JP4706548B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

この発明は、コンバインに関する。
コンバインの貯留タンク内へ貯留した穀粒の被貯留物の機外への排出は、この貯留タンクの下部、及び後側へ設けた貯留物取出筒と、排出オーガとにより、移送されて機外へ排出する。この排出作業は、下述のように行われる。
穀粒を貯留する前記貯留タンクの下部に穀粒取出筒を下部へ向けて設け、該穀粒取出筒を貯留タンクの支持枠内に位置させて設けると共に、電動モータで駆動する排出螺旋を内装した排出オーガを、穀粒取出筒に回動自在に装着している。又、該排出オーガを左右、及び上下回動調節自在に構成し、更に、該排出オーガは、前記電動モータ以外の別に設けた電動モータにより、上下回動調節自在に設け、貯留タンク内の穀粒穀粒取出筒から、排出オーガを経て機外へ排出する。
特開2001−224237号公報
貯留タンクの後側へ設けた排出オーガのオーガ筒は、上下中間部で上・下オーガ筒に二分割して、該上オーガ筒は折り畳み自在である。該上・下オーガ筒の接合部両側にフランジを設け、この各フランジ部には、回動自在に枢着したピンと、係合用の係合フックとを設けている。上オーガ筒を折り畳み操作するときには、この係合フックを回動操作して、係合を解除し、その後にピンを回動中心として、上オーガ筒を折り畳み操作する。
前記排出オーガを最低下降位置、及び最高上昇位置(収納位置)の全範囲にわたり、手動回動移動操作するが、最高上昇位置への操作は、重量が重いことにより、操作が困難であると共に、危険であったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。
このために、請求項1に記載の発明においては、車台(2)の下側に走行装置(3)を設け、車台(2)の前部に刈取機(4)を設け、車台(2)の上側には脱穀機(5)と該脱穀機(5)の右側に備える貯留タンク(6)を設け、該貯留タンク(6)の後側に下部移送筒(9)と上部移送筒(10)とに分割された移送排出筒(8)を設けたコンバインにおいて前記貯留タンク(6)に内装されるタンク移送螺旋(6a)の後端部を軸支する後支持メタル(6c)を、貯留タンク(6)の後側板(6b)の外側面に装着し、前記下部移送筒(9)の下端部に設けた回動ケース(9b)を後支持メタル(6c)の外側部へ回動自在に装着し、前記上部移送筒(10)を下部移送筒(9)に対して折り畳み自在に設けて、該回動ケース(9b)と下部移送筒(9)と上部移送筒(10)とを一体でコンバインの機体(1a)の右外側方へ回動させた状態から、上部移送筒(10)を下部移送筒(9)に対して折り畳んだ後に下部移送筒(9)を略垂直状態になるまで回動操作することで、該上部移送筒(10)が収納状態となる構成とし、前記下部移送筒(9)の後方外側の部位に設けたガスダンパ(24)の上端側を下部移送筒(9)に装着すると共に該ガスダンパ(24)の下端側を車台(2)の右側後端部に装着し、前記下部移送筒(9)を上下方向の任意の回動位置で固定するブレーキ装置(20)を設けると共に、該ブレーキ装置(20)を操作するブレーキレバー(17c)を下部移送筒(9)の移送終端部に軸支して、前記移送排出筒(8)を機体(1a)の右外側方へ回動させた状態から収納状態となる側へ回動操作するときに、ブレーキレバー(17c)の操作でブレーキ装置(20)を解除操作して移送排出筒(8)の下部移送筒(9)を略垂直状態となる位置の近傍へ回動操作すると以後は、該下部移送筒(9)が前記ガスダンパ(24)の推力によって略垂直状態になるまで自動的にして上部移送筒(10)が収納状態となる構成したことを特徴とするコンバインとしたものである。
請求項2に記載の発明においては、前記上部移送筒(10)の移送終端に備えた排出筒(11)の先端部に、蛇腹式のシュータ(11b)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインとしたものである。
請求項1に記載の発明によると、ガスダンパ(24)によって下部移送筒(9)の回動操作の補助をさせることで、移送排出筒(8)の回動操作を容易に行うことができる。またガスダンパ(24)を下部移送筒(9)の後方外側の部位に設けることによりストロークの長いガスダンパを使用でき、操作フィーリングが向上る。
