JP2005237297A - コンバインの走行装置 - Google Patents

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一志 大原
Jiro Yamamoto
次郎 山本
Masami Osaki
正美 大崎
Akira Sawamura
亮 澤村
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Abstract

【課題】
エンジン用の燃料を燃料タンクへ容易に供給できるようにすると共に、供給燃料量を容易に確認できるようにしようとするものである。
【解決手段】
コンバインを運転操作する操作室5aを形成する操作室ケース5の後側へ設けた開閉自在な右外カバー6の開操作により、燃料タンク7の燃料供給口8と、供給燃料のレベルゲージ9とを目視可能位置へ設けた構成である。又、右外カバー6の後側には、燃料タンク7を設けると共に、内側にはエンジン10を載置した構成である。
【選択図】
図1。

Description

走行車台の上側に設けた操作室ケースの後側を覆う開閉自在な右外カバーを設け、この右外カバーを開操作すると、燃料タンクの燃料供給口と、エンジンのレベルゲージ等とを目視可能位置に設けた技術であり、コンバインの走行装置として利用できる。
コンバインのエンジンには、燃料タンクから燃料が供給されて、エンジンが回転駆動され、コンバインの各部がエンジンの回転動力により、回転駆動され、コンバインが走行して、穀稈の収穫作業が行われる。
上述の収穫作業するコンバインのエンジンの燃料タンクは、特開平9−313025号公報で示す如く運転席の下部へ敷設されるデッキの下方に燃料タンクを設け、該デッキの適所に運転席側から、エンジン燃料を供給可能な供給口を有する供給筒と、デッキとをプラスチック成形により、一体的に形成すると共に、デッキの下方で燃料タンクと、供給口の供給筒とを接続させて設けた構成である。
特開平9−313025号公報
運転席からエンジン燃料を燃料タンク内へ給油することができるが、この燃料タンクは、デッキの下方であり、このために、メンテナンスが困難である。又、エンジンは、運転席の後方で運転席シートの下方へ載置されていることにより、このエンジンのレベルゲージ等の確認、及びメンテナンスが困難であったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の前方部に穀稈を刈取る刈取機3と、該走行車台2上側面の右側前部へ操作室5aを形成する略箱形状の操作室ケース5と、該操作室ケース5の後側を覆う開閉自在な右外カバー6等とを設けたコンバインにおいて、前記右外カバー6を開操作すると、燃料タンク7の燃料供給口8と、供給燃料のレベルゲージ9等とを目視可能位置へ設けたことを特徴とするコンバインの走行装置としたものである。
コンバインのエンジン10には、燃料タンク7から燃料が供給されて、エンジン10が回転駆動され、コンバインの各部がこのエンジン10の回転動力により、回転駆動され、コンバインが走行して、穀稈の収穫作業が行われる。
上述の収穫作業を開始するとき、又は収穫作業のときに、燃料タンク7へ燃料を給油、又は供給燃料量を目視チェックを行うときは、走行車台2上側の右前部には、操作室5aを形成する略箱形状の操作室ケース5を載置して設け、この操作室ケース5の後側を覆う状態に開閉自在に設けた右外カバー6を開状態に操作すると、燃料タンク7へ連接する燃料供給口8と、供給燃料のレベルゲージ9等とが目視できる位置へ設けていることにより、これら燃料供給口8から燃料タンク7内へ燃料を供給したり、又、供給した供給燃料量を、レベルゲージ9により、知ることができる。
請求項2に記載の発明においては、前記右外カバー6の後側で走行車台2の右上側面には、燃料タンク7を載置して設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの走行装置としたものである。
前記右外カバー6の後側で、走行車台2の右側上部面には、エンジン10へ燃料を供給する。この燃料を貯留する燃料タンク7を載置して設け、コンバインの左右バランスの向上を図っている。
