JP2004254552A - コンバインの伝動構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンバインの伝動構造におけるエンジンから伝動ケース、伝動ケースから刈取部及び脱穀装置への伝動系において、メンテナンスが行い易くなるようにし、構造の簡素化を図る。
【解決手段】脱穀装置2及びグレンタンク3の横側で脱穀装置2とグレンタンク3との間に伝動ケース8を備え、脱穀装置2又はグレンタンク3の前方に配置されたエンジン5の動力を、機体の正面視で脱穀装置2とグレンタンク3との間に位置する伝動機構12を介して、伝動ケース8に伝達する。伝動ケース8の動力を伝動機構14,16,24を介して、刈取部及び脱穀装置2に伝達する。脱穀装置2と機体の左右方向に並んだ使用位置及び脱穀装置2から横外方に離れて伝動ケース8を開放する非使用位置に、グレンタンク3を位置変更自在に構成する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、全稈投入型や自脱型のコンバインの伝動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンバインでは、機体の前部に刈取部が備えられ、脱穀装置とグレンタンクとが機体の左右方向に並べて機体に備えられたものが多くあり、エンジンから刈取部及び脱穀装置への伝動系を、例えば特許文献1及び2に開示されているように構成したものがある。
【0003】
特許文献1及び2の構造によると、脱穀装置の前部に伝動ケース(特許文献1の図1中の20)を備え、脱穀装置の横隣に備えられたエンジン(特許文献1の図1中の5)の動力を、伝動軸(特許文献1の図1中の16)により、機体の脱穀装置側の横端部に伝達し伝動ケースに伝達している。伝動ケースの動力を伝動軸(特許文献1の図1中の11A)を介して脱穀装置(扱胴)に伝達し、機体の脱穀装置側の横端部に備えられた伝動機構(特許文献1の図1中の23,24)を介して、脱穀装置(選別部)に伝達している。さらに伝動ケースの動力を、機体の脱穀装置側の横端部に備えられた伝動機構(特許文献1の図1中の25)を介して刈取部に伝達している。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−111822号公報(図1及び図2)
【特許文献2】
特開平10−276551号公報(図2)
【特許文献3】
特開平11−187757号公報(図2,3,4,6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1及び2の構造によると、エンジンの動力を刈取部及び脱穀装置に伝達する伝動ケースが、脱穀装置の前部に備えられているので、伝動ケースの付近のメンテナンスが行い難いものとなっている。また特許文献1及び2の構造によると、エンジンの動力が機体の脱穀装置側の横端部に伝達されてから伝動ケースに伝達されるので、エンジンから伝動ケースへの伝動系が比較的長いものになっており、構造の簡素化の面で改善の余地がある。
本発明は、コンバインの伝動構造におけるエンジンから伝動ケース、伝動ケースから刈取部及び脱穀装置への伝動系において、メンテナンスが行い易くなるようにすることを目的としており、構造の簡素化を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
[I]
請求項1の特徴によると、機体の前部に刈取部を備え、脱穀装置とグレンタンクとを機体の左右方向に並べて機体に備えて、脱穀装置及びグレンタンクの横側で脱穀装置とグレンタンクとの間に伝動ケースを備えている。脱穀装置又はグレンタンクの前方に配置されたエンジンの動力を、機体の正面視で脱穀装置とグレンタンクとの間に位置する伝動機構を介して、伝動ケースに伝達するように構成し、伝動ケースの動力を伝動機構を介して刈取部及び脱穀装置に伝達するように構成している。脱穀装置と機体の左右方向に並んだ使用位置及び脱穀装置から横外方に離れて伝動ケースを開放する非使用位置に、グレンタンクを位置変更自在に構成している。
【0007】
