JP2019122351A - 収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】扱胴変速装置を取り付けるための支持フレームを、比較的構造簡単、かつ軽量化し易くした収穫機を提供する。【解決手段】刈取部と、脱穀装置と、刈り取られた作物を脱穀装置に供給する搬送部と、エンジンからの動力を変速して脱穀装置の扱胴駆動部へ出力する扱胴変速装置32と、が備えられ、扱胴変速装置32の外装ケース32Aが半割可能に構成され、外装ケース32Aが、半割可能箇所の両側に位置する支持フレーム60によって両側から挟み込まれた状態に支持されている。【選択図】図8

Description

本発明は、走行機体の前方に設けられ、圃場の作物を刈取る刈取部と、走行機体の機体フレーム上に配設された脱穀装置と、刈取部によって刈り取られた作物を脱穀装置に供給する搬送部と、が備えられた収穫機に関する。
この種の収穫機としては、例えば特許文献1に示されるコンバインがある。このコンバインでは、エンジンの動力が伝動ベルトを介して扱胴変速装置(特許文献1では伝動ケース)の入力軸に伝達され、扱胴変速装置の出力軸の動力が伝動ベルト及び伝動軸を介して扱胴の入力軸に伝達される。
このような扱胴変速装置を備えると、性状や品種などが異なる作物を収穫する場合、あるいは、脱穀装置に供給される作物の量が変化する場合でも、扱胴の駆動速度を変更することによって、扱き残しなどが生じ難い状況で脱穀作業を行うことができる。
特許第3907596号公報
上記の特許文献1で示されたコンバインでは、扱胴変速装置を設ける位置が、脱穀装置の前部とグレンタンクの前部の間であることが示されている。しかしながら、その位置に扱胴変速装置を設けるにあたって、具体的にどのよう構造を用いて走行機体に取り付けたものであるのかに関する記載がない。
一般的には、扱胴変速装置を走行機体に設置するにあたっては、搭載台となる部材を機体フレーム上に固定して、その搭載台に扱胴変速装置を搭載し、扱胴変速装置の下部を搭載台に固定すること等が行われている。
このような搭載台を用いて扱胴変速装置を設置することは勿論可能である。しかし扱胴変速装置には、扱胴変速装置の入出力軸に備えた伝動プーリや伝動ベルトを介してかなり大きな外力が作用することもある。例えば、伝動ベルトに作用する負荷が大きいと、その伝動ベルトが巻回された伝動プーリや入出力軸等を介して扱胴変速装置を倒伏させる方向の外力として作用することがある。この外力は、扱胴変速装置の下部と搭載台との連結箇所に集中的に作用する傾向があるため、扱胴変速装置自体や搭載台の連結部分等を頑丈な構造とすることが要望され、全体として大掛かりな構造となり易い点で改善の余地がある。
本発明は、扱胴変速装置を取り付けるための支持フレームを、比較的構造簡単、かつ軽量化し易くした収穫機を提供しようとするものである。
本発明による収穫機は、走行機体の前方に位置して圃場の作物を刈取る刈取部と、前記走行機体の機体フレーム上に配設された脱穀装置と、前記刈取部で刈り取られた作物を前記脱穀装置に供給する搬送部と、エンジンからの動力を変速して前記脱穀装置の扱胴駆動部へ出力する扱胴変速装置と、が備えられ、前記扱胴変速装置の外装ケースが半割可能に構成され、前記外装ケースが、半割可能箇所の両側に位置する支持フレームによって両側から挟み込まれた状態に支持されている。
本構成によると、扱胴変速装置の外装ケースの下部を走行機体側に連結するのではなく、外装ケースを両側から挟み込んだ状態に支持する支持フレームが採用されている。
したがって、伝動ベルト等を介して外装ケースに作用する外力に対して、支持フレーム側でも抗力を有した状態で外装ケースを効果的に支持し得る。つまり、支持フレームは外装ケースの下部だけを支持するのではなく、外装ケースの両側に位置した状態で支持している。このため、外装ケースを倒伏させる方向へ作用する伝動ベルトの作用力なども効果的に抑制することができ、外装ケースの下部を搭載台に連結した場合のように、連結箇所に外力が集中的に作用することを避けられる。その結果、外装ケース自体や支持フレームの要求強度を必要以上に高めることなく、簡素化及び軽量化を図り得る。
また、支持フレームは、外装ケースにおける半割可能箇所の両側に位置しているので、外装ケースに割り方向への外力が作用した場合にも効果的に抗することができる。
上記構成において、前記支持フレームは、前記外装ケースの両側位置で起立する起立脚部と、その両側の起立脚部同士にわたる横架繋ぎ部を備えていると好適である。
本構成によれば、外装ケースの両側位置で起立する起立脚部同士が横架繋ぎ部で一体化されているので、一体化による強度向上を図ることができるとともに、両側の起立脚部同士の遠近方向での相対移動を規制して、外装ケースの支持をより強固に行うことができる。
上記構成において、前記支持フレームは、前記外装ケースの一方側に位置する一方の分割フレーム体と、前記外装ケースの他方側に位置する他方の分割フレーム体と、の組み合わせで構成されていると好適である。
