JP5916593B2 - コンバイン - Google Patents
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すなわち、機体の前部に植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部を備え、機体後部に備えられた脱穀部にて刈取った穀稈を脱穀するように構成され、機体に備えられた運転部の下方に駆動用のエンジンが搭載され、そのエンジンの動力により刈取部や脱穀部を駆動するように構成されている。そして、エンジンの動力を、例えば無段変速装置等からなる刈取変速装置を介して変速したのちに刈取部に伝達する構成としてあり、この刈取変速装置が、エンジンの機体横幅方向内方側に位置して横方向に並ぶ状態で配備されていた。つまり、エンジンと刈取変速装置とが、夫々、機体横幅方向一方側寄りの箇所に位置する状態で配備されていた(例えば、特許文献1参照。)。
作動油を貯留するオイルタンクが、前記エンジンと機体横幅方向に並ぶ状態で備えられ、前記刈取変速装置が、前記オイルタンクに対して前記エンジンとは反対側に位置する状態で備えられ、
前記エンジンの動力を前記刈取変速装置に伝達する横向き伝動軸が機体横幅方向に沿って延びる状態で備えられ、
前記刈取部にて刈り取られた穀稈に対する脱穀処理及び脱穀処理物に対する穀粒選別処理を実行する脱穀装置が備えられ、
前記横向き伝動軸を介して伝達される前記エンジンの動力を前記刈取変速装置と前記脱穀装置とに分岐伝達する分岐伝動機構が、前記オイルタンクに対して機体横幅方向他方側に位置する状態で備えられている点にある。
さらに、本構成によれば、エンジンから横向き伝動軸を介して伝達される動力を刈取変速装置と脱穀装置とに分岐伝達する分岐伝動機構が、オイルタンクに対して機体横幅方向他方側に位置する状態で備えられるので、刈取変速装置に対する伝動機構の場合と同様に、分岐伝動機構のメンテナンス作業が行い易いものになる。
本発明においては、前記分岐伝動機構における分岐動力出力軸から前記刈取変速装置における変速入力軸に動力を伝達する入力用伝動機構が備えられ、前記分岐動力出力軸が前記刈取変速装置の下方側に位置していると好適である。
本構成によれば、入力用伝動機構を介して下方側に位置する分岐動力出力軸から上方側に位置する刈取変速装置に動力が伝達される。又、刈取変速装置から機体前部側に位置する刈取部に動力が伝達されることになる。例えば、分岐動力出力軸が刈取変速装置と同じ高さで入力用伝動機構が前後方向に動力を伝える構成であれば、刈取部に対する伝動機構が前後方向に大型化する不利がある。これに対して上記構成であれば、機体前後方向での伝動機構のコンパクト化を図り易い利点がある。
本発明においては、前記刈取部にて刈り取られた穀稈に対する脱穀処理及び脱穀処理物に対する穀粒選別処理を実行する脱穀装置が備えられ、前記横向き伝動軸が前記脱穀装置よりも機体前方側に位置していると好適である。
本構成によれば、横向き伝動軸が、オイルタンクの機体後方側であって且つ脱穀装置よりも機体前方側に位置することになる。つまり、オイルタンクと脱穀装置との間に形成される空間を利用して、機体横幅方向に沿って延びる横向き伝動軸を合理的に配備することができる。
本発明においては、前記刈取変速装置が、前記横向き伝動軸よりも機体前方側に位置する状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、横向き伝動軸から動力が刈取変速装置に伝達されるが、刈取変速装置が横向き伝動軸よりも機体前方側に位置するので、例えば、大型の装置である脱穀装置と干渉しない配置にさせやすいものとなり、横向き伝動軸と刈取変速装置とを伝動機構を介して良好に連動連結することができる。
本発明においては、前記横向き伝動軸が前記オイルタンクの機体後方側に位置する状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、エンジンの動力を刈取変速装置に対して伝達するための横向き伝動軸を、大型のオイルタンクの機体後方側に形成される空間を有効利用して良好に配備することができる。
本発明においては、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部と、駆動用のエンジンと、前記エンジンからの動力を変速して前記刈取部に伝達する刈取変速装置とが備えられ、
前記エンジンが機体横幅方向一方側寄りの箇所に位置し、前記刈取変速装置が機体横幅方向他方側寄りの箇所に位置し、
作動油を貯留するオイルタンクが、前記エンジンと機体横幅方向に並ぶ状態で備えられ、前記刈取変速装置が、前記オイルタンクに対して前記エンジンとは反対側に位置する状態で備えられ、
前記刈取部の刈取入力軸が、前記刈取変速装置の変速出力軸よりも機体前方側に位置していると好適である。
