JP3350943B2 - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置

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JP3350943B2
JP3350943B2 JP31577791A JP31577791A JP3350943B2 JP 3350943 B2 JP3350943 B2 JP 3350943B2 JP 31577791 A JP31577791 A JP 31577791A JP 31577791 A JP31577791 A JP 31577791A JP 3350943 B2 JP3350943 B2 JP 3350943B2
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正美 大崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインの
穀装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの脱穀装置において
は、脱穀装置にて脱穀され扱網から漏下した脱穀物は、
一番選別部で選別される一番処理物と二番選別部で選別
される二番処理物とに分別され、各々一番処理物である
一番穀粒はこの穀粒を上方側へ揚送するスクリュ−コン
ベアを内装した一番揚穀装置により穀粒貯留タンクへ収
納され、二番処理物は扱室か処理室又は選別室へ還元す
るスクリュ−コンベアを内装した二番揚穀装置により還
元揚送される形態のものが殆どであり、これら一番又は
二番揚穀装置は脱穀装置の側壁に、一番受樋の終端部に
一番揚穀装置が、二番受樋の終端部に二番揚穀装置が装
着固定されているのが一般的である。
【0003】また、例えば実開昭59−119139号
のマイクロフィルムに記載されているように、側壁の一
側に揚穀装置を立設した脱穀装置において、この揚穀装
置を該側壁と独立して外側方へ回動可能に設けたコンバ
イン等の脱穀装置も知られている。
【0004】尚、実願昭59−36557号(実開昭6
0−147243号)のマイクロフィルムには、一番揚
穀装置を一番受樋から分離して穀粒貯留タンクと共に上
方回動可能に構成する技術が開示されている。 また、実
願昭60−155127号(実開昭62−64236
号)のマイクロフィルムには、脱穀装置の二番揚穀装置
設置側の側部を被うカバ−を開閉自在に設ける技術が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
一番又は二番揚穀装置は、脱穀装置の側壁の一側に固定
的に立設されているため、この一番又は二番揚穀装置自
体のメンテナンスを容易に行うことができないうえ、こ
の一番又は二番揚穀装置の設置側から脱穀装置内部のメ
ンテナンスを行う際に、この一番又は二番揚穀装置が邪
魔となって該脱穀装置内部のメンテナンスも容易に行う
ことができない欠点がある。
【0006】また、上記実開昭59−119139号の
マイクロフィルムに記載された考案は、揚穀装置を回動
可能に設けることにより、該揚穀装置上部の放出口を籾
タンクに連通して穀粒を貯留させる収穫作業状態と、該
揚穀装置上部の放出口を運搬車の荷台上に位置させて穀
粒を排出する穀粒排出作業状態とに切り換え自在とする
ことを目的としたものであって、本願発明のように、揚
穀装置自体のメンテナンスや脱穀装置内部のメンテナン
スを容易化することを目的としてはおらず、況んや、揚
穀装置を回動させることによって脱穀装置内部のメンテ
ナンスが容易化されるという技術思想は示唆すらされて
いない。
【0007】従って、仮に、脱穀装置の側壁に脱穀部窓
蓋又は選別部窓蓋を開閉可能に設ける技術が公知であっ
たとしても、当該技術と上記実開昭59−119139
号のマイクロフィルムに記載された考案とを組み合わせ
て、揚穀装置を、側壁に設ける脱穀部窓蓋又は選別部窓
蓋と一体的に外側方へ回動可能に設けた構成とすること
