JP2013153654A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】第2刈刃駆動軸172と中空フレーム181を活用して、第2刈刃133を支持する第2刈刃フレーム構造を簡略化できるようにしたコンバインを提供しようとするものである。
【解決手段】第1刈刃15を設ける刈取装置3と、扱胴21を有する脱穀装置9と、エンジン7及び運転座席42を設ける走行機体1と、第1刈刃15の残株を切断する第2刈刃133と、第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動機構171を備え、第2刈刃133にて圃場の切株高さを調整するコンバインにおいて、第2刈刃駆動機構171は、第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動軸172と、第2刈刃駆動軸172を内挿する中空フレーム181を有し、刈取装置3の入力部から前方に向けて第2刈刃駆動軸172と中空フレーム181を延設したものである。
【選択図】図9

Description

本願発明は、圃場の未刈り穀稈を刈取る刈取装置と、刈取り穀稈の穀粒を脱粒する脱穀装置を搭載したコンバインに関するものである。
従来、走行部及び運転座席を有する走行機体と、第1刈刃を有する刈取装置と、扱胴を有する脱穀装置と、刈取装置から脱穀装置に刈取り穀稈を供給するフィーダハウスと、各部を駆動するエンジンと、脱穀装置の脱粒物を選別する穀粒選別機構を備え、圃場の未刈り穀稈を連続的に刈取って脱穀すると共に、第1刈刃の残株を切断する第2刈刃を備え、前記第2刈刃にて圃場の切株高さを調整し、圃場に残る切株高さを低くする技術がある(特許文献1〜特許文献3)。
実公平7−50901号公報 特開2011−36210号公報 特開2011−200188号公報
特許文献1〜特許文献3に示された従来技術では、第1刈刃を有する刈取装置に対して、第2刈刃を設ける第2刈刃フレームが昇降可能に連結されていたから、第2刈刃の対地高さを独立して変更できたが、走行機体の左側前部に第2刈刃フレームの基端側を回動可能に支持する従来構造では、走行機体の左側前部が脱穀装置前方に突出し、走行機体左側の未刈り穀稈が走行機体前部に接触するのを防ぐ必要がある。例えば、第2刈刃を装着しない走行機体構造に、後付け加工にて、第2刈刃フレームを簡単に組付けることができない等の問題がある。また、脱穀装置前部の刈取入力軸などから第2刈刃フレームの基端側に駆動チェンまたはベルトを掛け渡して、第2刈刃を駆動する従来構造では、第2刈刃フレームが連結される走行機体前部を高剛性に構成する必要があり、第2刈刃の支持構造を簡略化または低コスト化できない。例えば、第2刈刃を装着しない刈取装置の駆動構造に、後付け加工にて、第2刈刃の駆動構造を簡単に組付けることができない等の問題がある。即ち、第2刈刃を装着しない構造と、第2刈刃を装着する構造を、同一仕様の走行機体にて簡単に構成できない等の問題がある。
そこで、本願発明は、これらの現状を検討して改善を施した普通型コンバインを提供しようとするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明のコンバインは、第1刈刃を設ける刈取装置と、扱胴を有する脱穀装置と、エンジン及び運転座席を設ける走行機体と、第1刈刃の残株を切断する第2刈刃と、前記第2刈刃に駆動力を伝達する第2刈刃駆動機構を備え、前記第2刈刃にて圃場の切株高さを調整するコンバインにおいて、第2刈刃駆動機構は、前記第2刈刃に駆動力を伝達する第2刈刃駆動軸と、第2刈刃駆動軸を内挿する中空フレームを有し、前記刈取装置の入力部から前方に向けて前記第2刈刃駆動軸と中空フレームを延設したものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、前記中空フレームにギヤケースを介して第2刈刃フレームを連結し、前記中空フレームを介して前記第2刈刃を支持するように構成したものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、運転台の側方にフィーダハウスを並設する構造であって、前記フィーダハウスの同一側方に、前記エンジンの回転駆動力を前記刈取装置に入力する正逆転切換機構と、前記刈取装置駆動用の刈取クラッチ機構と、前記第2刈刃駆動軸を有する第2刈刃駆動機構を、一列状に配置したものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のコンバインにおいて、運転台の側方にフィーダハウスを並設する構造であって、前記刈取装置に前記第2刈刃を連結する第2刈刃昇降機構と、前記フィーダハウスに第2刈刃昇降機構を係止する固定フレーム体を備え、前記フィーダハウスを挟んでこの両側方に前記第2刈刃駆動軸と第2刈刃昇降機構を振分けて配置し、前記フィーダハウスの上面側に横断状に前記固定フレーム体を固着したものである。
請求項1に記載の発明によれば、第1刈刃を設ける刈取装置と、扱胴を有する脱穀装置と、エンジン及び運転座席を設ける走行機体と、第1刈刃の残株を切断する第2刈刃と、前記第2刈刃に駆動力を伝達する第2刈刃駆動機構を備え、前記第2刈刃にて圃場の切株高さを調整するコンバインにおいて、第2刈刃駆動機構は、前記第2刈刃に駆動力を伝達する第2刈刃駆動軸と、第2刈刃駆動軸を内挿する中空フレームを有し、前記刈取装置の入力部から前方に向けて前記第2刈刃駆動軸と中空フレームを延設したものであるから、前記第2刈刃駆動軸と中空フレームを活用して、前記第2刈刃を支持する第2刈刃フレーム構造を簡略化できる。また、前記第2刈刃フレーム構造を軽量化できるものでありながら、前記第2刈刃フレーム構造を高剛性に構成できる。一方、例えば前記第2刈刃をチェン駆動する構造などに比べ、前記第2刈刃の駆動騒音を簡単に低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、前記中空フレームにギヤケースを介して第2刈刃フレームを連結し、前記中空フレームを介して前記第2刈刃を支持するように構成したものであるから、前記中空フレームとギヤケースの連結によって、前記第2刈刃フレームを簡単に延設させて、第2刈刃フレーム全体の実質的な前後長さを後方側に長尺に形成でき、前記第2刈刃フレームの本機支持部を高位置に配置できる。例えば前記走行機体の上面と略同一高さに前記第2刈刃フレームの本機支持部を配置する構造に比べ、前記走行機体の左側部を前方に突出させる必要がないから、前記走行機体の左側部にこの左側外方の未刈り穀稈が接触して脱粒する等の不具合をなくすことができる。