本構成によると、支持フレームが、一方の分割フレーム体と、他方の分割フレーム体と、の組み合わせで構成されているので、支持フレームの全体を一連の部材で構成する場合に比べて、支持フレーム全体の小型化を図り得る。また、外装ケースが複雑な形状のものであっても、その外装ケースに対する支持フレームの取り付け、取り外しを比較的容易に行い易い。
上記構成において、前記外装ケースの外周部に連結用ボルト孔が形成され、前記支持フレームに形成された連結用の貫通孔を通して、前記外装ケースが前記支持フレームにボルト連結されていると好適である。
本構成によると、外装ケース自体に連結用ボルト孔を形成してあるので、その連結用ボルト孔を、一端側が支持フレームに形成された連結用の貫通孔を通る連結ボルトの他端側における連結対象として用いることができる。これにより、支持フレームに対する外装ケースの連結構造を簡素化し易く、かつ強固な連結構造を得易いものである。
上記構成において、前記支持フレームは、前記外装ケースの両側位置で起立する起立脚部と、その両側の起立脚部同士にわたる横架繋ぎ部を備え、前記横架繋ぎ部が、前記起立脚部の上部同士を繋ぐ上部繋ぎ板と、前記起立脚部の下部同士を繋ぐ下部繋ぎ板と、を備えたものであり、前記上部繋ぎ板の板面が前記下部繋ぎ板の板面の延長方向に対して交差する方向に向けられていると好適である。
本構成によると、上部繋ぎ板の板面が下部繋ぎ板の板面の延長方向に対して交差する方向に向けられているので、単なる同一平面上に上部繋ぎ板と下部繋ぎ板が並ぶような構造に比べ、より立体的な構造となり、支持フレーム自体の強度向上を図ることができる。
上記構成において、前記上部繋ぎ板は前記外装ケースを上側から覆う傾斜姿勢で前記支持フレームに取り付けられ、かつ前記起立脚部に対して着脱可能に構成されていると好適である。
本構成によると、外装ケースを上側から覆う傾斜姿勢の上部繋ぎ板を用いて外装ケースの上方側における保護及び強度向上を図り得るものでありながら、その上部繋ぎ板を起立脚部に対して着脱可能にしているので、この上部繋ぎ板を外した状態で、外装ケースを上方側へ引き出したり、落とし込む操作を行うことができ、組付け分解作業の際の便宜を図ることができる。
上記構成において、前記扱胴駆動部が前記脱穀装置の前部に設けられ、前記支持フレームは、前記脱穀装置の前方位置で前記機体フレームに立設されていると好適である。
本構成によると、支持フレームを脱穀装置の前方位置に設けることで、扱胴駆動部に近い位置に扱胴変速装置を位置させて伝動構造のコンパクト化を図り易い。そして、支持フレームを強度メンバーである機体フレームに立設させることで、支持フレーム自体の取り付けも強固に行い易い。
コンバインの全体を示す左側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 動力伝達系統を示す線図である。 扱胴変速装置の配設部及び動力伝達構造を示す左側面図である。 扱胴変速装置の配設部及び動力伝達構造を示す正面図である。 扱胴変速装置の配設部及び動力伝達構造を示す平面図である。 扱胴変速装置及び支持フレームを示す分解斜視図である。 扱胴変速装置を支持する支持フレームの側面視における断面図である。 変速操作レバーの操作位置ラベルを示す側面図である。 平面視における支持フレームの別実施形態を示す概略説明図である。 平面視における支持フレームの別実施形態を示す概略説明図である。 平面視における支持フレームの別実施形態を示す概略説明図である。 平面視における支持フレームの別実施形態を示す概略説明図である。 平面視における支持フレームの別実施形態を示す概略説明図である。 平面視における支持フレームの別実施形態を示す概略説明図である。 平面視における支持フレームの別実施形態を示す概略説明図である。
以下、本発明の実施の形態を収穫機の一例であるコンバインに適用した場合について、図面に基づいて説明する。図1は、コンバインの全体を示す左側面図である。図2は、コンバインの全体を示す平面図である。図1,2に示す[F]の方向が、作業走行時における前進方向に相当する走行機体1の前方向、[B]の方向が走行機体1の後方向、図2に示す[L]の方向が走行機体1の左方向、[R]の方向が走行機体1の右方向と定義する。
〔全体構成について〕
図1,2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置2が装備された走行機体1を備えている。走行機体1の前部における右側部位に運転部3が形成されている。運転部3に運転座席4が設けられている。運転部3は、キャビン5によって覆われている。走行機体1の後部に脱穀装置6、及び、脱穀物タンク7が設けられている。
脱穀装置6と脱穀物タンク7とは、脱穀物タンク7が運転部3の後側に位置する状態で走行機体1の横幅方向に並んでいる。脱穀装置6の後部に排ワラ細断装置8が装備されている。