請求項1の特徴によると、伝動ケースを脱穀装置及びグレンタンクの横側で脱穀装置とグレンタンクとの間に備えており、脱穀装置又はグレンタンクの前方に配置されたエンジンの動力を、機体の正面視で脱穀装置とグレンタンクとの間に位置する伝動機構を介して、伝動ケースに伝達するように構成している。
これにより、請求項1の特徴によると、エンジンの動力を機体の脱穀装置側の横端部に伝達してから伝動ケースに伝達すると言うようなことを行っておらず、エンジンから伝動ケースへの伝動機構が比較的短いものとなる。
【0008】
請求項1の特徴によると、伝動ケースを脱穀装置及びグレンタンクの横側で脱穀装置とグレンタンクとの間に備えた場合、脱穀装置と機体の左右方向に並んだ使用位置及び脱穀装置から横外方に離れて伝動ケースを開放する非使用位置に、グレンタンクを位置変更自在に構成している。
これによって、請求項1の特徴によると、グレンタンクを非使用位置に位置変更すれば、グレンタンクによって覆われていた伝動ケースの付近が開放されるので、伝動ケースの付近のメンテナンスが支障なく行える。
【0009】
[II]
請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
コンバインでは一般にグレンタンクの底部から穀粒を排出する為に、グレンタンクの底部を機体の正面視で下すぼまり状に構成しており、脱穀装置とグレンタンクの底部との間に空間が生じていることが多い。
請求項2の特徴によると、グレンタンクの底部を機体の正面視で下すぼまり状に構成して、脱穀装置とグレンタンクの底部との間に伝動ケースを備えており、既存の空間に伝動ケースを備えているので、伝動ケースを備える為の専用の空間を備える必要が少ない。
【0010】
[III]
請求項3の特徴によると、請求項1又は2の場合と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項3の特徴によると、グレンタンクに貯留された穀粒を排出する排出機構をグレンタンクの底部に備え、グレンタンクの前部に備えられた排出機構の入力部に、伝動ケースの動力を伝動機構を介して伝達するように構成している。グレンタンクの後部の縦軸芯周りにグレンタンクを揺動させることにより、グレンタンクを使用位置及び非使用位置に位置変更自在に構成している。
【0011】
請求項3の特徴にように、グレンタンクの前部に備えられた排出機構の入力部に、伝動ケースの動力を伝動機構を介して伝達するように構成すると、伝動ケースがグレンタンクの前部側に備えられるようになる。これによって、請求項3の特徴によると、グレンタンクの後部の縦軸芯周りにグレンタンクを揺動させて、グレンタンクを非使用位置に位置変更すれば、伝動ケースの付近及び伝動ケースからグレンタンクの前部に備えられた排出機構の入力部への伝動機構の付近が大きく開放されるので、伝動ケースの付近及び伝動ケースからグレンタンクの前部に備えられた排出機構の入力部への伝動機構の付近のメンテナンスが行い易くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に示すように、クローラ式の右及び左の走行装置1で支持された機体において、機体の左側部に脱穀装置2が備えられ、機体の右側部にグレンタク3が備えられており、脱穀装置2の前部に刈取部4の基部が支持され、刈取部4が前方に延出されて、全稈投入型のコンバインが構成されている。
【0013】
図3及び図5に示すように、グレンタンク3の前方にエンジン5が機体の左右方向に向いて備えられ、出力プーリー5aがエンジン5の機体の左右中央側の部分に位置している。右及び左の走行装置1に動力を伝達するミッションケース9が、機体の左右中央付近でエンジン5の前方に配置され、エンジン5の出力プーリー5aとミッションケース9の入力プーリー9aとに亘って、伝動ベルト10が巻回されている。
【0014】
図3及び図4に示すように、グレンタンク3の底部において、脱穀装置2側の壁部3aが傾斜面に形成されて、グレンタンク3の底部が機体の正面視(図4参照)で下すぼまり状に構成されている。グレンタンク3の穀粒を排出するスクリュウ状の排出機構6がグレンタンク3の底部に備えられており、排出機構6の入力プーリー6aがグレンタンク3の前部に備えられている。
【0015】