請求項3に記載の発明によれば、運転台の側方にフィーダハウスを並設する構造であって、前記フィーダハウスの同一側方に、前記エンジンの回転駆動力を前記刈取装置に入力する正逆転切換機構と、前記刈取装置駆動用の刈取クラッチ機構と、前記第2刈刃駆動軸を有する第2刈刃駆動機構を、一列状に配置したものであるから、前記運転座席から離れた前記フィーダハウスの機外側部の広い作業スペースで、前記正逆転切換機構と刈取クラッチ機構と第2刈刃駆動機構などを組立てまたは分解作業できる。前記正逆転切換機構と刈取クラッチ機構と第2刈刃駆動機構などのメンテナンス作業性を向上できる。
請求項4に記載の発明によれば、運転台の側方にフィーダハウスを並設する構造であって、前記刈取装置に前記第2刈刃を連結する第2刈刃昇降機構と、前記フィーダハウスに第2刈刃昇降機構を係止する固定フレーム体を備え、前記フィーダハウスを挟んでこの両側方に前記第2刈刃駆動軸と第2刈刃昇降機構を振分けて配置し、前記フィーダハウスの上面側に横断状に前記固定フレーム体を固着したものであるから、前記フィーダハウスの左右側面に近接させて前記第2刈刃駆動軸と第2刈刃昇降機構をコンパクトに支持できる。比較的薄い鉄板を板金加工して形成する前記フィーダハウスの上面側で、この左右方向広幅に亘って前記固定フレーム体を溶接固定できる。前記フィーダハウス上面側の補強を殆ど必要としない構造に構成できるものでありながら、第2刈刃昇降機構の片持ち支持に必要な前記固定フレーム体の連結強度を簡単に確保できる。
本発明の第1実施形態を示すコンバインの左側面図である。 同コンバインの右側面図である。 同コンバインの平面図である。 斜め前方から見た脱穀装置前部と第2刈刃部の斜視図である。 同コンバインの駆動系統図である。 斜め前方から見た走行機体前部と第2刈刃の斜視図である。 斜め前方から見た第2刈刃の斜視図である。 第2刈刃の支持高さ調整部の部分拡大説明図である。 図7の部分拡大説明図である。 刈取装置部の駆動系統図である。 第2実施形態を示す刈取装置部の駆動系統図である。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を、普通型コンバインに適用した図面(図1〜図5)に基づいて説明する。図1はコンバインの左側面図、図2は同右側面図、図3は同平面図、図4は同左側斜視図、図5は同背面図である。まず、図1〜図5を参照しながら、コンバインの概略構造について説明する。なお、以下の説明では、走行機体1の前進方向に向かって左側を単に左側と称し、同じく前進方向に向かって右側を単に右側と称する。
図1〜図5に示す如く、実施形態における普通型コンバインは、走行部としてのゴムクローラ製の左右一対の履帯2にて支持された走行機体1を備える。走行機体1の前部には、稲(又は麦又は大豆又はトーモロコシ)等の未刈り穀稈を刈取りながら取込む刈取装置3が単動式の昇降用油圧シリンダ4にて昇降調節可能に装着されている。
走行機体1の左側には、刈取装置3から供給された刈取穀稈を脱穀処理するための脱穀装置9を搭載する。脱穀装置9の下部には、揺動選別及び風選別を行うための穀粒選別機構10を配置する。走行機体1の前部右側には、オペレータが搭乗する運転台5を搭載する。動力源としてのエンジン7を、運転台5(運転座席42の下方)に配置する。運転台5の後方(走行機体1の右側)には、脱穀装置9から穀粒を取出すグレンタンク6と、トラック荷台(またはコンテナなど)に向けてグレンタンク6内の穀粒を排出する穀粒排出コンベヤ8を配置する。穀粒排出コンベヤ8を機外側方に傾倒させて、グレンタンク6内の穀粒を穀粒排出コンベヤ8にて搬出するように構成している。
刈取装置3は、脱穀装置9前部の扱口9aに連通したフィーダハウス11と、フィーダハウス11の前端に連設された横長バケット状の穀物ヘッダー12とを備える。穀物ヘッダー12内に掻込みオーガ13(プラットホームオーガ)を回転可能に軸支する。掻込みオーガ13の前部上方にタインバー付き掻込みリール14を配置する。穀物ヘッダー12の前部にバリカン状の第1刈刃15を配置する。穀物ヘッダー12前部の左右両側に左右の分草体16を突設する。また、フィーダハウス11に供給コンベヤ17を内設する。供給コンベヤ17の送り終端側(扱口9a)に刈取り穀稈投入用ビータ18(フロントロータ)を設ける。なお、フィーダハウス11の下面部と走行機体1の前端部とが昇降用油圧シリンダ4を介して連結され、後述する刈取入力軸89(フィーダハウスコンベヤ軸)を昇降支点として、刈取装置3が昇降用油圧シリンダ4にて昇降動する。
上記の構成により、左右の分草体16間の未刈り穀稈の穂先側が掻込みリール14にて掻込まれ、未刈り穀稈の稈側が第1刈刃15にて刈取られ、掻込みオーガ13の回転駆動によって、穀物ヘッダー12の左右幅の中央部寄りのフィーダハウス11入口付近に刈取穀稈が集められる。穀物ヘッダー12の刈取穀稈の全量は、供給コンベヤ17によって搬送され、ビータ18によって脱穀装置9の扱口9aに投入されるように構成している。なお、穀物ヘッダー12を水平制御支点軸回りに回動させる水平制御用油圧シリンダ(図示省略)を備え、穀物ヘッダー12の左右方向の傾斜を前記水平制御用油圧シリンダにて調節して、穀物ヘッダー12、及び第1刈刃15、及び掻込みリール14を圃場面に対して水平に支持することも可能である。
また、図1、図3に示す如く、脱穀装置9の扱室内に扱胴21を回転可能に設ける。走行機体1の前後方向に延長させた扱胴軸20に扱胴21を軸支する。扱胴21の下方側には、穀粒を漏下させる受網24を張設する。なお、扱胴21前部の外周面には、螺旋状のスクリュー羽根状の取込み羽根25が半径方向外向きに突設されている。