はできず、一番又は二番揚穀装置の設置側から脱穀装置
内部のメンテナンスを行う際に、この一番又は二番揚穀
装置が邪魔となって該脱穀装置内部のメンテナンスを容
易に行うことができない欠点が残る。
【0008】尚、上述の実願昭59−36557号(実
開昭60−147243号)のマイクロフィルムや実願
昭60−155127号(実開昭62−64236号)
のマイクロフィルムには、一番揚穀装置及び二番揚穀装
置を夫々横倒し回動させ得る技術思想は存しない。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次のような技術的手段を講じ
る。即ち、穀稈を扱室5に供給して扱胴6によって脱穀
すべく脱穀部7を構成すると共に、扱網8から漏下する
脱穀処理物を比重選別する揺動選別装置9と風選別用の
選別風を起風する唐箕10と選別後の塵埃を機外に排塵
する排塵ファン11とを有した選別部12を前記脱穀部
7の下方から後方に亘って設け、該選別部12からの一
番処理物を機体横外側に搬出する一番スクリューコンベ
ア13を内装した一番受樋14と前記選別部12からの
二番処理物を機体横外側に搬出する二番スクリューコン
ベア15を内装した二番受樋16とを選別部12の底部
に設け、前記一番受樋14に一番揚穀装置2を接続し前
記二番受樋16に二番揚穀装置3を接続して構成したコ
ンバインの脱穀装置において、前記一番受樋14の終端
部に揚穀固定ケ−ス17の一側の端面を接続固着し、該
揚穀固定ケ−ス17を脱穀装置4の側壁1との間に前記
二番揚穀装置3を位置させうるだけの間隔をおいてL字
状に形成し、該揚穀固定ケ−ス17の内部において前記
一番スクリュ−コンベア13の一番コンベア軸18の終
端部と中継スクリュ−コンベア20の中継コンベア軸2
1の一端部とをベベルギヤ24,25連動させ、前記揚
穀固定ケ−ス17の他側の回動端面26に、L字状に形
成した揚穀回動ケ−ス28の一側の 端面を摺接回動可能
に回動ガイド27により支承して設け、該揚穀回動ケ−
ス28の内部において前記中継コンベア軸21の他端部
と一番揚穀スクリュ−コンベア19の一番揚穀コンベア
軸29の下端部とをベベルギヤ32,33連動させ、前
記揚穀回動ケ−ス28の他側の端面に前記一番揚穀スク
リュ−コンベア19を内装する一番揚穀筒34を接続し
て該一番揚穀筒34を脱穀装置4の側壁1から遠ざかる
方向へ横倒しに回動可能に構成し、該一番揚穀筒34の
上端部に設けた穀粒排出孔37を穀粒貯留タンクに着脱
可能に接続し、前記脱穀装置4の側壁1の前記脱穀部7
と対応する部分に前記扱網8を外部へ脱着可能とする方
形状に開放した窓を設け、該窓に脱穀部窓蓋38をワン
タッチロック43により着脱自在に装着して該脱穀部窓
蓋38を前記一番揚穀筒34に取り付け、一方、前記二
番揚穀装置3の二番揚穀筒42を前記一番揚穀筒34と
同様に横倒しに回動可能に構成して前記脱穀装置4の側
壁1の前記選別部12と対応する部分に二番処理物を還
元させるべく前記脱穀装置4の側壁1と前記一番揚穀装
置2との間において該一番揚穀装置2と側面視において
交差するように斜設して設け、前記脱穀装置4の側壁1
の前記選別部12と対応する部分に前記揺動選別装置9
を外部へ脱着可能とする範囲を開放した窓を設け、該窓
に選別部窓蓋40をワンタッチロック43により着脱自
在に装着して該選別部窓蓋40を前記二番揚穀筒42に
取り付けて、前記脱穀部窓蓋38のワンタッチロック4
3を外して一番揚穀筒34と共に該脱穀部窓蓋38も横
倒しに回動させることによって前記扱網8を脱穀装置4
の側壁1に設けた窓から外方へ取り出せる状態とした後
に、前記選別部窓蓋40のワンタッチロック43を外し
て二番揚穀筒42と共に該選別部窓蓋40も横倒しに回
動させることによって前記揺動選別装置9を脱穀装置4
の側壁1に設けた窓から外方へ取り出せる状態とするこ
とができるように構成したことを特徴とするコンバイ
脱穀装置の構成とする。
【0010】これにより、脱穀部窓蓋38のワンタッチ
