JPH0444049Y2 - - Google Patents

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JPH0444049Y2
JPH0444049Y2 JP2113987U JP2113987U JPH0444049Y2 JP H0444049 Y2 JPH0444049 Y2 JP H0444049Y2 JP 2113987 U JP2113987 U JP 2113987U JP 2113987 U JP2113987 U JP 2113987U JP H0444049 Y2 JPH0444049 Y2 JP H0444049Y2
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JP
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grain
lid
grains
opening
grain tank
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はコンバイン又はスレツシヤー等に搭載
して揚穀された穀粒を収納する穀粒タンクのオー
バーフロー感知装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、穀粒タンクのオーバーフロー感知装置と
して頂板に穿設した開口部に、平板からなる蓋を
開閉自在に蝶着し、この蓋の上面に感知器を取付
けることは既に知られている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知の穀粒タンクのオーバーフロー装置は
感知器全体が頂板上に突出し、それにより機体の
最高位が制限されるため、穀粒タンクの高さが制
約されることとなり、その容量を少なくせざるを
得なかつた。
また、蓋は平板からなり、これが開口部上に重
合して穀粒タンクの頂板と略同一平面となるよう
に構成されていたので、揚穀筒によつて投入され
て堆積した穀粒が、蓋を頂板より上方へ押し上げ
られないと感知器が検出作動せず、高性能脱穀す
るものにおいては短時間のうちに多量の穀粒が揚
穀投入されるため、穀粒タンクが変形するか又は
破損すると共に揚穀筒に詰りを生じたり脱した
りする等の問題点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は揚穀筒で揚穀した穀粒を上部に投入
し、この投入部の近傍の頂板に開口部を設け、該
開口部を開閉可能な蓋で覆つた穀粒タンクにおい
て、前記蓋を前記開口部の揚穀筒側に蝶着すると
共に下降傾斜させてその下面を揚穀筒の吐出口に
指向させ、この蓋の上面に感知器を取付けること
により、穀粒タンクの頂板を感知器取付部より高
く設定することができるようにすると共に感知感
度を向上して前述の問題点を解決した。
(ホ) 作用 脱穀装置の揚穀筒により揚送された穀粒は穀粒
タンク内にその上部から投入され、穀粒タンクが
満杯になる時、投擲された穀粒は揚穀筒から離れ
た部位から揚穀筒側に向けて順次頂板の下面に接
する程度に堆積し、蓋の近傍において、その両側
に堆積するが投擲方向直後には堆積しない状態で
下部に堆積した穀粒及び投擲された穀粒が揚穀筒
の吐出口に対面する蓋の下面を押し上げ、それに
より感知器が感知作動する。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を第1〜4図に示すコンバイ
ンについて説明すると、脱穀装置1を走行装置2
を有する機台3上の一側寄りに搭載し、その前方
には穀稈引起体5、刈刃、穀稈掻込体等からなる
刈取装置6と、掻込まれた穀稈を前記脱穀装置1
に扱深さ調節しながら搬送供給する穀稈搬送装置
とで構成された前処理装置を設けてあり、機台3
の他側には前方から順に操作盤7、シート8、ホ
ツパー型の穀粒タンク10及びエンジンルーム1
1を設けてある。
また、前記脱穀装置1の穀粒タンク10側から
起立した揚穀筒12の上端に装着したケーシング
13の吐出口14を、穀粒タンク10の側壁上部
に穿設した投入口に連通させ、揚穀螺旋軸15の
上端部に取付けた投擲羽根16を前記ケーシング
13に内装して揚送した穀粒を穀粒タンク10に
投入するようにしてある。
そして、前記穀粒タンク10の頂板10aには
揚穀筒12に接近したオーバーフロー可能でかつ
口縁がやゝ低くなつた開口部17を設け、該開口
部17の口縁の揚穀筒12側には蓋18の基部を
蝶番20により開閉自制に取付けてあり、この蓋
18は横断面が下向きコ字状になつていて前端の
立上部の上部を他側に折曲して開口部17の口縁
に載置するようにした本体18aと、その両側部
に固定されていて閉じた状態で第1図に示すよう
に上縁が頂板10aの上面と略一致する左右の側
板18b,18bとで構成されているので、前記
本体18aの横方向部分、即ち底板18cは基部
より先端部が低くなるように下降傾斜した姿勢と
なり、その結果、下面は第1図に示す如くケーシ
ング13の吐出口14に対面し、上記底板18c
の上面に立設すると共に上部を横向きに折曲した
取付板21の下部寄りには、感知器を構成する感
知スイツチ22を螺着してあり、その触片23は
前記揚穀筒12と反対側へ突出している。
また、前記頂板10a上に立設した取付板24
には上記触片23の上方に臨む逆L字状の受板2
5をボルト26で螺着してあり、取付板24の孔
24aは上下方向の長孔に形成されているので、
受板25を上下に移動調節することができ、該受
板25の側部寄り下面に定着したスポンジからな
る緩衝材27は蓋18の端部を押さえて振動及び
それにより発生する騒音を防止すると共に機体が
大きく揺れた時蓋18が開いて誤検出するのを防
止し、該蓋18が開く時にはそれに順応して縮小
し、前記感知スイツチ22に接続した信号ケーブ
