JP2001251952A - コンバインの排出オーガ - Google Patents
コンバインの排出オーガInfo
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Abstract
り、トラック等の荷台への穀物排出の作業準備及び作業
終了時の排出オーガの収納を簡単且つ迅速に行なう。 【解決手段】 穀物タンクの上方に穀物を取り出す排出
オーガ15を回動可能に設け、該排出オーガ15の先端
に排出口25を回動可能に設けたコンバインにおいて、
排出オーガ及び排出口を駆動するアクチュエーターをそ
れぞれ制御回路と接続し、該排出オーガ15を上方に上
昇させて設定角度まで旋回し、該排出オーガ15に対し
て略直角に排出口25を回動した位置をオートセット位
置とするとともに、操作部にオートセット手段を設けて
制御回路と接続し、該オートセット手段の操作で排出オ
ーガ15と排出口25をオートセット位置に移動するよ
うにした。
Description
先端に設ける排出口を操作するための技術に関する。
に刈取部を突出し、該刈取部により刈り取った穀稈を後
方へ搬送して脱穀部へ供給し、該脱穀部には扱胴を配設
して、該扱胴の回転によって脱穀を行ない、脱粒後の排
稈は機体後方の圃場面へ放出される。脱穀部におけるク
リンプ網を漏下した穀粒や藁屑やゴミ等は脱穀部下方に
配置した選別装置により選別され、精粒は脱穀部の上側
部に配置した穀物タンクに一旦貯粒され、排出オーガに
より機外に排出するのである。また、前記排出オーガは
穀物タンクの上方に旋回可能にして設けられ、また、該
排出オーガ先端には排出口が回動可能な構成で取り付け
られていた。そして、オペレータは運転席よりクロス型
のオーガ回動操作レバーを操作して排出オーガを旋回
し、作業位置にセットしていた。
記従来の技術においては、オペレータは運転席よりオー
ガ回動操作レバーを操作しながら、注意して排出オーガ
の動きを確認しなければならず、排出オーガの排出口が
トラック等の荷台の直上方にくるように旋回させるに
は、手間がかかるのであった。また、作業終了時に排出
オーガを元位置に収納するには熟練を要し、そのためオ
ペレータは運転席よりいちいち降りて、排出オーガが確
実に収納位置に納まったかを確認する必要があり、さら
に手間がかかるのであった。そして、排出オーガからの
排出距離を伸ばしたり、均平かされるように穀粒を排出
するために、排出オーガの先端に配置した排出口を回動
可能に構成した場合、排出口を収納位置として、排出位
置まで回動することを忘れたり、逆に、排出位置のまま
排出オーガを収納位置にセットしたときに、他の部材と
当接したりするおそれがあった。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。すなわち、請求項1記載の如く、穀
物タンクの上方に穀物を取り出す排出オーガを回動可能
に設け、該排出オーガの先端に排出口を回動可能に設け
たコンバインにおいて、排出オーガ及び排出口を駆動す
るアクチュエーターをそれぞれ制御回路と接続し、該排
出オ−ガを上方に上昇させて設定角度まで旋回し、該排
出オーガに対して略直角に排出口を回動した位置をオー
トセット位置とするとともに、操作部にオートセット手
段を設けて制御回路と接続し、該オートセット手段の操
作で排出オーガと排出口をオートセット位置に移動する
ようにした。
上方に穀物を取り出す排出オーガを回動可能に設け、該
排出オーガの先端に排出口を回動可能に設けたコンバイ
ンにおいて、排出オーガ及び排出口を駆動するアクチュ
エーターをそれぞれ制御回路と接続し、該排出オーガを
自動的にオーガレスト位置に収納できるように構成する
とともに、収納操作手段の操作で、排出オ−ガを上方に
上昇させ、次に、排出口を排出オーガと平行となるよう
