JP2542217B2 - コンバインのサブグレンタンク - Google Patents

コンバインのサブグレンタンク

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JP2542217B2
JP2542217B2 JP62178811A JP17881187A JP2542217B2 JP 2542217 B2 JP2542217 B2 JP 2542217B2 JP 62178811 A JP62178811 A JP 62178811A JP 17881187 A JP17881187 A JP 17881187A JP 2542217 B2 JP2542217 B2 JP 2542217B2
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grain tank
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浩行 小郷
耕一 上田
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、コンバインに搭載したグレンタンクの容量
を増加する為に脱穀装置の上に載置したサブグレンタン
クへの穀粒投入装置に関するものである。
(ロ)従来技術 従来からコンバインの脱穀装置の上面にサブグレンタ
ンクを載置した技術は公知とされているのである。例え
ば実開昭55−42968号公報の如くである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は、コンバインの脱穀装置Dに併置してメイン
グレンタンク1を設け、脱穀装置Dの上面にサブグレン
タンク5を設け、メイングレンタンク1をサブグレンタ
ンク5よりも低い位置に配置した構成において、サブグ
レンタンク5内への穀粒の投入を、メイングレンタンク
1へ穀粒を投入する為の揚穀筒7にて兼用せんとするも
のである。
そして、揚穀筒7の上端の跳ね出し板25によりメイン
グレンタンク1とサブグレンタンク5との両方に投入し
ようとすると、どうしても、高い位置のサブグレンタン
ク5よりも、低い位置にあるメイングレンタンク1の方
に多めの穀粒が投入され、サブグレンタンク5の方には
十分に穀粒が投入されないという不具合があったのであ
る。
本発明は、サブグレンタンク5の投げ出し口3と、メ
イングレンタンク1の投げ出し口6との間に大小を設け
て、サブグレンタンク5とメイングレンタンク1の両方
に均等に穀粒が投入されるように構成したものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明する。
コンバインの脱穀装置Dに併置してメイングレンタン
ク1を設け、脱穀装置Dの上面にサブグレンタンク5を
設け、メイングレンタンク1をサブグレンタンク5より
も低い位置に配置し、メイングレンタンク1とサブグレ
ンタンク5の間に揚穀筒7を突出し、揚穀筒7をメイン
グレンタンク1の側に傾斜して配置し、該揚穀筒7の上
端の跳ね出し板25の跳ね出し力により、メイングレンタ
ンク1とサブグレンタンク5の両方に穀粒を投入する構
成において、揚穀筒7よりメイングレンタンク1側に設
けた投げ出し口6の開口幅aを、サブグレンタンク5側
の投げ出し口3の開口幅bよりも小としたものである。
(ホ)発明の作用 本発明は以上の構成であり、次の如く作用するもので
ある。
即ち、揚穀筒7はメイングレンタンク1とサブグレン
タンク5との間に一本配置されており、脱穀装置D内に
脱穀,選別された穀粒を揚穀して投入するのであるが、
もし揚穀筒7より両方のタンクへ投入する投げ出し口6
と3が同じように構成されている場合には、どうしても
やや高い位置にあるサブグレンタンク5の方への投入は
少なくなり、逆に低い位置にあるメイングレンタンク1
へはやや多めの穀粒が投入されることとなるのである。
本発明はこの場合において、メイングレンタンク1の
側にハンディキャップを付ける為に、投げ出し口6の開
口幅aを投げ出し口3の開口幅bよりも小とすることに
より、両方のタンク内への投入が均一に行われるのであ
る。
そして、容量の少ないサブグレンタンク5の方が先に
充填され、その後はサブグレンタンク5が一杯になるの
で、投入することが出来ず、メイングレンタンク1のみ
に投入されることとなるのである。
(ヘ)実施例 本発明の目的,構成,作用は以上の如くであり、次に
該目的を達成する為の構成を説明する。
第9図においてグレンタンク装置の全体的な構成につ
いて説明する。
コンバインの進行方向左側に脱穀装置Dが配置されて
おり、該脱穀装置Dと併置して右側に略同じ高さのメイ
ングレンタンク1を配置している。
そして、該メイングレンタンク1だけでは十分な穀粒
の貯蔵容量を得られないので、メイングレンタンク1の
外側方へ回動して増量する増量タンク8を設けている。
本発明は、該増量タンク8の他に、更に増量を行う為
に、脱穀装置Dの上面にサブグレンタンク5を配置した
ものである。
そして、該サブグレンタンク5を台形状に構成して、
メイングレンタンク1に面した側を平面視で斜めに構成
し、この間に排出コンベア2を収納可能としているので
ある。
該排出コンベア2は圃場において刈取りと移動のみを
行っている間は、少々高い収納位置でも良いが、収穫時
期が終わった後で、納屋等に収納する場合には、排出コ
ンベア2が高い位置に収納されていたのでは、天井に当
たるのでもっと低く収納する必要があるのである。
