JP3186170B2 - 脱穀扱胴の展開装置 - Google Patents

脱穀扱胴の展開装置

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JP3186170B2
JP3186170B2 JP02647592A JP2647592A JP3186170B2 JP 3186170 B2 JP3186170 B2 JP 3186170B2 JP 02647592 A JP02647592 A JP 02647592A JP 2647592 A JP2647592 A JP 2647592A JP 3186170 B2 JP3186170 B2 JP 3186170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脱穀扱胴の展開装置
に関し、脱穀室内に脱穀物が詰ったり、脱穀室内の掃除
をしたり、脱穀網の交換等を行うとき、この脱穀室内の
室側へ大きく展開させて、メンテナンスの容易化を図る
ものである。コンバインやハーベスタ等の脱穀装置に利
用できる。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】扱胴
を扱室カバー等と共に上方へ開く形態があるが、扱胴の
開きが小さく、メンテナンスが行い難い。このため、こ
の発明では、扱胴を脱穀室の前方上方へ斜めに回動させ
て、脱穀室内を大きく開くものであるが、扱胴が扱胴カ
バーやフィードチエン等の機枠とは独立した展開形態と
なるため、安定した支持構成としなければならない。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、扱胴軸1を
軸受けする前板2及び後板3と、この扱胴4の左右両側
に沿って該前板2と後板3との間を連結すると共に扱胴
4との間に脱穀抵抗を与える側板5,6とにより、囲桁
状に扱胴枠7を構成し、この扱胴枠7を、上側には開閉
自在の扱胴カバー8を有し穀稈移送口9側には外側へ退
避自在のフィードチエン10を有した脱穀室11に、前
方上方へ展開可能に枢支してなる脱穀扱胴の展開装置の
構成とする。
【0004】
【作用、及び発明の効果】扱胴枠7を脱穀室11内に位
置させた状態で、しかも、フィードチエン10、及び扱
胴カバー8等を閉じた状態で、扱胴軸1を連動して脱穀
を行う。フィードチエン10によって移送される穀稈
は、前板2側から脱穀室11内へ供給されて、扱胴4の
回転により、下側の脱穀網や、左右両側の側板5,6等
との間において脱穀抵抗を受けながら、脱穀作用を受け
る。脱穀される排稈は、フィードチエン10によって後
板3から後側へ排出される。
【0005】脱穀室11や扱胴4自体等のメンテナンス
を行うときは、扱胴カバー8を上方へ開き、フィードチ
エン10を外側方へ開き、扱胴枠7を前方上方へ回動さ
せることによって、脱穀室11内の底部にある脱穀網等
を露出させる。このため、脱穀室11内の掃除や脱穀網
の交換、扱胴4と側板5,6等との間の詰りわらの除
却、更にはこれら側板5,6等に取付けられる切刃等の
保守等を簡単に、容易に行うことができる。しかも、こ
のように扱胴枠7が独立的に回動して開閉できる構成で
あっても、扱胴4を囲桁状に囲繞して軸支するものであ
るから、安定した支持構成とすることができる。
【0006】
【実施例】脱穀機枠は、ほゞ箱形態として、上部に脱穀
室11や、吸引排塵機12、排稈室13、及び排稈カッ
ター14等を設け、下部に揺動選別棚15を内装する選
別室16や、唐箕17の送風を案内する選別風路18等
を構成している。脱穀室11は、下側から穀稈移送口9
と反対の奥側に亘って半円筒状に脱穀網20を着脱自在
にして張設し、この奥側の機枠19に一体の前後支枠2
1,22に扱胴枠7を支持させ、又、奥側の機枠19上
部をヒンジ23として脱穀室11上部を開閉する扱胴カ
バー8を設け、手前側の穀稈移送口9に沿って前端側を
展開支軸24として後端側を手前側へ回動できるフィー
ドチエン10を設けている。
【0007】該扱胴枠7は、平面方形状で扱胴4の四周
を囲繞する囲桁状に構成し、この前、後板2,3間に扱
胴軸1の前後端部を軸受けする。左右側板5,6のうち
手前側の側板5は下縁を穀稈移送口9に沿わせ、内側に
は切刃25を配設し、扱胴4に付回りする脱穀物を案内
しながら長わらを切断処理する。又、奥側の側板6にも
同様の切刃26が配設されている。
【0008】扱胴枠7の支持構成は、前板2と奥側の側
板6との角部に、上端を奥側にするように傾斜させた展
開支軸27を設けて、この支軸27により支枠21に回
動自在に支持させる。又、扱胴枠7の後板3部には、該
回動によって支枠22側のソケット28に嵌脱する嵌合
ピン29と、支枠22側のフックピン30に係合できる
フック31とを設け、これらフック31のピン30に対
する係合によって、扱胴枠7が脱穀室11内に収容状態
にあることを維持する。又、このフック31の離脱によ
り扱胴枠7を支軸27回りに前方上方へ回動させること
によって、扱胴4等は穀稈移送口9下の脱穀網20等に
邪魔されることなく、前方へ大きく展開させることがで
きる。
【0009】穀稈移送口9の外側に沿って設けられるフ
ィードチエン10は、チエンフレーム32の前、後スプ
ロケット33,34、及び駆動スプロケット35等に巻
き掛けられて、このチエンフレーム32前端部を、脱穀
機枠19とは別体のコンバイン車体機枠に対して上下方
向の展開支軸24回りに回動させる構成である。又、こ
のチエンフレーム32の後端部は、脱穀機枠19に対し
て固定具36により、締付固定できる構成としている。