に回動し、その後オーガレスト位置に回動するように制
御する。
成は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明
の実施例を説明する。図1はコンバインの全体側面図、
図2は同じく平面図、図3は穀物タンク部の平面図、図
4は縦送りオーガ部の説明図、図5は排出口の正面断面
図、図6は同じく側面断面図、図7は同じく側面図、図
8は排出オーガの作業準備位置への旋回の様子を示す説
明図、図9は排出オーガ制御回路図、図10は排出オー
ガを作業準備位置にセットする際のフローチャート図、
図11は排出オーガを収納する際のフローチャート図で
ある。
する。図1及び図2に示すように、コンバインは走行ク
ローラ2上に機体を支持した構成で、該走行クローラ2
をトラックフレーム1に装設し、該トラックフレーム1
上に機台3を架設している。そして、該機台3上には選
別部、その上に脱穀部4が配置されている。前記脱穀部
4は、フィードチェーン5、扱胴6、処理胴7等により
構成され、該フィードチェン5を機体左側部に張架し、
その右側には扱胴6、処理胴7の順にそれぞれその軸芯
を機体前後方向に向けて並設している。また、該脱穀部
4より揚穀筒14を立設し、該脱穀部4上には穀物タン
ク13を配設して、脱穀部4で脱穀された穀粒を揚穀筒
14により穀物タンク13内に搬送するのである。ま
た、該穀物タンク13の後部より縦送りオーガ24を立
設し、該縦送りオーガ24の上部より機体前方に向けて
排出オーガ15を延設して、前記穀物タンク13内の穀
粒を該縦送りオーガ24、排出オーガ15により機外に
搬出するのである。
れ、該刈取部8には刈刃9及び穀稈搬送機構10等を備
え、機体後部には排藁処理部11を配設し、該排藁処理
部11には排藁チェーン12を内蔵している。また、機
体前部右側に運転キャビン16を設け、該運転キャビン
16内に運転操作部17、運転席18等を具設し、ま
た、該運転キャビン16の下方にエンジン19を配設し
ているのである。
3に示すように、前記楊穀筒14の楊穀コンベア20下
端を中継コンベア21を介し脱穀部4の1番コンベア2
2に連動連結させて、脱穀部4で脱穀された穀粒を楊穀
コンベア20を介し穀物タンク13内に投入して貯留す
る一方、排出時には前記穀物タンク13底部に設ける前
後方向の底部横送りオーガ23によって穀物タンク13
内底部の穀粒を後部に横送りし縦送りオーガ24に受継
いでタンク13上方位置まで搬送した後、排出オーガ1
5に受継いで先端の排出口25(図1参照)より機外に
穀物を取出すように構成している。
排出オーガ駆動断接手段としてオーガクラッチ26を介
装し、該オーガクラッチ26を電磁クラッチとして制御
手段と接続してエンジン19からの動力を断接可能とし
て、各オーガ15・23・24の駆動及び駆動停止を行
えるようにしている。
後部を中心として水平方向に旋回自在に設けるもので、
前記排出オーガ15の後側基部を中心に前側先端部を昇
降させるための手段として油圧昇降シリンダ27を設
け、前記縦送りオーガ24上端部に排出オーガ15基部
を回動支点軸90回りに上下回動自在に連結させると共
に、縦送りオーガ24の上半分を一対のギヤ28・29
を介し軸芯回りに回転させる電動旋回モータ30を設
け、縦送りオーガ24の略垂直な軸芯回りに縦送りオー
ガ24上半分及び排出オーガ15を一体回転させるもの
で、前記昇降シリンダ27制御によって排出オーガ15
先端の排出口25(図1参照)を昇降させる共に、前記
旋回モータ30制御によって排出オーガ15先端の排出
口25を左右に旋回させるように構成している。
5は、排出オーガ15のオーガ筒34先端下側に横方向
の回動支点軸35を介して回動自在に取付ける側面視略
逆L形状の排出口カバー53と、排出口カバー53の先