図1及び図2に示すように、グレンタンク3の後部にオーガ7が備えられて、排出機構6からの穀粒がオーガ7により排出されるように構成されており、オーガ7の縦軸芯P1周りにグレンタンク3が揺動自在に支持されている。これにより、グレンタンク3を縦軸芯P1周りに揺動させることにより、グレンタンクを脱穀装置2に沿った使用位置(図1及び図2の実線参照)、及び脱穀装置2から横外方に離れた非使用位置(図2及び図4の二点鎖線参照)に位置変更することができる。この場合、後述する伝動ベルト19(図3及び図4参照)を外してから、グレンタンク3を非使用位置(図2及び図4の二点鎖線参照)に位置変更する。
【0016】
図3,4,5に示すように、脱穀装置2の前部及びグレンタンク3の前部(底部)の横側で、脱穀装置2の前部とグレンタンク3の前部(底部)との間に、伝動ケース8が備えられており、グレンタンク3の壁部3aの下方でエンジン5の後方に伝動ケース8が位置している。入力軸11が伝動ケース8から機体の左右方向に向いて脱穀装置2側に突出して、入力軸11に入力プーリー11aが固定されており、エンジン5の出力プーリー5aと伝動ケース8の入力プーリー11aとに亘って、伝動ベルト12が巻回されている。これにより、伝動ベルト12が機体の正面視で、脱穀装置2とグレンタンク3の底部との間(機体の左右中央付近)に位置している。
【0017】
図3,4,5に示すように、脱穀装置2の選別部2aに動力を伝達する入力軸13が、脱穀装置2の下部に備えられてグレンタンク3側に突出し、入力軸13に入力プーリー13aが固定されており、伝動ケース8の入力プーリー11aと脱穀装置2(選抜部2a)の入力プーリー13aとに亘って、伝動ベルト14が巻回されている。刈取部4の入力プーリー15が脱穀装置2の前部の上部に備えられており、脱穀装置2(選抜部2a)の入力プーリー13aと刈取部4の入力プーリー15とに亘って、伝動ベルト16が巻回されている。
【0018】
図6に示すように、伝動ケース8に油圧ポンプ17が備えられて、入力軸11の動力により油圧ポンプ17が駆動されるように構成されており、油圧ポンプ17の作動油により、刈取部4の昇降駆動やオーガ7の昇降駆動等が行われる。伝動ケース8の内部において、入力軸11に伝動ギヤ11b及びベベルギヤ11cが固定されている。出力軸18が伝動ケース8から機体の前後方向に向いてエンジン5側に突出し、出力軸18に出力プーリー18a及びベベルギヤ18bが固定されており、出力軸18のベベルギヤ18bが入力軸11のベベルギヤ11cに咬合している。図3及び図4に示すように、出力軸18の出力プーリー18aとグレンタンク3(排出機構6)の入力プーリー6aとに亘って、伝動ベルト19が巻回されている。
【0019】
図6に示すように、伝動ケース8の内部に伝動軸20が備えられ、伝動軸20に高速ギヤ20a、中速ギヤ20b及び低速ギヤ20cが固定されて、伝動軸20の高速ギヤ20aが入力軸11の伝動ギヤ11bに咬合している。出力軸21が伝動ケース8から機体の左右方向に向いて脱穀装置2側に突出して、出力軸21に出力プーリー21a固定されている。図3,4,5に示すように、脱穀装置2の扱胴2bを駆動する入力軸22が、脱穀装置2の上部に備えられて機体の前方に突出して、入力軸22にベベルギヤ22aが固定されている。脱穀装置2の前部の上部に伝動軸23が機体の左右方向に向いて備えられ、伝動軸23に入力プーリー23a及びベベルギヤ23bが固定されて、伝動軸23のベベルギヤ23bと入力軸22のベベルギヤ22aとが咬合しており、出力軸21の出力プーリー21aと伝動軸23の入力プーリー23aとに亘って、伝動ベルト24が巻回されている。
【0020】
図6に示すように、伝動ケース8の内部において、出力軸21に伝動ギヤ21b,21cが相対回転自在に外嵌されて、出力軸21の伝動ギヤ21b,21cが伝動軸20の高速ギヤ20a及び低速ギヤ20cに咬合している。シフトギヤ21dが出力軸21にスプライン構造により一体回転及びスライド自在に外嵌されており、シフトギヤ21dをスライド操作する操作レバー38が伝動ケース8の上部に備えられている。操作レバー38により出力軸21のシフトギヤ21dをスライド操作して、出力軸21の伝動ギヤ21b,21c及び伝動軸20の中速ギヤ20bに咬合させることにより、入力軸11から出力軸21に伝達される動力を高中低の3段に変速することができる。