ロック43を外して一番揚穀筒34を脱穀装置4の側壁
1から遠ざかる方向へ横倒し回動させることによって脱
穀部窓蓋38も横倒しに回動し、扱網8を脱穀装置4の
側壁1に設けた窓から外方へ取り出せる状態となる。ま
た、この状態において一番揚穀装置2自体のメンテナ
スも可能となる。
【0011】そして、この後、選別部窓蓋40のワンタ
ッチロック43を外して二番揚穀筒42を横倒し回動さ
せることによって選別部窓蓋40も横倒しに回動し、揺
動選別装置9を脱穀装置4の側壁1に設けた窓から外方
へ取り出せる状態となる。また、この状態において二番
揚穀装置3自体のメンテナンスも可能となる。
【0012】また、メンテナンス終了後、二番揚穀筒4
2を斜設姿勢に復帰回動させ、選別部窓蓋40を脱穀装
置4の側壁1に設けた窓に装着してワンタッチロック4
3をロックさせることにより、該二番揚穀装置3の二番
揚穀筒42が、脱穀装置4の側壁1の選別部12と対応
する部分に二番処理物を還元させるべく斜設状態に保持
される。従って、該二番揚穀筒42を脱穀作業状態に保
持するための固定手段を前記のワンタッチロック43以
外に別途設ける必要が少ない。
【0013】そして、この後、一番揚穀筒34を縦姿勢
に復帰回動させ、脱穀部窓蓋38を脱穀装置4の側壁1
に設けた窓に装着してワンタッチロック43をロックさ
せることにより、該一番揚穀装置2の一番揚穀筒34
が、該一番揚穀筒34の上端部に設けた穀粒排出孔37
を穀粒貯留タンクに接続できる状態に保持される。従っ
て、該一番揚穀筒34を脱穀作業状態に保持するための
固定手段を前記のワンタッチロック43以外に別途設け
る必要が少ない。
【0014】
【発明の効果】この発明によると、脱穀部窓蓋38のワ
ンタッチロック43を外して一番揚穀筒34を脱穀装置
4の側壁1から遠ざかる方向へ横倒し回動させることに
よって脱穀部窓蓋38も横倒しに回動させ、扱網8を脱
穀装置4の側壁1に設けた窓から外方へ取り出して該扱
網8のメンテナンスを容易に行うことができるうえに、
この状態において一番揚穀装置2自体のメンテナンスも
容易に行うことができる。
【0015】そして、この後、選別部窓蓋40のワンタ
ッチロック43を外して二番揚穀筒42を横倒し回動さ
せることによって選別部窓蓋40も横倒しに回動させ、
揺動選別装置9を脱穀装置4の側壁1に設けた窓から外
方へ取り出して該揺動選別装置9のメンテナンスを容易
に行うことができるうえに、この状態において二番揚穀
装置3自体のメンテナンスも容易に行うことができる。
【0016】以上により、脱穀装置4のメンテナンスを
容易化して脱穀作業の能率を向上させることができるも
のである。 また、メンテナンス終了後は、二番揚穀筒4
2を斜設姿勢に復帰回動させ、選別部窓蓋40を脱穀装
置4の側壁1に設けた窓に装着してワンタッチロック4
3をロックさせることにより、該二番揚穀装置3の二番
揚穀筒42を、脱穀装置4の側壁1の選別部12と対応
する部分に二番処理物を還元させるべく斜設状態に保持
することができる。
【0017】そして、この後、一番揚穀筒34を縦姿勢
に復帰回動させ、脱穀部窓蓋38を脱穀装置4の側壁1
に設けた窓に装着してワンタッチロック43をロックさ
せることにより、該一番揚穀装置2の一番揚穀筒34
を、該一番揚穀筒34の上端部に設けた穀粒排出孔37
を穀粒貯留タンクに接続できる状態に保持することがで
きる。
【0018】以上により、一番揚穀筒34及び二番揚穀
筒42を脱穀作業状態に保持するための固定手段を前記
のワンタッチロック43,43以外に別途設ける必要が
少なく、部品点数を少なくして安価に提供することがで
きるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて具体的に説明する。図1はコンバインに
搭載した脱穀装置4の側面図を示すもので、刈取穀稈が
扱室5に供給されて回動する扱胴6によって脱穀される
ように脱穀部7を構成すると共に、扱網8から漏下する
脱穀処理物を比重選別する揺動選別装置9と、風選別す