端外周にボルト37を介し取外し自在に固定する断面略
四角形状で縦長の筒状体で構成した排出筒38とを備
え、図7に示すように、排出筒38は一枚のゴムや合成
樹脂等を四角筒状に折り曲げて両端の重合部をビス或い
はリベットなど締結部材39によって固着させ、また
は、溶着している。そして、図6に示すように、排出口
カバー53の先端の左右内側から排出筒38の左右内側
下方へ、側面視U字形とした左右一組のバネ鋼(丸棒、
ピアノ線)製などの鋼線体40を延設して、上端をボル
ト37を介し固定させ、鋼線体40の下端を排出筒38
の下端に略一致させる長さに鋼線体40の上下長さを形
成して、可撓性排出筒38の筒形状保持を図ると共に、
トラック荷台などに排出筒38が当接した場合にも排出
筒38が破損するなどの事故を防止するように構成して
いる。
34の先端外周上面に軸受部材41を取外し自在に固設
させ、排出オーガ15のオーガ軸15a先端を軸受部材
41に回転自在に支持させると共に、軸受部材41より
基端側のオーガ筒34下部外側に回動ベース板42を固
設させ、前記回動支点軸35を回転自在に支持する筒軸
43を回動ベース板42下面にボルト44を介し取外し
自在に固定させている。
ーとして排出口回動モータ45を前記回動ベース板42
の左側面にボルト47を介し取外し自在に固定させると
共に、排出口回動モータ45のモータ軸48に取付ける
小径のギヤ49を前記回動支点軸35の固定大径ギヤで
あるギヤ50に噛合させ伝動機構を構成し、回動支点軸
35に左右両端に固設する左右枢支板51を前記排出口
カバー53の左右内側面にボルト52を介して取り外し
自在に固定させて、排出口回動モータ45の駆動で回動
支点軸35を回動させるとき回動支点軸35と一体に排
出口カバー53及び排出筒38もオーガ軸15aの軸芯
方向となる前後方向に回動させるように構成している。
36は、オーガ筒34の先端開口部を臨ませる外周壁を
前記回動支点軸35を中心とした円弧部36aに形成す
ると共に、該円弧部36aより一定寸法外側で円弧部3
6aに沿う内周面53aを有する前記排出口カバー53
を排出口回動基部36外側に連結させて構成している。
する回動機構である排出口回動モータ45及びギヤ49
・50は、オーガ筒34と排出口回動基部36及び排出
口カバー53の左側板間に配設され、図6に示すよう
に、排出口回動モータ45の長手方向を排出オーガ15
の軸芯方向に一致させて、排出口カバー53の左側板で
常に排出口回動モータ45を覆って保護すると共に、本
発明では、ギヤ49・50を側面視で排出口回動基部3
6の左側板より常に内側に位置させて、ギヤ49・50
の露出を防止しギヤ49・50を保護するように構成し
ている。
よって、図7に示すように、排出口25の回動角θは0
°の水平収納状態より最大回動角θ1(90°<θ1<
180°)の間の回動範囲(0°≦θ≦θ1)で回動さ
せることを可能としているのである。
置70について説明する。図2及び図8に示すように、
排出オーガオート操作装置70は、運転席18側方に配
設されており、該排出オーガオート操作装置70には、
オートセットスイッチ71、オートリターンスイッチ7
2、セット位置ダイアル73、排出オーガクロスレバー
74が具備されている。そして、コンバインの穀物タン
ク13よりトラックの荷台に穀物を積み替えるとき等、
オペレータは運転席18に座ったままオートセットスイ
ッチ71によりより排出オーガ15をトラック荷台上方
へ自動で旋回させ、排出口25を下方へ向けて排出作業
を行えるようにする。また、作業終了時には、オートリ
ターンスイッチ72により機体外側の排出作業位置にあ
る排出オーガ15を自動で元のオーガレスト59位置ま
で戻し、排出口25を水平方向へ回動して収納するので
ある。尚、オーガレスト59上面にはオーガレスト位置
