JP3641071B2 - コンバインの分草装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機体前部に備える刈取部の未刈側前部から機体後部に、未刈穀稈の機体側への倒伏を阻止する前後に伸縮自在な分草杆を備え、前端を刈取部に支持する前分草杆と、後端を機体に支持する後分草杆とに前記分草杆を前後に2分割すると共に、機体側から左右に進退自在に延設した支持杆に前分草杆の後端と後分草杆の前端を支持するコンバインの分草装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
作業時に分草杆を畦等に当てて支持杆を湾曲変形させてしまうと、支持杆が伸縮不可能となり、分草杆の位置調節並びに収納が不可能となる。従って、分草杆を畦等に当てても支持杆が湾曲変形しないコンパクトの分草装置を提供することを本発明の目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の第1の手段は、機体前部に備える刈取部の未刈側前部から機体後部に、未刈穀稈の機体側への倒伏を阻止する前後に伸縮自在な分草杆を備え、前端を刈取部に支持する前分草杆と、後端を機体に支持する後分草杆とに前記分草杆を前後に2分割すると共に、機体側から左右に進退自在に延設した支持杆に前分草杆の後端と後分草杆の前端を支持するコンバインの分草装置において、前記支持杆を前後に回動自在に機体に支持すると共に、支持杆の回動支点部と機体の間に弾性体を設け、該弾性体が弾性変形することによって支持杆を前後に回動させるように構成したもので、作業時に分草杆を畦等に当てても、支持杆が後方に回動して逃げるので、支持杆は湾曲変形し難い。
【0004】
また、支持杆の回動支点部が異常角度に回動したことを検出する検出手段と、異常角度検出時に作動する走行停止手段とを設けたもので、作業時に分草杆を畦等に当てても、支持杆が湾曲変形する前に走行を停止させるので、支持杆は湾曲変形しない。
【0005】
また、支持杆の回動支点部が異常角度に回動したことを検出する検出手段と、異常角度検出時に作動する警報手段とを設けたもので、作業時に分草杆を畦等に当てても、支持杆が湾曲変形する前に作業者に警告するので、支持杆は湾曲変形しない。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る分草杆の支持杆の回動支点部の平面図、図2はコンバインの全体側面図、図3は同平面図、図4は同正面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフレーム(1)に固設する機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を内蔵する脱穀部、(8)は2条用刈取部、(9)は排藁チェン(10)終端を臨ませる排藁処理部、(11)はコンバインの各部を駆動するエンジン部、(12)は脱穀部(4)から取出す穀粒を貯留する籾タンク、(13)は運転席(14)及び運転操作部(15)を備える運転台であり、刈取部(8)で刈取った穀稈を脱穀部(4)で脱粒処理するように構成している。
【0007】
図4乃至図6に示す如く、前記刈取部(8)は、分草板(16)を介して取入れられる未刈穀稈を起立させる左右引起し装置(17)と、引起された穀稈の稈元側を掻込み後方に搬送する左右掻込み装置(18)と、掻込み時穀稈の稈元を切断する刈刃(19)などで構成される前処理装置が刈取部(8)前部に備えられている。この前処理装置は、刈取部(8)の下部に横向き水平に配設される横伝動軸ケース(20)に支持されている。この横伝動軸ケース(20)は横支持杆(21)に左右一対の平行リンク(22)によって連結されていて、この平行リンク(22)の回動によって前処理装置が左右スライド可能となっており、前記横支持杆(21)は、刈取部(8)の最後部で横向き水平に横設される刈取入力軸ケース(23)から前方下向きに突出固定された縦支持杆(24)の下端に一体連結されている。前記刈取入力軸ケース(23)は左右軸受台(25)によって機台(3)に支持されていて、前記縦支持杆(24)と機台(3)間に張架する油圧シリンダ(26)の伸縮によって刈取入力軸ケース(23)を支点に水平軸回りで前処理装置が昇降可能となっている。