請求項3に記載の発明においては、前記右外カバー6内側には、エンジン10のラジエータ10aへの給水と、エンジンオイルの給油と、点検等とを可能にエンジン10を載置して設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの走行装置としたものである。
前記操作室ケース5の後側へ開閉自在に設けた右外カバー6内側には、エンジン10を走行車台2の上側面へ載置して設け、右外カバー6を開操作すると、エンジン10のラジエータ10aへ給水と、エンジン10へエンジンオイル給油口から、エンジンオイルの給油と、点検等が行える。
請求項1に記載の発明においては、走行車台2の上側面の右側前部へ設けた、操作室ケース5の後側を覆う開閉自在な右外カバー6を開操作すると、燃料タンク7の燃料供給口8と、供給燃料のレベルゲージ9等とが目視できるように設けたことにより、供給燃料量、及び残燃料量が一目でわかり、便利である。又、燃料の供給が容易である。
請求項2に記載の発明においては、右外カバー6の後側で、走行車台2の右上側面には、燃料タンク7を載置して設けたことにより、この燃料タンク7の載置が容易である。又、コンバイン全体の左右バランスの向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明においては、前記操作室ケース5の後側へ開閉自在に設けた右外カバー6内側で、走行車台2の上側面には、エンジン10を載置して設け、このエンジン10のラジエータ10aへ給水と、エンジンオイルの給油と、点検等を可能に設けたことにより、エンジン10の近傍が開放状態となり、給水、給油、及びメンテナンスが容易になった。又、コンバイン全体の左右バランスの向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
コンバイン1の走行車台2の前部には、立毛穀稈を刈取る刈取機3を設け、この刈取機3の後方部で、一方側の左側には、刈取り穀稈を受けて、脱穀する脱穀機4を走行車台2の上側面へ載置した構成である。又、走行車台2の他方側の右側前部上側面には、操作室5aを形成する操作室ケース5を載置した構成である。この操作室ケース5後右側部には、外側へ開閉自在な右外カバー6で覆う状態に設けた構成である。この右外カバー6を開状態に操作すると、燃料タンク7へエンジン10用の燃料を供給する燃料供給口8と、供給燃料のレベルゲージ9等とを目視可能に配設した構成である。これら右外カバー6、燃料供給口8、レベルゲージ9、燃料タンク7、エンジン10等を主に図示して説明する。
前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図2で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ11aを張設した走行装置11を配設し、走行車台2の上側面左側部には、刈取り穀稈の供給を受けて、脱穀する脱穀機4を載置した構成である。走行装置11の前方部には、立毛穀稈を刈取り、この刈取り穀稈は、詳細を後述するこの刈取機3の掻込移送ローラ装置12で掻込み移送され、移送コンベア装置13で引継ぎされて、後方上部へ移送され、脱穀機4内へ供給され、この脱穀機4内で脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、この脱穀機4の左横側で走行車台2の上側面へ載置した穀粒貯留タンク14内へ供給されて、一時貯留される構成である。
前記走行装置11の走行クローラ11aは、走行車台2の前端部へ装架した走行用のミッションケース15内の伝動機構15aの走行車軸15bへ軸支した走行用スプロケット15cで回転駆動される構成である。又、走行車軸15a回転速度を検出するポテンションメータ方式の車速センサ15dを設けた構成である。