検出センサ65が配設されており、オーガレスト59上
面に排出オーガ15が当接すると、該オーガレスト位置
検出センサ65が作動し、排出オーガ19が収納された
ことを検知する。
の回動支点軸90にポテンショメータ等によりなる排出
オーガ角度検出センサ91の検出部を設け、センサブラ
ケット92を介して該排出オーガ角度検出センサ91を
排出オーガ15に取り付け、図8(b)に示すように、
排出オーガ15の地面に対する傾斜角度α(0°≦α<
90°)を検出する。
動基部となる回動支点軸35にポテンショメータ等によ
りなる排出口角度検出センサ54の検出部を連結し、遠
隔操作ボックス56内に該排出口角度検出センサ54を
取り付け、図8(c)に示すように、該排出口角度検出
センサ54は排出オーガ15と排出口25との相対角度
β(0°≦β≦θ1)を検出している。
24底面の回動支点軸にポテンショメータ等によりなる
縦送りオーガ角度検出センサ96の検出部を連結し、セ
ンサブラケット97を介して該縦送りオーガ角度検出セ
ンサ96を縦送りオーガ24に取り付け、図2に示すよ
うに、縦送りオーガ24のオーガレスト59位置に対す
る回転角度γ(−180°≦γ≦180°)を検出す
る。
1、排出口角度検出センサ54、縦送りオーガ角度検出
センサ96及びオーガレスト位置検出センサ65は図9
に示すコントローラ80に接続され、該コントローラ8
0に傾斜角度α、相対角度β、回転角度γが読み込まれ
るのである。尚、前記傾斜角度α、相対角度β、回転角
度γを検出するセンサの種類は特に限定するものではな
く、また、その配置場所についても適宜位置に配設する
ものとする。
ダ27、電動旋回モータ30、及び排出口回動モータ4
5は制御線により前記コントローラ80に接続されてい
る。
置70による排出オーガ15の自動制御についての実施
例を説明する。本実施例では、排出オーガ15がオーガ
レスト59位置に収納されているときを、前記傾斜角度
α、回転角度γの初期値(α=0°、γ=0°)とし、
また、排出口25が収納状態(排出口回動角θ=0°)
にあるときを、前記相対角度βの初期値(β=0°)と
する。また、それぞれのアクチュエータの動作に係る傾
斜角度α、相対角度βは予めプログラムが設定され、回
転角度γに関しては前記セット位置ダイアル73で設定
する。以下、傾斜角度α、相対角度β、回転角度γの設
定値をα=45°、β=90°、γ=45°として説明
する。尚、前記傾斜角度α、相対角度β、回転角度γの
初期値及び設定値の設定は特に限定するものではなく、
作業環境に合わせて設定すればよい。
を構成し、先ず排出位置を設定しておくことで、オペレ
ータがオートセットスイッチ71をONすると前記コン
トローラ80に制御信号が送られ、図10のフローチャ
ートに示すような一連の流れで各アクチュエータに動作
信号が送られるのである。まず、図4及び図8の(a)
(b)に示すように、前記油圧シリンダ27が作動し、
排出オーガ15を上昇させるのである。このとき、排出
オーガ角度検出センサ91は傾斜角度αを監視して前記
コントローラ80により制御し該傾斜角度αが45°に
なるまで排出オーガ15を上昇させるのである。
ように、排出オーガ15の上昇が終わると、次に電動旋
回モータ30が作動して縦送りオーガ24を回転させる
のである。このときは、縦送りオーガ角度検出センサ9
6が回転角度γを監視して該コントローラ80により制
御し該回転角度γが45°となるまで縦送りオーガ24
を回転させ排出オーガ15を旋回させるのである。
ように、前記電動旋回モータ30が停止するとともに排
出口回動モータ45が作動して排出口25を回動させる
のである。このときもまた、排出口角度検出センサ54
により相対角度βを監視し、該コントローラ80で制御
して該相対角度が90°となるまで排出口25を回動さ