る選別風とを起風する唐箕10と、選別後の塵埃を機外
に排塵する排塵ファン11とを有した選別部12を該脱
穀部7の下方から後方に亘り設けて構成する。そして、
該選別部12からの一番処理物つまり一番穀粒を機体横
外側に搬出する一番スクリューコンベア13を内装する
一番受樋14と、該選別部12からの二番処理物を機体
横外側に搬出する二番スクリューコンベア15を内装す
る二番受樋16とを該選別部12の底部に設けると共
に、該一番受樋14から一番揚穀装置2に、また該二番
受樋16から二番揚穀装置3に各々接続して構成する。
【0020】また、該一番又は二番揚穀装置2,3への
接続は、該一番受樋14又は二番受樋16の終端部へ揚
穀固定ケース17を各々接続固着させるものであり、こ
れから後の説明は、該一番又は二番揚穀装置2,3が同
一構成のものであるから、ここでは該一番揚穀装置2に
ついてのみ説明を行う。該揚穀固定ケース17は外形が
前記脱穀装置4の側壁1との間に該二番揚穀装置3を位
置させうるだけの間隔をおいてL字状に形成されてお
り、このL字状の内部に前記一番スクリューコンベア1
3の一番コンベア軸18の終端部と、該一番スクリュー
コンベア13と該一番揚穀装置2に内装された一番揚穀
スクリューコンベア19との中継ぎをする中継スクリュ
ーコンベア20の中継コンベア軸21の一端部とを、各
々支承する一番コンベア終端軸受22と中継コンベア入
口軸受23とをL字状に配置し、この一番コンベア軸受
22から突出させた該一番コンベア軸18の軸端と、該
中継コンベア入口軸受23から突出させた該中継コンベ
ア軸21の軸端とに、各々一番ベベルギヤ24と中継入
口ベベルギヤ25とを噛合い可能に軸着させて構成す
る。
【0021】また、前記揚穀固定ケース17の前記一番
受樋14に固着させた端面とは反対側の円形状の回動端
面26に、回動ガイド27により支承されて摺接回動す
る該揚穀固定ケース17と同径の円形状の端面を有する
外形が可能範囲短小のL字状を形成する揚穀回動ケース
28を設け、このL字状の内部に前記中継コンベア軸2
1の他端部と、前記一番揚穀コンベア軸29の始端部と
なる下端部とを、各々支承する中継コンベア出口軸受3
0と一番揚穀コンベア下端軸受31とをL字状に配置
し、この中継コンベア出口軸受30から突出させた該中
継コンベア軸21の軸端と、該一番揚穀コンベア下端軸
受31から突出させた該一番揚穀コンベア軸29の軸端
とに、各々中継ベベルギヤ32と一番揚穀ベベルギヤ3
3とを噛合い可能に軸着させて構成する。
【0022】また、前記揚穀回動ケース28の回動端面
と反対側の端面から前記一番揚穀スクリューコンベア1
9を内装させる円筒状の一番揚穀筒34を、該一番揚穀
スクリューコンベア19と同一長さに延長してその終端
部となる上端部を蓋板で閉塞し、この蓋板に設けた一番
揚穀コンベア上端軸受35によって前記一番揚穀コンベ
ア軸29を支承すると共に、該一番揚穀スクリューコン
ベア19の上端部に設けた穀粒跳出し羽根36と対応す
る部分に穀粒排出孔37を設け、この穀粒排出孔37を
穀粒貯留タンク(図面省略)に着脱可能に接続して構成
する。
【0023】また、前記二番揚穀装置3は前記側壁1と
前記一番揚穀装置2との間に、前記二番受樋16から例
えば該側壁1の前記選別部12と対応する部分に二番処
理物を還元させるべく斜設装着されている以外は、該一
番揚穀装置2と同様な構成であるから説明は省略する。
【0024】また、該側壁1の前記脱穀部7と対応する
部分に、前記扱網8を外部へ脱着可能なる範囲例えば方
形状に開放できる窓を設け、この窓に脱穀部窓蓋38を
ワンタッチロック43により着脱自在に装着すると共
に、この脱穀部窓蓋38に前記一番揚穀筒34を取付す
る脱穀部窓蓋取付板39を該一番揚穀筒34に固着して
構成する。
【0025】また、該側壁1の前記選別部12と対応す
る部分に、前記揺動選別装置9を外部へ脱着可能なる範
囲開放できる窓を設け、この窓に選別部窓蓋40をワン
タッチロック43により着脱自在に装着すると共に、こ