上記の構成により、ビータ18によって扱口9aから投入された刈取穀稈は、扱胴21の回転によって走行機体1の後方に向けて搬送されながら、扱胴21と受網24との間などにて混練されて脱穀される。受網24の網目よりも小さい穀粒等の脱穀物は受網24から漏下する。受網24から漏下しない藁屑等は、扱胴21の搬送作用によって、脱穀装置9後部の排塵口23から圃場に排出される。
なお、扱胴21の上方側には、扱室内の脱穀物の搬送速度を調節する複数の送塵弁(図示省略)を回動可能に枢着する。前記送塵弁の角度調整によって、扱室内の脱穀物の搬送速度(滞留時間)を、刈取穀稈の品種や性状に応じて調節できる。一方、脱穀装置9の下方に配置された穀粒選別機構10として、グレンパン及びチャフシーブ及びグレンシーブ及びストローラック等を有する比重選別用の揺動選別盤26を備える。
また、穀粒選別機構10として、揺動選別盤26に選別風を供給する唐箕ファン29等を備える。扱胴21にて脱穀されて受網24から漏下した脱穀物は、揺動選別盤26の比重選別作用と唐箕ファン29の風選別作用とにより、穀粒(精粒等の一番物)、穀粒と藁の混合物(枝梗付き穀粒等の二番物)、及び藁屑等に選別されて取出されるように構成する。
揺動選別盤26の下側方には、穀粒選別機構10として、一番コンベヤ機構30及び二番コンベヤ機構31を備える。揺動選別盤26及び唐箕ファン29の選別によって、揺動選別盤26から落下した穀粒(一番物)は、一番コンベヤ機構30及び揚穀コンベヤ32によってグレンタンク6に収集される。穀粒と藁の混合物(二番物)は、二番コンベヤ機構31及び二番還元コンベヤ33等を介して揺動選別盤26の選別始端側に戻され、揺動選別盤26によって再選別される。藁屑等は、走行機体1後部の排塵口23から圃場に排出されるように構成する。
さらに、図1〜図3に示す如く、運転台5には、操縦コラム41と、オペレータが座乗する運転座席42とを配置している。操縦コラム41には、走行機体1の進路を変更する操縦レバー43と、走行機体1の移動速度を切換える主変速レバー44及び副変速レバー45と、刈取装置3を駆動または停止操作する刈取クラッチレバー46と、脱穀装置9を駆動または停止操作する脱穀クラッチレバー47が配置されている。また、運転台5の上方側にサンバイザー支柱48を介して日除け用の屋根体49を取付けている。
図1、図2に示す如く、走行機体1の下面側に左右のトラックフレーム50を配置している。トラックフレーム50には、履帯2にエンジン7の動力を伝える駆動スプロケット51と、履帯2のテンションを維持するテンションローラ52と、履帯2の接地側を接地状態に保持する複数のトラックローラ53と、履帯2の非接地側を保持する中間ローラ54とを設けている。前記駆動スプロケット51によって履帯2の前側を支持させ、テンションローラ23によって履帯2の後側を支持させ、トラックローラ53によって履帯2の接地側を支持させ、中間ローラ54によって履帯2の非接地側を支持させるように構成する。
次に、図4〜図5を参照してコンバインの駆動構造を説明する。図5に示す如く、図示しない走行油圧ポンプ及び油圧モータを有する走行変速用の油圧無段変速機64をミッションケース63に設けている。走行機体1前部の右側上面にエンジン7を搭載し、エンジン7左側の走行機体1前部にミッションケース63を配置している。また、エンジン7から左側方に突出させた出力軸65と、ミッションケース63から左側方に突出させた入力軸66を、エンジン出力ベルト67を介して連結している。なお、昇降用油圧シリンダ4等を駆動するチャージポンプ68と、冷却ファン69をエンジン7に配置し、チャージポンプ68及び冷却ファン69をエンジン7にて駆動するように構成している。
さらに、扱胴軸20の前端側を軸支する扱胴駆動ケース71を備えている。脱穀装置9の前面壁体に扱胴駆動ケース71を設けている。また、前記刈取装置3と扱胴21を駆動するためのカウンタ軸72を扱胴駆動ケース71に軸支している。唐箕ファン29を軸支した唐箕軸76の右側端部に、唐箕入力プーリ83を設けている。エンジン7の出力軸65に、テンションローラを兼用した脱穀クラッチ84と脱穀駆動ベルト85を介して、唐箕軸76右側端部の唐箕入力プーリ83を連結している。即ち、エンジン7の出力軸65に脱穀駆動ベルト85を介して唐箕軸76を連結している。そして、エンジン7から離れた側の唐箕軸76の左側端部に扱胴駆動プーリ86を設ける。
また、エンジン7から離れた側のカウンタ軸72の左側端部にカウンタ入力プーリ88を配置する。扱胴駆動プーリ86に、常張り状の扱胴駆動ベルト87を介して、カウンタ軸72左側端部のカウンタ入力プーリ88を連結する。左右方向に延設したカウンタ軸72の右側端部に、ベベルギヤ機構75を介して扱胴軸20の前端側を連結する。唐箕軸76からカウンタ軸72を介して扱胴軸20の前端側にエンジン7の動力を伝達させ、扱胴21を一方向に回転駆動させるように構成している。
即ち、オペレータの脱穀クラッチレバー47操作によって、脱穀クラッチ84が入り切り制御される。脱穀クラッチ84の入り操作によって、カウンタ軸72を介して扱胴21が駆動されて、ビータ18から投入された穀稈が扱胴21によって連続的に脱穀されるように構成している。
さらに、一番コンベヤ機構30の一番コンベヤ軸77の左側端部と、二番コンベヤ機構31の二番コンベヤ軸78の左側端部とに、コンベヤ駆動ベルト111を介して唐箕軸76の左側端部を連結している。揺動選別盤26後部を軸支したクランク状の揺動駆動軸79の左側端部に揺動選別ベルト112を介して二番コンベヤ軸78の左側端部を連結している。なお、一番コンベヤ軸77を介して揚穀コンベヤ32が駆動されて、一番コンベヤ機構30の一番選別穀粒がグレンタンク6に収集される。また、二番コンベヤ軸78を介して二番還元コンベヤ33が駆動されて、二番コンベヤ機構31の藁屑が混在した二番選別穀粒(二番物)が揺動選別盤26の上面側に戻される。