走行機体1の前部における脱穀装置側の部位から刈取り搬送装置9が前方向きに延出されている。刈取り搬送装置9には、走行機体1から前方へ上下揺動操作可能に延出された搬送部10と、その搬送部10の前端部に連結された刈取部11が備えられている。刈取部11は、搬送部10が昇降シリンダ12の伸縮操作によって揺動作動し、下降作業状態と上昇非作業状態とにわたって上下位置変更可能であるように構成されている。
コンバインにおいては、刈取部11を下降作業状態に下降させ、この状態で走行機体1を走行させることにより、作物としての稲、麦、大豆などの収穫作業を行なえる。
すなわち、刈取部11において、圃場の植立穀稈のうち、走行機体の前方に位置する植立穀稈の穂先側が回転リール13によって後方に掻き込まれつつ、植立穀稈の株元側が刈取装置14によって切断され、作物としての植立穀稈の刈取りが行われる。刈取り穀稈の株元から穂先までの全体がオーガ15によって搬送部10へ搬送される。搬送部10に送り込まれた刈取穀稈が後方へ搬送されて脱穀装置6に供給される。脱穀装置6では、供給さされた刈取り穀稈が扱胴6aによって脱穀処理されたのち、脱穀粒を塵埃と選別する選別処理が行われる。脱穀処理後の排ワラは排ワラ細断装置8に送り込まれて細断処理される。細断ワラは、排ワラ細断装置8の下部に備えた排出口カバー8aに案内されて走行機体1の後方へ排出される。選別処理後の脱穀粒は、揚穀装置16によって脱穀物タンク7に供給され、貯留される。脱穀物タンク7に貯留された脱穀粒は、脱穀物排出装置17によって脱穀物タンク7から取出すことができる。
図1,2に示すように、脱穀装置6の前方箇所における機体フレーム1a上に梯子18が立設されている。この梯子18を利用して脱穀装置6の上にあがることが可能になっている。梯子18の手摺りに相当する縦枠部分18aは、脱穀装置6を走行機体横外側から覆う外側カバー19の前端縁の傾斜に沿って傾斜している。梯子18の上端は、外側カバー19の上端と同じ又はほぼ同じ高さ位置に位置している。
梯子18から支持部材20が延出され、支持部材20の延出端部にバックミラー21が支持されている。支持部材20は、梯子18に揺動操作可能に支持されている。梯子18を使用するとき、支持部材20を揺動操作することにより、支持部材20及びバックミラー21を梯子18から離すことができる。梯子18の上部と支柱部材22とが補強部材23によって連結されている。支柱部材22は、脱穀装置6の前側に設けられ、脱穀物排出装置17のうちの横コンベヤ部17aを格納姿勢で支持するように構成されている。梯子18は、横コンベヤ部17aを支持するべく高い剛性を有する支柱部材22によって補強部材23を介して支持され、揺れ動き難いようにしっかり支持される。これにより、バックミラー21の揺れ動きが生じにくい。
〔動力伝達構造について〕
運転座席4の下方にエンジン25(図3参照)が設けられている。エンジン25は、出力軸25a(図3参照)が走行機体1の横幅方向に延びる搭載姿勢で走行機体1の右横側部に設けられている。エンジン25の動力が図3に示す動力伝達構造によってクローラ走行装置2、脱穀装置6における扱胴6a及び選別部6bなどに伝達される。
図3に示すように、エンジン25の出力軸25aの動力が走行系ベルト伝達機構26を介して走行ミッション27に入力され、走行ミッション27から左右のクローラ走行装置2の駆動輪体2aに出力される。走行ミッション27においては、エンジン25からの動力が静油圧式無段変速部27aに入力され、静油圧式無段変速部27aによって変速された動力が副変速部(図示せず)を介して分配ミッション(図示せず)に伝達され、分配ミッションから左右の駆動輪体2aに出力される。
エンジン25の出力軸25aの動力がベルト伝達機構28を介して脱穀物タンク7の底スクリュー29に伝達され、底スクリュー29から脱穀物排出装置17の縦コンベヤ部17b及び横コンベヤ部17aに伝達される。
エンジン25の出力軸25aの動力がベルト伝達機構30aを介して選別部6bにおける唐箕31の回転支軸31aに伝達され、回転支軸31aからベルト伝達機構30bを介して扱胴変速装置32の入力軸32aに伝達される。扱胴変速装置32の出力軸32bの動力がベルト伝達機構33を介して扱胴駆動部34の入力軸34aに伝達される。
扱胴変速装置32には、入力軸32aの回転速度を、高、中、低速の3段階に変速して出力軸32bに伝達するギヤ変速機構35が備えられている。ギヤ変速機構35については後述する。