【0010】扱胴カバー8は、後部の排稈室13上部に
亘って覆う形態で、フィードチエン10上に対向して挟
扼杆37を有し、排稈室13部の排稈レール38に対向
しては、排稈チエン39を装着している。この扱胴カバ
ー8を閉鎖した状態では、フィードチエン10と挟扼杆
37との間で穀稈の株元部を挟持移送し、脱穀済排稈を
排稈レール38とチエン39との間で挟持移送して、後
端へ排送する構成としている。
【0011】選別室16の揺動選別棚15は、前記脱穀
網20の下方から吸引排塵機12の下方に亘って、揺動
自在に架設され、脱穀網20や後端の排出口40等から
漏下、排出される脱穀物を受けて、揺動移送しながら選
別する。唐箕17はこの揺動選別棚15を吸引排塵機1
2側へ吹き抜けるように送風して、風選を行い、選別風
路18底部の一番物取出樋41や二番物取出樋42等に
選別粒を受けさせて取出させる。
【0012】なお、扱胴軸1の伝動は、機枠19前部の
伝動軸43からベルト44伝動機構等を介して行い、
又、フィードチエン10の伝動は、車体上に架設の伝動
軸45から、カップリング46等を介して行うように連
動構成している。又、カップリング46は、フィードチ
エン10や扱胴カバー11の展開回動時に接合したり分
離できる。
【0013】このような脱穀装置のフィードチエン10
と反対の側には、車体上で脱穀機枠19等に固定した支
持フレーム48に対して、後端部を上下方向の支軸49
回りに回動自在に支持したグレンタンク50を設けてい
る。脱穀機枠19下方の前記一番物取出樋41の奥側端
に、一番物オーガ51を連設し、この一番物オーガ51
の上端を該グレンタンク50上にのぞませる。47は二
番物取出樋42の二番物を受けて揺動選別棚15へ還元
する二番物還元オーガである。
【0014】この一番物オーガ51は、一番物取出樋4
1の先端部に対して、上下方向のヒンジ52回りに回動
させて開閉自在とし、この開きによって移送詰りを掃除
できる。これら一番物オーガ51のオーガ軸53下端部
のカップリング54と、一番物取出樋41におけるオー
ガ軸55先端の連動ピン56との係合によって、オーガ
軸55側からオーガ軸53側へ伝動できる。57は一番
物取出樋41と一番物オーガ51との接合部である。5
8は一番物オーガ51下端部の伝動ケースである。59
はグレンタンク50上部の供給口67に対する一番物オ
ーガ51上端部の接合部である。この一番物オーガ51
の上部もヒンジ52によって前記支持フレーム48に対
して枢支されている。60はこの一番物オーガ上部のフ
ックであり、支持フレーム48のフックピン61に係合
させて、ヒンジ52回りの開閉回動を止めることができ
る。
【0015】なお、グレンタンク50の底部には穀粒排
出用のオーガ62を設け、グレンタンク50後側には、
このオーガ62から排出される穀粒を受けて揚送排出す
る排出オーガ63を旋回自由に支持フレーム48に支持
して設けている。64はグレンタンク50を支持フレー
ム48側へ固定するためのフックである。グレンタンク
50をヒンジ49回りに外側へ回動させて、一番物オー
ガ51をヒンジ52回りに回動させることによって、こ
れら一番物オーガ51や一番物取出樋41等における移
送詰りの掃除等、メンテナンスを容易化できる。
【0016】図9〜図11において、上例と異なる点
は、前後の支持フレーム48を上下、左右に段違い状に
構成したものである。なお、65はコンバインの車台、
66は操縦席である。前記カッター14は、穂先側端部
をヒンジ68回りに前後回動できるように取付られる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示す。
【図1】脱穀装置の斜面図。
【図2】側面図。
【図3】平面図。
【図4】その作用を示す平面図。
【図5】正面図。
【図6】グレンタンク部の作用を示す平面図。
【図7】その一部の平面図。
【図8】その一部の側面図。
【図9】一部別実施例を示す作用平面図。
【図10】その作用平面図。
【図11】その側面図。
【符号の説明】
1 扱胴軸 2 前板 3 後板 4 扱胴 5 側板 6 側板 7 扱胴枠 8 扱胴カバー 9 穀稈移送口 10 フィードチエン 11 脱穀室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴軸1を軸受けする前板2及び後板3
    と、この扱胴4の左右両側に沿って該前板2と後板3と
    の間を連結すると共に扱胴4との間に脱穀抵抗を与える
    側板5,6とにより、囲桁状に扱胴枠7を構成し、この
    扱胴枠7を、上側には開閉自在の扱胴カバー8を有し穀
    稈移送口9側には外側へ退避自在のフィードチエン10
    を有した脱穀室11に、前方上方へ展開可能に枢支して
    なる脱穀扱胴の展開装置。
JP02647592A 1992-02-13 1992-02-13 脱穀扱胴の展開装置 Expired - Fee Related JP3186170B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101395436B (zh) * 2006-03-10 2012-08-29 大金工业株式会社 空调装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101395436B (zh) * 2006-03-10 2012-08-29 大金工业株式会社 空调装置

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