また、下部移送筒(9)を上下方向の任意の回動位置で固定するブレーキ装置(20)を設け、このブレーキ装置(20)を操作するブレーキレバー(17c)を下部移送筒(9)の移送終端部に軸支したので、このブレーキレバー(17c)に至るワイヤの処理が簡単になる。
そして、移送排出筒(8)を収納状態となる側へ回動操作するときに、ブレーキレバー(17c)の操作でブレーキ装置(20)を解除操作して下部移送筒(9)を略垂直状態となる位置の近傍へ回動操作すると、以後は、この下部移送筒(9)がガスダンパ(24)の推力によって略垂直状態になるまで自動的に回動して上部移送筒(10)が収納状態となるので、この略垂直状態となる位置の近傍では下部移送筒(9)の回動操作が不要となり、操作性が向上する。
請求項2に記載の発明によると上記請求項1に記載の発明の効果に加え、上部移送筒(10)の移送終端に備えた排出筒(11)の排穀口からこの排出筒(11)の先端部に設けた蛇腹式のシュータ(11b)を経て穀粒を機外へ排出することができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台(車台)2の下側には、走行装置3を設けている。又、該走行車台2の前部には、立毛穀稈を刈取りする刈取機4を設けると共に、上側面には、刈取り穀稈を受けて脱穀する脱穀機5と、この脱穀機5の右横側には、脱穀済みで選別済み穀粒を受けて貯留する貯留タンク6を設けた構成である。この貯留タンク6の後側には、貯留穀粒を機外へ移送排出する上部・下部移送筒10、9と排出口11a(以下、排穀口という。)を有する排出筒11と、シュータ28等よりなる移送排出筒装置(移送排出筒)8(以下、穀粒移送排出筒装置という。)を設けた構成である。この穀粒移送排出筒装置8は、上下に二分割した上部移送筒10と、下部移送筒9とに分割して設け、この上部移送筒10を折り畳み自在に設ける。この穀粒移送排出筒装置8は、一方側の側方外側(右側)へ回動移動自在に設け、又、基部には、ブレーキ装置20と、ガスダンパ24とを設け、この穀粒移送排出筒装置8を上下方向任意位置で固定できる構成である。この穀粒移送排出筒装置8を主に図示して説明する。
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図5で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面には、脱穀機5を載置した構成である。走行車台2の前方部の刈取機4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部へ移送し、脱穀機5のフィードチェン7aと、挟持杆7bとで引継いで、挟持移送されながら脱穀する。脱穀済みで選別済みの穀粒は、揚穀筒5aで揚送されて、脱穀機5の右横側に配設した、前後方向へタンク移送螺旋6aを底部へ軸支した。貯留タンク6内へ供給され、一時貯留される。
前記走行車台2の前方部には、図5で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド12a、及び各分草体12bと、立毛穀稈を引起す各引起装置12cと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置13の各掻込装置13aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置12dと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機5のフィードチェン7aと挟持杆7bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置13の根元・穂先移送装置14a・14b等からなる刈取機4を設けている。該刈取機4は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して、昇降する。
前記刈取機4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16aの上端部に設ける支持パイプ杆16bを走行車台2の上側面に設けた支持装置16cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ15を作動させると、支持杆16aと共に、刈取機4が上下回動する。