扱胴変速装置32の入力軸32aの動力がベルト伝達機構36を介して選別部6bの一番スクリューコンベヤ37及び二番スクリューコンベヤ38に伝達される。一番スクリューコンベヤ37の動力が揚穀装置16のバケットコンベヤ部16a及びスクリューコンベヤ部16bに伝達される。ベルト伝達機構36の動力がカウンター軸39及びベルト伝達機構40を介して選別部6bの揺動選別装置41に伝達される。二番スクリューコンベヤ38の動力がチェーン伝達機構54を介して還元装置55に伝達される。還元装置55は、二番スクリューコンベヤ38からの未処理粒を揺動選別装置41に還元するものである。唐箕31の回転支軸31aの動力がベルト伝達機構42、カウンター軸43及びベルト伝達機構44を介して排ワラ細断装置8の回転刃8bに伝達される。一番スクリューコンベヤ37、二番スクリューコンベヤ38、揺動選別装置41及び回転刃8bは、扱胴変速装置32による扱胴6aの変速にかかわらず、一定の回転速度で駆動される。
扱胴変速装置32の入力軸32aと、搬送部10の駆動軸10aにおける一端側部分とにわたって正回転伝達のベルト伝達機構45が設けられている。扱胴駆動部34の逆転出力軸34bと駆動軸10aの他端側部分とにわたって逆回転伝達のベルト伝達機構46が設けられている。逆転出力軸34bは、ベベルギヤ機構34cを介し入力軸34aに連動連結され、入力軸34aの回転方向とは逆の回転方向に駆動される。
正回転伝達のベルト伝達機構45が張り側に操作されて伝達入り状態に切り換えられ、逆回転伝達のベルト伝達機構46が緩み側に操作されて伝達切り状態に切り換えられることにより、入力軸32aの動力が正回転伝達のベルト伝達機構45を介して駆動軸10aに伝達され、搬送部10が搬送方向に駆動される。このとき、搬送部10は、扱胴変速装置32による扱胴6aの変速にかかわらず、一定の回転速度で駆動される。正回転伝達のベルト伝達機構45が緩み側に操作されて伝達切り状態に切り換えられ、逆回転伝達のベルト伝達機構46が張り側に操作されて伝達入り状態に切り換えられることにより、出力軸32bの動力がベベルギヤ機構34c、逆転出力軸34b及び逆回転伝達のベルト伝達機構46を介して駆動軸10aに伝達され、搬送部10が搬送回転方向とは逆回転方向に駆動される。
搬送部10の駆動軸10aの動力がチェーン伝達機構47を介して、刈取部11の背後に位置する刈取部11の入力軸11aに伝達される。図3における符号48は、運転部空調に用いるコンプレッサーを示している。
〔扱胴変速装置について〕
図4,5,6に示すように、扱胴変速装置32は、脱穀装置6の前方かつ搬送部10の下方の箇所において、機体フレーム1aよりも高い位置に設けられている。扱胴変速装置32は、脱穀装置6のうちの唐箕31の前方に設けられている。機体フレーム1a上に支持フレーム60が立設されており、この支持フレーム60を介して扱胴変速装置32が機体フレーム1aよりも高い位置に設けられている。
扱胴変速装置32は、外装ケース32Aにギヤ変速機構35が内装されたものである。
図3に示されているように、ギヤ変速機構35は、出力軸32bにスライド操作可能で、出力軸32bと一体回転可能に設けられたシフトギヤ35aを備えている。出力軸32bには、シフトギヤ35aのスライド方向の両側で対向する2つの伝動ギヤ35b,35cが、出力軸32bに相対回転可能に設けられている。
シフトギヤ35aには、その径方向で外周面同士が対向する1つの伝動ギヤ35dが、中間軸32cに一体回転可能に取り付けられている。
中間軸32cには、出力軸32b側の2つの伝動ギヤ35b,35cに対して常時噛合する中継ギヤも一体回転可能に取り付けられている。中継ギヤには、入力軸32aに一体回転可能に設けてある入力ギヤが常時噛合している。
このように構成されたギヤ変速機構35では、外装ケース32Aの前端部に設けた変速操作レバー32B(変速操作部に相当する)を、前後方向の揺動軸心p1(図5参照)周りで揺動操作することにより、シフトギヤ35aをスライド操作可能に構成してある。シフトギヤ35aは、スライド方向の両面と、外周部と、のそれぞれに噛合部を備えている。シフトギヤ35aのスライド方向で対向する位置の2つの伝動ギヤ35b,35cにも、スライド方向の対向面と、外周部と、のそれぞれに噛合部が備えられている。
したがって、変速操作レバー32Bを揺動軸心p1周りで一方向に揺動操作すると、シフトギヤ35aのスライド方向における一方側の噛合部が、シフトギヤ35aのスライド方向で対向する2つの伝動ギヤ35b,35cのうちの、一方側の伝動ギヤ35bの対向面に形成された噛合部と噛合する。
変速操作レバー32Bを揺動軸心p1周りで他方向に揺動操作すると、シフトギヤ35aのスライド方向における他方側の噛合部が、シフトギヤ35aのスライド方向で対向する他方側の伝動ギヤ35bの対向面に形成された噛合部と噛合する。
変速操作レバー32Bを揺動軸心p1周りでの中間部位置に位置させると、シフトギヤ35aの径方向で外周面同士が対向する伝動ギヤ35dと噛合する。
上記のように変速操作レバー32Bを揺動操作することにより、シフトギヤ35aが3つの伝動ギヤ35b,35c,35dに択一的に係合して、出力軸32bの回転速度を、高、中、低速の3段階の変速駆動状態に切り換える。このようにして変速された動力が扱胴駆動部34に伝達される。つまり、扱胴6aの回転速度を扱胴変速装置32によって3段階に変更できる。