【0008】
図7及び図8にも示す如く、前処理装置への伝動は、刈取入力軸ケース(23)内に、右端に刈取入力プーリ(27)を設ける刈取入力軸(28)が軸支されており、刈取入力軸ケース(23)中間部に左右回動可能に枢支され、且つ、伸縮可能に前方に延設される揺動伝動軸ケース(29)内に軸支された揺動伝動軸(30)の後端が、前記刈取入力軸(28)に縦軸(31)及び2組のベベルギヤによって連動連結され、刈取部(8)前部の前処理装置に動力が伝達される。
【0009】
前処理装置において、横伝動軸ケース(20)の右端部より、右引起し装置(17)の背面側に中間部にギヤケース(32a)が組込まれる右引起し伝動軸ケース(32)が立上げられ、横伝動軸ケース(20)の左端部より左引起し装置(17)の背面側に左引起し伝動軸ケース(33)が立上げられており、揺動伝動軸ケース(29)の前端が右引起し伝動軸ケース(32)の上部に連結され、揺動伝動軸(30)前端がこの右引起し伝動軸ケース(32)上部内に軸支された上部右引起し伝動軸(34)にベベルギヤによって連動連結される。この上部右引起し伝動軸(34)上端には右引起し装置(17)のタインチェンの駆動スプロケットを設ける右引起し駆動軸(35)がベベルギヤによって連動連結されている。
【0010】
一方、前記上部右引起し伝動軸(34)の下端はギヤケース(32a)の平ギヤ郡を介して右引起し伝動軸ケース(32)下部内に軸支された下部右引起し伝動軸(36)上端に連動連結され、この下部右引起し伝動軸(36)下端が左引起し伝動軸ケース(33)内に軸支された左引起し伝動軸(37)下端に、横伝動軸ケース(20)内に軸支された横伝動軸(38)及び2組のベベルギヤを介して連動連結され、この左引起し伝動軸(37)上端が、左引起し装置(17)のタインチェンの駆動スプロケットを設ける左引起し駆動軸(39)にベベルギヤによって連動連結されている。また右掻込み装置(18)及び刈刃(19)への伝動軸(40)を横伝動軸(38)より分岐させており、左掻込み装置(18)は右掻込み装置(18)の駆動に従動させる。
【0011】
そして、図7に示すように、揺動伝動軸ケース(29)が前処理装置の左右スライドに連動して縦軸(31)を中心に左右回動するため、左右どちらの位置においても前処理装置に動力が伝達でき、各部の駆動が可能となっている。
【0012】
図5に示す如く、前処理装置への駆動入力ケース並びに掻込み装置(18)の駆動ケースを前処理装置の右引起し伝動軸ケース(32)に配設する等、前処理装置の重心が右側に片寄るため、左引起し装置(17)の背面に四角柱状で中空の剛材製のバランスウエイト(91)を取付け、前処理装置の重心を左右略中央位置に戻し、前処理装置を安定して左右スライドさせるように構成している。
【0013】
図4乃至図8に示す如く、前記刈取部(8)は、前処理装置の掻込み装置(18)の掻出側に合流する2条分の穀稈を脱穀部(4)前面の穀稈供給口(41)まで搬送する縦搬送装置(42)及び穂先搬送装置(43)を備えている。この縦搬送装置(42)と穂先搬送装置(43)は刈取入力軸ケース(23)の左端に駆動ケース(44)を介して支持されており、前処理装置と一体的に、昇降可能つまり刈取部(8)全体が昇降可能となっている。また縦搬送装置(42)と穂先搬送装置(43)は扱深さ調節のために、前処理装置とは別に各装置が一体的に上下回動できるように、この駆動ケース(44)が刈取入力軸ケース(23)に対しこの回動中心と同軸の水平軸回りで上下回動自在に連結されている。さらに駆動ケース(44)には、刈取入力軸(28)とベベルギヤによって連動連結される、略上下方向に駆動軸(45)が軸支され、この駆動軸(45)の下端には縦搬送装置(42)の縦搬送チェンの駆動スプロケットが設けられ、上端には穂先搬送装置(43)の穂先搬送タインチェンの駆動スプロケットが設けられ、縦搬送装置(42)と穂先搬送装置(43)が、前処理装置の左右スライドに連動して駆動軸(45)を中心に左右回動可能となっている。
【0014】