一方、ビータ18を軸支するビータ軸82を備える。刈取り駆動ベルト114及び刈取クラッチ115(テンションプーリ)を介して、カウンタ軸72の左側端部にビータ軸82の左側端部を連結する。供給コンベヤ17の送り終端側を軸支するコンベヤ入力軸としての刈取入力軸89を備える。刈取入力軸89の左側端部に正逆転切換ケース121(刈取入力軸89の軸受手段)を設ける。正逆転切換ケース121内に刈取入力軸89の左側端部を挿入すると共に、正逆転伝達軸122と正逆転切換軸123を正逆転切換ケース121に設ける。なお、刈取入力軸89と正逆転伝達軸122を略同一軸心線上に配置する。また、ビータ軸82に刈取駆動チェン116及びスプロケット117,118を介して正逆転伝達軸122の左側端部を連結している。
図5に示す如く、穀物ヘッダー12にヘッダー駆動軸91を設ける。ヘッダー駆動軸91に、ヘッダー駆動チェン90を介して刈取入力軸89の右側端部を連結する。掻込みオーガ13を軸支する掻込み軸93を備える。掻込み軸93に、掻込み駆動チェン92を介してヘッダー駆動軸91を連結している。
また、掻込みリール14を軸支するリール軸94を備える。リール軸94に、中間軸95及びリール駆動チェン96,97を介してヘッダー駆動軸91を連結している。ヘッダー駆動軸91の右側端部には、第1刈刃駆動クランク機構98を介して第1刈刃15が連結されている。刈取クラッチ242の入り切り操作によって、供給コンベヤ17と、掻込みオーガ13と、掻込みリール14と、第1刈刃15が駆動制御されて、圃場の未刈り穀稈の穂先側を連続的に刈取るように構成している。
図5に示す如く、正逆転伝達軸122に一体形成する正転用ベベルギヤ124と、刈取入力軸89に回転自在に軸支する逆転用ベベルギヤ125と、正転用ベベルギヤ124に逆転用ベベルギヤ125を連結させる中間ベベルギヤ126を、正逆転切換ケース121に内設する。正転用ベベルギヤ124と逆転用ベベルギヤ125に中間ベベルギヤ126を常に歯合させる。一方、刈取入力軸89にスライダ127をスライド自在にスプライン係合軸支する。爪クラッチ形状の正転クラッチ128を介して正転用ベベルギヤ124にスライダ127を係脱可能に係合可能に構成すると共に、爪クラッチ形状の逆転クラッチ129を介して逆転用ベベルギヤ125にスライダ127を係脱可能に係合可能に構成している。
また、スライダ127を摺動操作する正逆転切換軸123を備え、正逆転切換軸123に正逆転切換アーム130を設け、正逆転切換アーム130を揺動させて、正逆転切換軸123を回動し、正転用ベベルギヤ124または逆転用ベベルギヤ125にスライダ127を接離させ、正転クラッチ128または逆転クラッチ129を介して正転用ベベルギヤ124または逆転用ベベルギヤ125にスライダ127を択一的に係止し、正逆転伝達軸122に刈取入力軸89を正転連結または逆転連結させるように構成している。
さらに、図4、図6、図7に示す如く、脱穀装置9の前方で、走行機体1上に左右の刈取り支柱211を立設している。左右の刈取り支柱211に左右の刈取り軸受体212を介して刈取入力軸89の両端部を回転自在に軸支している。刈取り支柱211に刈取り軸受体212をボルト締結する。左の刈取り支柱211に正逆転切換ケース121をボルト締結している。
左右の刈取り支柱211に刈取入力軸89を介してフィーダハウス11の後端部を回動可能に支持する。フィーダハウス11を介して、刈取入力軸89に刈取装置3全体を昇降動可能に支持する。なお、左右の刈取り支柱211の間に、ビータ軸82を介してビータ18を軸支している。
なお、前記スライダ127を切換える正逆転切換アーム130に、図示しない操作ロッドを介して正逆転切換操作具としての正逆転切換レバー(図示省略)を連結している。右の刈取り支柱211の右側面にレバー支持用のブラケット体を介して前記正逆転切換レバーを回動可能に支持する。右の刈取り支柱211と運転台5の間に前記正逆転切換レバーを配置する。運転座席42に座乗したオペレータが左手で前記正逆転切換レバーを切換え操作可能に構成する。
上記の構成により、オペレータが前記正逆転切換レバーを操作して、正転用ベベルギヤ124に正転クラッチ128を介してスライダ127を係合させ、正逆転伝達軸122に刈取入力軸89を正転連結させた状態で、オペレータが脱穀クラッチ84を入り操作して脱穀装置9を作動させると共に、刈取クラッチ115を入り操作して刈取装置3を作動させ、圃場の穀稈を連続的に刈取りながら脱穀し、グレンタンク6に穀粒を収集する。
一方、前記収穫作業中、フィーダハウス11またはビータ18などに刈取穀稈が詰って停滞した場合、先ず、オペレータが前記正逆転切換レバーを操作して、逆転用ベベルギヤ125に逆転クラッチ129を介してスライダ127を係合させ、正逆転伝達軸122に刈取入力軸89を逆転連結させた状態で、脱穀クラッチ84と刈取クラッチ115を入り操作して、供給コンベヤ17(刈取装置3)を逆転作動させ、フィーダハウス11内などに詰った穀稈を穀物ヘッダー12側に逆戻り移動させ、フィーダハウス11内などに詰った穀稈を穀物ヘッダー12側から外部に取出すように構成している。
さらに、図5に示す如く、エンジン7の出力軸65にテンションプーリ状のオーガクラッチ56及びオーガ駆動ベルト57を介してオーガ駆動軸58の右側端部を連結する。オーガ駆動軸58の左側端部にベベルギヤ機構59を介してグレンタンク6底部の横送りオーガ60前端側を連結する。横送りオーガ60の後端側にベベルギヤ機構61を介して穀粒排出コンベヤ8の縦送りオーガ62を連結している。
また、前記オーガクラッチ56を入り切り操作する穀粒排出レバー55を備えている。グレンタンク6前面の右外側方に穀粒排出レバー55の操作部を突出し、運転座席42側またはグレンタンク6の右側外面の圃場からオペレータが穀粒排出レバー55を操作可能に構成している。
次に、図4〜図10を参照して、第2刈刃の取付け構造と駆動構造を説明する。図6、図7に示す如く、バリカン状の第1刈刃と略同一長さ形状のバリカン状の第2刈刃133を備える。また、走行機体1に第2刈刃133を装着する第2刈刃フレームとして、左側フレーム134、右側フレーム135、中央フレーム136を備える。左側フレーム134、右側フレーム135、中央フレーム136は、略同一形状寸法の四角形鋼管にて形成している。左側フレーム134、右側フレーム135、中央フレーム136の先端側に、第2刈刃台137を固着している。第2刈刃台137の両端部に左右の接地橇体138を設ける。第2刈刃台137のうち左右の接地橇体138の間に第2刈刃133を往復動可能に取付ける。