扱胴変速装置32は、走行機体1の左側の横側部に配置され、走行機体1の両横側部のうち、エンジン25が位置する側と反対側の横側部に位置している。本実施形態では、扱胴変速装置32は、左側の横側部に配置されているが、エンジン25が左側の横側部に設けられる場合、右側の横側部に配置するとよい。扱胴変速装置32の変速操作レバー32Bは、扱胴変速装置32の前部において、前方に向けて突出されている。本実施形態では、変速操作レバー32Bは、上下揺動操作可能に設けられているが、左右揺動可能な変速操作部、あるいは、上下方向又は左右方向にスライド操作可能な変速操作部を採用してもよい。
図4,5に示すように、扱胴変速装置32は、入力軸32aが出力軸32bより上方に位置するよう構成されている。入力軸32aに相対回転不能に支持され、唐箕31からの動力を入力する入力プーリ52は、出力軸32bに相対回転不能に支持され、扱胴駆動部34へ出力する出力プーリ53の外径より大きい外径を備えている。搬送部10は、駆動軸10aが扱胴変速装置32の上方に位置するよう構成されている。扱胴駆動部34は、扱胴変速装置32の上方に位置する配置で脱穀装置6の前部に支持されている。図4,5,6に示すように、出力軸32bと扱胴駆動部34とを連係する伝動系としての扱胴用のベルト伝達機構33は、入力軸32aと駆動軸10aと連係する伝動系としての搬送部用のベルト伝達機構45よりも走行機体横外側に配置されている。ベルト伝達機構33のベルト交換は、ベルト伝達機構45のベルト交換よりも走行機体横外側から行ないやすい。
〔外側カバーについて〕
図1に示すように、脱穀装置6を走行機体横外側から覆う外側カバー19は、5つの分割外側カバー50によって構成されている。各分割外側カバー50は、脱穀装置6の横側壁部に設けられた支持部(図示せず)に脱着可能に支持され、脱穀装置6を開放する開き状態と、脱穀装置6を覆う閉じ状態とに脱着によって切換え可能になっている。図4,5,6に示すように、5つの分割外側カバー50のうち、外側カバー19の前下部を構成する前下部カバー部分50aの前端部に、走行機体横内側に向かって延びる前横向きカバー部分51が備えられている。
図6に実線で示すように、前下部カバー部分50aを閉じ状態にすると、扱胴変速装置32が前下部カバー部分50aによって走行機体横外側から覆われ、かつ、変速操作レバー32Bが前横向きカバー部分51によって前側から覆われる。扱胴変速装置32及び変速操作レバー32Bを、前下部カバー部分50a及び前横向きカバー部分51によって保護できる。
扱胴6aの変速を行なう場合、図6に二点鎖線で示すように、前下部カバー部分50aを開き状態にする。これにより、扱胴変速装置32の前下部カバー部分50aによる覆いが解除され、かつ、変速操作レバー32Bの前横向きカバー部分51による覆いが解除される。その結果、扱胴変速装置32及び変速操作レバー32Bが走行機体横外側に向けて、かつ、走行機体前方に向けて開放される。
この状態では、搬送部10が扱胴変速装置32よりも上側に位置し、脱穀装置6が扱胴変速装置32よりも後側に位置し、機体フレーム1aが扱胴変速装置32よりも下側に位置しており、搬送部10、脱穀装置6及び機体フレーム1aが変速操作の障害になりにくく、扱胴変速装置32を走行機体横外側から変速操作しやすい。
〔支持フレームについて〕
扱胴変速装置32を支持する支持フレーム60について説明する。
図6乃至図8に示すように、支持フレーム60は、扱胴変速装置32の外装ケース32Aの前側に立設された前支持フレーム60A(分割フレーム体に相当する)と、外装ケース32Aの後側に立設された後支持フレーム60B(分割フレーム体に相当する)と、の組み合わせで構成されている。
前支持フレーム60A及び後支持フレーム62Bは、それぞれ外装ケース32Aの両側位置で起立する起立脚部61,63と、その両側の起立脚部61,63同士にわたる横架繋ぎ部62,64を備えている。
扱胴変速装置32の外装ケース32Aは、図6及び図7に示すように、半割可能箇所であるところの、前後方向に沿う分割面32Cを境にして半割可能に、つまり左右に分割可能に構成されている。
そして、支持フレーム60においては、半割可能箇所の両側に相当する外装ケース32Aの左側面に対向する起立脚部61,63と、外装ケース32Aの右側面に対向する起立脚部61,63と、を備えて、外装ケース32Aを左右両側から挟み込む状態で支持している。
左右の起立脚部61,63には、それぞれ横架繋ぎ部62,64が溶接連結されていて、左右の起立脚部61,63同士の左右方向間隔があまり拡縮変化しないように規定されている。
前支持フレーム60A側における左右の起立脚部61,61の下端側は横外向きに屈曲されて、その下面側が機体フレーム1aに載置状態で連結される下端当接部61a,61aとなっている。後支持フレーム60B側においても、起立脚部63,63の下端側は横外向きに屈曲されて、その下面側が機体フレーム1aに載置状態で連結される下端当接部63a,63aとなっている。
