JP5018134B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
即ち、請求項1記載の発明は、脱穀装置(1)前側の刈取懸架台(2)から前方下方に向けて設けた刈取フレーム(3)の前端部に、横向きの刈取支持伝動ケース(4)を連結して刈取搬送支持枠(5)を構成し、該刈取搬送支持枠(5)には、前部低位置に配置した多条刈りの刈取装置(6)と、刈取条列ごとに穀稈を集めて後方の穀稈合流部(7)に搬送する左側部搬送チェン(8L)と右側部搬送チェン(8R)と中搬送チェン(9)を設け、該中搬送チェン(9)は、前記刈取フレーム(3)の前部に設けた動力取出用の伝動筒(10)の上部の駆動スプロケット(11)に係合して伝動される構成とし、前記伝動筒(10)は、伝動軸(12)を内装すると共に、背後に接近する前記穀稈合流部(7)を避けて前方上方に延出した後、上方後部側に屈曲して、前記穀稈合流部(7)を迂回した側面視で略く字形状の伝動経路を形成するように構成したコンバインにおいて、前記伝動筒(10)を、車体(15)に装備した走行ミッションケース(16)よりも前方に偏倚させて配置すると共に、前記駆動スプロケット(11)を平面視で刈取フレーム(3)に対して右側に偏倚させて配置し、前記左側部搬送チェン(8L)と右側部搬送チェン(8R)と中搬送チェン(9)の上側に二段の穂先搬送装置を夫々設け、前記左側部搬送チェン(8L)の上側に設けた穂先搬送装置の上部にラグ付きチェン(41)から構成した補助穂先搬送装置(40)を支持し、前記右側部搬送チェン(8R)の上側に設けた下段の穂先搬送装置を、前部穂先搬送装置(42F)と後部穂先搬送装置(42R)とに2分割して構成し、該前部穂先搬送装置(42F)と後部穂先搬送装置(42R)との引継ぎ部(43)に前記補助穂先搬送装置(40)を配置したことを特徴とするコンバインとしたものである。
そして、伝動筒(10)を走行ミッションケース(16)よりも前方に偏倚させて配置したから、この伝動筒(10)を走行ミッションケース(16)に制限を受けることなく側方にオフセットした位置に取り付けることができる。そして、駆動スプロケット(11)を平面視で刈取フレーム(3)に対して右側に偏倚させて配置することで、ミッションケース(16)が障害となることがない。
また、前部穂先搬送装置(42F)と後部穂先搬送装置(42R)との引継ぎ部(43)に補助穂先搬送装置(40)を配置することで、この引継ぎ部(43)において各搬送ラグの作用しない部位の搬送を補助することができ、稈こぼれをなくして穀稈の搬送を円滑に行うことができる。
そして、挟持杆ホルダ(47)がロックされていない場合にはエンジンを始動できないため、安全性が高まる。
まず、コンバイン20は、図2に示すように、クローラ21,21を装備した車体15上に、穀稈供給口22を前側に位置させて脱穀装置1を搭載し、その前方側には、刈取搬送装置23を設けて、一連の刈取脱穀作業ができる構成としている。
そして、刈取搬送装置23は、実施例の場合、5条刈りの広幅の刈取装置6を設けた構成にしているから、前記した各装置は、5条の穀稈条列を刈取って搬送できるように対応した配置に構成している。すなわち、側部搬送チェン8L,8Rは、図1に示すように、左右両側にあって、前部を広くして刈幅いっぱいに外側に配置し、順次中央に寄せて後部が左右両方から合流するように配置し、その前側にはそれぞれ左右一対の掻込みラグ付ベルト26,26をハ字型に配置し、後続位置に左右一対の掻込みスターホイル27,27を軸架して2条の穀稈列を掻込んで搬送する構成としている。そして、中搬送チェン9は、上記側部搬送チェン8L,8Rの間に、三角州的な部位に配置して、搬送始端部側に連続させて、前側から掻込みラグ付ベルト26と掻込みスターホイル27とを軸架して設け、刈取装置6が刈取った中央位置の1条の穀稈条列を掻込んで後方の穀稈合流部7まで搬送する構成としている。そして、これらの側部搬送チェン8L,8Rと中搬送チェン9とは、穀稈の搬送側に対応させて挟持杆17,17,18をそれぞれ設けて穀稈を挟持状態にして搬送する構成としている。
