JP2009055845A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】既刈り側に設けた可動分草板を左右に回動操作しても、縦分草装置のラグがこの可動分草板に干渉せず、分草された穀稈を円滑に引起すことができるものとして、倒伏穀稈の刈取作業を能率よく行う。
【解決手段】操縦部(5)の前側に位置する既刈り側の可動分草板(40A)を、該可動分草板(40A)を支持する既刈り側の分草フレーム(33)に対して縦軸(P)中心に左右回動自在に取り付け、該可動分草板(40A)を左右に回動操作する操作具(43)を操縦部(5)から操作可能な刈取装置(6)の部位に設け、操縦部(5)の前側に位置する既刈り側の引起装置(37A)の外側部に縦回し式のラグ(44)を備えた縦分草装置(45)を設け、可動分草板(40A)に、該可動分草板(40A)の左右回動位置に拘わらず縦分草装置(45)のラグ(44)が下側から上側へ向けて通過可能な開放部(47)を形成する。
【選択図】図3

Description

この発明は、コンバインに関するものである。
従来より、コンバインにおいては、走行装置を有する機台の上部に脱穀装置と穀粒貯留装置とを左右に併設し、該穀粒貯留装置の前側に操縦部を設け、該操縦部の前側から脱穀装置の前側にわたる位置に昇降自在な刈取装置を設け、該刈取装置を、植立穀稈を分草する複数の分草板と、該分草板で分草された穀稈を引き起こす横回し式のラグを備えた複数の引起装置と、該引起装置で引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃装置と、該刈刃装置で刈り取られた穀稈を脱穀装置側へ向けて搬送する搬送装置とから構成している。
そして、特許文献1に示すように、複数の分草板のうちの操縦部の前側に位置する既刈り側の可動分草板を、該可動分草板を支持する既刈り側の分草フレームに対して縦軸中心に左右回動自在に取り付け、該可動分草板を左右に回動操作する操作具を操縦部から操作可能な刈取装置の部位に設けたものが知られている。
即ち、可動分草板を既刈り側へ縦軸回動させて分草幅を拡大し、通常は1条の植立穀稈を導入していた分草板間隔内に、2条分の植立穀稈を導入して刈り取れるようになる。これによって、畦際の穀稈を円滑に刈り取ることができるものである。
特開2006−158332号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術では、操縦部の前側に位置する既刈り側の引起装置の外側部に縦回し式のラグを備えた縦分草装置が設けられておらず、このような縦分草装置のラグと可動分草板との相関関係について示唆する記載もない。
従って、単に既刈り側の引起装置の外側部に縦分草装置を設けた場合には、この縦分草装置のラグが可動分草板に干渉して破損する問題が生じる。
また、上述の特許文献1には、既刈り側の引起装置と可動分草板を支持する分草フレームとに対する縦分草装置の配置関係についても示唆されていない。
従って、可動分草板によって掬い上げられた植立穀稈が、縦分草装置のラグに円滑に引き継がれず、倒伏穀稈の引起作業を円滑に行うことができない欠点がある。
また、上述の特許文献1に開示された可動分草板は、通常の二等辺三角形状を呈しており、その未刈り側端部が後方の既刈り側の引起装置の前面側に向けて延設されていない。
従って、可動分草板によって掬い上げられた倒伏穀稈が、この可動分草板と既刈り側の引起装置との間から脱落し、引起装置のラグに円滑に引き継がれず、刈り残しを生じる不具合がある。
また、上記特許文献1記載の技術には、可動分草板を既刈り側へ回動させた場合に、この縦分草装置のラグの駆動が自動的に開始される連繋機構は開示されていない。
従って、可動分草板の回動操作と、縦分草装置の駆動開始操作とを、別々に行わねばならず、操作性の低下によって作業能率が低下する問題がある。
この発明は、上述の如き課題を解決するために、次のような技術的手段を講じる。