前記刈取機3は、図2で示す如く移送コンベア装置13の後方上部を回動支点として、油圧駆動の伸縮シリンダ16により、刈取機3全体を昇降回動自在に設けた構成である。この刈取機3は、前端部より、順次刈取りする立毛穀稈を分離する左右両端部には、左・右分草体17a,17bを設け、これら左・右分草体17a,17bの上側には、刈取る立毛穀稈を引起し、及び掻込みする略六角形状で角隅部には、左右方向に所定間隔に複数個のリール杆18aを回動自在に設けたリール装置18は、支持装置19で昇降自在で、回転自在に軸支して設けた構成である。リール装置18は、油圧駆動の上下シリンダ20の作動により、支持装置19の後端部の回動軸19aを回動中心として、昇降自在な構成である。
前記リール装置18の下側の左右両側の左・右分草体17a,17b間で、掻込移送ローラ装置12の前側には、左右摺動移動自在な刈刃21aと、固定した受刃21bとよりなり、穀稈を刈取りする刈刃装置21を設けた構成である。
前記刈刃装置21の後側には、掻込移送ローラ装置12を設け、この掻込移送ローラ装置12は、回転自在に軸支した掻込ローラ12aへ設けた螺旋プレート12bと、ロータリカム回転駆動する掻込杆12c等とよりなり、穀稈を掻込移送して、後側へ設けた移送コンベア装置13へ供給する構成である。
前記移送コンベア装置13は、図2で示す如く前方下部から後方上部へ向けて、所定角度で傾斜させて設け、この移送コンベア装置13は、所定間隔で移送ラグ13bを装着した移送ベルト13aを回転自在に上・下移送ケース13c,13dへ内装して、張設した構成である。移送コンベア装置13内へ供給された穀稈は、移送ベルト13aの各移送ラグ13bにより、引継ぎされて、後方上部へ移送され、脱穀機4内へ供給される構成である。
前記脱穀機4内へ供給された穀稈は、この脱穀機4の脱穀室4a内で脱穀され、脱穀処理物は、揺動選別装置4bで揺動選別されて、漏下中に送風機4cから発生する選別風で選別され、選別済み穀粒は揚送されて、穀粒貯留タンク14内へ供給されて、一時貯留される構成である。又、藁屑、稈切、塵埃等は、脱穀機4の後部から機外の圃場へ排出される構成である。
前記走行車台2上側面の右側前部には、図1、及び図2で示す如く操作室5aを形成する略箱形状の操作室ケース5を載置して設けた構成である。この操作室5a内には、コンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置5bと、これらの操作を行う作業者が着座する操縦席5cとを設けた構成である。
前記走行車台2の上側面右側の前部に設けた、操作室ケース5の後側には、図1で示す如く、この後側の前後方向に所定巾(L)間には、この所定巾(L)間を覆う状態に、回動具6aで外側へ開閉自在に右外カバー6を装着して設けた構成である。
前記操作室ケース5の後側へ開閉自在に設けた、右外カバー6を右外側へ開状態にすると、エンジン10用の燃料を貯留する燃料タンク7内へ燃料を供給する燃料タンク7へ接続する供給パイプ8aの先端部へ設けた燃料供給口8と、この燃料タンク7内へ供給された燃料量が、確認できる供給燃料量のレベルゲージ9等とを、図1で示す如く目視可能位置へ設けた構成である。燃料を燃料タンク7への供給が容易な構成である。供給した供給燃料量を正確に知ることができ、又、残燃料量も一目でわかる構成である。
図1で示す如く前記燃料タンク7の下部後側面には、後方へ突出させてL字形状の下連結パイプ7aを設け、この下連結パイプ7aと、燃料供給パイプ8aの上端部へ設けた燃料供給口8部へ装着自在に設けた供給口キャップ8bの下側で、供給パイプ8aの上端部近傍へ下方へ垂下状態に装着して設けた上接続パイプ8cとの間には、透明の樹脂材等よりなるレベルゲージ9を設けて、接続させた構成である。このレベルゲージ9の上下両端部は、抜け止めを施した構成である。
前記走行車台2の上側面の右側前部に設けた、操作室ケース5の後側前後方向の所定巾(L)間を覆う状態で、開閉自在に設けた、右外カバー6を開操作すると、燃料タンク7の燃料供給口8と、供給燃料のレベルゲージ9等とを、目視可能位置へ設けたことにより、供給燃料量、及び残燃料量が一目でわかり、便利である。又、燃料の供給が、燃料供給口8が見えることにより、容易に行うことができる。
前記操作室ケース5後側の右側へ設けた、右外カバー6の後側で、走行車台2の右上側面には、図1で示す如くエンジン10の燃料を貯留する燃料タンク7をボルト、及びナット、又は装着具等により、着脱自在に載置して設けた構成である。