まず、刈取搬送装置23は、図4、乃至図6に示す実施例の場合、搬送径路の途中において、部分的に穂先搬送を二段に構成し、株元チェン(側部搬送チェン8L,8R、中搬送チェン9)と合わせて三段構成にして長稈に対応できる装置としている。そして、補助穂先搬送装置40は、ラグ付きチェン41から構成するが、図5に示すように、穂先搬送装置42の上側部に伝動可能に支持した構成としている。
まず、供給チェン45は、図4に示すように、刈取搬送装置23の搬送終端部にあって、搬送穀稈を後方の脱穀装置1のフィードチェンに引継ぐ構成としている。そして、挟持杆46は、図7、及び図8に示すように、上記供給チェン45の対向側にある挟持杆ホルダ47に内装した張圧ばねによって支持された前後2本の揺動杆48,48に枢着状態に支持され、供給チェン45側に張圧されて搬送穀稈を挟持する構成としている。
まず、刈取入力ケース31は、図10に示すように、一端に入力プーリ32を軸着した刈取入力軸30を内装・軸架して設け、刈取フレーム3側に接続した刈取伝動軸13を介して刈取搬送装置23の各装置を伝動する構成としている。そして、刈取入力ギヤケース55は、前記刈取入力ケース31側と、シンクロ出力ケース(出力ケース)56側とに2分割した部材を接合し、接合部分をギヤケースに構成している。そして、刈取入力ギヤケース55は、その内部に、一方から前記刈取入力軸30の端部を臨ませ、他方からシンクロ出力ケース56に内装・軸架した出力軸57の端部を臨ませた構成としている。
以上のように、刈取入力ギヤケース55は、刈取入力ケース31側と、シンクロ出力ケース56側とに2分割して接合する構成であるから、接合面にスペーサを介装して組み立てることによって大きさ、容量の違うケースが製作できて大型、小型の機種に対応できる優れた特徴があり、大きく製造コストを低減できる効果がある。
従来から、コンバインの穀稈引起し装置は、例えば、特開2002−335736号公開特許公報に開示されているように、引起しケース内に設けたラグガイドを、下側の固定ラグガイドと、上側に調節ラグガイドとに分割し、調節ラグガイドの位置を調節して、引起しラグの倒伏位置を稈長に応じて調節する技術が知られている。該公開特許公報に示されている公知技術は、制御モータによって調節する構成で、操縦席からスイッチ操作によって引起しラグの倒伏位置が調節できる構成となっている。
まず、穀稈引起し装置25は、図13、乃至図16に示すように、ケース80の上下に軸架した駆動スプロケット(上)82と遊動ローラ(下)83とに巻き掛けたチェン84に引起しラグ85を、所定間隔ごとに回動自由に枢着して構成している。そして、引起しラグ85は、ケース80内に装備した下側の固定ラグガイド86aと上側の調節ラグガイド86bとに案内されて外側に突出しながら上昇して引起し作用ができる構成としている。
そして、図17の実施例は、ステー90を引起しケース80側(下側)にして係止ピン91,91を下側から挿し通して、上側にステー92を設けてナット81で係止できる構成としている。図15、及び図16の逆に構成した実施例である。
以上のように構成しているから、実施例は、調節ラグガイド86bを調節する場合、引起しケース80の裏側にある2つのナット81,81を緩めることによって簡単に調節できるものとなっており、構造が比較的簡単で低コストで製作できる特徴がある。
2 刈取懸架台
3 刈取フレーム
4 刈取支持伝動ケース
5 刈取搬送支持枠
6 刈取装置
7 穀稈合流部
8L 側部搬送チェン(左側部搬送チェン)
8R 側部搬送チェン(右側部搬送チェン)
9 中搬送チェン
10 伝動筒
11 駆動スプロケット
12 伝動軸
13 刈取伝動軸
15 車体