本構成によれば、駆動用のエンジンからの動力が刈取変速装置にて変速されて刈取部に伝達される。刈取変速装置により変速した出力にて刈取部を駆動することにより、機体走行速度に対して刈取部の駆動速度を変更調整することができる。その結果、作物の種類や作物の倒伏状態の違い等にかかわらず適切な刈取作業を行うことが可能となる。
そして、エンジンが機体横幅方向一方側寄りの箇所に位置し、刈取変速装置が機体横幅方向他方側寄りの箇所に位置している。つまり、刈取変速装置はエンジンの配置位置に対して機体横幅方向反対側の端部側箇所に配備されることになり、刈取変速装置だけでなく、エンジンの動力を刈取変速装置に伝達する伝動機構や刈取変速装置の変速後の動力を刈取部に伝達する伝動機構等も合わせて、エンジンの配置位置に対して機体横幅方向反対側の端部側箇所に備えられることになる。
その結果、機体横側外方側から刈取変速装置に対する伝動機構等のメンテナンス作業を行う場合、刈取変速装置に対する伝動機構が作業者に近い箇所に位置しているので、作業者はメンテナンス対象位置まで容易に手を近づけることができ、煩わしさのない状態で作業を行うことができる。従って、メンテナンス作業が行い易いコンバインを提供できるに至った。
又、本構成によれば、オイルタンクに対して機体横幅方向一方側にエンジンが位置し、オイルタンクに対して機体横幅方向他方側に刈取変速装置が位置することになる。
このような配備構成であれば、オイルタンクをエンジンに近づけて配置させることができ、エンジンにて駆動される作動油ポンプによる作動油の供給を良好に行うことが可能となる。又、刈取変速装置をオイルタンクに近づけて配置させることができ、刈取変速装置を油圧操作式に構成するものでは、刈取変速装置に対する作動油の給排を良好に行うことが可能となる。
さらに、本構成によれば、刈取入力軸が変速出力軸よりも機体前方側に位置しているので、刈取入力軸を、機体前部に位置する刈取部の被駆動箇所に対してできるだけ近い位置に備えることができ、伝動経路を短くして伝動構造のコンパクト化を図り易いものとなる。
前記出力用伝動機構を前記伝動状態から前記非伝動状態に切り換えるための手動操作具が備えられていると好適である。
前記エンジンが機体横幅方向一方側寄りの箇所に位置し、前記刈取変速装置が機体横幅方向他方側寄りの箇所に位置し、
前記刈取部が、刈取作業用の作用位置と機体前方横外方に向けて移動して機体前部を開放するメンテナンス位置とにわたり、縦軸芯周りで揺動可能に機体側の支持フレーム体に支持され、
前記刈取変速装置が、前記支持フレーム体の機体後方に位置する状態で備えられていると好適である。
そして、エンジンが機体横幅方向一方側寄りの箇所に位置し、刈取変速装置が機体横幅方向他方側寄りの箇所に位置している。つまり、刈取変速装置はエンジンの配置位置に対して機体横幅方向反対側の端部側箇所に配備されることになり、刈取変速装置だけでなく、エンジンの動力を刈取変速装置に伝達する伝動機構や刈取変速装置の変速後の動力を刈取部に伝達する伝動機構等も合わせて、エンジンの配置位置に対して機体横幅方向反対側の端部側箇所に備えられることになる。
その結果、機体横側外方側から刈取変速装置に対する伝動機構等のメンテナンス作業を行う場合、刈取変速装置に対する伝動機構が作業者に近い箇所に位置しているので、作業者はメンテナンス対象位置まで容易に手を近づけることができ、煩わしさのない状態で作業を行うことができる。従って、メンテナンス作業が行い易いコンバインを提供できるに至った。
又、本構成によれば、刈取作業を行うときや移動走行中等においては、刈取部は刈取作業用の作用位置に位置している。又、刈取部の内部や機体内部のメンテナンス作業を行うときは、刈取部を縦軸芯周りで揺動させてメンテナンス位置に切り換える。このことにより、刈取部が機体前方横外方に向けて移動して機体前部が開放されるので、作業が行い易いものになる。
図1及び図3に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部に横軸芯X周りで昇降操作自在に刈取部3が連結され、走行機体2の後部に機体横幅方向に並べる状態で脱穀装置4と穀粒タンク5とが備えられている。又、走行機体2の前部右側箇所にキャビンにて覆われた搭乗運転部6が備えられ、この搭乗運転部6の下方側に駆動用のエンジン7が備えられている。
刈取部3の支持構造について説明する。
図3及び図11に示すように、前後向き筒状フレーム12の後端部が横向き姿勢の横向き筒状フレーム18に一体的に連結固定されており、この横向き筒状フレーム18は、機体側に設けられた左右一対の受止め保持部19,20により横軸芯X周りに回動自在に受止め支持されている。従って、刈取部3が横軸芯X周りで昇降操作自在に走行機体2に支持されることになる。
すなわち、図10、図11及び図13に示すように、機体フレーム21における回動支持部29の下方に対応する箇所に収納空間の底面を形成する底部フレーム体21Bが備えられ、この底部フレーム体21Bに固定立設された平面視L字形の固定ブラケット34に対して、回動支持部29の前面部29aと左側面部29bとが前後方向並びに左右方向に沿ってボルト35で締結固定されている。