即ち、請求項1記載の発明は、走行装置(1)を有する機台(2)の上部に脱穀装置(3)と穀粒貯留装置(4)とを左右に併設し、該穀粒貯留装置(4)の前側に操縦部(5)を設け、該操縦部(5)の前側から脱穀装置(3)の前側にわたる位置に昇降自在な刈取装置(6)を設け、該刈取装置(6)を、植立穀稈を分草する複数の分草板(40)と、該分草板(40)で分草された穀稈を引き起こす横回し式のラグ(36)を備えた複数の引起装置(37)と、該引起装置(37)で引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃装置(34)と、該刈刃装置(34)で刈り取られた穀稈を脱穀装置(3)側へ向けて搬送する搬送装置(39)とから構成し、前記複数の分草板(40)のうちの前記操縦部(5)の前側に位置する既刈り側の可動分草板(40A)を、該可動分草板(40A)を支持する既刈り側の分草フレーム(33)に対して縦軸(P)中心に左右回動自在に取り付け、該可動分草板(40A)を左右に回動操作する操作具(43)を前記操縦部(5)から操作可能な刈取装置(6)の部位に設け、前記複数の引起装置(37)のうちの前記操縦部(5)の前側に位置する既刈り側の引起装置(37A)の外側部に縦回し式のラグ(44)を備えた縦分草装置(45)を設け、前記可動分草板(40A)に、該可動分草板(40A)の左右回動位置に拘わらず縦分草装置(45)のラグ(44)が下側から上側へ向けて通過可能な開放部(47)を形成したことを特徴とするコンバインとした。
また、請求項2記載の発明は、前記既刈り側の分草フレーム(33)を、前記既刈り側の引起装置(37A)に対して既刈り側へ所定間隔離して設け、該既刈り側の分草フレーム(33)と既刈り側の引起装置(37A)との間隔部に前記縦分草装置(45)を配置したことを特徴とする請求項1記載のコンバインとした。
また、請求項3記載の発明は、前記可動分草板(40A)の未刈り側端部を、既刈り側の引起装置(37)の前面側へ向けて延設したことを特徴とする請求項1記載のコンバインとした。
また、請求項4記載の発明は、前記可動分草板(40A)を既刈り側へ回動させた場合に、前記縦分草装置(45)のラグ(44)の駆動を自動的に開始する連繋機構(58)を設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインとした。
請求項1記載の発明によると、可動分草板40Aを左右に回動操作しても、縦分草装置45のラグ44がこの可動分草板40Aに干渉せず、分草された穀稈を円滑に引起すことができ、倒伏穀稈の刈取作業を能率よく行うことができる。
また、請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果を奏する上に、可動分草板40Aによって掬い上げられた植立穀稈を、縦分草装置45のラグ44に円滑に引き継いで、倒伏穀稈の引起作業を円滑に行うことができる。
また、請求項3記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果を奏する上に、可動分草板40Aによって掬い上げられた倒伏穀稈がこの可動分草板40Aと既刈り側の引起装置37Aとの間から脱落しにくくなり、この穀稈を引起装置37Aのラグに円滑に引き継いで引き起こすことができ、刈り残しを生じにくくすることができる。
また、請求項4記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果を奏する上に、可動分草板40Aの回動操作と、縦分草装置45の駆動開始操作とを、別々に行なう必要がなく、操作性の向上によって作業能率を高めることができる。
この発明におけるコンバインの実施の形態を、3条刈りのコンバインを例示して説明する。
図1〜図3に示すように、コンバインは、走行装置1を有する機台2の上部に、脱穀装置3と穀粒貯留装置4とを左右に併設し、該穀粒貯留装置4の前側に操縦部5を設け、該操縦部5の前側から脱穀装置3の前側にわたる位置に昇降自在な刈取装置6を設けて構成する。
前記走行装置1は、機台2の前部に取り付けたミッションケース7から駆動される左右の駆動スプロケット8,8と、機台2の下側に取り付けた左右の転輪フレーム9,9に軸止される多数の転輪10群とにわたってゴム製のクローラ11,11を巻き掛けて構成する。
前記脱穀装置3は、外側部にフィードチェン12を備え、該フィードチェン12によって挟持搬送される穀稈を脱穀する扱胴および処理胴を内装した上側の扱室13と、揺動選別装置や唐箕を内装した下側の選別室14とから構成する。