【0021】
以上の構造によって、図3,4,5に示すように、エンジン5の動力が伝動ベルト10を介して、ミッションケース9の入力プーリー9aに伝達されるのであり、エンジン5の動力が伝動ベルト12を介して、伝動ケース8の入力軸11に伝達される。伝動ケース8の入力軸11に伝達された動力が伝動ベルト14を介して、脱穀装置2(選別部2a)の入力軸13に伝達されるのであり、脱穀装置2(選別部2a)の入力軸13の入力プーリー13aから伝動ベルト16を介して、刈取部4の入力プーリー15に伝達される。
【0022】
図3,4,5に示すように、伝動ケース8の入力軸11に伝達された動力が出力軸18及び伝動ベルト19を介して、グレンタンク3(排出機構6)の入力プーリー6aに伝達される。伝動ケース8の入力軸11に伝達された動力が高中低の3段に変速されて、出力軸21に伝達され、伝動ベルト24及び伝動軸23を介して、脱穀装置2(扱胴2b)の入力軸22に伝達される。
【0023】
図3及び図5に示すように、脱穀装置2のグレンタンク3側の壁部において、横軸芯P2周りにテンションアーム25が揺動自在に支持され、伝動ベルト14に対するテンションプーリー25aがテンションアーム25に備えられており、テンションアーム25を伝動ベルト14から離れる方向に付勢するバネ26が備えられている。横軸芯P3周りにテンションアーム27が揺動自在に支持され、伝動ベルト24に対するテンションプーリー27aがテンションアーム27に備えられており、テンションアーム27を伝動ベルト24から離れる方向に付勢するバネ28が備えられている。横軸芯P4周りにテンションアーム29が揺動自在に支持され、伝動ベルト16に対するテンションプーリー29aがテンションアーム29に備えられており、テンションアーム29を伝動ベルト16から離れる方向に付勢するバネ30が備えられている。
【0024】
図5に示すように、モータ31及びモータ31によって駆動される操作アーム32が、脱穀装置2の上部に備えられている。脱穀装置2のグレンタンク3側の壁部の下部の横軸芯P5周りに中継アーム33が揺動自在に支持され、操作アーム32と中継アーム33とに亘ってワイヤ34が接続されてており、中継アーム33とテンションアーム25,27とに亘ってワイヤ35,36が接続されている。操作アーム32とテンションアーム29とに亘ってワイヤ37が接続されている。
【0025】
図5に示す状態はモータ31及び操作アーム32によりワイヤ34,35,36,37が引き操作された状態で、テンションプーリー25a,27a,29aが伝動ベルト14,24,16を押圧している状態であり、動力が伝動ベルト14を介して脱穀装置2(選別部2a)の入力軸13に伝達され、伝動ベルト16を介して刈取部4の入力プーリー15に伝達されており、伝動ベルト24を介して脱穀装置2(扱胴2b)の入力軸22に伝達されている。
【0026】
次にモータ31及び操作アーム32によりワイヤ34,35,36,37を戻し操作すると、バネ26,28,30によりテンションプーリー25a,27a,29aが伝動ベルト14,24,16から離れる。これにより、脱穀装置2(選別部2a)の入力軸13への動力が遮断され、刈取部4の入力プーリー15への動力が遮断されるのであり、脱穀装置2(扱胴2b)の入力軸22への動力が遮断される。
【0027】
以上の構造により、モータ31及び操作アーム32によりワイヤ34,35,36,37を戻し操作した後、伝動ベルト19(図3及び図4)を外して、グレンタンク3を非使用位置に位置変更する(図2及び図4の二点鎖線参照)。これにより、伝動ケース8の付近が大きく開放されるので、伝動ベルト12,14,16,19,24の交換や、テンションアーム25,27,29(テンションプーリー25a,27a,29a)の調節、操作レバー38の操作等が容易に行える。
【0028】
[発明の実施の別形態]
前述の[発明の実施の形態]において、機体の右側部に脱穀装置2を備え、機体の左側部にグレンタク3を備えるように構成してもよく、脱穀装置2の前方にエンジン5を備えるように構成してもよい。伝動ベルト12,14,16,19,24に代えて、伝動チェーンや伝動軸を使用してもよい。
