JPH0122450Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0122450Y2 JPH0122450Y2 JP992880U JP992880U JPH0122450Y2 JP H0122450 Y2 JPH0122450 Y2 JP H0122450Y2 JP 992880 U JP992880 U JP 992880U JP 992880 U JP992880 U JP 992880U JP H0122450 Y2 JPH0122450 Y2 JP H0122450Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grain
- grains
- grain tank
- casing
- threshing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 241000251169 Alopias vulpinus Species 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
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- Threshing Machine Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
従来、穀粒タンクの安全装置として穀粒タンク
の頂板にオーバーフローロを設け、このオーバー
フローロに開閉蓋を蝶着して穀粒タンク内が満杯
になつた時、穀粒が開閉蓋を押し開けて溢流する
ようにすることは既に知られている。
の頂板にオーバーフローロを設け、このオーバー
フローロに開閉蓋を蝶着して穀粒タンク内が満杯
になつた時、穀粒が開閉蓋を押し開けて溢流する
ようにすることは既に知られている。
しかし、揚穀された穀粒を、上下方向の軸芯の
周りに回転する翼片で穀粒タンク内に投擲充填す
る場合、投擲された穀粒は穀粒タンク内に分散し
ながら堆積するだけであるので、粒体である穀粒
による上方への押圧力はきわめて小さく、そのた
め揚穀された量と同じだけ溢流させることができ
ず、穀粒タンク内に投入された穀粒がブリツチ現
象を起し、揚穀筒内で詰りを生じて各部が破損し
たり、甚だしい時は穀粒タンクをも破損すること
があり、かつ充填した穀粒を取出す時、前記ブリ
ツジ現象により排出不良になることがあつた。
周りに回転する翼片で穀粒タンク内に投擲充填す
る場合、投擲された穀粒は穀粒タンク内に分散し
ながら堆積するだけであるので、粒体である穀粒
による上方への押圧力はきわめて小さく、そのた
め揚穀された量と同じだけ溢流させることができ
ず、穀粒タンク内に投入された穀粒がブリツチ現
象を起し、揚穀筒内で詰りを生じて各部が破損し
たり、甚だしい時は穀粒タンクをも破損すること
があり、かつ充填した穀粒を取出す時、前記ブリ
ツジ現象により排出不良になることがあつた。
また、揚穀筒の上部に設けた投擲ケーシングを
穀粒タンク外に設け、この投擲ケーシングの外周
に開閉蓋を有する開口部を設けた安全装置は実開
昭54−90452号公報により既に提案されたが、こ
の安全装置は投擲ケーシングが穀粒タンク外に突
出しているので、脱穀装置と穀粒タンクとの間に
投擲ケーシングを介装する空間が穀粒タンクの全
長に亘つて形成され、その分だけ穀粒タンクを小
さくする必要があり、しかも、溢流口が前記投擲
ケーシングの外周にあるため、開閉蓋を係止する
スプリングの圧を、穀粒が投擲羽根によつて受け
る遠芯力以上に設定して通常の穀粒投擲充填時に
開口しないようにしなければならないため、感度
が鈍くなり、その上投擲ケーシング内に穀粒が詰
つてからでないと開口しないので、脱すると共
に穀粒損傷が発生する等の問題点があつた。
穀粒タンク外に設け、この投擲ケーシングの外周
に開閉蓋を有する開口部を設けた安全装置は実開