前記穀粒貯留装置4は、合成樹脂製のタンク本体15と、該タンク本体15の底部に設けた底部搬送螺旋から穀粒を引き継いで揚穀する縦軸回動自在な揚穀筒16と、該揚穀筒16の上端部に上下回動自在に連通した排出筒17とから構成する。該排出筒17は、基部側の固定筒18に対して、先端側の移動筒19を長手方向へ摺動自在に嵌合し、伸縮駆動装置20によって該移動筒19を摺動させる構成である。前記固定筒18内には、連続した螺旋体が回転自在に内装され、前期移動筒19内には、分割された多数の螺旋体が六角軸上に摺動自在に嵌合させて設けられている。
前記操縦部5は、機台2上に搭載したエンジン21を覆うエンジンカバー22の上部に座席23を取り付け、該座席23の前側にフロント操作パネル24を設け、座席23の横側にサイド操作パネル25を設けて構成する。前記フロント操作パネル24には、その外側寄りの位置に操向レバー26を設け、その中央部にメータパネル27を設け、その上方に離間してハンドル28を配置して構成する。前記操向レバー26の後側におけるハンドル28の部位には、座席23に着座した操縦者が操向レバー26を右手で把持した状態で、この右手の手首を載せることのできる手首載せ台29を設ける。30はバックミラー、31はウインカである。
前記刈取装置6は、機台2の前部に立設した懸架台に、伝動機構を内装したメインフレーム32の後端部を上下回動自在に支持させ、該メインフレーム32を上下回動させる油圧シリンダ(図示省略)を設ける。そして、メインフレーム32の前端部に伝動機構を内装した左右方向の下部ギヤケース32の左右方向中央部を取り付け、該下部ギヤケース32の左右両端部に分草フレーム33の後端部を取り付ける。該分草フレーム33における下部ギヤケース32よりも前側の位置に、バリカン式の刈刃装置34の左右両端部を固定し、下部ギヤケース32からクランク軸35を介して刈刃装置34を駆動する構成とする。そして、分草フレーム33の前部に、横回し式の多数のラグ36を備えた3基の引起装置37の下部を取り付け、前記下部ギヤケース32の左右端部および中央部から立ち上げた3本の引起伝動筒37tの上端部に、該3基の引起装置37の上端部を連動可能に取り付ける。また、引起装置37によって引起された穀稈の株元側を掻き込むスターホイル38と、これに続く株元・穂先の搬送装置(図示省略)から、刈取穀稈を脱穀装置3側へ向けて搬送する搬送装置39を構成する。
そして、前記分草フレーム33の先端部に3つの分草板40を取り付ける。これら3つの分草板40のうち、前記操縦部5の前側に位置する既刈り側の分草板40を、既刈り側の分草フレーム33の先端部に対して縦軸P中心に左右回動自在に軸着して、可動分草板40Aとする。該分草フレーム33に対する縦軸Pの設置角度は、刈取装置6を通常の刈り高さとした状態において、該縦軸Pが略垂直姿勢になるように設定する。これにより、可動分草板40Aを左右回動させても、該可動分草板40Aの対地高さは変わらない。
更に、前記可動分草板40Aの基部に設けた天秤状のアーム部41の内端部に、分草フレーム33側に後端部を取り付けた引張スプリング42の前端部を取り付ける。また、前記アーム部41の外端部には、操作ワイヤー42Wの一端部を取り付け、該操作ワイヤー42Wの他端部を、既刈り側の引起装置37の上部外側面に前後回動自在に取り付けたレバー状の操作具43に連携させる。該操作具43を前方に倒した状態では、可動分草板40Aが未刈り側へ回動して機体直進方向を向き、該可動分草板40Aの先端部と、隣接する固定の分草板40の先端部との左右方向間隔が略1条分の間隔となる。一方、該操作具43を起立姿勢にすると、可動分草板40Aが既刈り側へ回動する。これによって、該可動分草板40Aの先端部と、隣接する固定の分草板40の先端部との左右方向間隔が略2条分の間隔にまで拡大される。これによって、3条刈りの刈取装置6でありながら、4条の植立穀稈を導入して刈り取ることができる。
そして、前記複数の引起装置37のうちの前記操縦部5の前側に位置する既刈り側の引起装置37Aの外側に、縦回し式のラグ44を備えた縦分草装置45を設ける。コンバインの側面視において、該縦分草装置45は、引起装置37よりも緩い前下がり傾斜姿勢として、そのラグ44の作用域上端部を既刈り側の引起装置37Aの前面の位置に合わせて配置する。この状態において、縦分草装置45のラグ44の作用始端部が、引起装置37Aのラグ36の作用始端部よりも前方に位置する。これによって縦分草装置45による倒伏穀稈の掻き揚げが早まり、引起装置37Aのラグ36を有効に作用させて、引起し幅を拡大することができる。また、サイドカバー46によって刈取装置6の既刈り側の側面を覆うが、該サイドカバー46の前縁部が前記縦分草装置45のラグ作用域上端部から上側を覆うように設定する。これによって、縦分草装置45のラグ44によって掻き揚げられる藁屑が、刈取装置6の内部に引き込まれて回転部分に巻き付くのを防止できる。