ル28はエンジンの電路に挿入されている開閉器
に接続されている。
29は吐出口14の端縁と投入口の外側面との
間に介装したクツシヨン材、30は本体18aの
先端部に設けた切欠部であつて、感知時に触片2
3の先端垂下部が嵌合する。
第5図は他の実施例を示すものであつて、開口
部17の口縁の蓋受部17aを揚穀筒12と反対
側が順次低くなるように窪ませ、蓋18は平板に
て構成し、頂板10aに固定した取付板24に断
面コ字状の受板25を上下移動調節可能に螺着
し、該受板25と前記蓋18の先端部との間にス
ポンジからなる緩衝材を介装そてある。
前述のコンバインにおいて、前処理装置により
刈取搬送された穀稈は、脱穀装置1にて脱穀処理
され、選別されて揚穀筒12によつて揚送された
穀粒は投擲羽根16により吐出口14から穀粒タ
ンク10内に投入され、それが満杯に近くなる
と、投入口から離れた部位の頂板10aに接触す
るまで堆積し、それが順次進行して開口部17の
近傍に達した時、蓋18の両側には障害物がない
ので他の部分と略同様に堆積する。しかし、開口
部17の下部では蓋18が斜めに垂下しているの
で、堆積した穀粒の表面と蓋18の底板18cの
下面との間に穀粒投擲方向と直交する方向からみ
てケーシング13に向けて開口した楔形の空間が
形成され、投擲羽根16の回転によつて投擲され
る穀粒は上記楔形空間に向けて投擲されて堆積す
るので、蓋18の背面に穀粒が堆積していない状
態で該蓋18が押し上げられ、該蓋18が蝶番2
0を中心として上昇回動すると、感知スイツチ2
2の触片23が受板25に当接してONとなり、
この感知信号によりエンジンが停止する。
大型コンバインで高能率に刈取脱穀している場
合、穀粒タンク10に前記感知スイツチ22以外
に更に早期に満杯を検出する感知スイツチを設け
る場合もあるが、それにより満杯信号が発せられ
時の機体の位置によつては更に作業を続行するこ
とがあり、この時、短い時間内に多量の穀粒が揚
送されて穀粒タンク10に投入されるが、ケーシ
ング13の吐出口14の直前まで穀粒が堆積する
と、前記感知スイツチ22がそれを敏感に感知
し、この感知信号により前述のようにエンジンを
停止させる場合は勿論のこと、感知スイツチ22
を操作盤7上の警報ランプ又は他の位置に設けた
警報ブザー等に接続した場合でも直ちに作業を中
断することで揚穀筒12にまで穀粒詰りが波及す
るのを防止することができる。
また、前述のように感知後直ちに作業を中断す
るので、高能率に刈取脱穀を行なつた場合でも、
開口部17へ溢流する量は僅かである。
(ト) 考案の効果 本考案は前述のように揚穀筒12で揚穀した穀
粒を上部に投入し、この投入部の近傍の頂板10
aに開口部17を設け、該開口部17を開閉可能
な蓋18で覆つた穀粒タンクにおいて、前記蓋1
8を前記開口部17の揚穀筒12側に蝶着すると
共に下降傾斜させてその下面を揚穀筒12の吐出
口に指向させ、この蓋18の上面に感知器を取付
けたので、穀粒タンク18が満杯になる時、揚穀
筒12によつて穀粒タンク18内に投入されて堆
積した穀粒と前記蓋18の底板との間に楔形の受
入れ空間が形成され、この空間に穀粒が順次投入
されることとなり、この穀粒の投入圧により蓋1
8は容易に上昇回動して迅速に検知器を作動さ
せ、穀粒圧により穀粒タンク10が変形したり、
揚穀筒12に穀粒が詰つたり、又は脱したりす
るのを確実に防止することができる。
また、感知器を前記蓋18の凹部に設けること
により該感知器の穀粒タンク10上への突出量を
小さくし得て該検知器が障害物に衝突して破損す
るのを防止しながら感知器により制限される穀粒
タンク10の高さを高くしてその容量を増大する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は要部の穀粒投入方向の縦断面図、第2図
は同上平面図、第3図は第2図のA−A断面図、
第4図はコンバインの側面図、第5図は他の実施
例を示す断面図である。 10……穀粒タンク、10a……頂板、12…
…揚穀筒、13……ケーシング、14……吐出
口、17……開口部、18……蓋、22……感知
スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 揚穀筒12で揚穀した穀粒を上部に投入し、こ
    の投入部の近傍の頂板10aに開口部17を設
    け、該開口部17を開閉可能な蓋18で覆つた穀
    粒タンクにおいて、前記蓋18を前記開口部17
    の揚穀筒12側に蝶着すると共に下降傾斜させて
    その下面を揚穀筒12の吐出口に指向させ、この
    蓋18の上面に感知器を取付けたことを特徴とす
    る穀粒タンクのオーバーフロー感知装置。
JP2113987U 1987-02-16 1987-02-16 Expired JPH0444049Y2 (ja)

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JP2113987U JPH0444049Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16

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JP2113987U JPH0444049Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16

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Publication Number Publication Date
JPS63129436U JPS63129436U (ja) 1988-08-24
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