図2乃至図4並びに図9乃至図11に示す如く、機体外側に未刈穀稈の機体側への倒伏を阻止する分草杆(46)を備えるもので、該分草杆(46)は、横伝動ケース(20)の左端より前方に延設され、左側の分草板(16)及び引起し装置(17)を先端側に取付け、且つ、刈刃(19)の刈刃台左端を取付ける左側の刈取フレーム(47)の先端に支点ピン(48)を介して左右回動自在に前端を連結させる前後に伸縮自在な前分草杆(49)と、機台(3)の後部左側面に取付けた前後方向の支持棒(50)にリング部(51)を介して回動及び摺動自在に後端を嵌合連結させる後分草杆(52)とに前後に2分割すると共に、機台(3)の前面左側部に基端部を取付け、先端側を機体左側に向けて延設させる左右に伸縮自在な支持杆(53)を備え、該支持杆(53)の先端に設けたコ形のホルダ(54)に前記前分草杆(49)の後端と後分草杆(52)の前端とをそれぞれ支点ピン(55)(56)を介して左右回動自在に連結し、機体左側で、機体前部の刈取部(8)の未刈側(左側)前部から機体(左側)後部にわたって前記分草杆(46)を張設支持するように構成している。
【0015】
図10乃至図12に示す如く、前記支持杆(53)は、右端外面に機台(3)に対する取付板(57)を有する円筒形状の分草杆ステーザパイプ(58)と、左端に前記ホルダ(54)を有し、ステーザパイプ(58)に出入自在に嵌合する分草杆ステー(59)と、ステーザパイプ(58)の左端に取付けてステー(59)を摺動自在に貫通させるステーロック装置(60)とで、最縮小長さと最伸長長さの間で長さ調節可能に構成され、作業時、ステー(59)を任意の長さステーザパイプ(58)より引出してステーロック装置(60)により固定し、支持杆(53)の長さを使用長さに固定し、分草杆(46)を機体左側の未刈穀稈に接触させる作業位置まで機体左外方に張り出し張設して使用する一方、作業時以外では、ステー(59)をステーザパイプ(58)に押し込んでステーロック装置(60)に固定し、支持杆(53)の長さを最縮小長さに固定し、分草杆(46)を機体に最も接近させる収納位置まで機体側に寄せて張設して収納するように構成している。
【0016】
また図13にも示す如く、ステーザパイプ(58)の取付板(57)を、機台(3)に左右回動自在に取付けられる後述する左右回動支点板に固設した支持杆取付板(61)に左右2本のボルト(62)(63)を介して取付けるもので、右側のボルト(63)を貫通させる各取付板(57)(61)のボルト穴(64)(65)を円形に形成し、ダブルナット(66)(66)で取付板(57)(61)を相互に締付ける一方、左側のボルト(62)を貫通させるステーザパイプ(58)の取付板(57)のボルト穴(67)を円形に形成し、機台(3)側の取付板(61)のボルト穴(68)を上下に長い長円形に形成し、押えバネ(69)とバネ座(70)とダブルナット(71)で機台(3)側の取付板(61)に対してステーザパイプ(58)の取付板(57)を押し付け、支持杆(53)を右側のボルト(63)を中心に長穴であるボルト穴(68)の範囲で上下に回動自在に機台(3)に取付け、分草杆(46)の支持高さを穀稈の稈長に応じて上下に調節可能に構成している。
【0017】
そして、図1に示す如く、機台(3)の前面左側部より前方に突出させる支持杆取付ブラケット(72)に支点軸(73)を介して左右に回動自在に取付ける左右回動支点板(74)を備え、該支点板(74)の前面に前記支持杆取付板(61)を固設し、支持杆(53)を前後にも回動自在に機台(3)に取付けるもので、分草杆(46)と未刈穀稈との接触抵抗など支持杆(53)を曲げ変形させることのない正常な力では変形せず、分草杆(46)と畦、他の機械、構造物等との接触により発生する支持杆(53)を曲げ変形させる異常な力より低い力で変形する弾性体(75)を設け、該弾性体(75)を支点板(74)とブラケット(72)の間に配置し、分草杆(46)に未刈穀稈のみが接触して正常に使用されているとき、その接触抵抗に抗して支点板(74)の回動を弾性体(75)により規制し、支持杆(53)の略真横に機体からこの左側に突出保持する一方、分草杆(46)に畦等が接触して支持杆(53)が後方に湾曲変形する前に、その接触抵抗で弾性体(75)を弾性変形させ、支点板(74)を反時計方向に回動させて支持杆(53)を後方に回動変位させることによって、支持杆(53)の湾曲変形によるこの伸縮不能で、分草杆(66)の位置調節並びに収納が不可能になるのを防止するように構成している。
【0018】
弾性体75)としては、図1に示した板バネの他、コイルバネやクッションゴム等が使用される。