そして、図3、図4に示すように、前記可動分草板40Aの分草作用面(上面)の後部側を切り欠き、前記縦分草装置45のラグ44が該可動分草板40Aの下側から上側へ通過する略V字形状の開放部47を形成する。更に、該開放部47の既刈り側を覆う案内板部48を後方へ延長して設け、可動分草板40Aが機体の直進方向を向いた状態で、該案内板部48の後端部が既刈り側の引起装置37Aの前面に臨む構成とする。これによって、可動分草板40Aによって掬い上げられた倒伏穀稈がこの可動分草板40Aと既刈り側の引起装置37Aとの間から脱落しにくくなり、この穀稈を引起装置37Aのラグ44に円滑に引き継いで引き起こすことができ、刈り残しを生じにくくすることができる。
また、可動分草板40Aを既刈り側へ回動させた場合に、前記縦分草装置45のラグ44の駆動を自動的に開始する連繋機構Rを設ける。
まず、図5に刈取装置6の伝動機構を示す。前記メインフレーム32の上端部に横向きに軸支した入力軸49の端部に入力プーリ50を取り付け、該入力プーリ50に前記ミッションケース7から刈取テンションクラッチを介して動力を供給する構成とする。前記入力軸49の中間部からベベルギヤ伝動機構を介して前記メインフレーム32内に軸支した主伝動軸51を連動し、該主伝動軸51の先端部からベベルギヤ伝動機構を介して前記下部ギヤケース32内に軸支した横伝動軸52を連動する構成とする。そして、該横伝動軸52の左右両端部から前記クランク軸35,35をベベルギヤ連動し、横伝動軸52の中央部と左右両端からベベルギヤ伝動機構を介して、前記引起伝動筒37t内に軸支した引起伝動軸53を連動する構成とする。
そして、図5、図6に示すように、既刈り側の引起伝動筒37t内に軸支した引起伝動軸53の上端部から、ベベルギヤ伝動機構とクラッチ機構54を介して、前記縦分草装置45の入力軸55へ駆動力を伝動可能な構成とする。従って、前記クラッチ機構54を伝動遮断状態に操作すれば、刈取装置6を駆動していても、縦分草装置45を停止させることができる。該クラッチ機構54の伝動状態を接続または遮断する操作は、電動モータ56の作動によって行われるよう、該電動モータ56とクラッチ機構54とをシフタ57によって連繋させる。該電動モータ56は、前記操作具43の操作位置を検出するセンサに連繋させ、該センサによって操作具43を前方に倒した状態が検出された場合には前記クラッチ機構54が繋がっており、逆に、該センサによって操作具43が起立姿勢に操作されたことが検出された場合には、前記電動モータ56が作動してクラッチ機構54が遮断されるように連繋させる。この連繋構成を連繋機構58と称する。
これによって、可動分草板40Aの回動操作と、縦分草装置45の駆動開始操作とを、別々に行なう必要がなく、操作性の向上によって作業能率を高めることができる。
また、前記縦分草装置45を着脱できる構成とすれば、メンテナンス性が向上する。また、縦分草装置45だけを停止させることによって、刈取作業時の騒音を低減できると共に、該縦分草装置45の耐久性を向上させることができる。
また、図7、図8に別実施例を示す。
この別実施例は、上記実施例の構成に対して、可動分草板40Aと縦分草装置45とを一体で縦軸P中心に左右回動自在に構成するものである。
即ち、縦分草装置45へ動力を供給する上部伝動ケース59に対して、縦分草装置45へ動力伝達する下部伝動ケース60を、内装した伝動軸の軸芯を中心として回動自在に嵌合させて設ける。そして、該下部伝動ケース60の側面部から突出させた出力軸61を前記縦分草装置45の入力軸62に連結して該縦分草装置45を駆動する構成とする。また、前記下部伝動ケース60の下面側に前記可動分草板40Aの縦軸Pと同芯の回動棒63の上端部を固定し、該回動棒63の下端部に可動分草板40Aの基部を取り付ける。