前記刈取機4の穀稈掻込移送装置13によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機5へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。
前記貯留タンク6側の前部には、図5で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う制御装置17aと、操縦席17bとを設け、この操縦席17bの下側にエンジン18を載置している。
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース19内の伝動機構19aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ19bを設けている。
前記貯留タンク6内へ貯留した貯留穀粒を機外へ排出するこの貯留タンク6の後側には、図1〜図4で示すように、この貯留タンク6内の前後方向へ軸支内装したタンク移送螺旋6aの移送終端側の後端部を軸支する後支持メタル6cは、貯留タンク6の後側板6bの外側面へ装着して設けた構成である。前端部は前側板6dへ設けた前支持メタル6eで軸支している。
前記後支持メタル6cには、図1〜図4で示すように、上下方向所定位置で二分割した、下部移送螺旋9aを回転自在に軸支内装した下部移送筒9と、上部移送螺旋10aを回転自在に軸支内装した上部移送筒10とよりなる穀粒移送排出筒装置8を設け、この下部移送筒9の下端部へ設けた回動ケース9bは、後支持メタル6cの外側へ回動自在に装着して設け、この回動ケース9bを回動中心(イ)として、これら回動ケース9bと、下部・上部移送筒9、10と、排出筒11等とよりなる、穀粒移送排出筒装置8は、一体で、例えば、コンバイン1の機体1aの右側方外側へ回動移動自在な構成であり、手動操作により、右側方外側へ回動移動する。
前記貯留タンク6下部の前後方向へ設けたタンク移送螺旋6aの移送終端部で、下部移送筒9の下端部へ設けた回動ケース9b内へ軸支したタンクベベルギヤーと、下部移送筒9へ軸支内装した下部移送螺旋9aの下端へ軸支した下部ベベルギヤーとを噛合させて、下部・上部移送螺旋9a、10aを回転駆動させて、下部・上部移送筒9、10内を穀粒が移送され、排出筒11の排穀口11aから、この排出筒11の先端部へ設けた、筒状で蛇腹式のシュータ11bを経て機外へ排出される。
前記穀粒移送排出筒装置8は、図1、及び図2で示すように、上下方向の所定位置で下部移送筒9と、上部移送筒10とに二分割し、二分割したこの上部移送筒10を収納状態に操作するときには、下部移送筒9に対して、折り畳み状態に手動操作し、その後に下部移送筒9を収納状態の略垂直姿勢状態位置へ回動移動操作する。
前記下部移送筒9の上端外径部には、下接合メタル9cを設けると共に、内装した下部移送螺旋9aの移送終端部に下爪クラッチ9dを設けている。又、上部移送筒10の下端外径部には、上接合メタル10bを設けると共に、内装した上部移送螺旋10aの移送始端部に上爪クラッチ10cを軸支して設けている。これら下・上接合メタル9d、10cには、接合軸10dを設けて、手動操作により、接続状態と、開き状態とになり、接続状態のときには、上部・下部移送螺旋10a、9aが回転駆動する。又、この開き状態に操作したときには、上部移送筒10、及び排出筒11等とは、折り畳み状態により、又、下爪クラッチ9dから上爪クラッチ10cの噛合状態が解除状態になる。
前記ブレーキ装置20は、図3で示すように、回動板22と、ブレーキ板23と、突出板22bとよりなる。回動板22は、回動ケース9bと、下部移送筒9とに装着して設け、この回動板22には、長孔22aを設け、ブレーキアーム23の内側には、突出板22bを設け、この突出板22bに菱形状で中央部へ向けて傾斜した凹部22cを設けている。
前記回動板22の後側には、ブレーキ板23と、回動板22と、突出板22bとを支持ピン21で軸支して設けると共に、ナット21aで抜け止めを施している。このブレーキ板23は、ブレーキアーム23aと、ブレーキボス23bとよりなり、このブレーキアーム23aに菱形状で中央部へ向けて傾斜した凹部23cを設けている。これらブレーキアーム23aの凹部23cと、突出板22bの凹部23cとの間には、球状のボール22dを設けている。ブレーキ板23のブレーキアーム23aと、ブレーキレバー17cとの間には、スプリング23eと、ワイヤ23dとを設けて接続している。回動板22の内外両側には、ブレーキシュー23f、23fを支持ピン21で軸支している。
