JP2008295357A5 - - Google Patents

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コンバインの穀粒排出装置
本発明は、コンバインの穀粒排出装置に関するものである。
特開平10−215662号公報で示すように、穀粒貯留タンクに設けた穀粒揚送装置の上部には、揚送穀粒を横方向へ移送して、先端側の排出部から排出する穀粒横送装置を、横軸芯周りで起伏揺動自在に支持すると共に、前記穀粒横送装置の遊端部分を載置した状態で受け止め支持する受け手段を、機体固定部に高さ調節自在な伸縮支柱を介して立設し、該伸縮支柱を、前記穀粒横送装置を受け止め支持する受け部より下方に延設される可動筒体と、該可動筒体を上下スライド可能に嵌合した固定筒体とで構成し、前記両筒体にわたって貫通する側にバネ付勢される固定用ピンを外部から挿抜自在に設けると共に、前記両筒体のうち外側の筒体の対向壁にそれぞれ貫通する前記固定用ピンの挿入用の単孔を設け、前記両筒体の内側の筒体の一方の壁面には、前記固定用ピンの先端側を挿抜する上下複数の単孔を設け、他方の壁面には、前記固定用ピンを挿通保持する上下方向に沿う切り欠きを形成してある穀粒排出装置の構成である。
特開平10−215662号公報
穀粒を貯留する穀粒貯留タンクに設けた穀粒揚送装置の上部に設け、横方向へ移送して先端部から排出する穀粒横送装置は、根元部を回動中心として、上下方向には回動自在な構成であるが、前後方向には伸縮移動しない構成であり、このために、穀粒を機外へ排出する排出位置は、前後方向では規制されていて、穀粒排出位置が限定されて不便であったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
上述のような課題を解決するために、この発明は、次のような技術手段を講じる。
即ち、請求項1記載の発明は、脱穀装置(5)横側の穀粒貯留タンク(7)内の貯留穀粒を揚送すべく設けた穀粒縦揚送筒(9)の上部に、揚送穀粒を横方向に移送して先端側の排出部(11)から排出する穀粒横移送筒(10)を上下回動自在に接続し、該穀粒横移送筒(10)を支持する支持装置を、前記穀粒横移送筒(10)を先端側下がり傾斜姿勢で支持する第1支持状態と、前記穀粒横移送筒(10)を先端側上がり傾斜姿勢で支持する第2支持状態とに切換自在な構成としたことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置としたものである。
請求項2記載の発明は、前記穀粒横移送筒(10)の先端部を、走行車台(2)前方の刈取装置(4)に備える2つの引起ケース(16a)の間に挿入できる構成としたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの穀粒排出装置としたものである。
請求項3記載の発明は、前記支持装置と脱穀装置(5)で脱穀した穀粒を穀粒貯留タンク(7)へ揚送する揚穀筒(25)とを一体化したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバインの穀粒排出装置としたものである。
請求項4記載の発明は、前記脱穀装置(5)の天井板(5e)における二番処理室(33)上方の部位に、支持パイプ(13b)を取り付け、該支持パイプ(13b)に支持軸(12a)を上下移動自在に挿入し、第1支持状態では、支持軸(12a)が二番処理室(33)の中に入り込む構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバインの穀粒排出装置としたものである。
請求項5記載の発明は、前記支持軸(12a)が、二番還元筒(34)上端の二番還元口(34a)の前方の部位において上下移動する構成としたことを特徴とする請求項4記載のコンバインの穀粒排出装置としたものである。
請求項6記載の発明は、前記支持装置を、穀粒横移送筒(10)を支持する第1支持装置(12)と該第1支持装置(12)を支持する第2支持装置(13)とから構成し、前記第1支持装置(12)の向きを機体前後方向に変更可能な構成とし、該第1支持装置(12)を後方へ向けることで前記第1支持状態となり、第1支持装置(12)を前方へ向けることで前記第2支持状態となる構成としたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項記載のコンバインの穀粒排出装置としたものである。