これによって、可動分草板40Aを既刈り側へ回動させると、これと共に縦分草装置45も既刈り側へ回動し、この可動分草板40Aによって掬い上げられた倒伏穀稈を、縦分草装置45のラグ44へ円滑に引き継がせることができる。
また、上述の実施例におけるクラッチ機構54を、プッシュプル式の連繋ワイヤー64の押し引きによって接続、遮断操作する構成とする。即ち、前記操作具43の基部とクラッチ機構54のシフタ57とを連繋ワイヤー64で接続する。この連繋構成を連繋機構58と称する。これによって、操作具43を前方に倒した状態では、連繋ワイヤー64によって前記クラッチ機構54が繋がっており、逆に、操作具43が起立姿勢に操作されると、連繋ワイヤー64によってクラッチ機構54が遮断される。
これによって、可動分草板40Aの回動操作と、縦分草装置45の駆動開始操作とを、別々に行なう必要がなく、操作性の向上によって作業能率を高めることができる。
尚、前記操作具43は、縦分草装置45の上側の空間に配置し、該空間を有効利用する。
また、前記縦分草装置45のラグ44の先端速度を、引起装置37Aのラグ36の先端速度と略同等の速度に設定する。これによって両者の掻き揚げ・引起し作用を安定化することができる。
コンバインの正面図。 コンバインの一部の側面図。 コンバインの一部の平面図。 図3の要部の拡大図。 刈取装置の伝動機構を示す展開図。 図5の一部の拡大図。 別実施例のコンバインの一部の側面図と伝動機構の説明図。 図7における一部の平面図。
符号の説明
1 走行装置
2 機台
3 脱穀装置
4 穀粒貯留装置
5 操縦部
6 刈取装置
33 分草フレーム
34 刈刃装置
36 ラグ
37 引起装置
39 搬送装置
40 分草板
40A 可動分草板
43 操作具
44 ラグ
45 縦分草装置
47 開放部
58 連繋機構
P 縦軸

Claims (4)

  1. 走行装置(1)を有する機台(2)の上部に脱穀装置(3)と穀粒貯留装置(4)とを左右に併設し、
    該穀粒貯留装置(4)の前側に操縦部(5)を設け、
    該操縦部(5)の前側から脱穀装置(3)の前側にわたる位置に昇降自在な刈取装置(6)を設け、
    該刈取装置(6)を、植立穀稈を分草する複数の分草板(40)と、該分草板(40)で分草された穀稈を引き起こす横回し式のラグ(36)を備えた複数の引起装置(37)と、該引起装置(37)で引き起こされた穀稈を刈り取る刈刃装置(34)と、該刈刃装置(34)で刈り取られた穀稈を脱穀装置(3)側へ向けて搬送する搬送装置(39)とから構成し、
    前記複数の分草板(40)のうちの前記操縦部(5)の前側に位置する既刈り側の可動分草板(40A)を、該可動分草板(40A)を支持する既刈り側の分草フレーム(33)に対して縦軸(P)中心に左右回動自在に取り付け、
    該可動分草板(40A)を左右に回動操作する操作具(43)を前記操縦部(5)から操作可能な刈取装置(6)の部位に設け、
    前記複数の引起装置(37)のうちの前記操縦部(5)の前側に位置する既刈り側の引起装置(37A)の外側部に縦回し式のラグ(44)を備えた縦分草装置(45)を設け、
    前記可動分草板(40A)に、該可動分草板(40A)の左右回動位置に拘わらず縦分草装置(45)のラグ(44)が下側から上側へ向けて通過可能な開放部(47)を形成したことを特徴とする
    コンバイン。
  2. 前記既刈り側の分草フレーム(33)を、前記既刈り側の引起装置(37A)に対して既刈り側へ所定間隔離して設け、
    該既刈り側の分草フレーム(33)と既刈り側の引起装置(37A)との間隔部に前記縦分草装置(45)を配置したことを特徴とする
    請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記可動分草板(40A)の未刈り側端部を、既刈り側の引起装置(37)の前面側へ向けて延設したことを特徴とする
    請求項1記載のコンバイン。
  4. 前記可動分草板(40A)を既刈り側へ回動させた場合に、前記縦分草装置(45)のラグ(44)の駆動を自動的に開始する連繋機構(58)を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のコンバイン。
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