昭54−90452号公報により既に提案されたが、こ
の安全装置は投擲ケーシングが穀粒タンク外に突
出しているので、脱穀装置と穀粒タンクとの間に
投擲ケーシングを介装する空間が穀粒タンクの全
長に亘つて形成され、その分だけ穀粒タンクを小
さくする必要があり、しかも、溢流口が前記投擲
ケーシングの外周にあるため、開閉蓋を係止する
スプリングの圧を、穀粒が投擲羽根によつて受け
る遠芯力以上に設定して通常の穀粒投擲充填時に
開口しないようにしなければならないため、感度
が鈍くなり、その上投擲ケーシング内に穀粒が詰
つてからでないと開口しないので、脱すると共
に穀粒損傷が発生する等の問題点があつた。
本考案は前述の諸問題を解決することを目的と
するものであつて、脱穀装置の側部から起立した
揚穀筒の上端部を穀粒タンク内に、前記脱穀装置
寄りの一方の下方から挿入し、該揚穀筒の上部に
取付けたケーシングの吐出口を脱穀装置側の他方
に向けて開口させ、該ケーシング内に、その吐出
口と対向する部位で脱穀装置に向けて回動する翼
片を軸支し、前記穀粒タンクの脱穀装置側にある
側壁のケーシングの吐出口と近接した部位に、開
閉蓋を有するオーバーフローロを設けて穀粒タン
クが満杯になつた時、堆積した穀粒を案内壁とし
て前記翼片により穀粒を開閉蓋に向けて投擲して
衝突する投擲圧と、堆積した穀粒の側圧とにより
開閉蓋を開いてオーバーフローさせるようにした
ことを特徴とするものである。
するものであつて、脱穀装置の側部から起立した
揚穀筒の上端部を穀粒タンク内に、前記脱穀装置
寄りの一方の下方から挿入し、該揚穀筒の上部に
取付けたケーシングの吐出口を脱穀装置側の他方
に向けて開口させ、該ケーシング内に、その吐出
口と対向する部位で脱穀装置に向けて回動する翼
片を軸支し、前記穀粒タンクの脱穀装置側にある
側壁のケーシングの吐出口と近接した部位に、開
閉蓋を有するオーバーフローロを設けて穀粒タン
クが満杯になつた時、堆積した穀粒を案内壁とし
て前記翼片により穀粒を開閉蓋に向けて投擲して
衝突する投擲圧と、堆積した穀粒の側圧とにより
開閉蓋を開いてオーバーフローさせるようにした
ことを特徴とするものである。
以下図面に示す実施例について説明すると、1
はコンバインの機台上の一側に搭載した脱穀装置
であつて、その前方には刈取装置2を設け、上記
機台上の他側には前方から順に操作盤3、座席
4、穀粒タンク5及びエンジン6を設けてあり、
前記穀粒タンク5の取出口と対応する部位に架設
した保持枠7には籾袋8…を吊下げる掛杆9…を
片持状に突設してある。
はコンバインの機台上の一側に搭載した脱穀装置
であつて、その前方には刈取装置2を設け、上記
機台上の他側には前方から順に操作盤3、座席
4、穀粒タンク5及びエンジン6を設けてあり、
前記穀粒タンク5の取出口と対応する部位に架設
した保持枠7には籾袋8…を吊下げる掛杆9…を
片持状に突設してある。
10は前記脱穀装置1の揚穀筒であつて、その
上端は穀粒タンク5の底板5aに下方から挿入さ
れていて、該底板5aに固定したケーシング16
の略水平な受板11に保持されて開口しており、
揚穀螺旋軸12の上端は、穀粒タンク5の天板に
設けた開口部を覆う着脱可能な覆板13にベアリ
ングを介して支承されている。
上端は穀粒タンク5の底板5aに下方から挿入さ
れていて、該底板5aに固定したケーシング16
の略水平な受板11に保持されて開口しており、
揚穀螺旋軸12の上端は、穀粒タンク5の天板に
設けた開口部を覆う着脱可能な覆板13にベアリ
ングを介して支承されている。
そして、揚穀螺旋12aは揚穀筒10と略同じ
高さとしてあり、それより上方の揚穀螺旋軸12
には翼片15を突設し、この翼片15は吐出口1
6aを有するケーシング16内で揚穀螺旋軸12
とともに第4図に矢印で示す如く反時計方向に回
転している。つまり、翼片15は吐出口16a側
で脱穀装置1側の側壁5bに向けて回転してい
る。
高さとしてあり、それより上方の揚穀螺旋軸12
には翼片15を突設し、この翼片15は吐出口1