請求項1記載の発明によると、圃場で作業を終えてコンバインにシートを被せる場合やコンバインを倉庫などへ格納する場合に、穀粒移送筒10を先端側下がり傾斜姿勢で支持することにより、穀粒横移送筒10の高さを低くして、コンバインへシートをかぶせる作業やコンバインを倉庫へ格納する操作を容易に行うことができる。また、刈取作業を行う場合に、穀粒横移送筒10を先端側上がり姿勢で支持することにより、穀粒横移送筒10の先端から籾がこぼれ落ちることを少なくでき、収穫損失を低減することができる。
請求項2記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加え、穀粒横移送筒(10)をより機体に接近させて収納することができる。又、機体の全高が低くなり、低い格納庫に格納することができる。
請求項3記載の発明によると、上記請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、支持装置と揚穀筒(25)を一体化したことにより、穀粒横移送筒(10)の振動を抑えることができる。
請求項4記載の発明によると、上記請求項1または請求項2または請求項3記載の発明の効果に加え、穀粒横移送筒(10)を支持する支持軸(12a)が二番処理室(33)の中に入り込むことにより、穀粒横移送筒(10)を低い位置に支持でき、コンパクトになる。
請求項5記載の発明によると、上記請求項4記載の発明の効果を奏するうえで、支持軸(12a)を降下させても、この時は非作業状態であるため問題になることはなく、支持軸(12a)を下降させる時に、二番還元口(34a)の前方の部位に堆積する藁屑等を除去でき、次回の作業の時に問題なく作業ができる。
請求項6記載の発明によると、上記求項1から請求項5のいずれか一項記載の発明の効果に加え、第1支持装置(12)を後方へ向けることで、穀粒横移送筒(10)を先端側下がり傾斜姿勢で支持する第1支持状態とし、第1支持装置(12)を前方へ向けることで、穀粒横移送筒(10)を先端側上がり傾斜姿勢で支持する第2支持状態とすることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行装置3の上側には、走行車台2を設け、この走行車台2の前側に設けた刈取装置4で刈取りした刈取り穀稈の供給を受け、この刈取り穀稈を脱穀して選別する脱穀装置5を該走行車台2の上側面に載置して設け、該脱穀装置5の右横側には、脱穀済みで選別済み穀粒の供給を、該脱穀装置5から受けて、一時貯留する穀粒貯留タンク7を載置している。
前記穀粒貯留タンク7には、貯留穀粒を機外へ排出する穀粒排出筒装置8の穀粒縦揚送筒9、及び穀粒横移送筒10等を設け、この穀粒縦揚送筒9の上部には、揚送穀粒を引継ぎ横方向へ移送して、先端側の排出部11から排出する該穀粒横移送筒10を、上下回動自在に設けている。この穀粒横移送筒10を穀粒排出作業位置(イ)、又は収納位置(ロ)へ固定して支持する受装置(第1支持装置)12を前方向へ向け、及び後方向へ向けて支持する支持装置(第2支持装置)13を設けている。該穀粒排出筒装置8の穀粒縦揚送筒9と、該穀粒横移送筒10と、該受装置12と、該支持装置13等とを主に図示して説明する。
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図6、及び図7で示すように、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ3aを張設した走行装置3を配設し、走行車台2の上側面に脱穀装置5を載置している。該走行車台2の前方部の刈取装置4で立毛穀稈を刈取りして、後方上部に移送し、該脱穀装置5のフィードチェン6aと、挟持杆6bとで引継いで挟持移送しながら脱穀する。脱穀済みで選別済み穀粒は、該脱穀装置5の右横側へ配設した穀粒貯留タンク7内へ供給され、一時貯留される。
前記走行車台2の前方部には、図6、及び図7で示すように、立毛穀稈を分離するナローガイド14、及び分草体15と、立毛穀稈を引起す引起装置16と、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置17の各掻込装置17aと、掻込された穀稈を刈取る刈刃装置18と、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀装置5のフィードチェン6aと、挟持杆6bとへ受渡しする穀稈掻込移送装置17の根元・穂先移送装置19a・19b等からなる刈取装置4を設けている。該刈取装置4は、油圧駆動による伸縮シリンダ20により、土壌面に対して昇降する。
前記刈取装置4の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆21aの上端部に設ける支持パイプ杆21bを、走行車台2の上側面に設けた支持装置21cで回動自在に支持させている。伸縮シリンダ20を作動させると支持杆21aと共に、該刈取装置4が上下回動する。
