JP5543283B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
そこで、コンバインでは、従来より、このようなトラックの荷台の縦壁との衝突により横送りコンベアが損傷して穀粒排出作業が不能になることを回避すべく、横送りコンベアの外周部における衝突のおそれがある箇所に補強部材を設けるようになっている。
そして、このように横送りコンベアの損傷を防止するために従来より既存の補強部材に撮像手段を取り付けるようにした。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に加えて、前記撮像手段支持部から下方に向けて垂下する垂下部が備えられ、前記撮像手段が、前記垂下部に水平軸芯周りで角度調節可能に支持されている点にある。
図1及び図2に示すように、クローラ走行装置1の上部に設けた走行機体2の前部に刈取部5が設けられ、走行機体2には、キャビン3にて覆われた機体操縦部4、刈取部5から搬送された穀稈の脱穀及び選別を行う脱穀部7、脱穀部7から供給される穀粒を貯留する穀粒タンク8、この穀粒タンク8から機外に穀粒を排出する穀粒排出用アンローダ9等を備えてコンバインが構成されている。
尚、横送りコンベア20の旋回操作を行う場合、キャビン3に干渉することがないように、旋回可能な範囲を予め設定できるようになっており、制御装置26は、旋回位置センサ23の検出情報に基づいて、横送りコンベア20が旋回可能な範囲を越えると、それ以上の作動を禁止するように構成されている。
尚、横送りコンベア20は、先端側部分20aを縦軸芯Q周りで基端側部分20bに対して折り畳み格納可能な構造となっている。
図4に示すように、この補強部材32は、帯状の板材を断面形状が略L字形になるように折り曲げ形成した部材にて構成され、且つ、その長手方向が外筒部31の軸芯方向に沿って延びる状態で横幅方向両側の端縁部33が外筒部31の外周下側箇所に溶接にて固定されている。
図3及び図4に示すように、補強部材32には、左右両側に外筒部31の軸芯方向に沿って長い帯状の平面が形成されるので、この平面を取り付け用の平面34として利用するように構成されている。つまり、取り付け用の平面34に支持部材としてのカメラ取り付け用のステー35が取り付け用ボルト36によって締結固定され、このステー35に、穀粒吐出口19の下方側箇所を撮像すべく作業用カメラ28の撮像方向が斜め前方下方側に向く状態で作業用カメラ28が取り付けられている。
尚、補強部材32の一対の平面のうち、横送りコンベア20のホーム位置Aで機体操縦部4とは反対側の平面が取り付け用の平面34として利用されるように構成されている。
つまり、図3及び図4に示すように、板状を略コの字形に折り曲げた支持部材40の中間支持部40aをボルト41によりステー35に固定してあり、支持部材40の中間支持部40aの左右両側に位置する垂下部としての一対の縦面部40b夫々に、水平軸芯X2と同一軸芯方向に沿って装着されるボルト42により作業用カメラ28を締結固定するようになっている。そして、このボルト42を緩めた状態で作業用カメラ28の向きを変更したのち、ボルト42を再度締め付けることにより、作業用カメラ28の姿勢を水平軸芯X2周りで変更調節することが可能であり、このことにより作業用カメラ28の撮像方向が作業状況の確認に適した向きになるように変更することが可能となる。
説明を加えると、横送りコンベア20がホーム位置Aにある場合には、穀粒の排出作業は行っておらず、後進走行時には、運転者は機体操縦部4のモニタ29で走行機体2の後方を確認する必要性が高い。又、横送りコンベア20がホーム位置Aになければ、横送りコンベア20の旋回作業や穀粒の排出作業を行っている状況であるため、運転者は横送りコンベア20を旋回させる移動先の状況や穀粒の排出先の状況を確認する必要性が高い。そのため、このような作業状況に合わせて、自動的にモニタ29の表示内容が切り替わるようにしている。
(1)上記実施形態では、補強部材32が、帯状の板材を断面形状が略L字形になるように折り曲げ形成した部材にて構成されるものを示したが、補強部材32としては、帯板を上向きに開口したコの字形に折り曲げた部材等、種々の形状のものを利用することができる。
さらに、作業用カメラ28を位置変更調節可能に取り付ける構成に代えて、作業用カメラ28を位置固定状態で補強部材32に取り付ける構成としてもよい。
8 穀粒タンク
18 縦送りコンベア
19 穀粒吐出口
20 横送りコンベア
28 撮像手段
31 外筒部
32 補強部材
33 端縁部
P 縦向き軸芯
Claims (4)
- 穀粒タンクの底部から搬出される穀粒を揚送する縦送りコンベアの上端部に穀粒を横送りして先端部に設けられた穀粒吐出口から穀粒を機外に排出する横送りコンベアが連結され、前記横送りコンベアが起伏揺動可能に且つ前記縦送りコンベアの縦向き軸芯を中心にして旋回可能に構成され、且つ、前記穀粒吐出口の下方側箇所を撮像する撮像手段を備えて構成されているコンバインであって、
前記横送りコンベアにおける円筒状の外筒部の外周面下側箇所に前記外筒部の軸芯方向に沿って延びる状態で設けられた補強部材に、支持部材を介して、前記穀粒吐出口の下方側箇所を撮像すべく斜め前方下方側を撮像する形態で前記撮像手段が取り付けられ、
前記支持部材は、前記補強部材に固定される被取付部と、前記撮像手段を支持する水平姿勢の撮像手段支持部とを備えているコンバイン。 - 前記撮像手段支持部から下方に向けて垂下する垂下部が備えられ、
前記撮像手段が、前記垂下部に水平軸芯周りで角度調節可能に支持されている請求項1記載のコンバイン。 - 前記撮像手段が、前記外筒部の軸芯方向に沿って位置変更調節可能に前記補強部材に取り付けられている請求項1又は2記載のコンバイン。
- 前記補強部材が、帯状の板材を断面形状が略L字形になるように折り曲げ形成した部材にて構成され、且つ、その長手方向が前記外筒部の軸芯方向に沿って延びる状態で横幅方向両側の端縁部が前記外筒部の外周下側箇所に固定されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
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JP2010135294A JP5543283B2 (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010135294A JP5543283B2 (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | コンバイン |
Publications (2)
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JP2012000014A JP2012000014A (ja) | 2012-01-05 |
JP5543283B2 true JP5543283B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=45532738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010135294A Active JP5543283B2 (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | コンバイン |
Country Status (1)
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JP (1) | JP5543283B2 (ja) |
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- 2010-06-14 JP JP2010135294A patent/JP5543283B2/ja active Active
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