6aを有するケーシング16内で揚穀螺旋軸12
とともに第4図に矢印で示す如く反時計方向に回
転している。つまり、翼片15は吐出口16a側
で脱穀装置1側の側壁5bに向けて回転してい
る。
また、上記穀粒タンク5の側壁5bの吐出口1
6aと近接した部位には、オーバーフローロ17
を設けてあり、このオーバーフローロ17は上部
を蝶着した開閉蓋18により覆われている。
6aと近接した部位には、オーバーフローロ17
を設けてあり、このオーバーフローロ17は上部
を蝶着した開閉蓋18により覆われている。
次に作用について説明すると、揚穀筒10によ
つて揚送された穀粒は翼片15によつて穀粒タン
ク5内の取出口x側に第4図の鎖線aで示す如く
充填され、次いで取出口yにも充填されて鎖線b
で示す部位まで堆積すると、この堆積した穀粒自
体が案内壁となるため、それ以後に揚送された穀
粒は翼片15によつて矢印Cで示す如くオーバー
フローロ17に向けて投擲され、この投擲された
穀粒の押圧力と順次堆積した穀粒の側圧とが開閉
蓋18に負荷されることとなり、それにより開閉
蓋18が第2図及び第3図に示す如く開かれて穀
粒はオーバーフローし、オーバーフローロ17か
ら流出した穀粒は傾斜した樋19内を流下し、穀
粒が充填されている籾袋8の次の空袋8′に流入
して回収される。
つて揚送された穀粒は翼片15によつて穀粒タン
ク5内の取出口x側に第4図の鎖線aで示す如く
充填され、次いで取出口yにも充填されて鎖線b
で示す部位まで堆積すると、この堆積した穀粒自
体が案内壁となるため、それ以後に揚送された穀
粒は翼片15によつて矢印Cで示す如くオーバー
フローロ17に向けて投擲され、この投擲された
穀粒の押圧力と順次堆積した穀粒の側圧とが開閉
蓋18に負荷されることとなり、それにより開閉
蓋18が第2図及び第3図に示す如く開かれて穀
粒はオーバーフローし、オーバーフローロ17か
ら流出した穀粒は傾斜した樋19内を流下し、穀
粒が充填されている籾袋8の次の空袋8′に流入
して回収される。
本考案は前述のように脱穀装置の側部から起立
した揚穀筒の上端部を穀粒タンク内に、前記脱穀
装置寄りの一方の下方から挿入し、該揚穀筒の上
部に取付けたケーシングの吐出口を他方に向けて
開口させ、該ケーシング内に、その吐出口側で脱
穀装置に向けて回動する翼片を軸支し、前記穀粒
タンクの脱穀装置側にある側壁のケーシングの吐
出口と近接した部位に、開閉蓋を有するオーバー
フローロを設けたので、穀粒タンクが満杯になる
と、揚送されて翼片により投擲された穀粒は、既
に投入された穀粒の堆積面に案内されて開閉蓋に
向けて投擲されることとなり、この投擲される穀
粒の押圧力と順次開閉蓋の内側面に沿つて堆積す
る穀粒の押圧力とが開閉蓋に負荷されてケーシン
グ内に穀粒が詰る前に前記開閉蓋が確実に開き、
従来のもののように穀粒が穀粒タンク内でブリツ
ジ現象を起したり、ケーシング内に詰つた穀粒が
翼片により無理に掻き回されて脱したり損傷し
たりするのを確実に防止することができ、かつ、
穀粒タンク内に充填された穀粒を取出す時、前記
のようにブリツジ現象が発生しないので取出し不
能となることがなく、容易に流出させることがで
きる。
した揚穀筒の上端部を穀粒タンク内に、前記脱穀
装置寄りの一方の下方から挿入し、該揚穀筒の上
部に取付けたケーシングの吐出口を他方に向けて
開口させ、該ケーシング内に、その吐出口側で脱
穀装置に向けて回動する翼片を軸支し、前記穀粒
タンクの脱穀装置側にある側壁のケーシングの吐
出口と近接した部位に、開閉蓋を有するオーバー
フローロを設けたので、穀粒タンクが満杯になる
と、揚送されて翼片により投擲された穀粒は、既
に投入された穀粒の堆積面に案内されて開閉蓋に
向けて投擲されることとなり、この投擲される穀
粒の押圧力と順次開閉蓋の内側面に沿つて堆積す
る穀粒の押圧力とが開閉蓋に負荷されてケーシン
グ内に穀粒が詰る前に前記開閉蓋が確実に開き、
従来のもののように穀粒が穀粒タンク内でブリツ