前記刈取装置4の穀稈掻込移送装置17によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送する穀稈に接触作用することにより、脱穀装置5への穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ4aを設けている。
前記穀粒貯留タンク7側の前部には、図6、及び図7で示すように、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置22aと、操縦席22bとを設け、この操縦席22bの下側にエンジン23を載置している。
前記走行車台2の前端部に装架した走行用のミッションケース24内の伝動機構24aの伝動経路中には、その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ24bを設けている。
前記穀粒貯留タンク7には、貯留穀粒を機外へ揚送する略垂直状態に、穀粒縦揚送筒9を設け、この穀粒縦揚送筒9には、穀粒を揚送する縦揚送螺旋9aを回転自在に軸支内装して設けている。
前記穀粒縦揚送筒9の上端部には、図1〜図7で示すように、揚送穀粒を引継ぎ横方向へ移送する横移送螺旋10aを回転自在に軸支内装した穀粒横移送筒10を、上下回動自在に設けている。該穀粒横移送筒10の移送終端部には、移送穀粒を機外へ排出する排出部11を設けて排出させる。
前記穀粒横移送筒10を穀粒排出作業位置(ロ)と、収納位置(イ)とに支持する受装置12に設け、この受装置12を前方向の向きにして、支持装置13で支持させたときには、該穀粒横移送筒10は、穀粒を機外へ排出する穀粒排出作業位置(第2支持状態)(ロ)に支持された状態になる構成である。
又、前記受装置12を前方向の向きにして、支持装置13で支持させたときには、穀粒横移送筒10は、収納位置(イ)に支持された状態になる構成である。
前記受装置12は、図1、及び図2で示すように、支持軸12aの上端部に、略クランク形状の支持板12bを設け、この支持板12bの一方側の上側面に、略逆山形状の受板12cを設け、この受板12cの各内側面で、穀粒横移送筒10の外径部を支持する。支持装置13は、図1、及び図2で示すように、脱穀装置5の上側面に取付板13aを設け、この取付板13aに支持パイプ13bを装着して設け、この支持パイプ13bと、取付板13aとには、補強板13cを設けて補強した構成である。該支持装置13の支持パイプ13bには、該受装置12の支持軸12aを挿入し、該支持パイプ13bの作業位置、又は収納位置に設けた締付孔にボルトを螺挿入して締付けする。
前記穀粒横移送筒10を穀粒排出作業位置(イ)である、高い位置へ固定するときには、該穀粒横移送筒10を支持する受装置12を前方へ向けて、支持装置13で支持させて設ける。又、収納位置(ロ)である低い位置へ固定するときは、該受装置12を後方へ向けて、該支持装置13で支持させて設ける。これら穀粒排出作業位置(イ)と、収納位置(ロ)とでは、該受装置12の向き方向を変更して、該支持装置13で支持させて設けたことにより、穀粒排出作業位置(イ)では、該穀粒横移送筒10に掛かる荷重を軽減することができ、この穀粒横移送筒10の破損を防止できる。又、耐久性の向上を図ることができる。更に、穀粒排出作業位置(イ)への切換作業が容易である。
前記刈取装置4で刈取りした刈取り穀稈の供給を受けて脱穀する脱穀装置5を形成する、図3〜図5で示すように、左右両側の左・右側板5a、5bの後方部間に後フレーム5cを設け、該後フレーム5cの先端部を走行装置3の上側へ設けた走行車台2に連結する上下フレーム2aへ装着して設けている。
前記後フレーム5cと、操縦席22bとを連結する連結フレーム5dを設けると共に、脱穀済み穀粒を揚送する脱穀装置5に設けた揚穀筒25を該連結フレーム5dで支持する構成において、オーガ受フレーム25aと該揚穀筒25とは、一体に形成して設け、この揚穀筒25と支持装置13との強度アップを図った構成である。
前記脱穀装置5の左・右側板5a、5bの後方部間に後フレーム5cを設け、該後フレーム5cの先端を走行装置3の上側へ設けた走行車台2に連結する上下フレーム2aへ装着し、該後フレーム5cと操縦席22bとを連結する連結フレーム5dを設け、脱穀済み穀粒を揚送する揚穀筒25を、該連結フレーム5dで支持する構成において、支持装置13と、該揚穀筒25とは、一体に形成して設けたことにより、作業時等の時に、穀粒横移送筒10の振動を抑えることができる。又、各フレーム2a、5c、5d等により、振動を吸収できるので、振動による各部の損傷を防止することができる。