前記ボール22dが各凹部22c、23c間にあるときには、回動板22へブレーキ荷重が負荷されず、手動操作で穀粒移送排出筒装置8を回動移動できる。又、ブレーキレバー17cの操作により、ブレーキ板23と、ボール22dとを回動移動させて、突出板22b上の平面部へボール22dが移動したときには、この突出板22bを介して、回動板22へブレーキ荷重が負荷されて、穀粒移送排出筒装置8を手動操作するときに、大きい力を掛けると移動させることができるが、通常は固定状態になる。
前記穀粒移送排出筒装置8を手動操作により、右側方外側へ回動移動させるときに、補助的な支持させるガスダンパ24は、図3で示すように、下部移送筒9の後外側へ設けている。このガスダンパ24の一方側(上側)は、下部移送筒9へ設けたダンパ用支持板24aへ装着すると共に、他方側(下側)は、走行車台2の後右側端部(右側後端部)へ装着して設けている。
前記穀粒移送排出筒装置8を一方側(右側)の側方外側へ手動操作で回動移動は、下部移送筒9の基部側へガスダンパ24を設けて、回動移動の補助をさせて、手動操作で回動すべく設けたことにより、回動移動が容易である。又、コストの安価な穀粒移送排出筒装置8が作製可能である。更に、下部移送筒9の後外側へ設けたことにより、ストロークの長いガスダンパ24が使用できて、フィーリングが向上する。
前記穀粒移送排出筒装置8の支持は、図3で示すように、ガスダンパ24で補助すると共に、ブレーキ装置20により、確実に支持させている。又、このブレーキ装置20のブレーキレバー17cの操作部、及びクラッチレバー17dとは、下部移送筒9の移送終端近傍部の左右両側へ設けたクラッチ・ブレーキ操作ケース9e、9fへ軸支して設けている。
これにより、構成が簡単で前記穀粒移送排出筒装置8を確実に支持できる。又、ワイヤ23dの処理が簡単である。
前記貯留タンク6の後側には、貯留した穀粒を機外へ排出すると共に、一方側の側方外側へ回動自在で、上下方向に上部移送筒10と、下部移送筒9とに二分割した、穀粒移送排出筒装置8を設け、該移送排出筒装置8の基部には、ブレーキ装置20と、ガスダンパ24とを設け、この穀粒移送排出筒装置8を収納状態の略垂直姿勢状態に手回動移動操作のときに、この穀粒移送排出筒装置8を図1で示すように、収納状態の略垂直姿勢状態の近傍部(A)位置へ移動操作すると、それ以後は、ガスダンパ24の推力の働きにより、この穀粒移送排出筒装置8を収納状態の略垂直姿勢状態になるまで、自動回動移動制御するように設けている。排出作業の最下降位置は、(B)位置である。
前記穀粒移送排出筒装置8は、下部移送筒9と、上部移送筒10とに二分割し、この上部移送筒10を折り畳み自在、又は張り出し自在に設けると共に、基部には、ブレーキ装置20と、ガスダンパ24とを設けている。該穀粒移送排出筒装置8を手動回動操作により、収納状態位置である、略垂直姿勢状態位置の近傍部(A)位置への回動移動操作により、ガスダンパ24の推力により、この穀粒移送排出筒装置8は、収納位置である、略垂直姿勢状態位置へ自動回動移動制御されることにより、略垂直姿勢位置の近傍部(A)位置以降では、操作部(回動用把持部)へ手が届きにくく、又、重く、更に、体重を掛けての操作ができないことにより、操作性が悪いが、これらを解消することができる。又、略垂直姿勢位置の近傍部(A)位置以降では、操作が不用であり、安全であると共に、自動回動移動に変わることにより、操作性の向上を図ることができる。
前記穀粒移送排出筒装置8の上部移送筒10を折り畳み状態に操作時、及び張り出し状態に操作時共に、該穀粒移送排出筒装置8を収納状態の略垂直姿勢状態の近傍部(A)位置へ移動操作すると、それ以後は、ガスダンパ24の推力の働きにより、この穀粒移送排出筒装置8を収納状態の略垂直姿勢状態になるまで、自動回動移動制御するように設けている。