図12に示すように、左側の受止め保持部19は、回動基台部38に固定されている固定側受け部材41と、この固定側受け部材41に対して上下に重なる閉状態と外方に開放される開放状態とに揺動開閉自在に支持された回動側押え部材42とで構成されている。そして、固定側受け部材41と回動側押え部材42との間に横向き筒状フレーム18を位置させて回動側押え部材42を閉状態に切り換えてボルト43にて固定することにより、横向き筒状フレーム18を横軸芯X周りで支持軸36と一体回動が可能な状態で挟み込み保持する。
但し、このとき、後述する動力伝達用の伝動ベルト107は取り外す必要がある。又、図示しないが、油圧シリンダ22に代えて刈取部3全体の上下位置を所定位置に保持するために、回動基台部38あるいは横向き筒状フレーム18を支持する位置保持部が別途備えられている。
次に、エンジン7の動力をクローラ走行装置1に伝達する走行用伝動構造について説明する。
図7に示すように、搭乗運転部6の下方に配備されたエンジン7の動力が、エンジン7の出力軸7aからベルト式伝動機構47を介してミッションケース49に伝達される。ミッションケース49内には、図示しないが、走行駆動用の静油圧式無段変速装置(HST)と旋回用伝動機構が備えられている。そして、このミッションケース49から左右のクローラ走行装置1に走行用の動力が伝達される。
次に、エンジン7の動力を刈取部3に伝達する刈取用伝動構造について説明する。
図6に示すように、エンジン7の動力が、出力軸7aからベルト伝動機構62及び横向き伝動軸63を介して分岐伝動機構64に伝達され、その分岐伝動機構64により、脱穀装置4と、刈取変速装置としての刈取駆動用の静油圧式無段変速装置(HST)(刈取用HSTと略称する)65とに分岐伝達される構成となっている。ベルト伝動機構62は、エンジン側のプーリ62Aと従動側のプーリ62Bとに亘って3本の伝動ベルト62Cが巻回されて構成されている。
次に、供給搬送装置17の支持構造について説明する。
図17に示すように、供給搬送装置17は、駆動スプロケット120及び2つの案内輪体121,122にわたって無端回動帯としての無端回動チェーンからなる突起付きの搬送チェーン123が巻回張設されている。さらに、搬送チェーン123の外周部に作用する外周側の案内輪体124を備えて、駆動スプロケット120による巻き掛け長さを長くするようにしている。この供給搬送装置17は、駆動スプロケット120に伝達される回転動力により搬送チェーン123を回転することにより、刈取穀稈を脱穀フィードチェーン10に向けて係止搬送するように構成されている。
(1)供給搬送装置17の支持構造として、上記実施形態の構成に代えて、次のように構成するものでもよい。
説明を加えると、図21及び図22に示すように、固定用連結部材166の他端側は、機体横幅方向に向けて延びる状態で配備され、この固定用連結部材166の他端側に、夫々、板材を機体前後方向視でL字形に折り曲げ形成された第1ブラケット167及び第2ブラケット168が異なる箇所に連結固定されている。
従って、この実施形態では、供給搬送装置17は位置固定状態で機体に取付けられる構成となっている。
すなわち、刈取入力軸103の外周側を覆う筒状ケース177が、刈取入力軸103における左側(機体横幅方向の他方側の一例)の端部の外周側を覆う端部側ケース部178、と、刈取入力軸103における左側端部よりも機体横幅方向内方側の外周側を覆うケース本体部としての横向き筒状フレーム18と、端部側ケース部178と横向き筒状フレーム18との間において刈取入力軸103の周方向に沿って分散配置され、端部側ケース部178と横向き筒状フレーム18とを連結する複数の連結体179とを備えて構成されている。
すなわち、駆動チェーン176が通過する開口は、隣り合う連結体179同士が離間して配置されることにより形成されることになる。
すなわち、刈取入力軸103の軸端に取付けられるボルト189、及び、端部側ケース部178と3つの連結体179とを連結する3個のボルト186を夫々、取り外すと、従動側伝動プーリ106と端部側ケース部178とを、ベアリング184を含めて一体的に刈取入力軸103から抜き取ることができる。又、逆の操作により取付けることもできる。
又、このような分岐伝動機構64を備えることなく、エンジン7の動力を刈取用HST65に伝達する伝動系と、エンジン7の動力を脱穀装置4に伝達する伝動系とを独立して設ける構成でもよい。
4 脱穀装置
7 エンジン
23 オイルタンク
29 支持フレーム体
63 横向き伝動軸
64 分岐伝動機構
65 刈取変速装置
83 分岐動力出力軸
90 変速入力軸
91 入力用伝動機構
102 変速出力軸
103 刈取入力軸
104 出力用伝動機構
107 伝動ベルト