前記右外カバー6の後側で、走行車台2の右上側面には、燃料タンク7を載置して、設けたことにより、この燃料タンク7の載置が容易である。又、コンバイン1全体のバランスの向上を図ることができる。(左側には、脱穀機3を、右側には、穀粒貯留タンク14、燃料タンク7、及びエンジン10等を載置したことにより、左右バランスが向上する。)
前記操作室ケース5の後側へ設けた右外カバー6の内側部で、走行車台2の上側面には、図1で示す如くエンジン10をボルト、及びナット等により、装着して載置した構成である。右外カバー6を外側へ開操作することにより、エンジン10へ設けたラジエータ10aへ給水と、エンジン10へエンジンオイルの給油と、このエンジン10の点検、及び補修等とを行うことができる構成である。
前記操作室ケース5の後側へ開閉自在に設けた右外カバー6の内側で、走行車台2の上側へエンジン10を載置して設け、右外カバー6を外側へ開操作することにより、エンジン10のラジエータ10aのラジエータ水タンク10bへ油水と、エンジン10のエンジンオイル給油口10cからエンジンオイルの給油と、エンジンオイルゲージ10dでエンジンオイルの点検と、このエンジン10の点検、及び補修等が容易になった。又、コンバイン1全体の左右バランスの向上を図ることができる。
前記操作室ケース5の操作室5aを冷却して、冷房する冷房装置(図示せず)用のコンデンサ22、及びコンデンサファン22a等を操作室ケース5と、穀粒貯留タンク14との間に、図3で示す如く設けた構成において、コンデンサ22を冷却する吸入用ファン23を穀粒貯留タンク14の側面へ設けて、外気を吸入して、コンデンサ22を冷却する構成である。
これにより、前記コンデンサ22自体には、コンデンサファン22aが装備されているが、自然吸気であり、又、操作室ケース5と、穀粒貯留タンク14との間に位置した、エンジン10からの発熱等により、冷却が困難であったが、吸入用ファン23を設けたことにより、この吸入用ファン23で吸引される外気風にさらされ、確実な冷却を行うことができる。
前記脱穀機4の右側板の外側面部には、図4、及び図5で示す如く脱穀室4aへ内装した多種類で多数本扱歯を植設した扱胴4dを回転駆動する扱胴ギャーケース4eを設けた構成である。この扱胴ギャーケース4eの変速部には、作物の種類、例えば、稲、及び麦と、大豆等とによって、扱胴4dの回転速度を変速するチェンジレバー4fを設けた構成である。このチェンジレバー4fを稲・麦位置へ操作により、脱穀機4の扱胴4d等の回転数は、設定した所定の高回転数に変更制御され、又、大豆位置へ操作により、設定した所定の低回転数へ変更制御される構成である。
前記走行用のミッションケース15へ設けた車速センサ15dが検出する走行車速に応じて、図6で示す如くリール装置18の回転速度は、リール用モータ(図示せず)より、変速回転制御されると共に、作物の種類の設定により、稲・麦の時と、大豆のときでは、図6で示す如く走行車速に応じて、変速回転制御される構成である。
これにより、前記チェンジレバー4fの切換操作により、リール装置18の回転速度も変更制御されることにより、穀稈の引起し、及び掻込み性能が向上する。又、ヘッドロスの減少を図ることができる。
前記刈取機3のリール装置18は、図7で示す如く前後へ摺動移動自在に設けた構成である。このリール装置18を支持させた支持装置19の後方部には、後支持具24aを設けると共に、前方部には、前支持具24bを設けた構成である。これら前・後支持具24b,24a間には、連結ロット24cを設けて、接続した構成である。更に、支持装置19の後端部と、後支持具24aとの間には、油圧方式の前後シリンダ20aを設けた構成であり、この前後シリンダ20aの作動により、リール装置18は前後に摺動移動する構成である。
前記リール装置18の各リール杆18aは、図7で示す如くこのリール装置18を前方側へ摺動移動させたときには、この各リール杆18aの先端は、後方側へ傾く構成であり、又、後方側へ摺動移動させたときには、各リール杆18aは、前方側へ傾く構成である。この各リール杆18aの後方側へ傾く規制は、前支持具24bには、変動アーム25を回動ピン25aで回動自在に軸支すると共に、前支持具24bには、長孔26aを設けた規制板26を装着して設け、この長孔26a部には、変動アーム25の一方側端部に設けた偏心ピン25bを挿入した構成である。又、変動アーム25の他方側の端部と、支持装置19の下側部へ突出させて設けた支持板19bとの間には、下連結ロット26bを設けて、接続した構成である。