【0019】
また支持杆(53)の支点板(74)が異常角度に回動したことを検出する検出手段と、異常角度検出時に作動する走行停止手段を設け、分草杆(46)と畦等との接触で支点板(74)がその許容回動量を超えて回動する前に、機体を自動的に強制停止させ、支持杆(53)並びに分草杆(46)の破損を防止するように構成している。
【0020】
さらに、前記検出手段による異常角度検出時に作動する警報手段を設け、分草杆(46)と畦等との接触で支点板(74)がその許容回動量を超えて回動する前に、作業を続けて行うと支点板(74)がその許容回動量を超えて回動し、支持杆(53)並びに分草杆(46)が破損することを作業者に警告し、機体の走行を停止したり、機体を進路変換させる等の対応操作を行わせるように構成している。
【0021】
前記検出手段としては、図1に示した、支点板(74)が異常角度に回動するとオン・オフが切換わるスイッチ(75)の他、ポテンショメータや角度センサ等が使用され、前記走行停止手段としては、エンジンを停止させる周知の方法の他、エンジンは作動させたままで左右の走行クローラ(2)への動力伝達を断つ周知の方法があり、前記警報手段としては、運転操作部(15)に配設する警報ランプの他、警報ブザー、音声発生器等が使用され、走行停止手段と警報手段は検出手段によって支点板(74)の異常角度を検知させるコントローラにより作動制御される。
【0022】
尚、走行停止手段と警報手段は何れか一方だけ設ける他、両方設けて支点板(74)が異常角度に回動すると同時に作動させることも可能である。
【0023】
図11及び図12に示す如く、前記ステーロック装置(60)は、ステーザパイプ(58)の左端に取付けるコ形のバネ座(76)の内側にロック片(77)及びロックバネ(78)が配設され、該バネ座(76)及びロック片(77)及びロックバネ(78)にステー(59)が摺動自在に貫通し、ロック片(77)をロックバネ(78)に抗してステー(59)に対して直角に立てることによって、ロック片(77)の軸穴(80)内でのステー(59)の摺動が可能となる一方、ロック片(77)をロックバネ(78)によってステー(79)に対して傾斜保持することによって、ロック片(77)の軸穴(80)内でのステー(59)の摺動が規制されるもので、バネ座(76)に取付ボス(81)を固着し、該ボス(81)をステーザパイプ(58)の左端に嵌合すると共に、ボス(81)をステーザパイプ(58)にロックボルト(82)を介して脱着自在に固定し、ステーザパイプ(58)にロック装置(60)を分解可能に組付けることにより、ステー(59)が湾曲変形した場合に、ロック装置(60)をステーザパイプ(58)から取外し、ステーザパイプ(58)からステー(59)を引抜いてこのステー(59)のみの交換修理を行え、ステーザパイプ(58)とロック装置(60)が一体構造のもののように、支持杆(53)全体の交換修理を行う必要がなく、修理費用が安価で、修理作業も簡単に行うことができるものである。
【0024】
尚、ステー(59)の右端に抜止めナット(83)を介してスライドカラー(84)が取付けられ、ステーザパイプ(58)とボス(81)の内面でステー(59)が摺接支持されている。
【0025】
図14に示す如く、前記支持杆(53)の回動支点部に電動モータ(85)を設け、該モータ(85)を機台(3)側に取付けると共に、ステーザパイプ(58)の取付板(57)を支点軸(63a)を介して支持杆取付板(61)に上下に回動自在に支持し、またモータ(85)の回転軸(86)上に電磁クラッチ(図示省略)を介して軸支する昇降用駆動ギヤ(87)に噛合せる支点軸(83a)を中心とする円弧状の昇降用従動ギヤ(88)を、前記取付板(57)に形成すると共に、モータ(85)の回転軸(86)上で前記昇降用駆動ギヤ(87)の前側に電磁クラッチ(図示省略)を介して軸支する出入用駆動ギヤ(89)に噛合せるラックギヤ(90)を、前記ステーザパイプ(58)の右端より突出させるステー延長部(59a)に形成し、刈取部(8)への動力伝達を継断する刈取クラッチのオンなど刈取作業開始に連動させ、前記モータ(85)を作動させると共に、各ギヤ(87)(89)のクラッチを作動制御することによって、支持杆(53)の長さ調節並びに角度調節を行わせ、分草杆(46)を自動的に任意の使用位置にセットさせる一方、前記刈取クラッチのオフなど刈取作業終了に連動させ、上記と逆に分草杆(46)を自動的に収納させ、またモータ(85)の負荷を常時検出しておき、異常負荷検出により前記走行停止手段や警報手段を作動させるようにすることも容易に行うことができ、運転席(14)と反対側にある分草杆(46)の取扱いが楽になり、また分草杆(46)の出入忘れや収納忘れをなくすことができるものである。