せるのである。このようにオートセットスイッチ71の
操作一つで、一連の動作が完了し、作業準備が整うので
ある。
チ72を投入すると前記コントローラ80に制御信号が
送られ、図11のフローチャートに示すような流れで各
アクチュエータに動作信号が送られるのである。まず、
図4及び図8(d)に示すように、前記油圧シリンダ2
7が作動し、作業のため所望の位置に旋回させた排出オ
ーガ15を一旦、上昇させるのである。このとき、排出
オーガ角度検出センサ91は傾斜角度αを監視して前記
コントローラ80により制御し該傾斜角度αが45°に
なるまで排出オーガ15を上昇させるのである。
に、排出オーガ15の上昇が終わると、次に排出口回動
モータ45が作動して排出口25を回動させるのであ
る。このときは、排出口角度検出センサ54により相対
角度βを監視し、該コントローラ80で制御して該相対
角度が0°(初期値)となるまで排出口25を回動させ
収納するのである。
図2、図4及び図8(b)に示すように、電動旋回モー
タ30が作動して縦送りオーガ24を回転させるのであ
る。このときは、縦送りオーガ角度検出センサ96が回
転角度γを監視して該コントローラ80により制御し該
回転角度γが0°(初期値)となるまで縦送りオーガ2
4を回転させ排出オーガ15を旋回させるのである。
ように、前記電動旋回モータ30が停止するとともに再
び油圧シリンダ27が作動し、排出オーガ15を下降さ
せるのである。このときもまた、排出オーガ角度検出セ
ンサ91は傾斜角度αを監視して前記コントローラ80
により制御し、今度は該傾斜角度αが0°(初期値)と
なるまで排出オーガ15を下降させ、オーガレスト59
位置に収納するのである。このとき、前記オーガレスト
位置検出センサ65により、排出オーガ15が確実にオ
ーガレスト59位置に収納されたかを検知し、信頼性、
安全性を高めている。
時における前記油圧シリンダ27、電動旋回モータ3
0、排出口回動モータ45の動作順序は特に限定するも
のではない。本実施例では、オートセットスイッチ71
及びオートリターンスイッチ72の投入により、まず、
油圧シリンダ27を作動させ、排出オーガ15を上昇さ
せるように制御しているのであるが、このように制御す
れば、排出オーガ15の旋回時に人や物等にぶつける恐
れのない高さ位置で排出オーガ15を旋回させることが
でき、安全面の向上を図ることができるのである。な
お、排出口25を排出オーガ15よりも先に回動するこ
ともできる。
を搭載することで、オペレータは運転席18に搭乗しな
がらオートセットスイッチ71及びオートリターンスイ
ッチ72の操作するだけで簡単に排出オーガ15の作業
準備及び収納ができるのである。また、従来は排出オー
ガ15からの排出距離を伸ばしたり、均平化されるよう
に穀粒を排出するために、排出オーガ15の先端に配置
した排出口25を回動可能に構成した場合、排出口25
を収納位置として、排出位置まで回動することを忘れた
り、逆に、排出位置のまま排出オーガ15を収納位置に
セットしたときに、他の部材と当接したりするおそれが
あったのであるが、本発明ではこのようにオートリター
ンスイッチ72を投入するだけで、操作手順を考える必
要がなく確実且つ簡単に排出オーガ15の収納ができる
のである。こうして、排出オーガ15の作業準備時及び
収納時には、簡単な操作で排出オーガ15をセットで
き、手間、暇が省け、操作性、作業性のよいコンバイン
を提供するのである。
次のような効果を奏するものである。すなわち、請求項
1のように、穀物タンクの上方に穀物を取り出す排出オ
ーガを回動可能に設け、該排出オーガの先端に排出口を
回動可能に設けたコンバインにおいて、排出オーガ及び
排出口を駆動するアクチュエーターをそれぞれ制御回路
と接続し、該排出オ−ガを上方に上昇させて設定角度ま
で旋回し、該排出オーガに対して略直角に排出口を回動