前記穀粒横移送筒10の前後長は、コンバイン1の前後長に亘り機外へ穀粒を排出可能な前後長に設定して設けている。
前記穀粒横移送筒10を支持する受装置12が、該穀粒横移送筒10が収納位置(ロ)に操作されたときに、該受装置12も、図1、及び図2で示すように、収納位置(ロ)に操作されるが、この時には、支持パイプ13bの上端部に設けた「ON」−「OFF」方式の感知スイッチ26が「ON」される構成である。
前記感知スイッチ26が「ON」状態に操作されている時で、エンジン23が始動状態の時に、操作装置22aに設けた脱穀クラッチレバー22cが「入」操作されたときには、該エンジン23が、図6で示すように、該操作装置22aに内装した制御装置22dにより、自動停止制御される構成である。
これにより、前記穀粒横移送筒10が収納位置(ロ)では、刈取作業ができないことにより、この穀粒横移送筒10に穀粒の詰り等の不具合の発生を防止することができる。
前記穀粒排出筒装置8の穀粒横移送筒10の先端部(A)は、図7、及び図8で示すように、左側部の各引起装置16の各引起ケース16a間に、位置させて設けた構成である。又、図8で示すように、該穀粒横移送筒10を各引起ケース16a間内に挿入することができる構成である。
これにより、機体へより接近させて、前記穀粒横移送筒10を収納することができる。又、該穀粒横移送筒10を該各引起ケース16a間に位置させることにより、機体格納時に全高が低くなり、機体がコンパクトになり、低い格納庫に格納することができる。
左側と、中央部とに設けた各引起装置16の外側前部には、図9、及び図10で示すように、縦方向に各補助引起装置27を設けている。穀粒横移送筒10を収納位置(ロ)では、この穀粒横移送筒10の先端部(A)は、刈取装置4の最左端の補助引起装置27の右側に位置させて設けている。又、該穀粒横移送筒10の先端部(A)は、左側と中央部とに設けた各補助引起装置27間に位置させて設けている。
これにより、前記補助引起装置27と、該穀粒横移送筒10の先端部(A)とが干渉することなく、この穀粒横移送筒10を収納することができる。
前記穀粒横移送筒10を、図9で示すように、前後に2分割し、前部の穀粒横移送筒10の内径部を、後部の後穀粒横移送筒10bの外径部へ挿入し、該穀粒横移送筒10を伸縮自在に形成した構成とすると共に、伸縮自在な該穀粒横移送筒10の外周部で、脱穀装置5の上側面より低い位置で、更に、操縦席22bの左側に位置させて設けている。
これにより、前記穀粒横移送筒10の先端部(A)を低く設定することができる。
前記穀粒横移送筒10は、図11、及び図12で示すように、手動操作により、上下方向に少量移動する構成であると共に、穀粒縦揚送筒9の上部に設けた取付板30に装着したモータ30aと、ガスダンパー29とにより、上下方向に移動制御する構成である。
前記穀粒縦揚送筒9の上部の取付板30に設け、該モータ30aのモータ軸30bにアーム30cを設けている。穀粒横移送筒10には、支持板31を設け、この支持板31に回動アーム31aを設け、この回動アーム31aの上端部と、アーム30cの下端部とは、上端部側に長孔32aを有する作動アーム32の上下端部を上・下支持ピン32b、32cで装着している。
又、前記穀粒縦揚送筒9に設けた取付用具29aと、穀粒横移送筒10の支持板31の上側に設けた受板29bとには、ガスダンパー29を設け、このガスダンパー29の上下端部を上・下取付ピン29c、29dで装着して設ける。回動アーム31aの上端部と、モータ30aのモータ軸30bに設けたアーム30cの下端部とは、作業アーム32を設け、この作動アーム32の上端部の長孔32aと、下端部の丸孔とには、上・下支持ピン32b、32cを設けて装着している。
これにより、前記穀粒横移送筒10の先端部を手動により、多少上下移動操作できることにより、穀粒を受ける穀粒受袋を確実に容易に交換することができる。
前記脱穀装置5には、図13、及び図14で示すように、穀粒横移送筒10を受ける受装置12を設けると共に、この受装置12を支持する支持装置13を設けている。この支持装置13は、該脱穀装置5の天井板5eの上側面に、支持パイプ13bの下端面に設けた取付板13aを設けている。
前記支持パイプ13bには、該受装置12の支持軸12aを該脱穀装置5内へ挿入自在に設けている。該支持パイプ13bの任意位置に設けた取付孔13dへボルト等を螺挿入して、この受装置12を各孔位置へ固定する構成である。
これにより、前記穀粒横移送筒10を低い位置で固定することができ、コンパクトになる。又、作業位置を低くすることができることにより、該穀粒縦揚送筒9に生じる曲げモーメントを低減でき、強度向上を図ることができる。