前記リール装置18は、図2で示す如く前後シリンダ20aの収縮作動により、後方部へ移動制御されたときには、後端部側へ位置する各リール杆18aと、掻込移送ローラ装置12の掻込ローラ12aの外周部へ設けた螺旋プレート12bの外径部との間の隙間は、所定の隙間(L1)を保持すべく、下連結ロット26bと、変動アーム25の回動ピン25aを回動中心として、この変動アーム25の偏心ピン25bが規制板26の長孔26a部により、規制されて、隙間(L1)が保持され、垂直状態に近い傾斜になる構成である。又、前方へ移動制御されたときには、各リール杆18aは、ゆるやかな角度になる構成である。
これにより、前記リール装置18を前後へ移動する構成とし、又、各リール杆18aの回動を、規制した構成としたことにより、穀粒が倒伏時は、前方へ移動させることにより、各リール杆18aは、持ち上げ角度となり、引起し性能が向上する。又、短稈、及び通常作業時は、後方へ移動させることにより、各リール杆18aは、逃げ側へ角度変更され、穀稈を持ち上げて、持ち廻らないことにより、ヘッドロスの減少を図ることができる。
前記脱穀機4の後部には、図8〜図11で示す如くこの脱穀機4から排出される。脱穀済みの排藁、及び藁屑等を切断するチョッパ装置27を設け、このチョッパ装置27は、回転刃27aと、受刃27bとよりなる構成である。このチョッパ装置27は、脱穀機4の後部右側を回動支点27eとして、外側へ回動自在な構成である。
又、前記チョッパ装置27の後側には、図8〜図11で示す如く切断物の藁、及び藁屑等を拡散、又は集束可能なスプレダ装置28を設け、このスプレダ装置28は、チョッパ装置27の後部右側を回動支点28cとして、外側へ回動自在な構成である。
これにより、前記チョッパ装置27と、スプレダ装置28との両側を外側へ回動自在な構成としたことにより、チョッパ装置27の回転刃27a、及び受刃27bの交換が容易である。
前記チョッパ装置27の後側へ設けたスプレダ装置28へ設けた複数個のガイド28aは、図9、及び図12で示す如く未刈取り穀稈側へ向けて、順次傾斜角度を急傾斜角度に形成して設けた構成である。又、この各ガイド28aを装着した連結ロット28bの中心と、各ガイド杆28aの回動支点(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)との間の距離は、未刈取り穀稈側の(イ)点までとの間を、最長距離(A)とし、又、(ニ)点までとの間を、最短距離(D)とすべく順次変化させて設けた構成である。
前記スプレダ装置28の連結ロット28bは、図8、及び図12で示す如く回動モータ29のモータ軸29aへ軸支して設けた、支持板29bへ装着した構成である。この回動モータ29は、操作装置5bへ設けた「ON」−「OFF」方式の切換スイッチ5eの「ON」操作により、回動モータ29が始動して、スプレダ装置28の各ガイド28aは、連結ロット28bにより、作動制御される構成である。又、「OFF」操作により、作動が停止制御される構成である。
前記チョッパ装置27の回転刃27aには、図13で示す如く回転センサ27cを設けると共に、受刃27bは、受刃軸27dで回動自在に軸支して設けた構成である。前記回転刃27a回転数が、操作装置5bの制御装置(図示せず)へ設定して記憶させた所定回転数以下を、回転センサ27cで検出され、この検出が操作装置5bの制御装置へ入力されると、この入力に基づいて、受刃27bは、受刃軸27dを回動中心として、非作用側へ回動制御される構成である。又、所定回転数以上の検出により、受刃27bは元の状態へ制御装置により、復元制御される構成である。
前記脱穀機4の後側には、図14で示す如くチョッパ装置27と、スプレダ装置28とを後外側へ回動自在に設けた構成であると共に、脱穀機4の左側には、燃料タンク7を設けた構成においては、この燃料タンク7の後側で、走行車台2の上側には、後外側へ回動する左側端部へ回動支点30aを設けた、後外カバー30を設けた構成である。