した位置をオートセット位置とするとともに、操作部に
オートセット手段を設けて制御回路と接続し、該オート
セット手段の操作で排出オーガと排出口をオートセット
位置に移動するようにしたことにより、オペレータは運
転席に搭乗しながらオートセットスイッチを投入するだ
けで、簡単に排出オーガを作業準備位置に旋回させてセ
ットすることができ、作業性、操作性の向上を図ること
ができるのである。さらに、排出オーガをまず上方へ回
動させるようにしたので、キャビン等に当てることなく
排出オーガを旋回でき、破損をなくすことができるので
ある。
方に穀物を取り出す排出オーガを回動可能に設け、該排
出オーガの先端に排出口を回動可能に設けたコンバイン
において、排出オーガ及び排出口を駆動するアクチュエ
ーターをそれぞれ制御回路と接続し、該排出オーガを自
動的にオーガレスト位置に収納できるように構成すると
ともに、収納操作手段の操作で、排出オ−ガを上方に上
昇させ、次に、排出口を排出オーガと平行となるように
回動し、その後オーガレスト位置に回動するように制御
したことにより、オペレータは運転席に搭乗しながらオ
ートリターンスイッチを投入するだけで簡単に排出オー
ガを旋回させて収納ができるのである。また、従来は排
出オーガからの排出距離を伸ばしたり、均平かされるよ
うに穀粒を排出するために、排出オーガの先端に配置し
た排出口を回動可能に構成した場合、排出口を収納位置
として、排出位置まで回動することを忘れたり、逆に、
排出位置のまま排出オーガを収納位置にセットしたとき
に、他の部材と当接したりするおそれがあったのである
が、本発明ではこのようにオートリターンスイッチを投
入するだけで、操作手順を考える必要がなく確実且つ簡
単に排出オーガの収納ができるのである。さらに、排出
オーガをまず上方へ回動させるので、キャビン等に当て
ることなく排出オーガを旋回でき、破損をなくすことが
できるのである。このように本発明では、簡単な操作で
排出オーガをセットでき、手間、暇が省け、操作性、作
業性のよいコンバインを提供するのである。
子を示す説明図。
フローチャート図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 穀物タンクの上方に穀物を取り出す排出
オーガを回動可能に設け、該排出オーガの先端に排出口
を回動可能に設けたコンバインにおいて、排出オーガ及
び排出口を駆動するアクチュエーターをそれぞれ制御回
路と接続し、該排出オ−ガを上方に上昇させて設定角度
まで旋回し、該排出オーガに対して略直角に排出口を回
動した位置をオートセット位置とするとともに、操作部
にオートセット手段を設けて制御回路と接続し、該オー
トセット手段の操作で排出オーガと排出口をオートセッ
ト位置に移動するようにしたことを特徴とするコンバイ
ンの排出オーガ。 - 【請求項2】 穀物タンクの上方に穀物を取り出す排出
オーガを回動可能に設け、該排出オーガの先端に排出口
を回動可能に設けたコンバインにおいて、排出オーガ及
び排出口を駆動するアクチュエーターをそれぞれ制御回
路と接続し、該排出オーガを自動的にオーガレスト位置
に収納できるように構成するとともに、収納操作手段の
操作で、排出オ−ガを上方に上昇させ、次に、排出口を
排出オーガと平行となるように回動し、その後オーガレ
スト位置に回動するように制御することを特徴とするコ
ンバインの排出オーガ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000068226A JP4261725B2 (ja) | 2000-03-13 | 2000-03-13 | コンバインの排出オーガ |
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