ジ現象を起したり、ケーシング内に詰つた穀粒が
翼片により無理に掻き回されて脱したり損傷し
たりするのを確実に防止することができ、かつ、
穀粒タンク内に充填された穀粒を取出す時、前記
のようにブリツジ現象が発生しないので取出し不
能となることがなく、容易に流出させることがで
きる。
また、穀粒タンクの容量を揚穀筒の上部及びケ
ーシングを含む部位まで脱穀装置側全体を拡大し
て穀粒タンクの容量を増大することができるか又
は同じ容量でも穀粒タンクを脱穀装置に接近させ
て機体幅を狭く構成することができる。
ーシングを含む部位まで脱穀装置側全体を拡大し
て穀粒タンクの容量を増大することができるか又
は同じ容量でも穀粒タンクを脱穀装置に接近させ
て機体幅を狭く構成することができる。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はコンバインの斜視図、第2図は穀粒タン
クの斜視図、第3図は穀粒タンクが満杯となつた
状態を示す背面図、第4図は要部の断面図であ
る。 1……脱穀装置、5……穀粒タンク、5b……
側壁、10……揚穀筒、12……揚穀螺旋軸、1
5……翼片、17……オーバーフローロ、18…
…開閉蓋。
第1図はコンバインの斜視図、第2図は穀粒タン
クの斜視図、第3図は穀粒タンクが満杯となつた
状態を示す背面図、第4図は要部の断面図であ
る。 1……脱穀装置、5……穀粒タンク、5b……
側壁、10……揚穀筒、12……揚穀螺旋軸、1
5……翼片、17……オーバーフローロ、18…
…開閉蓋。
Claims (1)
- 脱穀装置の側部から起立した揚穀筒の上端部を
穀粒タンク内に、前記脱穀装置寄りの一方の下方
から挿入し、該揚穀筒の上部に取付けたケーシン
グの吐出口を他方に向けて開口させ、該ケーシン
グ内に、その吐出口側で脱穀装置に向けて回動す
る翼片を軸支し、前記穀粒タンクの脱穀装置側に
ある側壁のケーシングの吐出口と近接した部位
に、開閉蓋を有するオーバーフロー口を設けたこ
とを特徴とする穀粒タンクにおける安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP992880U JPH0122450Y2 (ja) | 1980-01-30 | 1980-01-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP992880U JPH0122450Y2 (ja) | 1980-01-30 | 1980-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56111752U JPS56111752U (ja) | 1981-08-28 |
JPH0122450Y2 true JPH0122450Y2 (ja) | 1989-07-04 |
Family
ID=29606561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP992880U Expired JPH0122450Y2 (ja) | 1980-01-30 | 1980-01-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0122450Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59159236U (ja) * | 1983-04-12 | 1984-10-25 | 三菱農機株式会社 | コンバインにおける穀粒タンク |
-
1980
- 1980-01-30 JP JP992880U patent/JPH0122450Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56111752U (ja) | 1981-08-28 |
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