これにより、前記スプレダ装置28の連結ロット28bへ設けた各ガイド28aの回動中心位置を未刈取り側を広くしたことにより、排出される処理済みの藁屑等は、未刈取り穀稈側への排出を防止できる。又、スプレダ装置28は、切換スイッチ5eの操作により、作動、及び停止ができることにより、操作が簡単である。回転刃27aの回転数を検出する回転センサ27cを設けたことにより、スプレダ装置28内へ処理済み藁屑の詰まりを防止することができる。切断処理済の藁屑等が、多く排出される側へ後外カバー30を設けたことにより、燃料タンク7上へ堆積する藁屑を防止することができる。
前記穀粒貯留タンク14内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク14の後側には、縦移送螺旋31aを内装した排出支持筒31を略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒31の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋32aを伸縮自在に内装した排出オーガ32を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に前後方向に配設した構成である。
前記走行車台2の上側は、図15〜図17で示す如く穀粒貯留タンク14内へ貯留した穀粒を、前後方向へ内装して設けたタンク移送螺旋14aで後方まで移送された穀粒を引継ぎして、排出支持筒31の縦移送螺旋31aと、排出オーガ32の排出螺旋32aとにより、機外へ排出する螺旋排出方式36aと、穀粒貯留タンク33内へ貯留した穀粒は、下部へ設けた繰出装置34aで下部へと繰出され、この繰出された穀粒は、送風ファン34bから発生する起風により、下移送筒35aと、下旋回筒35bと、縦移送筒35cと、上旋回筒35dと、上移送筒35e内を空気移送され、機外へ排出する空気排出方式36bとの両者のいずれか一方が使用されて、穀粒は機外へ排出される構成である。
前記螺旋排出方式36aの穀粒貯留タンク14、及び空気排出方式36bの穀粒貯留タンク33とは、図15〜図16で示す如く走行フレーム12と、各穀粒貯留タンク14,33との間には、下部フレーム37を設け、この下部フレーム37へ穀粒貯留タンク14、又は穀粒貯留タンク33を装着し、この下フレーム37と、穀粒貯留タンク14、又は穀粒貯留タンク33と、旋回フレーム37a等とが一体になった、これらを走行フレーム12上側面へ載置し、ボルト、及びナット、又は取付具等で装着した構成である。下部フレーム37は、螺旋排出方式36aと、空気排出方式36bとの両者へ共用使用でき、又、取付位置を同じにした構成である。
前記下部フレーム37と、穀粒貯留タンク14、又は穀粒貯留タンク33等とが一体になった、これらを装着するときは、ファークリフト等で持ち上げて載置することにより、ファークリフトの爪を挿入する左右両側の下部フレーム37には、図15、及び図16で示す如く挿入孔37bを前後両側へ所定隙間で設けた構成である。
これにより、生産現場において、走行フレーム2が無い状態でも、下部フレーム37があることにより、穀粒貯留タンク14、又は穀粒貯留タンク33と、螺旋排出方式36a、又は空気排出方式36bを受けるオーガ受装置38と、旋回フレーム37aとは、一体に部分組立することができて便利である。又、これら部分組立をファークリフトで、持ち上げて、載置することにより、組立工数が低減できて、コストダウンになる。
前記螺旋排出方式36aの排出オーガ32、又は空気排出方式36bの上移送筒35eを支持するオーガ受装置38の受主柱38aは、図16で示す如く上受主柱38bと、下受主柱38cとに二分割し、上受主柱38bを下受主柱38cへ挿入し、複数個設けた孔位置へピン38dを挿入して、任意の位置で固定する構成である。
これにより、前記下部フレーム37と、穀粒貯留タンク33等を部分的に一体に組付けた、これらを走行車台2の上側面へ載置するときに、空気排出方式36bの上移送筒35eを若干上方へ回動移動させることにより、この上移送筒35eへ穀粒貯留タンク33が当接することなく容易に載置することができる。