一方、走行機体1の運転台フレーム1aのうち右側部に右側軸受体139を着脱可能に締結し、右側軸受体139に右側フレーム135の基端側を回動可能に支持している。また、走行機体1の前側フレーム1bのうち左右幅中央部に支持フレーム体140を着脱可能に締結し、走行機体1の前側部から前方に向けて支持フレーム体140を突設させる。支持フレーム体140の前端部に中央軸受体141を着脱可能に締結し、中央軸受体141に中央フレーム136の基端側を回動可能に支持している。
また、左右のトラックフレーム50の前部に左右の駆動スプロケット51用の軸受枠142を設ける。走行機体1の前下部フレーム1cにて左右の軸受枠142を一体的に連結すると共に、前下部フレーム1cのうち左右幅中央にバネ座ブラケット143を固着する。バネ座ブラケット143に持上げ支持体としての板バネ製弾性アーム体144を備え、バネ座ブラケット143に弾性アーム体144の一端側を締結する。一方、前下部フレーム1cから前方に向けて弾性アーム体144の他端側を延設し、前後方向に延設した中央フレーム136のうち中間下面側に下方側から弾性アーム体144の他端側を圧接する。そして、左側フレーム134、右側フレーム135、中央フレーム136、第2刈刃133を含む第2刈刃機構145の支持荷重と、弾性アーム体144の持上げ弾性力が略一致するように、中央フレーム136に対する弾性アーム体144の弾圧力を設定する。
さらに、フィーダハウス11と中央フレーム136の間に第2刈刃高さ調整機構150を設けている。第2刈刃高さ調整機構150は、伸縮可能な四角筒状の昇降下フレーム151と昇降上フレーム152を有する。昇降上フレーム152の中空部に下方側から、昇降下フレーム151の上端側を摺動可能に挿入している。中央フレーム136のうち中間上面側に下側軸体153を固着している。昇降下フレーム151の下端側に下側軸体153を回動可能に連結している。一方、フィーダハウス11の上面側に補強フレーム154を固着している。補強フレーム154に上側軸体155の一端側を回動可能に連結し、昇降上フレーム152の側面に上側軸体155の他端側を固着している。
また、昇降下フレーム151と昇降上フレーム152を連結する係脱操作機構161を備えている。昇降下フレーム151の上端側に、下段係合溝162と、複数の上段係合溝163を、縦方向に略一列状に形成する。昇降上フレーム152に係脱操作機構161を設ける。係脱操作機構161は、各係合溝162,163のいずれかに択一的に先端側を係入させる係合ピン164と、各係合溝162,163に係合ピン164の先端側を係入維持する保持バネ165と、係合ピン164の中間部及び保持バネ165を内挿支持するケーシング166と、係合ピン164の基端部に支点軸167を介して回動可能に軸支する抜差しカム体168と、抜差しカム体168に固着する係脱操作レバー169を有する。
昇降上フレーム152の外側面にケーシング166を固着し、各係合溝162,163を形成した昇降下フレーム151側面と係合ピン164の先端側を対向させるように構成している。円形孔状の上段係合溝163の内径寸法と、円柱状の係合ピン164の外径寸法を、略同一寸法に形成する。即ち、昇降下フレーム151と昇降上フレーム152を介して、フィーダハウス11に第2刈刃機構145を高さ調節可能に連結している。複数の上段係合溝163のいずれかに係合ピン164を係入させ、刈取装置3(第1刈刃15)に対して第2刈刃133の相対支持高さを多段的に調節し、圃場に残る切株高さを調節するように構成している。
上段係合溝163の内径寸法、または係合ピン164の外径寸法に比べ、縦長孔状の下段係合溝162の上下内径幅寸法を長く形成している。下段係合溝162に係合ピン164を係合した状態下で、係合ピン164が下段係合溝162内を上下動する範囲で、昇降上フレーム152(フィーダハウス11)に対して、昇降下フレーム151(第2刈刃133)が昇降動するように構成している。即ち、下段係合溝162に係合ピン164を係合させて、刈取作業を実行した場合、接地橇体138が圃場面に着地し、刈取装置3の対本機高さが一定に維持された状態で、圃場面の凹凸に追従して接地橇体138(第2刈刃133)が昇降動し、圃場に残る切株高さが略一定に維持される。
なお、刈取装置3の対本機高さが一定に維持された状態では、圃場面の凹凸によって刈取装置3の対地高さが変化し、第1刈刃15の穀稈刈高さが変化する。また、圃場面が均平な状態で、係合ピン164が下段係合溝162内を上下動する範囲で、昇降用油圧シリンダ4にて刈取装置3の対本機高さを変更しても、接地橇体138が圃場面に着地し、圃場に残る切株高さが略一定に維持される。
図5〜図7、図9、図10に示す如く、前記正逆転切換ケース121から第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動機構171を備えている。第2刈刃駆動機構171は、第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動軸172と、ベベルギヤ機構173を介して第2刈刃駆動軸172に連結する偏心回転軸174と、偏心回転軸174に連結する第2刈刃駆動クランク機構175を有する。図5、図10に示す如く、正逆転切換ケース121内に第2刈刃駆動軸172の一端側を突入させて、第2刈刃駆動軸172に前記中間ベベルギヤ126を係合軸支し、中間ベベルギヤ126を介して正逆転伝達軸122に第2刈刃駆動軸172を連結している。
第2刈刃駆動クランク機構175は、偏心回転軸174に設ける偏心回転体176と、偏心回転体176に揺動変換体177を介して連結する揺動回転軸178と、揺動回転軸178に連結する揺動駆動アーム179と、揺動駆動アーム179に第2刈刃133を連結する押し引きロッド180を有する。偏心回転軸174の一方向回転を、揺動回転軸178の揺動回転(一定範囲内で正逆転させる往復回転)に変換して、揺動駆動アーム179を揺動させ、押し引きロッド180を介して第2刈刃133を往復摺動させ、第2刈刃133によって圃場の穀稈を切断するように構成している。