機体フレーム1a側では、前後方向に所定間隔を隔てて、機体フレーム1aの横外側部に前後一対のブラケット70,70が固定されている。その横外側部のブラケット70,70よりも機体内方側の機体フレーム1a上にも前後一対の載置プレート71,72が設けられている。
そして、機体フレーム1aの横外側部に固定されたブラケット70,70のうち、前側のブラケット70と、前側の載置プレート71と、に前支持フレーム60A側における左右の起立脚部61,61の下端当接部61a,61aが連結される。また、後側のブラケット70と、後側の載置プレート72と、に後支持フレーム60B側における左右の起立脚部63,63の下端当接部63a,63aが連結される。
この場合、前支持フレーム60A側における左右の起立脚部61,61の左右方向間隔と、後支持フレーム60B側における左右の起立脚部63,63の左右方向間隔と、は外装ケース32Aに対する支持箇所が前後で異なるため、同一間隔ではない。
つまり、後支持フレーム60B側における左右の起立脚部63,63の左右方向間隔が、前支持フレーム60A側における左右の起立脚部61,61の左右方向間隔よりも、少し広幅に設定されている。
前支持フレーム60A側の起立脚部61,61の横外側面と下端当接部61a,61aの上面とにわたって補強片61bが溶接固定されている。
後支持フレーム60B側における左右の起立脚部63,63同士の間には、補強接続片63bが溶接固定されている。この補強接続片63bは、後述する後支持フレーム60B側における横架繋ぎ部64にも溶接固定されている。
横架繋ぎ部62,64のうち、前支持フレーム60A側における横架繋ぎ部62は、左右の起立脚部61,61の上部同士を繋ぐ上部繋ぎ板62Uと、左右の起立脚部61,61の下部同士を繋ぐ下部繋ぎ板62Dと、を備えている。
下部繋ぎ板62Dは、上部繋ぎ板62Uよりも上下方向幅の広い板状体で構成され、前面側に外装ケース32Aの底部から延出されたドレンホース73の固定用ブラケット74が設けられている。つまり、下部繋ぎ板62Dがドレンホース73の端部固定手段としても利用されている。外装ケース32A内の排油を排出する際には、図8に仮想線で示すように、ドレンホース73の端部を固定用ブラケット74から外して下向きに変更して排出する。
また、下部繋ぎ板62Dは、図7及び図8に示すように、上下方向に沿う前向き面62Daと、水平方向に沿う下向き面62Dbを備えて断面形状がL字形に形成されている。そして、下部繋ぎ板62Dの左右両端部は起立脚部61,61に溶接接続されている。これにより、前支持フレーム60Aは、前向き面62Daによる前面と、下向き面62Dbによる下面と、起立脚部61,61による横側面と、を有した立体構造となっている。
前支持フレーム60A側における横架繋ぎ部62のうち、左右の起立脚部61,61の上部同士を繋ぐ上部繋ぎ板62Uは、下部繋ぎ板62Dにおける前向き面62Daの板面の延長方向に対して交差する方向に向けられている。つまり、下部繋ぎ板62Dにおける前向き面62Daの板面が上下方向に沿う面であるのに対して、上部繋ぎ板62Uの板面は、前下がりの傾斜面であり、前向き面62Daの板面の延長方向に対して交差する方向の面となっている。
このように、上部繋ぎ板62Uの板面が前向き面62Daの板面に対して交差する方向であると、双方の板面が平行である場合よりも、より立体的な構造となり、前支持フレーム60A全体の強度向上を図り得る点で有用である。
上部繋ぎ板62Uは、外装ケース32Aを上側から覆う傾斜姿勢で左右の起立脚部61,61の上部に取り付けられ、かつ起立脚部61,61に対して着脱可能に構成されている。この上部繋ぎ板62Uは、図6及び図8に示すように、平面視で外装ケース32Aの上側に重複するように取り付けられていることにより、外装ケース32Aに上方側から他物が接触する虞を少なくし得る点で有用である。
そして、上部繋ぎ板62Uは、下部繋ぎ板62Dのように起立脚部61,61に溶接接続されているのではなく、起立脚部61,61に対して連結ボルト65を用いて着脱可能に接続されている。したがって、メンテナンス等に際して、外装ケース32Aを支持フレーム60外へ取り外す際に、この起立脚部61,61と上部繋ぎ板62Uとの連結ボルト65による連結を解除しておけば、上部繋ぎ板62Uが外装ケース32Aや変速操作レバー32Bに当接することを避けられるので、外装ケース32Aの上方側へ引き上げを邪魔することはない。
下部繋ぎ板62Dと上部繋ぎ板62Uとは、上下方向で所定の間隔を隔てて配設されている。この上下方向の間隔は、扱胴変速装置32の外装ケース32Aから前方側へ突出する変速操作軸32d、及びこの変速操作軸32dに取り付けられた変速操作レバー32Bを、支持フレーム60の外側へ露出させて操作し易くするためのものである。