前記螺旋排出方式36a、及び穀粒貯留タンク14と、空気排出方式36b、及び穀粒貯留タンク33とを、図15、及び図16で示す如く穀粒の排出を開始、又は停止させるときに操作する。螺旋排出操作装置39aと、空気排出操作装置39bとを個別に、例えば、旋回フレーム37a、又は各穀粒貯留タンク14,33へ個別に設けた構成である。
これにより、前記穀粒貯留タンク14の部分組立部品と、穀粒貯留タンク33の部分組立部品とには、個別に螺旋排出操作装置39aと、空気排出操作装置39bとを設けたことにより、無駄な回路、及び制御機能をなくすることができ、コスト低下が可能になる。
前記走行装置2の上側へ設ける下部フレーム37には、図16、及び図17で示す如く旋回フレーム37aと、オーガ受装置38の受主柱38aの下受主柱38cとを連結して設けた構成である。又、下部フレーム37には、図16、及び図17で示す如く穀粒貯留タンク33の繰出装置34aを伝動する伝動部34cを装着して設けた構成である。
これにより、前記下部フレーム37には、旋回フレーム37aと、下受主柱38cとを装着して設け、又、伝動部34cを設けたことにより、組立工数の低減を図ることができる。
前記走行車台2の一方側の後部には、図16、及び図17で示す如く後連結板2aを設け、この後連結板2aを走行車台2と、穀粒貯留タンク33とへ装着する構成である。この穀粒貯留タンク33を走行車台2より、取り外しするときには、後連結板2aは、穀粒貯留タンク33へ装着した状態で取り外しする構成である。
これにより、前記走行車台2の後部へ設けた後連結板2aは、穀粒貯留タンク33を取り外すときには、この穀粒貯留タンク33へ後連結板2aを装着した状態で取り外しすることにより、穀粒貯留タンク33の転倒を防止することができる。
エンジン部と、燃料タンク部との拡大側面図 コンバインの全体右側面図 他の実施例を示す図で、コンデンサ用のファン部の側面図 他の実施例を示す図で、扱胴ギャーケース部の平面図 他の実施例を示す図で、扱胴ギャーケース部の側面図 他の実施例を示す図で、作物種類、及び走行車速と、リール装置の回転数 との関係図 他の実施例を示す図で、リール装置部の拡大側面図 他の実施例を示す図で、チョッパ装置部と、スプレダ装置部との側面図 他の実施例を示す図で、チョッパ装置部と、スプレダ装置部との平面図 他の実施例を示す図で、スプレダ装置部の拡大平面図 他の実施例を示す図で、スプレダ装置の装置部の拡大平面図 他の実施例を示す図で、スプレダ装置部の拡大平面図 他の実施例を示す図で、チョッパ装置部の拡大側面図 他の実施例を示す図で、後外カバー部の拡大平面図 他の実施例を示す図で、螺旋排出方式と、下部フレームとの拡大側面図 他の実施例を示す図で、空気排出方式と、下部フレームとの拡大側面図 他の実施例を示す図で、空気排出方式と、下部フレームとの拡大平面図
符号の説明
2 走行車台
3 刈取機
5 操作室ケース
5a 操作室
6 右外カバー
7 燃料タンク
8 燃料供給口
9 レベルゲージ
10 エンジン
10a ラジエータ

Claims (3)

  1. 走行車台2の前方部に穀稈を刈取る刈取機3と、該走行車台2上側面の右側前部へ操作室5aを形成する略箱形状の操作室ケース5と、該操作室ケース5の後側を覆う開閉自在な右外カバー6等とを設けたコンバインにおいて、前記右外カバー6を開操作すると、燃料タンク7の燃料供給口8と、供給燃料のレベルゲージ9等とを目視可能位置へ設けたことを特徴とするコンバインの走行装置。
  2. 前記右外カバー6の後側で走行車台2の右上側面には、燃料タンク7を載置して設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの走行装置。
  3. 前記右外カバー6内側には、エンジン10のラジエータ10aへの給水と、エンジンオイルの給油と、点検等とを可能にエンジン10を載置して設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの走行装置。
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