【0026】
【発明の効果】
以上実施例から明らかなように本発明は、機体前部に備える刈取部(8)の未刈側前部から機体後部に、未刈穀稈の機体側への倒伏を阻止する前後に伸縮自在な分草杆(46)を備え、前端を刈取部(8)に支持する前分草杆(49)と、後端を機体に支持する後分草杆(52)とに前記分草杆(46)を前後に2分割すると共に、機体側から左右に進退自在に延設した支持杆(53)に前分草杆(49)の後端と後分草杆(52)の前端を支持するコンバインの分草装置において、前記支持杆(53)を前後に回動自在に機体に支持すると共に、支持杆(53)の回動支点部と機体の間に弾性体(75)を設け、該弾性体(75)が弾性変形することによって支持杆(53)を前後に回動させるように構成したもので、作業時に分草杆(46)を畦等に当てても、支持杆(53)が後方に回動して逃げるので、支持杆(53)は湾曲変形し難いという効果を奏するものである。
【0027】
また、支持杆(53)の回動支点部が異常角度に回動したことを検出する検出手段(76)と、異常角度検出時に作動する走行停止手段とを設けたもので、作業時に分草杆(46)を畦等に当てても、支持杆(53)が湾曲変形する前に走行を停止させるので、支持杆(53)は湾曲変形しないという効果を奏するものである。
【0028】
また、支持杆(53)の回動支点部が異常角度に回動したことを検出する検出手段(76)と、異常角度検出時に作動する警報手段とを設けたもので、作業時に分草杆(46)を畦等に当てても、支持杆(53)が湾曲変形する前に作業者に警告するので、支持杆(53)は湾曲変形しないという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分草杆の支持杆の回動支点部の平面図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】コンバインの全体平面図。
【図4】コンバインの全体正面図。
【図5】刈取部の側面図。
【図6】刈取部の平面図。
【図7】刈取部の縦搬送部の平面図。
【図8】刈取部の駆動系統図。
【図9】分草杆の側面図。
【図10】分草杆の平面図。
【図11】分草杆の正面図。
【図12】支持杆の断面正面図。
【図13】支持杆の上下回動支点部の断面側面図。
【図14】分草杆の出入れの自動化構造を示す正面図。
【符号の説明】
(8) 刈取部
(46) 分草杆
(49) 前分草杆
(52) 後分草杆
(53) 支持杆
(75) 弾性体
(76) 検出手段

Claims (3)

  1. 機体前部に備える刈取部の未刈側前部から機体後部に、未刈穀稈の機体側への倒伏を阻止する前後に伸縮自在な分草杆を備え、前端を刈取部に支持する前分草杆と、後端を機体に支持する後分草杆とに前記分草杆を前後に2分割すると共に、機体側から左右に進退自在に延設した支持杆に前分草杆の後端と後分草杆の前端を支持するコンバインの分草装置において、前記支持杆を前後に回動自在に機体に支持すると共に、支持杆の回動支点部と機体の間に弾性体を設け、該弾性体が弾性変形することによって支持杆を前後に回動させるように構成したことを特徴とするコンバインの分草装置。
  2. 支持杆の回動支点部が異常角度に回動したことを検出する検出手段と、異常角度検出時に作動する走行停止手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの分草装置。
  3. 支持杆の回動支点部が異常角度に回動したことを検出する検出手段と、異常角度検出時に作動する警報手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインの分草装置。
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