本構成においては、メイングレンタンク1と排出コン
ベア2の間に配置した投げ出し口のうち、サブグレンタ
ンク5側の投げ出し口3の方を、サブグレンタンク5内
に収納可能とし、その開いた部分の間隙に排出コンベア
2を低い位置において収納可能としているのである。
次に第1図,第2図において説明する。
脱穀装置D内の扱胴と処理動により脱穀された穀粒は
揺動選別装置等により選別されて、一番コンベア13に落
下するものである。
該一番コンベア13により揚穀筒7の下部へ搬送され
て、揚穀筒7により投げ出し口6の部分まで揚穀される
のである。
本構成においては、サブグレンタンク5がメイングレ
ンタンク1よりも高い位置にあるので、できるだけサブ
グレンタンク5の方にも均等に投入されるように、構成
している。
また、第2図に示す如く、揚穀筒7を90度以上の角度
Θを付けて傾斜配置しているのである。
そして、揚穀筒7の上端においては、跳ね出し板25が
配置されており、該跳ね出し板25により揚穀筒7から揚
穀されてくる穀粒を左右に放擲するのである。
そして、該放擲により360度に穀粒が散乱するのであ
るが、この散乱方向に方向性を持たせるべく投げ出し口
6,3が設けられているのである。
投げ出し口6により案内された放擲穀粒はメイングレ
ンタンク1内に投入され、投げ出し口3により案内され
た穀粒はサブグレンタンク5内に投入されるのである。
このような構成において、メイングレンタンク1が低
い位置にあり、またサブグレンタンク5が高い位置にあ
る為に、投入量が均一とならないという不具合が発生す
るので、本発明は両方向への投入量を均一にする為に、
投げ出し口6の開口幅aと、投げ出し口3の開口幅bを
比較した場合において、開口幅b>開口幅aに構成した
ものである。
さらに、納屋への収納時において排出コンベア2がメ
イングレンタンク1とサブグレンタンク5の間の空間内
に嵌装されて、排出コンベア2の上方への突出量を無く
す為に、投げ出し口3は投げ出し口6に対してスライド
可能とし、該スライドした投げ出し口3をサブグレンタ
ンク5の内部に収納可能としているのである。
第3図から第5図において示す実施例においては、該
投げ出し口3をサブグレンタンク5内に収納した状態
で、1年間納屋の内部に放置している間に投げ出し口3
と6の開口から鼠が入り巣作りをするという不具合があ
るので、投げ出し口6の側の開口部を蓋体21で閉鎖し、
また投げ出し口3の側の開口も蓋体20により閉鎖してい
る。
次に第6図から第8図に示す構成は、排出コンベア2
の収納位置に応じて、コンベアレスト11の高さを調節可
能としたものである。
前述の如く、収穫時期においてはコンバインは納屋に
収納しないで連続的に作業を行うのであるから、その間
はメイングレンタンク1とサブグレンタンク5の間に収
納する必要はなく、排出コンベア2を高い位置で保持す
る為に、高い位置のコンベアレスト11が必要である。
逆に農閑期において納屋内に収納する場合には、投げ
出し口3をサブグレンタンク5内に入れて該部分に空間
を構成し、その間に排出コンベア2を入れるのであるか
ら、この時は低い位置のコンベアレスト11が必要であ
る。
この切換えを、コンベアレスト調節ハンドル12により
行うのである。
該コンベアレスト調節ハンドル12の回動により、ウォ
ーム14が回転し、該ウォーム14と噛合したウォームホイ
ールを刻設された螺子杆15が回転するのである。該螺子
杆15には上下スライド体17の螺子部が噛合されており、
コンベアレスト調節ハンドル12の回動により、上下スラ
イド体17が上下するのである。19は上下スライド体17の
ガイド杆である。
本発明のコンベアレスト11は該上下スライド体17に固
設されているので、上下してその高さを変更するもので
ある。
(ト)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、揚穀筒7をメイングレンタンク1の側に傾斜
して配置し、メイングレンタンク1側に設けた投げ出し
口6の開口幅aを、サブグレンタンク5側の投げ出し口
3の開口幅bよりも小としたので、どうしても投入量の
大きくなりがちなメイングレンタンク1側にハンディキ
ャップを付けて、サブグレンタンク5の側の投入量と略
同じ程度に構成することができたものである。
第2に、コンバインの脱穀装置Dに併置してメイング
レンタンク1を設け、脱穀装置Dの上面にサブグレンタ
ンク5を設けた構成において、サブグレンタンク5内へ
の穀粒の投入を、メイングレンタンク1へ穀粒を投入す
る為の揚穀筒7にて兼用することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のグレンタンク装置の平面断面図、第2
図は同じく後面断面図、第3図は揚穀筒7と投げ出し口
6,3の部分の前面断面図、第4図は投げ出し口3を外し
てサブグレンタンク5の内部に収納し、排出コンベア2
を投げ出し口6とサブグレンタンク5の間に収納した状
態の前面図、第5図はサブグレンタンク5内に収納した
投げ出し口3の部分に施蓋する状態の斜視図、第6図は
排出コンベア2のコンベアレスト11の高さを調節自在と
した構成の側面断面図、第7図は同じく平面図、第8図
は同じく平面断面図、第9図は本発明のグレンタンク装
置を搭載したコンバインの平面図である。 1……メイングレンタンク 2……排出コンベア 3……投げ出し口 4a,4b……移送コンベア 5……サブグレンタンク 6……投げ出し口 7……揚穀筒 a……投げ出し口6の開口幅 b……投げ出し口3の開口幅