前記脱穀装置5には、図15で示すように、二番処理室33の二番処理胴33aの外周部には、複数の二番処理爪33bを設け、この二番処理室33上部の該脱穀装置5の該天井板5eには、支持装置13の支持パイプ13bの取付板13aを設け、この支持パイプ13aには、受装置12の支持軸12aを上下移動自在に挿入し、作業位置では、図16で示すように、該支持軸12を二番還元筒34の二番還元口34aの上部に位置させて設けている。
これにより、前記支持軸12aを二番処理室33の中に入り込む構成とすることにより、該穀粒横移送筒10を低い位置に構成できることにより、コンパクトになる。又、作業位置では低くすることができることにより、該穀粒縦揚送筒9に生じる曲げモーメントを低減でき、強度向上を図ることができる。更に、還元口34aの障害になることなく作業ができる。
前記脱穀装置5の天井板5eの上側に設けた支持装置13へ上下移動自在に設けた、受装置12の支持軸12aは、図17、及び図18で示すように、二番還元筒34の二番還元口34aの前方部を上下移動する構成である。
これにより、前記受装置12の支持軸12aは降下するが、この時は非作業状態であり、問題になることはない。又、下降させる時に、二番還元口34aの前方部に堆積する藁屑等を除去でき、次回の作業の時に問題なく作業ができる。
図19〜図21で示すように、前記穀粒排出筒装置8の穀粒横移送筒10を支持する受装置12の支持軸12aの上方部には、「ON」−「OFF」方式の格納スイッチ35を設けると共に、リミットスイッチ36aと、脱穀クラッチモータリレー36bと、又、脱穀装置5には、脱穀テンションクラッチモータ22eを設けている。
前記穀粒排出筒装置8の穀粒横移送筒10が収納位置状態のときには、格納スイッチ35の「ON」より、操作装置22aの制御装置22dに収納状態の入力が入る。これにより、脱穀クラッチモータリレー36bが作動され、脱穀テンションクラッチモータ22eにより、脱穀テンション22fが「切」状態に作動される。
又、前記穀粒排出筒装置8の該穀粒横移送筒10が収納位置以外の状態のときには、該格納スイッチ35の「OFF」により、該操作装置22aの該制御装置22dに収納状態の入力が入る。これにより、該脱穀クラッチモータリレー36bが作動され、該脱穀テンションクラッチモータ22eにより、該脱穀テンション22fが「切」状態に作動される。
これにより、前記受装置12の支持軸12aを格納位置で作業すると、二番物還元口34aを塞いだ状態となり、二番還元物が詰まる不具合を未然に防止できる。
上下移動自在な前記受装置12の支持軸12aを挿入して支持する支持装置13の支持パイプ13bを設け、図22で示すように、該支持軸12aと、該支持パイプ13bとをロックする、バネ板材等よりなる略コ字形状のロックプレート38cの下部側を複数のボルトで装着して設け、該ロックプレート38cを操縦席22b側に倒し操作により、ロック解除可能な構成である。又、操作装置22aには、穀粒排出操作レバー37cと、穀粒移送筒伸縮レバー37dと、排出クラッチ37eと、旋回スイッチレバー37f等とを設けている。
これにより、前記穀粒排出筒装置8のロックプレート38cを操縦席22bの近傍部に設けたことにより、ロック解除が容易である。又、ロックプレート38cが弾性体であることにより、該穀粒排出筒装置8の上下振動を吸収ができる。
上下移動自在な前記受装置12の支持軸12aを挿入すべく、揚穀筒25の上部に支持装置13を設け、この支持装置13には、支持板25bを設け、この支持板25bに設けた上取付板25cと、該揚穀筒25に設けた下取付板25dとにより、支持装置13を支持して設けている。該支持装置13は、上部の丸形状の上支持パイプ13eと、下部の四角形上の下支持パイプ13fとによって形成している。
これにより、前記支持軸12aを挿入する下支持パイプ13fを四角形状にしたことにより、強度アップを図ることができる。又、穀粒横移送筒10の振れを防止できる。
図25、及び図26で示すように、前記コンバイン1の走行方向を操作制御する方向制御レバー38を操縦席22b側の前部に設けている。該方向制御レバー38の回動軸37bは、地面に対して上下方向に略垂直方向に設け、この回動軸37bの外周部には、回動パイプ軸37aを設けると共に、この回動パイプ軸37aの外周部には、該方向制御レバー38の制御軸38aを固着して設け、この制御軸38aの先端外周部には、制御用グリップ38bを挿入して設け、この制御用グリップ38bを操縦作業者が把持して操作する構成である。
これにより、運転作業者が操作する時の実際の手の軌跡と、前記制御用グリップ38bの軌跡が近くなり、より自然な操作感覚を得ることができる。