横架繋ぎ部62,64のうち、後支持フレーム60B側における横架繋ぎ部64は、左右の起立脚部63,63同士を繋ぐ一枚の横繋ぎ板64Aによって構成されている。この横繋ぎ板64Aは、上下方向に沿う後向き面64aと、斜め前下方に向かう前下がり面64bと、を備えた屈曲形状に形成されている。そして、この横繋ぎ板64Aの左右両端部は起立脚部63,63に溶接接続されている。これにより、後支持フレーム60Bは、後向き面64aによる後面と、前下がり面64bによる前下がり傾斜面と、起立脚部63,63による横側面と、の三面が交差する立体構造となっている。
この横架繋ぎ部64においては、横繋ぎ板64Aの板面である後向き面64aと前下がり面64bとが、互いに交差する方向に向けられている。
上記のように構成された支持フレーム60に対する外装ケース32Aの支持は、支持フレーム60の起立脚部61,63に形成した連結用の貫通孔66に挿通した連結用ボルト75を、外装ケース32Aの外周部に形成された連結用ボルト孔32eに螺合させて締結することにより行われる。
〔ラベルについて〕
図7及び図9に示すように、変速操作レバー32Bの握り部が延出された側の起立脚部61の横外側面には、変速操作レバー32Bの操作位置を示す目安となるラベル76が貼り付けられている。
このラベル76の表示では、変速操作レバー32Bを中間位置に操作した状態が扱胴6aの低速駆動状態であり、下方側へ操作した状態が中速駆動状態であり、上方側へ操作した状態が高速駆動状態である。
〔別実施形態の1〕
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、外装ケース32Aの前側に立設された前支持フレーム60Aと、外装ケース32Aの後側に立設された後支持フレーム60Bと、を備えた構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限られるものではない。
例えば、図10に示すように、外装ケース32Aの右横側部と左横側部に分割フレーム体を設けたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の2〕
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、外装ケース32Aの前側に立設された前支持フレーム60Aと、外装ケース32Aの後側に立設された後支持フレーム60Bと、を備えた構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限られるものではない。
例えば、図11に示すように、外装ケース32Aの前側に左右一対の起立脚部61,61を立設し、外装ケース32Aの後側に一つの起立脚部63を立設し、左右の起立脚部61,61同士を繋ぐ横架繋ぎ部62と、後側の起立脚部63と左右の起立脚部61,61を繋ぐ横架繋ぎ部64,64とを用いて支持フレーム60を構成してもよい。
この場合、支持フレーム60は周方向の全体が連続した筒状になって、分割フレーム体に相当するものはない。また、この構造において、横架繋ぎ部62,64の全部又は一部を省いて、起立脚部61と起立脚部61,61とで支持フレーム60を構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の3〕
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、外装ケース32Aの前側に立設された前支持フレーム60Aと、外装ケース32Aの後側に立設された後支持フレーム60Bと、を備えた構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限られるものではない。
例えば、図12に示すように、外装ケース32Aの前側の一方に一つの起立脚部61を立設し、外装ケース32Aの後側の他方に一つの起立脚部63を立設し、対角方向に位置する左右の起立脚部61,63同士を繋ぐ横架繋ぎ部62,64を用いて支持フレーム60を構成してもよい。
この場合、支持フレーム60は周方向の全体が連続した筒状になって、分割フレーム体に相当するものはない。また、この構造において、横架繋ぎ部62,64の全部または一部を省いて、起立脚部61と起立脚部63とで支持フレーム60を構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の4〕
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、起立脚部61,63と横架繋ぎ部62,64を用いた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば図13に示すように、外装ケース32Aの前側に左右一対の起立脚部61,61を立設し、外装ケース32Aの後側に左右一対の起立脚部63,63を立設した構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の5〕