16 走行ミッションケース
29 扱深さ調節チェン
30 刈取入力軸
40 補助穂先搬送装置
41 ラグ付きチェン
42F 前部穂先搬送装置
42R 後部穂先搬送装置
43 引継ぎ部
45 供給チェン
46 挟持杆
47 挟持杆ホルダ
48 揺動杆
49F 取付ステー
50 ロックレバー
51 検出スイッチ(スイッチ)
55 入力ギヤケース
56 シンクロ出力ケース(出力ケース)
57 出力軸
58 中間変速軸
63 シフター
64 供給チェン駆動スプロケット(スプロケット)
Claims (3)
- 脱穀装置(1)前側の刈取懸架台(2)から前方下方に向けて設けた刈取フレーム(3)の前端部に、横向きの刈取支持伝動ケース(4)を連結して刈取搬送支持枠(5)を構成し、該刈取搬送支持枠(5)には、前部低位置に配置した多条刈りの刈取装置(6)と、刈取条列ごとに穀稈を集めて後方の穀稈合流部(7)に搬送する左側部搬送チェン(8L)と右側部搬送チェン(8R)と中搬送チェン(9)を設け、該中搬送チェン(9)は、前記刈取フレーム(3)の前部に設けた動力取出用の伝動筒(10)の上部の駆動スプロケット(11)に係合して伝動される構成とし、前記伝動筒(10)は、伝動軸(12)を内装すると共に、背後に接近する前記穀稈合流部(7)を避けて前方上方に延出した後、上方後部側に屈曲して、前記穀稈合流部(7)を迂回した側面視で略く字形状の伝動経路を形成するように構成したコンバインにおいて、前記伝動筒(10)を、車体(15)に装備した走行ミッションケース(16)よりも前方に偏倚させて配置すると共に、前記駆動スプロケット(11)を平面視で刈取フレーム(3)に対して右側に偏倚させて配置し、前記左側部搬送チェン(8L)と右側部搬送チェン(8R)と中搬送チェン(9)の上側に二段の穂先搬送装置を夫々設け、前記左側部搬送チェン(8L)の上側に設けた穂先搬送装置の上部にラグ付きチェン(41)から構成した補助穂先搬送装置(40)を支持し、前記右側部搬送チェン(8R)の上側に設けた下段の穂先搬送装置を、前部穂先搬送装置(42F)と後部穂先搬送装置(42R)とに2分割して構成し、該前部穂先搬送装置(42F)と後部穂先搬送装置(42R)との引継ぎ部(43)に前記補助穂先搬送装置(40)を配置したことを特徴とするコンバイン。
- 前記穀稈合流部(7)から扱深さ調節チェン(29)を経て脱穀装置(1)のフィードチェンに穀稈を引継ぐ供給チェン(45)を備え、該供給チェン(45)に対向する側に設けた挟持杆ホルダ(47)に張圧ばねを内装し、該張圧ばねによって支持された前後の揺動杆(48,48)の先端部に挟持杆(46)を枢着して穀稈を挟持搬送する構成とし、前記挟持杆ホルダ(47)を機体側の取付ステー(49F)に対して上側から下側へ移動させて挿し込み、該挟持杆ホルダ(47)の上側に備えたロックレバー(50)のロック爪を前記取付ステー(49F)に係止してロックする構成とし、前記ロックレバー(50)がロック位置にあることを検出するスイッチ(51)を設け、該スイッチ(51)によってロックレバー(5)がロック位置にあることが検出された場合にのみエンジンを始動できる構成とした請求項1記載のコンバイン。
- 前記刈取フレーム(3)に内装した刈取伝動軸(13)の上端部に刈取入力軸(30)を連動し、該刈取入力軸(30)の端部と、前記供給チェン(45)駆動用のスプロケット(64)を連動する出力軸(57)の端部とを刈取入力ギヤケース(55)の内部に配置し、該刈取入力ギヤケース(55)内には、前記刈取入力軸(30)と出力軸(57)とに平行な中間変速軸(58)を軸架し、該中間変速軸(58)上に設けたシフター(63)の切り替えによって回転動力を二段階に変速して前記刈取入力軸(30)から出力軸(57)へ伝動する構成とした請求項2記載のコンバイン。
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