の選別部窓蓋40に前記二番揚穀装置3を取付する選別
部窓蓋取付板41を二番揚穀筒42に固着して構成す
る。
【0026】次に以上の構成による作用について説明す
る。脱穀装置4の脱穀部7に搬送された刈取穀稈は扱室
5に供給され扱胴6によって脱穀処理され扱網8から漏
下した脱穀物は、選別部12の揺動選別装置9上に落下
し、この揺動選別装置9による比重選別と唐箕10によ
る風選別とによって一番処理物つまり一番穀粒と二番処
理物とに分別される。
【0027】また、この選別された一番穀粒は一番受樋
14に流入し、該一番受樋14に内装された一番スクリ
ューコンベア13によって該一番受樋14の終端部へ搬
送され、この終端部から更に揚穀固定及び回動ケース1
7,28に内装された中継スクリューコンベア20に中
継ぎされ、この中継スクリューコンベア20の中継ぎ搬
送によって、一番揚穀筒34に内装された一番揚穀スク
リューコンベア19に引継がれて揚送され、該一番揚穀
筒34終端部の穀粒排出孔37から該一番揚穀スクリュ
ーコンベア19終端部の穀粒跳出し羽根36によって穀
粒貯留タンクに送り込まれる。
【0028】また、前記選別された二番処理物は二番受
樋16に流入し、該二番受樋16に内装された二番スク
リューコンベア15によって該二番受樋16の終端部へ
搬送され、この終端部から更に揚穀固定及び回動ケース
17,28に内装された中継スクリューコンベア20に
中継ぎされ、この中継スクリューコンベア20の中継ぎ
搬送によって、二番揚穀装置3に引継がれて揚送され、
前記選別部12の揺動選別装置9の棚上に還元される。
【0029】このような作用を行う一番又は二番揚穀装
置2,3にメンテナンスの必要が生じた場合には、先づ
穀粒貯留タンクから前記一番揚穀筒34の穀粒排出孔3
7を離脱させ、前記揚穀固定ケース17を支点として前
記揚穀回動ケース28の回動により該一番揚穀筒34を
側壁1から遠ざかる方向へ横倒しに回動させて、横方向
に倒れた低い位置の該一番揚穀筒34の終端部から蓋板
と一番揚穀コンベア上端軸受35を取外して、前記一番
揚穀スクリューコンベア19を簡単容易にかつ安全に外
部へ取り出すことができる。
【0030】また、該一番揚穀筒34を横倒しにした
後、二番揚穀筒42を該一番揚穀筒34に準じて横倒し
に回動させることにより、該一番揚穀筒34と同様簡単
容易にかつ安全に外部への取り出しを行うことができ
る。また、該一番揚穀筒34に脱穀部窓蓋取付板39に
より脱穀部窓蓋38を取付け、該窓蓋38のワンタッチ
ロック43を外し該一番揚穀筒34と共に該窓蓋38も
横倒しに回動させることにより、前記扱網8を該窓蓋3
8から容易に外方へ取り出しうるようにしてもよい(図
2)。
【0031】また、該二番揚穀筒42に選別部窓蓋取付
板41により選別部窓蓋40を取付け、該窓蓋40のワ
ンタッチロック43を外し該二番揚穀筒42と共に該窓
蓋40を横倒しに回動させることにより、前記揺動選別
装置9及び棚板等を該窓蓋40から容易に外方へ取り出
しうるようにしてもよい(図2)。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインに搭載した脱穀装置の側面図。
【図2】コンバインに搭載した脱穀装置の一番及び二番
揚穀筒の回動作用を示した一部の平面図。
【図3】脱穀装置における揚送装置の詳細平断面図。
【符号の説明】
1 側壁 2 一番揚穀装置 3 二番揚穀装置 4 脱穀装置 扱室 扱胴 脱穀部 扱網 揺動選別装置 10 唐箕 11 排塵ファン 12 選別部 13 一番スクリュ−コンベア 14 一番受樋 15 二番スクリュ−コンベア 16 二番受樋 17 揚穀固定ケ−ス 18 一番コンベア軸 19 一番揚穀スクリュ−コンベア 20 中継スクリュ−コンベア 21 中継コンベア軸 24 ベベルギヤ 25 ベベルギヤ 26 回動端面 27 回動ガイド 28 揚穀回動ケ−ス 29 一番揚穀コンベア軸 32 ベベルギヤ 33 ベベルギヤ 34 一番揚穀筒 37 穀粒排出孔 38 脱穀部窓蓋 40 選別部窓蓋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀稈を扱室5に供給して扱胴6によって