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバインの脱穀装置Dに併置してメイン
    グレンタンク1を設け、脱穀装置Dの上面にサブグレン
    タンク5を設け、メイングレンタンク1をサブグレンタ
    ンク5よりも低い位置に配置し、メイングレンタンク1
    とサブグレンタンク5の間に揚穀筒7を突出し、揚穀筒
    7をメイングレンタンク1の側に傾斜して配置し、該揚
    穀筒7の上端の跳ね出し板25の跳ね出し力により、メイ
    ングレンタンク1とサブグレンタンク5の両方に穀粒を
    投入する構成において、揚穀筒7よりメイングレンタン
    ク1側に設けた投げ出し口6の開口幅aを、サブグレン
    タンク5側の投げ出し口3の開口幅bよりも小としたこ
    とを特徴とするコンバインのサブグレンタンク。
JP62178811A 1987-07-16 1987-07-16 コンバインのサブグレンタンク Expired - Lifetime JP2542217B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0646282Y2 (ja) * 1987-12-14 1994-11-30 株式会社クボタ コンバインの穀粒搬送装置
JP5056170B2 (ja) * 2007-05-31 2012-10-24 井関農機株式会社 コンバインの穀粒排出装置

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ATE11230T1 (de) * 1981-09-18 1985-02-15 Ciba-Geigy Ag Verfahren zur absorptiven abscheidung von organischen stoffen aus abluftdaempfen.
JPS59170436U (ja) * 1983-04-28 1984-11-14 株式会社クボタ コンバイン

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