前記穀粒移送排出筒装置8の上部移送筒10を折り畳み状態に操作時、及び張り出し状態に操作時、これら両者共に、該穀粒移送排出筒装置8を収納状態の略垂直姿勢状態の近傍部(A)位置へ移動操作すると、ガスダンパ24の推力の働きにより、この穀粒移送排出筒装置8を収納状態の略垂直姿勢状態に、自動回動移動制御されることにより、略垂直姿勢位置の近傍部(A)以降では、操作部(回動用把持部)へ手が届きにくく、又、重く、更に、体重を掛けての操作ができないことにより、操作性が悪いが、これらを解消することができる。又、垂直姿勢位置の近傍部(A)以降では、操作が不用となり、安全であると共に、自動回動移動に変わることにより、操作性の向上を図ることができる。
前記穀粒移送排出筒装置8の下部移送筒9の下部移送螺旋9aと、上部移送筒10の上部移送螺旋10aとの回転駆動の伝動は、図4で示すように、エンジン18の回転動力がタンク移送螺旋6aへ入力され、このタンク移送螺旋6aから下部移送螺旋9aが回転駆動され、この下部移送螺旋9aの下爪クラッチ9dから上爪クラッチ10cを経て、上部移送螺旋10aが回転駆動され、穀粒は機外へ排出される。
前記穀粒移送排出筒装置8は、図6で示すように、穀粒を排出する排出作業域(C)と、非排出作業域とを設定し、この排出作業領域(C)では、ブレーキ装置20により、ブレーキ荷重が常に負荷されるように設けている。又、非排出作業領域(D)、(E)では、該ブレーキ装置20によるブレーキ荷重が常に負荷されないように設けている。
これにより、排出作業領域(C)では、前記穀粒移送排出筒装置8の自然下降を防止することができる。
前記穀粒移送排出筒装置8は、図6で示すように、穀粒を排出する排出作業域(C)では、ブレーキ装置20によるブレーキ荷重が常に負荷されないように設けている。又、非排出作業領域(D)、(E)では、ブレーキ装置20によるブレーキ荷重が常に負荷されるように設けている。
これにより、排出作業領域(C)では、前記穀粒移送排出筒装置8の操作性が向上する。
前記穀粒移送排出筒装置8の後側には、図7、及び図8で示すように、貯留タンク6を重合状態に設け、この貯留タンク6の外れを防止している。
これにより、装着不良等により、前記貯留タンク6が外れた場合にストッパにすることができる。
前記コンバイン1には、図9〜図12で示すように、後方部と右横側へ180度転倒を防止する。丸棒材、四角材、六角材等のいずれかよりなる転倒防止フレーム25を、このコンバイン1の脱穀機5右横側へ設けた貯留タンク6の後側部へこのコンバイン1の上側面より、上方へ大きく突出させて設けている。又、この転倒防止フレーム25は、上下方向の略中間位置で上防止フレーム25aと、下防止フレーム25bとに二分割して、この上防止フレーム25aを折り畳み自在に設けている。
これにより、前記コンバイン1が後方へ180度反転した時は、運転作業者がこのコンバイン1の下敷きになることを防止できる。又、このコンバイン1の右側後方で上方へ大きく突出させて設けた、一本の転倒防止フレーム25で転倒防止ができると共に、低コストである。更に、折り畳み方式であり、収納することにより、機体全高を低くでき、狭いスペースへ収納できる。
前記コンバイン1へ設けた穀粒移送排出筒装置8は、下部・上部移送筒9、10と、排出筒11と、シュータ11bとよりなり、図14〜図18で示すように、この穀粒移送排出筒装置8を穀粒を機外への排出と、コンバイン1が後方、及び右横側へ180度転倒を防止する。転倒安全装置として兼用している。この穀粒移送排出筒装置8の上部移送筒10を折り畳み操作、又は右横側へ回動移動操作して、転倒を防止させることもできる。
これにより、前記穀粒移送排出筒装置8を転倒安全装置として兼用したことにより、コスト低減になると共に、コンバイン1が後側、及び右横側への転倒防止ができる。
図3、図20、及び図21で示すように、ブレーキ装置20の回動板22の一方側の外側面に、図21で示す斜線部22eには、段着を設け、この回動板22には、厚みの薄い部分22eを設け、部分的にブレーキ荷重の減少を図っている。
これにより、前記穀粒移送排出筒装置8の調節位置により、ブレーキ荷重が変化することにより、操作性、及び使用性の向上を図っている。
図3、及び図22〜図24で示すように、ブレーキ装置20の回動板22の一方側の外側面に、図21で示す斜線部22fには、内側の所定位置(ロ)の厚み(t1)から、外側端部の厚み(t2)へ向けて傾斜させた、傾斜面22hを設けると共に、この傾斜面22hの加工は、フライス盤等により、機械での切削加工としている。機械加工された傾斜面22h側は、貯留タンク6側へ設けている。