また、第2刈刃駆動軸を内設する円筒状の伝動フレーム181と、ベベルギヤ機構173を内設する四角箱状のベベルギヤケース182を備える。ベベルギヤケース182から突設した偏心回転軸174に、前記左側フレーム134基端のフレーム軸受部134aを回動可能に支持する。正逆転切換ケース121に伝動フレーム181の一端側を着脱可能に締結し、伝動フレーム181の他端側にベベルギヤケース182を着脱可能に締結している。
即ち、偏心回転軸174、ベベルギヤケース182、伝動フレーム181を介して、正逆転切換ケース121に左側フレーム134を支持している。なお、左側フレーム134の前端側に軸受支柱183を立設し、軸受184を介して軸受支柱183に揺動回転軸178の前端側を軸支している。なお、第2刈刃駆動クランク機構175は、左側フレーム134に着脱可能に支持した第2刈刃駆動カバー185内に配置している。
上記の構成により、刈取クラッチ115の入り操作によって刈取装置3を駆動することにより、第1刈刃15と共に第2刈刃133が作動し、第1刈刃15によって圃場の未刈り穀稈の穂先側を刈取り、その穀稈の穂先側をフィーダハウス11から脱穀装置9に搬入し、穀粒選別機構10からグレンタンク6に穀粒を取出す。一方、第1刈刃15によって圃場の穀稈が刈取られた跡に残る切株は、第2刈刃133にて適宜高さに切断され、収穫作業後に圃場に残る切株の高さが略一定高さに揃えられる。収穫作業後の圃場に残る切株の高さを低くすることにより、圃場の後処理作業(耕耘作業など)性を向上できる。
前記収穫作業において、第1刈刃15の刈り幅と第2刈刃133の刈り幅を略同一長さに形成しているから、第1刈刃15の刈り幅よりも第2刈刃133の刈り幅が短尺に形成されている構造に比べて、収穫作業中に蛇行移動しても、第2刈刃133が切株を刈り残す不具合が殆ど発生しない。また、第1刈刃15の穀稈刈り高さに応じて、係脱操作レバー169の操作にて第2刈刃133の支持高さを調整し、第1刈刃15に対する第2刈刃133の相対支持高さを変更して、オペレータが希望する切株高さに圃場に残る切株の高さを調節する。
次に、図11を参照して、第2実施形態を示す刈取装置部の駆動構造を説明する。図11に示す如く、第1実施形態において中間ベベルギヤ126とベベルギヤ機構173間に連結した第2刈刃駆動軸172を、中間ベベルギヤ126に連結する第2刈刃駆動軸172と、第2刈刃133に動力を伝達するベベルギヤ機構173に連結するベベルギヤ機構側入力軸191とに分割形成する。第2刈刃駆動軸172とベベルギヤ機構側入力軸191の間に第2刈刃クラッチ192を設ける。第2刈刃クラッチ192を入り切り操作するクラッチスライダ193と、クラッチスライダ193を摺動操作する第2刈刃クラッチ切換軸194を備える。また、第2刈刃クラッチ切換軸194にクラッチ切換アーム195を設けると共に、左側フレーム134(第2刈刃フレーム)に上昇センサアーム196を設け、クラッチ切換アーム195に上昇センサアーム196をクラッチワイヤ197にて連結している。
上記の構成により、収穫作業中、圃場の枕地旋回などにおいて、オペレータが昇降用油圧シリンダ4を作動させて、刈取装置3を非作業高さに上昇させたとき、左側フレーム134、上昇センサアーム196、クラッチワイヤ197、クラッチ切換アーム195を介して、左側フレーム134の上昇動作と連動させて第2刈刃クラッチ切換軸194を作動させ、クラッチスライダ193をクラッチ切り側に摺動させて、第2刈刃クラッチ192を自動的に切り作動し、第2刈刃133を停止させる。圃場の枕地旋回などにおいて、騒音を低減できる。
一方、収穫作業開始時、オペレータが昇降用油圧シリンダ4を作動させて、刈取装置3を刈取作業高さに下降させたとき、左側フレーム134、上昇センサアーム196、クラッチワイヤ197、クラッチ切換アーム195を介して、左側フレーム134の下降動作と連動させて第2刈刃クラッチ切換軸194を作動させ、クラッチスライダ193をクラッチ入り側に摺動させて、第2刈刃クラッチ192を自動的に入り作動し、第2刈刃133を作動させる。収穫作業開始時、第2刈刃133の作動操作忘れを防止できる。
図1、図5〜図7、図9、図10に示す如く、第1刈刃15を設ける刈取装置3と、扱胴21を有する脱穀装置9と、エンジン7及び運転座席42を設ける走行機体1と、第1刈刃15の残株を切断する第2刈刃133を備え、第2刈刃133にて圃場の切株高さを調整するコンバインにおいて、エンジン7の回転駆動力を刈取装置3に入力する正逆転切換ケース121を備え、正逆転切換ケース121から第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動機構171を設けている。したがって、正逆転切換ケース121と第2刈刃駆動機構171を着脱可能に構成できる。第2刈刃133の支持構造を簡略化または低コスト化できる。例えば、脱穀装置9前方に走行機体1の左側前部を大きく突出させる必要がないから、走行機体1左側の未刈り穀稈が走行機体1前部に接触するのを簡単に防止できる。また、第2刈刃133を装着しない走行機体1構造に、刈取装置3の駆動構造または走行機体1構造を殆んど変更することなく、後付け加工にて、第2刈刃133の支持フレーム134を簡単に組付けることができる。さらに、第2刈刃133を装着しない刈取装置3の駆動構造に、後付け加工にて、第2刈刃133の駆動構造を簡単に組付けることができる。即ち、第2刈刃133を装着しない構造と、前記第2刈刃133を装着する構造を、同一仕様の走行機体1構造にて簡単に構成できる。
図4、図9、図10に示す如く、運転台5の側方にフィーダハウス11を並設する構造であって、フィーダハウス11の側方部のうち運転台5の運転座席42から離れた側に、正逆転切換ケース121と第2刈刃駆動機構171を配置している。したがって、運転座席42から離れた前記フィーダハウス11の機外側部の広い作業スペースで、正逆転切換ケース121または第2刈刃駆動機構171などを着脱できる。刈取駆動部の組立分解またはメンテナンス作業性などを向上できる。