115 手動操作具
Y 縦軸芯
Claims (14)
- 植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部と、駆動用のエンジンと、前記エンジンからの動力を変速して前記刈取部に伝達する刈取変速装置とが備えられ、
前記エンジンが機体横幅方向一方側寄りの箇所に位置し、前記刈取変速装置が機体横幅方向他方側寄りの箇所に位置し、
作動油を貯留するオイルタンクが、前記エンジンと機体横幅方向に並ぶ状態で備えられ、前記刈取変速装置が、前記オイルタンクに対して前記エンジンとは反対側に位置する状態で備えられ、
前記エンジンの動力を前記刈取変速装置に伝達する横向き伝動軸が機体横幅方向に沿って延びる状態で備えられ、
前記刈取部にて刈り取られた穀稈に対する脱穀処理及び脱穀処理物に対する穀粒選別処理を実行する脱穀装置が備えられ、
前記横向き伝動軸を介して伝達される前記エンジンの動力を前記刈取変速装置と前記脱穀装置とに分岐伝達する分岐伝動機構が、前記オイルタンクに対して機体横幅方向他方側に位置する状態で備えられているコンバイン。 - 前記分岐伝動機構における分岐動力出力軸から前記刈取変速装置における変速入力軸に動力を伝達する入力用伝動機構が備えられ、前記分岐動力出力軸が前記刈取変速装置の下方側に位置している請求項1に記載のコンバイン。
- 前記刈取部にて刈り取られた穀稈に対する脱穀処理及び脱穀処理物に対する穀粒選別処理を実行する脱穀装置が備えられ、
前記横向き伝動軸が前記脱穀装置よりも機体前方側に位置している請求項1又は2に記載のコンバイン。 - 前記刈取変速装置が、前記横向き伝動軸よりも機体前方側に位置する状態で備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記横向き伝動軸が前記オイルタンクの機体後方側に位置する状態で備えられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部と、駆動用のエンジンと、前記エンジンからの動力を変速して前記刈取部に伝達する刈取変速装置とが備えられ、
前記エンジンが機体横幅方向一方側寄りの箇所に位置し、前記刈取変速装置が機体横幅方向他方側寄りの箇所に位置し、
作動油を貯留するオイルタンクが、前記エンジンと機体横幅方向に並ぶ状態で備えられ、前記刈取変速装置が、前記オイルタンクに対して前記エンジンとは反対側に位置する状態で備えられ、
前記刈取部の刈取入力軸が、前記刈取変速装置の変速出力軸よりも機体前方側に位置しているコンバイン。 - 前記刈取変速装置が、前記オイルタンクの上に位置している請求項1〜6のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記刈取変速装置が、前記オイルタンクの後部の上方に位置している請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記刈取変速装置が、前記オイルタンクの側壁に支持されている請求項1〜8のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記刈取変速装置の変速出力軸から前記刈取部の刈取入力軸に動力を伝達する出力用伝動機構が、前記オイルタンクに対して機体横幅方向における前記刈取変速装置と同じ側に備えられている請求項1〜9のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記出力用伝動機構が、前記オイルタンクの機体横幅方向他方側の外側面に備えられている請求項10に記載のコンバイン。
- 前記出力用伝動機構が、伝動ベルトにて動力を伝達するように構成され、且つ、前記伝動ベルトに緊張力が付与される伝動状態と、前記緊張力の付与が解除される非伝動状態とに切り換え自在に構成され、
前記出力用伝動機構を前記伝動状態から前記非伝動状態に切り換えるための手動操作具が備えられている請求項10又は11に記載のコンバイン。 - 前記手動操作具が、前記オイルタンクの機体横幅方向他方側の外側面に備えられている請求項12に記載のコンバイン。
- 植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取部と、駆動用のエンジンと、前記エンジンからの動力を変速して前記刈取部に伝達する刈取変速装置とが備えられ、
前記エンジンが機体横幅方向一方側寄りの箇所に位置し、前記刈取変速装置が機体横幅方向他方側寄りの箇所に位置し、
前記刈取部が、刈取作業用の作用位置と機体前方横外方に向けて移動して機体前部を開放するメンテナンス位置とにわたり、縦軸芯周りで揺動可能に機体側の支持フレーム体に支持され、
前記刈取変速装置が、前記支持フレーム体の機体後方に位置する状態で備えられているコンバイン。
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