これにより、簡単な方法で変化をつけて、ブレーキ荷重を変化させて、操作性、及び使用性の向上を図っている。又、ブレーキシュー23fの摩耗を防ぐ。
前記回動板22を、図25で示すように、鉄板材で絞り加工で形成し、傾斜面22hは、深絞り(t1)から順次浅絞り(t2)に加工している。
これにより、鉄板材で簡単な方法で変化をつけて、ブレーキ荷重を変化させ、操作性、及び使用性の向上を図っている。
穀粒移送排出筒装置の背面図 穀粒移送排出筒装置の折り畳み時の拡大背面図 穀粒移送排出筒装置の背面図 貯留タンクと、下部移送筒との拡大平断面図 コンバインの左側全体側面図 貯留タンクと、穀粒移送排出筒装置との背面図 貯留タンクと、穀粒移送排出筒装置との正面図 貯留タンクと、穀粒移送排出筒装置との平面図 コンバインの後方へ転倒時の側面図 コンバインの右横側へ転倒時の背面図 コンバインと、転倒防止フレームの折り畳み時の側面図 コンバインと、転倒防止フレームの折り畳み時の平面図 コンバインと、転倒防止フレームの折り畳み時の側面斜視図 コンバインの右横側へ転倒時の背面図 コンバインの右横側へ転倒時の背面図 コンバインと、穀粒移送排出筒装置との側面図 コンバインと、穀粒移送排出筒装置との平面図 コンバインと、穀粒移送排出筒装置との背面図 コンバインと、穀粒移送排出筒装置との側面斜視図 ブレーキ装置部の拡大側面図 ブレーキ装置の回動板の拡大背面図 ブレーキ装置部の拡大側面図 ブレーキ装置の回動板の拡大背面図 ブレーキ装置の回動板取付部の背面図 ブレーキ装置の回動板一部の拡大側面図
1a 機体
走行車台(車台)
走行装置
刈取機
脱穀機
6 貯留タンク
6a タンク移送螺旋
6b 後側板
6c 後支持メタル
8 穀粒移送排出筒装置(移送排出筒)
9 下部移送筒
9b 回動ケース
10 上部移送筒
11 排出筒
11b シュータ
17c ブレーキレバー
20 ブレーキ装置
24 ガスダンパ

Claims (2)

  1. 車台(2)の下側に走行装置(3)を設け、車台(2)の前部に刈取機(4)を設け、車台(2)の上側には脱穀機(5)と該脱穀機(5)の右側に備える貯留タンク(6)を設け、該貯留タンク(6)の後側に下部移送筒(9)と上部移送筒(10)とに分割された移送排出筒(8)を設けたコンバインにおいて前記貯留タンク(6)に内装されるタンク移送螺旋(6a)の後端部を軸支する後支持メタル(6c)を、貯留タンク(6)の後側板(6b)の外側面に装着し、前記下部移送筒(9)の下端部に設けた回動ケース(9b)を後支持メタル(6c)の外側部へ回動自在に装着し、前記上部移送筒(10)を下部移送筒(9)に対して折り畳み自在に設けて、該回動ケース(9b)と下部移送筒(9)と上部移送筒(10)とを一体でコンバインの機体(1a)の右外側方へ回動させた状態から、上部移送筒(10)を下部移送筒(9)に対して折り畳んだ後に下部移送筒(9)を略垂直状態になるまで回動操作することで、該上部移送筒(10)が収納状態となる構成とし、前記下部移送筒(9)の後方外側の部位に設けたガスダンパ(24)の上端側を下部移送筒(9)に装着すると共に該ガスダンパ(24)の下端側を車台(2)の右側後端部に装着し、前記下部移送筒(9)を上下方向の任意の回動位置で固定するブレーキ装置(20)を設けると共に、該ブレーキ装置(20)を操作するブレーキレバー(17c)を下部移送筒(9)の移送終端部に軸支して、前記移送排出筒(8)を機体(1a)の右外側方へ回動させた状態から収納状態となる側へ回動操作するときに、ブレーキレバー(17c)の操作でブレーキ装置(20)を解除操作して移送排出筒(8)の下部移送筒(9)を略垂直状態となる位置の近傍へ回動操作すると以後は、該下部移送筒(9)が前記ガスダンパ(24)の推力によって略垂直状態になるまで自動的にして上部移送筒(10)が収納状態となる構成したことを特徴とするコンバイン
  2. 記上部移送筒(10)の移送終端に備えた排出筒(11)の先端部に、蛇腹式のシュータ(11b)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン
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