図9、図10に示す如く、第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動軸172を備える構造であって、正逆転切換ケース121から第2刈刃駆動軸172を延設し、第2刈刃駆動軸172にベベルギヤ機構173を介して第2刈刃133を連結している。したがって、例えば駆動チェンなどを設ける従来構造に比べ、第2刈刃133の駆動騒音を簡単に低減できる。正逆転切換ケース121とベベルギヤ機構173間の連結剛性を第2刈刃駆動軸172にて向上できる。正逆転切換ケース121を利用して第2刈刃133の支持構造を簡略化または低コスト化できる。
図4、図9、図10に示す如く、運転台5の側方にフィーダハウス11を並設する構造であって、第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動軸172と、第2刈刃駆動軸172を設ける伝動フレーム181を備え、運転台5の運転座席42から離れたフィーダハウス11の機外側部に、第2刈刃駆動軸172及び伝動フレーム181を設け、伝動フレーム181にベベルギヤケース182を介して第2刈刃フレームとしての左側フレーム134を連結し、左側フレーム134に第2刈刃133を装着している。したがって、第2刈刃133を支持する第2刈刃支持部材として、第2刈刃駆動軸172と左側フレーム134を活用できる。第2刈刃駆動軸172及び左側フレーム134の兼用によって、第2刈刃133が装設される機体構造を簡略化または低コスト化できる。第2刈刃133の支持構造を軽量化できるものでありながら、第2刈刃駆動軸172及び左側フレーム134にて、第2刈刃133の支持構造を高剛性に構成できる。
図1、図5〜図10に示す如く、第1刈刃15を設ける刈取装置3と、扱胴21を有する脱穀装置9と、エンジン7及び運転座席42を設ける走行機体1と、第1刈刃15の残株を切断する第2刈刃133と、第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動機構171を備え、第2刈刃133にて圃場の切株高さを調整するコンバインにおいて、第2刈刃駆動機構171は、第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動軸172と、第2刈刃駆動軸172を内挿する中空フレームとしての伝動フレーム181を有し、刈取装置3の入力部から前方に向けて第2刈刃駆動軸172と伝動フレーム181を延設している。したがって、第2刈刃駆動軸172と伝動フレーム181を活用して、第2刈刃133を支持する第2刈刃フレーム構造を簡略化できる。また、前記第2刈刃フレーム構造を軽量化できるものでありながら、前記第2刈刃フレーム構造を高剛性に構成できる。一方、例えば第2刈刃133をチェン駆動する構造などに比べ、第2刈刃133の駆動騒音を簡単に低減できる。
図9、図10に示す如く、伝動フレーム181にベベルギヤケース182を介して第2刈刃フレームとしての左側フレーム134を連結し、伝動フレーム181を介して第2刈刃133を支持するように構成している。したがって、伝動フレーム181とベベルギヤケース182の連結によって、左側フレーム134を簡単に延設させて、第2刈刃フレームとしての左側フレーム134全体の実質的な前後長さを後方側に長尺に形成でき、左側フレーム134の本機支持部(正逆転切換ケース121)を高位置に配置できる。例えば走行機体1の上面と略同一高さに左側フレーム134の本機支持部を配置する構造に比べ、走行機体1の左側部を前方に突出させる必要がないから、走行機体1の左側部にこの左側外方の未刈り穀稈が接触して脱粒する等の不具合をなくすことができる。
図3、図4〜図9に示す如く、運転台5の側方にフィーダハウス11を並設する構造であって、フィーダハウス11の同一側方に、エンジン7の回転駆動力を刈取装置3に入力する正逆転切換機構としての正逆転切換ケース121と、刈取装置3駆動用の刈取クラッチ115機構と、第2刈刃駆動軸172を有する第2刈刃駆動機構171を、一列状に配置している。したがって、運転座席43から離れた前記フィーダハウス11の機外側部の広い作業スペースで、正逆転切換ケース121と刈取クラッチ115機構と第2刈刃駆動機構171などを組立てまたは分解作業できる。正逆転切換ケース121と刈取クラッチ115機構と第2刈刃駆動機構171などのメンテナンス作業性を向上できる。
図3、図6〜図9に示す如く、運転台5の側方にフィーダハウス11を並設する構造であって、刈取装置3に第2刈刃133を連結する第2刈刃昇降機構としての第2刈刃高さ調整機構150と、フィーダハウス11に第2刈刃高さ調整機構150を係止する固定フレーム体としての補強フレーム154を備え、フィーダハウス11を挟んでこの両側方に第2刈刃駆動軸172と第2刈刃高さ調整機構150を振分けて配置し、フィーダハウス11の上面側に横断状に補強フレーム154を固着している。したがって、フィーダハウス11の左右側面に近接させて第2刈刃駆動軸172と第2刈刃高さ調整機構150をコンパクトに支持できる。比較的薄い鉄板を板金加工して形成する前記フィーダハウス11の上面側で、この左右方向広幅に亘って補強フレーム154を溶接固定できる。フィーダハウス11上面側の補強を殆ど必要としない構造に構成できるものでありながら、第2刈刃高さ調整機構150の片持ち支持に必要な補強フレーム154の連結強度を簡単に確保できる。