本発明は全稈投入型のコンバインばかりではなく、自脱型のコンバインにも適用できる。
【0029】
【発明の効果】
請求項1の特徴によると、コンバインの伝動構造におけるエンジンから伝動ケース、伝動ケースから刈取部及び脱穀装置への伝動系において、エンジンの動力を機体の脱穀装置側の横端部に伝達してから伝動ケースに伝達すると言うようなことを行っておらず、エンジンから伝動ケースへの伝動機構が比較的短いものとなるので、エンジンから伝動ケースへの伝動機構の構造の簡素化を図ることができ、生産コストの低減を図ることができた。
請求項1の特徴によると、グレンタンクを非使用位置に位置変更すれば、グレンタンクによって覆われていた伝動ケースの付近が開放され、伝動ケースの付近のメンテナンスが支障なく行えるようになるので、メンテナンス性の向上を図ることができた。
【0030】
請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項2の特徴によると、グレンタンクの底部を機体の正面視で下すぼまり状に構成して、脱穀装置とグレンタンクの底部との間に伝動ケースを備えており、既存の空間に伝動ケースを備えているので、伝動ケースを備える為の専用の空間を備える必要が少なくなって、伝動ケースの付近のコンパクト化を図ることができた。
【0031】
請求項3の特徴によると、請求項1又は2の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
請求項3の特徴によると、グレンタンクの後部の縦軸芯周りにグレンタンクを揺動させて、グレンタンクを非使用位置に位置変更すれば、伝動ケースの付近及び伝動ケースからグレンタンクの前部に備えられた排出機構の入力部への伝動機構の付近が大きく開放されるので、伝動ケースの付近及び伝動ケースからグレンタンクの前部に備えられた排出機構の入力部への伝動機構の付近のメンテナンスが行い易くなって、メンテナンス性の向上を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの全体平面図
【図3】伝動ケースの付近の伝動系を示す平面図
【図4】伝動ケースの付近の伝動系を示す正面図
【図5】伝動ケースの付近の伝動系を示す側面図
【図6】伝動ケースの縦断正面図
【符号の説明】
2 脱穀装置
3 グレンタンク
4 刈取部
5 エンジン
6 排出機構
6a 排出機構の入力部
8 伝動ケース
12,14,16,19,24 伝動機構
P1 縦軸芯

Claims (3)

  1. 機体の前部に刈取部を備え、脱穀装置とグレンタンクとを機体の左右方向に並べて機体に備えて、
    前記脱穀装置及びグレンタンクの横側で前記脱穀装置とグレンタンクとの間に伝動ケースを備え、
    前記脱穀装置又はグレンタンクの前方に配置されたエンジンの動力を、機体の正面視で前記脱穀装置とグレンタンクとの間に位置する伝動機構を介して、前記伝動ケースに伝達するように構成し、
    前記伝動ケースの動力を伝動機構を介して前記刈取部及び脱穀装置に伝達するように構成すると共に、
    前記脱穀装置と機体の左右方向に並んだ使用位置及び脱穀装置から横外方に離れて前記伝動ケースを開放する非使用位置に、前記グレンタンクを位置変更自在に構成してあるコンバインの伝動構造。
  2. 前記グレンタンクの底部を機体の正面視で下すぼまり状に構成して、前記脱穀装置と前記グレンタンクの底部との間に前記伝動ケースを備えてある請求項1に記載のコンバインの伝動構造。
  3. 前記グレンタンクに貯留された穀粒を排出する排出機構を前記グレンタンクの底部に備え、
    前記グレンタンクの前部に備えられた前記排出機構の入力部に、前記伝動ケースの動力を伝動機構を介して伝達するように構成すると共に、
    前記グレンタンクの後部の縦軸芯周りに前記グレンタンクを揺動させることにより、前記グレンタンクを使用位置及び非使用位置に位置変更自在に構成してある請求項1又は2に記載のコンバインの伝動構造。
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