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、起立脚部61,63と横架繋ぎ部62,64を用いた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば図14に示すように、外装ケース32Aの前側に左右一対の起立脚部61,61を立設し、横架繋ぎ部62,64を省いた構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の6〕
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、起立脚部61,63と横架繋ぎ部62,64を用いた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば図15に示すように、外装ケース32Aの前後方向の中間部に左右一対の起立脚部61,61を立設し、横架繋ぎ部62,64を省いた構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の7〕
上記実施形態では、支持フレーム60において、分割フレーム体として、起立脚部61,63と横架繋ぎ部62,64を用いた構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。
例えば図16に示すように、外装ケース32Aの左右両側に、前後方向に幅広の起立脚部61,61を立設し、横架繋ぎ部62,64を省いた構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
〔別実施形態の8〕
上記実施形態では、外装ケース32Aとして、前後方向に沿う分割面32Cを備えた構造のものを例示したが、この構造に限らず、例えば左右方向に沿う分割面32Cを備えた構造のもの、あるいは、その他の方向に沿う分割面32Cを備えた構造のものにも適用可能である。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、稲、麦、大豆の他、トウモロコシなどの各種の作物を収穫対象とする各種の収穫機に適用できる。
1 走行機体
1a 機体フレーム
6 脱穀装置
10 搬送部
11 刈取部
25 エンジン
32 扱胴変速装置
32A 外装ケース
32e 連結用ボルト孔
34 扱胴駆動部
60 支持フレーム
60A 分割フレーム体
60B 分割フレーム体
61,63 起立脚部
62,64 横架繋ぎ部
62U 上部繋ぎ板
62D 下部繋ぎ板
66 貫通孔

Claims (7)

  1. 走行機体の前方に位置して圃場の作物を刈取る刈取部と、
    前記走行機体の機体フレーム上に配設された脱穀装置と、
    前記刈取部で刈り取られた作物を前記脱穀装置に供給する搬送部と、
    エンジンからの動力を変速して前記脱穀装置の扱胴駆動部へ出力する扱胴変速装置と、が備えられ、
    前記扱胴変速装置の外装ケースが半割可能に構成され、
    前記外装ケースが、半割可能箇所の両側に位置する支持フレームによって両側から挟み込まれた状態に支持されている収穫機。
  2. 前記支持フレームは、前記外装ケースの両側位置で起立する起立脚部と、その両側の起立脚部同士にわたる横架繋ぎ部を備えている請求項1記載の収穫機。
  3. 前記支持フレームは、前記外装ケースの一方側に位置する一方の分割フレーム体と、前記外装ケースの他方側に位置する他方の分割フレーム体と、の組み合わせで構成されている請求項1又は2記載の収穫機。
  4. 前記外装ケースの外周部に連結用ボルト孔が形成され、前記支持フレームに形成された連結用の貫通孔を通して、前記外装ケースが前記支持フレームにボルト連結されている請求項1〜3のいずれか一項記載の収穫機。
  5. 前記支持フレームは、前記外装ケースの両側位置で起立する起立脚部と、その両側の起立脚部同士にわたる横架繋ぎ部を備え、
    前記横架繋ぎ部が、前記起立脚部の上部同士を繋ぐ上部繋ぎ板と、前記起立脚部の下部同士を繋ぐ下部繋ぎ板と、を備えたものであり、
    前記上部繋ぎ板の板面が前記下部繋ぎ板の板面の延長方向に対して交差する方向に向けられている請求項1〜4のいずれか一項記載の収穫機。
  6. 前記上部繋ぎ板は前記外装ケースを上側から覆う傾斜姿勢で前記支持フレームに取り付けられ、かつ前記起立脚部に対して着脱可能に構成されている請求項5記載の収穫機。
  7. 前記扱胴駆動部が前記脱穀装置の前部に設けられ、
    前記支持フレームは、前記脱穀装置の前方位置で前記機体フレームに立設されている請求項1〜6のいずれか一項記載の収穫機。
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