図1、図5〜図10に示す如く、第1刈刃15を設ける刈取装置3と、扱胴21を有する脱穀装置9と、エンジン7及び運転座席42を設ける走行機体1と、第1刈刃15の残株を切断する第2刈刃133と、第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動機構171を備え、第2刈刃133にて圃場の切株高さを調整するコンバインにおいて、第2刈刃133を支持する第2刈刃フレームとして左側フレーム134、右側フレーム135、中央フレーム136を備えて、走行機体1に前記各フレーム134,135,136を介して第2刈刃133を装着する構造であって、左側フレーム134、右側フレーム135、中央フレーム136を、略同一形状寸法に形成している。したがって、鋼管を同一長さに切断加工して左側フレーム134、右側フレーム135、中央フレーム135をそれぞれ形成でき、第2刈刃支持フレーム構造を低コストに構成できる。左側フレーム134、右側フレーム135を前方に向けて直線的に延設させることにより、第1刈刃15と同一刈幅に第2刈刃133の左右刈幅を確保でき、例えば刈取作業中に蛇行走行しても、第1刈刃15にて穂先側が切断された後の圃場の残稈(長い切株)を、第2刈刃133が刈残すのを容易に防止できる。
図5〜図10に示す如く、刈取装置3に駆動力を伝達する刈取入力軸89上に正逆転切換ケース121を備え、中空フレームとしての伝動フレーム181及びベベルギヤケース182を介して正逆転切換ケース121に左側フレーム134を連結している。したがって、伝動フレーム181とベベルギヤケース182の連結によって、左側フレーム134一端側の第2刈刃133支持部と左側フレーム134他端側の本機取付部との距離を後方側に延長できる。即ち、第2刈刃フレームとしての左側フレーム134側の第2刈刃133支持部長さ(前後長さ)を後方側に長尺に形成でき、左側フレーム134の本機支持部を高位置に配置できる。例えば走行機体1の上面と略同一高さに左側フレーム134の本機支持部を配置する構造に比べ、走行機体1の左側部を前方に突出させる必要がないから、走行機体1の左側部にこの左側外方の未刈り穀稈が接触して脱粒する等の不具合をなくすことができる。
図3、図5〜図10に示す如く、第2刈刃133に駆動力を伝達する第2刈刃駆動軸172と、第2刈刃駆動軸172を内挿する中空フレームとしての伝動フレーム181を備え、運転座席42から離れたフィーダハウス11の機外側部に、第2刈刃駆動軸172及び伝動フレーム181を設け、伝動フレーム181にベベルギヤケース182を介して左側フレーム134を連結し、走行機体1に伝動フレーム181を介して左側フレーム134を連結している。したがって、第2刈刃133を支持する第2刈刃支持部材として第2刈刃駆動軸172と伝動フレーム181を活用することができ、走行機体1の高位置に左側フレーム134の基端部を支持できる。前記走行機体1左側における前側下部の構造を簡略化できるから、走行機体1左側に機外側の未刈り穀稈が接触するのを防止できる。第2刈刃駆動軸172及び伝動フレーム181の兼用によって、第2刈刃133の支持構造を軽量化できるものでありながら、第2刈刃駆動軸172及び伝動フレーム181にて、第2刈刃133の支持構造を高剛性に構成できる。
図5〜図9に示す如く、中央フレーム136を四角パイプにて形成すると共に、走行機体1と中央フレーム136下面の間に板バネ体としての弾性アーム体144を設け、弾性アーム体144にて第2刈刃133を上昇方向に弾圧するように構成している。したがって、中央フレーム136の下面側に弾性アーム体144の一端側を弾圧させるように、走行機体1側に弾性アーム体144の他端側を固着する簡単な連結構造によって、走行機体1と中央フレーム136の間に弾性アーム体144を組付けることができる。なお、弾性アーム体144の弾性変形によって、弾性アーム体144上面に付着した泥土を脱落させやすい構造に構成でき、弾性アーム体144の弾性変形機能を簡単に保持できる。また、弾性アーム体144にて第2刈刃133の対本機高さを一定高さ以上に維持しながら、第2刈刃133の対第1刈刃15高さ等を簡単な調節操作にて変更できる。
1 走行機体
3 刈取装置
5 運転台
7 エンジン
9 脱穀装置
11 フィーダハウス
15 第1刈刃
21 扱胴
42 運転座席
115 刈取クラッチ
121 正逆転切換ケース(正逆転切換機構)
133 第2刈刃
134 左側フレーム(第2刈刃フレーム)
150 第2刈刃高さ調整機構(第2刈刃昇降機構)
154 補強フレーム(固定フレーム体)
171 第2刈刃駆動機構
172 第2刈刃駆動軸
181 伝動フレーム(中空フレーム)
182 ベベルギヤケース


Claims (4)

  1. 第1刈刃を設ける刈取装置と、扱胴を有する脱穀装置と、エンジン及び運転座席を設ける走行機体と、第1刈刃の残株を切断する第2刈刃と、前記第2刈刃に駆動力を伝達する第2刈刃駆動機構を備え、前記第2刈刃にて圃場の切株高さを調整するコンバインにおいて、
    第2刈刃駆動機構は、前記第2刈刃に駆動力を伝達する第2刈刃駆動軸と、第2刈刃駆動軸を内挿する中空フレームを有し、前記刈取装置の入力部から前方に向けて前記第2刈刃駆動軸と中空フレームを延設したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記中空フレームにギヤケースを介して第2刈刃フレームを連結し、前記中空フレームを介して前記第2刈刃を支持するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 運転台の側方にフィーダハウスを並設する構造であって、前記フィーダハウスの同一側方に、前記エンジンの回転駆動力を前記刈取装置に入力する正逆転切換機構と、前記刈取装置駆動用の刈取クラッチ機構と、前記第2刈刃駆動軸を有する第2刈刃駆動機構を、一列状に配置したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  4. 運転台の側方にフィーダハウスを並設する構造であって、前記刈取装置に前記第2刈刃を連結する第2刈刃昇降機構と、前記フィーダハウスに第2刈刃昇降機構を係止する固定フレーム体を備え、前記フィーダハウスを挟んでこの両側方に前記第2刈刃駆動軸と第2刈刃昇降機構を振分けて配置し、前記フィーダハウスの上面側に横断状に前記固定フレーム体を固着したことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
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