    脱穀すべく脱穀部7を構成すると共に、扱網8から漏下
    する脱穀処理物を比重選別する揺動選別装置9と風選別
    用の選別風を起風する唐箕10と選別後の塵埃を機外に
    排塵する排塵ファン11とを有した選別部12を前記脱
    穀部7の下方から後方に亘って設け、該選別部12から
    の一番処理物を機体横外側に搬出する一番スクリューコ
    ンベア13を内装した一番受樋14と前記選別部12か
    らの二番処理物を機体横外側に搬出する二番スクリュー
    コンベア15を内装した二番受樋16とを選別部12の
    底部に設け、前記一番受樋14に一番揚穀装置2を接続
    し前記二番受樋16に二番揚穀装置3を接続して構成し
    たコンバインの脱穀装置において、前記一番受樋14の
    終端部に揚穀固定ケ−ス17の一側の端面を接続固着
    し、該揚穀固定ケ−ス17を脱穀装置4の側壁1との間
    に前記二番揚穀装置3を位置させうるだけの間隔をおい
    てL字状に形成し、該揚穀固定ケ−ス17の内部におい
    て前記一番スクリュ−コンベア13の一番コンベア軸1
    8の終端部と中継スクリュ−コンベア20の中継コンベ
    ア軸21の一端部とをベベルギヤ24,25連動させ、
    前記揚穀固定ケ−ス17の他側の回動端面26に、L字
    状に形成した揚穀回動ケ−ス28の一側の端面を摺接回
    動可能に回動ガイド27により支承して設け、該揚穀回
    動ケ−ス28の内部において前記中継コンベア軸21の
    他端部と一番揚穀スクリュ−コンベア19の一番揚穀コ
    ンベア軸29の下端部とをベベルギヤ32,33連動さ
    せ、前記揚穀回動ケ−ス28の他側の端面に前記一番揚
    穀スクリュ−コンベア19を内装する一番揚穀筒34を
    接続して該一番揚穀筒34を脱穀装置4の側壁1から遠
    ざかる方向へ横倒しに回動可能に構成し、該一番揚穀筒
    34の上端部に設けた穀粒排出孔37を穀粒貯留タンク
    に着脱可能に接続し、前記脱穀装置4の側壁1の前記脱
    穀部7と対応する部分に前記扱網8を外部へ脱着可能と
    する方形状に開放した窓を設け、該窓に脱穀部窓蓋38
    をワンタッチロック43により着脱自在に装着して該脱
    穀部窓蓋38を前記一番揚穀筒34に取り付け、一方、
    前記二番揚穀装置3の二番揚穀筒42を前記一番揚穀筒
    34と同様に横倒しに 回動可能に構成して前記脱穀装置
    4の側壁1の前記選別部12と対応する部分に二番処理
    物を還元させるべく前記脱穀装置4の側壁1と前記一番
    揚穀装置2との間において該一番揚穀装置2と側面視に
    おいて交差するように斜設して設け、前記脱穀装置4の
    側壁1の前記選別部12と対応する部分に前記揺動選別
    装置9を外部へ脱着可能とする範囲を開放した窓を設
    け、該窓に選別部窓蓋40をワンタッチロック43によ
    り着脱自在に装着して該選別部窓蓋40を前記二番揚穀
    筒42に取り付けて、前記脱穀部窓蓋38のワンタッチ
    ロック43を外して一番揚穀筒34と共に該脱穀部窓蓋
    38も横倒しに回動させることによって前記扱網8を脱
    穀装置4の側壁1に設けた窓から外方へ取り出せる状態
    とした後に、前記選別部窓蓋40のワンタッチロック4
    3を外して二番揚穀筒42と共に該選別部窓蓋40も横
    倒しに回動させることによって前記揺動選別装置9を脱
    穀装置4の側壁1に設けた窓から外方へ取り出せる状態
    とすることができるように構成したことを特徴とするコ
    ンバインの脱穀装置。
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