に延出したアーム部33を形成し、左側(内側)のアーム部33の端部に引張スプリング34の一端部を連結し、右側(外側)のアーム部33の端部には操作ワイヤ35の一端部を連結する。前記引張スプリング34の他端部は分草フレーム17Rの中間部に係止し、操作ワイヤ35の他端部は、操縦部5に配置した操作レバー(図示省略)に連繋する。この操作レバーの操作によって、右端の分草体18Rが左右回動する構成である。これにより、分草体18Rを左右外側方へ回動させることで刈幅を1条分拡大できる。
即ち、左側端部の分草フレーム17の先端部に側面視コ字形状のステー29を固着する一方、先端に左端の分草体18を取り付けた支持フレーム30の基部には側面視コ字形状のステー31を固着し、これらステー29とステー31を対向させて上下方向の回動支点軸32で左右回動自在に軸着する。前記支持フレーム30の基部には、左右方向に延出したアーム部33を形成し、右側(内側)のアーム部33の端部に引張スプリング34の一端部を連結し、左側(外側)のアーム部33の端部には操作ワイヤ35の一端部を連結する。前記引張スプリング34の他端部は分草フレーム17Rの中間部に係止し、操作ワイヤ35の他端部は、操縦部5に配置した操作レバー(図示省略)に連繋する。この操作レバーの操作によって、左端の分草体18が左右回動する構成である。これにより、左端の分草体18を左右外側方へ回動させることで刈幅を1条分拡大でき、図8に示す状態から、図9に示すように上述の右端の分草体18Rと左端の分草体18とを夫々左右外側方へ回動させれば、刈幅を2条分拡大することができ、4条刈の刈取装置でありながら、6条分の穀稈を刈り取ることができるようになる。
18 分草体
18R 分草体(右端の分草体)
20 引起装置
20R 第1引起装置
21 引起ラグ
24 移送装置
25 下部遊動輪体
26 上部遊動輪体
27 駆動輪体
28 ラグ付ベルト
28a 移送ラグ
37 電動モータ
41 切欠溝
H 引起作用域
I 移送作用域
S 非移送作用域
Claims (5)
- 多数の引起ラグ(21)を備えた複数の引起装置(20)を左右方向に並べて配置し、該複数の引起装置(20)のうちの左右方向端部に配置した第1引起装置(20R)の前側に、該第1引起装置(20R)に対して左右外側方に偏倚させて後上がり傾斜した分草体(18R)を配置し、該分草体(18R)の下端部の直後に移送装置(24)の移送作用域(I)の下端部を配置し、該移送装置(24)の移送作用域(I)の上端部を分草体(18R)の上端部よりも左右方向内側方へ偏倚させて第1引起装置(20R)の引起作用域(H)に近接させ、前記移送装置(24)の非移送作用域(S)を正面視で分草体(18R)に重合させて配置すると共に、該移送装置(24)の移送作用域(I)の上端部を分草体(18R)の上端部よりも前方に偏倚させた刈取装置。
- 前記分草体(18R)の下端部の直後に配置した下部遊動輪体(25)と、分草体(18R)の上端部よりも左右方向内側方へ偏倚した上部遊動輪体(26)と、分草体(18R)の上端部の直後に配置した駆動輪体(27)とにわたってラグ付ベルト(28)を巻き掛けて前記移送装置(24)を構成した請求項1に記載の刈取装置。
- 前記分草体(18R)の下部に、移送装置(24)の移送ラグ(28a)が分草体(18R)の後側から前側へ通過する切欠溝(41)を形成した請求項1または請求項2に記載の刈取装置。
- 前記駆動輪体(27)を駆動する電動モータ(37)を、正面視で分草体(18R)の後側に重合させて設けた請求項2に記載の刈取装置。
- 前記分草体(18R)と移送装置(24)を一体化し、該分草体(18R)の基部を分草フレーム(17R)の先端部に左右回動自在に取り付け、該分草体(18R)を左右外側方へ回動させることで刈幅を1条分拡大できる構成とした請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の刈取装置。
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