図27〜図29で示すように、前記方向制御レバー38の構成部品を収納したパワステケース40を設け、このパワステケース40は、フロントケース42と、モニタなどを内装したフロントモニタ39とを継ぐ部材を有し、運転作業者はその部分を乗降時に把持する構成である。
前記パワステケース40に接続具41を設け、この接続具41にバックミラー41bを設けた取付板41aをボルト等により装着している。
これにより、少ない構成部品で強い強度を得られ、又、運転作業者の作業を補助することができる。更に、複数の機能を有することができる。
脱穀装置の穀粒排出筒装置の側面図 穀粒排出筒装置と、受装置と、支持装置との側面図 脱穀装置の側面図 脱穀装置の平面図 脱穀装置の背面図 コンバインの左側全体側面図 コンバインの全体平面図 穀粒排出筒装置の収納時の側面図 穀粒排出筒装置の作業時の側面図 穀粒排出筒装置の作業時の平面図 穀粒排出筒装置の穀粒排出時の側面図 穀粒横移送筒の上下移動装置部の拡大側面図 受装置部と、支持装置部との正面図 受装置部と、支持装置部との側面図 受装置部を収納時の側面図 受装置部を張出時の側面図 受装置部と、二番還元筒部との関係側面図 受装置部と、二番還元筒部との関係背面図 穀粒排出筒装置と、格納スイッチとの関係側面図 穀粒排出筒装置と、格納スイッチとの関係背面図 格納スイッチの作動ブロック図 ロックプレートと、各種レバーとの関係図 支持装置と、揚穀筒との関係側面図 支持装置と、揚穀筒との関係正面図 制御レバー部の拡大平面図 制御レバー部の拡大側面図 制御レバー部と、バックミラー部との側面図 制御レバー部と、バックミラー部との正面図 制御レバー部と、バックミラー部との平面図
走行車台
刈取装置
脱穀装置
5e 天井板
7 穀粒貯留タンク
9 穀粒縦揚送筒
10 穀粒横移送筒
11 排出部
12 受装置(第1支持装置)
12a 支持軸
12b 支持板
12c 受板
13 支持装置 (第2支持装置)
13b 支持パイプ
16a 引起ケース
25 揚穀筒
33 二番処理室
34 二番還元筒
34a 二番還元口

Claims (6)

  1. 脱穀装置(5)横側の穀粒貯留タンク(7)内の貯留穀粒を揚送すべく設けた穀粒縦揚送筒(9)の上部に、揚送穀粒を横方向に移送して先端側の排出部(11)から排出する穀粒横移送筒(10)を上下回動自在に接続し、該穀粒横移送筒(10)を支持する支持装置を、前記穀粒横移送筒(10)を先端側下がり傾斜姿勢で支持する第1支持状態と、前記穀粒横移送筒(10)を先端側上がり傾斜姿勢で支持する第2支持状態とに切換自在な構成としたことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置。
  2. 前記穀粒横移送筒(10)の先端部を、走行車台(2)前方の刈取装置(4)に備える2つの引起ケース(16a)の間に挿入できる構成としたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの穀粒排出装置。
  3. 前記支持装置と脱穀装置(5)で脱穀した穀粒を穀粒貯留タンク(7)へ揚送する揚穀筒(25)とを一体化したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバインの穀粒排出装置。
  4. 前記脱穀装置(5)の天井板(5e)における二番処理室(33)上方の部位に、支持パイプ(13b)を取り付け、該支持パイプ(13b)に支持軸(12a)を上下移動自在に挿入し、第1支持状態では、支持軸(12a)が二番処理室(33)の中に入り込む構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバインの穀粒排出装置。
  5. 前記支持軸(12a)が、二番還元筒(34)上端の二番還元口(34a)の前方の部位において上下移動する構成としたことを特徴とする請求項4記載のコンバインの穀粒排出装置。
  6. 前記支持装置を、穀粒横移送筒(10)を支持する第1支持装置(12)と該第1支持装置(12)を支持する第2支持装置(13)とから構成し、前記第1支持装置(12)の向きを機体前後方向に変更可能な構成とし、該第1支持装置(12)を後方へ向けることで前記第1支持状態となり、第1支持装置(12)を前方へ向けることで前記第2支持状態となる構成としたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項記載のコンバインの穀粒排出装置。
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